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基本施策F2 高齢者が暮らしやすい地域づくりを進めます 長崎市│外部評価結果(平成29年度)

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全文

(1)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

42.0% 46.0% 目標値

指  標  名

目標値 34箇所

(26年度)

地域包括支援センター の認知度

達成率

区 分

高齢者ふれあいサロン 箇所数

基準値 (時期)

H30 H31

73.6% -

達成率 実績値

50.0% 34.0% 38.0%

216.5%

平成 29 年度 基本施策評価シート

作成日

福祉総務課、介護保険課、地域包括ケアシステム推進室

●「F2-1 地域包括ケアシステムの構築を進めます」については、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025 年には、高齢者数はピークを迎え、一人暮らし高齢者や認知症高齢者の増加も見込まれるため、住み慣れた地域で 暮らし続けていただけるよう、医療・介護の連携、自立支援に向けた介護予防・地域の支え合い体制の構築など、地 域の実情に即した「長崎版地域包括ケアシステム」の構築に向け取り組んでいる。今後の方向性について、地域包 括ケア推進協議会並びにその中の医療・介護連携部会及び予防・生活支援部会において、協議するとともに、地域 包括支援センターを中心とした地域ケア会議を開催し、地域で求められるニーズやそれらを実現するための課題を 把握した。

● 「F2-2 高齢者の社会参加を促進します」については、老人クラブ活動及びシルバー人材センターに対する支援 を行い、シルバー作品展及び高齢者ふれあいサロン等を行うとともに、介護予防ボランティアの育成やボランティア ポイント制度等を行うことで、高齢者の生きがいづくりにつながった。

● 「F2-3 地域の支援体制を構築します」については、友愛訪問や一人暮らし高齢者の実態把握調査の実施、高 齢者あんしんネットワーク協定の締結を行うとともに、認知症高齢者支援として、徘徊高齢者等SOSネットワーク事 業や認知症初期支援集中チーム事業の推進、認知症サポーターや認知症サポートリーダーの育成を行うことによ り、高齢者の地域での支え合いにつながった。

● 「F2-4 介護サービスの充実を図ります」については、第6期介護保険事業計画に基づき、地域密着型サービス を中心とした基盤整備を進め、高齢者が介護が必要な状態になっても、できる限り住み慣れた地域で生活を継続す ることに寄与した。

●成果指標の達成度

 基本施策については、2つの施策のうち、計画値の100%という目標値を1つしか達成できなかったため、Bとし た。

 個別施策については、10施策のうち、計画値の100%という目標値を5つを達成できたため、bとした。(F2-1につい ては2つの施策のうち1つを達成し、F2-2については、3つの施策のうち2つを達成し、F2-3については、2つの施策 を達成し、F2-4については、第6期計画のうち前年度までに完了した施策を除く残りの3つの施策を達成できなかっ た。)

 全体として、第6期介護保険事業計画に基づき、概ね順調に進んでいると判断する。

成 果 指 標

関 係 課 名

Bb 目標をほぼ達成しており、目的達成に向けて概ね順調に進んでいる

田中 美由紀 施策の目的

(対象と意図)

対    象 意      図

高齢者が 生きがいを持ち、地域で支え合い安心して暮らしている。

H28

98.0% 48

H32 74

56 81

49 67

H29

平成29年6月20日

基 本 施 策 F2 高齢者が暮らしやすい地域づくりを進めます

実績値

基本施策主管課名高齢者すこやか支援課 所属長名

基本施策の評価

(2)

●基本施策の評価「Bb」については所管評価のとおり。

●個別施策F2-2について、平成28年度の取組概要が6項目から構成されていることから、今後の取組方針につい てもそれに対応した6項目の記載を検討すること。

●個別施策F2-3の評価や今後の取組方針等に「ささえあい体制づくりの支援」の記載があるため、取組概要にも記 載すること。

●個別施策F2-4「家族介護者の支援」については、家族介護者に対する心のケアも重要であるため、今後はそのよ うな視点への問題意識をより高めて取組みを進めること。

二次評価(施策評価会議による評価)

今後の取組方針

●F2-1 地域包括ケアシステムの構築を進めます

 ・地域包括ケア推進協議会を継続して開催し、「長崎版地域包括ケアシステム」の構築に向けた検討を行い、地域 ごとに医療・ 介護・福祉の多職種連携を強化し、在宅医療や介護サービスを切れ目なく、一体的に提供する体制を 整備する。

 ・地域ケア会議等により地域の課題を抽出し、地域での支え合い体制づくりのため生活支援体制整備に取り組む。 ●F2-2 高齢者の社会参加を促進します

 ・高齢者の社会参加を促進するため、長崎市老人クラブ連合会と引き続き連携を図る。  ・身近な地域で活動できる高齢者ふれあいサロンを増設し支援する。

 ・高齢者ふれあいサロンサポーターや認知症サポートリーダー、介護老人福祉施設等で活動するボランティア等に 対し、高齢者の社会参加及び地域貢献を奨励・支援するため、ポイント制度を継続し、高齢者同士の支え合いを推 進する。

●F2-3 地域の支援体制を構築します

 ・一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が、地域で安心して暮らすことができるよう友愛訪問、一人暮らし高齢者 の実態把握調査、高齢者あんしんネットワーク協定や徘徊高齢者等SOSネットワーク事業の活用、認知症サポー ター、認知症サポートリーダーやボランティアの育成等、地域における支援体制の構築を図る。

●介護サービスの充実

 ・高齢者が介護が必要な状態になっても、できる限り住み慣れた地域で生活を継続できるよう、介護保険事業計画 に基づき、介護福祉基盤の着実な整備に努める。

長崎市総合計画審議会からの政策評価に関する意見

●長崎市包括ケアまちんなかラウンジについて、講演や講座を聴きに行って良かったといった声が聞かれるため、こ れからも推進してほしい。

●基本施策F2の成果指標「地域包括支援センターの認知度」については、既に平成28年度の実績値が平成32年度 の目標値を大きく上回っており、この目標値の設定では、成果指標として適切ではないと考えることから、今後、目標 値の見直しを検討してほしい。

長崎市総合計画審議会からの政策に関する提言・提案

●高齢者ふれあいサロンの参加条件の一つが65歳以上とのことだが、65歳以下の方も参加できたり、参加者自身 がまだ現役であるといった意識を持てるような工夫をしてはどうか。

●小規模多機能型居宅介護事業所の中には経営が厳しいところもあり、地域によっては業者が参入しないのではな いかという危惧がある。開設時のみの補助では経営が続かない恐れがあるため、開設後の運営費等の補助につい ても予算化等を検討してほしい。

●認知症初期支援集中チーム事業について、基本的な役割が明確になっていなかったことや、地域の精神科医と の連携が図られていなかったこと等の問題点に対する振り返りが足りないのではないか。

(3)

●長崎版地域包括ケアシステム構築に向けた取組み

 ・地域包括ケアシステム構築に向けて、医療・介護・福祉・法律・地域関係者で構成される地域包括ケア推進協議 会を開催し、検討を行った。

 ・地域包括ケアシステム構築の基盤整備を進めると共に、高齢・障害・子育て・生活困窮など複合的な課題にワン ストップで受け止め、支援をコーディネートする「多機関型包括的支援体制構築モデル事業」に取り組んだ。 ●在宅医療と介護連携

 ・退院支援から看取りまでの様々な局面において市民が安心して地域で生活できるよう、地域包括ケア推進協議 会の医療・介護連携部会において連携策や資源把握に関する協議を行った。

 ・包括ケアまちんなかラウンジを市民の医療・介護・福祉の総合相談窓口、在宅医療・介護連携の拠点として位置 付け、専門機関からの相談対応や在宅医療に関する市民への普及啓発を行った。

 ・医師をはじめとする専門職が、積極的に地域づくりに取り組むための協力体制を構築するため、多職種のチーム 化に取り組んだ。また、地域ごとに医師や主任ケアマネジャー、地域包括支援センター職員を交え「地域包括ケアシ ステム地域意見交換会」を開催した。

●多様な生活支援サービス等の確保

 ・市内20の日常生活圏域における多様な生活支援サービス等の支援体制を整備するため、地域包括ケア推進協 議会の予防・生活支援部会を第1層協議体とし、日常生活圏域毎に設ける第2層協議体や生活支援コーディネー ター配置の方向性や役割などの検討を行った。

●地域ケア会議の充実

 ・地域包括支援センターが中心となって、医師、介護事業所、民生委員、自治会長等が参加する地域ケア会議を開 催し、地域で求められるニーズやその実現のための課題の把握につながった。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F2-1 地域包括ケアシステムの構築を進めます

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図

高齢者が できる限り、その有する能力に応じ、自立した生活をしている。

個別施策主管課名地域包括ケアシステム推進室 所属長名 渋谷 浩司

平成28年度の取組概要

評価(成果・効果)

●長崎版地域包括ケアシステム構築に向けた取組み

 ・地域包括ケア推進協議会全体会を1回 、医療・介護連携部会と予防・生活支援部会(第1層協議体)を2回ずつ (計4回)開催し、課題の整理や今後の方向性などを共有した。

 ・複合的な課題に アウトリーチの考え方で取り組む多機関型地域包括支援センターを2箇所(相談支援包括化推 進員6名)設置し、延べ806件の相談支援や関係機関とのネットワーク構築に取り組むとともに、課題を抱える専門職 向けのパンフレット作成に取り組んだ。

●在宅医療と介護連携

 ・包括ケアまちんなかラウンジにおいて、医療・介護・福祉に関する総合相談窓口等の運営を行い、相談者2,349人 (うち専門職349人)への支援を行った。

 ・包括ケアまちんなかラウンジにおいて、医師、その他多職種を対象に在宅医療参加への動機づけを図るため「在 宅医療推進多職種連携研修会」を開催し、222人(うち医師29人)の参加があった。さらに在宅医療実践のノウハウや 情報提供を行う「在宅医療推進連携講座」を1回(5回シリーズ)開催し、延315人(うち医師62人)の参加があり、在宅 医療の裾野の拡大に取り組んだ。

 ・地域包括ケアシステム地域意見交換会を市内3か所で開催し、221人(医師115人、主任ケアマネジャー52人、包 括職員54人)が参加し、在宅医療に係る専門職のネットワーク作りにつながった。

●多様な生活支援サービス等の確保

 ・第2層(日常生活圏域毎)の協議体の設置について考え方を整理し、既存の話し合いの場の活用に向けて協議 が進んだ。

●地域ケア会議の充実

 ・地域ケア会議を平成27年度に比べ20回増となる110回開催した。

 ・地域ケア会議への参加者の職種が広がったほか、困難事例以外の自立支援事例を取り上げている。

(4)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32

地域ケア会議の開催回 数

54回 (26年度)

目標値 90 実績値 110 達成率 122.2%

目標値 12.7 13.3

110 120 120 120

実績値 10月予定

評価(問題点とその要因)

●長崎版地域包括ケアシステム構築に向けた取組み

 ・地域包括ケア推進協議会で2025年に向けて関係団体や行政の役割の整理を行っているが、早急なロードマップ 作成と各団体の役割の整理が必要である。

●在宅医療と介護連携

 ・医療と介護・福祉の連携や在宅医療の提供体制はまだ十分とはいえず、地域ごとに多職種がチームとなって連 携していく取組みが必要である。

●多様な生活支援サービス等の確保

 ・生活支援体制の構築において、第1層(市全域)の協議体を設置しているが、第2層(日常生活圏域)の協議体及 び生活支援支援コーディネーターの配置ができていない。

●地域ケア会議の充実

 ・開催回数は増加しているが、自立支援型のケア会議の開催が少ない。

今後の取組方針

●長崎版地域包括ケアシステム構築に向けた取組み

 ・地域包括ケア推進協議会を継続して開催し、「長崎版地域包括ケアシステム」の構築に向けた検討を行い、地域 ごとに医療・介護・福祉の多職種連携を強化し、在宅医療や介護サービスを切れ目なく、一体的に提供する体制を 整備する。

 ・高齢者の心身機能の低下予防・自立支援と社会参加に向けてリハビリ専門職が地域に積極的に関与する在宅 支援リハビリセンター推進事業を実施し、地域においては医療・介護等の関係職種が連携・協力して地域リハビリ テーション体制作りを行う。

●在宅医療と介護連携

 ・在宅医療を担う医師をはじめとする医療系専門職を対象に、在宅医療の実践に向けた研修を行う。

 ・多職種のチーム化への取組みを推進し、今後も「地域包括ケアシステム地域意見交換会」をさらに小地域ごとに 開催していく。

●多様な生活支援サービス等の確保

 ・生活支援体制整備事業の中で、日常生活圏域のニーズを把握する仕掛人である第2層生活支援コーディネー ター及び全市的に活動する第1層生活支援コーディネーターの配置に向けて具体的に検討する。

●地域ケア会議の充実

 ・研修会の開催等を企画し、各地域包括支援センターの資質向上を図り、より良い会議の開催に繋げる。特に、自 立支援型の地域ケア会議の開催に取り組む。

在宅での死亡率[暦年]

11.7% (25年)

達成率 #VALUE!

(5)

(事業名)

 在宅医療・介護連携推進事業費

 【地域包括ケアシステム推進室】

 【F9-2へ再掲】  

(事業目的)

 医療と介護の連携拠点として「長崎版地域包 括ケアシステム」の構築に向け、住民が医療や 介護が必要な状態になっても住みなれた地域 で安心して暮らし続けられるよう支援する。

(事業概要)

 1 医療・介護・福祉の総合相談支援  2 在宅医療・介護連携推進事業

 ア在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応 策の検討

 イ 切れ目のない在宅医療と在宅介護の提 供体制の構築推進

 ウ 在宅医療・介護連携に関する相談支援  エ 医療・介護関係者の研修

 オ 地域住民への普及啓発

 カ その他在宅医療・介護の連携推進に関す ること

 

 ※H27年度までは包括ケアまちんなかラウン ジ運営費としてF9-2に記載

 H28年度から機能強化

市民からの医療・介護・福祉の総合相談支援 に加えて、H28年度から医療・介護の連携拠点 と位置付けて、地域包括ケアに向けた多職種 連携など在宅医療・介護連携推進事業に取り 組んでいる。

成果指標及 び目標値の

説明

 多くの市民の相談に対応し、不安 や疑問を解消することが、安心した 生活を送ることにつながるため、相 談者数を成果指標とした。  目標値については、引き続き市 民への周知を図ったことなどから 前年度比5%増とした。

 在宅医療・介護連携の拠点とし て、市民や専門職からの相談に対 応し、医療や介護が必要な状態に なっても住み慣れた地域で安心し て暮らし続けることができるための 支援として、相談者数を成果指標 とした。

 目標値については、直近の伸び 率から前年度比10%増とした。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)  ・相談者実績  医    療:879人  難    病:967人  介護・福祉:262人  合    計:2,108人

(成果・課題等)

 医療・介護・福祉の総合相談窓 口として、療養を余儀なくされた患 者さんやご家族を支援することで、 安心した生活につなげた。  また、モデル地区における地域ケ ア会議への医師の派遣調整を行 い、円滑な運営を支援した。

(取組実績)  ・相談者実績

 医  療:989人(241人)  難    病:1,089人(95人)  介護・福祉:271人(13人)  合    計:2,349人(うち専門職 からの相談者349人)

 

(成果・課題等)

 医療機関のケースワーカーや開業医 等から訪問診療に関する問い合わ せや退院後の在宅ケア、通院支援 等の相談を受けつけ、切れ目のな い在宅医療、介護の連携へつなげ た。

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-1】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

1

(事業名)

 地域ケア会議推進事業費

【高齢者すこやか支援課】

(事業目的)

 要介護被保険者等への適切な支援を図るた め、必要な検討を行うとともに、支援対象被保 険者が地域において自立した日常生活を営む ために必要な支援体制に関する検討を行うこと を目的とする。

(事業概要)

 多職種協働による個別事例の検討等を地域 包括支援センターを中心に行い、地域のネット ワークの構築やケアマネジメントの支援を通し て、地域課題の把握し、課題の解決につなげ る。

実施年度 継続

成果指標

実績値 90 回 110 回

地域ケア会議の開催回数

目標値 70 回 90 回

成果指標及 び目標値の

説明

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 市内19の地域包括支援センター において90回実施した。

(成果・課題等)

 処遇困難ケースへの対応につい て、意見がなされ、支援につながっ た。

 課題としては、在宅医療と介護の 連携に係る事案が少ないため、事 案の抽出に検討が必要である。

(取組実績)

 市内20の地域包括支援センター において110回実施した。

(成果・課題等)

 処遇困難ケースへの対応につい て、意見がなされ、支援につながっ た。

 課題としては、自立支援型の事 案が少ないため、事案の抽出に検 討が必要である。

円 33,230,000

 要介護被保険者等の自立した生活を支援することを目的としているた め、関係者による地域ケア会議の開催回数を成果指標とした。  過去2年間の増加数を参考に、直近値から毎年度1箇所当たり1回増 を目標とする。(年間上限回数を6回とする。)

決算(見込)額 - 円 728,040 円

達成率 128.6 % 122.2 %

2

実施年度 継続

実績値 2,108 人 2,349 人

達成率 105.4 % 101.3 %

成果指標 相談者数

目標値 2,000 人 2,318 人

(6)

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F2-2 高齢者の社会参加を促進します

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図 高齢者が

できる限り要介護状態にならないよう、生きがいを持ち、自立した生 活をしている。

所属長名 田中 美由紀

●高齢者ふれあいサロンの開設支援

 ・未設置の小学校区に新たに3箇所開設し参加者も増加したため、高齢者の生きがいづくりにつながった。 ●老人クラブへの支援等・老人福祉センター及び老人憩の家の利用促進

 ・友愛訪問活動を行った老人クラブ数は平成27年度に比べ10減ったが、地域における支え合い活動につながっ た。(老人クラブ全体の82.5%が取り組んだ)

 ・高齢者による社会参加活動がスポーツ、趣味、地域行事等、老人クラブ以外に広がっている。

 ・多世代交流事業は平成27年度に比べ5回増加しており、高齢者の生きがいづくりにつながった。(前年度比 111.4%)

●シルバー作品展の開催

 ・手工芸品、絵画、書、写真等の出品数は、平成27年度に比べ80点減少したが、高齢者の作品発表の場となり、生 きがいにつながった。

 ・来場者数は平成27年度に比べ182人減少した。(前年度比85.9%)

 ・紙鉄砲づくりやハタづくり等の世代間交流イベントに参加した児童数は75人増え、高齢者の生きがいづくりにつな がった。(前年度比220.9%)

●交通費助成

 ・交通費助成を受けた者の割合は94.3%と高く、高齢者の社会参加の促進につながった。(前年度比100.4%) ●長崎市シルバー人材センターへの経営支援

 ・センターの安定的な経営につながった。 ●健康づくり推進員の育成【F7-1から再掲】

 ・健康づくり推進員の活動において、イベントや高齢者サロンなどの場で、各健康づくり関連団体の壁を越えて協働 した健康づくりの啓発活動ができた。健康づくり推進員の養成を継続して行い、平成28年度は253人の健康づくり推 進員を養成し、推進員全体は増加した。特に、サロンの開設に合わせて高齢者ふれあいサロンサポーターは前年度 と比較して90人増え619人、介護施設ボランティアは30人増え、227人となった。

個別施策主管課名高齢者すこやか支援課(福祉総務課施策分を含む)

平成28年度の取組概要

●高齢者ふれあいサロンの開設支援

 ・高齢者の社会参加を促進するため、住民主体により運営される高齢者ふれあいサロンを新たに5箇所開設し、合 計48箇所となった。

●老人クラブへの支援・老人福祉センター及び老人憩の家の利用促進

 ・259の老人クラブによる社会貢献活動、長崎市老人クラブ連合会主催のスポーツ大会や文化的活動等を支援し た。

 ・老人福祉センター及び老人憩の家において、49回の多世代交流事業を実施した。 ●シルバー作品展の開催

 ・シルバー作品展を開催し、496の作品が出展され、会場には1,110人が訪れ、期間中多世代交流事業を実施し、 137人の児童が参加した。

●交通費助成

 ・年度内に70歳以上になる方を対象として、バス・電車・タクシー・船舶の5,000円相当の利用券を交付し、・交通費 助成を受けた者の割合は94.3%となった。

●長崎市シルバー人材センターへの経営支援  ・健全な経営を支えるため、補助を行った。

 ・会員・就業開拓員による就業機会の確保、拡大や会員の技術向上、未就業対策等の取組みを支援した。 ●健康づくり推進員の育成【F7-1から再掲】

 ・地域における健康づくりの担い手である健康づくり推進員(食生活改善推進員、ロードウォークサポーター、あじさ いサポーター、高齢者ふれあいサロンサポーター、シルバー元気応援サポーター、精神保健福祉ボランティア等)の 意識付けの強化とモチベーション向上、他団体の活動に対する理解を深め、協働して健康づくり普及活動が行える よう全体交流会や地区学習会等を実施した。また、市が主催する事業やイベント、高齢者サロン等への協働活動の 他に、長崎で開催されたねんりんピックや公民館講座において自らの健康づくり活動の普及啓発を行うなど、活動の 場を拡大した。

(7)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

達成率 73.1%

3,965 4,065 4,105 実績値 2,251

今後の取組方針

●高齢者ふれあいサロンの開設支援

 ・引き続き、高齢者の社会参加のため、69小学校区に1箇所以上を目標とし、地域の身近な場所での開設を支援し ていく。

●老人クラブへの支援・老人福祉センター及び老人憩の家の利用促進

 ・高齢者の生きがいづくりのため、会員増強運動に積極的に取り組む長崎市老人クラブ連合会の活動を引き続き 支援する。

 ・老人福祉センター及び老人憩の家については、男性の利用者が約5割と多いため、引き続き多世代交流事業の 実施等により利用を促進していく。

●シルバー作品展の開催

 ・シルバー作品展や期間中の多世代交流行事を通して、高齢者の生きがい活動を支援する。 ●交通費助成

 ・交通利用券の交付を通して、高齢者の社会参加を促進する。 ●長崎市シルバー人材センターへの経営支援

 ・安定的かつ自主的な経営に向け、引き続き支援する。 ●健康づくり推進員の育成【F7-1から再掲】

 ・地域での健康づくり活動を推進するため、引き続き地域で様々な健康づくり活動を担う食生活改善推進員をはじ めとした健康づくり推進員の養成に取り組む。併せて、市のホームページ等を活用し、健康づくり推進員の活動内容 を紹介するほか、健康づくり推進員が市の事業や地域のイベントや公民館まつり等へ参加し、地域との連携を深め ることで健康づくりの活動の場の拡大を図る。

105.5% 高齢者ふれあいサロン

が楽しみになっている参 加者の割合

達成率 介護予防ボランティアの

延べ活動人数

2,416人 (26年度)

目標値 3,080 3,865 85.6%

(26年度)

目標値 86.0% 87.0% 88.0% 89.0% 90.0% 達成率

1,456人 (26年度)

117.2%

実績値 90.7%

H31 2,010 2,220

評価(問題点とその要因)

●高齢者ふれあいサロンの開設支援

 ・小学校区にサロンがない地域を優先して開設するが、地域との協議に時間を要している。  ・男性の利用者数が約20%と少ない。

●老人クラブへの支援・老人福祉センター及び老人憩の家の利用促進

 ・老人クラブの会長や役員のなり手がいない、会員数減少等が要因となっている。 ●健康づくり推進員の育成【F7-1から再掲】

 ・健康づくり推進員について市民への周知が十分でないこと、また、推進員の高齢化による入れ替わりなどもあり リーダー等の人材確保が課題である。

H32 2,430 H28 H29 H30

目標値 1,590 1,800 高齢者ふれあいサロン

の参加者数

実績値 1,864

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

(8)

№ 区分

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-2】

(事業名)

 シルバー作品展開催費

【高齢者すこやか支援課】

(事業目的)

 高齢者の生きがいづくりを支援するため、年 に1回シルバー作品展を開催する。

(事業概要)

 敬老の日を中心に、市内在住の60歳以上の 創作品を一般市民に展示し、高齢者の生きが いと一般市民の敬老精神の高揚を図るためシ ルバー作品展を開催する。

 また、シルバー作品展開催期間中にものづく り体験コーナーを実施し、世代間交流を行う。

事業名・担当課・事業目的・概要

達成率 106.7

成果指標 シルバー作品展出品者数(1人1作品まで出品可)

90.2 %

実績値 576 人

成果指標及 び目標値の

説明

(取組実績)

 長崎市と長崎市老人クラブ連合 会が主催者として、敬老の日行事 の一環として生きがいづくり等を目 的として市民会館展示ホールにて 実施。

 また、世代間交流を目的としたも のづくり体験コーナーを実施した。

ものづくり体験コーナー参加実績 ①紙鉄砲づくり 18人

②ハタづくり 19人

③折り紙とお手玉づくり 25人

(成果・課題等)

 ものづくり体験コーナーは市内中 心部の学童クラブに参加を要請 し、会場規模にあったたくさんの子 どもたちに参加してもらうことがで きた。

 シルバー作品展においては、昨 年度を上回る出品数があり、参加 者も多く賑わった。

(取組実績)

 長崎市と長崎市老人クラブ連合 会が主催者として、敬老の日行事 の一環として生きがいづくり等を目 的として市民会館展示ホールにて 実施。

 また、世代間交流を目的としたも のづくり体験コーナーを実施した。

ものづくり体験コーナー参加実績 ①竹とんぼづくり 45人

②ハタづくり 30人

③お手玉づくり・匂い袋づくり 62 人

(成果・課題等)

 ものづくり体験コーナーは市内中 心部の学童クラブに参加を要請 し、会場規模にあったたくさんの子 どもたちに参加してもらうことがで きた。

 去年と異なる体験コーナーを実 施したことが、参加者増につながっ たと考える。

1

実施年度

決算(見込)額

 高齢者の生きがいづくりの向上を事業の目的としているため、作品展 への出展者数を成果指標とした。

 長崎市高齢者保健福祉計画の3ヵ年の目標値を基礎とし、より現実 に即した数値を目標値とした。

取組実績 、成果・課題

496 人

515,565 円 528,882 円

平成27年度 平成28年度

目標値 540 人 550 人

(9)

●認知症高齢者等への支援

 ・市民を対象とした認知症サポーター養成数は5,845人となり、地域で活動する認知症サポートリーダー養成数は 累計135人となった。

 ・福祉事業者等とのネットワークを活用した徘徊高齢者等SOSネットワーク事業を平成28年7月からスタートし、登 録者118名、協力事業者は336事業所となった。

 ・認知症カフェを7箇所設置し、地域における認知症高齢者やその家族への支援を推進した。

 ・認知症の人やその家族を訪問し、早期診断・早期対応に向けた認知症初期集中支援チーム事業にモデル的に 取り組んだ。

●安心ネットワーク協定の締結の促進

 ・高齢者あんしんネットワーク協定の締結先は16社となり、高齢者の安否確認や異常時の早期発見・対応に向けた 連絡体制を強化した。

●ボランティアの活動支援

 ・ボランティアポイント制度の累計登録者数は715人となり、意欲のある元気な高齢者のボランティア活動の支援に つながった。

●ささえあい体制づくりの支援

 ・災害時に支援者がいない避難行動要支援者の支援体制を整備するために、ささえあいマップ作成について斜面 地で避難行動要支援者が多い103自治会に説明し、ささえあいマップを3自治会が作成、自治会独自の連携体制を 10自治会で組織した。【E1-2から再掲】

●高齢者の権利擁護

 ・成年後見制度に関する相談を受け、必要な支援を行った。また、成年後見制度利用支援事業について、成年後 見制度の市長申立てに関する相談を受け、該当する案件について家庭裁判所へ高齢者の市長申立を行った。【F1-2から再掲】

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F2-3 地域の支援体制を構築します

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図 地域が 市民と行政との協働により、高齢者を支えている。

個別施策主管課名高齢者すこやか支援課 所属長名 田中 美由紀

平成28年度の取組概要

評価(成果・効果)

●認知症高齢者等への支援

 ・認知症サポートリーダーが平成27年度に比べ14人増加し、認知症サポートリーダーは135人になり、認知症高齢 者の地域の理解者が増加した。(前年度比111.6%)

 ・徘徊高齢者等SOSネットワーク事業により、6名の支援につながった。 ●安心ネットワーク協定の締結の促進

 ・長崎ヤクルト株式会社と協定を締結し、平成27年度に比べ1社増加したことにより、地域の支援体制の拡充につ ながった。

●ボランティアの活動支援

 ・ボランティアポイント制度の登録者は平成27年度に比べ93人増加し、高齢者の支え合い活動につながった。(前 年度比115%)

●ささえあい体制づくりの支援

 ・ささえあいマップづくりについては目標値には及ばなかったが、ささえあいマップ・支援体制づくりの必要性を説明 することで、類似した個別計画を策定するなど、独自の取組みを行う自治会も出てきている。【E1-2から再掲】 ●高齢者の権利擁護

(10)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32

認知症サポーター養成 者数

26,239人 (26年度)

目標値 33,500 実績値 37,538 達成率 112.1%

目標値 13 14

37,000 40,500 44,000 47,500

実績値 16

評価(問題点とその要因)

●認知症高齢者等への支援

 ・支援を必要とする高齢者人口が増加するとともに、認知症高齢者も増加すると推計する。 ●ささえあい体制づくりの支援

 ・マップ作成に向け自治会あて周知・説明を行っているが、作成に繋がる自治会数が少ない。 ●高齢者の権利擁護

 ・成年後見制度・権利擁護に関する相談は、認知症高齢者が多く、相談内容が複雑化している。 【F1-2から再掲】

今後の取組方針

●認知症高齢者等への支援

 ・認知症高齢者の早期発見・早期診断の体制づくりが必要である。

 ・地域の担い手となる認知症サポートリーダーを育成し、連携することで地域における支え合いの体制を強化す る。

 ・介護事業者等とのネットワークを活用した徘徊高齢者等SOSネットワーク事業の周知を図り、徘徊による行方不 明高齢者の早期発見に努める。

 ・初期支援集中チームを全市内で実施し、認知症高齢者の早期発見・早期診断につなげる。 ●安心ネットワーク協定の締結の促進

 ・高齢者の安否確認や異常時の早期発見・対応に向けた連絡体制を拡げる。 ●ボランティアの活動支援

 ・意欲のある元気な高齢者による介護予防ボランティア活動を引き続き支援する。 ●ささえあい体制づくりの支援

 ・マップ以外に、連絡表リストなど、自治会に応じた対策が取られているため、支援していく。

 ・避難行動要支援者に対する支援体制(ささえあいマップづくり等)は、日頃の見守りや、災害時の支援者の配置な ど近隣住民互助による地域体制づくりが必要となるため、特に斜面地等災害の危険が高い地区に対しては、地域防 災マップづくりと連動して、引き続き、自治会、民生委員・児童委員・自主防災組織等の関係者と協働しながら取り組 む。【E1-2から再掲】

●高齢者の権利擁護

 ・成年後見制度・権利擁護に関する相談は、認知症疾患を抱えている場合が多いことから、全ての地域包括支援 センターに配置された認知症地域支援推進員との連携により、相談支援体制の充実を図る。【F1-2から再掲】 あんしんネットワーク協

力事業所数

11事業所 (26年度)

達成率 123.1%

(11)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-3】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

1

(事業名)  友愛訪問委託費

 【高齢者すこやか支援課】

(事業目的)

 対象者を訪問し、友愛訪問員(民生委員)が 相談・助言を行うことで、在宅での生活を支援 するとともに、高齢者の在宅生活の状況を把握 する。

また、安全・安心な暮らしの実現への対策とし て、一人暮らし高齢者について実態調査を行 い、その状況の把握に努め、一人暮らし高齢 者の地域における支援体制を整備する。

(事業概要)

 生活状態の把握等が必要な65歳以上の一人 暮らし高齢者及び高齢者のみの世帯に、月1 ~2回、友愛訪問員(民生委員)が訪問し、相 談・助言を行う。

 また、一人暮らし高齢者として把握している者 (友愛訪問対象者を除く。)に対し、民生委員が 訪問調査を行い、その状況の把握に努め、一 人暮らし高齢者の地域における支援体制を整 備する。

実施年度 継続

成果指標

実績値 18,628 人 18,827

成果指標及 び目標値の

説明

人 一人暮らし高齢者の把握数

目標値 23,100 人 23,420 人

 一人暮らし高齢者の状況の把握に努め、地域における支援体制を整 備することを事業の目的としているため、一人暮らし高齢者の把握数を 成果指標とした。

 平成28年度に新たに65歳以上となる一人暮らし高齢者全員を把握す ることを目標とした。

成果指標及 び目標値の

説明

123.1

(取組実績)

 平成27年度は、東美、長崎市内 郵便局及び中央郵便局、太陽生命 保険株式会社長崎支社、株式会 社セブン‐イレブン・ジャパンの計4 事業所と協定を締結した。

(成果・課題等)

 H27年度は、先方から、協定締結 の申し出があり、多くの事業所と協 定を締結することができた。今後 も、継続して協力事業所を増やし、 連絡体制の強化を図る必要があ る。

(取組実績)

 平成28年度は、長崎ヤクルト株 式会社との協定を締結した。

(成果・課題等)

 H28年度は、1件の事業所と協定 を締結することができた。今後も、 継続して協力事業所を増やし、連 絡体制の強化を図る必要がある。  新たな締結先に、認知症サポー ター研修の受講を促し、地域の支 援者になっていただく。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 平成27年度は、新たに友愛訪問 登録者を50人増やし、一人暮らし 高齢者を18,628人把握した。

(成果・課題等)

 平成27年度に新たに65歳以上に なる一人暮らしの高齢者を民生委 員が訪問調査を行い、実態を把握 することができた。

 また、見守りが必要な新たな友愛 訪問の登録者を増やすことができ た。

 目標には達していないものの、一 人暮らし高齢者の確実な状況把握 につながっていることから、今後も 調査を継続し、地域における支援 体制の整備をしていく必要がある。

(取組実績)

 平成28年度は、新たに友愛訪問 登録者を108人増やし、一人暮らし 高齢者を18,827人把握した。

(成果・課題等)

 平成28年度に新たに65歳以上に なる一人暮らしの高齢者を民生委 員が訪問調査を行い、実態を把握 することができた。

 また、見守りが必要な新たな友愛 訪問の登録者を増やすことができ た。

 目標には達していないものの、一 人暮らし高齢者の確実な状況把握 につながっていることから、今後も 調査を継続し、地域における支援 体制の整備をしていく必要がある。

円 %

達成率 125.0 %

決算(見込)額 9,694,196 円 9,679,663 円

達成率 80.6 % 80.4

取組実績 、成果・課題

2

(事業名)  友愛訪問委託費

 (高齢者あんしんネットワーク)

 【高齢者すこやか支援課】

(事業目的)

 一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増 加する中、「孤独死」が社会的問題となってお り、地域における見守り体制の強化のために、 新聞の配達時やガス等(電気・水道)の検針時 などに事故や異変を把握した場合の連絡体制 の整備を行う。

(事業概要)

 個別訪問を行う事業所と協定を締結し、日常 業務の中で、高齢者の事故や異変を把握した 際の連絡体制を整備する。

実施年度 継続

実績値 15 事業所 16事業所

成果指標 協定を締結した事業所数

目標値 12 事業所 13事業所

決算(見込)額 - 円

(12)

●小規模多機能型居宅介護事業所(看護小規模多機能型居宅介護事業所を含む。以下同じ。)

 ・第6期介護保険事業計画(計画期間:平成27~29年度)に従い、整備目標6圏域のうち前年度までに事業者選定 が完了した4圏域を除く残り2圏域について再公募を行ったものの応募は無かった。また、選定していた1事業者か ら取下げがあった。

●定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所

 ・第6期介護保険事業計画に従い、前年度に公募を行ったものの応募は無く、既存事業所の稼働状況も伸びてい ないため、再公募は行わなかった。

●認知症対応型共同生活介護事業所

 ・第6期介護保険事業計画の目標を達成済。(前年度に公募・選定済み。) ●地域密着型特別養護老人ホーム

 ・第6期介護保険事業計画の目標を達成済。(前年度に公募・選定済み。) ●介護サービスの質の向上

 ・介護サービスの質を向上させるため、事業所との連携強化及び人材育成研修の充実を図った。 ●家族介護者の支援

 ・在宅で家族が介護を継続できるよう、家族介護教室の開催、介護用品の支給等、介護負担軽減策を実施した。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F2-4 介護サービスの充実を図ります

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図 高齢者が 住み慣れた地域で生活を送っている。

個別施策主管課名福祉総務課(介護保険課分を含む) 所属長名 朝川 和典

平成28年度の取組概要

評価(成果・効果)

●小規模多機能型居宅介護事業所

 ・選定済であった2事業所が整備され、介護サービス基盤の整備は一部進んだ。 ●定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所

 ・開設済の事業所の利用者の状況、職員体制及び他都市の整備状況等を調査し、利用状況や認知状況等を把握 した。

●認知症対応型共同生活介護事業所、地域密着型特別養護老人ホーム

 ・前年度に選定した事業計画の整備が進み、高齢者が介護が必要な状態になっても、できる限り住み慣れた地域 で生活を継続することに寄与した。

●介護サービスの質の向上

 ・長崎市小規模多機能サービス連絡会及び長崎市訪問介護連絡会との共催による研修会を通じて、サービスの質 の向上に必要な知識習得の場を提供し、参加者が自らの能力を高められるよう支援した。

●家族介護者の支援

 ・家族介護教室は、平成27年度に比べ1回減の17回を実施した。

(13)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 H29 H30 H31 H32 小規模多機能サービス

連絡会、訪問介護連絡 会との共催研修会の参 加者数

880人 (26年度)

目標値 920 実績値 710 達成率 77.2%

940 960 980 1,000

実績値 35

目標値 38 38

定期巡回・随時対応型 訪問介護看護事業所の 整備数

第6期(平成 27~29年 度)介護保 険事業計 画に定める

目標値 (26年度)

目標値 17 17

小規模多機能型居宅介 護事業所の整備数

第6期(平成 27~29年 度)介護保 険事業計 画に定める

目標値 (26年度)

達成率 92.1%

実績値 10

評価(問題点とその要因)

●小規模多機能型居宅介護事業所

 ・第6期介護保険事業計画における日常生活圏域ごとの整備目標が、一部の圏域において達成できていないが、 これは整備圏域が市中心部から離れている等の地域的特性から事業者の参入意欲が高まらないため等と考えられ る。

●定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所

 ・第6期介護保険事業計画における日常生活圏域ごとの整備目標が達成できていないが、これは当該サービスの 利用者への周知が図られていないとともに、事業者の人員確保が難しい等の理由から、事業者の参入意欲が高ま らないため等と考えられる。

●介護サービスの質の向上

 ・研修等による介護サービスの質の向上の必要性は感じつつも、参加者数が低減せざるを得ない介護事業所のき びしい状況があるものと考えられる。

●家族介護者の支援

 ・家族介護教室の参加者は117人であり、潜在的な介護者を把握できていない。

今後の取組方針

●小規模多機能型居宅介護事業所

 ・整備目標が達成できていない一部の圏域については、市中心部から離れている等の地域的特性を考慮した上 で、介護サービス基盤の整備を進める。

●定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所

 ・事業者及び利用者への周知を図り、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの浸透を目指すとともに、人 員確保が難しい等の事業者の状況及び利用者のサービス利用状況等を調査・分析した上で、今後の整備について 検討する。

●介護サービスの質の向上

 ・共催による研修会の参加者数を増やす努力が必要であるが、各事業所でも教材を使った研修やOJTにより介護 サービスの質の向上を図る。

●家族介護者の支援

 ・広報紙、パンフレットによる周知と合わせ、日頃の介護相談を通じて、介護者へ直接、支援策について周知する。 達成率 58.8%

(14)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-4】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

成果指標及 び目標値の

説明

 整備が図られることで、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活で きるよう策定している、第6期介護保険事業計画における整備目標事 業所数を成果指標とした。

10 事業所

 整備が図られることで、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活で きるよう策定している第6期介護保険事業計画における整備目標事業 所数を成果指標とした。

(3年間で6事業所 平成27年度:6箇所、平成28年度:0箇所、平成29 年度:0箇所)

2

(事業名)

 高齢者福祉施設整備事業費補助金  定期巡回・随時対応型訪問介護看護

 【福祉総務課】

(事業目的)

 第6期介護保険事業計画に基づき、定期巡 回・随時対応型訪問介護看護事業所の整備に 対し補助を行うことにより、地域密着サービス の充実を図る。

(事業概要)

 【第5期介護保険事業計画(平成24~26年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:17

 【第6期介護保険事業計画(平成27~29年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:4

 【財源】

 長崎県地域医療介護総合確保基金事業費 補助金 県10/10

実施年度 継続

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 事業所整備数(累計)  平成27年度 10事業所

 第6期(平成27~29年度)の目標 に対し58.8%

 開設済事業所1か所が廃止、開 設予定事業所2か所が開設辞退し たことにより、平成26年度から3か 所減少した。

(成果・課題等)

 事業者選定に係る公募を行った ものの応募は無かった。利用者及 び事業者の状況等を調査・分析し た上で、今後の整備について検討 する。

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成28年度末 10事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 17事業所に対し58.8%

 (成果・課題等)

公募は行わなかった。利用者及び 事業者の状況等を調査・分析した 上で、今後の整備について検討す る。

1

(事業名)

 高齢者福祉施設整備事業費補助金  小規模多機能型居宅介護事業所

 【福祉総務課】

(事業目的)

 第6期介護保険事業計画に基づき、小規模 多機能型居宅介護事業所の整備に対し補助を 行うことにより、地域密着型サービスの充実を 図る。

(事業概要)

 【第4期介護保険事業計画(平成21~23年 度)の整備目標数】

 定員1,106人

 【第5期介護保険事業計画(平成24~26年 度)の整備目標数】

 定員325人

 【第6期介護保険事業計画(平成27~29年 度)の整備目標数】

 定員150人  【財源】

 長崎県地域医療介護総合確保基金事業補 助金 県10/10

実施年度 継続

成果指標

実績値 36 事業所 35 事業所

整備(決定)した事業所の数

目標値 38 事業所 38 事業所

決算(見込)額 74,051,000 円 73,315,000 円

達成率 94.7 % 92.1 %

成果指標 整備(決定)した事業所の数

目標値 17 事業所 17事業所

決算(見込)額 20,600,000 円 0 円

達成率 58.8 % 58.8 %

事業所

成果指標及 び目標値の

説明 実績値 取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成27年度末 36事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 38事業所に対し94.7%

(成果・課題等)

 4事業所を整備決定し、地域密着 型サービスの充実を図った。

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成28年度末 35事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 38事業所に対し92.1%

(成果・課題等)

 前年度の4事業所の整備決定か ら1事業所整備取下げがあった。

(15)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-4】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

整備(決定)した事業所の数

4

(事業名)

 高齢者福祉施設整備事業費補助金  地域密着型特別養護老人ホーム

 【福祉総務課】

(事業目的)

 第6期介護保険事業計画に基づき、地域密 着型介護老人福祉施設の整備に対し補助を行 うことにより、地域密着型サービスの充実を図 る。

(事業概要)

 【第4期介護保険事業計画(平成21~23年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:12

 【第5期介護保険事業計画(平成24~26年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:0

 【第6期介護保険事業計画(平成27~29年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:2  【財源】

 長崎県地域医療介護総合確保基金事業補 助金 県10/10

実施年度

70 事業所

70 事業所

100.0 %

0 円

 整備が図られることで、高齢者住み慣れた地域で安心して生活できる ことにつながると考えらえるため、第6期介護保険事業計画における整 備目標事業所数を成果指標とした。

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成27年度末 70事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 70事業所に対し100%

(成果・課題等)

 2事業所(定員36人)を整備決定 し、地域密着型サービスの充実を 図った。

17事業所

17事業所

100.0 %

0 円

 整備が図られることで、高齢者住み慣れた地域で安心して生活できる ことにつながると考えらえるため、第6期介護保険事業計画における整 備目標事業所数を成果指標とした。

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成27年度末 17事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 17事業所に対し100%

(成果・課題等)

 2事業所(定員58人)を整備決定 し、地域密着型サービスの充実を 図った。

継続

3

(事業名)

 高齢者福祉施設整備事業費補助金  認知症対応型共同生活介護事業所

 【福祉総務課】

(事業目的)

 第6期介護保険事業計画に基づき、認知症 対応型共同生活介護事業所の整備に対し補 助を行うことにより、地域密着型サービスの充 実を図る。

(事業概要)

 【第4期介護保険事業計画(平成21~23年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:0

 【第5期介護保険事業計画(平成24~26年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:0

 【第6期介護保険事業計画(平成27~29年 度)の整備目標数】

 新たに整備する事業所数:2  【財源】

 長崎県地域医療介護総合確保基金事業補 助金 県10/10

実施年度

成果指標及 び目標値の

説明

実績値 70 事業所

成果指標

目標値 70 事業所

決算(見込)額 86,356,000 円

達成率 100.0 %

継続

整備(決定)した事業所の数

決算(見込)額 123,830,000 円 成果指標

目標値 取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成28年度末 70事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 70事業所に対し100%

(成果・課題等)

 2事業所(定員36人)を整備決定 し、地域密着型サービスの充実を 図った。

達成率 100.0 %

17事業所

実績値 17事業所

成果指標及 び目標値の

説明

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 事業所整備(決定)数(累計)  平成28年度末 17事業所  第6期(平成27~29年度)の目標 17事業所に対し100%

(成果・課題等)

(16)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F2-4】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

5

(事業名)

 小規模多機能サービス連絡会、訪問介護連 絡会との共催研修会

  【介護保険課】

(事業目的)

 小規模多機能サービス連絡会、訪問介護連 絡会との共催研修会を開催することにより、参 加者が知識を習得し介護サービスの向上に繋 げていく。

(事業概要)

 長崎市と小規模多機能サービス連絡会、訪 問介護連絡会との共催研修会の定期的な開 催により、可能な限り事業所からの参加者を得 て介護サービスの技術的向上や法制度の理解 に資する知識習得の場を提供する。

実施年度 継続

成果指標 協働研修会の参加者数

実績値 718人 710 人

目標値

決算(見込)額 43,031 円 38,006 円

達成率 79.8% 77.2 %

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 参加者目標数900人に対し参加 者実績数718人

(成果・課題等)

 達成率は79.8%と目標値の8割程 度に留まった。事業所も日々の業 務の中で研修会に参加させること ができる人数が限られている現実 がある。

(取組実績)

 参加者目標数920人に対し参加 者実績数710人

(成果・課題等)

 達成率は77.2%と目標値との乖 離が見られた。事業所との連携強 化のみでは十分な成果が得られに くい介護人材不足の現状がある。 いかに参加者数の増につなげるか 地域一体となって取り組む必要が ある。

成果指標及 び目標値の

説明

900人 920 人

 講演会や情報交換会等を通じて職員の資質向上を図ることで、介護 サービスの適切な提供につながると考えられるため、小規模多機能 サービス連絡会、訪問介護連絡会との共催で実施している職員研修会 の参加者数を成果指標とした。

参照

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