加 熱 試 験
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(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅴ‑031. 2.5 蛍光 X 線分析. 爆裂面. 乾燥後の各コアサンプルの爆裂面から 10,30, 50mm の位置から卓上ボール盤(ドリル孔径:. 全面浸透. 全面浸透. 6mm)による砕粉の採取を行った.得られた砕粉 は RIGAKU 製蛍光 X 線分析装置(波長分散型). AG. AGP. AGFP. -. にて塩化物量 CL の測定を行った. 3.試験結果 3.1 硝酸銀噴霧試験結果 全面浸透. 全面浸透. 硝酸銀噴霧後の試験体写真を図-3 に示す.耐火 被覆を設置していない試験体に関しては,PP 繊維. AL. 添加の有無にかかわらず,割裂面全体に発色が観. ALP. 察され,コンクリート内部にまで塩化物が浸透し. ALFP. 図-3 硝酸銀噴霧後供試体状況. ていることが確認された.耐火被覆材を設置した AG AL. 水準については加熱面から 20~30mm の範囲に発 色が確認された.このことより,耐火被覆の設置. た. 3.2 蛍光 X 線分析結果. 耐火被覆なし 700. 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2. 500 400 300 200. y = 0.0025x2 - 0.8519x + 108.02. 100. 0.0. 蛍光 X 線分析装置による定量分析結果を図-4. 0. 20. 40. 0. 60. 0. 20 40 60 80 加熱面からの深さ(mm). 爆裂面からの深さ(mm). に示す. また,コンクリート内部の各深さ位置. 図-4 蛍光X線分析結果. 最高受熱温度 AG. を図-5 に示す.さらに,図-5 より得られた回帰. 1.6. 式より蛍光 X 線分析用サンプル採取箇所における. の増加に伴い,塩化物量が増加する傾向にあった. しかし,PP 繊維を添加した水準については,最高. AGP. AGFP. ↓ 非 加 熱 面 側. 1.4 塩化物量(wt%). 量の関係を図-6 に示す.これより,最高受熱温度. 100. 図-5 コンクリート. に設置した熱電対により計測した最高受熱温度. 最高受熱温度を推定した.最高受熱温度と塩化物. 耐火被覆あり. y = 0.0629x2 - 13.404x + 895.59. 600 最高受熱温度(℃). 侵入抵抗性の低下を抑制していることが確認され. AGFP ALFP. 1.4 塩化物量(wt%). によりコンクリートの受熱温度が低減され,物質. AGP ALP. 1.6. 1.2 1.0. AL. ALP. ALFP ↑ 加 熱 面 側. 侵入. 0.8. 0.6 0.4 0.2. 侵入. 0.0. 受熱温度の低下に伴う塩化物量の減少率が小さか. 0. 100. 200. 300. 400. 500. 600. 700. 800. 最高受熱温度(℃). ったことから,本水準におけるコンクリート内部. 図-6 最高受熱温度と塩化物量の関係. での物質侵入抵抗性は低下している可能性があることが示された.これは,PP 繊維の融点が 170℃程度であ るため,コンクリート内部で PP 繊維が溶融し,空隙が生じたことが原因として考えられる. 4.まとめ 各種爆裂対策を施したコンクリートにおける火害後の塩分浸透抵抗性を評価した結果,耐火被覆を設置した 水準において,物質侵入抵抗性の低下を抑制する傾向にあった.また,PP 繊維を添加した水準において,PP 繊維の溶融により生じる空隙がコンクリート内部での物質侵入抵抗性を低下させている可能性があることが 確認された. 謝辞 本研究は平成 23 年度鹿島学術振興財団の研究助成ならびに平成 23 年度科学技術研究補助金基盤研究(C)研究課題番号:2542049(代表:小澤満 津雄)を受けた.ここに謝意を表する.. 参考文献 1)谷辺ら:高温環境下での高強度コンクリートの耐爆裂性評価における爆裂発生指標の提案,土木学会論文集 E2, Vol.70,No.1,104-117,2014. ‑62‑.
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