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宮 川 恵

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Academic year: 2021

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A Study of Autonomous Learning Ability for EFL Learners 

教科・領域教育専攻 言語系コース(英語) 宮 川 恵

1.  研究の背景および動機

現在、英語学習が困難であると感じる学習者 が増えている。英語学習を妨げる原因として、

環境的な問題と、学習者自身の問題が挙げられ た。環境の面では、学習指導要領の指導時間が、

英語学習を習得するためには不十分で、あるとい うことが考えられた。学習者自身の問題では、

ある一定の年齢を超えて学習するには限界があ るとしづ原因(臨界期)が考えられた。これら を克服するためには、指導で足りない時間を、

学習者が自らプライベートな時間を使用して積 極的に学習する必要性があることが分かつた。

そして、学習者自身の問題を克服するには、臨 界期を超えても、工夫や努力で補うようにする ことで補えることが分かつた。これらのことか ら、自律的に学習することが、英語学習を促進 するカギとなるということが理解できた。以上 のことから、本研究では、自律的に学習するた めに必要な要素を検討し、自律学習のための指 針を提案したいと考えた。

2. 論文の概要

第2章では、自律学習において必要だと考え られる要素は何であるか考察した。すると、学 習方略(メタ認知方略)が自律学習において、

重要な役割を果たしていることが分かつた。そ こから、自律的な学習者は、メタ認知方略を効 果的に使用しているのではなし、かということが

指導教員 山 森 直 人

推測された。そこで、自律的な学習者が、いか に効果的に、効率的にメタ認知方略を使うのか、

そして、それは具体的にどのようなものなのか 調査することで、メタ認知方略が自律学習にど のように影響するのか知る事ができ、それによ って自律的な学習者になるための示唆が得られ るとし、う結論に至った。

そこで、第3章では、上記疑問を調査するた めに、 TOEIC高得点者の中でのメタ認知方略 の使用についての調査内容を記述した。調査対 象者は、 TOEICの高得点者800点以上を対象 に、7名に対して約20分のインタビュー調査を 行った。 3章における結果と考察を以下に述べ

る。

3. 結果と考察

結果は、特に英語学習時のストレスに対する 思考や対策を工夫している様子が見られた。ま た長期留学経験者とそうでないもので、メタ認 知方略のモニタリングに差がみられた。長期海 外経験者は、ストレスのかからない学習素材(動 画やラジオなど)を選んでいる様子がみられ、

長期海外経験のない者は、ストレスがたまらな いように、英語学習の後にリフレッシュするな どのために、学習素材(動画や映画など)を選 んでいる様子で、あった。 2者共に、ストレスに 対するモニタリングにおいて工夫している様子 が見られた。また、今ある学習環境や将来への

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適応、英語力や学習材料の向上において、モニ タリングしている様子が見られた。

さらに、長期海外経験のある者とない者との 英語学習を比較した結果、今現在において、長 期留学経験のない者の方が、学習材料が多いこ と、そして、より多くのことについて思考・工 夫していることが明らかとなった。

以上のことを総じて、英語学習を長期的に進 めていくためには、自己のモニタリングをより ストレスに関して行い、内省を促すことを積極 的にしていくことが必要であること、また、留 学に行けない場合でも、長期留学経験者より工 夫をする必要があるが、それはより自律的であ ることが示唆された。

4. 

今後の課題

本研究においては、自律学習に必要な要素を 抽出するために、

TOEIC

高得点者のメタ認知 方略を抽出した。 しかし、メタ認知方略に焦点 を絞り、限定してしまったため、自律学習とい う広い視点に対して狭い調査内容となってしま った。今後は、自律学習に必要と考えられる要 素について、さらに視点を広げ、検討していく 必要がある。

また、本研究の対象者は、鳴門教育大学英語 コースの大学院生に限定されており、教育大学 ということもあって、教師を目指す者が多い傾 向にある。そして、大学院生ということからも、

大学生とはまた異なり、将来がより具体的に考 えられる立場となっていることも、自律学習に 大きな影響を与えているだろう 。 そして、今回 の調査対象は、

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名と少なく、男性のみという 限定的なものとなってしまった。今回の調査で は、量的、そして性差の検討が出来なかったた め、今後は幅広く調査対象を広げていかなけれ ばならない。

これらのことを加味して、自律学習に必要と される要素を詳しく検討していくことが必要と

なる 。また、今回の調査において、学習方略が

学習者の意欲に影響するとし、う方向性は確認で

きなかった。 このことから、学習方略の影響す

る方向性について、具体的に検討していくこと

が課題となるだろう 。

参照

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