• 検索結果がありません。

豆類を教材とした食教育プログラム : 小学校低学年における生活科授業の提案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "豆類を教材とした食教育プログラム : 小学校低学年における生活科授業の提案"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 豆類を教材とした食教育プログラム : 小学校低学年における生活科授業 の提案. Author(s). 土岐, 圭佑; 大橋, 裕子; 岡田, みゆき. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 67(1): 309-320. Issue Date. 2016-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/8019. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第67巻 第1号 Journal of Hokkaido University of Education(Education)Vol. 67, No.1. 平 成 28 年 8 月 August, 2016. 豆類を教材とした食教育プログラム ― 小学校低学年における生活科授業の提案 ―. 土岐 圭佑・大橋 裕子*・岡田みゆき** 北海道教育大学釧路校家庭科教育研究室 *. 根室市立北斗小学校. **. 北海道教育大学旭川校家庭科教育研究室. Utilizing Legumes in Nutritional Education Living Environment Studies Class in Early Elementary School. DOKI Keisuke, OHASHI Yuko* and OKADA Miyuki** Department of Education, Kushiro Campus, Hokkaido University of Education *. Hokuto Elementary School, Nemuro. **. Department of Education, Asahikawa Campus, Hokkaido University of Education. 要 旨 豆類は健康づくりに役立つ優れた食品である。しかし,小学生の摂取量は非常に減少してい る。そこで,本研究では,豆を食べる健康的な食習慣を幼少期から形成するために,豆類を教 材とした小学校低学年における食教育プログラムを開発し,生活科の授業の中で提案すること を目的とした。授業を構成する際は,①学校給食や行事食を教材として取り上げる,②豆の加 工品を取り上げる,③豆を育てる,④料理を食べたり,作ったりする活動を取り入れることを 考慮した。結果,以下のことが明らかとなった。 ・授業の前後に記述したワークプリントの分析から,豆に関する理解が高まったことが明らか となった。特に,大豆の加工品に興味を示した。 ・豆について学習した直後は,豆のよさを実感したり,食べることの意欲を見せたりした子ど もがたくさんいた。しかし,時間の経過とともに,その意識は薄れていった。 ・学習の理解度の低い児童に,学習内容を印象付けるためには,食べるなどの体験的な学習を 取り入れることが効果的である。. 309.

(3) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. 好きまたは嫌いになる時期であり,学校給食が始. 1.研究の目的. まることも嗜好に大きな影響を与えると指摘して. 豆類は,炭水化物(糖質),たんぱく質,ビタ. いる。また,梅本他6)は,幼稚園児には,食べ物. ミン,ミネラル,食物繊維が豊富で機能性がある. への興味・関心を高めることはできるが,食材の. ことから,健康づくりに役立つ優れた食品として. 機能を理解することはできないと報告している。. 見直されている。厚生労働省では,生活習慣を改. これらの結果から,豆類を教材とした食教育を行. 善し,国民の健康を増進するため,平成12年から. うには小学校低学年が適切な時期であると考えら. 「二十一世紀における国民健康づくり運動(健康. れる。. 日本21) 」1)を推進してきた。この「健康日本21」. また,平成17年の食育基本法,平成18年の食育. では, 豆類(大豆及びその他の豆,加工品を含む). 推進基本計画,平成22年食に関する指導の手引に. の平均摂取量を,成人1日当たり76gから100g以. よって,文部科学省7)は日常食べている食品や料. 上に増やすことが目標とされた。しかしながら,. 理の名前や形を知ることで,食品を選択する能力. 平成23年10月に公表された「 『健康日本21』の最. を身に付けたり,昔から伝わる料理や季節,行事. 終評価」において,目標達成状況は「悪化してい. にちなんだ料理に触れることで,食文化や食にか. る」 (D評価)であった。平成21年の「国民健康・. かわる歴史等を理解したり,農業体験を通して,. 栄養調査」においても,1日当たり豆類摂取量は. 食物の生産等にかかわる人々へ感謝する心を育ん. 72gで,味噌(13g程度)を除くと59gであり, 「健. だりすることが有意義であると述べている。さら. 康日本21」の目標値を大きく下回り,憂慮すべき. に,学校給食を食教育の教材として活用すること,. 状況にある。特に,40代以下になると男女ともに. その際,栄養教諭が学校給食における献立作成の. 急激に摂取量が減少し,小学生の摂取量は39gで. 工夫を説明したり,調和のよい食事のとり方等を. 非常に少ない。2). 具体的に指導したりすることを推奨している。つ. 一方,学校給食における豆類・豆製品類の摂取. まり,食教育を行う上で,食材や食文化への知識. 量を,文部科学省が毎年度実施している「学校給. を高める,食材を生産することを取り入れる,学. 3). 食栄養報告」 から見ると,横這いないし微増で. 校給食を教材化する,栄養教諭と連携を図ること. 推移しているが,拡大の余地はまだあると言う。. が必要であると考えられる。. 小学生の豆類の摂取量を増やすために,豆料理を. この他,飯田他8)は,子どもの食に対する興味・. 給食の献立にどのように盛り込んでいくかは,栄. 関心を高めるためには,子どもの五感を生かした,. 養教諭にとって,今後の重要な課題と言える。し. つまり食材を視覚,聴覚,嗅覚,触覚,味覚で味. かし, 他方, 「豆料理を残す子どもが多い」ことも,. わう授業実践が有効であることを検証している。. 栄養教諭の悩みの一つとしてあげられている。 「家. そこで,本研究では,豆を食べる健康的な食習. 庭で食べていない」ことがその一因であり,豆を. 慣を幼少期から形成するために,豆類を教材とし. 食べることの大切さを教える,豆料理を食べる機. た小学校低学年における食教育プログラムを開発. 会を与える食教育が求められている。. し,生活科の授業の中で提案することを目的とす. では,いつ頃,どのような内容の食教育を子供. る。そして,その有効性についても検証する。. たちに行うべきか。鈴木4)は,食教育は小学校低 学年から必要であり,栄養や食品に関する知識と, これを実生活に生かす調理技能の習得から始め, 健康管理につながる食生活への自覚を高めること 5). 2.研究の方法 ⑴ 研究対象と実施期間. が大切であると指摘している。志垣他 は大学生. 研究対象者はN市立H小学校2年1組24名,2. の嗜好の調査によって,小学校低学年は,食材を. 組26名,3組21名計71名である。授業は,単元「ま. 310.

(4) 豆類を教材とした食教育プログラム. めのよさを知ろう」(全10時間)として生活科の. グラムでは①②③⑥を参考にした。これらの参考. 時間で, 平成24年6月~平成25年1月に実施した。. にした視点から,目標を食品や食べ物,食事,食 文化,学校給食の4つの観点に整理した。. ⑵ 授業の目標と学習内容. また,食に関する指導に係る全体計画において,. 小学校食教育プログラムの段階別指導目標と学 9). 低学年,中学年,高学年の3つの発達段階に分け. 習内容は,文部科学省『食に関する指導の手引』. て示していることから,本プログラムも3つの発. の中の生活科における食に関する指導の進め方と. 達段階に分け,児童の望ましい食習慣が段階的に. 食に関する指導に係る全体計画を参考に設定し. 形成されるように目標と学習内容を設定した。 (表. た。 生活科における食に関する指導の進め方では,. 1). 学校給食への関心を高める,地域の産物やそれに. そして,表1に基づいて,豆類を教材とした小. 関わる行事食や郷土食に親しむ,地域特産の野菜. 学校低学年における食教育プログラムを考え,生. を育てるという3つの視点を参考にした。食に関. 活科の授業として構成した。授業の目標を以下の. する指導に係る全体計画では,各学年の食に関す. 4つに設定した。. る指導目標が①食事の重要性,②心身の健康,③. ① 五感を通して豆に触れたり,豆の名前を知っ. 食品の選択する能力,④感謝の心,⑤社会性,⑥ 食文化の6つの視点から示されているが,本プロ. たりすることで,豆への関心を持つ。 ② 豆のよさを知り,楽しく意欲を持って食べる。. 表1 小学校食教育プログラムの段階別指導目標と学習内容. 食品や 食べ物. 目 標 と 学 習 内 容. 食事. 食文化. 学校給食. 家庭との連携. 低学年. 中学年. 高学年. 1.食べ物に関心を持ち,い ろいろな食べ物の名前を知 る ・五感を通して,食べ物に関 心を持つ ・食べ物の名前を知る. 1.食品や食べ物の3つの働 きについて知る ・食品について知る ・食べ物の働きを知る. 1.食品を使った料理や食べ 物の働きについて知る ・料理に興味関心を持つ ・食品の栄養的な働きを理解 する. 2.好き嫌いせずに食べよう とする ・好き嫌いせずに楽しく食べ る. 2.健康に過ごすことを意識 して,いろいろな食べ物を 好き嫌いせずに食べようと する ・食べ物を楽しく会話しなが ら食べることが心身の健康 に大切なことがわかる. 2.食事をすることが,人と 人とのつながりを深め,豊 かな食生活につながること がわかる ・生産者や自然の恵みに感謝 して,残さず食べる ・自分の食生活を振り返る. 3.季節や行事にちなんだ食 べ物や身近な土地でとれた 食べ物に親しむ ・地域特産の豆や野菜を育て る ・地域でとれる食べ物を知る ・季節や行事にちなんだ料理 を食べる. 3.季節や行事にちなんだ料 理を知ったり,地域の産物 に興味を持ったりする ・季節や行事にちなんだ料理 があることがわかる ・地域の産物に興味を持ち, 日常の食事と関連付ける. 3.食文化や歴史と自分の食 生活との関連を考えること ができる ・地域の特産物を理解し,食 文化と関連付けて考えるこ とができる ・食品の生産・流通・消費に ついての理解を深める. 4.学校給食への関心を持つ ・給食の中の食べ物を知り, 楽しく食べる ・料理を作ってくれた人に感 謝する. 4.衛生的に給食の準備や食 事,後片付けができる ・給食の中の料理の名前がわ かる ・料理を作ってくれた人に感 謝の気持ちを持って食べる. 4.給食を通して,自分の食 生活を考える ・給食を参考に,食材と他の 食品とを組み合わせて栄養 のバランスのとれた献立を 考える ・料理に挑戦する. 食育便り,学校給食試食会,親子料理教室. 311.

(5) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. ③ 豆を育てたり,季節や行事にちなんだ豆料理. 4時間目は,栄養士による授業で,給食の献立. を食べたりすることを通して,身近な土地でと. 表に記入されている材料から豆を探し,豆を使っ. れる豆に親しむ。. た料理が多く含まれていることに気付かせた。さ. ④ 学校給食と豆とのかかわりに気付き,学校給 食への関心を高める。. らに,豆への関心を高めるために,豆を食べるこ との大切さや,大豆から醤油,味噌,豆腐などの 加工品ができることにも簡単に触れた。最後に,. ⑶ 授業の分析方法. ワークプリントで,学習について振り返ったり,. 4つの授業の目標が達成されたか,また,授業. 「きょうのきゅうしょくでがんばること」を書き,. の目標を達成するために,どんな学習内容が有効. 食べることへの意欲を持たせたり,「えいようし. であったかを検討するため,授業の前後に記述し. さんにききたいこと」を書き,豆に対する関心を. た「豆から連想するもの」 ,授業中のワークプリ. 広げさせたりした。. ント,授業の9,10時間目に行ったまとめの作文. 5時間目は,大豆について,さらに説明した。. を分析資料とした。記述されている内容からカテ. 「おまめのはなし」を参考に,豆の効果(血や筋. ゴリーを形成し,カテゴリーごとに記述した児童. 肉をつくる,体温を上げる,お腹の調子を整える. の数をカウントして示した。さらに,個人間の差. など)をワークプリントにまとめさせた。ただし,. 異に着目して,授業効果が上がる要因についても. この活動は大豆の効果を理解させることが目的で. 検討した。. はなく,豆を食べる意欲を高めるために取り入れ た。 6時間目は,豆の歴史や豆料理について触れ,. 3.結果と考察. さらに豆への関心を深めた。ここでは,おせち料. ⑴ 授業構成. 理に豆が使われていること,世界でも豆が食べら. 授業の内容は表2に示す通り,全10時間で構成. れていること,日本や世界の様々な豆料理,行事. した。その際,表1の小学校食教育プログラムの. 食として鏡開きの雑煮と小正月の小豆粥があるこ. 段階別指導目標と学習内容を踏まえ,五感を使っ. とを取り上げた。それを通して,自分たちの生活. て豆を知る,豆の名前を知る,豆を育てる,豆と. の中にある豆料理に気付くことができた。. 自分たちの地域との関係に気付く,豆や豆料理を. 7時間目は,生活科の時間で児童が育てた大豆. 食する,学校給食の中の豆料理を教材として取り. と購入した大豆を使って,各担任の先生とお手伝. 上げる活動を組み込み,授業を構成した。なお,. いの児童数名が豆腐を作った。1月11日鏡開きの. 大豆と小豆の栽培については,畑に植えた活動と. 日に,その豆腐を使って先生が作った雑煮を,2. 収穫の活動を授業の1,2時間目に組み入れ,観. 年生全員が食べ,食べた感想をワークプリントに. 察等は生活科の他の単元において行った。. 書いた。. 3時間目は,自分の知っている豆の名前を上げ. 8時間目は,児童が育てた小豆と購入した小豆. させることで,豆への関心を高めさせ,学習への. を使って,1月15日小正月に,先生が小豆粥を作. 注1). 意欲を持たせた。自作の教材「おまめのはなし」. り,2年生全員が食べた。豆本来の味に触れるた. を使って,日本では主に8種類の豆が作られてい. め,小豆粥は砂糖を入れずに作り,後から児童の. ること,世界には1800種類の豆があること,豆の. 好みで砂糖を入れた。最後に,児童たちは,食べ. 生産量は北海道が多いことなどを知らせ,ワーク. た小豆粥の感想をワークプリントに書いた。. プリントに記入させた。実際に,10種類の豆を見. 9,10時間目は,学習のまとめの時間として,. せ,触れさせた。最後に, 「今日の勉強で思ったこ. 「まめの勉強をして」という題の作文を,児童全. と,わかったこと」をワークプリントに書かせた。. 員が書き,豆学習について,全体を振り返った。. 312.

(6) 豆類を教材とした食教育プログラム. 表2 授業の内容 学習項目. 学 習 内 容. 時 配. 1.まめを育て る. ・大豆と小豆を観察し,ノートに書いた後,畑に植える。 (収穫までの間,大豆と小豆の成長の様子を観察ノートに書く). 1/10. 2.まめをしゅ うかくする. ・大豆と小豆を収穫する。 ・からを割り,中を観察した後,できた豆の様子をノートに書く。. 2/10. 3.まめのなか まをさがそう. ・自分の知っている豆の名前を上げて,豆の学習に関心を持つ。 ・ 「おまめのはなし」 (注1のp4-5,p14-15)で,日本では主に8種類の豆 が作られていること,世界には1800種類の豆があること,北海道の生産量 が多いことなど,豆について知る。 ・いろいろな豆の実物を見る。. 3/10. 4.きゅうしょ くでは,どん なまめをたべ ている. ・給食の献立表から豆を探し,豆を使った料理が多く含まれていることに気 付く。 ・豆を食べることの大切さについて知る。 ・大豆から醤油,味噌,豆腐などの加工品ができることを知る。 ・ 「今日の勉強で思ったこと,わかったこと」をワークプリントに書き,学 習について振り返る。 ・ 「きょうのきゅうしょくでがんばること」をワークプリントに書き,食べ ることへの意欲を持つ。 ・ 「えいようしさんにききたいこと」をワークプリントに書き,豆に対する 考えを広げる。. 4/10. 5.まめパワー を見つけよう. ・大豆について,さらに詳しく学習する。 ・ 「おまめのはなし」 (p10-11)を参考に,豆の効果をワークプリントにま とめる。 ・ワークプリントに, 「今日の勉強で思ったこと,わかったこと」を書き, 学習の振り返りをする。. 5/10. 6.まめの歴史 とまめの料理. ・ 「おまめのはなし」 (p6-7)で,日本に豆が伝わった歴史を知る。 ・おせち料理の中の豆料理を知る。 ・ 「おまめのはなし」 (p8-9)で,世界でも豆が食べられていることを知る。 ・ 「今日の勉強で思ったこと,わかったこと」をワークプリントに書き,豆 の歴史や豆料理について振り返る。. 6/10. 7.だいずを食 べよう. ・みんなが育てた大豆で,各担任の先生とお手伝いの児童が豆腐を作る。 ・豆腐を使って,先生が雑煮を作る。 ・豆腐を使った雑煮を食べる。(鏡開きの行事食) ・食べた雑煮の感想をワークプリントに書く。. 7/10. 8.あずきを食 べよう. ・先生が作った小豆粥を食べる。(小正月の行事食) ・食べた小豆粥の感想をワークプリントに書く。. 8/10. 9.学習のまと め. ・豆学習についての作文を書き,全体の振り返りをする。. 9,10/10. 313.

(7) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. 表3 豆から連想するものを記載した人数(n=71) カテゴリー. 項 目. 授業前 人(%). 合計 人. 授業後 人(%). 合計 人. 29. 2(2.8). 2. 行事. 節分. 29(40.8). 栽培した豆. 大豆. 45(63.4). 57(80.3). 小豆. 40(56.3). 67(94.4). ワークプリント. ソラ豆. 20(28.2). 48(67.6). に記入した豆. らっかせい. 20(28.2). 27(38.0). えんどう豆. 24(33.8). インゲン豆. 3(4.2). 9(12.7). 0(0). 7(9.9). 39(54.9). 36(50.7). ささげ. 67. 19(26.8). 実物や写真を見. 枝豆. た豆. トラ豆. 0(0). 29(40.8). ヒヨコ豆. 0(0). 22(31.0). 6(8.5). 18(25.4). 20(28.2). 11(15.5). グリンピース アーモンド 金時豆 黒豆. 0(0). 70. 10(14.0). 4(5.6). 8(11.3). レンズ豆. 0(0). 5(7.0). カカオ. 0(0). 3(4.2). コーヒー豆. 0(0). 2(2.8). ピスタチオ. 1(1.4). 1(1.4). 作ったり,話題. 豆腐. 1(1.4). 50(70.4). に上がった大豆. 納豆. 34(47.9). 27(38.0). 加工品. 味噌. 0(0). 27(38.0). あげ. 0(0). 25(35.2). もやし. 0(0). 25(35.2). しょうゆ. 3(4.2). 24(33.8). 豆乳. 0(0). 23(32.4). おから. 0(0). 13(18.3). きなこ. 1(1.4). 12(16.9). がんも. 0(0). 7(9.9). ゆば. 0(0). 3(4.2) 25(35.2). 話題に上がった. あんこ. 6(8.5). 加工品. 甘納豆. 7(9.9). 314. 39. きんとん. 0(0). チョコレート. 0(0). 13. 12(16.9) 1(1.4) 1(1.4). 110. 145. 236. 39.

(8) 豆類を教材とした食教育プログラム. 表4 大豆加工品を記載した人数(n=71) 大豆加工品名. 授業前 人(%). 授業後 人(%). 豆腐. 32(45.1). 61(85.9). 納豆. 23(32.4). 28(39.4). 味噌. 7(9.9). 36(50.7). あげ. 1(1.4). 39(54.9). もやし. 0(0). 28(39.4). 豆乳. 0(0). 42(59.2). 4(5.6). 36(50.7). がんもどき. 0(0). 21(29.6). あぶら. 0(0). 5(7.0). おから. 0(0). 17(23.9). きなこ. 0(0). 4(5.6). ゆば. 0(0). 4(5.6). しょうゆ. 表5 振り返り作文の記述内容(n=71) 内 容 豆への関心・意欲. 食べる意欲. 豆への親しみ. 給食. 人(%). 豆の種類は,とても多い. 38(53.5). 大豆や小豆は,いろいろなものに変身する(加工できる). 36(50.7). 世界にも,日本にもたくさんの豆料理がある. 34(47.9). 豆の大きさや形にびっくりした. 18(25.4). 豆のことを知った. 9(12.7). 豆腐作りを見て,豆腐の作り方がわかった. 8(11.3). 豆は世界中にある. 7(9.9). 大豆を煮たら,くさかった. 6(8.5). 豆の勉強が楽しい. 9(12.7). 豆のことをもっと勉強したい. 8(11.3). 豆は体に良い. 17(23.9). 手作り豆腐は,普通の豆腐とは味が違う. 11(15.5). 豆はおいしい. 9(12.7). 豆料理をたくさん食べたい. 9(12.7). 豆料理を作りたい. 7(9.9). 小豆粥の味がわかった. 23(32.4). 豆を育てて楽しかった. 22(31.0). 大豆や小豆を育てて,豆の育ち方がわかった. 9(12.7). 豆が一番獲れるのは北海道. 7(9.9). 豆を育てたい. 6(8.5). 給食の中にも,豆料理がたくさんある. 1(1.4). 合計 人. 173. 53. 67. 1. 315.

(9) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. ⑵ 授業評価. 業後に記載した児童が増えた。特に,トラ豆とヒ. ① 豆への関心. ヨコ豆は名前がユニークなため,児童の記憶に. 10). は,保育園児を対象とした食教. 残っていた。枝豆やアーモンドは,既に知ってい. 育プログラムの実践的研究の中で,食べ物に関す. る児童が多く,授業後,知っていても記載しない. る知的要求を充たすことも,子供たちの食べ物に. 児童が見られた。既存の知識よりも新しい知識の. 対する興味や関心を引出し,記憶を鮮明にさせ,. 方に関心があり,記載する傾向にあることがわか. 食べることへつながると指摘している。つまり,. る。また,たとえワークプリントに記入して印象. 豆の名前や豆の加工品を知ることや,豆の知識が. 付けても,児童がその豆に五感を通して触れなけ. 広がることが豆への関心が高まったかを知る指標. れば,興味・関心を示さず,記憶に残らないこと. として考えられる。そこで,豆から連想するもの. もわかった。. を,授業の前後に書いてもらい,豆や豆の加工品. 記述の量が大幅に増えてはいないが,記述した. の名前が,学習によってどのくらい増えたかを比. 児童が最も多かったのが「栽培した豆」のカテゴ. 較した。結果は表3の通りである。表中の数値は. リーの中の大豆と小豆である。小豆に関しては,. 内容項目を記述した児童の人数を示し,カテゴ. ほとんど児童が記述していた。この二つの豆は,. リーの授業前の合計人数と授業後の合計人数も示. 学習前から半数以上の児童が知っており,新たな. した。. 知識ではないが,栽培や食べるという体験を通し. なお,豆類と言えば,マメ科の植物をさすが,. て,他の豆よりも確実な知識となっていた。. マメ科以外の植物の種子で通常豆と呼ばれるも. 表4は,学習によって,大豆に関する加工品の. の,例えば,アーモンド,カカオ,コーヒー豆な. 知識がどのくらい増えたかを比較した結果であ. ども,この中に含めた。. る。表3と同様の結果が見られた。授業前,児童. 表3から,最も増えたのは「作ったり,話題に. の多くは大豆の加工品として豆腐と納豆ぐらいし. 上がった大豆加工品」のカテゴリーで,全体で延. か知らなかった。しかし,授業後は,豆乳,あげ,. べ197人が増えている。授業前,児童の半数は,. しょうゆなど12の加工品を上げることができた。. 大豆の加工品として,納豆は知っていたが,他の. 特に,豆腐と豆乳は豆腐作りの体験活動の影響で,. ものはほとんど知らなかった。しかし,授業後,. 印象に残ったと考えられる。. 豆腐,味噌,あげなど,大豆の加工品をたくさん. 表5は,振り返り作文の記述内容を授業の目標. 知ることができた。これを記載した時期は,学習. からカテゴリーに分け,内容項目を示したもので. 後1か月以上経っていたが,多くの児童の記憶に. ある。内容項目ごとに記述した児童の人数を示し. 残っていたことから,大豆の加工品について関心. ている。. が高かったことが窺える。特に,豆腐は,教師が. 記載内容で最も多いカテゴリーは「豆への関. 大豆から作って見せ,食べさせたことから,深く. 心・意欲」 (173)であった。豆の種類が多いこと,. 印象に残り,約7割の児童が記載していた。体験. 大豆や小豆は加工できること,たくさんの豆料理. に基づいた知識は重要であることがわかる。. があることが,振り返り作文の中に数多く記載さ. 次に増えたカテゴリーは「実物や写真を見た豆」. れていて,子供たちにとって,印象に残った学習. で,全体で延べ75人が増えている。これは, 「ワー. 内容であることがわかる。. クプリントに記入した豆」のように,日本で多く. 以上から,授業後,豆に関する知識が増えたり,. 生産されている豆として,授業中に全員がワーク. 広がったりしたことは明らかで,授業目標である. プリントに記入してはいない。授業中に実物や写. 豆への関心を持たせることができた。特に,大豆. 真を通して見た世界にある色々な豆である。しか. の加工品に対する知識は増えた。その理由として,. し,トラ豆,ヒヨコ豆,金時豆,レンズ豆は,授. 加工品が新しい知識であったこと,豆腐作りなど. 河村・高島. 316.

(10) 豆類を教材とした食教育プログラム. の体験活動が取り入れたことが挙げられる。また,. だった。ただし,2時間目の「給食でどんな豆を. 栽培を通して,大豆や小豆の理解が深まったこと. 食べている」(表2)で使われたワークプリント. が児童の関心の高さに影響していることも明らか. には, 「給食を残さず食べる」 (20人,28.2%)や「給. となった。. 食の献立に豆料理がたくさんある」 (7人,9.9%). ② 食べる意欲. の記述があった。「学校給食と食材とのかかわり. 表5より,2つ目の授業目標である「豆のよさ. に気付き,学校給食への関心を高める」という授. を知り,楽しく意欲を持って食べる」に関して評. 業目標を十分達成されたとは言えないが,一部の. 価する。 「豆は体に良い」 (23.9%) , 「豆料理をた. 児童は給食の中の豆料理に関心を持てた。. くさん食べたい」 (12.7%)や「豆料理を作りたい」. ⑤ 学習における個人差. (9.9%)など,豆を食べる意欲を作文中に表わ. 学習後,豆から連想するものや大豆の加工品の. した児童はそれほど多くなかった。. 記述数が特に増えた児童3名,増えなかった3名,. ただし,2時間目の「給食でどんな豆を食べて. 中間の2名を抽出し,その児童の学習状況を示し. いる」 (表2)で使われたワークプリントの記述. たものが,表6である。. の中には, 「大豆は栄養満点」 (22人,31.0%)や「豆. 豆から連想するものの記述数が11も増えたA,. 料理をたくさん食べたい」(18人,25.4%)の記. B,Cは,大豆と小豆の両方の加工品において,. 述があった。豆について学習した直後は,豆のよ. 記述数が増えていた。振り返り作文の内容も,他. さを実感したり,食べることの意欲を見せたりし. の児童より多くの視点から記述されていた。豆学. た子どもが3割程度いたが,時間の経過とともに. 習への意欲も,全員が高かった。ワークプリント. 少なくなった。. については,AとBは満点で,全ての問いに充分. ③ 豆への親しみ. 記述されていた。Cは,1問だけふつうであった. 3つ目の授業目標である「豆を育てたり,季節. が,充分な記述内容と言えよう。生活科への学習. や行事にちなんだ豆料理を食べたりすることを通. 意欲はAとBは高いが,Cはふつうであった。学. して,身近な土地でとれる豆に親しむ」について. 習の理解度は,AとCは高いが,Bはふつうだっ. 考察する。表3から,他の豆よりも,大豆と小豆. た。このことから,学習への意欲が高く,授業中. の認知度は高くなった。実際に栽培し,でき方や. に使用したワークプリントをしっかり書き,熱心. 実物を見たことや,雑煮や小豆粥を食べたことで,. な学習態度の児童は,必ずしも学習の理解度が高. 大豆と小豆の親しみが沸き,認知度は高くなった. くなくても,様々な視点から多くの知識を学んで. と考えられる。. いると考えられる。一方,児童Eは,学習の理解. また,表5より,「豆を育てて楽しかった」. 度は高いが,学習意欲が低く,ワークプリントの. (31.0%)や「大豆や小豆を育てて,豆の育ち方. 記述も不充分であるため,豆に関する知識はそれ. がわかった」 (12.7%)など,豆の栽培が豆への. ほど増えない。また,小豆粥や豆腐を食べた経験. 親しみを深めることにつながった児童が3割程度. の印象だけが強く,多くの視点から学習すること. 見受けられた。他に,1時間目の「お豆の仲間を. ができない。. さがそう」 (表2)で使われたワークプリントの. 学習の理解度が低いF,G,Hは,豆から連想. 記述の中には, 「北海道で豆が一番獲れる」 (58人,. するものの記述数は学習後も増えない。ただし,. 81.7%)の記述があった。豆の栽培や豆料理の試. 生活科や豆学習の意欲が低くないFは,大豆や小. 食が豆への親しみを深める結果につながったと思. 豆の加工品について,学習後に増えている。ワー. われる。. クプリントの記述もG,Hより良く,振り返り作. ④ 学校給食への関心. 文の内容の視点も多かった。学習への意欲が重要. 表5より,学校給食に関する記述は,1名のみ. であることがわかる。また,学習意欲が高くなく,. 317.

(11) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. 学習理解度も低いGやHは小豆粥や豆腐を食べた. るためには,学習意欲を高める必要がある。また,. 経験が最も印象に残り,知識の量は増えない傾向. 学習の理解度の低い児童に,学習内容を印象付け. にあった。. るためには,食べるなどの体験的な学習を取り入. 以上から,様々な視点から多くのことを学ばせ. れることが効果的である。. 表6 児童の学習状況. 児童. A. B. 豆の連想 授業前→ 後の記述 数 . 10→21. 6→17. 大豆加 工品 授業前 →後の 記述数. 3→9. 2→8. 小豆加 工品 授業前 →後の 記述数. ふり返り作文の内容. ワーク プリン トの記 述 . 豆学習 への意 欲 . 生活科 への学 習意欲. 学習の 理解度. 3→9. 豆を育てる,豆の種類,豆 の特性 大豆加工品,小豆加工品, 給食の豆料理 行事食,学習への意欲. 21点. 高い. 高い. 上. 0→6. 豆を育てる,小豆粥,豆腐 作り,豆の種類 豆の生産量,大豆加工品, 小豆加工品 豆の栄養,行事食,豆を食 べる意欲. 21点. 高い. 高い. 中. 20点. 高い. ふつう. 上. C. 7→18. 4→9. 3→8. 豆を育てる,小豆粥,豆腐 作り,豆の種類 大豆加工品,小豆料理,豆 料理への興味 行事食. D. 4→8. 1→6. 3→8. 豆を育てる,小豆粥,豆腐 作り 大豆の加工品,大豆の料理. 18点. 高い. 高い. 中. E. 5→12. 0→4. 3→4. 小豆粥(食べたことのみ), 豆腐作り 豆の種類,大豆加工品. 16点. ふつう. 低い. 上. 16点. ふつう. ふつう. 下. F. 3→4. 1→6. 2→7. 豆を育てる,小豆粥,豆腐 作り,豆の種類 大豆加工品,大豆料理. G. 5→5. 1→3. 1→3. 小豆粥(食べたことのみ), 小豆料理 大豆料理. 14点. ふつう. 低い. 下. H. 2→3. 1→3. 2→2. 小豆粥と豆腐(食べたこと のみ). 12点. ふつう. 低い. 下. ワークプリントの記述については7問あり,1問ずつについてよくできた3点,ふつう2点,不充分1点とし,合 計を算出した。. 318.

(12) 豆類を教材とした食教育プログラム. この授業を通して,食材としての豆に対する児. 送や通して,繰り返し豆のよさを子供たちに伝え. 童の知識を増やしたり,広げたりして豆への関心. る必要がある。また,食育便りの発行,学校給食. を高めさせることができた。特に,大豆の加工品. 試食会,親子料理教室などを通して,家庭と連携. は,新しい知識として定着した児童が多かった。. しながら,豆料理や豆の加工品を食べる機会を増. 頻繁に食卓に上がる豆腐やあげや味噌などが大豆. やすことが重要である。. の加工品であることが認識できたことは,食への. また,低学年において豆を教材にする場合,ま. 興味・関心を高めることになったと確信できる。. ずは見る,触る,食べるといった五感を通した体. 小学校低学年から食教育の教材として豆を取り上. 験から,豆を知ることが大切である。今回は豆腐. げることは可能であり,重要であると言える。. や小豆粥を食したが,豆を炒ったり,ゆでたり, 煮たりして,豆そのものを食べる体験を取り入れ. 4.まとめ. ることも必要であったと考える。さらに,学習の 理解度が高い児童には,体験的な活動のみならず,. 豆を食べる健康的な食習慣を幼少期から形成す. 豆の効果,生産量,加工品,料理など多くの視点. るために,豆類を教材とした小学校低学年におけ. から豆の知識を増やすことが大切である。豆料理. る食教育プログラムを開発し,生活科の授業で実. や豆の効果を知ることは,後々食することにもつ. 践した。結果は,以下の通りである。. ながると考える。そして,児童の食材に関する関. ・授業は,学校給食や行事食を教材として取り上. 心を高めるためには,それを教える小学校教員並. げる, 五感を使って豆を知る,豆の名前を知る,. びに小学校教員養成課程の大学生の豆や豆料理に. 豆を育てる,豆と自分たちの地域との関係に気. 対する興味・関心を高め,知識を豊富にさせるこ. 付く,豆や豆料理を食する活動を取り入れて構. とは重要である。今回の「豆類を教材とした食教. 成した。. 育プログラム」を家庭科研究会や大学の講義で啓. ・授業の前後に記述した「豆から連想するもの」, 「大豆の加工品」の分析から,豆に関する知識. 発すると同時に,豆を使った調理実習などを取り 入れたいと考える。. が増え, 理解が高まったことが明らかとなった。 特に,大豆の加工品に対する知識は増え,豆に 対する関心を深めることができた。 ・学習直後は,豆のよさを実感したり,食べるこ との意欲を見せても,時間の経過とともに,そ. 注1 「おまめのはなし」は,日本豆類基金協会制作に よる小学生向け学習読本「生命のもと 元気のもと おまめのはなし」を参考に,家庭科専攻の担任が 作成した資料である。. の意識は薄れていった。. 引用文献. ・学校給食に関する記述は少なく, 「学校給食と 食材とのかかわりに気付き,学校給食への関心. 1)厚生労働省.健康日本21.. を高める」という授業目標は充分達成されな. http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounipp. かった。 ・学習効果を上げるためには,学習意欲を高める ことが重要であり,学習の理解度の低い児童に は,食べるなどの体験的な学習を取り入れるこ とが効果的である。. on21/about/index.html. (入手日:2015.5.1) 2)厚生労働省.国民健康・栄養調査報告. http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/ h22-houkoku-07.pdf. (入手日:2015.5.1) 中井久純,勝野真吾,北山敏和.学童期の小児の健 康実態に関する疫学的研究:農村地域中学生の身体発 育度と脂質摂取量について.神戸国際大学紀要.1997, 53, 127-139. 今後, 豆を食べる意欲や機会を増やすためには,. 3)文部科学省.学校給食栄養報告.. 栄養教諭と連携し,給食献立表のお便りや校内放. http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/. 319.

(13) 土岐 圭佑・大橋 裕子・岡田みゆき. eiyou/gaiyou/1351887.htm.(入手日:2015.5.15) 4)鈴木洋子.小学校低学年からの食生活学習の構想: 文 部 省 研 究 開 発 学 校 新 設 教 科 お よ び 英 国“Health Education”からの検討.日本教科教育学会誌.1998, 20, 4, 9-15 5)志垣瞳,池内ますみ,小西冨美子,花﨑憲子.大学 生の魚介類嗜好と食生活.日本調理科学会誌.2004, 37, 2, 206-214 6)梅本真美,奥野そのみ,吉本優子,谷川賀苗,南出 隆久.幼稚園児を対象とした食育プログラムの取り組 み-野菜に興味・関心をもつ食育と絵本の連携プログ ラムの実践-.帝塚山学院大学 人間科学部研究年報. 2013, 15, 74-82 7)文部科学省.学校における食育の推進・学校給食の 充実. http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/ index.htm.(入手日:2015.5.15) 8)飯田真希,横山真智子,夫馬佳代子.子どもの五感 を生かした食教育の実践.岐阜大学教育学部研究報告 教育実践研究.2011, 13, 99-107 9)文部科学省.食に関する指導の手引. h t t p : / / w w w . m e x t . g o . j p / a _ m e n u / s p o r t s / syokuiku/07061818.htm.(入手日:2015.5.15) 10)河村美穂,高島彩.保育園児を対象とした食教育プ ログラムに関する実践的研究.埼玉大学教育学部附属 教育実践総合センター紀要.2008, 7, 269-277. (土岐 圭佑 釧路校講師) (大橋 裕子 根室市立北斗小学校教諭) (岡田みゆき 旭川校教授) . 320.

(14)

参照

関連したドキュメント

工学部の川西琢也助教授が「米 国におけるファカルティディベ ロップメントと遠隔地 学習の実 態」について,また医学系研究科

オーディエンスの生徒も勝敗を考えながらディベートを観戦し、ディベートが終わると 挙手で Government が勝ったか

「職業指導(キャリアガイダンス)」を適切に大学の教育活動に位置づける

また、学内の専門スタッフである SC や養護教諭が外部の専門機関に援助を求める際、依頼後もその支援にか かわる対象校が

ら。 自信がついたのと、新しい発見があった 空欄 あんまり… 近いから。

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

社会教育は、 1949 (昭和 24