〈論文〉標識グラフの数え上げ問題についての一考察
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(2) 総合 社 会 学 部紀 要. 単 純 グ ラ フGに Φ({ゼ,ブ})-1}と E)と. 第1巻. 第1号. つ い て 、酬{〃}∈(y)1 書 く と 、0はyとEの. qω. 考 え て も よい。. 01と02は. つ Φ1一 Φ2が 成 り立 つ と き. 同 等 で あ る と い い 、Ol-02と. 点 ゼ,ブ ∈yに. θω. ー乞1,ゼ2,…,. の 係 数 とす. の. 一 Σ2(η2)夷1(32) η=1. で あ り、0(の. 「{乞 ¢,∫2-十 一1}∈E,2-1,2,…,. ん一1」 を 満 た す と き 、PをGの. η!. る 指 数 型 母 関 数G@)は. お い て 、 ∫,ブ ∈ レ,G. ≠カ に 対 し、 異 な っ た 点 の 列P:ゼ 娠一ブが 条 件. ∬η. の 個 数 を 表 し て い る 。G。(1)を 書 く。. こ こで は 、 単純 グ ラ フの み を扱 う。 単 純 グ ラ フ θ=(y『,E)に. 一(1+灘)・(31). 1糞 籠q穐 臨 簸 擁∴. 2つ の グ ラ フG1-(y1,Φ1),G2-(y2,Φ2に つ い て 、y『1-y2か. 一 名(祝9)〆. 対(γ,. は標 識 グ ラ フ の 指 数 型 母 関 数 と. い わ れ る。. 道 と い う 。2. 対 し、 ゴと ブの 問 に 道 が 存 在 す る と. き 、 ゴと ブ は0に. お い て 連 結 し て い る と い う。. θ の ど の2点. も連結 して い る と き、θ は 連結. グ ラ フ とい わ れ る 。 自明 な グ ラ フは 連結 グ ラ フ と 定 め る 。0の. 部分 グ ラ フの うち 、 連結 とい う. 性 質 で の 極 大 な も の をGの(連. 結)成. 分 とい. う。 本 論 で は 、 互 い に 同等 で な い標 識 グ ラ フの個. 4連. 結 な標 識 グ ラ フ. この節 で は い ろ い ろ な種 類 の グ ラ フ の数 え上 げ を考 察す る。 この考 察 に とて も大 きな力 を発 揮 す る補 題 を用 意 す る。 グ ラ フ を観 察 す る と、 い ろ い ろ な 性 質 が 見 ら れ る 。 性 質Pを 考 え よ う。α.を性 質Pを. もつ 位 数 η の す べ て の グ ラ. 数 を考 察 す る こ とに す る 。 この ア プ ロ ー チ を標. フ を η個 の 名 前 の 組 か ら標 識 づ け る 仕 方 の 数. 識 グ ラ フ の 数 え 上 げ と 呼 ぶ 。Riddell[2]は. を表 す もの と し、指 数 型 母 関数. 標. 識 グ ラ フの 数 え 上 げ の 考 察 に1つ の た いへ ん 美 しい シ ンプ ル な方 程 式 を編 み 出 した。 こ こで 、 この 方程 式 の 適用 の広 さを観 察 して み た い 。. . ・ω. れ. 一 Σ 砺 夷!・ η=1. を考 え る。 グ ラ フのサ イ ズ を考 慮 に入 れ る場 合 は 次 の指 数型 母 関数 が 考 え られ る。. 3標. 識 グ ラ フ の母 関数. . ・(∬,〃)一 Σ. れ. 砺ω. 蒐!・. η=1. 点 集 合y-{ゴ1,ゴ2,…,帰 う ち 、 大 き さgの. (2)に は ω. 上 の標 識 グ ラ フ の. 標 識 グ ラ フ の 個 数 を考 え る。. 個の元があ るか ら・(ζ)か ら9. 個 の 元 を取 り出 しグ ラ フを構 成 す る 。構 成 され た こ の グ ラ フ は大 き さgのy上. こ こ で 、 δ。(〃)のプ の 係 数 は 性 質Pを. もつ位. 数 η、 サ イ ズgの 標 識 グ ラ フ の個 数(η 個 の 名 前 の 組 か ら標 識 づ け る 仕 方 の 数)を. 表す 高 々. ω 次の多項式であ る・. 標 識 グ ラフで. あ り、 取 り出 した σ個 の 組 が 異 な る と対 応 す. 補 題1. ∬η. る標 識 グ ラ フは 異 な っ た もの に な る 。 した が っ つs個. ∴噂 漁 二. の 係 数 は 、 性 質Pを も(1)α ∫(∬)に お け る η! の グ ラ フ01,02,…,0、 を並 べ た組. (θ1,G2,…,G、)の. うち これ らの グ ラ フが 互. い に共 通 な点 を持 た な く、 かつ. η(01)+η(02)+…+η(G。)一. ηを満 たす組 を. 1か ら η ま で の ラ ベ ル で 標 識 づ け る 仕 方 の 数 を. 項 式G。@)は. 標識 グラ フの数 え上 げ通常 型母. 関 数 とい わ れ 、 そ れ は. 一50一. 与 え る。.
(3) 標 識 グ ラ フの数 え上 げ 問題 につ い て の一 考 察. 二じη. (2)αs(偽 〃)に お け る ガ を も つs個. η!. の 係 数 は 性 質P. の グ ラ フOl,02,…,0、. た 組(θ1,θ パ. 定 理1.(Riddell[2]) 1十 θ(∬)一 θc(∬)(4.3). を 並 べ. ・・,G、)の う ち こ れ ら の グ. そ こ で 、(4.3)の. 形 を し た 式 をRiddell型. 方. ラ フ が 互 い に 共 通 な 点 を 持 た な く、 か つ. 程 式 と呼 ぶ こ と に す る 。(4.3)か. η(01)+η(02)+…+π(0。)一. 求 め る こ と は 困 難 で あ る。 そ こ で、 た い へ ん. η を 満 た し、. g(Gl)+g(G2)+…+g(G、)-gを を1か. 満 た す組. ら η ま で の ラベ ル で 標 識 づ け る 仕 方. 有 効 な 道 具 を 述 べ る 。 次 の 補 題 はHararyand Palmer[1]に. 見 られ る もの で あ る。 OQ. の 数 を与 え る 。. Σ ・!. oo. 補 題1に. お け る ∫個 の グ ラ フ の 組 の 中 に 並. 補 題2.. Σ 且ボ. べ る 順 序 を 考 え な い と す る な ら ば 、 α8(の あ る. κ ル. 調 肱. 辮. で 表 さ れ、 ま た. ルΣ レ. 1. く. ・-1s!. 隅. Σ 。 。 αs(∬,〃) が あ. 対 して 、 篇. が あ る 指 数 型 母 関 数F(の. 芸郵). 現 α. ・!で割 れ ば よ ・・。 Σ ∵. な ら ば、. ー ・-1. 珊=0. 7η ≧1に. い は 鵡)を. ら 直 接 各C.を. が 成 り立 つ 。 る 指 数 型 母 関 数F(∬,〃)で 補 題2に. 表 され る もの とす る 。 す な わ ち. お い て、 塩. 一2㈲. 砺 一C規/辮!と お き、 等 式(4.3)に. 伽!お. よ び. 注 意 して 漸. 化式. Fω 一二 α芸1) s=1. ら 一2(2)一 ÷ Σ ん(鴛)挑(44) κ=1. F(偽 〃)一 望(脅!"). を 得 る 。(4.4)を. s=1. こ の2つ. の初 め の い く. つ か の 項 を求 め る と. の式はそれぞれ 一2αω. (4.1). 1+-F(偽 写)一θ礁"). (4.2). 1+Fω. 利 用 し てC(の. ∬)一. 十. と書 か れ る 。. ∬ 十. 灘24∬338」 十. じ4728∬5C( 十2!3!4! 5!. 十. 26704」 じ61866256灘7251548592二 十 十. じ8. 6!7!8!. Riddell[2]は. 連 結 と い う 性 質 を も っ た. 十. 66296291072∬934496488594816∬lo 十 10!9!. 標 識 グ ラ フ の 数 え 上 げ を 行 っ た 。C(∬)一. Σ 卿1蝶. を連 結 な灘. グ ラ フに対 す る母. 関 数 と す る 。 こ こ で 、C.は 位 数 η の 連 結 な 標 識 グ C5ω ラ フ の 個 数 で あ る 。 こ の と き、 は s! ち ょ う どs個. の成 分 を もつ標 識 グ ラ フ に対 す る. 指 数 型 母 関 数 で あ る 。 す な わ ち 、 この指 数型 母. 十 。。・(4.5). た と え ば 、C(∬)に. ∬4. お い て4! の 係 数38は. 4の 連 結 な 標 識 グ ラ フ が38通 し て い る 。 定 理1は. 位数. りあ る こ と を示. 点 の個 数 をパ ラ メ ー タに し. て連 結 標 識 グ ラ フを数 え上 げ て お り、 そ こでサ イ ズ もパ ラ メ ー タ に 含 め て の 連 結 標 識 グ ラ フ の. 」 じη. 関数 の. の 係 数 はs個. の 成 分 を もつ 位 数 η の. η! 標 識 グ ラ フの個 数 で あ る 。 この 指 数 型母 関 数 を s-1,2,3,…. に わ た っ て の和 は標 識 グ ラ フ の 指. 数 型 母 関 数0(の((3.2)で 与 え ら れ て い る)に 一致するはずであ る 。(4.1)に お い て 、F(の を θ(の 、 α(の をC(⑳. と置 き換 え て、 次 の 定 理. が 得 られ る 。. 数 え 上 げ を 考 え て み る 。 こ の 場 合 は2変. 母 関 数 の 考 察 に 通 じ る 。 母 関 数C(∬,雪)= 。。. ΣC。 れコユ. 」じ η. ω. 刎. を 考 え る 。 こ こ で 、C。(〃)の. ♂. の 係 数 は 位 数 η、 サ イ ズgの 連 結 な 標 識 グ ラ. 逗 響雛 菱腔 準 査 ち ょ う どs個. の 成 分 を もつ 標 識 グ ラ フ に 対 す る. 母 関 数 で あ り、 こ れ をs-1,2,3,…. 一51一. 数. にわた って.
(4) 総合社会学 部紀 要. 第1巻. 第1号. の和 は . θ(鋤)一. れ. Σ(ち ω. 夷!. κ=1. に 等 れ. し い 。 こ こ で 、0。(〃)は(3.1)で. る 。(4.2)に. お. α(∬,〃)をC(∬,〃)に Riddell型. い 置. 与. え ら. てF(∬,〃)を0(∬,写)に き 換. 、. え る こ と に よ. り、. 方 程 式 が 得 られ る。. で与 え られ る。 d個. の 奇 点 を も つ 位 数 η、 サ イ ズgの. 連結 な. 標 識 グ ラ フ の 個 数 を 〆 〃d匂 の 係 数 に す る 母 関. 定 理2.. 数 をC。(∬,〃)と し、 指 数 型 母 関 数. 1+0(∬,写)=θc叫. . 補 題2を. 用 い て漸 化 式. 傭)一. 傭)一. c(灘,〃,9)一. コ. 謬. ん(ん)傭)q.、. ω. κ=1. を 考 え る 。[3]に. り. Σ(㌦(偽. 〃)1!. . お い て 、C。(偽 〃)は 若 干 複 雑. な 方 法 で導 か れ た。 こ こで は、Riddel1型 方 程. を 得 る 。Cl(∬)=θ1(∬)=1で. あ る か ら、. 式 に視 点 をお い てC。(∬,〃)を導 く簡 単 な手 法 が あ る とい う こ とを紹 介 す る。 定 理3に 基 づ き新 た に指 数型 母 関 数 を定 義 す る。 す な わ ち 9η. ω。(∬,〃)を の係 数 にす る指 数 型 母 関数 η! . ω(灘,〃,9)一. Σ 砺(偽. れ. 〃)1!. η=1. を 考 え る 。 ω(灘,〃,9)とC(∬,解)の て 、 再 びRiddell型. 定 理4.. が 得 ら れ る 。 た と え ば 、C4(∬)に 係 数6は. 位 数4、. サ イ ズ5の. お い て ゴ の. 連結 な標識 グラ フ. の 個 数 を示 し て い る 。 ま た 、C4(1)-38は(4.5) ∬4. に 見 られ るC(の. の4!の. 係 数 に一 致 す る 。. も う少 し微 細 に グ ラ フ の 分 類 を 考 察 して み る。点 に接続 す る辺 の個 数が その 点の 次数 で あ り、 次 数 が 奇 数 で あ る 点 を 奇 点 と よぶ 。 グ ラフの奇 点の個 数 はつ ねに偶 数で あ る ことは よ く知 られ て い る 。 次 の 定理 がTazawaand Shirakura[3]に. 定 理3.d個. よ っ て与 え られ た。. の 奇 点 を もつ 位 数 η、 サ イ ズg. の 標 識 グ ラ フ の 個 数 を ♂ ♂+9の 係 数 にす る母 関数は. 関係 につ い. 方程 式 が得 られ る 。.
(5) 標 識 グ ラ フの数 え上 げ 問題 につ い て の一 考 察. と書 き直 さ れ る 。 し た が っ て 、 位 数4の. 連結 な. 標 識 グ ラ フに つ い て 、 次 の表 が 示 され る。. ま た 、C4(1,1)=38で. あ. り 、 こ れ は(4.5)に. 見. ∬4. ら れ るC(∬)の. の 係 数 に 一 致 す る 。4!. 参考文献 L1] F. Harary and E.M. Palmer, Graphical Enumeration, Academic Press, New York and London, 1973. [2] R.J. Riddell, Contributions to the theory of condensation, Dissertation, Univ. of Michigan, Ann Arbor, 1951. [3] S. Tazawa and T. Shirakura, Enumeration of labelled graphs in which the number が 得 ら れ る 。 た と え ば 、C4(∬,〃)を うoC4(∬,〃)1よ. 考 え て み よ. of oddvertices. given, Kobe Journal 10(1993) 71-78.. and the size are of Mathematics.
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