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直立姿勢時における重心動揺の測定値

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Academic year: 2021

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(1)直立姿勢時における重心動揺の測定値 山本広樹※. MeasuringDatao fBodySwaya tQ u i e tS t a n d i n gP o s t u r e H i r o k iYAMAMOTO. A b s t r a c t. Q u i e ts t a n d i n gp o s 知r ei sv e ηru n s t a b l es t a t e .T h e r e f o r ep e r s o na l w a y sa r es w a y i n ge v e nw h i l es t a n d i n g. e n t e r o f p r e s s u r e(COp)m e a s u r e sd e r i v e d企omf o r c ep l a t ed a t a. c a l m l y .An ds u c hbodys w a y sa r eo f t e ne s t i m a t e d企omc i m i n ga tt h eq u a n t i t a t i v ee v a l u a t i o no fac a r s i c k n e s ss t a t e,wea r ei n v e s t i g a t i n gt h ei n f l u e n c eont h i sbody Ono n ehand,a swaya tb o a r d i n gt oc a r s .I no r d e rt oknowt h en o r m a ls t a t ea sc o m p a r i s o nd a t a ,wep u tt h em e a s u r e m e n t so fbodysway a b o u t212s u b je c t s企om3t o7 9y e a r so l di n t op r a c t i c e .M e a s u r e m e n t sw e r ec a r r i e do u tu n d e rt h ec o n d i t i o nwhich o p e n e da n dc 10 s e de y e sf o r3 0s e c o n d s .S a m p l i n gr a t ewas1 0 0 s / sa n dc u t o f ff r e q u e n c yo fLPFwass e tt o1 0 H z .From t h e s ee x p e r i m e n t a lt i m es e r i e sd a t a ,wee s t i m a t e dsomee v a l u a t i o ni n d i c e s;L o c u sl e n g t h( a )34cmσ. 今. 1 5,( b )44cmσ. 主2 1, Ar e aofsway( R e c t a n g u l a r )( a )3 . 6 cm2σ王 子8 . 5,( b )4. 4c m2σ二 9 . 0, (Meanc i r c 1 e )( a )0 . 9 c m2σ今1.9, ( b )0 . 9 c m2. σ王子1.2, h e r e( a )s t a n d sf o ru n d e ro p e n e de y e s,( b )s t a n d sf o rc 10 s e de y e s .I na d d i t i o nt ot h i s, L o c u sl e n g t hp e ru n i ta r e a , Meani n s t a n t a n e o u ss p e e da n dMaximumi n s t a n t a n e o u ss p e e dw e r ea l s oc a 1 c u l a t e d .However ,t h o s ev a l u e sa r et h emean 10 s e de y e sw e r ed i f f e r e n ti n v a l u e so fo v e r a l ld a t a .Thet e n d e n c yo ft h ec h a n g ei ni n d e xv a l u e sb e t w e e no p e n e da n dc t . e a c hs u b je c Keyword Bodysway ,S t a n d i n gp o s 旬r e, Fo r c ep l a t e,S t a b i l o m e t e r , Motions i c k n e s s. 1.はじめに. る。また、スポーツ分野に於いて、バランス能力の評価に. 人体の重心位置は比較的高く、足裏の接地面積は小さい。. 用いられている他、精神医学の分野に於いても、ストレス. そのため、直立姿勢は大変不安定な状態である 。また、風. 値の評価等へ活用する研究が行われている 。何故なら、重. 等の外力が無くとも、筋肉の僅かな弛緩が姿勢の乱れを誘. 心動揺データは、姿勢制御の特性だけでなく、姿勢を乱す. 発する 。 したがって、人は静かに立っているときでも、常. 原因となる筋肉の状態を含め、精神状態を反映していると. に揺れ動いている。この身体の揺れは、重心動揺計という. も考えられるからである 2)。. 装置を用いて、重心位置の水平方向の変位として捉えるこ. 1 . 1 車酔いの評価と重心動揺. とができる 。なお、重心動揺計で測定される重心位置とは、. ところで、車、船、飛行機、列車等の乗り物酔い(動揺. 足裏の接地面圧の幾何学的中心 COP(C e n t e r O f P r e s s u r e). 病)とその対策に関する様々な研究が古くから行われてい. であり、身体が粗静止状態にあることが前提である。. るが 3)、こうした研究を科学的に進めるためには、定量的. この重心動揺計. 1 )を用いて測定される重心動揺データ. かっ客観的な乗り物酔い状態の評価方法が必要である 。. は、身体を直立状態に保つための姿勢制御結果を反映して. しかしながら、従来の主な評価方法である、被験者によ. いる 。そのため、医療現場に於いて、舷量(めまし、)や平. る官能評価は、評価法に関する技術が進んだとはいえ、ま. 衡器官の検査、加齢によるバランス感覚の衰えを診る健康. だまだ客観性と定量性が十分とは言い切れない。また、被. 診断、リハビリテーション時の状態把握等に活用されてい. 験者の心拍・発汗・血圧・筋電・脳波等の生理活動を計測 する方法は、定量性や客観性に優れるものの、実施に高価. *近畿大学工業高等専門学校. な機材や専門性と時間が要求されるため、大量の実験デー. 総合システム工学科機械システムコース. タを手軽に得る手段としては必ずしも適さない。更に、血. h︼. nべU. nノ.

(2) と測定結果について述べる。. 液成分検査では、被験者への負荷が大きい。 そこで、我々は、車酔い状態を定量的に評価する方法へ. 2. 測定方法と評価指標. 前述の重心動揺データを利用できなし、か研究を行ってい る。車百科、が、身体の平衡感覚に影響を及ぼすならば、自. 重心動揺データの取得には、重心動揺計を用いる 。重心. n sにその規格があり、市販の製品も. 動車への乗車前後で、重心動揺の制御特性に変化が現れる. 動揺計については、. のではないかと考えたからである。重心動揺データの取得. あるが、今回は、ロードセノレ(荷重センサ)を用いて製作し. は、体重計のような外観をもっ重心動揺計の上へ、比較的. た装置を用いた。また、得られた重心動揺データは、幾つ. 短時間乗るだけでよい。そのため、重心動揺計測による車. かの従来指標を求めてその傾向について分析を行った。本. 酔い状態の評価方法が確立できれば、物理データとしての. 章では、今回の測定における重心動揺計、評価指標、測定. 客観性と定量性を確保しながら、被験者への負担が少なく、. 条件について述べる。. 容易に実施できる方法として、大量のデータ取得に適して. 2. 1 重心動指針 i g . lに示す.図中、右から 製作した測定装置の外観を F. いると考えられる。. 1 . 2 データ数と平常値. 容量 981Nのロードセノレ 3個(ミネベア側製、小型圧縮型. 上述の車酔いの評価も重心動揺の測定も、人間を含むシ. LSM-I00K-B) を組込んだ測定台、中央上がロードセルア. ステムを対象としたものである。人間である以上、個々の. F ユニット 3 個 ( 閥 タ ー ト ル 工 業 製 ン プ 兼 USB I. 特性が時間的にも各個体についても同一であるとは考え. TUSB-SO1 LC2Z)、下が USBハブ及び ACアダプ夕、左は. 難い。身体の置かれた状況、精神状態、体調、測定までの. 記録及びデータ処理用ノート PCである 。使用時は測定台. 行動等によって影響を受け、時間的に一定のものではなく、. に被験者が乗り、足底からの垂直荷重を一定時間測定記録. 時々で変化するものと推定される 。健康状態にあると考え. する 。測定台はロードセル 3個による 3点支持となってお. られる人の姿勢制御特性で、あっても、元々、個々人で差異. り、この荷重測定データから水平面上の重心位置を計算し、. があると推測される 。. 分析を行った。なお、重心位置計算は静的荷重モデルとし. したがって、重心動揺データを基に評価を行う場合、た. て行った。 3つのロードセルは一辺約 32cmの正三角形の. だ一つのデータから、確定論的な結論が得られるとは考え. 頂点に配置している 。また、各ロードセノレが上部足置板部. 難く、多数のデータを処理して、統計的に結論を導くのが. 分を支える支持部は、直径 3mmの円柱状である 。 時. 妥当である 。また、データ取得の際、精神状態、体調、直 前の行動(飲食や運動)等のデータに影響を与える因子を. ':~ f 一一 一. 私設. 制御し、条件をできる限り統一することも重要となる。. iG~:1:'~:::,; ( i. 短時間の乗車による重心動揺データへの影響を実際に 測定して見たところ、個人によりその変化傾向は異なって. 一. いるとともに、データの特徴量も数値も様々であった。さ. 司 . ' : 古 ; Jノ. F i g . lMeasurementSystem. らに、事前の行動条件を細かくかっ厳密に制御することは、. (F o r c e p l a t eandI n t e r f a c eD e v i c e s). 比較的困難であるという問題も認められた。. 2 . 2 評価指標. よって、比較的緩い実験条件の下、車酔い(可能なら短. 医療分野では、先ず、重心動揺データを動揺軌跡のグラ. 時間乗車)による影響を、重心動揺データの特徴変化から. フ(重心動揺図)として可視化し、医師がその態様を観察. 読み取るためには、適切な評価指標を見出すことが必要で. して特徴と傾向を判断する。そして、重心位置の時系列デ. ある。そしてそのためには、平常時の具体的特性数値やそ. ータから求められた幾つかの指標値による定量的比較と. のばらつきを、幅広い年齢、身体特徴(身長・体重)、性. 合わせて、医療診断に役立てられている 。. 別で把握しておく必要がある 。. この評価指標については、従来から様々な研究が行われ. 1 . 3 目的. てきたの5)など。代表的なものに、体平衡検査で一般的に使. 人の重心動揺については、各種の研究報告があり、実験. 用される、重心動揺軌跡距離(以下、「重心動揺長」と呼. や医療データを基に、数値例も報告されている。しかしな. t c )、 ぶ)、重心動揺面積(外周面積、矩形面積、実効値面積 e. がら、その目的も条件も様々であり、車酔い研究を進める. 単位面積長(重心動揺軌跡距離を重心動揺面積で除した. 際の具体的検討データとしては十分ではない。. 値)がある 。前二者は身体動揺の不安定さを、後者は直立. そこで、車酔い評価等の研究を遂行するための基礎資料. 姿勢制御の微細さを表すと言われている。. を得ることを目的として、老若男女 200名程度の直立状態. これを参考に、今回の測定では、重心動揺長、重心動揺. における重心動揺データの測定を行った。以下、その内容. A告 のん.

(3) 面積(矩形と平均半径)、単位面積長を求めた。 また、加. が少ないものの、概ね全年齢範囲に亘る測定値が得られた。. えて、動揺速度の最大値と平均値の計算も行った。具体的. そこで、前述の方法と条件により得られたデータから求め. な処理方法は次のとおり 。. a b l e . lに示す。 た各評価指標値を T. 重心動揺長は、時刻が前後するデータ間の直線距離を計. 重心動揺長は、開眼時の平均が約 34cm、開眼時が約. 算し、その値を全データ分積算して求めた。重心動揺面積. 44cmとなり、目を閉じることによって約 1 0c m程度長くな. の内、矩形面積は、重心動揺データの X 方向と Y 方向の. っている 。これは、姿勢制御に視覚情報を多く取り入れて. 変動幅の積、 平均半径面積は、各時刻の動揺中心(各時刻. いる人が多いことを示していると考えられる 。また、標準. の重心位置データの幾何学重心)からの距離を計算し、そ. 偏差は開眼時約 15cm、閉眼時 21cm となっており、閉眼. の平均値を半径とした円面積とした。単位面積長は、重心. 時の方がぱらつきは大きい。このことは、視覚情報にあま. 動揺長を平均半径による重心動揺面積で除算して求めた。. り頼らない姿勢制御特性をもっ人もある程度いる可能性. 動揺速度は、時刻が前後するデータ間の直線距離をサンプ. を示している 。なお、値のばらつき自体が大き く、個人差. リング間隔(時間)で除算して、瞬間速度とし、その平均. も大きいと言え、開眼時と閉眼時の平均重心動揺長の差は、. と最大値を求めた。. 何れの平均値からも l σ の変動範囲内に入っている。. 2. 3 測定条件 目を開けた状態(開眼)と閉じた状態(閉眼)、で各 30. 40. Aged i s t r i b u t i o n. 秒間、静かに直立姿勢をとり、重心動揺を計測した。開眼 30. 時は、約 1 . 5m先の目線に近い高さへ設置した目印を見る. 図F emale. 状態とした。 目印は、 A4用紙に印刷した半径 12cm程度 の三重の円形図で、円内部は 3色に塗り分けたもの。開眼. • Male. p , . 10. を先に行い、続いて閉眼の測定を行った。開眼と閉眼の測 定間隔は、 1分以内程度である 。. O. 重心を求めるための荷重計測は、サンプリングレート. F タ タ タ タ タ タ sT,";)~ / ?,ro~. 、も'や や や や や や ρ;, > > I ( i I. 1 0 0 s / sで、 行った。そして、各時刻における重心位置を 3ch. I. " ; ) ' ¥ .. Z. ,ro~ ; や や,手 ~I(i‘ 合; , "r o 小 やr 2. Ageb r a c k e t s. 分の荷重計測値から計算し、重心位置の時系列データを得 た。 この時系列データに、カ ッ トオフ周波数 10Hzの LPF (ローパスフィルタ)処理を行った後、各評価指標値の計 算を行 った。なお、 LPFの設定値により、同じデータを用 いても、異なる評価指標値が得られる 。今回は、重心動揺 I S規格に定め られた、 自由振動数 20Hz以上とい う 計の J. 規定と、日本平衡神経科学会の重心動揺検査の基準 (Power 加 m を 0 .02Hz より 5-10Hzで求めるというもの)を s p e c. 参考に、10Hzを闇値とした。LPFは、矩形窓で FTと1FT の組合せでプログラムによる計算処理により行った。. F i g. 2Aged i s t r i b u t i o no f t h es u b j e c t s. ヘ. llE v a l u a t i o ni n d i c e s企omt h eo v e r a l ld a t a Tab.. L. と題したコーナーを設け、卒業研究生を中心に、学生の協 力の下、一般の来場者(学生含む)を対象に 220人以上の 重心動揺測定を行った。こうして得られたデータの内、同 一人物の重複と、年齢・性別の記録が不確実な一部のもの を除き、 7歳 7 9歳までの女性 92名と 3歳 7 8歳までの 2 0名の合計 212名分のデータを分析した。以下に、 男性 1. Sr L/Sc Vm Vmax 1 . 1 3. Max.. 132 2 1 . 6 110 6 . 0 8. 4 . 3 9. 75. 4. M i n .. 1 6 . 2 0 . 0 8 0. 34 203. 0. 54. 2 . 6 6. 7 . 7 7. 0 . 5 0. 1 2 . 1. [ c m -. [ c m/ s ] [ c m/ s ]. STD. 1 4 . 9 1 . 9 2 8. 5 1. ヘ L. 催事(名張祭)において、「バランス感覚を測定しよ う」. Sc. 1 4 . 0 0 . 8 7 3 . 6 0 39. Mean 3. [ c m ]. 3 . 測定結果. Openedeyes. [ c m2 J [ c m. 2 ]. 1 ]. 1 9 . 5. Closedeyes. Sc. Sr L/Sc Vm Vmax. Mean 4 4.4 0 . 8 5 4 . 3 5 52. 4. 1. 48. 1 9 . 9. Max.. 137 1 4 . 1 116. 9 . 6 9. 4 . 5 6. 7 1 . 3. M i n .. 1 5 . 6 0 . 0 9 0. 41. 173. 0 . 5 2. 4 . 3 2. 0 . 6 9. 1 1 . 8. . 1 8 9 STD. 20.6 1 . 0 3 1 7 . 4. ---'-----. [ c m ]. [ c m2 J [ c m2 J [ c m -1]. [ c m/ s ] [ c m/ s ]. Sc: Ar e aofsway(Meanc i r c 1e ), (Symbols L:Locusl e n g t h,. 各評価指標値の分析結果について述べ る。. S r: Ar e ao fsway( R e c t a n g u l a r ),. L lSc: Locusl e n g t hp e ru n i ta r e a,. 3. 1 醇価指標の計算結果 i g.2に示す。 1 0代後半から 20代 被験者の年齢分布を F. 後半の女性と、 20代後半から 30代前半の男性の被験者数. - 25-. Vm:Meani n s t a n t a n e o u ss p e e d, Vmax:Maximumi n s t a n t a n e o u ss p e e d ).

(4) 4. おわりに. I n c r e a s eo fL o c u sl e n g t h. 3歳から 79歳までの老若男女 212名について、直立姿. 40. 勢における 30秒間の重心動揺の測定を行い、車酔いの定. 8. 30. 量的評価法に関する研究に資するための基礎データを得. 由. 包20. た。そして、平常時の参考値とするため、当該データを基. p 4. 10. に重心動揺長、重心動揺面積、単位面積長、瞬間速度など. O. 〆yyρyyjpyjpyyyy/ヤ. を求めた。 主な測定結果(全被験者の平均) として、. Vari 姐 o nfromopenedey ,田 t oCI 伺 e dey 四[%]. ①重心動揺軌跡長:. 3Comparisonofd i f f e r e n te y e sc o n d i t i o n F i g.. 開眼時約 34cm (a今1 5 )、同閉眼時約 44cm (a王子 21 ) ②重心動揺面積 :. これに対し、動揺中心からの各時刻における距離の平均. (前後左右の最大動揺幅による矩形面積). を半径とした円面積、つまり、揺れの大きさは、平均値で. 2 2 開眼時平均 3. 6cm ( σ 今8 . 5 )、閉眼時 4. 4cm ( σ 今9 . 0 ). 見ると、開眼と閉眼でほとんど差がない。一方で、最大の. (動揺の中心からの平均距離を半径とする円面積). 揺れ範囲を反映した矩形面積では、閉眼の方が大きな値と. 2 2 開眼時平均 0. 9cm ( σ 主1.9 )、閉眼時 0.9cm ( σ 今1.2 ). なっている 。 これは、目を閉じることにより、散発的に大. ③単位面積長.. きく振れるケースが生じるからではなし 1かと考えられる 。. (上記円面積による計算). 単位面積長については、開眼時より閉眼時の方が 34%. 開眼時 39cm-1 ( σ. 程度大きくなっており、制御の繊細さが目を閉じることに. 与. 7 . 8 )、閉眼時 52cm-1 ( σ. 与. 1 7 ). ④瞬間速度 :. より低下することを示している 。. 開眼時平均1.1 c m l s( σ 今0 . 5 )、閉眼時 1 . 5 c m l s(σξ0.7). 平均瞬間速度は開眼時約1.1 c m l s、開眼時約1.5cmlsとな. 等の値が得られた。. っており、目を閉じた方が、動きが約 36% 程度速くなって. 全体の傾向としては、開眼時に比べ、開眼時は身体動揺. いる 。 なお、 1cmls=36m1時で、あるから、いずれもゆっく. が不安定となることを示す値が得られた。 しかし、負性傾. りした動きであることが分かる 。. 向の人も存在した。. 3. 2 傾向の分析について. 今後、今回得られた測定データを基に、年齢・性別・身. 前述のように、開眼と開眼では、重心動揺長の平均に差. 長・体重等による評価指標の値やそのばらつきの傾向に違. があり、全体としては、閉眼の方が長い。そこで、個々人. いがあるかどうか、詳しく分析を進める予定である 。. の開眼→開眼における変化がどのようになっているのか. 最後に、測定作業の実施について、本校機械システムコ. 観察するため、被験者毎の開眼時から開眼時における重心. ース 5年の福田君、岩崎君、佐治君、塩崎君、藤井君、児. 動揺長の増加量を、開眼時の値を 100%として表し、変化. 玉君、尾藤君、佐藤君、泉君、竹内君、安原君、下川君、. i g . 3に示す。 割合別に該当する人数を集計した結果を F. 北村君、楠本君らの協力に感謝いたします。. この結果を見ると、実は殆ど変化がない被験者の他、値 が減少している被験者もあることが分かる 。即ち、全被験. 参考文献. 者が、同傾向を持つのではなく、人により、減少・増加と. 1 ) 日本工業規格. いう基本的な傾向も異なることが分かる。したがって、今. n sT1190重心動揺計.. 2 ) 古田真司:小学生のストレスの変化が重心動揺に及ぼ. 回の全体の平均値は、貴重な参考情報とはなるものの、常. . 15 3 す 影 響 , 愛 知 教 育 大 学 研 究 報 告 教 育 科 学 編 Vo. に全ての人に対して一定傾向と判断することは適切では. ( 2 0 0 4 ), p p . 5 3 5 8 .. ないことがわかる 。. 3 ) 細田龍介:乗り物酔いの発症機構解明へのアプローチ,. そこで、より詳しい傾向分析を行い、被験者を傾向毎の. 関 西 造 船 協 会 ら ん 第 20号 ( 1 9 9 3 ), p p . 7 1 6 .. 類型に分類することができれば、直接比較に適した、より. 4 ) 望月,峯島:重心動揺計を用いた姿勢安定度評価指標. 有用な情報が得られると考えられる。. の信頼性および妥当性,理学療法学,Vo . 127, NO. 6( 2 0 0 0 ),. 今回の測定では、年齢、性別の他、身長、体重も記録さ. p p . 1 9 9 2 0 3 .. れている。今後、こうした要素別にデータを分類整理し、. 5 )竹内,岩谷,山本 :複素フーリエ変換を利用した重心. 分析を進めて、類型別データとしてまとめることが可能か. 位置のゆらぎ解析,第 1 7回高専シンポジウム i n熊本. 検討を行う予定である 。そして、より使い易い形の参考デ. 2 0 1 2 ) . 講演要旨集, SD・03(. ータ値を求めてゆきたいと考えている。. ハhu. nノ臼.

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