社
会
系
教
科
教
育
学
会
『社
会
系
教
科
教
育
学
研
究
』
第22
号 2010
(pp.31-40)
「学習材」を活用した地理授業モデルの実践・検証
一中等社会科教師による単元
「イン
ド」の実践比較を通して−
Effectiveness of the Teaching Model Associated with the Learning Material:
A Comparative Study
o
n the Geography Class
“India
” Implemented by Secondary School Teachers
Using the Same Model aad Material
中
本
和
彦
(四天王寺大学)
I
1
「使われ
問題の所在
ない教授書」の実践
−
「使われ
ない教授書」問題
的課題
−
これまで社会科教
育学では
,教
育内容開発研究
として数
多くの教授書1
)が提案され
てきた
。し
か
しそれ
らの
多くは
,匚
緻密すぎる」
,厂
難
しす
ぎ
る
」
,匚
資料を集めるのが容易でない」
,匚
一単元に
時間をそんなにかけることができない
」
,
「
(受験
などの対応も
あり)現実的ではない
」などと活用
されずに2
)
,すなわ
ち検証されずにいる。開発
さ
れ
た授
業が個
人の
ものとされ
,開発者を除いて授
業現場では依然と
して変わ
らない授業が続けられ
ている。ここに研究
と実践の乖離
をみ
ることがで
きる。
なぜ
,研究の成果が広く提案され
ているのにも
かかわ
らず検証されないのか
。それには様
々な理
由が考
えられよ
うが
,その一つに
,教授書が開発
者の授
業理論に忠実な理念型であると十分理解
さ
れ
ておらず
,直接授
業実践とつながった
1回性の
授業計画として捉
えられてきた3
)
ということが
,
あげられ
るのでは
ないだろうか
。また教授書がも
つ特質も,その理
由の
一つとなっているの
ではな
いだろうか
。
授
業者は
,必ず
,意識
,無意識
を問わ
ず,授業
の
背後に授
業理論を仮説
としてもって
いる
。
しか
し
,授
業者はそれだけで実際の授
業を行っている
わ
けではない
O授
業者は教科書や学習指導要領
,
生徒の進路や受験
,保護者の願
い,学校経
営,行
政的な要請など
,カリキュラムや制度的な制約
を
踏まえなが
ら
,例
えば
「 ̄
○○○テス
トを受験する
生徒が
多いため
,テス
トの傾
向に沿った内容
と暗
記の方法を盛
り込んで授
業を行
えば,生徒や保護
者
,管理職の
ニー
ズに応
え
られ
るで
あろう」と
いっ
た別の仮説も併せ
もって授
業を行っている
。授
業
者はこれ
らの仮説をもとに
,現実の授
業実践に直
接結びつ
く学
習指導案
を授
業計画
と
して作成する
。
しか
し
,授
業計画を立てても実際に授
業が計画通
りに匚
できる
」か
どうかは別である。そ
こには授
業者と学
習者
との人間関係や
コミュニケ
ー
シ
ョン
,
生徒指導
,板書や資料の提示の仕方などの授
業技
術や指導上の工夫なども必要となる
。この
ように
授業は総合的である
。その総合的である授
業に授
業構成の
面か
らア
プロ
ーチ
した
,授
業理論の理念
型を示
したものが教授書である
。教授書は,授業
実践
を通
してその授業理論の妥
当性を吟味
・修正
す
ることを前提に作成
,表現され
た授
業モデルな
の
である
。そ
ういった意味で,教授書が授
業実践
に直接匚
使
えない
」のは
当然なの
である
。しか
し
現実には
,教授書にも詳細
なものか
ら簡略化
され
たもの
までさまざまなものがみ
られる
。また
,各
教
育委員会等では優れた実践報告と
して学習指導
案を多数紹介
している
。この
ようなことか
ら,本
来の教授書と授
業計画
(学習指導案)との間で誤
解や混同が生
じて
いるのではないだろうか
。
また
,教授書が教師の
自主的
・自立的な授業計
画
・実践に開かれ
た理念型であるということは,
教授書をどうや
って授
業計画や授業実践に結びつ
けるのか
,といった加工の
手だてや工夫の
仕方が
,
教授書を活用する実践者に任せ
られているとい
う
ことである
。そのためそ
こは,必ず
しもこれ
まで
明らか
にされ
て
こなか
った
。つま
りそ
こは
,ブラッ
クボックスとなっているの
以上の
ような教授書に対する誤解や教授書その
ではないだ
ろうか
。
もの
の特
質が
,
「授
業理
論」→
「授
業モ
デル
」ま
での
研
究の
成果
を
,
「授
業計
画
」→
「授
業実践
」
へ
と結
び
つける
こと
を困
難に
し
,研
究
と実
践
を乖
離
した状
態
に
して
きたの
では
な
いだ
ろ
うか
。
2
「使われ
ない教授書」の学問的課題
一方で,検証にか
けられ
ないというこの問題は
社会科教育学における学問的な課題でもある
。今
日の社会科教育学における教育実践学上の課題に
ついて
,草原和博は,今
日期待されている教科教
育実践学は
,匚
授業理論のモデル化」を超えて
「授
業モデルの
試行
・検証
」へ研究
をさらに拡張
・
深化させ
,匚
授業モデルの試行
・検証」を拠点に
して成果
を蓄積
し
,フィー
ドバック過程
を機能さ
せてゆ
くことではないか
,と述べ
ている几
この
ように
,教育実践学上の学問的な課題と
し
ても,授
業モデルの検証が求め
られている。
3
本研究の
目的と方法
以上のことか
ら,本研究は,教授書に即
した
「 ̄
学習材
」5
)
を開発
し,活用すれば
,
「使われない
教授書
」問題の実践的
・学問的課題
を乗
り越える
ことができるとい
うことを
,複
数の授業者による
授業実践と聞き取
り調査やアンケ
ー
ト調査などに
よって明
らかに
しようとするものである
。
同時に
,これまでブラックボックスであった授
業者の
自主的
・自立的な教授書の加工や指導の
工
夫の実態も,臨床的に明らかにするものである。
n
「学習材
」の開発
と実際
1
「学習材
」開発の理由
それ
では
,なぜ匚
学習材]の開発,活用
なのか
。
それ
は
,教科書
を想定す
るとよ
くわ
かるだ
ろう。
言
うまでもなく
,教科書は児童
・生徒が学習する
ための
主たる教材
である
。
しか
しそれ
と同時に
,
一般に教師自身もまずは教科書を読ん
で学習内容
を学習する
。そ
して,ど
ういう発問や学習活動と
するか
,教師は自分の意
図する授
業を構想する。
すなわち
,教科書を教えるか,教科書で教
えるか
は教師に任
され
ている
。にもかかわ
らず
,教科書
を教
そこで,授
える授
業やそれ
業改善を図るためにすでにみ
に類する授
業は後
を絶だ
られ
ない
る教
。
授書
を活用
しよ
うというのであるが
,先に述べた
よ
うに活用
され
ない状況となって
いる
。
ゆ
えに
,匚
学習材」の開発なのである。教師も
児童
・生徒
も教科書か
ら学ぶ。そ
うであれ
ば,教
師も児童
・生徒も匚
学習材
」か
ら学べるよ
うに
し
よ
うというのである
。教授書か
ら匚
学習材」を開
発
し
,教授書に
「学習材
」を加える
ことで
,教授
書に欠けている教師の学習機能を補
完する
ことが
できる
。さらには,学習課題とゴール
(ね
らい)
との間の授
業展開や資料選択が
一定程度教師にゆ
だね
られ
ている
こと
,す
なわ
ち教師の
自主的
・自
立的な授
業計画の作成
・実施が
可能
である
ことを,
授業者に実感的に提
示す
ることがで
きる
。なぜな
ら
,まず第一に
,教授書は論理的整合性が保たれ
てお
り
,始めか
ら順
を追って読んでいく必要が
あ
るが
,厂
学習材
」であれば,始めか
ら読むことも
できる
し
,自らの選択によって読み
進む
こともで
きる
。それは第二と
して,匚
緻密す
ぎる]と硬直
化
しがちで厂
一単元に時間
をそん
なにか
けること
ができない
」
,
「
(受験などの
こともあ
り)現実的
ではない
」などと柔軟性に欠けると受け取
られて
いる教授書批判
を形式的なス
タイル変更によって
乗
り越
え
,現実的な授業計画の作成
,授
業実践へ
と授
業者
を誘
うことを可能
とする
。加えて第
三と
して
,匚
難
しす
ぎる」と敬遠されがちな教授書の
記述内容
を
,学習者にも対応
した具体的な資料や
平易な解説文で親
しみやす
く
,イメージ
しやす
く
し
,第
四と
して
,問いに対応
した資料の掲
載によっ
て
[資料を集めるのが容易でない]といった資料
収集の
物理的負担
を軽減化す
る
ことを可能
とする
。
匚
学習材
」の開発,活用によって授業者の授業実
践支援
を図
り
,教授書
(授
業モデル)を実働化さ
せ
,授業改善,指導
力の向上
を図ることがで
きる,
と考えられるのである。
2
「学
習材
」の実際一教授書と
「学習材
」
−
それ
では
,具体的に匚
学習材
」とは
どの
ような
ものか
,筆者が開発
した単元匚
イン
ドーマク
ドナ
ル
ドと農民の自殺
−」の教授書6
)
とその匚
学習
材
」を比較
しなが
らみ
てみ
よう。次頁に示
したも
のが教授書の授業展開
(第
4時)
(表
1)で
,そ
れに対応
した
「 ̄
学習材
」が
次々頁の図
1である
O
図 1 の よ う に ,「 学 習 材 」 は , ① 学 習 課 題 , ②
資 料 , ③ 解 説 文 , ④ モ デ ル 図 ( ま た は ワ ー ク) の
四つ か ら 構 成 さ れ て い る。 そ の
‘基 本 的 な 排 列 は ,
∩ 資 料 の 読 み取 り」 → [ ̄ii
課 題 の 設 定 ] → 「iii
学 習 課 題 を 解 く た め の小 さ な 問 い の設 定 」 → 「iV
仮 説 の 設 定 」 → 「 V資 料 によ る 仮 説 検 証 の た め の
ヒ ン ト ( 事 実 ) の 獲 得 」 → 「Vi 解 説 文 に よ る 内 容
の理 解 」 → 「Viiモ デ ル 図 ( ワ ー ク)」, と い う 順 に
な っ て お り,i ・ii が 教 授 書 の 「 導 入 」,i ∼ V
が 「 展 開 I ・ U の 問 い や 資 料 」,Vi が [ ̄
引 き 出 し
た い 知 識 」,Viiが 匚終 結 」 と , 教 授 書 に で き る だ
け 対 応 す る よ う 作 成 さ れて い るO
し か し, 教 授 書 で 設 定 さ れ て い る す べ て の 問 い
や 資 料 が 匚学 習 材 」 に 掲 載 さ れ て い る わ け で は な
い。「 学 習 材 」 の 資 料 は , な る べ く写 真 や グ ラ フ,
表 な ど を 中 心 と し て 文 章 資 料 を で き る だ け 少 な く
し, 省 ス ペ ー ス 化 を 図 る と と も に 学 習 者 の 負 担 軽
減 を 図 っ て い る。 ま た, 教 授 書 に は な い キ ャ ラ ク
タ ー( 男 の 子 ) を 登 場 さ せ, 読 み手 に問 い か け さ
せ, 資 料 を 読 み 解 く支 援 を 図 る と と も に, 学 習 の
表 1 教 授 書 の 授業 展 開 ( 第 4時 )
発 問 資 料 生 徒 か ら 引 き 出 し た い 知 識 導 入 ・ 前 回 ま で は, 匚な ぜ, イ ン ド は 高 い 経 済 成 長 を して い る の だ ろ う ? 」 と い う 問 い を 考 え て き ま し た。 そ れ で は, 今 度 は , そ ん な イ ンド の 社 会 の 様 子 に つ い て み て みま し よう 。 ・ 次 の写 真 や 資 料 か ら, 人 々 は ど ん な 消 費 生 活 を して い る と 言 え る だ ろ う ? ○ な ぜ, イ ン ド は こ ん な に 消 費 が 高 まっ て い る の だろ う ? 1, 2, 3 ,4 ・ マ クド ナ ル ド や カ フ ェ に 行 き , テ レ ビ の 保 有 台 数 は 日本 以 上 で , 携帯 電 話 も日 本 に迫 る 勢 い で あ る。 豊 か な 消費 生 活 が み ら れ る 。 ( ○ い ろ い ろ …) 展 開 I ○ ど ん な人 が利 用 し て い る の だ ろ う ? ・ 今 , イ ン ド で は, あ る 二 つ の ブ ー ムが 起 こ っ て い るそ う です。 何 のブ ー ムだ と思 いま す か ? ・ 答 え は, 匚カ フ ェ ・ ブ ー ム」 と「 ダ イエ ット ・ ブ ー ム」 で す。 そ ん な カ フ ェ ・ ブ ーム と ダ イ エ ット ・ ブ ー ム につ い て み て み ま し ょ う 。 資 料 を 見 て く だ さ い。 ど ん な こ と が わ か り ま す か ? ○ な ぜ, 値 段 が 非 常 に 高 い の に こ こ (「 バ リ ス タ⊃ で カ フ ェ す る の だ ろ う ? ・ 次 の資 料 か ら は ど ん な こ と が わ か り ま す か ? ・ 二 つ のブ ー ム に共 通 す る こ と は 何 だ ろ う ? 5 6 7 ○ 日 本 の人 口 に匹 敵 す るよ う な 数 の 「 中 間 層」 と 呼 ば れる 豊 か に な っ た人 々 が利 用 し て い る 。 ( ・ い ろ い ろ … ) ・ 匚清 潔 感 」 に 徹 底 し て 気 を つ か つて い る。 ・ 「 イ ン ド 的 な も の」 が排 除 さ れ,「 ア メ リ カ 的 な も の」 が 前 面 に 押 し 出 さ れ て い る 。 ・ 値 段 は 全 体 的 に 高 い 。 ○ 匚ア メ リ カ 的 な も の」「 高 価で あ る こ と 」 で 他 に対 す る 優越 感 に 浸 って い るo 虚 栄 心 を 満 た し て い る 。( い い カ ッ コし て い る。)( 誇示 的 消 費 ) ・美 人 の 基 準 か 大 き く変 化 し て い る。( か つ て は イ ン ド で は 匚ぽ っ ち ゃ り し た 女 性」 が 美 し い とさ れて い た が,「 ス リ ム な 女 性 」 が 美 し い と さ れ る よ う に な っ た。 ) ○ 美 し く見 せ た い とい う 女 性 の願 望 に よ っ て ダ イ エ ッ ト ・ ブ ー ム が 生 み 出 さ れ て い る。 ・「 ア メ リ カ 的 な もの 」 へ と 価 値 観 か 転 換 し て い る。 ・ ( 必 要 か ら で は な く) 優 れ た 自分 を 見 せ たい と い う 欲 求 を 満 た す た め の 消 費 か生 ま れ て い る。 展 開 n ○ な ぜ,「 ア メ リ カ 的 な も の ( ア メ リ カ ン ・ ス タ イ ル )」 を 求 め る の だろ う ? ○ ア メ リ カ ン ス タ イ ル の 消費 活 動 は, イ ン ド 社 会 に どん な 影 響 を 与 え る だろ う ? ・ 次 の資 料 は, イ ンド の 広告 で す。 こ れ ら か ら ど のよ う な こ と か わ か り ま す か ? ・ 次 の資 料 は, イ ンド の マ クド ナ ル ド の 様 子 で す 。 こ れ らか ら ど のよ うな こ と が わ か り ま す か ? ・ 次 の 資 料 には , 中間 層 で あ るA さ ん一 家 の 様 子 が 描 か れて い ます 。 ど の よ うな こ と が わ か り ま す か ? 8, 9, 10 n 12 (・ … わ か ら な い ) ・ 優 し い父 親 像, 仲 の よ い 家 族 , プ ール 付 き の家 庭 で の家 族 団 ら ん… な ど ・ 料 理 す る 男 性, そ の 横 で 出 か け る た め に化 粧を す る 女 性 , 匚キ ッチ ンで 過 ご す 時 間 を 愛 そ う 」( キ ャ ッチ コ ピ ー) … な ど ・ こ れ ら す べ て ア メ リ カ ンス タ イ ル を 基 調 にし た 広 告 で あ る。 ・ イ ン ド の 宗 教 的 慣 習 や 心 性 を 尊 重 し つ つ も, 客 と し て の 振 る ま い 方 ( き ち ん と 並 ぶ , ゴ ミを ゴ ミ 箱 に 自 分 で 捨 て る ) な どを 身 に つ け さ せ よ う と し て い る。 ・ 豊 か な 消 費 活 勁 が み ら れ る。 そ の こ と に よ っ て , 食生 活 で は, 味 覚 ・ 嗜 好 が イ ン ド 風 な も の か ら 洋 風 へ と 変 化 し て い る 。 ま た , 洋 服 が 一 般 化 ( フ ァ ッ シ ョ ン の 洋 風 化 ) し, 洗 濯 機 が 普 及 し た こ と に よ り ,「 清 潔 感 」 と い う 近 代 的 衛 生 観 念 が 定 着 し, 食 器 が ア ル ミ製 か ら プ ラ ス チ ッ ク 製 へ と変 化 し た り, 使 い 捨 て 商 品 の 普 及 か 見 ら れ た り す る よ う にな っ た。 ・ 更 な る 豊 か さ へ の 担 保 の た め, 息 子 か よ い 大 学 へ 入 学 す る こ と か 「 ̄夢 」 とな って い る。 終 結 ○ こ れ ら の こ と を ま と めて み よ う 。 な ぜ ,「 ア メ リ カ 的 な も の( ア メ リ カ ン ・ スタ イ ル )」 を 求 め る の だ ろ う ? ○ ア メ リ カ ンス タ イ ル の 消 費 活 動 は, イ ンド 社 会 に ど ん な 影 響 を 与 え るだ ろ う ? ○ ア メ リ カ ン ス タ イ ル の 宣 伝 や 広 告 に よ って , 豊 か な 「 中 間 層 」 は 消 費 を 煽 ら れ, マ クド ナ ルド , 洋 服, 洗 濯 機 な ど を 消 費 す る ( 依 存 効 果 )。 ○ ま た, ア メ リ カ ン ス タ イ ル の 消 費 が 「 中 間 層 」 の 優 越 感 を 満 た す ( 誇 示 的 消 費 )。 ○ そ れ ら の 消 費 に よ って , 振 るま い 方 や 価 値 観 ( 清 潔 感) 等 を アメ リ カ ン・ スタ イ ル へ転 換 さ せ ら れ る よ う に な っ て い る 。3。 なぜ, フ フース トフ ード店 やカ フェを 利用 する のだ ろう ? ) ? 世帯 年取jllに見 たインド叨世帯数 ●− ・−−−− −− ・ - ● - ●−−− −−−−●−− −−−・ -- -- ・ − − −−− ㎜ ■ ・ −㎜W 一一 一 一一 -一 一一 -一 一一 -一 一 一一 ・ 一一 r ご μ 直 9 罸 一一 一 一 一 、 ・ 戸レビ所 I 有皿ヽ覃1’ ; 巾川 ‥‥ ‥‥ ‥‥ 1 1 G ( り ・ イン ド 凵 i ゝ↓ i ↓−冫 ■●●●●・ S 9 衵 I り ’●●●●●●●● Q Ⅵ 一口 岑 ・ ・●●●嘩●・ , 1叺迫 ド イツ ・ ・ ・ ・ ・・‥ 3 6 7 0 イン ド 4 , シ ア ー ・ 3 2 n o 卜 ・レコ ・・‥ ‥‥ ゛ 2& 1 6 イ ギリ ス‥・・,・ 24g フラ ン ス ・‥‥ ・ ,23口 イ タリ ア●●●● - ・ 2 a & 1 ウ クラ イナ ・ ・ ・ ・ 1 7 7 7 メ キシ コ… ・ ・ ・ 1 7 7 D 1祠1 ①と②の写耳は. . 煙 岑 岑 〕 贔 尽 の写真や賢料 から.人々はどんな む といえるだろう? as 電 a tべ叙 イ 4り冫 ¬ 鴾x ¬ f 々 ・ ・ ア¬ 7 9,a ¬ プリンお ,冖 7 7 r 777!
巨T 万万
尚 尚レ ぐ ニ ニ ご 言 二 謡 。 。
,
。
1)M - 冖 呱 1 ㎝ = 6 帥 a ㎜ 卜 四 皿 t 四 時 - 一 一 - 一 一 = - 一 一 一 一 ヽ - 一 一 Å 左上:ファー ストフード店で 注文をする人 ▲ 左下Xオー プンカフェを稾し む人々 A 中上:テ レビ世帯所有蛟 <2006年} ▲ 右上:移励電晒哭約 奴(20ひ4年)四 国謳
匹 ml
一 一 一 心言 枷 i - 心 心人?l
一 一 一 -M・ 心 心 一 一 一 − a f l t S -一 一 一 一一 一一一 一 一 一 一 イン ド の 中同層 ( イ ン ト ゙囚立応用 圧済研 究所 ・ )定筏 ) 「 乙 柘 ・ 」 ・ ・ ・ 午 収 1 0 0 万 ル ピ ー 以上 . r貧 固汨亅 ・ ・ ・年 収9 万 ル ピ ー 以 下 . 「 中 問周 」 … 「 器 柘屆亅と「 貧困1 」の 同 ( 塔 収9 万 ル ピ ー 1 0 0 万 ル ピ ー 汞 馮 ) まな趾久瀉四の儡鴇帥蔔零) 四 ィyFW 四 皿 円槇耳儒挌 小詈蹙笊享(y〃 ・メズゃ心 心1 ズターター 四 〃 フトa 祠 良瞿膃㎝?L岔自蜀4.5甸 ヵ?一テレビatL3 インチ) 肩言血 皿mlj - jaルピーm. 四 阿 3.1 ルピー 黯.四 円 12.S ルピー 詞.四 円 U.跏 ルビー 刀,皿 円 U.㎝ ルピー S. 四 円 -1 牟2月コ苜皿 の1ルピー七.3冖gよ心 ただ叭- 皿 四 の 位2- 匹 した. C= 心 の皿 により作g −一 一 6 -希 ぷiiiiiミiil ぶ幽驫 \ 一淑鴉叨「中間S」の人 麓 懇 贔 ’ . ”−ストフ ード応 ・カフェでの 価 格 Q 0 0 5 年 ) ・ カ フ ェ ラ テ ( 「 /り ス ク 」 卜 4 5 ル ヒ ゙ ー ( 約 1 1 3 円 ) 聯 千 ( 心 2 2 S 円 ) 彝 オ n マクドナル Ft 食 べること はどん な 影 響をうけるだ ろう7 を読 み 皿って まと めて みよう。 ‘ ・ y Q インドのマクドナルド 2000 乍以降急速に店 鴣政を増やし.叫 佃 か卵まるマーケットにつくられ休日と もなると, ▲ デ ィ ス プ レ イさ れ た 携 帯 電 話 Q O 叮 年 7 月現 扣 インドに ついて。洲費社余の面から追求する(そ のI )。 | な ぜ. インド はこん な に消 費 力9觜まって いるの だろう? と し て い る こ と 力 * 1 2 り と わ か る。 マ クド ナ ル ド の 戦 略は . て . ア メ リ カン ・ ス タ イ ルを 佃 咄 的 に 提示 し , イ ン ド 社 企 か . 中 間 旧 」 と 呼 ば れ る 人 々 を 中 心 に , ら ま せ て い る こ と が わ か り ま 笂 ( 一次 のペ ージに応く )i 資 料 の 読 み 取 り
ii課 題 の 設 定
展 開I
\ ・ H
入導
八
r
ナ
沮学 習課 題 を 解 く た め の
小 さな 問い
弗 これ まで の イ冫 ド には な か な か 見ら れな j ま に せ ず. 自 分で ゴ ミ i i ま で 持 って 斤こ . タ イトルの 英 語 は 何て 書い てあ る ? こ の 広 告叭見 た人 にど んな メ。セ ・ 捨てなければならな八 力如 仮 説 の 設 定
仔 .拡 大 す る 「中 間 a 方の允Mは「中岡●」 と呼ば れる人々の 人口を 竡大さ せました.中││恥│ 岡 二 戸 ご 呉 四 千 写 二 郷 岡眉の口助jli,カラ ーテレビや洗濯詢などの 劇入irj費財の購入や.休日のフ ア ー ス ト フ ー ド瓜 で の 飲 食 . シ j ヅ ピ ン グモ ー ルで の 口 い 物 な ど を 爪 躍的 l 二 用 加 さ せ て い ま す。 i l l l費 さ わ る も の の 多 く は 。 2 0 0 8 応 1月 扣 回 .インドの 「クク ・ モ ークーズ 」は . t E s r a m 「 ナノ 」の 発忌℡呀づた. 伍 心は 1 0万 ルピ ー (約 2 G 万円 ). インドの中間lj の人口は2009 カ フ ェV資 料 に よ る 仮説 検 証 の
た めのヒ ント ( 事 実 )
の獲 得
Vi解 説 文 に よ る 内 容 の 理 解
= 生 徒 か ら 引 き 出 し た い 知 識
近 本 時 の ま と め の モ デ ル 図
= 終 結
もたらされる大 叺上亡された外国l 品や欧米 のスタイルのものやサー ビスで す。 う にな る と 予 皿 さ れ て い ま す 。 愚 近 で は 中 岡 Mを タ ー ゲ ッ ト に し た 低 価 格口 動 車 の 岡 允 一上 産な ど も 行 わ れ る よ う に な り ,中 問 同 の i l l l l M I さ ら に経 丿罸成 公 の 流 れ l==:,消 費 へ の 誘 惑 と 囀│厠 朗rl費への心 欲は. 所gJのJa大だ けでなく. 企業がriう穴 伝・広 晧一 呼 作 羽 ご な 平 縦 昇 三 石 弓 ロー冫 など の販売呎iaを駆 使し て中岡iiをiili賢者と して取り込 もうとしま す.それまで 日常生活 の申 で ほとんど£ 譏にのぼらなかっ た消費というii 為か. 破望や‘ti れの対象となI]. 侠t .自己実 現.R! 旭性 の砿g といった£1味 をもつよう になり.その 水叩を 上昇さ せることがla・ 的に迫究 されるように なりま す.コ ーヒーがおいし いからで はなく.少し 高めの も の に 価 碵 を 見 出 したりす るようになり ます(i 奈瞻消費)。 欧米 のla晶やサー ビスの消 段が。ぎ│費する 人々に 吹 米のラ イフ スタ イルへ の忙換を もた らして いま図 1 「 学 習 材 」 ・ 単 元 厂イ ン ド ー マ ク ド ナ ル ド と 農 民 の 自 殺− 」 の実 際 ( 4 ∼ 6頁 抜 粋 )
方 向 づ け も ゆ る や か に 行 っ て い る。 例 え ば, 教 授
書 の文 章 資 料 で あ る 資 料 6, 7 は 厂学 習 材 」 で は
割 愛 さ れ, 代 わ り に 匚フ ァー ス ト フ ード 店 ・ カ フ ェ
で の 価 格(2005 年 )」 が載 せ ら れ, 匚な ぜ , 人 々 は
マ ク ド ナ ル ド へ 行 く の だ ろ う ?」 と キ ャラ ク タ ー
に 問 い か け さ せ て い る。
こ の よ う に, こ の 「 学 習 材 」 は , 学 習 者 が 学 習
す る た め の 材 で あ る 。 と 同 時 に, こ れ を 活 用 し た
な ら ば, 教 授 書 に 沿 っ た 学 習 内 容 , 学 習 過 程 にな
る よ う 工 夫 さ れ た 材 で あ る 。
Ⅲ 「 学 習 材 」 を 活 用 し た 授業 計 画 ・ 授 業 実 践 の
実 際
1 授 業 計 画 ・ 授 業 実 践 の 収 集
以 上 の よ う な 匚学 習 材 」 を 開 発 し , 教 授 書 に
厂学 習 材 」 を 加 え , 検 証 授 業 を 行 っ た 。 検 証 授 業
は , で き る だ け多 様 な 授 業 者 , 学 校 で 行 わ れ る よ
う 計 画 ・ 実 施 し た 。 な ぜ な ら , そ れ に よ っ て , よ
り 授 業 モ デ ル の一 般 性 を 示 す こ と が 可 能 と な る か
ら で あ る 。 具 体 的 に は , 4人 の先 生 の協 力 に よ っ
て 検 証 授 業 を 収 集 す る こ と が で き た 。
⑧ S教諭 による検証授業(H 市立O 中学 校 2学年地
理 的分野…10時間配当)教員 経験 9年
⑤ N 教諭 による検証授業(H 県立M 高等学校定時 制
地 理A… 7時間配当) 教員 経験12年
⑤ A教諭 による検証授業(H 県立K 高等学校 3学 年
地 理B・‥3時間配当) 教員 経験19年
③ O教諭 による検証授業(K 市立K 中学校 2学年 地
理的分野… 4時間配当) 教員経験 6年
「 ̄
学 習 材 」 を 活 用 し た 授 業 計 画 ・ 実 践 は, 教 授
書 と 匚学 習 材 」 活 用 の 関 係 か ら, 大 き く二 つ に大
別 す る こ と が で き る 。 一 つ は で き る だ け 教 授 書 に
従 っ て 授 業 計 画 ・ 実 践 を 行 い ,「 ̄
学 習 材 」 を そ の
補 助 的 役 割 と し て 活 用 す る 匚教 授 書 優 先 型 」 で あ
り, も う一 つ は 教 授 書 を 参 考 に は す る が「 学 習 材」
を よ り 積 極 的 に活 用 し よ う と す る[ ̄
学 習 材 優 先 型 ]
で あ る。 そ し て実 際 の 授 業 現 場 や 生 徒 の実 態 に対
応 す る よ う 教 授 書 に 授業 者 が ど の よ う な 自主 的 な
修 正 を 加 え た か に よ っ て , そ れ ら二 つ の類 型 の下
に , ほ と ん ど 修正 を 加 え て い な い 匚準 拠 型 」, 厂
学
習 内 容 修正 型 」, 匚学 習 方 法 修 正 型 」 の 三 つ の 類 型
を 設 定 す る こ と が で き る 。 4人 の授 業 計 画 ・ 実 践
を 位 置 づ け る と 表 2 と な る7)
。
表 2 「 学 習 材」 を 活 用 した 授業 計 画 ・授 業 実 践 の類 型
教 授 書 と 厂学 習 材」
活 用 と の 関 係
実 態 に 応 じ た
授業 者 の 自主 的 修 正
協力 者
教 授 書 優 先
教 授 書 準 拠
-学 習 内容 修 正
-学 習 方 法 修 正
S 教 諭
学 習 材 優 先
学 習 材 準 拠
N 教 諭
学 習 内 容 修 正
A 教 諭
学 習 方 法 修 正
O 教 諭
(筆者作 成)
そ こ で 本 稿 で は , 紙 数 の 関 係 か ら, 匚教 授 書 優
先 ・ 学 習 方 法 修 正 型 」 に位 置 づ く S 教 諭 と 匚学 習
材 優 先 ・ 学 習 内 容 修 正 型 」 に 位 置 づ くA 教 諭 の 授
業 計 画 ・ 実 践 を , 事 例 的 に 取 り 上 げ る こ と と す る 。
な ぜ な ら , こ の 両 者 を 取 り 上 げ る こ と に よ っ て,
教 授 書 と 「 学 習 材 」 活 用 の 優 先 関 係 の違 い , 実 態
に 応 じ た 授 業 者 の 自 主 的 な 修 正 の 違 い を , よ り 鮮
明 に示 す こ と が で き る か ら で あ る 。
2 S教諭 とA教 諭の 授業 計画 ・授業 実践 の実際
(1) s 教 諭に よる授業 計画・ 授業 実践の 実際
S教諭 の授業計 画・実 践 の概要 は, 次 の通りで
あ る。
①対象:H 市立 O中学 校第 2学年 1・ 2・ 3組
②実施期 間:平 成21年 9月 2日∼10月 2日
③単元名
単元 匚イ ンド つて どんな ところ ?:イ ンド の衝
撃一 消費 社 会論 で み るイ ンド 社会− 」(10時 間
(プレ テスト・ ポストテ スト含 む))
④授業展 開
時 学 習 過 程 主 な 学 習 活 動 ・ 学 習 内 容 1 プ レ テ ス ト ・ 導 入 「 インドっ て 一 体 ど ん な と こ ろ ?」 ( プ レ テ ス ト 実 施 ) ・ イ ン ド の写 真 ( 都 市 , 農 村 ) を 提 示 し , こ れ ま で の イ ン ド の イ メ ー ジを 揺 さ ぶ る。 ・ 学 習 課 題 の 提 示 Q 匚今 の イ ン ド は 一 体 どん な とこ ろ だろ う ?」 ・VTR の視聴 (10分 )(NHK 総 合 海外 ネ ット ワ ー ク「 急 成 長 の イ ンド の光 と陰 」) 宿 題 基 礎 的 用 語 の確 認 イ ン ド 社 会 を 考 え る 上 で の基 礎的 用 語 の確 認 ① イ ンフ ラ ②NGO③ モ ノカ ル チ ャー ④プ ラ ンテ ー シ ョ ン ⑤IT ⑥BRICS な ど, そ の他 情 報 収 集 。 2 展 開 I ¬イ ン ド は 丶 な ぜ 丶 ① 「 イ ンド は な ぜ , I T 産 業 が 発 展 し て い る の で し ょ う ?」 ・ 資 料 の 提 示 ( 学 習 材 の資 料 ) → 通 信 ,口 , 自 動 車 産 業 等 の 発 展 の 確 認 ・ 学 習 課 題 の 提 示 Q 「 な ぜ , イ ンド で は,IT 産業 か 発 展 し て い る の で し ょ う ?」 ・ 予 想 ・ 資 料 を も と に 検 証 ( 学習 材 の 資 料 , 教 授 晝 の 資 料 ) ・IT 以 外 の 産 業 に つ い て も 検 証 ・ ま と め ○ イ ンド は, 英 語 か 使 用 さ れ , 地 理 的 な 位 置 に 恵 ま れ, 安 い 労 働 力 が あ る。 そ の た め に, イ ンド はIT 産 業 を 中 心 に 発 展 し て い る。這
豊 か に な っ て い る の だ ろ う ? 学習 事 項 復習 分 か っ たこ とや気 づ い た こ と, さ ら に疑 問 に 思 っ た こ とを ま と めて く る。 3 ② 経 済 政 策 の 転 換 と 中 間 層 の増 加 ・ 学 習 課 題 の提 示 Q 「 な ぜ 最 近 に な っ て 発 展 して い る の だろ う ?」 ・ 資 料 の 提 示 ( 学 習 材 か ら 匚イ ンド に お け る 自 動 車生 産 の 推 移 」, そ の 他 「 イ ン ド の 自 動 車 の シ ェ ア」 等 ) → 外 国 企業 の 進 出 の 確 認 ・ 下 位 の学 習 課 題 ① Q 「 な ぜ, 最 近 に な っ て 外 国 の企 業 か 入 っ て き て い る の だろ う ?」 ・ 予 想 ・ 資 料 を も と に 検 証 ( 学 習 材 の 資 料 , 教 授 書 の 資 料 ) 091 年 以 降 の 自 由 化 に よ っ て 外 国 企 業 が 進 出 し て き た 。 ・ 下 位 の 学 習 課 題 ② Q 「 な ぜ, イ ン ド の 経済 の 自由 化 か行 わ れる と, 外 国 の 企 業 が 人 って き た の だ ろ う ?」 ・VTR の視 聴(10 分)(NHK 総 合 海 外ネ ット ワ ー ク「 急 成 長 の イ ンド の光 と 陰」) ・VTR を 見 て グ ラフ を 作 成 す る。 → 中 間 層 が 伸 び て き て い る こ とを 確 認。 宿 題 VTRの事 実 確 認 「VTR で 自動 車 購 入 を 行 う家 族 の 様 子 を 見 て み よ う。 」 厂な ぜ 人 々 は 消費 活 動 に 熱 狂 す る の だ ろ う ?」 匚自 動 車 を 購 入 す る こ と は, 家 族 に と っ て 何 で し た か ? 」「 一 家 が 自 動 車 を 買 え る 状 況 に な っ た の は な ぜで し た か ?」「 メ ー カ ー は 自 動 車 を 買 っ て も ら う た め に, ど の よ うな 工 夫 を し て い ま し た か ?」 な ど 4 ③ 消 費 へ の 欲 求 と 依 存 効 果 ・ 宿 題 で 考 え て き た こ とを シ ェ ア リ ン グ す る。 ・ ま と め ○n 億 人 の人 口 を 抱 え る イ ン ド は , 外 国 企 業 に と っ て 魅 力 的 な 巨 大 市 場 で あ っ た 。 経 済 の 自 由 化 に よ っ て 外 国 企 業 の進 出 が 容 易 に な り, 英 語 を 話 す こ と や 地 理 的 に も 有 利 で あ っ た こ と か らIT 産 業 を 中 心 と し た 外 国 企 業 の 進 出 が 行 わ れ, 経 済 成 長 を 果 た し た 。 そ の 中 で, 「 中 間 層 」 と 呼 ば れ る 購 買 力 の あ る 人 々 が 増 加 し た 。 彼 ら は , 経 済 成長 に よ る 消費 へ の ゆ と り を 持 ち, 消 費 へ の 欲求 が 高 い 。 彼 ら に 対 す る 積 極 的 な 企 業 の宣 伝・ 広 告 活 動 に よ っ て 新 た な 消 費 が生 み出 さ れて い る。( 依 存 効 果 ) ・ 再 検 証 ( 他 の 事 例 へ の応 用 ) Q 「 戦 略 的 に 購 買 を あ お る 企 業 と 消 費 者 の 様 子 を みて みよ うo 」 →VTR の 視 聴 (NHK ス ペ シ ャル 「 イ ン ド の 衝 撃 ②11 憺 の 消 費 パ ワ ー」( ビ ッ グ バ ザ ー ル に つ い て )) 宿 題 VTR での 確 認 VTR の 感 想 を 書 く。 5 展 開 n ¬ イ ン ド に 見 ら れ る 消 費 活 動 は イ ン ド 社 会 に 丶 ①なフェ ブ ー ム と マ ク ド ナル ド か ら 見 え て く る イ ンド : ア メ リ カ ン ス タ イ ル の拡 大 と価 値 追 究 ・ 資 料 の 提 示 ( 学 習 材 の資 料 ) → 厂カ フ ェ ブ ー ム」 と「 ダ イエ ット ブ ー ム」 ・ 学 習 課 題 の 提 示 Q「 な ぜ, 値 段 か 高 い の に『 バ リ スタ 』で カ フ ェ す る の だ ろ う ?」「 両 方 に 共 通 す る こ と は 何 だ ろ う ? 」 ・ 予 想 ・ 資 料 を も と に 検 証 ( 学 習 材 の 資 料 , 教 授 書 の 資 料 ) ○ ア メ リ カ 的 な も の・ 高 価 で あ る こ とで 他 に 対 す る 優 越 感 に 浸 っ て い る。 虚 栄 心 を 満 た し て い る 。 ○ 美 人 の 基 準 が 大 き く変 化 し て い る 。 美 し く 見 せ た い と い う 女 性 の 願望 に よ っ て ダ イ エ ッ ト ブ ーム が 生 み出 さ れて い る。 ○ ア メ リ カ 的 な も のへ と 価 値 観 が 転 換 し て い っ て い る 。( 誇 示 的 消 費 ) ・ 新 た な 学 習 課 題 の提 示 Q 「 な ぜ, イ ン ド の人 々 は, ア メ リ カ 的 な もの ( ア メ リ カ ン ・ ス タ イ ル ) に 価 値 を お い て , そ れ を 追 い か け る の だろ う ?」 ・ 予 想 ・ 資 料 を も と に 検 証 ( 学 習 材 の 資 料 「 マ ク ド ナ ル ド の 様 子 」,「 A さ ん一 家 の 様 子 」, 教 授 書 ど の よ う な 影 響 を 与 え て い る だ ろ う か ? の 資 料 ) ・ ま と め ○ イ ン ド の 宗 教 的 慣 習 や 申 請 を 尊 重 しつ つ も 廣 と し て の 振 舞 い 方 ( き ちん と並 ぶ,ゴ ミ を ゴ ミ 箱 に 自 分 で 捨 て る ) な どを 身 に つ け さ せ よ う と し て い る。 ○ 豊 か な 消 費 活 動 か 見 られ る。 そ の こ と に よ っ て,食 生 活 で は,味 覚 ・ 嗜 好 が イ ン ド 風 な も の か ら 洋 風 へ と変 化 し , 洗 濯 機 が 普 及 し た こ と に よ り,「 清 潔 感 」 とい う 近 代 的 衛 生 観 念 か定 着 す る な ど し た。 ○ ア メ リ カ ン・ ス タ イ ル の 広 告 に よ っ て , 豊 か な 中 間 層 は, 消 費 を 煽 ら れ, マ ク ド ナ ル ド , 洋 服 , 洗 濯 機 な ど を 消 費 す る ( 依 存 効 果 )。 そ れ ら の 消 費 に よ っ て , 振 舞 い方 , 味 覚 , 価 値 観 ( 清 潔 感 ) な ど か 変 化 さ せ ら れ , ア メ リ カ ン ス タ イ ル の 中 間 層 と な って い く。 そ し て そ の よ う な 中 間 圜 が カ フ ェブ ー ム や ダ イ ェ ッ ト ブ ー ム に み ら れ る よ う な 新 た な ア メ リ カ ン ス タ イ ル の 消 費 を生 み 出 し て い る 。 6 ② 消 費 と ポ ピ ュ リ ス ム ( 紙 数 の 関 係 上 , 省 略) 7 ● 8 ③ 消 費 活 動 が 与 え る 3 つ の 影 響 ( こ れ ま で の学 習 の 中 間 ま と め ) と 就 職 ・ 教 育 の競 争 ( 紙 数 の 関 係 上 , 省 略 ) 9 ④ ヒ ン ド ゥ ー 的 な 価 値 の 再 評 価 と ヒ ンド ゥ ー・ ナ シ ョ ナ リ ズ ム ( 紙 数 の 関 係 上 , 省 略 ) 10 ポ スト テ スト ・ ま と め 「 イ ンド って 一 体 ど ん な と こ ろ だ ろ う ?」 │※ 6∼ 9 時 に あ た る 省 略 部 分 の 詳 細 につ い て は, 中本 和 彦 「 学習 材 の 活 用 に よ る 地 理 授 業 モ デ ル の 実 践・ 検 証 一 単 元 『 イ ン ド ー マ ク ド ナ ル ド と 農 民 の 自 殺 』− 」 社 会 系 教 科 教 育 学 会 第21 回 研 究 大 会 自 由 研 究 第 了分 科 会 発 表 レ ユ メ, 」 2010.2.21参 照。 ( 平 成21 年 9月19 日 に 実 践 さ れ た s 教 諭 公 開 研 究 授 業 の 学習 指 導 案 等 か ら 筆 者 作 成。) (2 ) A 教 諭 に よ る 授 業 計 画 ・ 授 業 実 践 の 実 際 A 教 諭 に よ る 授 業 計 画 ・ 実 践 の 概 要 は , 次 の 通 り で あ る 。 ① 対 象 : H 県 立 K 高 等 学 校 第 3 学 年 2 組 ・ 3 組 選 択 者 , 7 組 ・ 8 組 選 択 者 ② 実 施 期 間 : 平 成21 年 n 月 2 日 ∼ n 月 5 日 ③ 単 元 の 授 業 計 画 厂国 家 規 模 の 地 域 イ ン ド 」 ( 全 3 時 間 ) 第 1 次 『 イ ン ド は な ぜ 経 済 発 展 し て い る の か 。』 第 2 次 『 イ ン ド で は な ぜ も の が 売 れ て い る の か 。』 第 3 次 『 イ ン ド の 農 村 は な ぜ 貧 し い の か 。』 ④ 授 業 展 開 第 1 次 『 イ ン ド は な ぜ 経 済 発 展 し て る の か 。』 主 な 学 習 活 動 ・ 学 習 内 容 導 人 ・ パ ワ ー ポ イ ン ト(以 下PP )に よ る 写 真 ( イ ン ド の 都 市 , 農 村 の 様子 )〔学 習 材 の 資 料, 独 自 収 集 の 資 料 〕 Q どこ の国 だ と思 い ま す か ? 予 想 し て み よ う。 → ( イ ンド , ア ジ ア の 国 な ど) Q イ ンド は, ど んな 国 と いえ る で し ょ う ? ・VTR 視 聴 (10 分 )(NHK 総合 海 外 ネ ッ ト ワ ー ク「 急 成長 のイ ンド の光 と 陰コ O 「 イ ン ド の 経 済 は, な ぜ 発 展 し て い る の か ? 」 につ いて 考 え て い き ま し ょ う。( 学習 課 題 の 提 示 )展 開 I ・PP 資 料 ( 各 国 ・ 地 域 の経 済 成 長 率 )〔学 習 材 〕 の 提 示 Q 中 国 や イ ン ド, ロ シ ア な ど が 伸 び て い る 。 こ れ ら の 国 を 何 と い う か ?→BRICS ・PP 資 料 ( イ ン ド 主 要 企 業 の 中間 決 算 )〔学 習 材〕 の 提示 Q ど ん な 分 野 で 伸 び て い るか ? Q な ぜ , 通 信 ・I T , 自 動 車 ・ 家 電 , 石 油 化 学・ 鉄 鋼 が 伸 び て い る の か ? こ れ ま で 東 南 ア ジ ア や ブ ラ ジ ル な ど 工 業 で 学 習 し た 工 業 立 地 を 活 用 し て , 資 料 ( 学 習 材 ), 地 図 帳 や プ リ ント を 参 考 に グル ープ で 話 し 合 っ て み よ う。 → 発 表 す る 。 ・石 炭 , 鉄 鉱 石 な ど の資 源 分 布 を 地 図 帳 を 用 い て 説 明 す る。 ○ 素 材 指 向 型 産 業 … 石 油 化 学 ・ 鉄 鋼 展 開 n ・PP 資 料 ( イ ン ド の ソ フ ト ウ ェ ア 輸 出 額 の 推 移 , 輸 出 先 ) 〔 学 習 材 〕 の 提 示 ・PP 資 料 ( イ ン ド に お け る 自 動 車 生 産 の 推 移 )〔学 習 材 〕 の 提 示 Q1990 年 代 に 伸 び て い る か , 何 か あ っ た のか ? ・ 資 料 ( ラ オ 首 相 )〔学 習 材 〕 を 用 い て 説 明 す る。 ○ 経 済 の 自 由 化 で 外 国 の 企 業 が イ ンド に進 出し た。 Q な ぜ, 外 国 の 企 業 が イ ンド に進 出し た のか ? Q な ぜ, イ ン ド の ソ フ ト ウ ェア の輸 出 は北 米 向 けな の か ? ・PP 資 料 ( イ ン ド と ア メ リ カ の 時 差 )〔 学 習 材 〕 を 用 い て 説 明 す る。 ○ ア メ リ カ が コ ン ピ ュ ー タ 産 業 で 中 心 と な っ て お り, 地 理 的 位 置 が 有 利 で あ る こ と 。 加 え て , ソ フ ト ウ ェ ア 産業 は 先 端 技 術 産 業 で あ り, 大 学 や 研 究 所 が あ る とこ ろ に 立 地 し ( 知 識 集 約 型 工 業 ), イ ンド は, 優 秀 な 人 材 , 言 語 が 英 語 で あ る こ と か ら, 外 国 企 業 か 進 出 し たo 展 開 Ⅲ Q 自動 車工 業 は, な ぜ, 外 国 企 業 か 進 出 し た の か ? Q 自動 車 は, 輸 出 か 国 内 か ? ・PP 資 料 ( お も な 国 の 1 人 当 た り の 人 件 費 )〔学 習 材 〕 を 用 い て説 明 す る。 ○ 自 動 車 は 組 立 型 の工 業 ( 労 働 力 集 約 型 産 業 ) で イ ンド は 人 件 費 が 安 い , ま た, イ ン ド は人 口 か多 い の で , 国 内 向 け需 要を ね ら っ て 進 出 し た。 ま と め ・PP 資 料 ( お も な耐 久 消 費 財 の 価 格 )〔学 習 材〕 で 自動 車 ( マ ル チ) の 価 格を 示 し て 発 問 す る 。 Q し か し, 賃 金 か 安 い の に, 自 動 車 , 例え ば マ ル チ ,67 万 円 の も の か 買 え る ?な ぜ, 賃 金 か 安 い の に 高 い も の が買 え る のか ? と い っ た 消 費 につ い て, 次 の時 間 考 え ます 。