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立命館大学政策科学部2014年カリキュラムにおける 学生の英語学修の動機と実態 : 2017年度卒業生への聞き取り調査をもとに

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1.はじめに

立命館大学政策科学部は 2014 年度に新たな学修カリ キュラムを採用し、2018 年のカリキュラム改訂時に微 修正を経たものの、2019 年現在も 2014 年カリキュラム

の下で学修機会が提供されている。「政策科学英語(EPS:

English for Policy Science)」科目は、本学部の特色で ある問題解決型(PBL: Project Based Learning)の学修 内容を取り入れ、従来の大学での英語科目に散見された 受け身で「英語を学ぶ」のではなく、政策科学に関わる 様々なトピックや研究方法を能動的に「英語で学ぶ」も のとして 2014 年カリキュラムの下に設けられた。本カ リキュラムにおいて EPS 科目の所定数の単位修得は卒

論 文

立命館大学政策科学部 2014 年カリキュラムにおける

学生の英語学修の動機と実態

− 2017 年度卒業生への聞き取り調査をもとに−

小阪 真也・田林 葉 *

How Students Get Motivated and Learn English

in College of Policy Science of Ritsumeikan University:

A Study Based on the Interviews with the Graduates

Shinya KOSAKA, Yo TABAYASHI

Abstract

The College of Policy Science of Ritsumeikan University launched a new curriculum in 2014 and developed courses under the category of "English for Policy Science(EPS)" as a core study component of English for undergraduate students. The students who studied under this 2014 curriculum firstly graduated from the College in March 2018. This paper discusses how undergraduate students of the College of Policy Science got motivated and studied English, based on the interview with the graduates who completed the 2014 curriculum. This paper adopted a qualitative approach mainly based on the quasi-structural interview method. The authors firstly distributed structured questionnaires for 338 graduates to ask their motivation and ways of studying under the 2014 curriculum. Then, in accordance with their career paths after graduation, the authors divided categories of the graduates into three: private company workers, civil servants, and graduate students. The authors conducted face-to-face interviews with two graduates for each category. This paper shows two results of the research on the motivation and ways of studying English of the undergraduate students who completed the 2014 curriculum. First, the career paths did not strongly motivate the graduates for studying English. Second, a lack of suitable classes to students' level negatively motivated them in some cases. Although 5 of 6 graduates gave positive opinions on the current curriculum in three types, this paper suggests developing a set of more flexible courses which motivates students, based on their actual life and interests on their own English levels.

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業要件の 1 つとされており、2017 年度末(2018 年 3 月) にこの単位修得要件を満たす本カリキュラム初の卒業 生が誕生した。今後の本学部における学びを発展させる ため、EPS 科目群を中心とした政策科学部学生の英語 学修の実態を把握し、本カリキュラム下での学修の成果 と課題を総括すべき時期を迎えている。 そこで、政策科学部 EPS 科目担当教員である筆者が 中心となり、本カリキュラム下で学んだ学生が卒業まで にどのような動機に基づいて学修を行い、EPS の授業 内にとどまらず一般的な英語学修に関わる活動を実態 として行ったかを把握するため調査を企画・実施した。 本稿では、まず政策科学部における英語学修の中核を担 う EPS 科目が 2014 年度に設置された背景とその特徴に ついて概説した後、実施された調査方法の概要について 述べる。その上で、民間企業、公務員、大学院進学とい う政策科学部卒業生の典型的な進路選択の形態 3 種に分 類される、インタビュー調査に同意した卒業生 6 名への インタビュー結果について述べる。インタビュー結果を 基に分析を行い、本稿は、政策科学部 2014 年カリキュ ラム下での学生の英語学修への動機と実態を踏まえて、 今後本学部がさらにカリキュラムを発展させていくた めの課題について論ずる。

2.2014 年カリキュラムにおける EPS 科目

設置の背景と科目の特徴

2.1. EPS 科目設置の背景と趣旨 立命館大学政策科学部が 2014 年カリキュラムにおい て EPS 科目を導入した背景には大きく二つの潮流が あった。1 つ目は「大学教育の国際化」である。現在で はすでに陳腐化してしまった感があるが、2011 年に文 部科学省による「産学官によるグローバル人材の育成の ための戦略」(2011 年 4 月 28 日)にて明らかになった もので、その後日本経済団体連合会の「グローバル人材 の育成に向けた提言」(2011 年 6 月 14 日)など、産官 学のいずれにおいても焦眉の課題となっていた。グロー バル人材の定義やこれらの指針の詳細については別途 議論が必要であるが、全体の傾向としては、タフなチャ レンジ精神を持ち、英語を含む複数言語を用い、文字通 り世界で活躍できる人材と言っていいだろう1 。当時本 学部では、2015 年 4 月に開学する大阪いばらきキャン パスへの移転を控えており、キャンパスコンセプトの 1 つである「アジアのゲートウェイ」2 に即して、アジア 言語 5 語種を含む初修(第二)外国語を 10 語種開講す るなど、「大学教育の国際化」を具現するカリキュラム が策定された3 。英語教育における国際化においてはさ らに様々な議論があるが、紙幅の制約から本稿では取り 扱うことができない4 。 もう 1 つの潮流は「英語の専門教育化」である。戦後 の高等教育展開の一環として、「1956 年の大学設置基準 の省令化にともない、外国語科目は一般教育科目から分 離し、専門科目からも独立した授業区分となった5 」。 1991 年の大学・短期大学の設置基準改正(大綱化)に おいては、一般教育と専門教育の区分が廃止され、カリ キュラム編成の自由度が増した。外国語も体育と同様必 須ではなくなったが、ほとんどの大学で大綱化以前の外 国語単位構成(30 時間の授業とそれに付随する授業外 学習 60 時間で 1 単位)で行われていた。大綱化からま もなく設置された政策科学部も同様に 1 単位の外国語科 目を開講し、16 単位の修得を卒業要件としていたが、 2002 年のカリキュラム改革から 4 年間を試行期間とし て、2006 年度に「政策言語(英語)」という科目区分を 置き、英語(そのもの)「を」学ぶのではなく、英語「を 用いて」学ぶ教育を行なってきた。その理由として、本 学部の教育目標は、様々な社会問題や政策課題の解決に 有用な知識生産力を鍛えることにある。リーディング科 目である「政策科学英語演習 I-IV」(2006−2013)6 に おいて、米国大学の社会科学入門科目の教科書として広 く 採 用 さ れ て い る お よ び を採択した理由はそこにある。 また、ライティング科目である「政策科学英語演習 V, VI」(2010−2013)7 については、2008 年度(前身科目) 以降 4 年間のグループワークを中心とするものから 2012 年度以降の個人ワーク中心へと変更はあるものの、 社会的なトピックの調査に基づき、論理的な思考の展開 を学びつつ学術的なエッセイを完成させるという目標 に変わりはない。さらに政策科学部のコア科目である小 集団科目において、年度末報告書に外国語のアブストラ クトの提出を義務づけることで、自分の研究内容を外国 語で表現する努力を学生に求めてきた。これらはすべて 英語「を用いて」政策科学を学ぶという一連の営みであ る。 これらの、英語「を用いて」コンテンツを学ぶいわゆ る「専門英語」への傾斜は、本学部だけの動向ではない

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ようである。立命館大学では生命科学部・薬学部等の理 系学部はもとより、経営学部国際経営学科や国際関係学 部等で専門的な学術内容を「英語を用いて学ぶ」2 単位 ものの科目が多数開講されている8 。また、英語「を」 学ぶ外国語科目としての英語から、英語「を用いて」学 ぶ専門的英語科目へのこのような移行は他大学におい ても多く見られる。関西に例をとると、大阪大学外国語 学部や神戸大学など教養部のあった国立大学でも、基礎 教育としての必修英語科目は 1 年次 4 単位のみしか開講 しておらず、それ以降は選択科目として 2 単位科目の専 門英語または上級英語を開講しているようである9 。さ らに、京都大学では本学部同様 1 年次から 2 単位科目し か開講されていない10 。 このような全国的な外国語教育の国際化および英語 の専門教育化の傾向を背景とし、本稿の主題である「政 策科学英語(EPS: English for Policy Science)」が 2014 年 4 月に設置される。上述した「政策科学英語演習」は 2013 年度までは、「言語教育科目」のカテゴリーに置か れていたが、英語の言語教育科目は全て廃止して、専門 教育・教養教育カテゴリーに配置した。その根拠として、 英語は大学入学以前の学校教育において、少なくとも 6 年間の学習期間があり、小学校課程における英語教育の 導入によって、今後はさらにこの学習期間が長くなるこ とが挙げられる。英語に関する基本的な学習事項は高等 学校までの課程ですでに教授されており、大学における 英語教育の役割は、学部・学科の特性に応じた英語の運 用能力のトレーニングにある。本学部でいえば、政策科 学および隣接諸分野、あるいは政策科学の学修を深める ための教養科目の学修を基本に据えながら、それとの関 連で英語の運用能力を鍛錬することである。英語は「学 習言語」(Learning Target)ではなく、政策科学学修の 「使用言語」である。関連基本文献の読解、講義の聴取、 調査の実施、報告書および論文の執筆、口頭発表のため の言語として位置づけたことが EPS 設置の rationale で ある11 。次節では EPS 科目の特徴について概要を述べる。 2.2. EPS 科目の特徴 立命館大学政策科学部において、本学部が定める学位 授与方針で言及されている「ローカルかつグローバルな 視点」を共に備え、グローバル化が進展した現代におい て政策実践・構想を行うための能力を涵養する方法の 1 つとして、英語学修は位置づけられている12 。 先述したように、EPS 科目は政策科学部における英 語学修の中核を担う専門科目群であり、表 1 で示されて いる通り、本カリキュラムにおいて EPS 科目はそれぞ れ科目内での英語の使用方法の位置づけに応じて大き く 3 つの種類に区別されている13 。 EPS タイプ A 科目群は、各授業での使用言語に加え、 教材や成績評価対象となる成果物なども全て英語で記 述・表現されたものを基本とする内容である。本科目群 は既に英語をある程度運用できるレベルの者や、留学前 に英語を使用言語とした授業の疑似的な体験を望む学 生を主な履修者像として想定している。 次に EPS タイプ B 科目群は、英語で記述された文献 の理解を重視した科目である。学習素材としては、例え ば英語で執筆・出版された社会学の入門書など、日本国 内の高等学校で一般的に用いられている教材よりもさ らに専門性が高く、大学で行われる社会科学の専門分野 の学修や、卒業研究等で行うフィールドワークで用いる 知見を獲得するための文献が授業では用いられる。こち らは前述した 2006 年カリキュラムの「政策科学英語演 習 I-IV」を引き継ぐもので、ほとんどの科目で教材も 上述した を使用している。 最後に EPS タイプ C 科目群は、英語を用いた成果物 の作成と成果物に関する英語によるプレゼンテーショ ンなど、学生の成績評価の対象物を英語によるものとし た科目である。当科目において、学生は単に英語で文章 作成を行うだけではなく、パンフレットやウェブサイト 表 1 EPS 科目の区分 ①学習素材の言語 ②授業内アクティビティの言語 ③成績評価対象(試験答案、 報告書等の成果物)の言語 タイプ A 英語 英語 英語 タイプ B 英語 日本語もしくは英語 日本語もしくは英語 タイプ C 日本語もしくは英語 日本語もしくは英語 英語 (出所)政策学部ウェブサイト(http://www.ritsumei.ac.jp/ps/education/curriculum.html/#course01) (2019 年 5 月 20 日最終アクセス)

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など、英語化されていない情報を英語化し、成果物や発 表を通じて発信することで何らかの形で社会貢献する ことを目的としてプロジェクトを企画・実施する。こち らは前述した 2010 年カリキュラムの「政策科学英語演 習 V, VI」を引き継ぐもので、プロジェクト型の科目と アブストラクトライティングを含む学術ライティング 系の科目に分かれている。 本カリキュラムにおいては、政策科学部政策科学専攻 (日本語基準コース)の全ての学生に、卒業までに上記 3 種に分類されるいずれかの EPS 科目を合計 8 単位分 以上取得することが要件とされている14 。しかし、例え ば入学時あるいは入学後に実施される英語科目の試験 結果や TOEIC をはじめとする英語検定試験の結果に応 じて、特定の分類の EPS 科目の履修を学生に義務づけ るといった意味での必修化は行われていない。進行年次 にあわせて受講できる科目は計画的に配置されている が、卒業時までに学生が個々人の関心や英語のレベルに 合わせて選択的に任意の学期に各 EPS 科目を履修でき るようになっている。したがって、所定の単位数の取得 は卒業要件とされているものの、例えば卒業までに EPS タイプ A 科目のみを 8 単位分履修することや、全 ての種類の EPS 科目を 8 単位を超えて履修するといっ た柔軟な履修が可能であり、2017 年度卒業生の場合は 卒業までに平均で 9 単位を取得している。加えて、一般 的な大学の語学科目の特徴として散見されるように、履 修のタイミングは大学 1 ∼ 2 年次に限定されず、例えば 3 年次や 4 年次にも EPS 科目を任意で履修することが 可能である。専門科目との連携をより進めた 3 年次およ び 4 年次を対象とした科目もそれぞれ開講されている。 また、EPS 科目全てに共通して、TOEIC をはじめと する英語の検定試験の受験や一定のスコアの取得を学 生に義務づける、あるいは一定のスコア保持者に上記要 卒単位(8 単位以上)の取得要件を一部免除するといっ た措置も取られていない。英語の検定試験については、 EPS タイプ B やタイプ C 科目において、例えば一定の 得点以上のスコアを獲得することで成績上の加点措置 を取るなどの配慮がされている。

3.2017 年度卒業生対象調査の概要

以上の 2014 年カリキュラム下で設けられた EPS 科目 の所定の単位を取得して政策科学部を卒業した初の卒 業生(2018 年 3 月および 9 月卒業)を対象に、本カリキュ ラムにおける英語学修への動機と実態を把握し、今後カ リキュラムを発展させる上での課題を探るべく調査が 行われた。本調査は、2018 年度春学期末(2018 年 9 月) までに卒業した 2014 年度入学生を対象とし、卒業生の 連絡先を把握している立命館大学校友会の協力の下実 施された15 。本調査ではアンケート調査と、アンケート に回答した者のうち、同意を得られた卒業生を対象にし た聞き取り調査の 2 つの方法が段階的に採用された。 まずアンケート調査においては、記述回答式の調査票 (付録 1)を 2018 年 12 月上旬に立命館大学校友会経由 で合計 338 名の 2017 年度卒業生に送付し、政策科学部 の正課内の学びおよび英語を用いた正課外の活動への 意識について尋ねた16 。本アンケート調査の結果、29 名の卒業生より有効回答を得た。そして回答内容につい てより詳細な内容を把握すべく、可能な限り卒業後の進 路(民間企業、(地方)公務員、大学院進学)に偏りが 生じないように配慮して、インタビュー調査に同意した 計 6 名の卒業生を実際の調査対象者として抽出した。そ の上で、2019 年 1 月下旬に立命館大学いばらきキャン パスおよび京都駅近辺にて 6 名の 2017 年度卒業生を対 象にインタビュー調査を行った。インタビュー調査にお いては半構造化面接の方法を用い、筆者と調査対象者が 対面する形で実施された(付録 2)。 本調査の方法と属性区分の採用は、2017 年度卒業生 対象調査の目的に応じて行われた。上述したように本調 査は 2014 年カリキュラムにおける英語学修への動機と 実態を把握し、カリキュラムの改善につなげることを目 的としている。それ故、異なる属性の学生がどのように 英語学修を行い、あるいは行わなかったのかという動機 の把握が特に必要とされた。近年の日本ではグローバル 化の進展に応じて長年に渡り小・中・高等学校のみなら ず、大学での英語学修の改善が求められている17 。この ような状況を反映し、いくつかの先行研究は大学生の英 語学修意欲を高める方策について検討してきた。例えば 八島(2001)が整理している通り、1970 年代に行われ たカナダの社会心理学者であるガードナーとランバー トに定義された、動機の態様を学修対象とする外国語が 用いられている国々の文化の理解や同化を求める「統合 的動機」と、職を得るといった目的達成のための「道具 的動機」に区別するような、動機の種類に応じた分析を 行うものが存在する18 。また、学習者の動機づけの由来

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や持続性に着目し、学修の内容そのものから見出される 関心に応じた持続的な性質を持つ「内発的動機」、学修 の内容と関連しない外的な事象によってもたらされた 非持続的な「外発的動機」に区別して論ずるものも観ら れる19 。さらに日本の大学生の実情や社会状況を踏まえ、 より具体的に企業への就職を動機の形成要因として分 析対象とするものも存在する20 。 しかし、個々の学習者の動機は一般論として特定する ことは困難であり、実際にはその当時の個人が置かれた 状況など外的な要因も個別的に作用すると考えられる。 加えて本調査のように立命館大学政策科学部という特 定の教育機関での学修の実態把握および改善を目的と した調査としても、単なる一般論の形成を目指す方法で は対応が難しい。それ故、本調査では立命館大学政策科 学部の学生の進路選択上の属性区分として見出される 民間企業への就職、(地方)公務員行政職への就職、大 学院進学の 3 つに区分し、あくまで本学部の学生の性質 に即した分類を行い英語学修の動機の形成との関連性 を調査した。加えて、量的な調査方法では必ずしも分析 可能ではない調査対象となった学生の学修の経緯や実 際の授業の履修を通じて形成された意見を基に、2014 年度以降のカリキュラムにおける政策科学部の学生の 学修実態の把握と、そこから見出される今後のカリキュ ラム発展のための課題を質的に分析することに努め た21 。 なお本調査以外に、立命館大学政策科学部では 2017 年度卒業生が 2014 年に入学後、いくつか学生を対象に した英語の運用能力を測るための調査を行っている。 最 も 代 表 的 な も の に CEFR(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)を基に政策科学部で作成された Can-do-list を用いたアンケート調査(卒業生対象 CEFR 調査)(付録 3)が挙げられる。本調査は政策構想演習(ゼ ミナール)に所属していた 2017 年度卒業生を対象に、 アンケート用紙を用いたマークシート記述式で 2018 年 1 月 10 日から 15 日まで実施され、2017 年度卒業生合計 150 名より回答を得たものである。本稿でインタビュー に同意した主な分析対象とする 6 名の 2017 年度卒業生 は、いずれもこの卒業生対象 CEFR 調査にも回答をし ているため、分析の際に参考資料として用いる。

4.2017 年度卒業生対象調査結果と本

カリキュラムにおける英語学修の動機と実態

以上に述べた本調査のインタビュー対象とされた者 の属性区分に従い、以下(1)民間企業就職、(2)(地方) 公務員就職22 、(3)大学院進学に区別し、各区分 2 名ず つ得られたインタビュー結果を基にそれぞれの属性区 分における立命館大学政策科学部での 4 年間の英語学修 の実態を概説する。なお概説に際しては、上述した調査 方法における質問内容に基づき、①性別、②卒業生対象 CEFR アンケートの結果、③英語学修への関心、④進路 選択と関心の向上の関連性、⑤正課23 での活用の実態例、 ⑥正課外24 での活用の実態例、⑦ EPS 科目への評価(良 いと評価できる点、改善点)をそれぞれ基本情報として 示す。また、ここでは本調査プロジェクトの趣旨を考慮 し、特にインタビューで得られた進路の属性区分と学修 動機の関連性および EPS 科目への評価について焦点を 当てて記述する。 (1)民間企業就職(インタビュー回答者:A、B) 表 2 に示されている通り、本稿における回答者の属性 区分である民間企業就職に応じた英語学修の動機や実 態について、民間企業就職という進路選択自体が強い要 因として働いていることはインタビュー結果では示さ れなかった。例えば回答者 B は就職活動に向けて自身 が 3 年 次 の 中 期 に 差 し 掛 か っ た 2016 年 10 月 頃 か ら TOEIC に絞った自習を始め卒業時までに合計 750 点を 取得したものの、それよりも海外旅行やアルバイトと いった日常生活での英語使用が具体的な学修の動機に なっていると回答している25 。この点については回答者 B の英語学修への動機の持続性にも関連しており、B が 主たる英語学修の動機の 1 つとしてインタビュー時に強 調した海外旅行については、1 年次に米国ロサンゼルス、 2 年次に欧州各国、3 年次に再度米国、4 年次にグアム と米国など複数年に渡って実行されているのに対し、就 職へ向けた取り組みは 3 年次中盤から 4 年次前半までに 局所的にしか実行されていない26 。 EPS 科目については両名共にタイプ A、B、C という 異なる関心やレベルに合わせて履修可能な科目群設定 を良いと評価できる点として挙げた。一方で現状の各授 業の開講の仕組み上生じる問題点を指摘する声もあっ た。例えば回答者 A は大学入学前には国連の活動など

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への関心から英語を学ぶ動機を強く有し、1 年次にタイ プ A の授業を履修したが、実際の授業では他の者より も自身の運用レベルを低く感じ、結果として単位を取得 できなかった。そのため授業を履修したことにより、英 語の運用能力に対する自信を失ったと回答している27 。 また、回答者 B は特に低年次において他の科目を履修 する都合上英語を大学で学ぶ機会が週 1 度程度の EPS 科目に実質的に限定されてしまうため知識の定着を図 ることが困難であったとの意見を述べた28 。 (2)(地方)公務員就職(インタビュー回答者:C、D) 表 3 で示されている(地方)公務員就職者においては、 進路決定上の属性区分が英語学修への関心の欠落を導 く要因となっていた。これは、民間企業と比較してより 具体的な対策を要する公務員試験の内容上、より明確な 形で英語への対応が求められなかったことが影響して いる。例えば回答者 C は公務員試験対策講座を大学の 授業とは別に受講していたが、英語に関連するものは試 験科目の一部でしかなく、試験対策上特段の対応を要す るものではなかったと述べた29 。同様に回答者 D は、 単語と文法などリーディングの技能に要されるものを 表 2.民間企業就職者 A、B の英語学修に関する基本情報 基本情報の区分 A B ①性別 女性 男性 ② 卒 業 生 対 象 CEFR ア ン ケート 問 1 から 8 全て A2 に回答。 問 7、問 8 のみ A2、他は全て B1 に回答。 ③英語学修への関心 意欲的に取り組んだ。 意欲的に取り組んだ。 ④進路選択と関心の向上の 関連性 関連性が薄い。 関連性が薄い。 ⑤正課での活用の実態例 運用能力に自信が無かったため活用されて いない。 政策構想演習(ゼミナール)における英文 の要旨作成。 ⑥正課外での活用の実態例 海外旅行、学内での教育サポーター業務。 海外旅行、アルバイト。 ⑦ EPS 科目への評価 <良いと評価できる点> タイプ A、B、C という科目群設定。 <改善点> 同授業の受講者間でのレベル差が存在する 点。 <良いと評価できる点> タイプ A、B、C という科目群設定。 <改善点> 授業スケジュール上英語を学ぶ機会が少な い。 (出所)筆者作成 表 3.公務員就職者 C、D の英語学修に関する基本情報 基本情報の区分 C D ①性別 女性 男性 ②卒業生対象 CEFR アンケート 問 1 から 8 全て A2 に回答。 問 1 から 8 全て A2 に回答。 ③英語学修への関心 どちらとも言えない。 どちらとも言えない。 ④進路選択と関心の 向上の関連性 関連性が薄い。 関連性が薄い。 ⑤正課での活用の実 態例 政策構想演習(ゼミナール)における英文の 要旨作成。 政策構想演習(ゼミナール)における英文の 要旨作成。 ⑥正課外での活用の 実態例 アルバイト、海外旅行。 運用能力に自信が無かったため活用されてい ない。 ⑦ EPS 科目への評価 <良いと評価できる点> 特に無し。 <改善点> グループワークを要する科目で履修者のモチ ベーションが保たれていない場合が存在する。 <良いと評価できる点> タイプ A、B、C という科目群設定。 <改善点> 授業スケジュール上英語を学ぶ機会が少ない。 (出所)筆者作成

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部分的に地方公務員試験対策として準備しただけだと 回答し、4 年間を通じて 1 度も自発的には TOEIC をは じめとする英語の公的な資格試験も受験していないと 述べている30 。 また、回答者 C、D に共通して、立命館大学政策科学 部への在学中はほぼ一貫して英語学修への関心が高く はなかったと回答している。これは、両者共通して英語 が試験の内容上それほど強く求められない地方公務員 の行政職という進路選択を在学中の早い段階で明確に 行っていたためである。回答者 C については民間企業 への就職活動を公務員試験と並行して行ったものの、い わゆる本命とされる進路先を公務員に絞っていたため、 試験対策にそれほど影響をもたらさない地方銀行と いった数件の就職先のみを対象としていた31 。また、回 答者 D については民間企業への就職活動自体を行って おらず、地方公務員の行政職のみに進路を絞って勉強を していたと回答している32 。 EPS 科目について回答者 C は EPS 科目そのものに学 修上の関心を強く抱いていないと述べており、評価でき る点も具体的に見当たらないと回答している33 。回答者 D は例えばタイプ A 科目の履修を大学側に強制される ようなことが無く、履修者の関心に応じた履修が可能で あるという点でタイプ A、B、C という科目群設定を良 い点として評価できると回答している34 。改善点として は回答者 C は授業の内容上グループワークでモチベー ションが低い学生とチームを組んだ際に課題作成が困 難になる場合があったという点を挙げ、回答者 D は履 修する科目のスケジュール上英語学修の機会が限定的 になった点を挙げた35 。 (3)大学院進学(インタビュー回答者:E、F) 回答者 E、F は大学院進学者という属性を共有してい るが、表 4 が示す通り大学院への進学そのものが英語学 修上の強い動機を形成したわけではないことがインタ ビューでは明らかになっている。例えば E は大学院進 学に際して学術英語に触れる機会を設けたと述べてい るが、しかし大学入学前の自宅におけるホストファミ リーで外国籍の英語話者と生活を共にした経験や、入学 後のボランティアサークルでのフィリピンでの教育ボ ランティア活動を通じて知り合った外国人とのコミュ ニケーション上の必要性をより強い学修動機として挙 げている36 。また F は大学院の入学試験で英語能力が 強く求められていなかったことや、自身の当時の研究 テーマが日本国内に限定されるものであったことなど から、大学院進学という進路選択が英語の学修動機を形 成しているわけではないと回答した37 。 EPS 科目について回答者 E は自身が主として履修し たタイプ A 科目の経験から科目群設定を良い点として 述べており、タイプ A 科目は特に意欲がある学生が履 修していたことを指摘している38 。回答者 F も同様に 科目群設定を良い点として評価できると挙げており、卒 業生対象 CEFR アンケートの結果にも表れている通り、 表 4.大学院進学者 E、F の英語学修に関する基本情報 基本情報の区分 E F ①性別 男性 男性 ② 卒 業 生 対 象 CEFR ア ン ケート 問 1、3、5、7 を B1、 問 2、4、6、8 を B2.1 と回答。 問 1 のみ B1、他を A2 と回答。 ③英語学修への関心 大変意欲的に取り組んだ。 意欲的に取り組んだ。 ④進路選択と関心の向上の 関連性 関連性が薄い。 関連性が薄い。 ⑤正課での活用の実態例 留学生とのディスカッション。 政策構想演習(ゼミナール)における英文 の要旨作成。 ⑥正課外での活用の実態例 多国籍の者との協働を含む教育分野のボラ ンティア活動。 アルバイト、海外旅行。 ⑦ EPS 科目への評価 <良いと評価できる点> タイプ A、B、C という科目群設定。 <改善点> 同一科目群の中でも異なる難易度の科目を 用意する必要がある。 <良いと評価できる点> タイプ A、B、C という科目群設定。 <改善点> 使用教材の内容が理解しがたい。 (出所)筆者作成

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自身がリーディングの技能に苦手意識を抱いていたた め、特にリーディングの技能の向上を目指すタイプ B 科目を避け、タイプ A と C を中心に履修できたことを 理由として挙げている39 。一方で改善点として、回答者 E は自身が主に履修したタイプ A 科目に対し全てが英 語で執り行われる授業であることから苦手意識を持っ ている学生が存在すると述べ、もう少し難易度の低いも のを用意することでより多くの政策科学部の学生の履 修が望めるのではないかと指摘した40 。また、回答者 F は、自身が履修したタイプ C 科目で使用されている教 材(文法の復習用テキスト)が知識の習得を重視してい るものであるため、より実践的に書く、読む技法の修得 を助けるものも授業で使用すべきだと述べた41 。

5.2017 年度卒業生対象調査結果から

見出される政策科学部における英語学修の課題

特に学生の英語学修の動機と実態の把握を目指す今 回の調査の観点からすれば、上述したインタビュー結果 にも表れているように、進路選択という目的やそれに付 随する小目的としての TOEIC をはじめとする資格試験 の受験は、必ずしも積極的な英語学修動機の持続化を導 いていない、という点が重要だと考えられる。例えば就 職や大学院進学という具体的な目的を達成する、という 文脈において、英語学修は求められたとしても局所的な 動因としてしか学生には捉えられていない。加えて、例 えば(地方)公務員就職者に対する調査結果について観 た場合、進路選択は英語学修に対する積極的な動機の形 成とは反対に消極的な動機の形成を助長していること が分かる。 反対に、今回の調査で英語学修への積極的な動機を持 続化させる要因として観察されたのは、学修者個々人の 生活上の英語の運用を必要とする状況や活動に応じた 文脈の存在である。例えばインタビュー回答者 B のよ うに海外旅行が頻繁に行われている例や、回答者 E の ように英語話者の者と実際に英語を使ってコミュニ ケーションをする状況が存在する例など、自らが英語を 実際に話す、書くといった作業が必要とされる文脈が存 在することが英語学修への積極的な動機の形成を導い ている。 先行研究が提示している概念を用いて整理すれば、い わゆる「道具的動機」に頼った動機の形成を促す取り組 みには留意点が存在することをこれらの結果は示唆し ている。いくつかの先行研究が整理しているように、民 間企業の中には入社時までに TOEIC などの資格試験の 一定の点数を求めるものは確かに存在する42 。立命館大 学政策科学部の場合、今回調査対象となった 2017 年度 卒業生の進路選択として約 87%の者が就職をしたとい うデータが存在する43 。これらのデータや事実に基づき、 例えば「就職」という目的に資するという理由を挙げて 英語の学修を促すことで政策科学部の大半の学生に英 語学修の動機づけができるように一見捉えられる。しか し、単にデータ上の傾向だけでは把握できない学生の学 修の背景や実態について本調査が明らかにしている通 り、学生の「就職」という目的へ向けた英語学修に関連 した取り組みは必ずしも 4 年間の標準就学年全てで継続 的に実行されていたわけではなく、特に民間企業への就 職の場合は 3 年次から 4 年次前半のかなり限定的な期間 に限られていた。加えて、(地方)公務員としての職を 得た者について述べれば、早い段階から就職という目的 を強調してしまうと、逆に英語を勉強しないという消極 的な動機の形成を招くことにもつながる。それに対し、 同様に「道具的動機」であっても、海外旅行で用いる、 海外でボランティア活動をする、といった個々人の学生 生活上の必要性により強く結びついた目的の存在は、英 語学修に対する積極的な動機を持続的に形成すること に貢献していると考えられる。 これを踏まえて EPS 科目を中心とする政策科学部で の英語学修をさらに発展させるためには、履修者に英語 を実践的に用いることを要する文脈設定を、授業内で行 う仕組みを持った科目設計をしていく必要があると考 えられる。例えば EPS 科目の場合、特にタイプ C 科目 においては具体的なテーマを設けてグループワークの 実施と作成される成果物の公表といった取り組みを既 に行っているが、他のタイプの科目を含む全ての EPS 科目において、英語を使用言語とした調査(旅行)の方 法と計画策定、英語を用いる留学生との協働、英語を用 いた成果物の社会での活用方途の模索(あるいは実際に 使った結果について報告を行う)など、履修する学生の 実際の生活との結びつきを強調する、さらに実践的な内 容を含める工夫をすることが今後は求められるのでは ないかと考えられる。 他方で、インタビューで現状の EPS 科目の問題点と して複数挙げられたように、履修する学生が自身の英語

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の運用レベルに合わせて、成功体験を得て段階的に動機 を促進できるような内容にする工夫する必要があると 考えられる。2014 年度以降のカリキュラム下の EPS 科 目への良い評価点として、履修者が自身の判断にした がって科目を選択し履修できる点がインタビューにお いても複数回答があったが、一方で履修を制限する客観 的な基準を設けられていないが故に、履修者間でのレベ ル差や履修への敷居の高さを学生側が漠然と感じる状 況を作り出している。この結果、関心にしたがって履修 したが英語の運用において成長ではなく「失敗」したと いう感触を持ったまま全 15 回の受講を終える学生や、 反対に関心はあるが「失敗」を恐れて履修できないとい う学生が存在している。 この問題点について、例えば履修者のレベル差に配慮 したクラス・グループの形成のための取り組みとして は、入学後の初期の英語試験の結果にしたがって機械的 にクラス分けをする、といった方策が典型的な例として 挙げられるだろう。実際に今回調査対象とされた 2017 年度卒業生に対しては、入学後の初期の段階で全員に TOEIC 試験も実施されていた44 。しかし、本調査で行 われたインタビューでは、他大学や他学部で散見される 得点によるクラス分けが行われる可能性を危惧し、入学 後にレベルの高いクラスに配置されることを避けるた めに自身や友人を含む多くの学生が意図的に手を抜い て受験していた、という証言を得ており、学部側による 機械的な学生の振り分けは必ずしも有効ではないと考 えられる45 。 対応策としては、学生の動向を踏まえて、予めレベル 差のあるクラスを同一科目の中でも用意しておき、学生 がシラバスやオリエンテーションでの説明を通じてレ ベル差を理解し、履修するクラスを学生自身が決定でき るようにしておくことが考えられる。ただし、この場合 のレベル分けについては機械的なレベル設定は困難に なると考えられる。例えば今回の調査では特にタイプ A 科目の敷居の高さが挙げられていたため、タイプ A 科目については通常のクラスと、より運用レベルが低い 学習者向けのクラスに分け、タイプ B、C 科目について は通常のクラスと、より運用レベルが高い学習者向けの クラスを設けるといった、柔軟な対応が求められるだろ う。もちろん大学という教育機関の性質上、クラスの開 講(あるいは閉講)には教員の配置やシラバスの内容策 定、インタビューにおいて改善点としても挙げられてい る他の科目とのスケジュール調整を含む様々な作業が 存在するため、適切なクラス・グループの形成のために どの程度の学部側の労力やコストを投じることができ るのか、といったことも今後のカリキュラム発展へ向け て改めて精査される必要があると考えられる。

おわりに

2017 年度卒業生を対象に行われた調査の結果を基に、 本稿では 2014 年度に政策科学部で採用されたカリキュ ラムにおける政策科学部の学生の英語学修の動機と実 態を把握し、さらなるカリキュラム改善につなげるため の課題について論じた。 本稿における論考を通じて以下の 2 点が明らかになっ た。第 1 に、必ずしも学生の進路選択は英語学修への積 極的な動機の形成を促しておらず、職を得るといった目 的と関連づけるよりも、学生の生活上の必要性と関連づ けることが動機の形成にとっては重要であるというこ とである。2017 年度卒業生に対する聞き取り調査にお いては、いずれの回答者も進路選択と学修動機の向上と の関連性が薄い旨回答しており、例えば就職という政策 科学部の学生の大半の進路選択上の有用性を強調した としても、英語学修への動機は局所的にしか形成されて いない。それ故、学生が自身の生活に結びつけて英語の スキルを修得し、活用方法を理解できる文脈の設定や、 作業内容を含んだ授業を行っていく必要があるのでは ないか。 第 2 に、EPS 科目を中心とした英語学修については、 学生側の運用能力の差に配慮した授業設計を行う必要 性が示された。授業を履修した学生が自身の運用レベル に応じた成功体験を得られない、あるいは履修する授業 を選択する段階で関心はあるが単位を修得できない不 安から履修できない、といった問題点が今回の調査に応 じた学生側から挙げられている。この問題点への対処法 として、学部側による機械的・強制的な学生の振り分け によるクラス・グループの形成ではなく、学生側のより 柔軟な選択が行えるように配慮する必要があると考え られる。 以上の 2 点の課題について対処するためには、いずれ も EPS 科目単独の問題として捉えるのではなく、2014 年カリキュラムの構造上、どのように EPS 科目を中心 とする英語学修を位置づけ、学部として発展させていく

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のか、ということを改めて柔軟な発想で考察する必要が あると考えられる。今回の調査は卒業生のみを対象とし たものであったが、変動する学生側の意見や学生側が抱 えている問題点に対処するためには、在学生を含め、今 後も継続的に学生の学修の動機と実態を把握するため の調査が行われる必要があるだろう。 * 本稿は、構想・企画と 2.1. の執筆は田林が主として担当し、 予備調査と残りの部分の執筆は小阪が主として担当した。なお、 卒業生調査は両名が共同で行った。調査にご協力いただいた卒 業生諸氏、立命館大学校友会、ならびに政策科学部の皆様には 心より感謝申し上げる。 1 一例として文部科学省による定義をあげておく。「グローバ ル人材とは、世界的な競争と共生が進む現代社会において、 日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に 立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗 り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協 調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れ た社会貢献の意識などを持った人間であり、このような人材 を育てるための教育が一層必要となっている」、http://www. mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/_ _ icsFiles/afieldfile/2011/06/01/1301460_1.pdf(2019 年 6 月 28 日最終アクセス)。また、「グローバル人材育成推進会議  中間まとめ」(2011 年 6 月 22 日、グローバル人材育成推進 会議)によると、グローバル人材の概念として、「要素 I: 語 学力・コミュニケーション能力、要素 II: 主体性・積極性、チャ レンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感、要素 III: 異 文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー」を 挙げている。https://www.kantei.go.jp/jp/singi/global/ (2019 年 6 月 28 日最終アクセス)。 2 立命館大学、「大阪いばらきキャンパス(OIC)の社会・地 域連携」、http://www.ritsumei.ac.jp/community_affiliations/ ibaraki/ (2019 年 6 月 19 日最終アクセス)。 3 国際化の動きに沿ったカリキュラム改訂について語る際に、 これまでの経緯を簡単に以下に記しておく。1994 年の政策 科学部開設当初、言語教育は「一言語集中」を原則とし、英 語、フランス語、ドイツ語、中国語のいずれかの語種につい て 16 単位の修得をもって卒業要件としていた。このカリキュ ラムにおいては、複数言語を履修する仕組みはまったく存在 しなかった。それから 4 年後の 1998 年カリキュラム改革に おいて、卒業要件である 16 単位は 8 単位へ縮小され、「一言 語集中」の原則が崩れ始める(「一言語」ではあるが「集中」 ではなくなった)。ただし、これ以後、変則的複数言語履修 の制度が導入される。複数言語の履修は可能になったものの、 要卒言語は入学時に登録された語種に限定され、入学後の変 更は認められなかった。登録言語以外の語種を履修しても、 要卒 124 単位(最大 16 単位までは「言語と技法」カテゴリー、 それ以上は「フリーゾーン」)として換算されはしたが、言 語教育の卒業要件 8 単位以上(一時期「10 単位以上」とさ れたこともある)として換算されることはなかった。「変則的」 である所以である。しかし、こうした変則的複数言語履修制 度の下でも、少なくない学生が登録された要卒語種以外の外 国語を履修した。また、2012 年度に実施された「学びの実

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態調査」でも、約 7 割の学生が複数言語の履修を希望してい ることが明らかになった。このような背景をもって、2014 年カリキュラムで German, French, Spanish, Italian, Russian, Chinese, Korean, Thai, Vietnamese, Indonesian の初修外国 語 10 語種開講が決定する。 4 「国際化」を含む、本学部の英語教育の試みについては以下 の論文に詳しい。田林他(2007)、田林他(2008)、飯田他(2009)、 田林他(2009)、重森他(2010)。 5 田林他(2007)、1 頁。根拠資料としては大学設置基準第 19 条を参照のこと。 6 「政策科学英語演習 I-IV」の内容と成果については、田林他 (2007)を参照されたい。 7 本科目のパイロットプランは、前身科目である「英語 103」 および「英語 106」にて 2008 年から実施された。「政策科学 英語演習 V, VI」の内容と成果については、田林他(2009) を参照されたい。 8 立 命 館 大 学 オ ン ラ イ ン シ ラ バ ス に よ る 検 索、https://ct. ritsumei.ac.jp/syllabussearch/(2019 年 6 月 23 日最終アクセ ス)。なお、立命館大学には 2013 年に政策科学部に設置され た Community and Regional Policy Studies(CRPS)等英語 基準コースを設置する学部(国際関係学部、情報理工学部、 グローバル教養学部)があり、それらのコースの英語開講科 目は当然ながらすべて「英語で学ぶ」2 単位科目である。 9 大阪大学外国語学部、「平 成 30 年 度 全 学 共 通 教 育 科 目 履 修 の 手 引」、http://www.celas.osaka-u.ac.jp/ wp-content/uploads/2018/03/03_%E5%B1%A5%E4%BF%A E%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95_%E5%A4%96%E5 %9B%BD%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E9%83%A8.pdf (2019 年 6 月 23 日最終アクセス)、および神戸大学、「別表ロ」 h t t p s : / / w w w . g o o g l e . c o m / s e a r c h ? r l z =1C5C H F A _ enJP709JP709&ei=xsgOXY63DcPg-Ab1hriIBA&q=www. office.kobe-u.ac.jp%2Fplan-rules%2Fact%2Factdata%2F...% 2F13000387301000000033.xlsx&oq=www.office.kobe-u.ac. j p % 2 F p l a n - r u l e s % 2 F a c t % 2 F a c t d a t a % 2 F . . . % 2F13000387301000000033.xlsx&gs_l=psy-ab.3...458306.458306. .458951...0.0..0.87.87.1...0....2j1..gws-wiz.jewI9ko8QpA(2019 年 6 月 23 日最終アクセス)。 10 京都大学国際高等教育院、「英語教育と E 科目について」 https://www.z.k.kyoto-u.ac.jp/freshman-guide/english-education(2019 年 6 月 23 日最終アクセス)。 11 このように、英語(既修言語)教育は、政策科学科目(専門 科目)の中に新たに置かれた EPS によって行われ、内容お よび学修時間は、ヴィジョン科目(教養科目)、政策科学科 目と何ら変わらず、使用言語が英語であるという違いがある だけである。したがって、EPS における科目では 2 単位(90 時間の学習時間を要する)が認定される。 12 立命館大学政策科学部、「政策科学部のポリシー」、http:// www.ritsumei.ac.jp/ps/introduce/policy.html/(2019 年 5 月 20 日最終アクセス)。 13 EPS 科目には表 1 のようにタイプ別に提供される固有科目の 他に、2 回生以上のゼミナールにおいて、英語の使用状況に 応じて EPS 科目として開講される科目もある。また、CRPS 専攻の開講科目はほとんどが英語で開講されているため、政 策科学専攻学生には EPS 科目として単位認定される。 14 前掲注 12。 15 卒業生の個人情報の管理の都合上、本調査プロジェクトにお いては立命館大学校友会の協力を得て本会が連絡先を把握し ている卒業生に調査票を送付する必要があった。したがって、 例えば 2014 年に立命館大学政策科学部に入学したが 2018 年 9 月末時点でまだ卒業していない学生や、2014 年入学後から 2018 年 9 月末までに退学している学生、校友会側に卒業後 の連絡先が共有されていない卒業生などは本調査の対象とさ れていない。本調査の対象者数と公的に報告されている政策 科学部の 2017 年度卒業生の人数が不一致であるのはこのた めである。 16 なお、本調査は政策科学部における LGA(Languages for Global Actions)科目(いわゆる初修外国語科目)での学修 に関するアンケートと共に実施された。共通質問項目が設問 1 から設問 2 までとなっており、EPS に関する質問は設問 13 以降となるため、本稿では EPS に関連する部分のみ記載し ている。 17 近年の日本国内の教育機関における英語教育の動向について は例えば以下を参照。文部科学省、「今後の英語教育の改善・ 充実方策について 報告∼グローバル化に対応した英語教育 改革の五つの提言∼」、http://www.mext.go.jp/b_menu/ shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352464.htm、 (2019 年 5 月 8 日最終アクセス)。 18 八島(2001)、33−36 頁。 19 例えば加藤(2008)を参照。 20 例えば八尋他(2014)を参照。 21 したがって、本調査は純粋な学術研究ではなく、学部におけ る更なるカリキュラム改善を目的とした政策志向的な調査だ と捉えられる。 22 本調査プロジェクトでインタビューに同意した 2 名の「公務 員就職者」区分の該当者はいずれも行政職の地方公務員であ る。 23 本調査プロジェクトにおける「正課」とは政策科学部におい て単位取得根拠として扱われる学修を指し、例えば付録 1 の 問 16 では 1.政策実践研究プロジェクト特定プロジェクト(2 回生時)、2. ゼミでの研究(学士論文等)、3.CRPS の授業 を挙げている。 24 本調査プロジェクトにおける「正課外の活動」として、例え ば付録 1 の問 17 では 1.サークル等課外活動、2.アルバイ ト 3.留学生等外国人との交流、4.海外旅行・海外語学研 修、5.英書・ニュース記事を読む、6. 英語のニュース・ 音楽・動画の視聴 7. TOEIC 講座・会話教室等を挙げている。

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25 立命館大学いばらきキャンパスにおける回答者 B への筆者 によるインタビュー。2019 年 1 月 10 日。 26 同上資料。 27 立命館大学いばらきキャンパスにおける回答者 A への筆者 によるインタビュー。2019 年 1 月 16 日。 28 前掲注 25。 29 京都市内における回答者 C への筆者によるインタビュー。 2019 年 1 月 26 日。 30 立命館大学いばらきキャンパスにおける回答者 D への筆者 によるインタビュー。2019 年 1 月 30 日。 31 前掲注 29。 32 前掲注 30。 33 前掲注 29。 34 前掲注 30。 35 同上資料、前掲注 29 および前掲注 30。 36 立命館大学いばらきキャンパスにおける回答者 E への筆者 によるインタビュー。2019 年 1 月 25 日。 37 立命館大学いばらきキャンパスにおける回答者 F への筆者 によるインタビュー。2019 年 1 月 24 日。 38 前掲資料 36。 39 前掲資料 37。 40 前掲資料 36。 41 前掲資料 37。 42 例えば八尋他(2014)を参照。2019 年 5 月時点で、新卒採 用の入社時や選考試験実施時までに英語検定試験の得点の提 示を求める民間企業の例としては以下を参照。株式会社楽天、 「新卒採用ページ」、https://corp.rakuten.co.jp/careers/ graduates/faq/(2019 年 5 月 10 日最終アクセス)。株式会社 日本 IBM システムズ・エンジニアリング、「新卒採用ページ」、 https://www.ibm.com/ibm/jp/ja/sgc/ise/jp-ise-employ ment-graduates.html(2019 年 5 月 10 日最終アクセス)。 43 立 命 館 大 学、「 立 命 館 大 学 2017 年 度 進 路 決 定 状 況 」、 http://www.ritsumeikan-trust.jp/file.jsp?id=234266&f=.pdf (2019 年 5 月 10 日最終アクセス)。 44 2017 年度より、政策科学部では、このような入学後の初期 の段階で TOEIC 受験を新入生全員に義務づける措置は取ら れていない。 45 前掲注 25。 参考文献 飯田未希・田林葉(2009)、「英語アブストラクト・ライティン グと論理的思考─立命館大学政策科学部の教育実践から ─」、立命館大学政策科学会『政策科学』第 17 巻 1 号、1 −17 頁。 加藤澄恵(2008)、「英語学習者と動機づけ : 内発的動機と外発 的動機からの考察」、『国際経営・文化研究』第 13 巻 1 号 重森臣広他(2010)、「英語教育における『開放性』― 学部の 専門性にもとづく脱自己完結型英語教育の考察 ―」、立命 館大学大学教育開発推進機構『立命館高等教育研究』第 10 号、79−95 頁。 田林葉・西出崇・重森臣広(2007)、「英語教育と専門教育を結 ぶ試み―『政策科学英語演習』の成果と展望―」、立命館 大学政策科学会『政策科学』第 15 巻 1 号、1−12 頁。 田林葉他(2008)、「社会科学系学部における英語ライティング 教育の可能性―大学院学生対象実習系科目の実践から―」、 立命館大学政策科学会『政策科学』第 15 巻 2 号、49−63 頁。 田林葉他(2009)、「英語教育の国際化―政策科学部学士課程に おける実践型英語ライティング―」、立命館大学大学教育 開発推進機構『立命館高等教育研究』第 9 号、109−124 頁。 八島智子(2001)、「『国際的志向性』と英語学習モーティベーショ ン―異文化間コミュニケーションの観点から―」、関西大 学外国語学部編『外国語教育研究』第 1 巻、33−47 頁 八尋春海・デニス・ウールブライト・塚本美紀(2014)、「大学 生の英語学習における動機と企業の求める英語力」、『西南 女学院大学紀要』第 18 巻、201−206 頁。 Benokraitis, N.V.(2016), (4th ed.), Boston, MA: Cengage.

Macionis, J.J.(2017), (14th ed.), Boston, MA: Pearson Education.

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付録 1:「2014 年度カリキュラム卒業生調査」調査票 以下の設問を読み、該当する回答番号に〇をつけて下さい。 【政策科学部での学修全般について】 設問 1 在学期間中、立命館大学政策科学部での学修全般に意欲的に取り組みましたか。 (1 ∼ 2 と答えた人は設問 3 へ、3 ∼ 5 と答えた人は設問 2 へ進んでください) 1.大変意欲的に取り組んだ 2.意欲的に取り組んだ 3.どちらともいえない 4.あまり意欲的に取り組まなかった 5.全く意欲的に取り組まなかった 設問 2 設問 1 で 3 ∼ 5 と回答した人にお聞きします。どのような理由で、政策科学部での学修意欲が高まらなかっ たと考えますか。(複数回答可) 1.自分が希望・想像していた学修環境と違った 2.勉強に力を入れていない友人など身近な者からの影響があった 3.そもそも勉強が好きではなく、在学期間を通じてそれは変わらなかった 4.サークル活動や趣味、アルバイト等、勉強以外が忙しかった 5.その他(       ) 【EPS 科目について】 設問 13 在学期間中、英語の学習に意欲的に取り組みましたか。(1 ∼ 2 と答えた人は設問 14 へ、3 ∼ 5 と答えた人 は設問 15 へ進んで下さい) 1.大変意欲的に取り組んだ 2.意欲的に取り組んだ 3.どちらともいえない 4.あまり意欲的に取り組まなかった 5.全く意欲的に取り組まなかった 設問 14 設問 13 で 1 ∼ 2 と答えた人にお聞きします。在学期間中、あなたの英語の学習意欲を高めたと思うものは 何ですか。(複数回答可) 1.大学の授業  2.留学  3.就職活動  4.資格試験   5.その他(      ) 設問 15 設問 13 で 3 ∼ 5 と答えた人にお聞きします。どのような理由で、英語の学習意欲が高まらなかったと考え ますか。(複数回答可) 1.日常生活において英語の必要性を感じなかった。 2.就職活動に英語のスキルが必要なかった 3.大学において英語を学ぶ意義を感じなかった 4.そもそも英語が苦手であり、在学期間を通じてそれは変わらなかった 5.その他(      ) 設問 16 政策科学部で提供されている EPS 科目以外の正課科目で、どのように英語を学習・活用しましたか。(複数 回答可) 1.政策実践研究プロジェクト特定プロジェクト(2 年次時)  2.ゼミでの研究(学士論文等) 3.CRPS の授業 4.その他(      ) 5.特に活用しなかった(理由       ) 設問 17 大学の授業以外において、どのように英語を学習・活用していましたか。(複数回答可) 1.サークル等課外活動  2.アルバイト  3.留学生等外国人との交流 4.海外旅行・海外語学研修  5.英書・ニュース記事を読む  6.英語のニュース・音楽・動画の視聴  7.TOEIC 講座・会話教室等 8.その他(       )

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設問 18 EPS 等英語関連科目の受講を通して、自身のどのような能力が成長したと感じますか。(複数回答可) 1.異文化理解・異文化コミュニケーションの能力  2.政策科学のコンテンツの理解  3.論理的思考力  4. リスニングのスキル 5.ライティングのスキル  6.リーディングのスキル   7.プレゼンテーションやスピーキングのスキル  8. グループワークのスキル 9.その他(      ) 10.特になし 設問 19 EPS 等英語関連科目について、評価できると思う点は何ですか。(複数回答可) 1.専門(二単位)科目としての設定 2.要卒単位の制限がなく 4 年次まで継続的に履修できる 3.「英語」を用いて政策科学のコンテンツを学べる 3.タイプ A、B、C という科目群設定 4.Can do list に基づく到達目標の設定 5.その他(      ) 6.特に評価できる点は無い 設問 20 EPS 等英語関連科目について、改善が必要と思う点は何ですか。(複数回答可) 1.科目のラインナップ  2.設定されている到達目標の妥当性 3.使用教材  4.課題の内容  5.スケジュール(進度) 6.教員の対応  7.クラス当たりの受講人数 8.その他(       ) その他 EPS で学んで良かった点や、EPS にかかわってお気づきの点があれば自由に記入して下さい。 付録 2:インタビュー調査質問項目 質問 1:英語学修への関心をより高める(あるいは高めない)要因として回答している事実の具体的な理由とは何か 質問 2:調査対象となる 2014 年入学からの在学期間中、英語学修への関心の高さは一定だったのかそれとも変動した のか(いつ頃どのような事実で変動したのか)。 質問 3:政策科学部の「正課」で英語を学習・活用した(活用しなかった)と回答している事実の経緯・理由とは何か。 またなぜその必要性(学習を促す要因)があったのか。 質問 4:「正課外の英語関連活動」で英語を学習・活用した(活用しなかった)と回答している事実の経緯・理由とは 何か。またなぜその必要性(学習を促す要因)があったのか。(+質問 3 と質問 4 について、「正課」での学修と「正 課外の英語関連活動」の関連) 質問 5:具体的にどのような理由で回答されている能力の向上に EPS での学びが有益だったと考えるか。 質問 6:実際に受講した EPS 科目について、評価できると回答されている事項の具体的な理由は何か。 質問 7:実際に受講した EPS 科目について、評価できないと回答されている事項の具体的な理由は何か。

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