• 検索結果がありません。

バシイの『歌唱法』における「作曲」概念と「イタリア趣味」の意識 : 17世紀後半のフランスの音楽観についての一考察

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "バシイの『歌唱法』における「作曲」概念と「イタリア趣味」の意識 : 17世紀後半のフランスの音楽観についての一考察"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)バ シイ の F歌 唱法』 にお ける「作 曲」概 念 と 」 の意識 「 イタ リア ― -17世 紀 後半 の フラ ンスの 音楽 観 に つ いて の一 考察 ――. 有6. 島. Consciousness of concept of composing and ``Italian" goOt in Bacilly's``1'art. de bien chanter。 ". ――――A study ofl■ lusic perspective in the second half of the seventeenth cenmry Of France.― 一――. MISHIMA Kaom Abstract:It is well known that French pcople began to conduct opera― controversies at the beginning of thc cighteenth cen加 理ち but actually thc French musicians and thcoreticians had already bcen conscious of ltalian taste ilnported into France in the seventeenth century.They had compared both musics and criti― cized thenl fronl the both camps at that tilne. French composer and singing teacher, Bё. nigne de Bacilly. (1625-1690),wrote about ltalian taste compared to the French one in his singing manual `択 ′ cν rブ θ ttsθ s S夕 r′ α r′ ル. bjθ η. θ αr?ν θs “. εttα 4ただ'(1668)and it is interesting it was written in a neutral manner.He. also uttered how the singing teacher should bc and what to do in this book。 In this article l will analyze and examine how Bacilly regarded the French and ltalian music and its goOt and conccpt of composing in the ``′. 'α r′. dし bJθ tt. εttα η′ cr". These two items do not scenl to have any. relationship each Other. But the act of composing and playing cannot be separated fronl taste… problem be― cause taste would give folttn to some orthodox standard of music.. 1800)論 争 」 が その主 な もので あ る. 2。. そ こで は と り. は じめに :オ ペ ラ論争以前 の. わ けオ ペ ラとい う ジ ャ ンル において フラ ンス擁護派 と. 「 イタ リア」意 識. イタ リア擁護派 の両陣営 が激 しく議論 を戦 わせて きた。 しか し実 際 には,す で に17世 紀 に フラ ンスにはイ タ. 18世 紀 フ ラ ンス に お け るオ ペ ラ論 争 は よ く知 られ る. リア音楽 が入 って きてお り,1640年 代 には,オ ラ ンダ. 音 楽 史 上 の で き ご と で あ る 。 1730年 代 の 「 リ ュ リ. で起 こった エ ール・ ド・ クール論争 にお ける フラ ンス. Jean― Baptiste. Lully(1632-1687)派 」 と「 ラ モ Jean―. 人 の普遍人 homO universalisた ち,す なわ ち哲学者 デ. Philippe Rameau(1683-1764)派 」 の 対 立 , 1750年. カル トRenё Descaies(1596-1650)と 音楽理論家 メ. 代 の パ リ・ オ ペ ラ座 に お いて リュ リのオ ペ ラ・ セ ー リ. ル セ ンヌ Marin Mersenne(1588-1641)ら に よ る. ア とペ ル ゴ レー ジ Giovanni Battista Pergolesi(1710-. 2編 の エール 0ド・ クールの作 曲法 を め ぐる意見 と批. 36)の オ ペ ラ・. 判 の交換 も行 われて い る. ブ ッ フ ァにお け る「 ラモ 対 ペ ル ゴ レー. ジ」 の 図 式 で の ブ フ ォ ン論 争. (1752-54)1,そ. して. ,. 3。. また世紀 が変 わ る頃 には. ,. 文学者・ 神 学者 の ラ グネ Fran9oiS Raguenet(1660?―. 1770年 代 の ,「 グ ル ッ ク christoph Willibald Gluck. 1722)と ,音 楽理論家 で詩人 のル・ セール・ ドゥ・ ラ・. (1714-87)・. ヴ ィエ ヴ ィーユ Jean Laurent Lc Cerf de la Viё. ピ ッチ ン ニ Niccolも Piccinni(1728-. ville,.

(2) 甲南女 r大 学研究紀要第45号. 文学・ 文化編 (2009年 3月 ). seigneur de Freneuse(1674-1707)の 両者 が,伊 仏趣. お ける歌 曲法 につ いて著作 では,メ ルセ ンヌの『 音楽. 味 につ いての著作 を出版 し合 い,論 争 を巻 き起 こす. 汎論 Han■ Onie universelle』 (1636-37)の 中 の歌 曲 に. 4。. ラ グネ は小 論 『 イ タ リア様 式 とフ ラ ンス様 式 の 比較 ′ θ η s Pα rα ノ υ ′ θルsI′ α′ ノ. θJs』 (1702)を 書 き θ ′ルsЛり″σ. ,. つ いての項 目における,作 曲家 の装飾法 の比較 (353-. 422)や ミレ Jean Milkt(1618-84)の 『 歌 唱法 Zα. 護 し,そ れに対 し熱烈な リュ リの信奉者で あるル・ セー. 'α r′ r』 力αη′ θ ル わJθ η θ ノ ノ θ θ ルθル,θ 夕 ′ (1666)が 主 “ こで な ものであ る。 そ も主 に さまざま装飾法 につ いて. ル は , 自著 『 イ タ リア 音 楽 と フ ラ ンス 音 楽 の 比 較. 詳述 されてい る。 また同時代 の イ タ リアでの歌 唱法 に. sJ9ν θ α ν ″θ θ ′グθ′ ′ α′ Jθ ′ αrα ブ sθ ″ ab ノ α ″ν sブ 7ν θ ブ “ ルα″fθ なθ』 (1705-1706)に お いて ,彼 の フラ ンス批. つ いて は,半 世 紀 以 上 前 にす で に カ ッチ ー ニ Giulio. ローマ滞在 中 のオペ ラ観 劇経験 か らイ タ リア音楽 を擁. Cο η. bθ. Caccini(c1545-1618)が 『 新 音 楽 Nuove. musiche』. (1601)を 出版 して いた。 これ は,当 時彼 が フ ィ レン. 判 を受 けて反論 して い る。 その約60年 の 間 に, フラ ンスの作 曲家 ,声 楽教師 で あ った バ シイ Bё nigne de Bacilly(1625-1690)が. ,. ツ ェの知識人 サー クルの 中 で,新 しい作 曲法 や演奏法 を もつべ きだ と考 え られた歌 曲 につ いて,そ のかた ち. s Rθ ″α ηνθ. と表現方法 を説 明 し, さ らにそ の方法 を使用す る実 際. r』 ttα ′ θ ′θ ′ (1668)を 出版 し. の歌 曲を数 曲含 んだ もので あ った。通奏低音 の時代 が. (以 下『 歌 唱法』 と略す ),そ の記述 の 中 で イタ リア の. 始 まる17世 紀初頭 の理論 の本質 と歌手 の演奏表現 につ. 作 品や歌 唱法 に触 れ, フラ ンスの歌 曲 や歌 い方 との ち. いての重要 な史料 と して,今 日で も必読文献 とな って. が いにつ いて述 べ て い る。興味深 いのは,彼 が ,上 記. い る。. 自著 の 『 歌 唱法 に つ い て の 興 味 深 い 注 記 sθ s ε νrJθ ν. s夕 rノ. 'α r′. ル. bJθ. の例 とは異 な り,趣 味論争 を巻 き起 こ したわ けで はな. と りわ けカ ッチ ー ニ に比 較 す る と,一 方 のバ シイの. く,そ の記述 か ら伊仏 の両者 の音楽 を熟知 しまた実践 す る者 と して,独 自の意 見を述 べ て い る点 であ る。 バ. 『 歌 唱法』 は,今 日知 名度 は低 く,実 践 的 に使 用 され. シイは この『歌 唱法』 において,具 体 的 な装飾法 につ. は,体 系的 な著作 とい うよ りは,類 似 した記述 を何度. いて詳 しく述 べ てい るだ けでな く, さまざまな興味深. も繰 り返す部分 も多 く,当 時 の音楽界 や現 役声楽家 に. い記述 を している。 その一 つ が上述 の「 イタ リア趣味」. つ いての見解や批判を述 べ ている部分 も多 い。 したが っ. へ の言 及 で あ り,ま た当時 の「 声楽教 師」 の あ りか た. て実際 は教則本 とい う体 をな していない部分 もあるが. につ いての彼 な りの意 見であ る。. その 多岐 にわた る内容 や量 か ら,そ して当時 の エ ール. 17世 紀 は 18世 紀 に比 較 す ると,著 作物 の 出版 も数 の. 上 で少 な く,格 段 に情報量 が少 ない。本稿 では,そ の 貴重 な史料 の一つ と して バ シイの『 歌 唱法』 を取 り上 げ,そ の記述 か ら,17世 紀 当時 フラ ンスにおいて,当. ることはほ とん どない。 た しか に声楽 の教則本 と して. ,. につ いての考 え方 や,文 字通 リエールの演奏法 や装飾 法 な どの 歌 唱実 践 法 を具 体 的 に 明 らか に して お り. ,. 『 歌 唱法』 は重 要 な位 置 に置 くことがで きる。 彼 は, この も っと も重要 な『 歌 唱法』以外 に,声 楽. 時 の音楽家 が どの よ うに音楽 を提 えて いたか, と りわ. tё 曲集 と して ``Recucil des plus beaux ticrs qui ont ё. けイタ リア趣 味 へ の意識 と,声 楽教師 につ いての記述. nlis en chant, avec le nom des auteurs, tant des airs que. か ら実践家 の音楽行為 につ いての考 え方 の一 面 を明 ら. des paroles''(1661),. か にす る。. d'airs bachiques"(1677),. me recucils Premier et deu対 ё “. そ して “ Premier et deuxiё me. recuells d'airs spirituels a deux parties''(1692)を 出 1。. バ シ イ の『 歌 唱 法 に つ い て の 興 味 深 い注 記 』. 版 してお り,ル イ 14世 の絶対 王 政 の もと,宮 廷 の音楽 活動 が ます ます盛 ん にな ってい った 17世 紀後半 に,活 発 に声楽教師・ 作 曲家 と して活動 していた ことが窺 わ. バ シイはバ ス・ ノルマ ンデ ィ出身 で,17世 紀後半 に. れ る。. 主 にパ リで活躍 した声 楽教師,理 論家 ,作 曲家 である。 彼 につ いてのそれ以上 の詳細 は明 らかでない。 しか し. 2。. 「 声 楽 教 師 」 の あ りか た. い くつ か残 された声 楽教本 のみが,当 時 の演奏慣習 を 示す文献 と して知 られてお り,上 述 した よ うに 17世 紀. この『 歌 唱法』 は全 3部 の構成 とな ってお り,そ れ. の 史料 は数 が少 な い 中,『 歌 唱法』 は と りわ け フラ ン. ぞれ「 声楽 一 般」,「 声楽 を歌詞 につ け る こと」,そ し. スの声楽 の実践 につ いての文献 では も っと も重要 な も. て「声楽 を フラ ンス語 の歌詞 につ ける こと」 とい うタ. のの一つ とい って よいで あろ う。 17世 紀 の フラ ンスに. イ トル をつ けて い る。 バ シイは,第 1部 に「 声楽教師.

(3) 三島. 郁 :バ シイの『 歌 唱法』 におけ る「 作 曲」概念 と「 イタ リア趣 味」 の意識. の選択 ,そ して教 師が もつべ き質」 と題す る第 10章 を. た り,場 合 によ って は省 いた りとい う行為 は至 極 当然. 設 けた。 自 らが声楽教 師 であ った ことで,ま た 同時代. の ものであ った。. の 同僚 た ちへ の提言 を含 め るべ く語 るべ き ことが多 く. しか しそれだ けでな く,み ずか らが作 曲 もしな けれ. あ った ことが考 え られ る。 18世 紀 の フルー ト奏者 の ク. ばな らな いのであ る。 む ろん この作 曲 の意味 も当然 19. ヴ ァ ンツ Johann Joachim Quantz(1697-1773)も 同. 世紀以 降 の 時代 とは異 な る。 ロマ ン主義 の時代 には. 様 に「 よい教 師」 につ いての項 目を設 け,「 あ るま じ. 独創性 やオ リジナ リテ ィが求 め られ,作 曲行為 もその. き教 師」 の姿 を,具 体例 を挙 げて延 々 と数 ペー ジに渡. 体現 とな らな くて はな らない のは 当然 で,個 別性 ,特. り述 べ てい る ことが,よ く知 られてい る。. 殊性 がそ こに求 め られ る。 しか し17∼ 18世 紀 の作 曲 に. ,. バ シイに お いて もこの よ うな「 あ るま じき」教 師 に. お いて は事情 は異 な る。 上述 した「 シ ンプルな記譜」. つ いて批判 をす る箇 所 は多 いが,彼 の約 25ペ ー ジにわ. とい うものにその性質 が表れ てい る ともいえ るが,作. た る教 師 につ いての記述 において一 貫 して い るの は. 曲 とは細 か い演奏 の指示 にいた るまで 曲を作 ることで. 教師が言語 の発音 , シラブルの長短 の理解 ,そ れ に合. はな く,あ る作品 の概念や枠組 みを呈 示す る ことであ っ. わせ る適 切 な音楽 の理解 ,教 師 の演奏能力 ,教 師 自身. た。 したが って この 当時 なにか 常 に新 しい もの を打 ち. の作 曲能 力 ,教 師 の 即興 や装 飾 づ け (diminutiOn)の. 出す ことではな く,む しろある規範 の 中で「 趣味 よ く」. 能力 を も ってい るか どうかである。. 音楽 の枠組 みを作 ることな ので あ る。 これ につ いて記. ,. 彼 は最初 に声楽教 師 た る者 の あ るべ き姿 につ いて 4. 述 した のは,お そ ら く声楽家 が,実 践 の 際 に曲 の大枠. 項 目を設 けて い る。 それ らを 中心 に 冒頭 に述 べ てい る. や概念 を無視 して細 部 に入 って しま う ことが あ ったか. 鍵 とな る表現 を以下 の表 1に ま とめた。. らで はな いだ ろ うか。. これ らの項 目は, このあ と20数 ペ ー ジにわた って何. またそ の理 由 と して「 作 曲家 と して活 躍 して い る者. 回 も繰 り返 し述 べ られ,ほ とん どの重要 な 内容 は ここ. との比 較 を恐 れ る」 とい う記述 が あ るが,そ の意 味 で. にあ ると言 って もよ い。. は,(2)に おけるよ うに,彼 らの作 った「美 しい旋 律」 にかなわない との意識 が あるか らだ とす る。 しか し当. 2.1.声 楽家 の作 曲行為. 時「 当然 であ り」 したが って「敢 えて記述 も しない」. まず (1)に お いて は,声 楽教育 が歌 唱教育 のみ だ. 演奏慣習や作曲慣習 には当然触れな い ことを考 え ると. と考 え る者 に とって は驚 く項 目であろ う。 これ につ い. その「美 しい旋律」 が決 して独創 的 である必 要 はな く. ては この後 に も度重 ねて述 べ てい る。 す なわ ち,当 時. みずか らが歌 う媒体 がみずか らか ら発す る ことの重要. 演奏家 は一― 声楽家 のみな らず 器楽奏者 もそ うで あ る. 性 ,必 要性 を彼 が感 じて いるか らであろ う。. ,. ,. が一― ,紙 の上 に記 譜 された もののみ を演奏す るとい う ことはな く,あ る ときはメモの よ うに,あ るときは. 2。. 2.歌 詞 の 内容 ,発 音. 台本 の よ うに, シンプル に記 譜 された楽譜 を利用 しな. また作 曲 と演奏両方 に関わ るのが,(3)に あ るよ う. が ら演奏 して い くの が常 であ った。 したが って演奏 の. な音楽以前 に重要 と もいえ る歌詞 につ いてであ る。歌. 過程上 でみずか らが即興 してなん らかの音 を付 け加 え. 詞 の 内容 の理解 ,そ の シラブルの長短 ,ア クセ ン トを. 表 1:「 声楽教師」に関するバ シイの主なコメン ト ペー ジ数. 主 な コメ ン ト. 60. 声楽教 師 の 中 にエール の作 曲を全然 しな い者 がい る。. 60. (作 曲を しないの は)旋 律 へ の才能 が欠如 してい るか らで もあ り, どの よ うに歌詞 に旋律 を与 えて いいかわ か らない。. 言葉 の意 味 につ いての認識 が欠如 して い る。 しか しシラブルの長 さにつ いての認 識 の欠如 は さ らにひ どい 自分 で は全然作 曲 を しないの に,声 楽 の方法論 の知識 で,他 の作 曲家 の作 品を変更 した り装飾 した りす る多 くの者 が い る。彼 らは第 2連 の装飾 の スペ シ ャ リス トだが,(中 略)オ リジナル の 曲 を作 る ことにはま った く時間を使 わなか った。 62. 作 曲 も,装 飾 の発 明 も,そ の適用 もわか らな い。彼 らは演奏 だ けに注意 を払 い,そ れ ゆえ果 て しな く模倣者 で あ る。 第 2連 を作 曲す る能力 , シラブルの長 さの規則 の 中に収 め る能力 ,言 葉 の適切 な発音 と表現 に従 う こと,詩 人 の考 えを洞 察 し,歌 詞 を適切 に解釈 す る能力 ,上 手 に歌 い,同 時 に うま く朗 唱 で きる能力 ,自 らテオル ボ で伴奏 で きる能力 が声楽教 師 には必 要 で あ る。.

(4) 甲南女子大学研究紀要第45号. 文学 0文 化編 (2009年 3月 ). 含 めた発音 は古今東西 において歌 唱 に必要 な項 目であ. ないが,ほ とん どの声 楽家 は この よ うな立場 で演奏 し. る。 しか しバ シイが と りわけ強調 して何 回 も繰 り返 し. てお り,さ らにその あ りか たは,17世 紀当時 とは異 な っ. てい るのが, シラブルの長短 の認識 であ る。彼 は具体. て 当然 で あ るので批判 され ることはない。 しか し当時. 例 を挙 げて はいないが,彼 自身 がおそ ら くフラ ンス語. は真 の音楽家 には作 曲行為 が重 要 か つ必要 であ った こ. の シラブル における長短 へ の認識 が甘 い まま,言 語 の. とがわか る。. 性質 を無視 して音楽 が つ け られた歌 曲 に数 多 くあ た っ. さ らに「 しか しこの種 の人 は信用 を受 ける し,耳 を. て きた ことが容 易 に想 像 で きる。 それだ け にそれを戒. くす ぐるもの によ って判断す る聴 衆 が 多 いか ら,作 曲. め る態度 を示 して い ると考 え られ る。. 家 が 演奏 で きな い ときよ りは批判 は少 ない」 とバ シイ. シラブルの長短 に関す る具体例 を挙 げる ことにす る。. は述 べ る。 当時 よい声 さえ もち,歌 う ことがで き,さ. バ シイは「 alllOns,marchons,couronsの よ うな活発 さ. らにそ の結果「聴衆 の耳 を くす ぐる」 ことがで きれば. を もつ 単語 にはその速 度 を表現 す るよ うな動 きに し. 世 間 の 目には十分 であ ったが一一 その よ うな聴衆 をバ. ま た long_tempsや lentmentは ゆ っ くりの リズ ム に」 と. シイは批判 してい るのだが一― ,バ シイの求 め る音楽. した上 で,以 下 の よ うな例文 を与 え,音 の長 さにつ い. 能力 はそれで はま った く不足 して いた。 この「耳 を く. て説 明 して いる (1668:124)。. す ぐる」 とい う表現 は 17世 紀 か ら18世 紀 にか けて. ,. ,. ,. 「 内容 の浅薄 な, しか し表面 的 には人 を引 きつ け る」 音楽 に対 して頻繁 に用 い られて いた表現 であ る。. Je n'ay pas long― temps a souffrir。 J'ay long― temps a souffrir.. 2。. どち らも「長 い 間 long― temps」 とい う単語 を含 み. ,. 5.バ シイの声楽教 師観 バ シイが は じめに述 べ た 4項 目は, この第 10章 に述. そ の単語 には長 い音価 が与 え られ ると考 え られが ちだ. べ てい るす べ てであ るとい って もよ い。 上 の項 目の直. が ,「 最 初 の 文 は否定形 を も って い るので,二 番 目の. 後 には,(6)に お けるよ うに, さ らにみずか らテオ ル. 文 の ときよ り長 くあ る必要 はない,あ るいは速 い リズ. ボで伴奏 がで きる能力 も付 け加 えてお り,そ の後 は少. ム は必 要 で はない」 とバ シイは述 べ るのであ る。 す な. しず つ 表現 を変 えなが ら (あ るいは ときにはほ とん ど. わ ち歌 詞 の 内容 を単 に逐 語 的 に表す ので はな く,文 全. 変 えず に),歌 唱 にまつ わ るあ らゆ る能力 につ いて説. 体 や詩 の もつ意味 を考 えて音 を つ けよ, と言 ってい る. いてい る。. ので あ る。. も っと も回数 が 多 く強調 されて い るのが ,実 は基本 中 の基本 であ る「 シラブルの長短」 と発音 へ の認識 で. 2。 3。. 「 第 2連 の装飾 の スペ シ ャ リス ト」. あ る。 これは いつの 時代 において も歌詞 が あ る限 り. (4)の 項 目も第 一 の項 目の「 作 曲」 と関 わ る。 こ. つ いて まわ る問題 であ る。. ,. こで は他人 の 曲を変更 した り装飾 を つ けた りはで きて. そ して も っと も特徴 的 な彼 の主張 は「 作 曲」 がで き. も,歌 い手 みずか らが作 曲 しない ことに対 して の批判. る教 師 で あ る こ とで あ る。「 作 曲」 とい う能力 は特別. であ る。 ここで述 べ られ る「第 2連 の装飾 の スペ シ ャ. な もので あ ると思 われが ちであ るが一― む ろんだれ に. リス ト」 とは面 白 い表現 であ る。 第 1連 では, どち ら. で もで きる行為 で はないが一― ,上 述 した よ うに,当. か といえば シンプル に装飾音 も少 なめに歌 う ことが 多. 時 の作 曲概念 と19世 紀 のそ れ,そ して今 日のそ れ とは. いの に対 して,次 の連 で は演奏 効果 もね らって,同 じ. 異 な る。 したが って この「作 曲」 につ いて は 17世 紀 の. 旋律 の上 に装飾 を つ けて演奏す る ことが定石 であ る。. 作 曲慣習 につ いての認識 が必 要 であ る。作 曲 につ いて. したが って これ はそ の よ うに既 存 の 曲 に対 して は装飾. は 当時 は,オ リジナ リテ ィよ りはオ ー ソ ドックスが求. をつ ける ことがで きるに もかかわ らず ,い ざ 自分 で一. め られ る時代 であ った。 む ろん作 曲家 ごとに異 な った. か ら曲を作 ることがで きな い者 へ の批判 であ る。. 特徴 が あ った ことは事実 だが,そ れが第 一 に求 め られ ていたわけではない。当時 の演奏慣習 の基本 としてあ っ. 2。. 4.「 模倣者」 そ して 最 後 の (5)に お いて 批判 して い るのが ,上. た通奏低音 の バ ス とそのハ ーモ ニー の上 に一― それ 自 体 がかな りの程度定型 であ るのだが一― ,旋 律 的 な ラ. 述 した よ うな装飾音 さえ つ ける ことがで きな い者 が い. イ ンを作 ってい くので ある。 その旋律 の ライ ンは,そ. る ことで あ り,そ の よ うな者 を「果 て しない模倣者」. の細部 の作 りにお いて彫琢 され る必要 はな く,む しろ. と呼 ぶ。現在 の声楽家 を当時 のあ りかた と比 較 はで き. その基 本的 な 曲 の コ ンセプ トを超 えないよ うに中庸 に.

(5) 三島. 郁 :バ シイの『 歌 唱法』 にお ける「作 曲」概念 と「 イ タ リア趣味」 の意識. す る ことの ほ うが と りわ け フラ ンスで は求 め られて い. 上ヒ較 してい る。 この項 目では,イ タ リアに言及 した部. た。 したが って作 品 自体 の質 にはオ リジナ リテ ィを求. 分 を取 り上 げ,バ シイが イタ リア趣味 の作 曲や歌 唱法. めないのであ る。 しか しその一 方「 出版 された作 品 に. に どの よ うな意見 を も ってい るか につ いて分析 す る こ. 完全 に頼 るよ り, 自分 自身 の作 品を使 いな さい」 (166. とにす る。彼 のイ タ リアに関す る記述 の 中で主 な もの. 8三. 69)と 述 べ ,音 楽家 自身 か ら発 す る ことに意 味 を. を以下 の表 2に ま とめた。. もたせ よ うと,音 楽 その ものの 出所 にはその人 の オ リ ジナル を求 めて い るのが興 味深 い。. 3.1。. 伊仏 どち らが「 優越」 ?. これ らの記述 には,既 述 した エ ール論争 にみ られ る. 3.バ. シ イ の 「 イ タ リア 趣 味 」 へ の 言 及. イ タ リアに対す る優越感 はない。 (1)な どをみ ると. ,. む しろイタ リア の エール が本来「力強 さ」 を もち,そ 『 歌 唱法』 において もっと も興味深 い記述 の一つ が. れ に対 しフラ ンスの音楽 が相対 的 にそ うではな い と し. ,. 第 一 部 ,第 12節 の「 声楽 の装飾音 につ いて」 の部分 に. てい る ことがわか る。. お け る,「 イ タ リア風」 の作 品や歌 唱法 へ の言及 で あ. (2)に 関 して は,バ シイは こ う述 べ た後 に,「 この. る。彼 が『 歌 唱法』 を出版 した 1668年 は,上 述 の ボエ. イタ リア優位 が,イ タ リア語 が フラ ンス語 よ りも自由. セ が 宮廷 に務 めていた 際 のルイ 13世 の 時代 か ら少 し下. があるか らか どうかは,わ か らない」 と述 べ てはいる。. り, フラ ンスで は絶対 王 政 のル イ 14世 が権力 を伸 ば し. しか し, フラ ンス語 の レシタテ ィー フにおいて,音 楽. てい った 時期 で ある。彼 はそ の数年前 にヴ ェルサイユ. が言語 の規則 ,す なわ ち シラブルの長短 やア クセ ン ト. 宮殿 を建立 し,太 陽王 として君臨 し,そ の宮廷 では リュ. に縛 られて拍子 や音価 が記 譜 上規定 され るの に対 し. リや カ ンプラな どが多 くの 曲を王 のために演奏 し,そ. イタ リア語 の レチタテ ィー ヴ ォにおいて は,記 譜 にお. の音楽 こそが フラ ンス趣味 の 曲 と して享受 されていた。. いて はむ しろ 自由であ り,奏 者 が演奏 の詳細 を決定す. す なわ ち,そ こでイ タ リア音楽 は フラ ンス音楽 とは少. ることはた しかであ る。 さ らに,イ タ リア語 で はそ の. な くとも同等 には扱 われてお らず , も っぱ らル イ 14世. よ うな 自由が許 され るだ けでな く, フラ ンス語 で は じ. の意 向 に したが って,ル イ らが踊 るため の舞 曲,貴 族. な い, シラブル の母音字省略. たちが個人 的 に楽 しむ クラヴサ ン曲,そ して宮廷 での. ば単語 を短 くす ることがで きるとす る。. ,. (ё. lision)に よ って望 め. 日曜 の ミサのための宗教 曲 な ど,そ のす べ てが フラ ン. (3)に つ いて は,フ ラ ンス語 の「 c」 が 閉 じた母 音. ス様式 で書 かれ,演 奏 されて いたはずであ る。 バ シイ. で あ り,イ タ リア語 の「 0」 の ほ うが開 いて いて い る. はその 中 で イタ リア風 の歌 曲や音楽 につ いて意見 を述. ことで,表 現 しやす い ことには変 わ りはな いが,そ れ. べ て い るの であ る。 したが って実践 的 に歌 唱につ いて. は両 国 の作 曲家 の能力 の優劣 ではな く,そ れぞれ の特. 述 べ る中 で, フラ ンスに お いてイ タ リアに触 れ るとい. 質 によるちがいであることを述 べ ていると考 え られ る。. う ことは,そ れだけ趣 味 の違 いへ の意識 が 高 か った と. したが って エール を作 曲す る ことがで きるには,元 来. いえ る。. の イタ リア人 の才能 によ ってイタ リア人 が優 れて い る. この第 12節 の項 目で は,そ の後半 に装飾法 につ いて. とか,あ るいは もとも と備 わ るイタ リア語 の美 的特徴. 具体 的 に述 べ て いるのだが,そ の前 にかな りのペー ジ. とい うもの によ ってそ ち らが優 れて い るとい う結論 を. 数 を割 いて, フラ ンスの エー ル とイタ リア の エ ール を. 下 す こ とはな い. 5。. す なわ ちそれ ぞれ の 言語 の 性 質 と. 表 2:バ シイの『 歌唱法』 (1668)に お けるイタ リア趣味 に関す る主 な コメ ン ト ペ ー ジ数. イタ リア趣 味 に関す る コメ ン ト イタ リアの エール は フラ ンス人歌手 が歌 うと,力 と表現力 が失 われ るので,あ ま りよ く響 かない. 92. イタ リア のエール は,特 に長 い レチ タテ ィー ヴ ォの部分 で は,ほ とん どが フラ ンスのそれ に優越 して い る。. 96. イ タ リア語 は語末 に「 o」 を も って い るが それ は我 々の「 e」 に相 当す る。 しか しそれが理 由で力強 さと表 現力 が あ るか らとい って,美 しく,す ば ら しいエール を作 曲す る能力 において, フラ ンス人 を凌駕 して い る わ けで はな い。. 98. レチタテ ィー ヴ ォ と,長 く曲が りくね った 曲 において は,フ ラ ンスの エ ールがイ タ リア起源 の もの に比 べ て 不利 で あ る。. 99. あ らゆ る優 美 さとい うものイタ リアの声楽 に見 いだせ るので,イ タ リア の音楽 を演奏す るときに下手 にな る の に,逆 に フラ ンスの音楽 を演奏す る とき うま くい くことな どあ り得 ない。. 103. 我 々の フラ ンスの エ ールで は,受 け入 れ られ るい くつ かの言葉 と表現 のみ しかない。 それ は限 られて い る。. ,.

(6) 甲南女子大学研究紀要第45号. 文学・ 文化編 (2009年 3月. ). い うもの を熟知 した上 でな くて はな らない と し,決 し. 『 歌 唱法』 にお け る記述 の一 部 か ら,当 時 の 演奏実践. て両者 の どち らか に決定 的優位 は与 えていない のであ. 家 の趣味 に関連 した美学的 な考 え方 と実践上 の意識 を. る。. みて きた。 バ シイは,そ の多岐 にわた る記述 の 中 で も. また (4)と (6)に お けるよ うに,一 見 フラ ンスを. 項 目を設 けて声楽教 師 のあ りか たにつ いて詳述 し,ま. 批判 した り,(5)の よ うにイ タ リアを持 ち上 げ た りし. た装飾法 の項 目で は約 25ペ ー ジを使 ってイ タ リア趣 味. てい るよ うに受 け取 られ る箇所 もあ る。 しか しそ の原. につ いて も述 べ てい る。. 因 は,作 曲家 に才能 がないか らで はな く,フ ラ ンス語. よい声 楽教 師 とは,生 徒 に うま く歌 を教 え る ことが. の特質 の欠点 であると し,さ らに同時 に「 ガヴ ォッ ト. で きる教 師 だが,実 際 はそ のため には,声 楽全般 ,あ. サ ラバ ン ド,メ ヌエ ッ ト」 な どの フラ ンス特有 の舞 曲. るいは音楽全般 を カヴ ァーす る知 識 と能力 が必 要 であ. の ジ ャ ンル を取 り上 げ る ことで (1668:98),両 者 の. り,ま た彼 が述 べ るそ のよ うな能力 を もつ の はほぼ理. バ ラ ンスを保 とうとい う態度 がみえ る。 さ らに「 イ タ. 想 に近 くさえ思 え る。 しか し実 際 に彼 の まわ りに多 く. リアの歌 だ け,あ るいは フラ ンスの歌 だ けを歌 う こと. 存在 しそ うな,「 耳 を くす ぐる」 歌 ばか りを歌 い,ま. に成功 して い る」 演奏 家 を非難 して い る. 彼. た 自分 で は作 曲 はおろか装 飾音 さえ つ けな い,た だの. は他 の箇所 では,一 方 が他方 の様式 を身 につ けるのは. 「模倣者」 の よ うな声楽家 にはな るな と,声 楽 を学 ぼ. ,. (ibid。 )。. 難 しい と しなが ら, しか しどち らか一 方 しか演奏 で き. うとす る者 へ の戒 め と して書 いているよ うに も思 え る。. ないのであればそれが不足 だ と して い るのであ る。. と りわ け実践家 の「作 曲」 の必要性 につ いての執拗 な 主張 は,演 奏家 と作 曲家 が分業 されて しま ってい る今. 3。. 2.対 立す る趣味 にあ らざる伊 と仏. 日か らみ る と興 味深 い。 しか し上述 した よ うに,「 作. バ シイは この よ うに, どち らか一方 を よ り優 れた と. 曲」 とい う行為 が今 日考 え られ る もの とは異 な り,む. は言 わず , フラ ンス とイタ リアの音楽 それぞれが もつ. しろ基 本 の音 楽行 為 で あ り,「 型」 と もいえ る もの を. 性質 を誠実 に分析 し,ま た仮 にそれぞれ に優位 な点が. 作 る作業 な ので あ る。 それ は演奏行為 に も似 てお り. あ ると して も,す べ ての点 において優 れて い ると決 め. 当時 ではまさに大 きな旋律 を小 さな音価 に分割 した り. つ ける ことは決 して して いない。彼 の主 張 は, フラ ン. 新 たな装飾音 を付 した りな ど,奏 者 の創造 的 な行為 と. スかイ タ リアか とい う後 の伊仏 の趣味論争 におけるよ. して捉 え られ るが, しか しまたそ こにロマ ン主 義 にお. うに,イ デオ ロギ ー上 で語 る もので はな く,む しろ中. けるよ うな創造性 が必 要 なわ けで はない。. 立 的 に歌 詞 ,そ の言語 ,そ. の違 いにつ いて述 べ る。 さ らに両者 の趣味 につ いて述. また『 歌唱法』 の 中 に見 出 しがあるわけではないが しか し十分 な量 を もつ 「 イタ リア趣味」 へ の言及 も重. べ るたびに必ず ,そ れが演奏 によ っていか よ うに も変. 要 な記述 であ る。 ここでは伊仏 の趣 味論争 の勃発前 の. 化す ることを付 け加 え ることを忘 れな い。 す なわ ち. 時期 に, フラ ンスでいかにイ タ リアに触 れ られて い る. れて い るが ,そ の書 「 あ る種 の歌 は楽譜 上 で はあ り遮ゝ. かの一 端 をみ る ことがで きる。面 白 いの は,彼 が どち. れて響 く」 (1668:1 かれた音 のみ を演奏す る とあ りあゝ. らか に肩入 れす るので はな く,あ くまで 中立 的 な立 場. 03)と 言 い,作 曲 と演奏実践 の両方 につ いて常 に 目を. にい る ことで あ る。 どち らかを批 半Jす るために批半Jを. 配 ってい る ことがわか る。 それ は上述 した「 声楽教師 の選択 ,そ して教師が もつべ き質」 において述 べ られ. す るので はな く,む しろフラ ンス風 や フラ ンス語 ,フ. て い るよ うに,実 践者 の声楽教師 が,教 え る能力 ,歌. 「 イ タ リア」 を使 用す るので あ る。 す なわ ち,イ タ リ. う能力 だ けでな く,作 曲す る能力 や装飾音 をつ ける能 力 を もつべ きだ とす ることと も関わ る (1668:60D。. ア語 やイタ リア趣 味 を知 ることによ り,歌 詞 の解釈 や その表現 ,言 語 上 の特質 ,そ の音型 やハ ーモ ニ ー,そ. それ は この後 によ くみ られ るフラ ンスの絶対 的 な優位. して演奏法 における美 的価値 の多様 な物差 しを もつ こ. を述 べ る もので もな く,ま たやみ くもにイタ リア擁護. とが可能 とな り,そ れ によ って 自分 の 国 であ るフラ ン. 派 で もな いのであ る。. スの音楽 の性質 が よ り明 らか にな るので あ る。 しか し. してそれ に付す音楽 の性質. ,. ,. ,. ,. ラ ンス趣味 とい うもの をよ り明 らか にす る装置 と して. ,. 18世 紀 になると,伊 仏 の趣味論争 にはよ リイデオ ロギー. 4.お わ りに :理 論 家 と実 践 家 の. 的 な意 味合 いが増 し,両 者 の立 場 が,批 判 のための批. 交 差 点「作 曲」. 判 の よ うに,音 楽 的特徴 をす べ て批 判 の対象 に して し ま う ことにな る。. 本稿 では,17世 紀後半 フランスの声楽家バ シイの. これ らの二 つ の項 目,す なわ ち声楽教師 の あ りか た.

(7) 郁 :バ シイの『 歌 唱法』 におけ る「作 曲」概念 と「 イ タ リア趣 味」 の意識. 三島. の 中 で記述 されていた「作 曲」 と「 イタ リア趣 味」 の 問題 は一見 無 関係 の よ うに もみえ るが,実 際 はそ うで はない。 さまざまな趣味 を身 につ ける ことが声楽教 師 に とって必 要 であ ることは言 うまで もな いが,「 作 曲」 行為 も,ま た演奏法 において も, こ う した趣 味 の 問題 と切 り離す ことはで きない。 すなわ ち作 曲や装飾音 の 付加す る際 には,勝 手気 ままに作 るわ けで はな く,そ の基盤 となるオー ソ ドックスな定型 を作 る必 要 がある。 その ヴ ァ リエ ー シ ョンや変形 を作 る際 に も,伊 仏 それ ぞれの趣 味 へ の意識 を強 くもち,そ こに 目を配 ること. 参考文献 Cθ rrθ Qρ οη. `力. ηεθ νθ′ .ノ ー 5。. クソrθ s a♭ (θ θ. “ ακグ &,θ Jθ わν グ ルのsJθ 。16,no。 1:73-85。 ′ θsθ ′′ θ′′ θrθ 2 Jagcr,Atrid de.2005。 Cttθ ルθ ν. `浴. εttθ J滅 7″ 力θJグ. J“ `′. ttθ jグ Eθ η. `4. 力ο″α sα ε″ α ′″ Hwtθ s'Pα ′ グ 7″ α。 “. J″. (doctoraalscriptie,Universiteit van Amstermdam). http://www.musicologyon1/MAthesesohtml(2008年 10月 25 日最 終 ア ク セ ス ). Jonckbloct, Wo J.A.《 % Land, Jo Po N。 , edited. 1882. νsた α′ θ s “. rθ θκ(売 ′ ′θθ θ′ ανν. Cθ rrθ `フ. 助 ッgθ ″s.Leidcn: Brill.. グθ Cθ ″s″ ″′ グ′. Le Ccrf de la Viё vill, Jean Laurcnt, seigncur de Freneuse. ″θ θ′ab ′ α Jθ ″ α 夕sJ?ν θj′ α′ 1705-06.CoTα rα Jsο ″ ab ′. “ ″ d洗り〃 た想 νSη νθ ルα″fθ なθ ′ θ), θκ αα J′ α″ θ “ “ 夕rs θ θ び″ Jた aを s c。 ″ S身 フ θ ε′ αθ′ s θ′′ χαツ α″虎 η 9θ sj′ θ ag`s 浜多 “ ′ θ″s. Bruxelles: F. Foppens Reprint, 1993. グ♭街χ ″α′. がで きる こ とが,本 質 的 な要素 で あ るのであ る。. Adanl, Charles & Tannery, Paul, edited by.. r4α ′ ′Rθ ν θ S乃 θ Jο α Jθ 14/(プ ルθИ the 18th Century".レ ′. 1971-1975.. Dθ sθ αr′θs ノー5). Genё ve: Minko∬. Massip, Cathcrinc. 1999.五 Zα. Paris: Librairic PhilosOphiquc J. Vrin.. “. Bacilly, B6nigne de。 1679. Z'α r′ ′しbjθ κ ε力α4′ θ′ αλ θκ′ び t″ つ. 'α. θr/ 九夕6カ θ′ グθb′ θ″ ε 力α′′. r′. f696). Paris: Sociё (ノ 6fθ ―. bθ r′. tё. fran9aise de. (Publications de la Soci6t6 fran9aise de. musicologic。. .・. グ'7″ グ′ scο ν /sg夕 J. scr′. こ た rク ο″Sθ α ル εrj`j?ν θ. εθ. (売. ′ ′ α ど.Genё vc: MinkoI Reprint, 1972. Rё ilnpression de. musicologic;3e ser。. ,t.6). 1636-37. Harmο. Merscnne, Marin。. J′. l'ё. 1668。 Rθ ′っ αrgν θ s θγrjθ 夕sθ s Sν r ′'α ″ ′グθ. Bacilly, Benigne de。. θttα ″′ θr. translated and edited by Caswell, Austin. 1965.動 θ ″しソθ′ κ′グ ゴア ルー θ ε ′″4ソ η θ. Frθ ″ ε 乃 “ ソ οε α′θκ η αθ ′″′ Jο 4 α κグ Jrs力 υ ″ ″ 夕θ ″ε θι θ ルた ん わ α ο ψ 9ν θ “ ・. Baldwin。. jO“ θ α θ″ α′ JCθ・ α θο θ″″ ν 昭 ″ ′ 力θ αr′ グ フ ′αθ′ 'θ “ “ ““ ′ Jε ν あr″ ″ブ ル regα ′ グ ′ θ Frθ ε力 ′r9'θ r sj″ gj″ g, αηグ ρα″. ッθεα′. “. ンsjε .Ann Arbor, Mich.: University Microfllms “. lntemational。. Ban, Joan Albert.1643.editcd by Noske, Frits Reprint, 1969.Zα 4gカ ー B′ ο θ. zθ. ′&Ko′ ′Sα ″g乃 -3θ rjθ 乃′ .AIIsterdallll:. “. Frits Knuf. Blainvillc,Charles Henri dc.1754.L EsprJ′ ル ′'α r′ θν RヴCχ Jο κS sν ″ わ. νsJθ α′ “ ″″たS′ α″ ′ J“・. νsJgν θ θ′ scs ψ “. Frё dё ric. Remarques. de.. 1992.. ``Hamonies. sur les musicologics. et Fran9ois Hurard, Z'3sprj′. et. passions.:. de Descartes. Mersenne.edited by Dufourt, Hugues, Joё. グ'θs′ 乃ど′ Jgttθ. l…. et de. Maric Fauquct. α νs,9夕 θ θ aし ′ SSα JS “ θ′ ル ρttj′ θsθ ρttJ`.Paris: Klincksieck。 : 121.・. 126. Caccini,Giulio。. 1601.Zθ ハリθνθ」 物勧sjθ ttθ , Firenze.1983,re―. print, ed. Piero Mioli, studio per editioni Scelte, Firenze;. ed.Ho Wiley Hitchcock, A… R Editions, Inc, Madison, 1982.[Recent researches in the lmusic of the Baroque. Era,Volume IX] 1987. Edition nouvelle, traduction, prё sentation et notes dё ric. deo Paris: Presses universitaires de. 1666。. La belle methode, ou l'art de bien. chanter.Lyon.Reprint。. 1985。. “How. the French Viewed the. 1973.New introdo by Cohen,. Albcrt.New York:Da Capo Press。. 2008. 三 島郁. 「 18世 紀 初 頭 の フ ラ ンス に お け る 様 式 趣. 味論争― ― ラグネ とル・ セール・ ドゥ・ ラ・ ヴ ィエ ヴ ィー ユ の「 伊 仏 の音 楽 趣 味 比 較 」 検 討 一 一 」. 『 京都市立. 芸 術 大 学 音 楽 学 部 紀 要 ハ ル モ ニ ア』 第 38号 :67-82.. 2006. 三 島郁. 「 エ ー ル・ ド・ クー ル の 趣 味 論 争 一 -17. 世 紀 ヨー ロ ッパ の 音 楽 ネ ッ トワ ー ク 内 の 議 論 か らみ え る もの一 ― 」 月29日. 日本 音 楽 学 会 第 57回 全 国大 会 (2006年 10. ,九 州 大 学 )発 表 原 稿 。 1752.“ Versuch einer anweisung. die ■ёtc traversicre zu spielcn。 " Berlin: J.Fo Voss. Reprint,1953.Kassel:Barenrciter。. ョ ア ヒム. (ク. ヴ ァ ンツ, ヨハ ン 0. 0/石 原 利 矩 ,井 本 暁 二 訳 1976. 『 フル ー. ト奏 法 試 論 :バ ロ ック音 楽 演 奏 の 原 理 』 東 京 :シ ンフ ォ ニ ア。 Ragucnct, Fran9ois。. θ aes lta′ ′ θ ′ ′′ ″s θ′ aes 1702. Parα ′ ′ α ″7ν sJ9ν θ θ′ ′ θ s θρθrα. FTa″ fα Js θ ″ θθ9ν J rCgardc. S。. Paris: Jean Moreau. Reprints, 1976. Genё ve: MinkoI (St」 unk,. oliver, translated in English。. sjθ. Rasch,. ′ αJ Oν αr′θ レ.32,no.3:411-436。 Rudol■. A “. 1946.. Comparison between the French and ltalian music"。. rhθ. ). 2005. “Descartes en de Ban―. Boё ssct―. θ″: ″sc力 G`bο θ′ s′ θ ″ θ / Cα r′θ sJα α controverse"。 Nをθ Car′ ど ′ θ s Dθ scα ′. “. ″7Jθ ノσ36-2θ θ5.ondcr αグθ `4 dc し仔rθ ε力′ sθ Иε. redactie van Willel■. France. Hchr, Elizabeth。. ⅡI(1986)。 Millet, Jcan。. 協. Descartes,Rcnё .Abrё gё dc lmusiquc.Collllpendiulm Musicac。. par Buzon, Frё. Paris;. tional de la Recherche Scientiflque, I(1985), II(1986),. QuantZ, JOhann Joachim。. Genё vco Reprint, 1974.Genё ve: Minko王. Buzon,. J′. Introduction par Fran9oiS Lcsure, Editions du Centre na―. dition dc Paris。. bjθ ″. だθ θ し物jッ θ ,. Jθ. “. Koops,. Lcen Dorsllllan,. Theo. Verbecko Assen: Van Gorcum.: 178-195。. Rasch, A.Rudol■ 1999.Gθ sc力 ル′lis ソα′ グθ νzjθ た j″ ル jθ. E)ifferences betwcen French and ltalian Singing Styles of. rqρ ク b′ J`た. ′しr. gaθ ッθ ″刀′. 蛯 夕しr′ α″夕し′. “. ノ572イ 795..

(8) 甲南 女 子 大 学 研 究 紀 要 第 45号. 文学・ 文化編 (2009年 3月. ). http://wwwolet.uu.n1/∼ RudollA.Rasch/persona1/dmh12.htm. (1767,1776)も フラ ンス版 に書 き直 し, これ も成功 し. (2008年 10月 24日 最 終 ア クセ ス). た 。 す る と 「 イ タ リア派 」 が ,《 良 い 娘 La buona. r′ α ′ rθ ,ε θ ′ ルをルθ″ εル′. Rousscau,Jcano c.1710。. α θ″ ′ ρθ夕r ⊇prθ ηグrθ a c/7α ″′. Minkoκ. Reprint,. ′力ε θ. ngliuola》. j′. `θ. リアで最 も人気 の あ った ピ ッチ ンニ を ナ ポ リか ら呼 び. 夕s,9zィ θ. 5ё d.Genё ve: “. よせ ,グ ル ックに対抗 させ た。 また 《タウ リスのイ フ ィ. 1976. Rё irnpression de l'ё dition. ゲ ニ ア Iphigenic en Tauridc》. d'Amsterdam. Rodis―. Lewis, Geneviё. Dufourt, Hugues, Joё. グθ ′ α. l―. た。. 3. ⅣIarie Fauquct et Fran9ois Hurard,. ・ θ SSα JS νs′ 9ν θ ・ “. グ. 'θ. s′. (1779)が 初演 され,一 年. と少 しお いて 1781年 に, ピ ッチ ンニ の 作 品 が 初 演 され. 1992.“ Musiquc et passions au. ve。. XVHe siё cle (Monteverdi et Descartes)。 " edited by ニセψ rj′. (1760)と い うオ ペ ラで 大 成 功 を した , イ タ. ′ グθ 力ど′ Jg夕 θ θ. βみ οs9β 力jθ .Paris: Klincksieck.: 127-140. j′. メル セ ンヌ らは 1640年 に,バ ンとボ エ セ の二 人 に 建 築 家 ・ 美 術 家 で あ る ヴ ァ ン 0カ ンペ ン Jacob van Campen(1596-1657)の 詩 に 曲 を付 け させ た。 バ ンが ,. 9/Dθ sε α′たS .From manuscripts α″グ Cο ′s′ α″ク″ Httg`″ S ノ635-ノ 6イ ア. その エ ール の 中 で 実 践 した 「 普 遍 的 な音 楽 の 作 曲法」. ■ow in the Bibliothequc Nationale forrnerly in the posses―. 楽 しませ る もの,人 生 を少 し甘 くして くれ る もの」 (ホ イヘ ンスヘ の書簡 :1640年 H月 29日 )(Jonckbloet 1882:. Roth,Leon,edited by.1926.Cθ. θ rrθ 平フ ο″グθ ′ε. を彼 らは強 く批 判 し, メル セ ンヌは「 音 楽 は心 と耳 を. sion of the late HaHy Wilrrlot Buxton, F.RoA.S.Oxford:. 135)と し,ボ エセ を擁護 した (三 島 2006)。 ちなみ に ホ イ ヘ ンス COnstantun Huygens(1596-1687)は オ ラ ンダの ウ ィ レム 3世 の秘書 官 ,オ ラ ンダ総督 で知識人. Clarendon Press.. Waard,. Comё lis. ′ Cθ rrθ Ψ θ. `ブ `7″. de,. εθ. Lイ. publi6e. P.物. et. rj″. `ブ. e. annotё. par.. 1967-69.. ″J“ θ ligjθ 夕 χ ブ ルを,lsθ ′′θ ″ノ “. ,. .. .・. 音 楽 愛 好 家 で あ り,当 時音 楽 家 の ネ ッ トワー クの 中心. Vol.HI(1631-1633),X(AoOt 1640… Fin 1641).Paris:. にいた。. ЁditiOns du Centre National de la Recherche Scientiflquc. Walker, Do P。 1976。. Joan Albert Ban and Mersenne's “. Musical Competition of 1640,". 4. ′ θ κ s.57, no. んイ ′グ Lθ ′ タ s′ ε α. の上 声部 の 同一 音型 の執拗 な反 復. 3: 233-255. wans,. Peter。. 2004.. “Sonade,. que. me. veux. 死 の カ リヨン caril―. Cerf 1705,4:21)),旋 律線 にお ける 2声 部 にお いて ,減 4度 進 行 ,そ して 4小 節 目の 6度 や H小 節 目の 9度 な どの 跳 躍 進 行 )な. ど,音 程 幅 の 動 き の 激 しさに つ いて 批判 し,そ して繋. j″ g ′ br′ ゲ "JsSθ ― ノσθ∂ノσ∂7. 's― Gravenhage:. Worp,J.A.,uitgegeven door。 19H-1917.Dθ. 留音 のな い和音進 行. (「. 想像 で き る うる限 りの あ らゆ る. 5.: 1649-. 悪 い進 行」),そ して「 どぎつ い不 協和 音 を さ らに引 き 立 たせ る」 速 度 0表 情 記 号 (第 1声 部 が 「 Grave」 ,第. 1663);(d. 6.: 1663-1687). 2声 部 と通 奏低 音 部 が 「 Largo」 )(1705,4:21)に つ. (http://www.inghist.n1/Onderzock/Prttecten/Huygens: 2008. いて ,そ の よ うな ハ ーモニ ーが 「 自然 な 耳 に は死 ん で. 年 10月 25日 最 終 ア ク セ ス)``Brieven Constantun Huygens. い るよ うな」 (1705,4:22)も ので あ る とす る。 三 島. Maninus NjhoI(d。 (d。. 1.:1608… 1634);(d。. 2.:1634-1639);. 3.: 1640-1644); (d.4.: 1644-1649); (d。. 2008)を 参 照 。 一 方 の ラ グネ は次 の よ うに反 論 す る. 1608-1687" in: “Instituut voor Nederlandsc Geschiedenis". 「 フラ ンスで は常 に同 じ和 音 ,同 じ色合 いで 多様 さがな く,驚 き もな い。 す べ てが予測 で きる」 (1702:60-61)。. }王. 1. リュ リのオ ペ ラ 。セー リア 《ア シス とガ ラテ Acis ct. Galatё e》. と,ペ ル ゴ レー ジの オ ペ ラ・ ブ ッフ ァ 《女 中. 奥 様 La seⅣ a padrona》. グル ックは ラ シー ヌの 悲 劇 に基 づ いて 書 いた 台 本 に よ って 《ア ウ リスの イ フ ィゲ ニ ア Iphigenic en Aulide》 (1774)を パ リでの上 演 を考 えて フラ ンス語 の 台本 に作 曲 し,そ の後 《オル フ ェウス とエ ウ リデ ィー チ ェ orfeo ed Euridice》. 「 フラ ンスの エ ールで は,常 に甘 く,気 楽 で,な め らか で ,筋 道 の 通 った ものが 求 め られ る。 しか し曲全 体 が. (1733年 初 演 )に お いて 「 ラモ. 対 ペル ゴ レー ジ」 の 図式 がつ くられ る。. 2. (「. 横 の 音 程 幅 (第. "Eα rヶ M2/s'C.32,no.1:27-47.. ν α′ Cο ′s′ α″′ グ′ Huソgθ ″s. ,. Юn de mo■ 」 (L. tu?':. Rcconstlucting French ldentity in thc Wakc of CorcHi's op.5。. ル・ セール は, コ レッ リの トリア・ ソナ タにつ いて. 6の 和音 の 連 続 も含 め 6度 の 多用 ,同 様 の 箇所 の二 つ. (1762;1774)と. 《アル チ ェステ Alcestc》. 常 に同 じ調 子 で しかない」 (1702:30-31)。. 5. 「 も し SignOr Luiggiの よ うなす ば ら しい歌 手 の イ タ リアの作 曲家 が フラ ンス語 で 曲 を書 いて も, フ ラ ンス 人 ほ ど もうま くで きないだ ろ う」 (Bacilly 1668:97)。. 「 イ タ リアの 内 な る音楽 の才能 が理 由 で あ るか,イ タ リ ア語 は美 しい エ ール に 曲 を つ け るの に我 々の もの よ り も合 って い るか どうか」 (ibid。 ).

(9)

参照

関連したドキュメント

日中の経済・貿易関係の今後については、日本人では今後も「増加する」との楽観的な見

7 Andreini, Alessandro., Susanna Barsella, Susanna Barsella, Marco Cursi, Niccolò Acciaiuoli., Boccaccio e la Certosa del Galluzzo, Viella, Roma, 2020. Banc, Paris,

 よって、製品の器種における画一的な生産が行われ る過程は次のようにまとめられる。7

5世紀後半以降の日本においても同様であったこ

歌雄は、 等曲を国民に普及させるため、 1908年にヴァイオリン合奏用の 箪曲五線譜を刊行し、 自らが役員を務める「当道音楽会」において、

[r]

ベクトル計算と解析幾何 移動,移動の加法 移動と実数との乗法 ベクトル空間の概念 平面における基底と座標系

のうちいずれかに加入している世帯の平均加入金額であるため、平均金額の低い機関の世帯加入金額にひ