映像制作によるメディアリテラシー教育の可能性(2) : ネット動画視聴による映像構成能力への影響
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(2) 文学 。文化編 (2010年 3月. ). 前報告 した とお りであ る。 しか し,映 像制作 の基盤 と. 卜)の ポ ー タブ ル ハ ー ドデ イ ス ク,民 生 用 デ ジ タル ビ. なる プ レプ ロ ダクシ ョンで もあ る「企画」や 「構 成」. デ オ カ メラ,民 生 用 三 脚 ,民 生 用 マ イ ク ロ フ オ ン を使. とい う コア部分 が 中心 にない映像制作 は,主 題 に対す. 用 した。 ノ ン リエ ア編 集 は ソ フ トウ ェ アで の 操 作 が 中心 とな. る強 い意識が欠如す る傾 向 にあ る。映 f象 制作 の初歩 と. Adobe社 の. しては,ど う して もデ ジ タル ビデ オカメラや三脚 な ど. るが ,映 像 編 集 ソ フ トウ ェ ア は. の機器操作 や映像編集用 ソフ トウ ェアの操作 に慣 れ る. PrO,ア ンケ ー ト結 果 を グ ラ フ化 す る な ど収 集 デ ー タ. とい うテ クニ カル な部分 に重 きを置 くこ とになる。 当. の 可 視 化 ,資 料 写 真 な ど静 止 画 の 処 理 に は. 然 ,「 企画」 や 「構 成」 に関す る講義 と実習 を踏 まえ. のグラフイックソフ トウェアである 11lustratorと. ては い る ものの ,自 らの 意見や感 じて い るこ とを映像. tOshOpを 使用 させ ,あ る程度のクオリテ イを求めた。. Premiere. Adobe社 Pho―. 表現す る とい う意識 は まだ まだ乏 しい と感 じる。 しか. 4.授 業 概 要 と 変 更 点. し,情 報 発 信 に関 して の 意識 向 上 は見 られ るの で あ る。それ は イ ン ター ネ ッ トでの動画投稿 サ イ トであ る 「YouTube」 や「 ニ コニ コ動画」,そ れ以外 に も様 々 な 動画投稿 サ イ トが イ ンター ネ ッ ト上 に開設 され ,1日. 4…. 1. 授業概要. 2008年 度 とほ ぼ同 じス ケ ジユ ー ルで授 業 を行 った. 何万 回 も閲覧 されて い る こ とが原 因 であ る。 人気動画. が ,反 省点 や課 題 も踏 まえ若 干 の 修 正 を行 った。 な. と呼 ばれ る ものは 1日 数千 回以上 もイ ンター ネ ッ ト上. お ,2009年 度 の 受 講者 数 は 22名 で あ る。 全 15回 の. で再生 されてお り,学 生 た ち も日常 的 に動画投稿サ イ. 授業計画 は (図 表 1)の 通 りで あ る。 そ の 中 で主 な変. トヘ ア クセ ス して い る。 この影響 もあ り個 人的 に映像. 更点 は以下の 5点 で あ る。. 発信す る行 為 が特 別 な行為 とは感 じな くな って きた の であ る。ただ し,投 稿 され る映像 の 多 くは構 成 を考 え た他者 (観 客 )を 意識 した映 f象 作 品 ではな く,自 己満 足映像 ,自 分 の趣味 であ るゲ ーム攻略 を延 々 と流 し続 ける映像 ,ギ ター演奏 や ドラム演奏 な どの映 f象 を流 し. ① ② ③ ④ ⑤. 制作 が数多 く行 われ る こ とにな り,自 らの映像作 品 を. グル ー プを 5チ ーム か ら 4チ ームヘ 変更 取材 ノー トの 追加 新聞記事 を使用 した編集 ゲ ームの 追加 音声機器 の 変更 と AV制 作 ス タジオの利用 映像制作時間 の増加. 続 け る ,い わ ゆ る「や つてみ た映 f象 」,通 称 「 MAD 動画」 や「MAD映 像」 と呼 ばれ るア ニ メの オ ー プ ニ. プ レプ ロ ダクシ ョンは一 斉授業 も踏 まえた導入 とし. ング映像 な どを再編集 した パ ロデ イが 多 いの が現状 で. たが ,一 部 で 個 人的 な作業 も含 めた。特 に 自分 で企 画. あ る。 つ ま り,見 る相手 を設定 して い な い ,他 者 を意. を考 える行為 には何が必要 で何 に意識す るべ きか を重. 識 して い な い作 品形態が 多数 を占めて い るのが動画投. 要視 した展開 にす る こ とで ,自 分が 「作 り手」 であ る. 稿 サ イ トの現状 であ る。 そ のため なのか ,構 成 を考 え. こ とを意識付 ける必要があ った。 ど う して も採択企画. た映 f象 制作 は難 しい とい うイ メー ジが 付 きま とい ,興. の提案者 が デ イレクター になる とい う条件 のため ,先. 味が薄 く感 じられた。 また,動 画投稿 サ イ トでは携帯. 頭 に立 ちた くない とい う意識 か らか ,適 当 に主題 を見. 電話 の ムー ビー機能 で撮影 した無編集 の ものな ど,映. つ けて きて企画 書 を書 き,最 終 的 には他 の企 画 に相乗. 像 クオ リテ イが特 別高 い とは い えない ものが 多数見受. りす る こ とも見受 け られたためであ る。 それ で は受 身. け られ る。 これ らは全 て他者不在の 自己表現 であ る。 この ような状 況か らも,映 像 メデ イアが持 つ特 1生 を. で あ り制作者 と して の企 画 で はな く,視 聴者が テ レビ 番組 を見て勝手 に提案す る レベ ルに な って しまう。 自. 理解す る こ と,制 作す る側の視点 を感 じ取 るこ と,膨. 分 の伝 えた い こ とを発見 し発信す る とい う意識 が薄れ. 大 な映像情報 を取捨 選択す る必要性 な どを理解す る こ. て しまう ことは,他 者 を意識す る映像制作 にお い ては. とは,構 成 を考 えた他者 (観 客 )を 意識 した映 f象 作 品. 致命的 である。. を制作 して い く上 で重 要 な位置 づ けであ る と感 じる。. なお ,プ ロ ダクシ ョン,ポ ス トプ ロ ダクシ ヨンに関 しては コ ミュニ ケ ー シ ヨン能力 の育成 に大 い に役 立 つ. 3.制. と感 じて い るこ ともあ り,す べ て グル ー プワー ク とし. 作 環 境. た。 また ,映 f象 制作 の現場 で は ビデ オジ ャー ナ リス ト. 制作環境 は 2008年 度か ら変化は無 く,学 科専用 PC. (Windows XP),デ. ー タ保 存 用 に. 120 GB(ギ. ガバ イ. 以外 は複数 で制 作す る スタ ッフワー クであ るため ,多 数 の人が 関 わつて い ることも意識 して もらうため で も.
(3) 川瀬. 題. 基寛 :映 像 制作 に よるメデ ィア リテ ラシー教育 の可 能性. 内. 目. 特徴 。形態. 容. 第 1回. メデ ィアリテラシー とは何か① ∼ メディアを知る. メディア リテラシーの基本 メデ ィアとのかかわ りについて. 第 2回. メデイアリテ ラシー とは何か② ∼私 のメデ ィア史. 私 の メデ ィア史の作 成 と発表. メディア リテラシー とは何か③ ∼私 のテ レビ日誌. 私 のテ レビ 日記 の発表 テ レビの世界 と番組 の分類 映像 とい う言語 の説明 と考 え方. 番組 制作 の方法論 企画書 を書 く実践 と して ∼ 編集 ゲ ーム. 番組 の違 い,ド キュメンタリーの説明 企画書 を書 くとい うこととは何か ? 企画書の書 き方,テ ーマの説明 新聞記事 を利用 した編集ゲームの説明 と実践. 第 5回. 企画 の プ レゼ ン. 企画書 の解説 企画の プ レゼ ン (学 生 ). 第 6回. 採択企画 とチ ーム分 け 番組 ・ ドキ ュメ ン タ リー の方法論 とセ オ リー,リ サ ー チ につ い て. 企画採択 ,グ ルー プ分 け ドキ ュメ ン タ リー の説 明 ロケハ ン, リサ ーチ とは何 か. 第 7回. ドキュメンタリー制作① ∼企画の 再検討,役 割分担. 企画 の再検討 (グ ルー プで ) 役割分担 (グ ループ内で ). 第 8回. ドキ ュメンタリー制作② ∼ ロケハ ンとリサ ーチ,著 作権 と肖像権. ロケハ ン,リ サ ーチの重 要性 プ ロ ダクシ ョンマ ネ ー ジメ ン トとは何 か ス ケジ ュール の重要性. 第 9回. ドキュメンタリー制作③ ∼ロケー シ ョン撮影,イ ンタビュー撮影. リサ ー チ続 き ロケ ー シ ョン撮 影実習. 第 10回. ドキ ュメ ンタ リー 制作④ ∼ 取材 (撮 影). 粗編集 とはイ 可か ? 編集実習. ドキュメンタリー制作⑤∼粗編集. 編集実習. 第 3回. 第 4回. 第 H回. (2). 一 斉授 業 (一 部 固別活動 ) イ ,. 第 12回. ドキ ュメンタリー制作⑥ ∼編集 と ・ 中間発表 ・ナ レー シ ョンの効果 追加撮影,中 間発表. 第 13回. ドキュメンタリー制作⑦ ∼本編集 とナレーシ ョン原稿. 編集実習 の続 き 追加撮 影. AVス. 第 14回. ドキュメンタリー制作③ ∼ ナ レー シ ョン録音 ,MA,テ ロ ップ と仕 上げ. 第 15回. ドキ ュメンタリー制作⑨ ∼完パ ケ 作品発表,メ デイアリテラシーの 観点か ら作品講評. プ レプ ロ ダクシ ョン. 個別活動. ?. タジオでのナ レー シ ョン録音 MA,テ ロ ップの付 け方 仕 上 げ (完 全 パ ッケ ー ジ)と は何 か. ?. プロダク シ ョン グル ー プ 広が り ワー ク. ポス トプ ロ ダクシ ョン ?. 作 品発表 ,視 聴 意見交換 図表. 1. あ る。. 導入. 評価. 一 斉授業. J又. 束. 授業計画. ただ し,1チ ーム の 人数が増 えた こ とで ,複 数 の役 割 を兼担 して い た学 生が 減 る こ ととなった。採択企画. 4-2 2008年 度 か らの変更点 とその 内容. の提 案者 で あ るデ ィレクター は絵 コ ンテ作 りか ら編集. ① の グル ー プを 5チ ーム か ら 4チ ームヘ 変更 した点. 作業 ,は てはイ ン タ ビュー 内容 の構 成 まで も担 当す る. は,単 純 に企画 プ レゼ ンに よる採択企画が 4本 で あ っ. こ とが 多 く,常 に大 きな負担 が か か って い た。 しか. たためで あ る。 これ は常 にジ ャー ナ リス テ イックな視. し,人 数が増 える こ とでデ イレクター の負担 も軽 くな. 点 を持 って 自分 の 日常 を過 ご して い るわ け ではない こ. り,役 割分担が しやす くな った と感 じる。 ただ し,初. との現 われで あ る。 受講生 は 自分 の 日常生活 をジ ャー. めて取材 を伴 う映像制作 を行 うグル ー プワー クで はチ. ナ リス テ イックな視 点 を持 って振 り返 るこ とはない 。. ーム 内で の意思統 一 や コ ミュニ ケ ー シ ョンを考 える と. そのため ,何 気 ない 日常 の 出来事 に関心 を持 つ こ とか. 5∼ 6名 が 限界 とも感 じる。. ら始 めた企 画案作 りで あ ったが ,昨 年 以上 に狭 い範 囲. なお ,採 択 企 画 を選 定 す る判 定基 準 は ,2008年 度. での企 画 ,つ ま り自分 の興 味範 囲 を限定 し,新 た な発. と同様 に「情 報 は裏付 け てあ るか 」,「 物語が作 れそ う. 見や他者 に共 感 を求 め る部分が少 なか ったので あ る。. か」,「 番組 を通 して何 を言 い た いの か」 とい う基本 的. この ため 2008年 度 よ りも 1チ ーム減少 し 4チ ー ムで. な部分 を重要視 して い る。 もちろん受講生全員が項 目. の制作 となった。. 分 け された評価 シー トを使用 して採点 を行 った。 この.
(4) 甲南 女子大学研究紀要 第 46号. 文学 ・文化編 (2010年 3月. ). 自分 自身 で 判断す る行為が ,企 画が い か に重要 であ る. もらい,そ の中か ら気になった記事 を一つ選び 300字. こ とを気付 かせ ,自 分が どの企画 に参加 した い か とい. にまとめなおす ことである。 この 300字 とい う文字量. う観点 を持 つ こ とになる。 これは積極 的 な参加姿勢 を. はテ レビのス トレー トニュース. 持 たせ るため に大変有効 である。. の平均的な文字数である。つ ま り,1分 のテ レビニュ. 採択 された企画 (作 品 タイ トルは企 画提案 当初 の も. (通 称. 1分 ニ ュース. ). ース用原稿 を作成するのである。 また,そ の原稿 はま とめた本人以外が読み上げ,受 講生全員で聞 き,内 容. の )は 以下 の 4本 で あ った。 l。. 「南女 の シ ョップ袋事情」. が理解で きたか どうかをデ ィスカッシ ヨンす ることに. 2。. 「南女 の埋 蔵金」. なる。原稿 の内容 によっては意味が通 じない場合 も出. 3。. 「南女 の 食堂」. て くる。原稿 をまとめる本人は新聞記事内容 を知って. 4。. 「南女 の夢 追 人」. い るため,他 者 のことを考 えない限 り字数 にこだわる だけで,記 事内容 をまとめ ようとす る意欲は希薄にな. なお ,最 終 的 な作 品 タイ トル は以下 の よ う に な っ. た。映像編集における「他者 に伝 える」 こと,つ まり. た。 1。. 「 シ ョップ袋事情 ∼ 女子大生が シ ョップ袋 を持 つ 「捨 て られて ゆ く 10円 ∼ ラ ンチ ボ ックス を追 っ. 「発見 l南 女 の 食堂」. 4。. 「夢 追 人」. は)構 成 されてい る」 ことであ り,そ の映像 を受容 し た観客 はメ ッセ ー ジを読 み取 ろ う とす る。 つ ま り. て ∼」 3。. メッセージを含 んだ構成を行 った「編集 された映像」 はメデ イアリテラシーの概念か ら言 えば「 (メ デ イア. 理 由 とは∼ 」 2。. って しまう。 この演習 は映像編集の前段階 と考え行 っ. ,. 「オーデ ィア ンスが メデ イアを解釈 し,意 味 をつ くり だす」 ことにな り,そ れに気付 く最初 の手がか りとな り得 る。 この試 みはナ レーシ ョン原稿作成や映像構成. ② の取材 ノー トの 追加 とい う点 は基本的 な こ とであ. にも役立ち,編 集 された映像作品を初 めて見る観客 に. る。通常 のテ レビ ドキ ュ メンタリー制作 の現場 で も. 対 し,何 が分か りやす く何が理解 しやす いのか,ナ レ. 取材 ノー トとい うもの は存在す る。 この取材 ノー トに. ーシ ョンを聞 い た ときには何が分か りやす く耳 に入. 関 して は 2008年 度 の 時点 で も各チ ー ム に 1冊 の 取 材. り,ど のナ レーシ ヨンが映像 と繋が りやす いのかを考. ノー トを渡 して い たが ,使 用方法 につ い ては学 生 に一. えることに大 い に役立 っている。. ,. 任 して い た。 しか し,取 材結 果 の 記 入 忘 れ で あ つた り,メ モ をな くした り,内 容 の構 成 に関す る記述が無. ④ の音声機器 の変更 と AV制 作 スタジオの利用 で. い まま進 めて行 き方向性 を見失 う とい う場面 が見受 け. あ るが ,こ れ は最近 の民 生用デ ジ タル ビデ オカメラの. られ た。 そ の ため ,2009年 度 は 各 チ ー ム に 1冊 の 取. 音 声 機 能 が簡 易 な もの に変化 した こ と も関係 して い. 材 ノー トを渡す の は 同様 に,1ペ ー ジ ロに採択 され た. る。現在使用 して い るデジ タル ビデ オカメラには ステ. ,3. レオ ミニ ピン形式 のマ イク ロ フ オ ンを繋 げるため の イ. ペ ー ジ ロに制作 お よび取材 ス ケジ ュール を作 成 させ 貼. ンター フェースが省略 されて い る。 そ のため イ ン タ ビ. り付 ける こ とと した。 また,約 束事 と して必ず メモ は. ュー音声収録 にはボ イス レ コー ダー を使用 して. 取材 ノー トを使用 し,作 品提 出後 には回収す る旨を伝. 形式 に録音 し,PCに 取 り込み編 集す る こ とになる。. えた。 これ に よ り,デ イレクター不在時 や分担作業時. または,デ ジ タル ビデオカ メラの 集音 マ イクに頼 る以. に 自分が何 を して い くのかが 良 くわか り,参 加度 が低. 外 な い。そ の場 合 はガ ンマ イ クの よ うに指 向性 が高 い. い学 生 に対 して の フ ォロー となった。 また,取 材 内容. わけではないため,広 い範囲の音 を拾 って しまう。 こ. や構 成案 の再考 な どをチ ーム 内 で共 有す ることにな っ た。実 に基本的 な こ とで はあ るが ,取 材 ノー トの重 要. のため 2008年 度ではボイス レコー ダー を使用 した取 材が多 く,音 声 レベ ルの不備 も見 られた。 また,デ ジ. 性 にい まさ らなが ら気付 か された。. タル ビデオカメラのみで行 った と見 られる生活 ノイズ. 企画書 を貼 り付 け ,2ペ ー ジ ロに構 成表 (案 )を. MP3. 音 の入 ったインタビューなども多数あ り,編 集時 に使 ③ の新 聞記事 を使用 した編集 ゲ ーム とい う演習 の 意. 用で きない場合 もあ った。 このことか ら,イ ンタビュ. 味 は,多 くの情報 か ら必要 な情報 を選択す るこ とであ. ーはマ イクロフォンを必ず使用す る条件に して音声処. り,文 字情報 を一定 のルールに沿 って編 集す る こ とで. 理には細心 の注意 を払った。 インタビュー時のみ機材. あ る。課題 は受講生 に新 聞 (指 定 な し)を 持 ち込 んで. は大学施設であるメデ イアセ ンターが所有 してい る旧.
(5) 川瀬. 基寛 :映 像制作 に よるメデ イア リテ ラシー教育 の可能性. 型の民生用 デジ タル ビデオカメラ と民 生用 マ イク ロ フ ォン,お. よび音声確 認用 の ヘ ッ ドフ ォ ンを使用 した。. 通常 のテ レビ ドキ ュメ ン タ リー では音声 には非常 に. (2). をポ ス トイ ッ ト等 に描 き,そ れ を張 り合 わせ た絵 コン テ (資 料. 1,資 料 2)な ども作 成 させ た。 この構 成 に. 関 しては次項以降で詳 しく述 べ た い 。. 気 を使 ってい る。 それは イ ン タ ビュー音声 や素材 に入 って くる生 活 ノ イズ音 とい うものは映像 を構成す る上. 5。. 近 年 の メ デ イ ア接 触 の 傾 向. で重要 な役割 を持 つ ためであ る。生 活 ノイズ な どは臨 場感 とい う ものは醸 し出せ るのだが ,イ ン タビュー音. テレビ ドキュメンタリーの制作手法 で映像制作 を行. 声 で はその生 活 ノ イズ音 のために緊張感 に欠けて しま. ってい くにあた り,受 講生にはテ レビの影響 を考えて. う と判 断 され る。 イ ン タ ビュー音声上 に別の素材 映像. もらうこと も必要 で ある。そ こで,2008年 度 に行 っ. をイ ンサ ー トす る場合 に も,音 声 の 質が悪 い と素材 映. た受講生がいかにテ レビか ら影響受けていたか「メデ. 像が生 きて こ ない ので あ る。 この よ うな現場 レベ ルの. イア史」 とい う年表形式 で表現 した演習 と,1週 間の. 状況 も説 明 して質の高 い ドキ ュメ ンタリー制作 を行 う. テ レビ視聴 に関する調査 は「テ レビ日記」 とい う形 で. 意識付 け を行 った。. の調査 を,同 様 に 2009年 度 も行 った 。 そ の結果 か. AV制 作 ス. ら,2009年 度 は昨年以上 に近年のイ ンター ネ ッ ト環. タジオの 副調整室 に設置 されて い るアナ ウ ンス ブ ー ス. 境 などがテ レビ離れ に影響 してい ることが伺える結果. を利用 し,音 声 レベ ル な どは音声 ミキサ ー で調整 して. となった。受講生 17名 (5名 未提 出,2008年 度 は 20. 録音 した。. 名)の デー タを集計 した結果 を 2008年 度 と比 較 して. なお ,ナ レー シ ョンは大 学施 設 で あ る. 場 合 に よ り物撮 りな ど も AV制 作 ス タジオの ス タ. 以下に記 した。. ジオカメラで撮影 し, ピンス ポ ッ トな どの照明 も駆使 して素材撮 影 をさせ た。 民 生用 デ ジ タル ビデオカメラ や照 明 の無 い状態 での撮影 で は,物 (素 材 )の 質感が 損 なわれ る場合 があ るためであ る。主題 に よっては撮 影す る物 (素 材 )が 映像構 成上 で重要 なポ イ ン トにな る場 合 もあ り,そ の よ うな場 合 は 質感 向 上 の た め に. AV制 作 ス タジオでの撮影や照明 の使用 を推進 した。. ・ 平均視聴時間 ・・・約 9時 間→約 9時 間 ・ 最高視聴時間 ・・28時 間→25時 間 ・ 最低視聴時間 ・・・0分 →0分 ・ 平均以下 ・・ 09名 → H名 ・ まった く視聴 してい ない (0時 間 0分 )受 講生 ・・・1名 →2名. ⑤ の 映像 制作 時間 の増加 は,単 順 に作 業 時間 の増加. この結果 か ら見れば,2008年 度 とさほ ど変化 が な. とい う よ りも「考 える時 間」,つ ま り映像構 成 に 費 や. い ようにも感 じ取 られるが,調 査人数が減 っているに. す時 間 を増 や し,チ ーム 内 で話 し合 う時 間 を多 く取 る. も関わらず,ま った くテ レビを見ない人数が 1名 増加. 意味が強 い 。4名 ∼6名 でチ ーム を組 んでの グル ー プ. し,平 均視聴時間以下 の学生が 3名 増加 してい る こと. ワー ク となるため ,デ ィレクター を中心 に作 業す るこ. がわかる。少 しづつではあるが,テ レビとい うメデイ. とが ほ とん どで あ る。そのため ,制 作 が進 む とデ ィレ. アに接触す る時間が減少 して きた と捉 える ことがで き る。 これは博報堂 DYメ デイアパ ー トナーズ ・ メデ. クター任 せ になるこ とも多 く,参 加度 の低 い学 生が 出 現 して しまう ことになる。 また,デ ィレクターが独 善 的 にな らない よ うに主題 を明確 に してチ ーム 内 で共有. イア環境研究所が行 った「2009メ デ ィア定点調査」 の報告にもあ る,メ デイア接触時間 ・時系列変化 (図. す る こ とが必 要 となって くる。 この よ うな こと も踏 ま. 表 2)で も確認 で きる。. え,出 来 る限 り話 し合 いの機会 を設 ける こ とで ,チ ー. また,授 業内で行 った受講生へ のインタビュー調査. ム 内 でのデ イレクター依存 をな くそ う と考 えたのであ. では,「 寂 しいか らテ レビを付 けてい た」,「 何 とな く. る。 また ,取 材 や ア ンケ ー ト集計 な どに時 間がかか る. テ レビを付 けてい る」,「 チラ見」 といった 1分 や 2分. こ とも想 定 した。 2008年 度 は事 実確 認 に固執 し,取. 程度 の視聴 ,生 活 の一部 で空気 の ような存在 としてテ. 材や資料収集 に時間がかか り,撮 影や編集時間が足 り ない とい う現状 も確認 で きこ とも 1コ マ増加 した理 由. レビを視聴 してい る場合 も多数あ り,メ デ イア接触時 間 ・週平均 0-日 あた りの接触時間 (図 表 3)で も確. で あ る。. 認 で きる ように,結 果的にはテ レビにはか な りの時間. それ以外 に も構 成 に関 して は構 成表 (案 )の 作 成 だ けで はな く,イ メー ジボ ー ドの作成や イメ ー ジカ ッ ト. 接 してい るにも関わらず,そ れほど集中 して視聴 して い な ことも浮 き彫 りになって きた。.
(6) 甲南女子大学研究紀要 第 46号. 100 50分. 0分. 10" 150分. 文学 。文化編 (2010年 3月. ). 200分 250分 300分 350分 400分 ● ●颯が早くて麟しい. 2000年 (N=2236). m、. ■― 分ウリやすく優えてくれる 刑 角い●颯JmJく 分か0. 200時. 驚. lN=1834). 勢. 中. 内8-が. 難. 多い ヽ. ●■やロロセn3-lμ. an―. 20064 (N=1797). “ ヽ “ ヽ ― にヽ 自分睦 つて∝ てはな引“ ・. 飾. タ ロ 麟■ □EEロ ハン ツ. コル ビ ロ. 'シ. 図表 2. ロロ ロ 鶴●電饉か叡蒻 rン ター:レ 踵 饉. "刀. ヽ. '-30/ト. ι中 ′. HJК 世. メデ イア接 触時 間 。時系列変化. "嘔鶴. ヽ. 日. ポリシーやメンセージ0■ じ●. 1000. 硼■. 150分. ― 定. や書■●拍つ 人颯が. ヽ げコい ■・力 センス解"や “tヽ. 東京 {N=2236). 0鵬. 清菫や. "い く■じがす0 日い1■ ヽ. m即. がない■じがする … 口に. 大臣. (N=1688). =HB‐‖. … わ ―. l・. お “. ロサガ. ロ麟■ □H. □′ ウ T-7ン. トネ1小 ●● 口撮薔電日か期. る. な. るものはむい. =知 (N=1698) 口μ. くれる■膨. イメー ジ調査 。テ レビ. 図表 4. 男 ネツ田 '―. 一日あたりの接触時間 図表 3 メディア接触時間・週平均 。. ろ ヽ 早く ― ヽ 口 ロロくれる 分かりP"“… ――. また ,携 帯電話 を触 りなが ら,PCで イ ンター ネ ッ トを しなが らの 「 なが ら視 聴 」 とい う回答 も多 数 あ. 1-Hrく. ‥. “. り,積 極 的 にテ レビか ら情報 を得 ようと して い るわけ. 身 近 な肉 ― mmJ多. ヽ. “い. E● ●■Etm● -lμ ・. で はない こ とも伺 えた。. ヽ. …′ ι 中. この よ うな結 果 の 背 景 には ,PCか らの イ ンター ネ. “ヽ ・ 多い 彙 “ ― 自分仁とつて蟹 てはならない ‖ -0諄 おもしろい ポリシーやメッセージ●■じる わ … 定諄や人 … ゝ ・“ センスがいい. ッ ト閲覧 に よる情 報取 得 が 日常 的 に な った と考 え ら れ ,イ ンター ネ ッ トにはテ レビよ りも1青 報が幅広 く ,. 知 りた い情報が詳 しくわかる とい う イメー ジの差 (図 表 4,図 表 5)が 根 強 く存在 してお り,受 講生 も同 じ よ うな印象持 ってい るのである。. "■ 0■ じ● 洒旧HttHい. また ,受 講生 に行 った イ ンタビュー調査 で は情報 を ビア ニ メの録画映像 を動画投稿サ イ トで視聴す る こと や ,同 じく動 画投 稿 サ イ トで「MAD動 画」 な どの視. ―. “. (電 子 番組 表/Electronic Program Guidc)で. 簡 単 に予. 約が 出来 るハ ー ドデ イス クレコー ダー な どの録画機器 の普 及 でテ レビ放送時 で はな くテ レビ番組 を録画 して 視聴 す る傾 向が強 くな った こ と,Pc自 体 に ワ ンセ グ 機器 を接続 してデ ジ タル放送 を Pcに 直接録 画 をす る. 図表 6. ろ. 鰤 =. がか な り近 づい て い る。また,大 量 に録画がで き EPG. 難. い 20代 女性 を確 認す る と,テ レビ と PCの 接 触 時 間. イメー ジ調査 ・PCか らの イ ンター ネ ッ ト. 輩. 全 に定着 して きた こ とが メデ ィア接触時 間 ・性年齢 別 比較 (図 表 6)に よ り確認 で きる。受講 生 の 年齢 に近. 5. 9 ・ ・猟研研麒麒. ッ ト動画 を含め ,イ ンター ネ ッ トが若者文化 と して完. H―…. 帥 =. 図表. tろ. “ …. ” 翡. 聴 の 方が多 い とも感 じた。 これは動画投稿 サ イ トや ネ. 岬. 薔. 得 る とい う よ りもイ ンター ネ ッ トでテ レビ番組 やテ レ. 別比較. 書●.
(7) 川瀬. 基寛 :映 像制作 に よるメデ イア リテ ラシー教育 の可能性. (2). も,表 面上 の面 白 さを強調 させ ,イ ンパ ク トのみ を映. などの影響が大 きい と推察で きる。 最近 ではマスコ ミで も若者のテ レビ離れが指摘 され. 像 作 品 の 中 に求 め る傾 向 が 見受 け られ る。「MAD動. 始 め,映 像視聴 の形態に変化が出始 めてい ると論 じら. 画」 はテ レビア ニ メな どの既 製 品 の解体 であ り,再 構. れてい る。NHK放 送研究所 における 2009年 のデジタ. 成 で あ る。 アニ メの オ ー プニ ングテ ーマ な どの歌詞 に. ル放送調査 「新放送サ ー ビス とテ レビ」 によれば. 合 わせ 他 の 映像 を使用す るモ ザ イクの よ うな ものであ. ,. 「パ ソ コンで動画配信サ ー ビスや動画共有サ ー ビス を. り,再 構 築 とい って も関連情報 か ら選択 して くる わ け. 利用 してい る人は国民 の 22%で ,自 宅でイ ンター ネ. で はない。 これで は面 白い と思 った 映像や使 えそ うだ. ッ トを使 う人の半数に相当」する ようである。 また. と思 った映像 ,つ ま り情報 のみ を詰 め込 んで い るだけ. 「番組配信 で「過去 に放送 され ,も う一 度見 た い 番. であ り,連 続 した映像情報か ら取捨選択 して再構 築す. 組」,「 最近見逃 した番組」,「 まわ りで評判 ・話題 にな. る「映像制作 としての編集」 には活用で きないのであ. ってい る番組」 のいず れか ひ とつ で も「見 た い」 と答. る。受講生の多 くは面白いので閲覧 してい るだけと軽. えた人 は 75%い て ,視 聴 意 向 は高 い 」 とい え る。 と はい え,有 料 の場合 はパ ー セ ンテ ー ジが 下が り,ネ ッ. い気持 ちで受容 してい るため,自 分 の映像構成能力 に 対 しそれほ ど影響が ない よ うに感 じて い る よ うで あ. トでの無料動画配信サ ー ビスや動画投稿サ イ トでの違. る。 しか し,素 材 であるシ ョッ トをカッ トに分割 して. 法投稿動画 の視聴 に向か う傾 向が あ る。 この デ ー タを. シーンとして構成す る行為 と既存映像 を解体 し再構築. 踏 まえ ,受 講生 の テ レビ 日記 に よるテ レ ビ視 聴 の 実. す る作業 は同様 に感 じるが ,(図 表 8)の よ うに,そ こには発信 したいメッセージが不在であ り,メ ッセー. ,. 際 ,ネ ッ ト動画 に関す るイ ン タ ビュー調査 な どか らも. ジを他者に伝 えるための構成 とい うものは皆無 に近 い のであ る。動画投稿 サイ トを閲覧 してい る本人が好 き. テ レビ視聴が減少 して い る と推察 され る。. 6.ネ. なアニ メに少 しで も関係があれば視聴 し,面 白ければ. ッ ト動 画 と構 成 能 力 の 問 題. テ レビ視聴が減少傾向なのに対 し,動 画投稿サイ ト の閲覧 は増加傾向にある。特に若 い世代では動画投稿. 何度 も繰 り返 し視聴す るとい うサイクルだけである。 そ の 中か ら読み取 れる ものは何 も無 いのが現状 で あ る。. DY. また ,ネ ッ ト動 画 は 断片 的 で あ る こ と も問題 で あ. メデイアパー トナーズ ディア環境研究所が行った ・ 女性 の動画投稿閲覧 利用経験者 (図 表 7)の 調査 に. る。動画投稿サ イ トの YouTubeで は約 10分 が投稿 映 像サ イ ズ (デ ー タ容量 )の 限界であ る。 著作権 に関す. よれば,前 年度 よ りも確実に増加傾向であることがは. る こ とを抜 きに して語 れ ば,サ イズの 関係 上 30分 番. つ きりと確認 で き,も ともと高い利用経験者数であ っ た 15才 ∼ 19才 ,20代 で も増加傾向である。. 組 の録画映像 も三分割 されて投稿 され るこ とになる。. しか し,そ の動画投稿サイ トの利用 も結局は「MAD. 断片的に視聴す ることになる。 このような状態 ではネ. 動画」 を中心 としたネッ ト動画 の閲覧であ り,そ のた. ッ ト配信 されてい る有益 な番組視聴であ って も,そ の. め学生の映像作品は映像構成に重 きを置 くとい うよ り. 中か らリエ アな構成能力が育っていかない など,様 々. サイ ト利用経験者は,か な りの数に上 る。博報堂 0メ. そ のため連 続 して初 めて意 味 を持 つ 映像 で も,確 実 に. な問題 を露呈 し始 めてい る。その ような観点か ら実制 200. 40,0. 60.0. 80.0. 1000. 作時には映像構成に関 しては細心 の注意 を払 い指導 を. ン. ア を. ット) 面 白さを追求. 意味を生成する(メ ッセージ). す. リ ク. 素 別. する. ¨ い Π H H H 働 V. レ 一誠 一 ∽ 一誠 一 > ′. 図表 7 動画投稿 閲覧 ・利用経験者. 歴 一 選 一一 る. 60代. 押 一妹 一 じ ¨ ↑. 50十 七. ョット). 意味を生成する (メ ッセージ) ¨ J 一一 瓢. 40+t. な. る 一¨ 押. 30代. 素 情 構. 20代. 口 . Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ W l ︲ Ⅲ Ⅲ V 齢 Π 縫 口 樅 F l III ︲ で、 材 報. 15∼ 19才. ¨. 0.0. MAD動 画 (再 構築 図表 8. ).
(8) 甲南女子大学研究紀要 第 46号. 102. 文学 ・文化編 (2010年 3月. ). る よ うに集計 して グラフ表示 を した努力 は見 られ る。. 行 った。. ただ し,ア ンケ ー トの イメ ー ジ シ ョッ ト (写 真. 7.制 作 状 況 と作 品 分 析. 2)は. 照 明 の 関係 か色温度の違 い が見 られ ,他 の 映像 と色 の 違 いが映像が展 開 して い く度 にあ るの力や階 しまれ る。. 受講生 を 4チ ーム に分 け ドキ ュメ ン タリー作 品 の 制. 実際 に大学 内で シ ョップ袋 を使用 して い る学 生 (写. 作 を行 ったが ,実 際 の 制作 で 2008年 度 の 受 講 生 が 一. 真 3)を 撮影 して い るが ,プ ライバ シ ー の 配慮 か ら主. 番気 にか けて い たのが リサ ーチ で あ った 。「 ウラ を取. 題 であ るシ ョップ袋 を中心 に撮影 されてお り,イ メ ー. る」 こ とに相 当な時 間 と労力 をか けて い たが ,膨 大 な. ジカ ッ トとしてのみ 使用 して い る。 ただ し,季 節 的 な. 資料 を収集 した こ とで情報 の精査 に時間が掛 か りす ぎ. こ とが 関係 して い るのか ,持 ち物 も少 な く意外 とシ ヨ. た こ と,資 料映像 と して使用す るにあた つて も著作権. ップ袋 を持 ち歩 い て い る学 生が見 あた らなか った よ う. とい う壁 に阻 まれ思 う よ うに撮 影が進 まない状況 であ. で あ る。 また,現 役 モデルや広告 に造詣が深 い大学教員 に も. った。. 2009年 度 は膨 大 な資料 を収 集す る とい う よ りも. ,. 関係者 か ら ヒア リ ングす ることを重視 し,取 材交渉 を. イ ンタビュー を行 う と同時 に,生 の声 として学 生 に も イ ンタビュー を行 い (写 真. 4),使 用 して い る本 人 た. して素材撮影や イ ンタビュー,資 料映像 の撮 影が スム. ちにポ イ ン トを語 って もう こ とで ア ンケ ー ト結果 の裏. ーズ に行 えた。 これは取材 ルールを徹底化 した ことが. づ け を行お う とす る努力 が伺 える。. 大 き く影響 して い る。構 成 に関 してはチ ーム 内で のデ. 全体 的 には シ ョップ袋 を 日常 的 に使用 して い る こ と. ィスカ ッシ ョンに多 くの 時 間 を割 い た こ とで ,常 に映. に対す る疑 間点か ら出発 し,フ ァッシ ョンアイテ ム と. 像 の繋が りを意識 で きた よ うだ。 また,多 くのデ イス. して使用 して い るのか エ コバ ッグ的 な使用方法 なのか. カ ッシ ョンに よ り,作 品制作 とい う実践 を通 じて他 人. を調査す るこ とで ,広 告効果や 自分 自身 の演 出ア イテ. との コ ミュニ ケ ー シ ョン能力が向上 して きた と感 じら. ム とい う別 の視点が見 えて きた。 この よ うに 日常 で は. れた。. 気付 か な い視点が様 々 な こ とに もあ るので はない か と. 次 に,制 作 された作 品 を事 例 1∼ 事 例 4と して見 て い き分析 してみ る。 事 例 1「 シ ョップ袋事情 ∼ 女子大生 が シ ョップ袋 を. いぃえ. 4%. 持 つ 理 由 とは∼」 (4分 40秒 ) オ ー プニ ン グは神戸 の 街が 一 望 で きる ポ イ ン トか ら の ロ ングシ ョッ ト (写 真 1)か ら始 まる。設 置 されて い る彫 刻作 品や芝生 な どが 映 りこみ ,高 台 にあ る大学 で あ る こ と,綺 麗 な雰 囲気 をイ メー ジさせ てお り,フ ァッシ ョンア イテ ム と して も扱 われて い るシ ョップ袋 に対 しイメー ジを高 め る仕掛 けが 見受 け られ る。 ア ンケ ー ト調査 は 186名 で あ り,視 聴者 が理解で き. 写真. 2. ア ンケ ー ト結果画面. シ ョ ッ プ袋 事 情 ― 女 子 大 生 が シ ョ ッ プ袋 を持 つ 環 由 と │ま 一. 写真. 1. オ ー プ ニ ング タ イ トル画 面. 写真 3. シ ヨップ袋 を持 つ 女子大生画面.
(9) 川瀬. 写真 4. 基寛 :映 像 制作 に よるメデ ィア リテ ラシー教育 の可 能性. イ ン タ ビュー画面. 写真 6. (2). 103. ラ ンチ ボ ックス を返却す る画面. 結論付 けてい る。最初 の構成 とは別の視点か ら見つめ なおす ことで,気 付かなか った別の問題が浮 き彫 りに なった作品で もある。 事例 2「 捨 て られてゆ く lo円 ∼ ラ ンチボ ックス を 追 って∼」 (4分 30秒 ) ラ ンチボ ックス と lo円 とい う主題 を明確 に見せ る ための構成 として,オ ー プニ ングに印象的な支配的映 像. (写 真. 5)と して登場 してい る。 写真 7. ゴ ミ箱 に捨 て られて い る画面. 写真 5 オ ー プニ ングタイ トル画面. ラ ンチ ボ ックスの シー ン (写 真. 6,7)は す べ て演 出. 写真 8. イ ンタビュー画面. が されて い る印象 で あ るが ,視 聴者 に主題 となるラ ン チ ボ ックスの 回収 率 の低 さ,つ ま り返金 され る lo円. す ぎる傾 向が見 られ る。. を自ら捨 てて い る とい う問題点 を明確 に訴 えか け よ う. 実際 に大学生協 の担 当者 に イ ン タ ビュー (写 真 8). とす る姿勢 は伺 える。 ただ しイメー ジシ ョッ トのみで. を行 い ,演 出 された イメ ー ジシ ョッ トのみの展 開 に頼. 構成す る こ とは,主 題 自体 が イメ ー ジシ ョッ トの洪 水. らず ,問 題 の所在 の説明 としては常識 あ るイ ン タ ビュ. で隠れて しま う危険性 を手 んで い る。 あ ま りに もイメ. ーが行 えて い る。 また,カ メラ位置 も良 く考 え られて. ージ シ ョッ ト主 体 で あ る と断片的 にな りやす く,映 像. お り違和 感が な い 映像 に仕上 が っている。. 情報 と しては視聴 者 に伝 わ りに くい面 も持 つ 。 この作 品 の最終場面 の シー クエ ンスは,ほ ぼ イメー ジシ ョッ. 事夕13「 発見 l南 女 の 食堂」 (5分 30秒 ). トの みで構 成 されてお り,断 片 的 に見 せ ることでナ レ. オ ー プ ニ ン グは食堂 外 観 の ロ ン グ シ ョッ ト (写 真. ー シ ョンに豊 か な イメ ー ジ を加 え る こ とに な って い. 9),つ ま り主題 となる場所 の特 定 とい うオ ー ソ ドック. る。 しか し,映 像構 成 よ りも画面 上 の見栄 えを気 に し. ス な映像 か ら始 まる。 そ の後 ,食 堂 内 の ロ ングシ ョッ.
(10) 文学 ・文化編 (2010年 3月. ). の 見﹁. 女 発一. 編 南. 写真 9 オ ー プニ ング タイ トル画面. 写真. 12. イ ンタビュー画面. は構 成段 階 で大 き く路線変更 を してお り,十 分 な構 成 を練 れて い なか ったのが 影響 して い る。 ただ し,イ ン タビューの 表情 (写 真 12)な どは上 手 く撮 影 で きて お り,柔 らか な印象 を与 える こ とは救 い であ る。 事例 4「 夢 追 人」 (5分 40秒 ) オー プニ ングは大学校舎か ら空 に向か ってパ ンア ッ プす る ロ ングシ ョッ ト (写 真 13)か ら始 まる。大 学 生 は広 い青空 の ように,ま だ まだ可能性 が広が ってい 写真. 写真. 11. 10. 食堂 内 の 人込み画面. 食堂 で 働 く人 々の ミデ イア ム シ ョッ ト画面. るであ る ことを表現 して い る と感 じる。. ニン ープ ング ル画面 グタイ タイ ト プニ トル オー 画面 写真 13 オ. 卜か ら人込 みの シ ョッ ト (写 真 10)へ と展 開す る。. このチームは資料映像 や ア ンケ ー トな どの出典明記. そ して主題 であ る食堂で働 く人 々の ミデ イア ムシ ョッ ト (写 真 H)へ と展 開す る。 こ こ まで は ニ ュー ス 映. な ど,通 常 の ニ ュー ス映像 やテ レビ ドキ ュメ ンタ リー での原則 は遵 守 して い た。 また,資 料 映像 も効果 的 に. 像 のセ オ リー を適用 してお り,場 所 の特定 と状 況 を明. 使 用 して い た 。 大 学 の 歴 史 と い う資 料 映 像 (写 真. 確 に表現 しようとす る構 成が見て取 れ る。. 14)と 甲南女子大学 の イメー ジ調査 を在学生 に行 い. ,. しか し,イ ンタビュー以 外 はそれほ ど目立 つ 映像要. 申戸 の 女 子 大 」,「 お 嬢 様 大 そ の 結 果 (写 真 15),「 ネ. 素 が無 く,日 常 的 に利用 して い る食堂が 当 た り前 の存 在 にな り,働 い て い る人 々へ の 感謝 の 気持 ちが薄れ て. 学」 とい う昔 か ら語 り継がれ て きた イメー ジ と現在 の. しま ってい るので はない か ,と い う主題が明確 に伝 わ. 語 を展 開 させ て い る。. イ メー ジにはギ ヤ ップが あ る こ とをベ ース に して ,物. るか は疑 間 であ った。 そ のため最終場面 では補足 的 な. 周 りが持 つ イメ ー ジに囚 われ るこ とな く自分 の夢 に. 役割 と してナ レー シ ョンを追加 して い る。 このチ ーム. 向 か い 勉 学 に励 む 学 生 もい る こ とを知 って も らい た.
(11) 川瀬. 基寛 :映 像制作 に よるメデ イア リテ ラシー教育 の可 能性. (2). 105. 8.受 講 生 の コ メ ン ト分 析 受講生には毎時限後 の コメン トシー トの記入,最 終 の レポー ト (感 想 を含む)を 提出させた。作品制作 の 過程 で も確認で きてい るが,受 講生 の コメン トシー ト などか らも,授 業 目標 である他者 (観 客)を 意識 した 映像制作 を行 うことで,映 像構成 の重要性 を意識 させ ること,メ デイアリテラシーの観点か ら「メデイアは 写真. 14. 大学 の歴 史 としての 資料 映像. 構成 されてい る」 ことへ の深 い理解 ,「 オーデ イア ン スがメデイアを解釈 し,意 味 をつ くりだす」 ことへ の 強い認識 ,ク リテイカルな視点など,概 ね理解で きて い ると感 じる。それ らに加えグループワー クで培われ る「 コ ミュニケー シ ョン能力」に関す る意見な ども確 認 で きる。 映像構成 の重要性 ,メ デイアリテラシーの観点か ら 「メデ イアは構成 されてい る」 ことへ の深 い理解 に関 す る コメン トは以下である。 ・ 「編集点が分か るようになった事で,放 送 されて い る番組 は,全 て編集 0構 成 されていて,全 てが 事実 か どうか分 か らない ことに気付 い た。」 (NF. 写真. 15. ア ンケ ー ト結果画面. さん) ・ 「一番苦労 したのは,構 成 を決める ことで した。 しか しこれが ドキュメンタリー を作 る軸になるの で,ひ たす ら話 し合 い ました。 」 (MHさ ん) ・ 「テ レビと私 たちは一方通行だか らこそ考 える と い うことは大切 で あ り,必 要 なんだ と思 い ま し た。 」 (ANさ ん) ・ 「本当につ らく大変 で した。何 を伝 えたいの か を 考えなければならない し,作 品を主観手的に とら え客観 的 に して伝 えなけれ ば な らないので 。」. (MYさ ん. ). 写真. 16. 主 人公 の 日常 を追 った画面. ・ 「最初 は編 集 で見やす くす るためにカッ トとか並 べ替えた ら良いだろ うとい うくらい に しか思 って. い,と い う部分が主題 で あ り,そ れ を一 人の学生 を主 人公 に仕立 て上 げ展 開 させ る構 成であ る8こ のチ ーム は主人公 の学生 の都合 で二 転 三 転 してお り,そ の度 に. い ませんで した。 」 (EYさ ん) ・ い い 「 自分 の言 た ことが不明確 な時,何 も構成 で 」 (NTさ ん) きないのだ と実感 しました。. 再構 成 を迫 られたが ,絵 コンテ を再 考 して修正 が 出来 て い た。 ただ し,イ ン タ ビュー は主題 か らずれ る結果 となったが ,主 人公 の 夢 に対 す る視 線 (写 真 16)は 上 手 く表現 で きた ので はない か。 ただ し,明 確 に強 い 夢 を追 い続 けて い る とい う印象 は薄 く,そ の点 で は素 材映像 の弱 さが 目立 った。. 次に「オーデイア ンスがメデイアを解釈 し,意 味 を つ くりだす」 ことへ の強い認識,ク リテイカルな視点 に関す る コメン トである。 ・ 「内輪 ネタに偏 りす ぎてい ないか ?他 の人か ら見 て ど う思 うのか ?な ど何度 も悩 んだ。」 (KMさ ん). ・ 「番組が何を一番伝えたいのかを見つけた り探 し.
(12) 106. 甲南女子大学研究紀要 第 46号. 文学 。文化編 (2010年 3月. ). 今 回 の 実践研究 で も強 く感 じたの は,他 者 を意識す. た りす るようになった。 」 (AKさ ん) ・ 「 イ ンタビュー映像が流れてい るときに,実 際 ど. るこ との重 要性 で あ る。映像制作 に よ リメデ イア リテ. れ くらい話 してい るんだろうとか思 つた りす ると. ラシーの 向上 やテ レビな どの映 像 メデ イアは情報 の取. きがある。 」 (HNさ ん. 捨選択 して い る こ とを意識 させ る こ とは十分効果的 で. ). ・ 「 もしかすると,カ ッ トした部分では,ま った く. あ るが ,主 題 に対す る問題意識が希薄であ るこ とが 気. 違 う事 を言っていたのか も知れない… とか,も っ と重要な事 を言 っていたのではないだろ うか… な. になった点で もあ る。 つ ま り, メデ ィア リテ ラシーの. どと考えるようになった。 」 (MKさ ん ・ 「編集一つで,本 来 の結果 と違 うニュア ンス を感 ). じさせ ることが出来る。 」 (ATさ ん. ). 概 念 で い う ところの「 メデ ィアは ものの 考 え方. (イ. デ. オ ロギ ー )や 価値観 を伝 えて い る」 ことや「 メデ ィア は社会的 ・政治的 な意味 を持 つ 」 こ との 認識が浸透 し て い ない ためであ る。構 成 と編集 をす る ことに よ り ,. 自分 が 導 きた い 方 向性 を見 つ け出す こ とに な るの だ. 最後に グループワー クにより培 われた「 コ ミュニケ ーシ ョン能力」に関す る コメン トである。 0「. 自分 の持 ってい る意見や考 えを伝 える ことが 凄. 」 (TAさ ん) く大事 なことだと思 い ました。 ・ 「個人の見方 よ りも他人の意見 を聞いて取 り入れ てい く方が,よ り良い ものがで きるのだと思 い ま. が ,そ れは主観であ る ことを気付 かせ るべ きで あ る。 主観のみで映像構 成 して い くとク リテ イカルな視点 に 欠ける ことになる。常 に主題 に対 して問題意識 を持 ち 続 けるべ きであ り,そ れは受容者 と して メデ イア と接 した と き,メ デ ィア を読 み 解 く力 とな り得 るの で あ る。 特 に編集時 に気 にな った点 もあ る。映像制作 の素材. した。」 (KIさ ん. ). ・ 「メンバー との意思疎通の難 しさを一番感 じた。 」. は動画 で あ り圧倒的 な情報量 を持 ってい る。 この情報. (ssさ ん ・ 「グループワークを通 じて,自 分 の考え を他人に. 量 に惑 わ され る傾 向が あ り,目 的 を見失 う こ とも確 認. 伝える事 の難 しさや,グ ループをまとめる ことの. 者 を意識す るあ ま り構 成そ の もの よ りも映像 の 見栄 え. 大変 さを学びました。 」 (NFさ ん. を気 に しす ぎる傾 向が で るのであ る。 ドキ ュメ ン タリ. ). ). され た。 つ ま り,「 制作 す る側 の視 点」 を持 つ と,他. ー は本来 リア リズム映像 で あ り,事 実 の積 み重 ねであ 9。. ま とめ と 今 後 の 課 題. る。 しか し,イ メージシ ョッ トのみの構成 な どは,イ メー ジを追 い す ぎて逆 に主題が 隠れて しまう危険性 が. 受講生 の 多 くはカメラワー クや編集の技術 の 習得 と. あ る。 もちろん,カ メラの動 き,カ メラサ イズ は重 要. い う よ りも,グ ルー プワー クの難 しさと映像 の構 成や. であ るが ,そ れぞれ に意味 を持 つ こ とを認識す る こ と. 編集 の 重要性 を理解 した よ うに感 じる。往 々に して見. が重要である。本来 は 1年 次 に行 う映像制作 で カメラ. 栄 えの良 い作 品 を完成 させ るのが 目的 にな りが ちであ. の動 きや カメラサ イ ズの基礎 は習得済 みであ るが ,カ. る映像制作実習で は,既 存番組 の 法則 に囚われず ,表. メラの動 きや カメラサ イズの重要性 を再確認 させ る指. 現 す る内容 ,取 り上 げる主題 に対す る問題意識 を忘 れ. 導 の必 要性 を感 じた。. てはな らな い。 しか し, ドキ ュ メ ンタ リー番組 をそれ. また,著 作権 に関 しては引 き続 き多 くの受講 生 に戸. ほ ど視聴 して い るわけで も無 く,デ イレクター とてそ. 惑 いが見 られた。教育 にお ける著作権 の取 り扱 い は曖. れ は 同 じであ った。 しか しデ イレクター になった受講. 昧 な部分 も多 く残 っているの も事 実 で ある。 しか し. 生 は映 像編 集 に対 して関心が高 い学 生 であ り,テ レビ. 外部 へ の 公開 を前提 に して い る場合 ,原 則 と して全 て. の企 画 ニ ュースや ドキ ユ メ ンタ リー番組 な どを視聴 し. 許可 を取 るべ き との 意識 を持 たせ た。その結果 ,授 業. て イ ンタビュー技法や編集方法 を観察 して構 成 に生 か. 内 で は著作権 に関す る基礎 的 な知識 や教育のみであ っ. した よ うで あ り,映 像制作 に対す る意識 もテ レビを視. たが ,問 題 は少 なか った と感 じた。. ,. 聴す る態 度 も変化 して い った と感 じる。 そ の 反面 ,デ. 受講生 は,映 像構 成 の重要性 ,メ デ イア リテ ラシー. ィレクター以 外 の受講 生 の 半数 は積極 的 にテ レビな ど. 概念 と して 「 メデ イアは構 成 されて い る」,「 オ ー デ イ. を視聴 して参考 にす る態度 は見受 け られ なか った。 た. ア ンスが メデ イアを解釈 し,意 味 をつ くりだす 」 こ と. だ し,受 講生 の コ メ ン トに見 られ る よ うに,ほ とん ど. へ の 理 解 度 ,そ れ らに加 え「 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン能. の 部分 で 受講 生 自身が映像制作 を通 じて問題点 を認識. 力」 の必 要性 ,「 ク リテ イカル な視 点」 を持 つ 重 要性. し理解 して い った と感 じる。. に関 して ,十 分 な理解が得 られ る結果 になった と感 じ.
(13) 川瀬. 基寛 :映 像制作 に よるメデ ィア リテ ラシー教育 の可能性. 107. (2). て い る。 最初 に述 べ た とお り,映 像 制作 は数多 くこな. 参考文献 ・ 資料. して い くこ とで クオ リテ イ も上が ってい くこと も踏 ま. カナ ダオ ン タ リオ州教 育 省編 集 (1997)メ デ イア ・ リテ ラシー ーマ ス メデ ィア を読み解 く,リ ベ ル タ出版. え,こ の よ うな実践研 究 にはメデ ィア リテ ラシー教育 へ の さらなる可能性 があ る と感 じる部分 もあ る。その. 入 鈴木みどり (2004)Study Guideメ デイアリテラシー 【 門編】 ,リ ベルタ出版. ため に も単発 な もので はな く,継 続 的 に教 育 で きる環. 山登 義 明 (2006)ド キ ユ メ ンタ リー を作 る ,京 都 大 学 学. 境 を構 築す ることは必 要 で あ る。 また,映 像制作 の プ ロ フェ ッシ ヨナルたちは現場 での 蓄積 ,つ ま り経験 知 が豊富 で あ り,教 育現場 で そ の フィー ドバ ックの場 が ない こ とは残念 な こ とで あ る。 プ ロ フェ ッシ ョナ ル と の共 同制作 の場 を設 ける ことは,表 現者 と しての発 信 能力 向上 のため に も学生 には有意義 な こ とで もあ る。 今後 は様 々 なワー クシ ョップや プ ロ ジェク トな どを 充実 させ ,将 来的 には既存 のテ レビ局や ケ ー ブルテ レ ビ局 な どと協力 して放送 レベ ルで 映像制作 が行 える こ とを期待 し,今 後 の課題 と した い 。. 術 出版 デ ジ タル放送調査「新放送サ ー ビス とテ レビ」(2009),NHK 放送文化研 2009メ デ イア定点調査 (2009),博 報堂 トナ ーズ 。メデ ィア環境研 究所. DYメ. デ ィアパ ー. 川 瀬基 寛 (2008)文 系 女 子 大 学 で の 映像 制作 実 習 とメデ イア リテ ラシ ー教 育 の 実践 ,第 15回 日本教 育 メデ ィア 学会発表論文集 ,pp。 18-19 川瀬基寛 (2009)映 像 制作 実 に よる メデ イア リテ ラ シ ー 教 育 の可 能性 ∼ ドキ ュ メ ンタ リー 制作 を題 材 に した実 践 ,甲 南 女子 大学研 究紀要. 文学 ・文化編. 第 45号. ,. pp.65-80 川瀬基 寛 (2009)文 科 系 学 生 に対 す るモ ー シ ョング ラ フ イックス 制作 と映像 リテ ラシ ー教 育 の 実践 ,第 16回 日 本教育 メデ ィア学会発 表論文集 ,pp。 103-104.
(14) 108. 文学 ・文化編 (2010年 3月. 甲南女子大学研究紀要 第 46号. 1「 夢 追 人」 チーム 0絵 コ ンテ. 誉 :几 口l tt 1::li‖ :lヮ ■ マラ ttt k T― _イ オオ. tル. 友│ぃミ ヽ 「 甲│マ 尋たサヽ. ` `し (ン. │. │. は キ│つ こ 3. 持 に摯. I尊算 ilt=弊. 士 士I. ――― l ― ― ― ――. ―. 聾織転. =塑 ` i1_二 =L≡ 村≫ノ│. I. E. :. │. 10す め │. と. ` ` フや 亭κ■!し い ヽ. ︱六. tA 3つ. 一短. 資料. ).
(15) 川瀬 基寛 :映 像制作 によるメデ ィアリテラシー教育 の可能性 資料 2「 夢追人」チ ーム ・絵 コンテ. 後 Dシ 〒桂 ば メ. L. ツト ●1)(鳴 ない. 一 │―. ―. -1. IIIIIIIII三 」 :二. 憫 し 十ント /夭 ―. (2). 109.
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