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Academic year: 2021

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第3学年 保健体育科(保健分野)学習指導案

指導者 T1 ○○ ○○ T2 ○○ ○○ T3 ○○ ○○ 1 単元名 「喫煙、飲酒、薬物乱用と健康」 2 指導観 ○ 本単元に関しては、小学校第6学年において、「病気の起こり方」エ「喫煙、飲酒、薬物乱用と 健康」の学習で、喫煙、飲酒、薬物乱用といった行為は健康を損なう原因となることを学習して きている。本単元では、この上に立って、喫煙、飲酒、薬物乱用による心身への様々な影響、健 康を損なう原因、個人の心理状態や人間関係、社会環境等の要因に対する適切な対処について理 解し、判断できるようにする。このことは、高等学校において、喫煙や飲酒は生活習慣病の要因 となり健康に影響があること、麻薬や覚せい剤や大麻といった薬物の乱用は、心身の健康や社会 の安全に対して様々な影響があるので決して行ってはならないこと、それらを防止するために、 個人への働きかけ及び社会への対策が必要であることを理解する学習へと発展していく。 ○ 本学級の子どもたちは、これまでに喫煙、飲酒、薬物乱用を すると、健康を損なう原因となることを理解している。また、 48%の子どもが、未成年の喫煙はいけないことだと理解して いる。そこで、自分の将来のことを真剣に考え始め、また喫煙 や飲酒に好奇心をもつこの期に本単元を取り上げる。そして、 友人や先輩等から誘われた時に意志決定をし、よりよい行動選 択ができるようにする。このことは望ましい行動選択ができる子どもを育てる上からも意義深い。 ○ 本単元の指導にあたっては、喫煙、飲酒、薬物乱用といった行為は、心身に様々な影響を与え 健康を損なう原因となること、また、これらの行為には、個人の心理状態や人間関係、社会環境 が影響することから、それぞれの要因に適切に対処する必要があることを理解できるようにする。 そのために、第 1 時から第 3 時は喫煙、飲酒、薬物乱用が体に与える影響、未成年の喫煙や飲酒 が禁止されている理由について保健体育科教員の授業によって考えられるようにする。また、生 徒と保護者が共に学ぶ講演会により、規範意識の醸成や第4時からの意欲づけを行う。 特に、第4時では、喫煙に誘われたときの断りの理由について論理的理由から考えることがで きるようにする。まず、前時までの学習を想起させ、本時で生かす知識を確認させる。次に、事 前アンケートの質問項目の一つである「たばこを勧められたときどうするか。」について、結果を グラフで提示し自分たちの課題を見つけ、本時のめあて「たばこを勧められたときの断りの理由 について考えよう。」につなぐ。そして、体験的な活動であるブレインストーミングにより、断り の理由の材料となる多くの意見を出させる。それから、班や全体で自分たちが出した多くの意見 を整理し、カテゴリー化させる。最後に、それらをもとに、自分にとっての断りの理由について 決定させる。 さらに、第5・6時では、喫煙、飲酒、薬物乱用をしないために断りの理由を作り上げること ができるようにする。まず、前時までの学習を想起させ、本時の内容に発展することを確認し、 めあてにつなげる。次に、前時で考えた断りの理由を参考にして、シナリオを提示し誘われた側 のセリフを書かせて考えさせる。そして、ロールプレイのその目的や進め方、フィードバックの 仕方やルールを説明して理解させる。フィードバックでは、子どもの安心感や自己肯定感を高め 48% 26% 26% 未成年の喫煙をどう思いますか いけない あまりいけないとは 思わない どちらともいえない

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- 2 - るために「明確化」「受容」「コンプリメント」といったカウンセリングの技法を使い、発言につ いて意図的な問い返しを行う。その後、教師によるモデリングを観察し、1回目のロールプレイ を班で行わせる。1回目のロールプレイで上手くいかないことを経験させた後、代表者のロール プレイを観察のポイントを提示し、改善点を見つけさせる。その改善点を意識して、T2、T3 の教師が進行役となり、A、Bグループに分かれてロールプレイ、フィードバックを行わせる。 最後に、全体交流でA、Bグループそれぞれのロールプレイで、上手に断ることができた人の演 技を見て、フィードバックし、論理的理由と情意的理由(自分の気持ちや思いといった心情とそ れを伝えるための身ぶり手ぶりといった技能)の両方からなる意志決定を行わせる。 3 単元指導計画 第1時 喫煙と健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 第2時 飲酒と健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 第3時 薬物乱用と健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 課外 「生徒と保護者がともに学ぶ講演会」(薬物乱用防止教室) 講師:○○○○センター ○○ ○○○ 第4時 喫煙に誘われたときのための断りの理由を考える・・・・・・・・(1)実証① 第5・6時 喫煙、飲酒、薬物乱用をしないために断りの理由を作り上げる・・(2)実証② 4 評価規準 5 第4時 (1)主眼 ○ たばこに誘われたときの断りの理由について考え、論理的理由から断りの理由を判断し、 実践する見通しをもつことができるようにする。 ○ 班でのブレインストーミングを通して、話し合い活動に主体的に参加することができるよ うにする。 (2)展開 学習活動 指導上の留意点 評価の観点 配時 導 入 1 前時までの学習を振り返り、 「薬物に関する調査」結果から、 めあてについて話し合う。 (1) 「喫煙と健康」の学習を想起 する。 ○ 既習の知識を活用できるように するために、医学的基礎知識とし て、喫煙の体への害や心理面・社会 面への影響等を想起させ、表やグラ フでしっかりと確認させる。 5

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- 3 - 展 開 (2) 「たばこを勧められた時にど うするか」のグラフを見て、「わ からない」と答えた人が多いこ とに着目し、なぜなのかを考え 発表する。 2 「未成年はなぜたばこを禁じ られているのか?」について、 既習内容を振り返り、班で話し 合って短冊に書く。 (1) 既習内容を振り返り、理由を 多く出す。 (2) 班で話し合って、短冊に整理 する。 3 たばこを勧められた時の「断 りの理由」をカテゴリー化する。 ○ めあてを決められるようにする ために、6 月の実態調査の結果よ り、「たばこを勧められたときにど うするか」の結果グラフを提示し、 「わからない」と答えた人が多いこ とに着目させ、わかっているのに 「わからない」と答える矛盾点をと らえさせる。 0 20 40 60 80 100 福岡 県 B校 2.1 4.3 54.3 52.2 11.7 28.2 34.8 3 8.7 ①試してみる ②断る ③やめるように言う ④わからない ⑤その他 ○ 理由を多く出させるために、ブレ インストーミングのルールを説明 する。 ○ 班で話し合って短冊に整理でき るようにするために、班員全員の意 見を交流させながら、「体のこと」 「成長のこと」「生活面」等に分け るようアドバイスをしていく。 ○ 断りの理由をカテゴリー化でき るようにするために、互いの理由の 共通点を説明させていく。 【 関 心 ・ 意 欲・態度】 喫煙を勧め られたときの 断りの理由を 仲間と話し合 う時、進んで 意見を発表し たり、意見を 聞いたり、教 科書や資料を 活用したりし ようとしてい る。 5 10 5 たばこに誘われたときの断りの理由を考えよう。 予想される生徒の反応 ・断り方がわからないのかな。 ・断る自信がないのかな。 ・イライラしたときは投げやり になって断らないかもしれ ないと思ったのかも。 ・考えてなかったのかも。 ・興味があるのかな。 ・先輩に勧められたら断れない かもしれないな。 予想される生徒の反応 ・将来がんになるから。 ・息が苦しくなるから。 ・運動ができなくなるから ・親に怒られるから。 ・脳の発達が遅れるから。 ・依存症になるから。 ・肺がんになるから。 ・勉強しなくなるから。 ブレインストーミングのルール ・人の意見や考えに対し批判やコメントをしない。 ・できるだけ多くの意見を出す。 ・人の意見や考えを利用して新たな意見を出す。 ・時間は短時間で行う。

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- 4 - 4 全体で断りの理由を共有し、 思考を深め、自らの断りの理由 について決定する。 (1) 代表の班は、カテゴリー化し た結果について黒板の前で発 表し、他の班も付け加えて発表 する。 (2) 多くの意見を知り、自分の断 りの理由を見つける。 ○ 全体で共有するために、代表の班 に発表させ、他の班からの意見を付 加させながら、多くの意見に目を向 けさせる。 ○ 論理的理由からの断りの理由を 明確にするために、多くの意見の中 から選んだ理由をワークシートに 記入させる。 【思考・判断】 喫 煙問題に ついて、教師 の 支 援 や 資 料、仲間の発 言をもとに、 論理的理由を 示して断りの 理由を書くこ とができる。 10 5 6 第5・6時 (1)主眼 ○ 断りの理由の改善すべき点を考え、論理的理由だけでなく、情意的理由から断りの理由を 加えた判断ができるようにする。 ○ ロールプレイを通して、体験活動に積極的に参加することができる。 (2)展開 学習活動 指導上の留意点 評価の観点 配時 導 入 展 開 1 前時までの学習を振り返り、 本時のめあてについて話し合 う。 (1) 前時の学習をスライドから 想起し、前時で記入したワー クシートを見て、断りの理由 を確認する。 (2) 本時の学習の見通しをも つ。 2 シナリオを作成する。 3 ロールプレイの目的や進め 方を理解し、ロールプレイのモ デリングを見て、仕方がわかる ようにする。 ○ 本時のめあてにつなぐために、 前時の学習内容をスライドで振り 返らせ、断りの理由で重要なポイ ントを確認させる。 ○ 本時の学習の流れを知るために 掲示物を使って説明を行い、見通 しをもたせる。 ○ 断りの理由を具体的なセリフに するために場面設定後、吹き出し にセリフを書かせる。 7 2 11 自分が考えた断りの理由を作り上げよう。

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- 5 - (1) ロールプレイの目的と進 め方を知る。 (2) フィードバックの目的やル ールを知る。 (3) モデリングを見て、実際の ロールプレイの仕方を知る。 4 班に分かれて自分が考えた 断りの理由をロールプレイで 試してみる。 (1) 班の中で役割を交代しなが らロールプレイを行う。 (2) 班の中でフィードバックを 行う。 5 代表者によるロールプレイ を観察し、その後フィードバッ クを行い、改善点を見つける。 (1) 代表者のロールプレイを観 察し、全体でフィードバック する。 ○ ロールプレイの目的を理解させ るために、掲示物を使って説明し 確認させる。 ○ フィードバックの目的とルール を理解させるために、掲示物によ る説明を行い、確認させる。 ○ ロールプレイの仕方を理解させ 抵抗感なく活動させたり緊張感を ほぐしたりするために、T2、T 3によるモデリングを行い確認さ せる。 ○ 自分のシナリオを使って、ロー ルプレイを体験させるため、役割 分担の指示をするとともに、フィ ードバックで気付いたことをすぐ に話すことができるように、メモ をとらせる。 ○ 班の中でフィードバックを行う ことができるようにするために、 観察をする時のポイント3 つ(知 識・心・動作)を知らせ、確認さ せる。 ○ 改善点を見つけやすくするため にロールプレイの代表者を選び、 教師が勧め役をし、フィードバッ クの際、代表者が演技で気を付け た点を発表させ、観察者には代表 者の良い点を発表させる。 【 関 心 ・ 意 欲・態度】 喫 煙 ・ 飲 酒・薬物問題 について、教 師の説明・助 言や仲間の意 見 等 を も と に、自分の考 えを積極的に 発 表 し て い る。 5 5 5 7 8 10 予想される生徒の反応 ・ たばこの害だけ言っても断る のは難しかったな。(論理的理由 だけでは断れない) ・ 断りにくいな。 ・ 誘った人との関係が悪くなっ たらいやだな。 ・ 相手に納得してもらうために は言い方をかえたらいいかな。

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- 6 - (2) 「断りの理由」のセリフ以 外に工夫するところをワーク シートに書く。 6 改善点を意識して、再びロー ルプレイを行う。 (1) A、Bグループに分かれて、 ロールプレイ、フィードバッ クを行う。 (2) 各グループの中で、上手に 断っていた人のロールプレイ を全体で観察し、フィードバ ックを行う。 7 学習のまとめを行う。 (1) 論理的理由と情意的理由か ら断りの理由を作り上げる。 (2) 感想と自己評価を記入し、 本時の学習を振り返る。 ○ 改善点を明確にするために、ワ ークシートに書いた「断りの理由」 を赤ペンで修正させる。 ○ フィードバックができるように するために、観察のポイント3つ (心、知識、動作)を確認させた 後、グループでT2、T3が進行役、 代 表 生 徒 に ロ ー ル プ レ イ を さ せ る。 ○ 生 徒 の 発 言 の 意 味 を 明 ら か に し、自己肯定感を高めるために、 意図的な問い返しを行う。(「明確 化」「受容」「コンプリメント」) ○ 論理的理由と情意的理由から断 りの理由を作り上げることができ るようにするために、自分に合っ た方法を見つけさせる。 ○ めあてが達成できたかを評価で きるようにするために、ワークシ ー ト に 断 り の 理 由 を 作 り 上 げ さ せ、感想と自己評価を書き、達成 できたか振り返らせる。 【思考・判断】 論 理 的 理 由 と情意的理由 をもとに断り の理由を改善 して書ける。 【思考・判断】 論 理 的 理 由 と情意的理由 を生活に結び つけて考え、 判断し書くこ とができる。 5 15 5 5 10 予想される生徒の反応 ・理由を言う時に真剣に言うよう にした。 ・自分の気持ちを伝えたら通じた。 ・相手が言うことを一旦受け入れ てから、自分の考えを言った。

参照

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