• 検索結果がありません。

昆虫類の寄生菌に関する研究 第1報 斃死昆虫の病徴及寄生菌の形態特に稲の螟虫類及くろかめ虫よりの分離菌の螟虫及くろかめ虫に対する病原性に就いて

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "昆虫類の寄生菌に関する研究 第1報 斃死昆虫の病徴及寄生菌の形態特に稲の螟虫類及くろかめ虫よりの分離菌の螟虫及くろかめ虫に対する病原性に就いて"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

昆虫類の寄生菌に関する研究  第1報

艶死昆虫の病徴及寄生菌の形態特に稲の

娯虫類及くろかめ虫よりの分離菌の瞑虫

及くろかめ虫に対ずる病原性に就いて

森 本 徳 右 衛 門   (農学部 樋物病理学教室)  緒   言 I 各種昆虫に見出された糸状菌 U 病徴及菌の形状 Ⅲ 稽の筑虫類及くろかめ虫よりの分離菌の寄主昆。虫に対する病原性   総括並に結論   参考文献   摘要(英文)       緒   言  南征稲作地幣に於ける二化及三化駆虫並にくろかめ虫による稲0被害は極めて甚大であるが、特に 高知県に訃いては年々其0被害は激甚で、之等害虫0駆除に就いてほ全県下的に苦心している状態で ある。。こxに訃いて余は昆虫類の寄生伯を利用して農作物の害虫を駆除する事0可能性に就いて、19 50年4月より調査試験を実施した0で、そ0結果を報告する。宵本研究0一部は1950年U月日本植物 病理学会関西部会において庇に鰻告した。本論に入るに先立ち草稿の校閲を賜った蚕糸試験場技官青 木府博士に深謝0意を表す。        I 各種昆虫に見出された糸状菌  14種0昆虫及クモ1種計15種の病麹 株、zびet giiliis属伯4株、R£saバ?£m属菌6株計23株を分離し六=(第1表j)。       第1表 各種昆虫に見出された糸状菌の調査結果 (1)

(2)

70 高知大学研究報告  自然科学   第2号   第2

Oリりす (ぉ)│   |   1 1 1   !    |

こばねいなご   (成虫) 1 はたけくも 1 かまきり     (成虫) j● へりかめむし   (成虫) 「 1 きすじうしばい  (成虫) 1 もんしろてふ   (成虫) 1 いへばい     (成虫) 1       U 病徴及菌の形状  いちもじせXり(幼虫j)0病徴は女色粉状0咆子によって休全面が蔽はれる。休上の咆子は顎微鏡 下にみれぼ無色又は淡緑色、円筒形、単咆、大きさは5.2∼7.8×3印で内部に1∼20穎粒を有す。  はさみむし(成虫)は休全面が次色粉状0胞子に蔽はれ、る。咆子は無色、翠咆、円筒形で大きさは 3.9∼5.2〉<2.()μである。  こほろぎ(成虫)0病徴は趨部を除いて全面が女緑色粉状を呈する。咆子は円筒形で騎色から暗 色、草咆で大きさは5.2∼6.5〉く2、6∼3.9μである。  くろかめ虫0病徴は被害0初期には頭楯、鎖、頬、口吻、脚関節、気門及脚基部に白色綿状0菌糸 を生じ、発病後自を経るにっれて白色綿状部が友絵粉状となる。胞子は淡緑色又は無色、草胞、平 滑、恰円形、大きさは5、2∼7、8×2.5∼3.9μである。  以上0菌はいづれも分生胞子は担子極上に外生し、連鎖状をなし、菌糸は綿状塊となる性質がある。 故に上述菌はいづれものびのα属である。  つまぐろよこばい(成虫j)の病後は埋部以外は白色粉状休で蔽は、れレこ0白色粉状休は本菌0分生 胞子で翠胞、無色、球形、大きさは2・卯である○        ’  三化駆虫(幼虫j)の病徴は発屍全面が白色叉は多少黄味を有する粉状を呈し、普通虫休o2∼3倍o 大きさを示す。分生胞子は球形、草胞、無色、大きさは2.6μである。  以上o菌はいづれも担子梗は処々に隔膜を具へ、2∼数ヶo分枝を生じ、各分枝は略桂円形である。 是等は更に同様なる分岐を繰返し、各分岐o先端。に分生胞早を単生する。担子梗は多数相寄りて担子 梗束を形成する。故犯上述菌はノkzふz属菌である(第1図)。  やぶきり(成虫j)には病徴を異にする2種の艶死虫を認めた。其0一つ(a)は被害虫休全面が緑色 粉状物に蔽はれ、着生伯の咆子は無色又は淡緑色、草咆、卵円形、大きさ3.9∼5.2〉く2.6μである(第 2図Aj)。他の一つ(bj〉0病徴は腹部が白色粉状を呈し、胞子は翠咆、無色、球形又は卵円形で、大 、きさは3.9∼5.2〉く2.6∼3.卯である(第2図F)。  こぼれいなご(成虫)0病徴は艶死虫休の全面が錆色粉状を呈する。分生胞子は無色、単咆、円筒 形で一方に轡曲するものがあり、大きさは3.9∼5.2×2.6μである。  卜  はたけぐもの病徴は休の全面が紅白色の薗糸で蔽はれ名。咆子は卵形、草咆、淡緑色又は無色で大        (2)

(3)

昆当顎の寄生菌に関する研究 第工報 箆死昆ぬの病懸及寄生菌の形態特に稲の螺愚類及 くろかめaよりの分離菌の瞑当及くろかめぬに対する病原性について    (森本)       ・(      第 1 図 Λ つまぐろよこぼいの寄生菌,(×700) (Isatia Sp・) B 三化めい虫の寄生菌(〉く700)(乃α庇sp・)    a分生胞子 b.担子諏        A O O 0 ○ a B   aj Ooo O0 o  oo

お幻け☆

71 きさは3.9∼『i.2〉《26μである。  かまきり(成虫j)0病徴ぼ、艶死虫休0頭部、肢、腹部0関節部が白色0ペンキ状物質で蔽はれ るo分生胞子は球形又は卵円形、単胞で大きさは2.6∼4りである。  きりぎりす(成虫)の病徴は、最初白色であるが、後は黄色粉状を呈する。胞子は箪咆、無色、球 形又は卵円形で大きさは、2.6∼5.2×2、6μである。  くろかめ虫(成虫j)の病徴は被害初期においては、脚基部其0他忙白色綿状の菌糸を生じ日を経過 するにつれて紅白色綿状となる。胞子は無色、卵円形、軍胞、平滑で大きさは3.9〉く2.6μである。  以上0菌はいづれも担子梗0処々に隔膜を具へ、此隔膜部附近に於て卵形0分枝を多数輪生する。 是等は更に殆ど円形の分枝を生じ其0先端に分生胞子を連鎖状に生する。故に上述菌はSpicm必属 である。       ●。        第 2 図  Åやぶきりの寄生菌(句畑山sp・)  B きりぎりすの寄生菌づSpic aria Sp・)  Cこばねいなごの寄生菌 (句臨庇sP・)  Dかまきりの寄生菌(句心山sp・)  Eはたけぐもo寄生菌(夕畑ぶsp・)  、Fやぶきりo寄生菌(夕山庇sp・)       (3)

(4)

72 高知大学研究報告  自然科学 Gくろかめむしの寄生菌(夕友z遥口P・) a分生咆子(〉く70り)      Å

・吻

ふム﹀∼州

C b担子梗(×70りj)   8

ケレ

第2 2分珊

ノノ

 へりかめむしの病徴は頭腹部が、黄色粉状を呈する。分生胞子は淡栂色、草咆、球形で大きさは 8・9∼6みである。  三化めい虫0病徴は艶死虫休の仝表面が黄褐色粉状を呈する6分生咆子は淡褐色、翠咆、球形、犬 きさは3.9∼6.5μである。  以上の菌はいづれも普通菌糸より分岐した担子梗を有し、幅ぼ7.恥で、基部は無色であるが頂部は 膨大して褐色を呈す。其の膨大部(梗頂)に小柄を生じ、分生胞子を連鎖状に着生する、小柄は徳禾U 状゛、草咆で大きさは10.4×3・卯である。故に上述菌4 AspeリノZ7・s属である。又いちもじせXり 及こほろぎからは各2種0菌が分離された。即ち其0一つ迄jびogiLLiis !!、■であり、他は∂心戸々4 属であった(第3図)。  きすじうしぼい(成虫2)の病徴は休の全面に蜘蛛俎状の白色杢中菌糸を生じる。菌糸は無色で幅 2.5∼3.9μ、隔膜を有せす、普通薗糸は分岐して担子梗を生じる。担子梗は襖形で無色、隔膜を有せす、 長さは7、8∼18、かで、其の先端に分生咆子を草生する。咆子は卵円形又は円筒形で草胞、無色、大き さは5.2∼1り。4〉《2.6∼3.りμである。  もんしろてふ(成虫)の病徴は体表に荻白色0空中菌糸を生じる。咆子は無色、新。月形で2∼50横 隔膜を有し、大きさはS6.0∼41.3×5・如である。     、・  いへばい(成虫2)0病徴は箆死虫0休表に次白色の粗い空中菌糸を生じる。咆子は新月形で無色、 j.∼5細咆、大きさは13、0∼52.0〉く2.6∼5.2μである。  三化駆虫の病徴は、艶死虫体の全面が紅白色(Zニ)菌糸に蔽はれ、軟腐していた。紅白色部には分生咆       C 4 )

(5)

昆当類の寄生菌に閔すろ研究 第1咽 毀吃昆当の病徴及寄生菌の形態特に稲の虹諮犀i及 くろかめ愚よりの分離菌の瞑ぬ及くろかめ当に対すろ病原性について     (森本)       第 3  図 A へりかめむしo寄生菌 (永々リ’zかIS sP・) Bいちもじせ1,りの寄生菌 □1リりgUlus sp.) Cこほろぎ0寄生菌 {Aspeリ゛がliis sP・) D三化螺虫の寄生菌 (辺からがらsP丿 a分生咆子(〉く7J:り     A

Åノ

゜壮

○○○

○○○

b菌糸(×7叩) c担子梗及小柄(×700)

○OOI

︵バじ

○○○

⑤耶

73 (ご)‰ノしノ○ o⑤  ]レ 子が多量に形成され。咆子は箪咆、時に2細胞で無色、新月形で、箪胞の胞子内には多くの穎粒を蔵 し、大きさは2リ∼:43.8×2.6∼3.9μである。  以上0性質より上述菌はりづれも石zg元四z属である。叉かまきり及やぶきりには各々2種0菌 が同時に見出された。即ち其の一つ憾 Fusayiwn 風で他は分かα、忌属である。        第一4 図 A いへばい0寄生菌 (乃ぶitimn sp・) Bやぶきりの寄生菌 (Fusatium sp.) Cきすじうしばいの寄生菌{Fits atみμ/zsp.) Dもんしろてふの寄生菌 {^Pusariiμn sp・) Eかまきりの寄生菌(fiisariuタノz sP・) F三化めい虫0寄生菌 (乃ぶ2riiμ/z sp.)   a分生胞子(×700) b菌糸(×700) (5)

(6)

 ︱

トロレレ☆⑤巡

 OM川り応川い∼

74      0

高知大学研究報告

 し∼嬉吠

戸嘸附附け

○言 F   Ii N賢目口丿 自然科学   第2号   第2分朋

才子

A罰ぶ l∼H∼:::i.    a︲り ︿円川¨’aM︰ ’川25 f.    AM⋮︰︰‘aM川り    Ⅲ 粗の瞑虫類、稲のくろかめ虫よりの分離菌の寄主昆虫に對する病原性        1材料及官設方法  三化螺虫0幼虫より分離した乃zg、加zz sp.、j印ひ、ぐ■tillIS sp・、乃atia sp.及稲0くろかめ虫 より分離したの印og sp・、夕臨フパごzsp. を家蚕珀煎汁寒天培養基上に20∼25日間培養して出来た 胞子を用いて咆子0懸燭液を作り、野外よ、り採集した、健康と思はれる二化並に三化螺虫の幼虫及く ろかめむし0成虫に咆子懸溺液を1白金耳量づつ塗布した。接種昆虫はペトリ皿0底部に殺菌水を充 分に吸収させた吸取紙を敷いたもOO上に飼育して発病状態を観察した。本実験は室温、弱光線0も とで実施した。       ゛        2実験結一巣’   第2表 稽o蚊虫より分離したJかfびillus sp. /ラzりriiim sp.及八z砲z sp. o駆虫類に対す    る接種試験結果

匹懸想

∧匹

A^pcrgぶ回SP・ Fowtrium feV)・ 石の・沁sP・ 対 照

備  考 10 10 1り 接種 第2日 り U り U 同   3日 U り 0 U 同   4日・ 0  ‘ 5 (赤紅色) U 同   5日−      4(黒斑を生ず)     2ぐ褐色款畷) .ヽ旧芭菌糸を生ずj 5(赤紅色) 0 同   6日      1り (白色菌糸を生ず) り 同   7日      4 酒色粉状菌糸゛  蔽はれる (紅白色i1糸を生x ずる     ノ     】り 白色菌糸に蔽は, る      ’ り 各菌とも胞子形成  備考 胞子懸濁液の濃度は鱗微鏡70り倍のl脱野中の胞子の数を以つて示す。(以下同様2)濃度

丿砂・7j°UUis sp. 2o∼50、乃zg、加zz sp lo∼2o、ゐα、呵 Sp. 5り∼60 温度(室温午前1Q時): 190∼22°C       ゛

 即ちIs aria sp. は10j%、丿かε、fμかJ sp. は4t咳、Fii.sa、iwn sp. は20μ0病原性を示し、

(7)

昆当類の寄生菌に関する研究 第1報 毀正昆愚の病徽及寄生菌の形態特に稲の媒愚類及    75 くろかめぬよりの分離菌の螺当及ぐろかめぬに対する病原性について `    (森本)       一一 力α4z 8P. の病原性が最も強かった。本実験は1950年9月29日より。10月11'日迄の開に同一実験を3 回繰返したが常に同一傾向0結果を示した。  挿図I Iめい虫より分離した血庇sp.をめい虫に接極して箆れた死体      1分離菌      皿健康なめい虫 第3表稲のくろかめ虫より分離したのび切・a sp.及ぷ畑庇sp.のくろかめ虫に対する  接種試験結果 A∂αびのa Sp, CD接種試験結果

≫⊇

培養基上の分生胞子 変死虫休上の分生胞子 .対     照 備   考 10 1り 1り 接種 第2日 り り U 同  第3日    4 (白色菌糸) り り 同  第4日 同 ,り り 同  第5日 4(茨緑色) 4(白色菌糸)     2 (白色菌糸)    1 (白色菌糸) 同  第6日 8(荻緑色) 2(白色菌糸) 2(荻緑色)恢白色菌糸)   1 (荻緑色) 同  第7日 7(荻緑色) 3(白色菌糸) 同 同 第8日   佃 (荻斡邑)   1り (荻緑色)   1 (友緑色) 荻緑色粉状部には胞子を形成する 備考 菌液濃度    虫休上より0分生咆子(Z)場合:5∼16  培養基上よりの分生胞子の場合:8∼15   B夕心tia sp. o接種試験結果 ( 7 )

(8)

76 高知大学研究報告  自然叫学   第2号   第2分冊        ∩ こ     (白角,萄糸) Sp・ ;に ・の `る 同     U     2   (白色菌糸) 一一一一-    同 ' ̄匹¬   (紅白角.蘭糸1 同 笏5F -一一一 同.第6日 同  第7日 一 同  第8日 同  第9日 り − U − U − り ー り  備考 菌液濃度     虫休上よりの分生咆子の場合:5、’∼100  培養基上より0分生咆子の場合:8り∼L20     温度(室温午前10時j):210∼2o°c・

 即ちOosporど% sp.は100%、Spic aria sp. は20%0病原性を示した。こいこ於いて興味のあ后事

は∂叫句心印。は対J枢区及夕臨7這z sp. の接征区にも発病した事である。本実験は・95J年8月29 日よい0月1日迄の間に同一実験を3回実施したが同一傾向C結果を得た。  挿図2 Oospoca sp. をくろかめ 虫の成虫に接種した結果  1接種後8日目の箆死状態  I接種淡G日日の箆死状態 1111!1i︱FII−  ・ j ● yL 且こ

こヅー−. | '"

d!

,です\ぐ

二│

二元∠△尹

I上│

− ∼ f ° 〃 ' N 〃 φ − − 〃 弓 ・ W ・ ・ ト i ____。。J」 関西部会においてはNotnjitaea類以菌として発表);つまぐろよとばい及三化駆虫よりは几z庇 sp. ; やぶきり、きりぎj)す、くろかめむし、はたけぐも、かまきりよりは 夕石ぶsp・ ; いち もじせxり、へりかめむし、こほろぎ及三化蚊虫よりAspet',戸島ts sp・; きすじうしばい、もんし ろてふ、いへばい、やぶきり、かまきり及三化駆虫より乃む・ 「zz、zz印。を夫々分離した。  稲0駆虫より分離した丿か・erg-illu、y呼。Fiis.itiurn sp。、。か 「、z印。を夫々駆虫類の幼虫に接種 した結果、Isatia SB.が最も病原性が強かった。  稲0くろかめ虫0成虫より分離したり叫加。z sp.、夕石ふSp.をくろかめ虫に接種した結果 のかのa sp.が最も病原性が強く、!りoμの発病を示した。但しこc際対照区及夕泌zぶsp.の接 種区にも函び凹が1oμ発病した。この事は供試虫が探集される前に峨に野外において、木菌の寄 生を受けていたことを示すもoで、本菌o野外に於ける蔓延を示す。、  以上o調を並に実験o結果から野外害虫を寄生菌の応用によ’つて駆除することの可能性が考えられ       C8)

(9)

るo 昆部 くろかめ愚よりの分離薗の螺ぬ及くろかめぬに対する病原性について     (森本)       參  考  文  献 1、青木 湾:饗虻Iの越參と病原糸状菌との関係二狸以上の菌を窒蜘に接極せる場合の観察蚕糸試験場彙報       第16号昭和18年 2 3 4 6 G 77 :哩姐に於けろ硬化病薗の極順並に其の発生割合特に赤彊病菌に就いて蚕糸試験場報告第10巻  第6号昭和16年 :登帆並に家蚕に病原性を有する新糸状菌につい・て1紫赤彊病菌辱如柚目■ubido-purpu・・れ凡OKDp・  nov・蚕糸試験場報告第10巻第6号昭和16年 :硬化病とその防除、蚕糸学術講習要員(昭和25年甲府市に於いて) :桑の害虫スキムシ(野媒蛾幼虫)の硬化病特に黄彊病について蚕糸試験場彙報第53号昭和14年 :萱如並に家蚕に病原性を有する新糸状菌に就yヽてl較麺病菌ぷ・c・吻田・向州iりaponica八〇Kl sp.  nov・蚕糸試験場報告第11巻第1号昭和17年 SUMMARY

studies on 仏e pathogenic Pungi of Insects  I

On恪e Symptoms of the Diseased Insects, the

Morphological Characters and the Pathogenicity

of the Causal Purigi

       by Tokuemon MOHrMOTO

(PImiIow・は,olonfcol Jxibojヽatoり,jぴ,・出血四几,c咄?/,Kocfti XJnivCiヽ■nUy)

7. CLEMENTS F.:mdC・.L. SHEAR: The C-rcnor:1of Fungi, pp. 202, 222, 22S・ぶ86, 402, 407. 1931.

8, SRCCflRDO, Jt'.A. : Syllogc J^'ungormii , Vdl. 4. i-k'. 11, 64, 60, 71, 16R, .'i84,704, 1SS6; vol. 10, PP・

  512,51-1, 687, 72], 728, 1892: vol. 11, pp. 5SS, 591, 503, 6il, 649, 1895: Vol. 16, l-P. 1038, 1039, 1902;

  vol. 18, PI*. 203. 533, 534. 3904; vol. 22, i-i". 1302, 19] 2; vol. 25, P. 710, 1928.

9. SOPP. O. T. O.:U ntcrsiichungcn liber Inscctenv・・tilgoiide Jfilzc. 19]].

       (昭和26年9月30日受理)

 The writer, iji lliis paper, describes the Symptoms of tllG’muKcardine-diseascd insecls which ゛,'ererou!aaat Koclii Frcf. during the period between April and November, 1950. 0d the pathogenicHy of (he causal fungi which were devidecもccorcling to their charac‘ (ers, into Ihree genei耳丿びりぶillus, l^nsatiiμ7zand Isaria, 1o llie Meichu-larvae and the

causal fungi which were divided. according to Iheir charactersタ垣lo (wo genera, Ooびロり and夕かα゛必7lo the adult-siage of Kurokamemuslii.

 Geaera of tlungiwhich were isolated from llie diseased insects were “S follows: ∂゛びora       (9)

(10)

78 高知大学研究報告  自然科学 第2号   第2分冊

from adull-slage of Kurokai!lem°slii, Hasamimushi, Korogi and Icliimoziseseふlarvae; ムa?iα from Tumaguroyokobai-adult and Sankameiむhu-Jarvae; Spが゛必from Yabukiri, Kirigirisu, Kurokamemuslii, Halakeku°o “nd Kamakiri; Aびみぶμ/心from Iliinoziseseri, Kurocar!lemushi, Ko゛ogi> Sankameichu and FiLsart°″″2from Kisuzjuoliibaij Monsliirocliyo, lebai, Sankameicliu, Yabnkiri anci Kamakiri.

 The patliogenicity of i hose fungi to the Meicliu-larvae varie?S with the genus. The paUiogeiiicity of the genus Is御臨sec I!led to be very activら killino" almost all insects h10むulaleil with (lilulecl solution of the couJcTia siiSpGiisJon, wliilc thiit of the genera 刀びどz油μ7z and /7りのfz゛がzパwere woiiker than (he gG川にfsari'i, killing only a few of Ilie insects jiiociilalet'lwill丿he siuiK' conidca suspension・

 The palliogeiiicily of those fimgj 10 the adult-stage of K”「okamemnsh) Varies also with the genus. The pafhogeaicity of ∂とフがのa seemed to be very active, killing almost all insects inoculaterl with diliilerl solution of the conidia suspension, while i hat of the genuS 夕かαtia ^^'as Aveaker thaiいhe genns OoSj

       ● vvidi the same conidia suspension。

       (Received September 30, 1951)

(10)

参照

関連したドキュメント

或はBifidobacteriumとして3)1つのnew genus

の点を 明 らか にす るに は処 理 後の 細菌 内DNA合... に存 在す る

が作成したものである。ICDが病気や外傷を詳しく分類するものであるのに対し、ICFはそうした病 気等 の 状 態 に あ る人 の精 神機 能や 運動 機能 、歩 行や 家事 等の

○  発生状況及び原因に関する調査、民間の団体等との緊密な連携の確保等、環境教育 の推進、普及啓発、海岸漂着物対策の推進に関する施策を講じるよう努める(同法第 22

(アセタミプリド液剤) さくら 50倍 発生初期 5回以内 食入孔に注入 幼虫.

Amount of Remuneration, etc. The Company does not pay to Directors who concurrently serve as Executive Officer the remuneration paid to Directors. Therefore, “Number of Persons”

(アセタミプリド液剤) さくら 50倍 発生初期 5回以内 食入孔に注入 幼虫.

(a)第 50 類から第 55 類まで、第 60 類及び、文脈により別に解釈される場合を除くほか、第 56 類から第 59 類までには、7に定義する製品にしたものを含まない。.