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乳癌基礎研究 Vol ている 3 ), 4 ) また 実験動物を用いた研究においても これら因子の過剰発現がリンパ節転移に対して促進的に作用することが報告されており 5)-8) これらの事実は VEGF-C や VEGF-D が転移阻止に対する治療的戦略のターゲットになり得ることを示

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(1)

VEGF-C siRNA 発現ベクターではマウス乳癌転移を抑制

したが、VEGF-D siRNA ではその作用は発揮されなかった

柴田雅朗

1)

・柴田映子

2)

・森本純司

3)

・斯波真理子

2) 1)大阪保健医療大学大学院 保健医療学研究科 解剖学・病理組織学研究室 2)国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部 3)大阪医科大学 実験動物センター 連絡先: 大阪保健医療大学 〒530-0043 大阪市北区天満1丁目9番27号 要 旨

【目的】VEGF-C や VEGF-D は VEGFR-3 受容体 を介して、リンパ管新生をもたらすことが知られ ており、ヒトではこれら両分子と乳癌のリンパ節 転移との間に関連性が報告されている。しかしな がら、その一方で、VEGF-Dでは関与しないとの 報告もある。そこでこれら分子の発現をsiRNA によりノックダウンさせることでマウス乳癌転移 に対する抑制作用を検討した。【方法】乳癌細胞 株の BJMC3879Luc2をBALB/c マウス雌に移植 し、週1回、腫瘍内に siRNA 発現ベクター(対 照 群 psiSCR, psiVEGF-C ないしは psiVEGF-D) をエレクトロポレーションにより遺伝子導入し、 実験終了の7週まで実施した。【結果】腫瘍体積 では実験開始の3週より6週まで psiVEGF-C 群 で、対照群に比較して、有意な低下が観察された。 転移ではリンパ節および肺に限らず、総ての臓 器での転移において、psiVEGF-C 群で有意な抑 制が示された。腫瘍内の微小血管密度およびリ ンパ管侵襲では psiVEGF-C 群で有意な低下が観 察された。一方、psiVEGF-D 群では、腫瘍体積、 リンパ節転移や腫瘍内リンパ管侵襲で低下傾向 を示すのみで統計学的な有意差は示されなかっ た。【結論】マウスVEGF-Cに対するsiRNA 発現 ベクターは、乳癌転移に対して、抑制効果を発 揮した。しかしながら、psiVEGF-D では明らか な転移の抑制効果は発揮されず、転移抑制作用 はあっても弱いものと推察された。 はじめに 日本の国立がんセンター・がん対策情報セン ターによれば、2010 年では乳癌の罹患数は全て の癌のうち1位で、2012 年の統計報告では乳癌 による死亡率は第 5 位である1)。現在のところ、 日本では、乳癌は年間に罹患数約 4 万人、死亡数 約1万人といわれており、2020 年までの我が国の 女性乳癌患者の罹患数は5 万人になると試算され ている。乳癌患者の死因の殆どは肺、リンパ節な どへの転移によるものであり、癌転移を克服する 事こそが延命効果につながると考えられる。癌細 胞はリンパ管を介したリンパ行性転移、血管を介 した血行性転移あるいは播種性転移がある。癌 細胞の浸潤や転移を司るシグナルを遮断すること が出来れば、転移の抑制につながり、延命をもた らすものと考えられる。従って、乳癌の転移抑制 に対する低毒性の治療法の開発に期待は大きい。 VEGF ファミリーは 血 管 新 生 因 子 で あり、 VEGF-A, VEGF-B, VEGF-C, VEGF-D, VEGF-E に加えて胎盤成長因子(PIGF)がある。中でも VEGF-A は癌など多くの病的血管新生に関与し、 疾患を増悪させる。VEGF-C および VEGF-D は ともに強力なリンパ管新生因子であり、様々な 正常組織で発現が認められている。しかしなが ら、乳癌を含む様々な悪性腫瘍においても、腫 瘍細胞自身が VEGF-C ならびに VEGF-Dを過剰 に発現していることが報告されている2 )3 )。乳 癌患者では、VEGF-C や VEGF-D の過剰発現と 予後不良やリンパ節転移には強い相関が示され

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ている3 ), 4 )。また、実験動物を用いた研究にお いても、これら因子の過剰発現がリンパ節転移 に対して促進的に作用することが報告されてお り5 )-8 )、これらの事 実は、VEGF-C や VEGF-D が転移阻止に対する治療的戦略のターゲットに なり得ることを示唆している。現実に著者らは VEGF-C siRNA の発現ベクターを用いて、実験 的乳癌の転移を抑制した9 )。その一方で、ヒト 乳癌において、VEGF-Dとリンパ節転移には関 連性がないとの報告もある10 ) RNA 干渉を用いた遺伝子ノックダウンは、 small interfering RNA(siRNA)を用いることに より哺乳類細胞にも適応可能であることが示さ れ、遺伝子解析の一般的ツールとして広く用いら れるようになった。また、最近では合成 siRNA が治療薬として有用であることを示しており、遺 伝子配列から治療薬合成が可能であるという期 待感を高めている。本研究では、リンパ行性転移 の阻止を狙って、VEGF-C あるいは VEGF-Dに 対するsiRNAをそれぞれ発現ベクターに組み込 み、乳癌転移の抑制効果を追究した。なお、更 なる抗腫瘍効果の増強を目指して、以前の研究 で著者らの用いたVEGF-C siRNA 配列とは違っ た配列で試みた。なお、この研究成果の詳細は Original article11)に掲載されている。 材料と方法 1.乳癌細胞株 マウス乳癌細胞株 BJMC3879Luc2(ルシフェ ラーゼ遺伝子を安定的に組み込んだもの)を用い た。本細胞株を同系マウスに移植するとリンパ節 や肺に高率に転移を示し12 )、ヒト乳癌と極めて 類似した転移スペクトラムを示すモデルである。 2.有効な siRNA 配列の決定 マ ウ ス VEGF-C(VEGF-C1 ~ C4 )あ る い は VEGF-D(VEGF-D1 ~ D4 )に 対 するそれ ぞ れ 4 種 類 の siRNA 配 列 を Qiagen 社 の 有 す る ア ルゴリズムを用いてデザインした。次いで、 BJMC3879Luc2 乳癌細胞にカチオン性脂質の遺 伝子導入試薬(HiPerFect、Qiagen 社)を用いて、 それぞれ遺伝子導入した。対照としては、ヒト にもマウスにも相補性を示さないスクランブル siRNA 配列を用いた。遺伝子導入の 24 時間後 にリアルタイム RT-PCR を用いて(LightCycler; Roche 社)、VEGF-C な ら び に VEGF-D の 発 現 レベルを解析(ΔΔCT 法)した。その結果、約 70%近いノックダウン効率を示した VEGF-C1 と VEGF-D1 の塩基配列を選択し、siRNA の発 現ベクター(Takara Bio 社)に組み込み、実験に 用いた。

3.In vivo siRNA 遺伝子治療

6 週齡のBALB/c 系雌マウス(日本 SLC)の鼠 径乳腺部皮下にBJMC3879Luc2 細胞を移植し、 腫瘍径が約0.3~0.5㎝になった時点で、VEGF-C siRNA 発 現 ベ ク タ ー(psiVEGF-C)、VEGF-D siRNA 発現ベクター(psiVEGF-D)あるいは対 照としてスクランブル配列を有したベクター (psiSCR)を週1回の割合で7週間、腫瘍内に注 射し(腫瘍の大きさに応じて50~75μg)、遺伝 子導入した(CUY650-10、ネッパジーン社)。遺 伝子導入は100V、20msec/1パルス、8 パルス反 復の条件で行った。毎週、体重と乳腺腫瘍のサ イズを個体別に測定した。乳腺腫瘍はデジタル 式キャリパスで短径と長径を計測し、その体積を 長径×(短径)2×0.4の算出式で求めた13 )。実験 開始の7週経過中には、マウス1匹当たり3㎎の D-ルシフェリン(和光純薬工業)を腹腔内投与し、 イソフルレン吸入麻酔下にて、Photon Imager (Biospace 社)を用いて、生体発光イメージング を行った。得られた発光シグナルをPhotovision software(Biospace 社)で解析した。実験開始の 7週経過後には、全生存動物を屠殺剖検し、乳 腺腫瘍を摘出し、10% 緩衝ホルマリン溶液にて固 定した。肺およびリンパ節(腋窩部、大腿部)を 採取し、更に肉眼病変部と異常の見られたリンパ 節についても採取し、病理組織学的に検索した。 4.腫瘍内リンパ管侵襲および微小血管密度の 定量 リンパ管内皮のマーカーであるpodoplanin を免疫組織学的に染色し(抗 podoplanin 抗体 ; AngioBio 社)、腫瘍内のリンパ管を観察し、癌 細胞の侵襲を受けた腫瘍内リンパ管の数を算出 した14 )。また、血管内皮のマーカーであるCD31 を免疫組織学的に染色し(抗 CD31 抗体 ; Lab Vision 社)、陽性を示した腫瘍内の微小血管密度

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を算定した15 ) 5.統計学的解析 定量的データにおける2群間の平均値の差の 解析には Student のt 検定を行った。発生頻度の 解析にはFisherの正確確率検定を用いた。 結 果 In vivo siRNA 遺伝子治療 〈腫瘍サイズ〉腫瘍体積は、psiVEGF-C および psiVEGF-D 群 に お い て、 対 照 群(psiSCR)と 比較して、遺伝子導入の3週後より抑制が観 察され、6週まで観察された(図1)。しかし、 psiVEGF-D 群では、実験期間を通して抑制傾向 のみで有意差は示されなかった。 〈 生 体 発 光 イメー ジ ン グ 〉psiVEGF-C および psiVEGF-D 群では、対照群と比較して、移植し た乳癌の大きさは小さい傾向にあり、また、転移 の拡がりもこの両者の治療群で抑制傾向にあっ たが、特に psiVEGF-C 群では明らかであった。 〈 病理組 織学的検索 〉リンパ節転移は、対照 の psiSCR 群 で は 全 例 に 転 移 を 観 察 し た が、 psiVEGF-C 群では 60%に転移を認め、マウス1 匹当たりのリンパ節転移個数で有意な抑制が観 察され た(図 2A)。肺 では、psiVEGF-C 群 で、 対照群と比較して、マウス1匹当たりの肺の転移 巣( 250μm以上の転移巣)の数で有意な抑制が 図1 柴田ほか 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 0 1 2 3 4 5 6 7 腫 瘍 体 積 (m m 3) 実験週 psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

**

**

**

**

図 1  腫 瘍 体 積 は、psiVEGF-C 群 お よ び psiVEGF-D 群において、対照群の psiSCR と比較して、実験期間を通して抑制が示さ れた。psiVEGF-C 群では、実験開始の3~ 6週まで統計学的な有意差が観察されたが (**P < 0.01 )、psiVEGF-D 群 で は 抑 制 傾 向 のみで有意差は認められなかった。 A B C 図2 柴田ほか 0 20 40 60 80 100

psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

マ ウ ス 1 匹 当 た り の 平 均 の 肺 転 移 巣 (250 mm 以 上 ) の 数

*

0 3 6 9 12 15 18

psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

マ ウ ス 1 匹 当 た り の 平 均 の リ ン パ 節 転 移 数

*

0 5 10 15 20 25

psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

マ ウ ス 1 匹 当 た り の 平 均 の 総 転 移 数

*

図2 A: マウス1匹当たりの平均のリンパ 節転移数。対照群(psiSCR)と比較して、 psiVEGF-C 群では有意な低下が示されたが (*P < 0.05 )、psiVEGF-D 群では抑制傾向の みで有意差は認められなかった。B: マウス 1匹当たりの平均の肺転移巣(肺転移巣の サイズが 250 μm以上)の数。対照群と比較 して、psiVEGF-C 群では有意な低下が示さ れたが(*P < 0.05 )、psiVEGF-D 群では抑制 傾向のみで有意差は観察されなかった。C: マウス1匹当たりの平均の総転移数。対照 群と比較して、psiVEGF-C 群では有意な低 下が観察されたが(*P < 0.05 )、psiVEGF-D 群では抑制傾向のみであった。

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観察された(図 2B)。なお、psiVEGF-D 群では リンパ節および肺転移ともに、抑制傾向を示す のみであった(図 2A, B)。転移はリンパ節や肺 以外にも、腎臓、副腎、卵巣、子宮にも転移が 観察され、マウス1匹当たりの総転移数でみると、 やはり、psiVEGF-C 群で有意な抑制が観察され たが、psiVEGF-D 群では明らかな抑制は示され なかった(図 2C)。 〈微小血管密度および腫瘍内のリンパ管侵襲〉 抗 CD31 抗体を用いて、乳腺腫瘍組織内の新 生血管を免疫組織学的に染色し、腫瘍内の微 小血管密度を求めた結果、対照群と比較して、 psiVEGF-C 群で有意な低下が観察された(図 3A)。また、抗 podoplanin 抗体を用いて、乳腺 腫瘍内のリンパ管を免疫組織学的に染色・観察 したところ、リンパ管の内腔に癌細胞を頻繁に 観察した(図 3B)。このような癌細胞の侵襲を受 けたリンパ管の数を定量解析した結果、対照群 と比較して、全ての siRNA 治療群で低下が観察 されたが、psiVEGF-D 群では統計学的な有意差 は示されなかった。 考 察 本研究では、VEGF-CとVEGF-Dのそれぞれ に対するsiRNA 発現ベクターを用い、高転移 性のマウス乳癌モデルに対して遺伝子導入を行 い、乳癌の転移抑制効果を検討した。その結果、 psiVEGF-C 群では腫瘍増殖(腫瘍体積)の有意な 抑制、リンパ節および肺への転移抑制が示され、 さらにこれらの臓器に限らず、広範囲の臓器の転 移を抑制した。psiVEGF-Dではある程度の腫瘍 増殖に対する抑制傾向は見られたが、転移抑制 効果は示されなかった。 VEGF-C や VEGF-D の 発 現 は、 乳 癌 を 含 む 様々なヒト2 )3 )や実験動物8 )16 )の腫瘍において、 リンパ節転移と強く関わっている。マウス乳癌 モデルにおいても、siRNAによりVEGF-C 発現 を阻害すると9 )17 )、あるいは抗 VEGF-D 抗体を 投与すると8 )、リンパ節転移や肺転移が抑制さ れることが示されている。また、VEGF-R3は VEGF-C および VEGF-Dの受容体であるが、可 溶性 VEGF-R3でこれらの分子間の相互作用を阻 害すると、やはりリンパ節転移は抑制されること が報告されている18 )。しかしながら、本実験で は psiVEGF-Cでは著しい転移抑制作用を発揮し たが、psiVEGF-Dではある程度の抗腫瘍効果は 観察されたものの、明らかな転移抑制作用は示 されなかった。VEGF-Cとは対照的に、VEGF-D では判然としない研究結果が散見される。少な くとも1つの乳癌の臨床研究において、VEGF-D とリンパ節転移の関連性を否定している10 )。ま た、乳癌において、VEGF-A および VEGF-C が 乳癌の予後に有用であるとする一方、VEGF-D では予後因子にならないとする報告もある19 )。ま た、ごく最近の研究では、腫瘍細胞が分泌する VEGF-Cのみが転移前のセンチネルリンパ節にお けるリンパ管新生を誘導すると報告している20 ) 図3 柴田ほか A B 0 5 10 15 20 25

psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

リ ン パ 管 侵 襲 を 受 け た 腫 瘍 内 の リ ン パ 管 の 平 均 個 数

*

0 5 10 15 20 25 30

psiSCR psiVEGF-C psiVEGF-D

腫 瘍 内 の 微 小 血 管 密 度

*

図 3 A:乳癌組織内の微小血管密度。対照 群(psiSCR)と 比 較 し て、psiVEGF-C 群 では有意な低下が示されたが(*P < 0.05 )、 psiVEGF-D 群では明らかな差異は認めら れ な か っ た。B: 乳 癌 組 織 内 の リ ン パ 管 侵襲を受けたリンパ管の平均個数。対照 群(psiSCR)と 比 較 し て、psiVEGF-C 群 では有意な低下が示されたが(*P < 0.05 )、 psiVEGF-D 群では抑制傾向のみで有意差は 認められなかった。

(5)

本研究において、癌細胞によるリンパ管侵襲を 受けたその数は、対照群と比較して、psiVEGF-C 群で有意な低下が観察され、これは癌細胞が腫 瘍内リンパ管に侵入する段階を抑制していること を示唆している。しかしながら、psiVEGF-D 群 では抑制傾向は示されるものの、有意差は示さ れなかった。また、腫瘍内の血管新生において も、psiVEGF-C 群で有意な低下が観察された。 VEGF-Cはリンパ管新生因子であるが、実際に血 管新生を誘導する21)という報告がある。その作 用機序は VEGF-C が VEGF-R2(VEGF-Aに対す る受容体)を活性化するためと考えられる22 )23 ) psiVEGF-D 群では腫瘍内の血管新生の抑制作用 は示されなかった。このように psiVEGF-Dでは リンパ管新生に対する抑制効果が弱く、かつ血 管新生に対して抑制作用を有しないことが、明ら かな転移抑制に繋がらなかった要因の一つと考 えられる。 以上、VEGF-Cを標的とした siRNA 発現ベク ターはリンパ節や肺を含む広範囲の癌腫の転移 を強く抑制し、この事実は延命効果につながり、 臨床的に極めて意義のある所見であると考える。 しかしながら、psiVEGF-Dでは明らかな転移の 抑制効果は発揮されず、転移抑制作用はあって も弱いものと推察された。 謝辞ほか 本研究は、文科省科学研究費基盤C(2)(課題 番号17591360 )の助成により実施された。 文 献 1. 国立がんセンターがん対策情報センター : 日本の最新がん統計まとめ( 2012 年) http://ganjoho.jp/public/statistics/pub/ statistics01.html

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