[特別企画]
心理教育学科
林 真一郎准教授を 偲んで
林真一郎先生の追悼特集として、絶筆の論文である
「自然退縮を望む進行性胃がん患者が自己暗示を併用 した効果」と著作・論文等一覧を本号に収めました。
この論文は、もともと日本催眠医学心理学会の学術雑 誌『催眠学研究』に投稿中のものでしたが、ご親族と も相談の上、投稿を取り下げ、本号に掲載することに なりました。
林先生の闘病の仕方は、西洋医学の援助は受けるが、
基本的には自分の免疫力・体力を保持し、精神の安定 を得ることによって切除手術をせずに胃がんと闘うと いうことでした。生物医学モデルの医療であれば、悪 いところを無くしていくという発想ですが、林先生は 悪性腫瘍も自分の体の一部として、自分の体と心の声 を聞きながら、生活の質を保っていくという方針だっ たと思います。西洋医学の主流から見れば批判される 方法だったかもしれませんが、本紀要の林論文にもあ るように、精神が肉体に及ぼす影響力を最後まで信頼 し実践した一貫性のあるみごとな生き方だったと思い ます。
学生たちに人気があった林先生は、その肉体がなく なっても、いつまでも我々の心のなかに存在し続ける と思います。 (心理教育学科長 いとうたけひこ)
追悼 林 真一郎先生
いとうたけひこ
自然退縮を望む進行性胃がん患者が 自己暗示を併用した効果
林 真一郎 林 真一郎著作・論文等一覧
林 真一郎さん