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◎松本 正生(埼玉大学社会調査研究センター長)

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Academic year: 2021

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(1)

3.スマートフォン保有率

さいたま市民 スマートフォン保有率の推移

㻞㻜㻝㻟 㻞㻜㻝㻠 㻞㻜㻝㻡 㻞㻜㻝㻢 㻞㻜㻝㻣

㻟㻥 㻠㻡 㻡㻠 㻢㻝 㻢㻡

㻔㻑㻕

さいたま市民(2017)年齢別スマホ保有率

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 全体

㻝㻜㻜 㻥㻤 㻥㻤 㻤㻠 㻣㻠 㻡㻝 㻞㻥 㻢㻡

㻔㻑㻕 㻙㻔㻜㻕

投票した

㻡㻝㻑㻔㻟㻟㻡㻕 㻠㻣㻑㻔㻝㻤㻡㻕 㻡㻞㻑㻔㻣㻞㻕 㻢㻞㻑㻔㻡㻝㻕 㻢㻟㻑㻔㻞㻜㻕 㻝㻜㻜㻑㻔㻣㻕 投票しなかった

㻠㻤㻑㻔㻟㻝㻞㻕 㻡㻟㻑㻔㻞㻜㻣㻕 㻠㻢㻑㻔㻢㻠㻕 㻟㻣㻑㻔㻟㻜㻕 㻟㻠㻑㻔㻝㻝㻕 㻢㻝㻑㻔㻝㻞㻝㻕 投票した

㻡㻝㻑㻔㻟㻟㻡㻕 㻤㻤㻑㻔㻝㻠㻕 㻤㻠㻑㻔㻞㻣㻕 㻢㻝㻑㻔㻢㻡㻕 㻡㻝㻑㻔㻝㻡㻜㻕

㻟㻥㻑㻔㻣㻣㻕 投票しなかった

㻠㻤㻑㻔㻟㻝㻞㻕 㻜㻑㻔㻜㻕 㻝㻢㻑㻔㻡㻕 㻟㻣㻑㻔㻠㻜㻕 㻠㻥㻑㻔㻝㻠㻡㻕 㻠㻤㻑㻔㻟㻝㻞㻕 㻠㻞㻑㻔㻤㻣㻕 㻡㻜㻑㻔㻞㻞㻠㻕 投票した

㻡㻝㻑㻔㻟㻟㻡㻕 㻡㻢㻑㻔㻝㻝㻡㻕 㻠㻥㻑㻔㻞㻝㻥㻕 投票しなかった

㻡㻝㻑㻔㻟㻟㻡㻕 㻤㻜㻑㻔㻠㻕 㻡㻜㻑㻔㻞㻤㻤㻕

㻡㻡㻑㻔㻠㻝㻕 投票しなかった

㻠㻤㻑㻔㻟㻝㻞㻕 㻞㻜㻑㻔㻝㻕 㻠㻥㻑㻔㻞㻤㻜㻕

㻠㻞㻑㻔㻟㻝㻕 投票した

5分未満(198) 全体(653) いない(207)

いる(444) 全体(653) その他(5) 家族等と同居(572)

一人住まい(74)

全体(653) 20年以上(394) 10年~20年未満(138)

4年~10年未満(82) 2~3年未満(32)

1年未満(7) 全体(653) わからない(16) 20分以上(32) 投票所への所要時間別

居住年数別 子どもの有・無別 住居形態別

20分未満(107) 10分未満(297)

Policy & Research No.13(December 2017) 74

〔資料〕

「テレビ埼玉・埼玉大学社会調査研究センター共同衆院選投票行動調査」結果

解題

埼玉大学社会調査研究センターとテレビ埼玉で は,第回衆議院議員総選挙に際し,投票日当日 年月日,埼玉県下選挙区の投票 所において投票後の有権者を対象とする投票行動 調査を実施した選挙区と地域は以下の通り.

区さいたま市浦和区,区川口市,区草加市,

区和光市,区さいたま市中央区,区鴻巣 市,区川越市,区所沢市,区本庄市,

区久喜市.有効回答者数は,人であった.

台風の接近による風雨の中,タブレット端末を必 死にケアしながら奮闘してくれた学生調査員に,

心から謝意を申し述べたい単純集計結果は後掲.

以下,主要なクロス集計結果をもとに,簡単な 解釈を行なう.最近の有権者の政治意識に関する 注目点は,若者における高い内閣支持および自民 党志向である.われわれの投票行動調査結果にお いても,同様の傾向を確認することができる.例 えば,比例区の投票政党を年齢にブレークダウン すると,「自民党に投票した」と答えた人の割合は,

~歳の若年層が最も高く,代から代に かけて,年齢が上がるにつれて比率が減少するき れいな「若高―老低」型構造が存在している〔表

〕.安倍内閣の支持率についても,~歳を 最高に,代,代,代,そして代へと,

明確な下降直線が描かれる.しかも,~歳の 最高値と代の最低値との間には,

約ポイントもの差が存在する〔表〕次ペー ジ.自民党支持や内閣支持に関して,常識であり 続けてきた「若低―老高」型の年功構造とは正反 対の形状が現出している.

今回の投票行動調査では,階層意識や不安に思 う事柄も質問した.「自分を上・中の上・中の下・

下のいずれに位置付けるか」という階層意識を年 齢別にみると,「中の下」や「下」の割合が高いの は,中高年層よりもむしろ若年層~歳であ ることを確認できる〔表 〕.現状を肯定し,

その継続を望むがゆえに内閣支持や自民党志向が 高いのではないかと推測される「今の若者」では あるが,必ずしも現状に満足しているわけではな いという側面も並存しているようだ.

また,「今,最も不安に思うこと」を聞いた結果 を,年齢別にみると,全体平均が と他の事柄 に比べ際立って割合の高い「老後の生活」に関し て,代と代との間に大きな傾向差が存在す る〔表〕.代と代を境に生ずる「出産や 子育て」から「老後の生活」への変容を,読者諸 兄はどのように解釈されるだろうか.

ここで,階層意識と,内閣支持・不支持,自民 党への投票比率とのクロス集計結果をみておきた い.先ず,階層意識と内閣支持・不支持との関係 をみると,現在の有権者においては「中の上」

と「中の下」 とが拮抗している.ただ,同じ

「中中流意識」とはいえ,「中の上」と「中の下」

の間に顕著な志向性の相違が存在する〔表〕. 次に,自民党への投票比率に関しても,「中の上」

と「中の下」の間に大きな相違が見受けられる〔表

〕.雇用状況や株価などマクロの経済指標が良 好である一方,給与や消費は上昇せず好景気の実 感がないとも言われる昨今,自らの生活状況や相 対的な格差感など,主観的な実感が,政治評価の 方向や投票行動の動機づけに直結する要因である ことを示唆しているようにも思われる.

(文責:松本 正生)

合 計 自 民 党 希 望 の 党 公 明 党 共 産 党 立 憲 民 主 党 日本維新の会 他 党 N .A

18~ 29歳

30代

40代

50代

60代

70代

80歳 以 上

1

表1 比例区投票政党(年齢別)

73 政策と調査 第13号(2017年12月)

(2)

合 計 支 持 す る 支 持 し な い N . A

1 8 ~ 2 9 歳

3 0 代

4 0 代

5 0 代

6 0 代

7 0 代

8 0 歳 以 上

1

表2 内閣支持・不支持比率(年齢別)

合 計 中 の 上 中 の 下 N .A

18~ 29歳

30代

40代

50代

60代

70代

80歳 以 上

1 表3 階層意識(年齢別)

合 計 老 後 の 生 活 自 分 や 家

族 の 健 康 就 職 や 雇 用 出 産 や 子 育 て

地 震 な ど

の 災 害 テ ロ や 戦 争 N .A

18~ 29歳

30代

40代

50代

60代

70代

80歳 以 上

1

表4 最も不安に思うこと(年齢別)

合 計 自 民 党 希 望 の 党 公 明 党 共 産 党 立 憲 民 主 党 日 本 維 新 の 会 他 党 N .A

中 の 上

中 の 下

1 表6 比例区投票政党(階層意識別)

表5 内閣支持・不支持比率(階級意識別)

合 計 支 持 す る 支 持 し な い N .A

中 の 上

中 の 下

1

Policy & Research No.13(December 2017) 76 Policy & Research No.13 (December 2017) 74

(3)

合 計 支 持 す る 支 持 し な い N . A

1 8 ~ 2 9 歳

3 0 代

4 0 代

5 0 代

6 0 代

7 0 代

8 0 歳 以 上

1

表2 内閣支持・不支持比率(年齢別)

合 計 中 の 上 中 の 下 N .A

18~ 29歳

30代

40代

50代

60代

70代

80歳 以 上

1 表3 階層意識(年齢別)

合 計 老 後 の 生 活 自 分 や 家

族 の 健 康 就 職 や 雇 用 出 産 や 子 育 て

地 震 な ど

の 災 害 テ ロ や 戦 争 N .A

18~ 29歳

30代

40代

50代

60代

70代

80歳 以 上

1

表4 最も不安に思うこと(年齢別)

合 計 自 民 党 希 望 の 党 公 明 党 共 産 党 立 憲 民 主 党 日 本 維 新 の 会 他 党 N .A

中 の 上

中 の 下

1 表6 比例区投票政党(階層意識別)

表5 内閣支持・不支持比率(階級意識別)

合 計 支 持 す る 支 持 し な い N .A

中 の 上

中 の 下

1

Policy & Research No.13(December 2017) 76

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

自民党 㻠㻞㻑㻔㻠㻢㻢㻕

希望の党 㻞㻞㻑㻔㻞㻠㻟㻕

共産党 㻝㻝㻑㻔㻝㻞㻞㻕

立憲民主党 㻝㻠㻑㻔㻝㻡㻝㻕 日本維新の会 㻟㻑㻔㻟㻠㻕 その他の政党の候補者 㻟㻑㻔㻞㻤㻕 無所属の候補者 㻠㻑㻔㻟㻤㻕

無回答 㻞㻑㻔㻝㻢㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

自民党 㻟㻠㻑㻔㻟㻣㻠㻕

希望の党 㻝㻢㻑㻔㻝㻣㻣㻕

公明党 㻥㻑㻔㻥㻡㻕

共産党 㻤㻑㻔㻤㻡㻕

立憲民主党 㻞㻡㻑㻔㻞㻣㻟㻕 日本維新の会 㻠㻑㻔㻠㻢㻕

社民党 㻝㻑㻔㻝㻝㻕

その他の政党 㻞㻑㻔㻝㻢㻕

無回答 㻞㻑㻔㻞㻝㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

支持する 㻠㻥㻑㻔㻡㻟㻥㻕

支持しない 㻡㻜㻑㻔㻡㻠㻟㻕

無回答 㻞㻔㻝㻢㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

ある 㻠㻥㻑㻔㻡㻟㻣㻕

ない 㻡㻜㻑㻔㻡㻡㻝㻕

無回答 㻝㻑㻔㻝㻜㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

㻠㻑㻔㻠㻡㻕

中の上 㻠㻞㻑㻔㻠㻢㻜㻕

中の下 㻠㻡㻑㻔㻠㻥㻤㻕

㻣㻑㻔㻣㻝㻕

無回答 㻞㻑㻔㻞㻠㻕

42%

22%

11%

14%

3%

3%

4%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

自民党 希望の党 共産党 立憲民主党 日本維新の会

その他の政党の候補 無所属の候補者

無回答

設問1. あなたは、小選挙区では何党の候補者に投票しましたか。

34%

16%

9%

8%

25%

4%

1%

2%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

自民党

希望の党 公明党 共産党 立憲民主党 日本維新の会 社民党 その他の政党

無回答

設問2. あなたは、比例区では何党に投票しましたか。

49%

50%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

支持する

支持しな 無回答

設問3. あなたは、安倍内閣を支持しますか、それとも支持しませんか。

49%

50%

1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

ある ない 無回答

設問4. あなたには、支持している政党がありますか、ありませんか。

4%

42%

45%

7%

2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

中の上 中の下 無回答

設問5. 今の日本社会を、以下の4つの階層に分けると、 あなた は、どれに入ると思いますか。

㻞㻜㻝㻣衆院選投票行動調査㻌質問と回答㻌

75 政策と調査 第13号(2017年12月)

75 政策と調査 第13号(2017年12月)

(4)

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕 老後の生活 㻠㻞㻑㻔㻠㻡㻤㻕 自分や家族の健康 㻝㻢㻑㻔㻝㻣㻜㻕 就職や雇用 㻤㻑㻔㻥㻞㻕 出産や子育て 㻝㻜㻑㻔㻝㻜㻡㻕 地震などの災害 㻤㻑㻔㻤㻞㻕 テロや戦争 㻝㻢㻑㻔㻝㻣㻤㻕

無回答 㻝㻑㻔㻝㻟㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

男性 㻡㻝㻑㻔㻡㻢㻟㻕

女性 㻠㻥㻑㻔㻡㻟㻠㻕

その他 㻜㻑㻔㻝㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

10代 㻞㻑㻔㻝㻣㻕

20代 㻤㻑㻔㻤㻡㻕

30代 㻝㻝㻑㻔㻝㻞㻝㻕

40代 㻞㻞㻑㻔㻞㻠㻢㻕

50代 㻝㻤㻑㻔㻝㻥㻣㻕

60代 㻝㻤㻑㻔㻝㻥㻤㻕

70代 㻝㻣㻑㻔㻝㻤㻣㻕

80歳以上 㻠㻑㻔㻠㻣㻕

合計件数 㻔㻝㻜㻥㻤㻕

1年未満 㻟㻑㻔㻟㻝㻕

2~3年 㻣㻑㻔㻣㻝㻕

4年~10年 㻝㻠㻑㻔㻝㻡㻢㻕 10年~20年 㻞㻤㻑㻔㻟㻝㻜㻕 20年以上 㻠㻣㻑㻔㻡㻞㻜㻕

無回答 㻝㻑㻔㻝㻜㻕

42%

16%

8%

10%

8%

16%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

老後の生活 自分や家族の健康 就職や雇用

出産や子育て 地震などの災害 テロや戦争 無回答

設問6. あなたが今、最も不安に思うことを次の中から選んでください。

51%

49%

0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

男性 女性 その他

設問7. あなたは男性ですか、女性ですか。

2%

8%

11%

22%

18%

18%

17%

4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

10代 20代 30代 40代 50代

60代

70代

80歳以

設問8. あなたの年齢について、あてはまるものを1つ選んでください。

3%

7%

14%

28%

47%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1年未満 2~3年 4~10年 10~20年 20年以上 無回答

設問9. あなたは、現在の住所に住んでどのくらいになりますか。

1つ選んでください。

Policy & Research No.13(December 2017) 78

■投 稿 規 定■

1.(ジャンルと枚数)投稿をお願いするのは、次のものです。

・論文

・研究ノート、判例研究、ケース

・資料、翻訳

・海外事情

・書評

・その他

以上の投稿原稿の枚数は、論文より翻訳までは400字詰原稿用紙80枚を、海外事情よりその他までは 同50枚を限度とします。投稿原稿には、投稿者名を記入せず、「拙稿」「拙著」など投稿者を特定出来る ような表現は使用しないでください。

投稿の際はコピーと要約を各一部付けて下さい。

2.(投稿回数)原稿受付は年1回、原則として12月末日とします。

3.(レフリー制)投稿原稿は、編集委員会の審査を経て採用を決定します。

4.(投稿資格)投稿は原則として自由です。

5.(著作権)掲載された論文等の著作権(著作権法第21条—第28条)は埼玉大学社会調査研究センタ ーに帰属し、投稿者はその電子化による学内外への公開を許諾するものとします。

編集委員会

◎松本 正生(埼玉大学社会調査研究センター長)

外山 公美(立教大学コミュニティ福祉学部教授)

畠山 真一(埼玉県総合調整幹)

堀江 浩 (朝日新聞社編集委員)

松田 映二(埼玉大学社会調査研究センター准教授)

(◎は委員長)

2017 年 12 月 19 日 印刷 2017 年 12 月 22 日 発行

政策と調査 第 13 号

編集発行者 埼玉大学社会調査研究センター

〒338−8570

埼玉県さいたま市桜区下大久保255

TEL:048-858-3120 FAX:048-858-3115

mail: [email protected] URL: http://ssrc-saitama.jp/

Policy & Research No.13 (December 2017) 76

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山本 雅代(関西学院大学国際学部教授/手話言語研究センター長)

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