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Academic year: 2021

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博士課程用(甲)

- 1 - (様式6-A)A. 雑誌発表論文による学位申請の場合

吉田貞満氏から学位申請のため提出された論文の審査要旨

題 目

Importance of compensatory heart rate increase during myocardial ischemia to preserve appropriate oxygen kinetics

(適切な酸素動態を維持するための心筋虚血時の代償心拍数増加の重要性)

Journal of Cardiology 70: 250-254, 2017

Sadamitsu Yoshida, Hitoshi Adachi, Makoto Murata, Junichi Tomono, Sigeru Oshima, Masahiko Kurabayashi

論文の要旨及び判定理由

この研究の目的は、狭心症患者の運動耐容能の維持における心拍応答の意義を明らかにすること である。心筋虚血を検出するために心肺運動負荷試験を行った42人に対して冠動脈造影検査を施 行し、それらの所見とβ-アドレナリン受容体遮断薬(β-遮断薬)の服用に有無によって被験者 を3群に分別した。A群:有意な冠動脈狭窄を有し、心肺運動負荷試験中にST低下を認める、β- 遮断薬内服群。B群:有意な冠動脈狭窄を有し、心肺運動負荷試験中にST低下を認める、β-遮断 薬非内服群。C群:心肺運動負荷試験中にST低下を認めず、β-遮断薬非内服群。虚血閾値以前で は、3群間にoxygen pulse/watt, ⊿HR/⊿WR, ⊿VO2/⊿WRに差は認めなかったが、虚血閾値以降 では、A群ではoxygen pulse/wattがB群よりも大きく、虚血時のポンプ機能低下に対するβ-遮断 薬の有効性が認められた。一方、⊿HR/⊿WRはB群よりA群で小さく、心筋虚血に対する代償性心 拍応答はβ-遮断薬により抑制された。⊿VO2/⊿WR、Peak VO 2は、A群がB群よりも明らかに小さ く、心筋虚血時の酸素摂取量は抑制されていた。結果的にβ-遮断薬は心筋虚血下では心拍出量 を低下させ、運動耐容能を低下させることが明らかになった。以上より、本論文は、β-遮断薬 が狭心症患者の心拍応答と運動耐容能に与える影響を明らかにしたことから、学位論文と認めら れ、博士(医学)の学位に値するものと判定した。

(審査年月日)平成30年11月6日 審査委員

主査 群馬大学教授(医学系研究科)

臨床検査医学分野担任 村上 正巳 印

副査 群馬大学教授(医学系研究科)

腎臓・リウマチ内科学分野担任 廣村 桂樹 印

副査 群馬大学教授(医学系研究科)

脳神経内科学分野担任 池田 佳生 印 参考論文

1. 該当なし

参照

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