平成26年5月
京 都 市
「町内会・自治会の法人化」
の手引き
目 次
Ⅰ 制度の概要
1 趣旨 ... 1
2 主な内容 ... 2
(1)申請できる団体 ... 2
(2)法人化により生じる権利義務 ... 2
3 申請手続き ... 3
(1)総会の開催 ... 3
(2)申請 ... 3
4 認可 ... 6
5 告示 ... 6
6 台帳 ... 7
7 印鑑登録 ... 7
8 証明書の交付 ... 7
9 団体における定期的な事務 ... 7
(1)通常総会の開催 ... 7
(2)財産目録・構成員名簿 ... 7
10 規約の変更(P27参照) ... 8
11 告示事項の変更(P28参照) ... 8
12 認可の取消 ... 8
13 課税関係 ... 8
14 営利活動 ... 9
15 留意点 ... 9
16 市との関係 ... 9
Ⅱ 申請要領
申請要領 ... 10
1 申請書 ... 11
2 規約 ... 12
3 議事録 ... 20
4 構成員名簿 ... 21
5 保有資産目録 ... 22
6 保有予定資産目録 ... 24
7 就任承諾書 ... 26
8 規約変更許可申請書 ... 27
9 告示事項変更届出書 ... 28
10 認可地縁団体証明書交付申請書 ... 29
11 認可地縁団体印鑑登録申請書 ... 30
12 認可地縁団体印鑑登録証明申請書 ... 31
(参考)
地方自治法(抄) ... 32
Ⅰ 制度の概要
1 趣旨 いわゆる町内会・自治会は,任意の自主的な組織(権利能力なき社団)であること から,団体名義で集会所等の不動産登記をすることができないため,町内会長や複数 の役員の個人名義で登記していたことから,下記のような問題が生じていました。 ① 登記名義人の債権者が不動産を差し押さえ,競売してしまった。 ② 登記名義人が死亡した場合に,相続人との間で所有権の争いが生じた。 ③ 登記名義人が死亡した場合に,相続人が多数いたり遠隔地に居住していたり して手続が遅延した。 ④ 多人数の共有で登記しているため,登記名義人が転出すればその都度登記し なければならない。 ⑤ 多人数の共有で登記しているため,移転登記が行われないうちに相続人が特 定できなくなってしまった。 こういった問題に対処するため,地方自治法の一部が改正され,町内会・自治会を 法人化することにより,団体名義で登記することができるようになった。 地方自治法第260条の2第1項 町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づい て形成された団体(以下本条において「地縁による団体」という。)は,地域的な 共同活動のための不動産又は不動産に関する権利等を保有するため市町村長の認 可を受けたときは,その規約に定める目的の範囲内において,権利を有し,義務を 負う。 地方自治法第260条の2第2項 前項の認可は,地縁による団体のうち次に掲げる要件に該当するものについて, その団体の代表者が総務省令で定めるところにより行う申請に基づいて行う。1.その区域の住民相互の連絡,環境の整備,集会施設の維持管理等良好な地域社 会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を行うことを目的とし,現にその活 動を行っていると認められること。 2.その区域が,住民にとって客観的に明らかなものとして定められていること。 3.その区域に住所を有するすべての個人は,構成員となることができるものとし, その相当数の者が現に構成員となっていること。 4.規約を定めていること。 2 主な内容 (1)申請できる団体 申請できる団体は,一定の区域に住所を有する「つながり」(地縁)に基づいて 組織された「良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動」を行って いる町内会・自治会等の「地縁による団体」であり,農業・文化・環境美化関係, あるいは老人クラブやスポーツクラブといった特定の目的や活動を行う団体は該 当しません。 また,「地縁による団体」として地域的な共同活動を行うための不動産又は不動 産に関する権利等を保有しているか又は保有することが具体的に予定されている ことが必要です。 <不動産又は不動産に関する権利等> ① 土地及び建物に関する所有権,地上権,永小作権,地役権,先取特権,質権, 抵当権,賃借権及び採石権 ② 「立木」の所有権及び抵当権 ③ 登録を要する金融資産(国債・地方債・社債) (2)法人化により生じる権利義務 「地縁による団体」として認可されると,規約の目的の範囲内において,法律上 の権利義務が生じます。 ① 団体名義で不動産登記を行うこと。
(不動産登記手続きについては法務局に問い合わせてください。) ② 収益事業は,規約に定められた目的の範囲内に限られる。 ③ 少なくとも年1回は総会を開催すること等,地方自治法の条文が適用される。 3 申請手続き (1)総会の開催 認可を受けようとする「地縁による団体」は,総会を開いて認可を申請すること を決定する必要があります。 総会は,これまでにある規約に基づいて開催してください。規約を設けていない 場合や,規約があっても総会の招集手続や議決方法が定められていない場合は,地 方自治法の認可地縁団体の規定を類推適用して総会を開催し,決定してください。 総会では認可申請を行う意思決定以外に,規約の制定,構成員の確定,代表者の 決定,不動産等の資産に関することなど申請に必要な事項について決定してくださ い。 (2)申請 「地縁による団体」の代表者が,申請書に次の書類を添えて区役所・支所まちづ くり推進課へ提出してください。 ア 申請書(P11参照) 様式が定められていますので,それにしたがって記載してください。 イ 申請書に添付する書類 ① 規約 規約には,次の8項目を定める必要があります。 なお,これら以外の事項が記載されていてもかまいません。 受 理 審査及び認可 告 示 証 明 (市役所) (市役所) (市役所) (区役所・支所) 申 請 (地縁による団体) 総会決議 (地縁による団体)
規約の例を掲載(P12~19)していますので,参考にしてください。 *目的 「地縁による団体」の権利能力の範囲が明確にわかるように,活動内容をで きるだけ具体的に定めてください。 <活動例> 構成員相互の連絡,福利・厚生,文化・体育・防火・防犯・交通安全等の 活動,集会所の維持・管理ほか *名称 団体の名称について地方自治法上の制限はありませんが,他の法令によって 名称の独占規定がある場合は留意する必要があります。 また,既存の法人と誤認されるおそれのあるものは使用しないでください。 *区域 区域は,当該「地縁による団体」が相当の期間にわたって存続している区域 の現況によらなければなりません。 ○○町全域,○○町○○番地から○○番地まで,○○川以北等で表してくだ さい。 *主たる事務所の所在地 「地縁による団体」は,主たる事務所を定める必要があります。 主たる事務所の所在地は,「地縁による団体」の住所にあたるものであり, 集会所の所在地又は会長宅となります。 *構成員の資格に関する事項 区域に住所を有するすべての個人が「地縁による団体」の構成員となり得る こと及び正当な理由がないかぎり,区域に住所を有する個人の加入を拒んでは ならないことを定めなければなりません。
会社や組合等の法人は正会員にはなれません(議決権がない)が,賛助会員 となることはできます。 *代表権に関する事項 代表者の選出方法,任期,代表者の権限,代表者に委任する事務等について 定めてください。 *会議に関する事項 総会・臨時会の招集方法,議決方法等について定めてください。 *資産に関する事項 資産の構成や管理方法等について定めてください。 ② 認可を申請することについて総会で決議したことを証する書類(P20参照) 認可申請について決議した総会議事録で,議長及び議事録署名人が署名・捺印 したものの写しです。 ③ 構成員の名簿(P21参照) 構成員の名簿は,個人単位に氏名,住所を記載したものです。世帯ではなく, 個人単位の名簿であることに注意が必要です。 区域に住所を有する相当数の住民が構成員でなければ認可されません。一般的 に,その区域の住民の過半数が構成員となっている場合には,この要件を満たす ものと考えられます。 ④ 保有資産目録,保有予定資産目録(P22~25参照) 申請時に不動産又は不動産に関する権利等を持っている団体は,「保有資産目 録」,申請時に不動産等を持つことを予定している団体は,「保有予定資産目録」 の提出が必要です。 保有資産目録記載要綱又は保有予定資産目録記載要綱に基づいて記入してく ださい。
⑤ その区域の住民相互の連絡,環境の整備,集会施設の維持管理等,良好な地域 社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を現に行っていることを記載し た書類。 前年度の事業・決算報告書,当該年度の計画書・予算書等がこれらの書類にあ たります。 ⑥ 申請者が代表者であることを証する書類(P20,26参照) 申請者を代表者に選出する旨の議決を行った総会の議事録(議長及び議事録署 名人の署名・捺印のあるもの)の写しと,申請者が代表者となることを受託した 旨の承諾書(申請者本人の署名のあるもの)の写しが必要です。 (参考資料) ⑦ 区域を明示した地図 住宅地図等に赤色で囲んで表示したもの及び公図に赤色で囲んで表示したも のを提出してください。 4 認可 申請された書類を審査し,地方自治法第260条の2第2項でいう要件等が満たさ れていれば認可されます。 5 告示 認可後,市長は速やかに告示します。 この告示がなければ第三者に対抗できません。 <告示事項> ①名称,②規約に定める目的,③区域,④主たる事務所,⑤代表者の氏名及び住 所,⑥裁判所による代表者の職務執行の停止の有無並びに職務代行者の選任の有無, ⑦代理人の有無(代理人がある場合は,その氏名及び住所),⑧解散事由,⑨認可 年月日
6 台帳 告示と同時に,台帳を作成します。 台帳は,法人登記制度で言う法人登記簿,商業登記簿に代わるものとして作成する ものであり,永久保存され,この台帳の写しを証明書として交付します。 7 印鑑登録 認可地縁団体の代表者等の印鑑を登録することができます。原則として,印鑑登録 を受けようとするかたが,自ら申請してください。 8 証明書の交付 認可地縁団体の証明書は,だれでも市長に対して交付請求することができます。不 動産の登記にあたっては,この証明書が必要です。 印鑑登録の証明は,原則として,登録を受けているかたが自ら申請してください。 手数料は1通につき350円です。 証明書の交付は,文化市民局地域自治推進室地域づくり推進担当又は各区役所・支 所地域力推進室まちづくり推進担当で行います。郵便によって証明書の送付を求める ときは,返送用の郵送料が必要です。 9 団体における定期的な事務 (1)通常総会の開催 少なくとも毎年1回,通常総会を開く必要があります。 (2)財産目録・構成員名簿 認可を受けるとき及び毎年初めの3ヶ月以内(ただし,事業年度を設けるものはそ の年度の終了後3ヶ月以内)に,財産目録(保有資産,流動資産等)を作成し,常に 事務所に備えておくことが必要です。 また,構成員名簿も備えておき,移転等構成員に変更があったときは,訂正するこ とが必要です。
10 規約の変更(P27参照) 規約を変更する場合は規約変更認可申請書を提出し,市長の認可を得なければなり ません。 規約に別段の定めがある場合を除き,総構成員の3/4の同意を得て変更すること ができます。 なお,申請書の添付書類として,①規約変更の内容・理由を記載した書類,②規約 変更を総会で議決したことを証する書類(議事録)が必要です。 規約の変更が,告示事項の変更(目的等)を伴う場合は,規約の変更の認可後,告 示事項の変更届が必要です(告示事項は「5 告示」を参照)。 11 告示事項の変更(P28参照) 告示された事項に変更があった場合は,「告示事項変更届出書」を提出しなければ なりません。 変更する内容については告示を行い,同時に台帳の記載事項も変更します(告示事 項は「5 告示」を参照)。 なお,申請時の添付書類として,「変更があったことを証する書類(議事録)」を提 出してください。代表者が変更する場合は,就任承諾書も提出してください。 12 認可の取消 「地縁による団体」が認可要件のいずれかを欠いた場合,又は不正な手段により認 可を受けたときは,認可を取り消されることがあります。 13 課税関係 法人税・その他法人税に関する法令の規定の適用については,公益法人と見なされ ます。このため,事業収益がある場合は,課税対象となることがあります。 詳細は関係機関に問い合わせてください。 <関係諸税> 法人税,消費税,登録免許税,印紙税,法人府民税,法人事業税,不動産取得税, 固定資産税,都市計画税,法人市民税,事業所税,特別土地保有税
14 営利活動 認可を受けた「地縁による団体」は,良好な地域社会の維持及び形成に資する地域 的な共同活動を行うことを目的とするものであり,営利活動等を行う場合においても, 規約に定める目的を達成するために必要な範囲内に限定しなければなりません。 その活動を行うにあたっては,地域における商工会議所等を含め,公共的団体等の 活動を尊重し,できるだけ連携を図ることに努める必要があります。 15 留意点 (1) 認可を受けた団体は,行政組織の一部となるものではありません。 (2) 認可を受けた団体は,民主的な運営の下に自主的に活動するものとし,構成員 に対して不当な差別的取り扱いをしてはなりません。 (3) 認可を受けた団体は,特定の政党のために利用してはなりません。 16 市との関係 市には認可を受けた団体に対する一般的監督権限はありませんので,認可の前後で市 と町内会・自治会との関係は変わるものではありません。
Ⅱ 申請要領
申請書等の具体的な記載方法や規約の見本等について例示していますので,参 考にしてください。 規約はあくまで一つの例示ですが,8項目の必要事項については必ず定めてく ださい。また,地方自治法の条文の内容と異ならないように留意してください。 その他の項目について定められることは差し支えありません。 1 申請書 2 規約 3 議事録 4 構成員名簿 5 保有資産目録(記載要綱) 6 保有予定資産目録(記載要綱) 7 就任承諾書 8 規約変更認可申請書 9 告示事項変更届出書 10 認可地縁団体証明書交付申請書 11 認可地縁団体印鑑登録証明書 12 認可地縁団体印鑑登録証明申請書申請書様式(第十八条関係) 平成○○年○○月○○日 京都市長 あて 認可を受けようとする地縁による 団体の名称及び主たる事務所の所在地 名 称 ○○○ 所在地 京都市○○区○○町○○番地 代表者の氏名及び住所 氏 名 ○○○○ 印 住 所 京都市○○区○○町○○番地 認 可 申 請 書 地方自治法第260 条の2第1項の規定により,不動産又は不動産に関する権利等 を保有するため認可を受けたいので,別添書類を添えて申請します。 (別添書類) 1 規約 2 認可を申請することについて総会で議決したことを証する書類 3 構成員の名簿 4 保有資産目録及び保有予定資産目録 5 良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を現に行っていること を記載した書類 6 申請者が代表者であることを証する書類
【★は記載必要事項ですので必ず明記してください】
○○○町内会規約
第1章 総則 (名称) ★ 第1条 この会は,○○○町内会と称する(以下「会」という。)。 (主たる事務所の所在地) ★ 第2条 会の事務所は,○○集会所内に置く。 (区域) ★ 第3条 会の区域は,次のとおりとする。 京都市○○区○○町○○番地から○○番地までの区域 第2章 目的及び活動 (目的) ★ 第4条 会は,地域住民の親睦を図り,自主的な共同活動によって良好な地域社会の維 持及び形成を図ることを目的とし,次の活動を行う。 (1) レクリエーション,運動会,文化活動等住民相互の親睦を図る行事の開催に関 すること。 (2) 葬儀等の際の互助に関すること。 (3) 交通安全,防犯,防火等に関すること。 (4) ごみ処理,排水など保健衛生に関すること。 (5) 所有する資産の維持管理及び運営に関すること。 (6) その他会の目的に必要な事業及び連絡に関すること。 会長宅でもよい 区域が明瞭にわかるならば,「○ ○通以北」という書き方でもよい第3章 会員 ★ (会員の資格) 第5条 会の会員の資格は,次のとおりとする。 (1)正会員 第3条に定める区域内に住所を有する個人 (2)賛助会員 第3条に定める区域内に事務所を有する法人等 (入会) 第6条 会に入会しようとするものは,会長に届けなければならない。 2 会は,正当な理由がない限り,第3条に定める区域に住所を有する個人の入会を拒 んではならない。 (脱会) 第7条 会員の脱会は,次の場合とする。 (1) 本人の申出があったとき。 (2) 死亡したとき。 (3) 住所を区域外に移したとき。 第4章 役員 ★ (役員) 第8条 会に,次の役員をおく。 (1)会 長 1名 (2)副会長 ○名 (3)書 記 ○名 (4)専門部長 ○名 (5)会 計 ○名 (6)監 事 ○名 (7)組 長 ○名
(選任) 第9条 会長,副会長,書記,専門部長,会計,監事及び組長(班長)は,総会でこれ を選任する。 (職務) 第10 条 会長は,会を統括し,会を代表する。 2 副会長は,会長を補佐し,会長に事故があったとき,又は会長が欠けたときはあら かじめ会長が指定した順序で,職務を代行する。 3 書記は,会務を記録し,会の内外への連絡及び広報を行う。 4 専門部長は,各専門部をまとめ,専門の業務を行う。 5 会計は,会の出納事務を処理し,必要な書類を管理する。 6 監事は,別に定めるもののほか,次の職務を行う。 (1) 会の財産の状況を監査すること。 (2) その他の役員の業務執行の状況を監査すること。 (3) 財産の状況又は業務の執行について不正の事実を発見したときには,総会に報 告すること。 (4) 前号の報告をするために必要あるときは,総会の招集を請求し,又は招集する こと。 7 組長は,組をまとめ,代表して,会務に協力する。 (任期) 第11 条 会の役員の任期は,○年とし,再任を妨げない。 2 補欠又は増員により,選任された役員の任期は,前任者又は現任者の残任期間とす る。 3 役員は,その任期終了後でも後任者が就任するまではその職務を行う。 第5章 組織 (専門部) 第12 条 会に次の専門部を置く。
(1) ○○部 (2) ○○部 (3) ○○部 (4) ○○部 (組) 第13 条 会の運営を円滑に行うために,会を小単位に分けた組を置く。 2 組は,会員の中から組長を選出する。 第6章 会議 ★ (会議の構成) 第14 条 総会は,正会員をもって構成する。 2 役員会は,監事を除く役員をもって構成する。 3 専門部会は,各専門部会の正会員をもって構成する。 (招集) 第15 条 通常総会は,毎年○回開催し,毎年度決算終了後3ケ月以内に開催する。 2 臨時総会は,正会員の5分の1以上の請求があったとき,又は役員会において総会 開催の決議があったときは,その請求があった日から○日以内に会長が招集する。 3 総会の招集は会員に対し,その会議の目的,内容,場所,時間を示し,少なくとも 5日前に通知する。 4 役員会は,必要に応じ,会長が招集する。 5 専門部会は,各専門部長が招集する。 (決議事項) 第16 条 総会は,次の事項を議決する。 (1) 活動計画,活動報告の承認 (2) 予算,決算の承認 (3) 資産管理報告の承認 「5分の1」の定数は変更できるが, 会員の総会招集を求める権利を奪う こととならないよう留意する必要が ある
(4) 会費改定の承認 (5) 規約の改定 (6) 役員の選出 (7) その他会の重要事項に関すること 2 役員会は,次の事項を議決する。 (1) 総会に付議すべき事項 (2) 総会の議決した事項の執行に関する事項 (3) その他総会の議決を要しない会務の執行に関する事項 3 専門部会は,次の事項を議決する。 (1) 役員会に付議すべき事項 (2) 会の議決した事項の執行に関する事項 (3) その他総会,役員会の議決を要しない会務の執行に関する事項 (表決権) 第17 条 正会員の表決権は,平等とする。 (定足数) 第18 条 総会は,正会員の2分の1以上の出席をもって成立する。 2 役員会,専門部会は,構成員の2分の1以上の出席をもって成立する。 3 ただし,やむを得ない事情で出席できないものは,委任状又は表決書面の提出によ り,出席者の数に加えるものとする。 (議長) 第19 条 総会の議長は,正会員の中から選出し,役員会及び専門部会は,それぞれ会 長及び専門部長が議長となる。 (議決) 第20 条 総会,役員会及び専門部会における議決は,出席者の過半数の賛成による。 賛否同数の場合は,議長がこれを決する。
(総会の議事録) 第21 条 総会の議事については,次の事項を記載した議事録を作成しなければならな い。 (1) 日時及び開催場所 (2) 総会員数及び出席会員数(委任状・表決書面提出者を含む) (3) 議事録署名人指名(選出)に関する事項 (4) 開催目的,審議事項及び議決事項 (5) 議事の審議の経過の概要及びその結果 2 議事録には,議長及びその会議において指名(選出)された議事録署名人が署名, 捺印しなければならない。 第7章 資産及び会計 (資産) ★ 第22 条 会の資産は,次に掲げるものをもって構成する。 (1) 会費 (2) 寄付金 (3) 協賛金 (4) 財産目録記載の財産 (5) その他 (会費) 第23 条 会の会費は,毎月徴収することとし,その額は細則で定める。 2 会費は,各組において徴収し,組長がまとめて毎月○○日までに会計に納入するも のとする。 (資産の管理) 第24 条 会の資産は,会長が管理し,その管理方法は役員会の議決による。 (経費の支弁) 会費は,一人月額○○ 円とする
第25 条 会の経費は,資産をもって支弁する。 2 正会員には,細則で定める額の弔慰金を支払うことができる。 (会計及び資産台帳の整備) 第26 条 会の収入及び資産を明らかにするために,会計及び資産に関する帳簿を整備 する。会員が,帳簿の閲覧を請求したときは閲覧しなければならない。 (予算及び決算) 第27 条 会の収支予算は,会計年度内におけるすべての収入及び支出の予定を計上し, 総会の決議により定める。 2 収支決算は,毎会計年度終了後3ケ月以内にその年度末における財産目録とともに 監事の監査を経て,総会の承認を得なければならない。 (会計年度) 第28 条 会の会計年度は,毎年4月1日に始まり,翌年3月31日に終わる。 第8章 雑則 (規約の変更) 第29 条 この規約は,総会において会員の4分の3以上の同意を得,京都市長の認可 を受けなければ変更することができない。 (書類及び帳簿の備付等) 第30 章 会の事務所に,次の書類及び帳簿を備えなければならない。 (1) 規約 (2) 会員の名簿 (3) 役員の名簿 (4) 財産目録 (5) 収入支出に関する帳簿及び証拠書類 (6) 役員会及び総会の議事に関する書類 「4分の3」の定数は変 更できるが,規約変更と いう重要事項を少数の 会員の意思により決す ることのないよう,これ を引き下げることには 慎重であるべき
(7) その他必要な書類及び帳簿
(細則)
第31 条 この規約の施行についての細則は,役員会の決議を経て別に定める。
附 則
総会議事録
1 開催日時 平成○○年○○月○○日 2 開催場所 3 会員総数 ○○名 4 定足数 ○○名 5 出席者数 ○○名 内訳 本人出席 ○○名 委任状出席 ○○名 6 議案 (1) 議長選任の件 定刻に至り,本日の総会は定数を満たしたので,有効に成立した旨を告げ,議長 の選任方法を諮ったところ,満場一致を持って○○を議長に選出した。 (2) 地方自治法第260条の2の「地縁による団体」認可の件 ……… (3) 規約に関する件 ……… (4) 構成員に関する件 ……… (5) 代表者の決定に関する件 ……… (6) 資産に関する件 ……… (7) 事業計画及び収支予算に関する件 ……… (8) 議事録署名人に関する件 ……… 以上この議事録が正確であることを証するため,議長及び議事録署名人は署名捺印 する。 平成○年○月○日 議長 ○○○○ 印 議事録署名人 ○○○○ 印 議事録署名人 ○○○○ 印○○○町内会
構成員名簿
構成員数 : 氏 名 住 所
保有資産目録様式(第十八条関係) 保 有 資 産 目 録 ○ ○ ○ 町内会 平成○○年○○月○○日現在 1 不動産 (1)所有権を有する不動産 ア 建物 名 称 延床面積 所 在 地 ○○○町内会集会所 60.5 ㎡ 京都市○○区○○町○○番地 イ 土地 地 目 面 積 所 在 地 宅地 42.6 ㎡ 京都市○○区○○町○○番地 2 不動産に関する権利等 (1)所有権以外の権原により保有している不動産 権 原 不動産の種類 所 在 地 (2)地域的な共同活動を行うためのその他の資産 資産の種類及び数量 1.国債 八分利付国債 券面金額 20 万円 取得金額 22 万円 2.社債 ○○株式会社 物上担保付社債 券面金額 80 万円 取得金額 92 万円
保有資産目録記載要綱 1(1)ア 建物 ○名称 ・・・ ○○町内会集会所,△△区公民館等の名称が付されている場合はこれに よること。そうでない場合は,「集会所」,「事務所」,「居宅」等の区分によ ること(参照:不動産登記法施行令第6条) ○延床面積・・・ 不動産登記法施行令第8条に基づき,各層ごとに算出された床面積を合 計したものとすること。 (注)不動産登記法施行令第8条「建物の床面積は,各階ごとに壁その他 の区画の中心線(一棟の建物を区分した建物については,壁その他の区 画の内側線)で囲まれた部分の水平投影面積により,平方メートルを単 位として定め,一平方メートルの百分の一未満の端数は切り捨てる。」 ○所在地 ・・・ 市区町村の地番及び家屋番号(登記されている場合)を記載すること。 1(1)イ 土地 ○地目 ・・・ 不動産登記法施行令第3条に定める区分により定めるものとすること。 (注)不動産登記法施行令第3条「地目は,土地の主たる用途により,田, 畑,宅地,塩田,鉱泉地,池沼,山林,牧場,原野,墓地,境内地, 運河用地,水道用地,用悪水路,ため池,堤,井溝,保安林,公衆用 道路,公園及び雑種地に区分して定める。」 ○面積 ・・・ 不動産登記法施行令第4条に定める「地積」と同一とすること。 (注)不動産登記法施行令第4条「地積は,水平投影面積により,平方メー トルを単位として定め,一平方メートルの百分の一(宅地及び鉱泉地 以外の土地で十平方メートルをこえるものについては,一平方メート ル)未満の端数は,切り捨てる。」 ○所在地 ・・・ 登記された土地の番号(地番)を記載すること。 (立木の所有権については,1(1)イ土地の「地目」を「樹種」(立木に関する法律第15条第2 号),「面積」を「数量」(同法第15条第2号,立木登記規則第8条)に読み替えて記載すること。 なお,所在地については,「立木に関する法律」第15条第1号の事項に留意すること。) (注)立木に関する法律第15条第1号「樹木が一筆の土地の一部に生立する場合に於いては其 の部分の位置及地積,其の部分を表示すべき名称又は番号あるときは其の名称又は番号」 2(1) ○権原 ・・・ 不動産登記法第3条各号に掲げる権原のうち「所有権」を除 くものとすること。(地上権,永小作権,地役権,先取特権,質 権,抵当権,貸借権,採石権) ○不動産の種類 ・・・ 土地,建物及び立木の区分によること。 ○所在地 ・・・ 原則として1に同じ。 2(2) ○資産の種類及び数量・・・ 国債,地方債,社債といった区分により,銘柄(公社債の場 合は,「何会社物上担保附社債」,国債及び地方債の場合は, 「何分利付何債」),券面金額及び取得金額を記入すること。
保有予定資産目録様式(第十八条関係) 保 有 予 定 資 産 目 録 ○ ○ ○ 町内会 平成○○年○○月○○日現在 1 不動産 不動産 の種類 保有予定不動産の 取得予定時期 購入等の 相手方 保有予定不動産の所在地 建物 平成○年○月○日 ○○○○ 京都市○○区○○町○○番地 2 不動産に関する権利等 資産の種類 権 原 権原取得の予定時期 土地 地上権 平成○○年○○月○○日
保有予定資産目録記載要綱 1 不動産・・・所有権を取得する予定不動産について記入すること。 ○不動産の種類 ・・・ 土地,建物及び立木の区分による。 ○取得予定時期 ・・・ 売買等により不動産の所有権を取得する予定時期を少なくとも年 月まで記載すること。 なお,この「取得予定時期」は,認可申請年月日とできる限り近 接していることが望まれる。 ○所 在 地 ・・・ 原則として市区町村内の地番(建物の表示登記において家屋番号 が登記されている場合には家屋番号)まで記載するものとするが, 住居表示によっても差し支えない。 2 不動産に関する権利等 ○資産の種類 ・・・ 不動産の場合は,土地,建物及び立木の区分による。 金融資産の場合は,国債,地方債,社債といった区分により記入 すること。 ○権 原 ・・・ 不動産の場合には,不動産登記法第3条各号に掲げる権原のうち 「所有権」を除くものとする。(地上権,永小作権,地役権,先取特 権,質権,抵当権,貸借権,採石権) ○保有予定時期 ・・・ 1に同じ。
就 任 承 諾 書
平成○○年○○月○○日
○○町内会の代表者に就任することを承諾します。
住 所 京都市○○区○○町○○番地
申請書様式(第二十二条関係) 平成○○年○○月○○日 京都市長あて 地縁による団体の名称及び主たる事務所の所在地 名 称 ○○○ 所在地 京都市○○区○○町○○番地 代表者の氏名及び住所 氏 名 ○○○○ 印 住 所 京都市○○区○○町○○番地
規 約 変 更 認 可 申 請 書
地方自治法第260条の3第2項の規約の変更の認可を受けたいので、別添書類を添 えて申請します。 (別添書類) 1 規約変更の内容及び理由を記載した書類 2 規約変更を総会で議決したことを証する書類届出書様式(第二十条関係) 平成○○年○○月○○日 京都市長あて 地縁による団体の名称及び主たる事務所の所在地 名 称 ○○○ 所在地 京都市○○区○○町○○番地 代表者の氏名及び住所 氏 名 ○○○○ 印 住 所 京都市○○区○○町○○番地
告 示 事 項 変 更 届 出 書
下記事項について変更があったので,地方自治法第260条の2第11項の規定によ り,告示された事項に変更あった旨を証する書類を添えて届け出ます。 記 1 変更があった事項及びその内容 2 変更の年月日 3 変更の理由認可地縁団体証明書交付申請書
(あ て 先) 京 都 市 長 平成 年 月 日 申請者の住所(法人にあっては,主たる 事務所の所在地) 申請者の氏名(法人にあっては,名称及 び代表者名) 印 (電話 - - ) 地方自治法第260条の2第12項の規定により,下記の地縁による団体に係る同条 第10項の規定により告示した事項に関する証明書の交付を請求します。 記 地縁団体の名称 主たる事務所の所在地 通 数(件数)認可地縁団体印鑑登録申請書
( あ て 先 ) 京 都 市 長 年 月 日 申 請 者 □ 本 人 □ 代理人 住 所 氏 名 ㊞ 京都市印鑑条例第16条の規定により印鑑の登録を申請します。 認可地縁団体の 名称 印 影 認可地縁団体の 事務所の所在地 印鑑登 録を受 けよう とする 者 登録の 資 格 □ 代表者 □ 職務代行者 □ 仮代表者 □ 特別代理人 □ 清算人 住 所 氏 名 ㊞ 注1 該当する□には, 印を記入してください。 2 本人が申請するときは,印鑑登録を受けようとする者の欄のうち住所及び氏名に ついては,記入する必要はありません。認可地縁団体印鑑登録証明申請書
( あ て 先 ) 京 都 市 長 年 月 日 申 請 者 □ 本 人 □ 代理人 住 所 氏 名 印 京都市印鑑条例第21条の規定により印鑑登録の証明を申請します。 認可地縁団体の 名称 印 影 認可地縁団体の 事務所の所在地 印鑑登 録を受 けてい る者 登録の 資 格 □ 代表者 □ 職務代行者 □ 仮代表者 □ 特別代理人 □ 清算人 住 所 氏 名 必要な証明書の 枚数 枚 注1 該当する□には, 印を記入してください。 2 本人が申請するときは,印鑑登録を受けている者の欄のうち住所及び氏名につい ては,記入する必要はありません。(参考)地方自治法(抄)
第260条の2 町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地 縁に基づいて形成された団体(以下本条において「地縁による団体」という。)は, 地域的な共同活動のための不動産又は不動産に関する権利等を保有するため市町 村長の認可を受けたときは,その規約に定める目的の範囲内において,権利を有し, 義務を負う。 2 前項の認可は,地縁による団体のうち次に掲げる要件に該当するものについて, その団体の代表者が総務省令で定めるところにより行う申請に基づいて行う。 ① その区域の住民相互の連絡,環境の整備,集会施設の維持管理等良好な地域社 会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を行うことを目的とし,現にその活 動を行っていると認められること。 ② その区域が,住民にとって客観的に明らかなものとして定められていること。 ③ その区域に住所を有するすべての個人は,構成員となることができるものとし, その相当数の者が現に構成員となっていること。 ④ 規約を定めていること。 3 規約には,次に掲げる事項が定められていなければならない。 ① 目的 ② 名称 ③ 区域 ④ 主たる事務所の所在地 ⑤ 構成員の資格に関する事項 ⑥ 代表者に関する事項 ⑦ 会議に関する事項 ⑧ 資産に関する事項 4 第2項第2号の区域は,当該地縁による団体が相当の期間にわたって存続してい る区域の現況によらなければならない。 5 市町村長は,地縁による団体が第2項各号に掲げる要件に該当していると認める ときは,第1項の認可をしなければならない。 6 第1項の認可は,当該認可を受けた地縁による団体を,公共団体その他の行政組 織の一部とすることを意味するものと解釈してはならない。 7 第1項の認可を受けた地縁による団体(以下「認可地縁団体」という。)は,正 当な理由がない限り,その区域に住所を有する個人の加入を拒んではならない。 8 認可地縁団体は,民主的な運営の下に,自主的に活動するものとし,構成員に対 し不当な差別的取扱いをしてはならない。 9 認可地縁団体は,特定の政党のために利用してはならない。 10 市町村長は,第1項の認可をしたときは,総務省令で定めるところにより,これ を告示しなければならない。告示した事項に変更があったときも,また同様とする。 11 認可地縁団体は,前項の規定に基づいて告示された事項に変更があったときは, 総務省令で定めるところにより,市町村長に届け出なければならない。12 何人も,市町村長に対し,総務省令で定めるところにより,第10項の規定によ り告示した事項に関する証明書の交付を請求することができる。この場合において, 当該請求をしようとする者は,郵便又は信書便により,当該証明書の送付を求める ことができる。 13 認可地縁団体は,第10項の告示があるまでは,認可地縁団体となったこと及び 第10項の規定に基づいて告示された事項をもって第三者に対抗することができ ない。 14 市町村長は,認可地縁団体が第2項各号に掲げる要件のいずれかを欠くことと なったとき,又は不正な手段により第1項の認可を受けたときは,その認可を取り 消すことができる。 15 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 (平成18年法律第48号)第4 条及び第78条の規定は,認可地縁団体に準用する。 16 認可地縁団体は,法人税法 (昭和40年法律第34号)その他法人税に関する 法令の規定の適用については,同法第2条第6号 に規定する公益法人等とみなす。 この場合において,同法第37条 の規定を適用する場合には同条第4項中「公益 法人等(」とあるのは「公益法人等(地方自治法(昭和22年法律第67号)第2 60条の2第7項に規定する認可地縁団体(以下「認可地縁団体」という。)並び に」と,同法第66条の規定を適用する場合には同条第1項及び第2項中「普通法 人」とあるのは「普通法人(認可地縁団体を含む。)」と,同条第3項中「公益法人 等(」とあるのは「公益法人等(認可地縁団体及び」とする。 17 認可地縁団体は,消費税法 (昭和63年法律第108号)その他消費税に関す る法令の規定の適用については,同法 別表第3に掲げる法人とみなす。 第260条の3 認可地縁団体の規約は,総構成員の4分の3以上の同意があるとき に限り,変更することができる。ただし,当該規約に別段の定めがあるときは,こ の限りでない。 2 前項の規定による規約の変更は,市町村長の認可を受けなければ,その効力を生 じない。 第260条の4 認可地縁団体は,認可を受ける時及び毎年1月から3月までの間に 財産目録を作成し,常にこれをその主たる事務所に備え置かなければならない。た だし,特に事業年度を設けるものは,認可を受ける時及び毎事業年度の終了の時に 財産目録を作成しなければならない。 2 認可地縁団体は,構成員名簿を備え置き,構成員の変更があるごとに必要な変更 を加えなければならない。 第260条の5 認可地縁団体には,1人の代表者を置かなければならない。 第260条の6 認可地縁団体の代表者は,認可地縁団体のすべての事務について, 認可地縁団体を代表する。ただし,規約の規定に反することはできず,また,総会 の決議に従わなければならない。
第260条の7 認可地縁団体の代表者の代表権に加えた制限は,善意の第三者に対 抗することができない。 第260条の8 認可地縁団体の代表者は,規約又は総会の決議によって禁止されて いないときに限り,特定の行為の代理を他人に委任することができる。 第260条の9 認可地縁団体の代表者が欠けた場合において,事務が遅滞すること により損害を生ずるおそれがあるときは,裁判所は,利害関係人又は検察官の請求 により,仮代表者を選任しなければならない。 第260条の10 認可地縁団体と代表者との利益が相反する事項については,代表 者は,代表権を有しない。この場合においては,裁判所は,利害関係人又は検察官 の請求により,特別代理人を選任しなければならない。 第260条の11 認可地縁団体には,規約又は総会の決議で,1人又は数人の監事 を置くことができる。 第260条の12 認可地縁団体の監事の職務は,次のとおりとする。 ① 財産の状況を監査すること。 ② 代表者の業務の執行の状況を監査すること。 ③ 財産の状況又は業務の執行について,法令若しくは規約に違反し,又は著しく不 当な事項があると認めるときは,総会に報告をすること。 ④ 前号の報告をするため必要があるときは,総会を招集すること。 第260条の13 認可地縁団体の代表者は,少なくとも毎年1回,構成員の通常総 会を開かなければならない。 第260条の14 認可地縁団体の代表者は,必要があると認めるときは,いつでも 臨時総会を招集することができる。 2 総構成員の5分の1以上から会議の目的である事項を示して請求があったとき は,認可地縁団体の代表者は,臨時総会を招集しなければならない。ただし,総構 成員の5分の1の割合については,規約でこれと異なる割合を定めることができる。 第260条の15 認可地縁団体の総会の招集の通知は,総会の日より少なくとも5 日前に,その会議の目的である事項を示し,規約で定めた方法に従ってしなければ ならない。 第260条の16 認可地縁団体の事務は,規約で代表者その他の役員に委任したも のを除き,すべて総会の決議によって行う。
第260条の17 認可地縁団体の総会においては,第260条の15の規定により あらかじめ通知をした事項についてのみ,決議をすることができる。ただし,規約 に別段の定めがあるときは,この限りでない。 第260条の18 認可地縁団体の各構成員の表決権は,平等とする。 2 認可地縁団体の総会に出席しない構成員は,書面で,又は代理人によって表決を することができる。 3 前2項の規定は,規約に別段の定めがある場合には,適用しない。 第260条の19 認可地縁団体と特定の構成員との関係について議決をする場合に は,その構成員は,表決権を有しない。 第260条の20 認可地縁団体は,次に掲げる事由によって解散する。 ① 規約で定めた解散事由の発生 ② 破産手続開始の決定 ③ 認可の取消し ④ 総会の決議 ⑤ 構成員が欠けたこと。 第260条の21 認可地縁団体は,総構成員の4分の3以上の賛成がなければ,解 散の決議をすることができない。ただし,規約に別段の定めがあるときは,この限 りでない。 第260条の22 認可地縁団体がその債務につきその財産をもって完済することが できなくなった場合には,裁判所は,代表者若しくは債権者の申立てにより又は職 権で,破産手続開始の決定をする。 2 前項に規定する場合には,代表者は,直ちに破産手続開始の申立てをしなければ ならない。 第260条の23 解散した認可地縁団体は,清算の目的の範囲内において,その清 算の結了に至るまではなお存続するものとみなす。 第260条の24 認可地縁団体が解散したときは,破産手続開始の決定による解散 の場合を除き,代表者がその清算人となる。ただし,規約に別段の定めがあるとき, 又は総会において代表者以外の者を選任したときは,この限りでない。 第260条の25 前条の規定により清算人となる者がないとき,又は清算人が欠け たため損害を生ずるおそれがあるときは,裁判所は,利害関係人若しくは検察官の 請求により又は職権で,清算人を選任することができる。 第260条の26 重要な事由があるときは,裁判所は,利害関係人若しくは検察官
の請求により又は職権で,認可地縁団体の清算人を解任することができる。 第260条の27 認可地縁団体の清算人の職務は,次のとおりとする。 ① 現務の結了 ② 債権の取立て及び債務の弁済 ③ 残余財産の引渡し 2 清算人は,前項各号に掲げる職務を行うために必要な一切の行為をすることがで きる。 第260条の28 認可地縁団体の清算人は,その就職の日から2箇月以内に,少な くとも3回の公告をもって,債権者に対し,一定の期間内にその債権の申出をすべ き旨の催告をしなければならない。この場合において,その期間は,2箇月を下る ことができない。 2 前項の公告には,債権者がその期間内に申出をしないときは清算から除斥される べき旨を付記しなければならない。ただし,清算人は,知れている債権者を除斥す ることができない。 3 認可地縁団体の清算人は,知れている債権者には,各別にその申出の催告をしな ければならない。 4 第1項の公告は,官報に掲載してする。 第260条の29 前条第1項の期間の経過後に申出をした債権者は,認可地縁団体 の債務が完済された後まだ権利の帰属すべき者に引き渡されていない財産に対し てのみ,請求をすることができる。 第260条の30 清算中に認可地縁団体の財産がその債務を完済するのに足りない ことが明らかになったときは,清算人は,直ちに破産手続開始の申立てをし,その 旨を公告しなければならない。 2 清算人は,清算中の認可地縁団体が破産手続開始の決定を受けた場合において, 破産管財人にその事務を引き継いだときは,その任務を終了したものとする。 3 前項に規定する場合において,清算中の認可地縁団体が既に債権者に支払い,又 は権利の帰属すべき者に引き渡したものがあるときは,破産管財人は,これを取り 戻すことができる。 4 第1項の規定による公告は,官報に掲載してする。 第260条の31 解散した認可地縁団体の財産は,規約で指定した者に帰属する。 2 規約で権利の帰属すべき者を指定せず,又はその者を指定する方法を定めなかっ たときは,代表者は,市町村長の認可を得て,その認可地縁団体の目的に類似する 目的のために,その財産を処分することができる。ただし,総会の決議を経なけれ ばならない。 3 前2項の規定により処分されない財産は,市町村に帰属する。
第260条の32 認可地縁団体の解散及び清算は,裁判所の監督に属する。 2 裁判所は,職権で,いつでも前項の監督に必要な検査をすることができる。 第260条の33 認可地縁団体の清算が結了したときは,清算人は,その旨を市町 村長に届け出なければならない。 第260条の34 認可地縁団体に係る次に掲げる事件は,その主たる事務所の所在 地を管轄する地方裁判所の管轄に属する。 ① 仮代表者又は特別代理人の選任に関する事件 ② 解散及び清算の監督に関する事件 ③ 清算人に関する事件 第260条の35 認可地縁団体の清算人の選任の裁判に対しては,不服を申し立て ることができない。 第260条の36 裁判所は,第260条の25の規定により清算人を選任した場合 には,認可地縁団体が当該清算人に対して支払う報酬の額を定めることができる。 この場合においては,裁判所は,当該清算人(監事を置く認可地縁団体にあっては, 当該清算人及び監事)の陳述を聴かなければならない。 第260条の37 認可地縁団体の清算人の解任についての裁判及び前条の規定によ る裁判に対しては,即時抗告をすることができる。 第260条の38 裁判所は,認可地縁団体の解散及び清算の監督に必要な調査をさ せるため,検査役を選任することができる。 2 前3条の規定は,前項の規定により裁判所が検査役を選任した場合について準用 する。この場合において,第260条の36中「清算人(監事を置く認可地縁団体 にあっては,当該清算人及び監事)」とあるのは,「認可地縁団体及び検査役」と読 み替えるものとする。 第260条の39 次の各号のいずれかに該当する場合においては,認可地縁団体の 代表者又は清算人は,非訟事件手続法 (明治31年法律第14号)により,50 万円以下の過料に処する。 ① 第260条の22第2項又は第260条の30第1項の規定による破産手続開 始の申立てを怠ったとき。 ② 第260条の28第1項又は第260条の30第1項の規定による公告を怠り, 又は不正の公告をしたとき。