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鋼繊維補強コンクリー トの吹付けに関する施工実験

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U.D.C.624.191.819

鋼繊維補強コンクリー トの吹付けに関する施工実験

西ヰ公建設技粥 VOL4

大矢 一夫 * 松井 健‑一 **

寺 本 勝 三 *** 阿部 直*** *

要 約

本実験 は,鋼繊 維補 強 コンク 1)‑ 卜を吹付 けに用 い る場 合 に,鋼繊 維 の種類 や添加量

コンク リー トの性状 や施工性 に どの よ うな影響 を与 えるか を,現場で乾 式

吹付

け機 (ア リ バ 260) を用 いて実際 に吹付 けて, 調査 す るこ とを 田 内として行 った もので あ る。

実験 の結果,鋼繊 維補強 コン ク リー トを吹付 け る場 合,機械 設備 な どは従来の吹付 けに 対 す る もの と変更 す る必要 はな く, コン ク リー トとしては強度 や リバ ウン ドな どに優 れて

い るこ とを確 認 した。

目 次

§1. まえが き

§2.実験 の計 画

§3.試験の方法 と結果

§4.考察

§1 . まえが き

NATM

施工で は地 山掘削後

だ ちにコンク リー トを 吹付 けて地 山 を被覆 して, 表面 の風 化 を防 ぎ, はだ 落 ち を防 ぐ と共 に ロックボル トと併 用 して地Il」を支保 す る。

この意 味

でNATM

施工 にお け る吹付 けコンク リー トの 役割 は大 きい。

吹付 けコンク リー トの吹 付 け厚 さは地 山の状 況 に よ り 異 な るが,通 常 は5‑2

0 C

蘭 変で, 厚 い ときには数層 に 分 けて吹付 けなければ な らず,剥 落 な どの危険 も大 き く コス ト高 とな る。 これ ら吹付 けコン ク リー トに要求 され る性状 は,初期強度 が大 き く施 コ二性 が良 い こ とで あ る

最近,

吹付 けコン ク リー トに穿開似 位を添 加 して その性 状 を改善 しよ う とす る試 みが な され てい る。

吹付 けコンク リー トに鋼繊維 を添 加す るこ との利 点 は 1)強度 の増加 (特 にrlllげ強度, 引弓扇動変)

2)吹付 け厚 さの滅 少

3)ひび割 れの減 少, タ フネ スの増加

4)補修工 の減 少

5)剥 落 や, リバ ウン ドの減 少

当支術研究部技術研究所副所 長

*雪女術研究部技術研究所

***土木 設計部 設計課副 課 長

***東北 (支)下郷(.Ltjl)紬 3rr長

な どで あ る。

Lか し, これ らの性 状や施 工性 につ いては実施例 も少 な く, 設計 や施工 に対 す るデー タ も少 ない。吹付 けコン ク リー トに関す る

性 状 は コン ク リー トを実際 に吹付 け て供試体 を作 成 Lた り

,

性 を判断 す るこ とが不可欠 で あ る。

本実験 は,封秘 t瑚 亨強 コン ク リー トを吹付 けにい る にあた り,施二日堂や コンク リー トの性状 に関す る基 礎的 な資料 を得 るため に, 各種 の鋼

繊維

を添加 Lた コン ク リ ー トを, トンネルの施 工現場 で実際 に

吹付

け るこ とによ り実施 した もので あ る。以下実験 の計画及 び結果 につ い て報吾す る。

§ 2. 実験の計画

吹付 けコシ ク リー トの性状 は吹付 け方式 や吹

け機 の 種類 な どに影響 され るO また,

封 紬 引

潮髄L!コン ク 1)‑ 卜

も婁鞘揖 陣の種類 や寸法 及 び添加鼠 な どに

影響

を受 け る。

この意味で は実験 の規模 は相 当大 き くす る必要 があ るが, 今 回の実験 は,現場で の施」二に合 わせ て機 械 設備 を その

まま

用 したため,吹付 け方式 や機種 な どは限定 され, 乾式吹付 け (セ ミ湿式 ) に よ り実施 した。

2‑1 実験 に用 いた材料

実験 に用いた材 料 は次の もので あ った。

(1)S鞘粘性

維 は製造方法 に よ り, せ ん断 フアイベ カ ッ トワイヤ ファイバ, 切削 ファイバ な どに分 かれ る.

鋼繊 維 の形状 や寸法 につ いて も, 各 メー カ とも用途 に応 じて姿煙 珪類製造 してい る。今 回の実験 で は表 ‑ 1に示 す よ うに製 造方法 の異 った 3銘柄8種類 の鋼 17

(2)

飼織維補強 コンクリー トの吹付 に関す る施工実験

表‑ 1 'ji験 にいた鋼繊甜

[二 T

J

l.偏 示:rl111「 W IL1

山 州〜l 1 . t ' t

iA‑ 1 盲0.5×0.5×20≡

指 二言1万前 ".tk 57H'l31粁フ ア イノ l

・B‑ 1 〜,05×25 ‑〉̀̀̀̀mW㌦仙

…B‑ 2 〜,0.4×25

カ ッ トワ イヤ

:: ;

C 毒0.5×05×301川フ ァ イバ 巨

繊維 を準備 した。

( 2 )

コンクリー ト材料

吹付けコンクリー トの材料は次 に示す ものであっ た。

セメン ト:B種 フライアッシュセメン ト 細 骨

材 : 砕

砂,比重2.68

,粗

粒率2.83

組 甘

利 :豆砂利10mnl以

,比重2.60,粗粒率4.99 混 和剤 :吹付 け用急結 (1招 く)

(

骨材のふ るい け試 の結果 は表 ‑2に示す) 2‑2 吹付 けコンクリー トの配合

吹付 けコンクリー トの配合は

場で

実際 に施

工 してい るものを基本 とLで, これにそれぞれの邦舶 if;.を,

1. 0 %

, 1.5%,2.0%添加することに LたO吹付けコンクリー ト の計画配合は表‑3に示す とお りであるO

鵬 日 比汗 '';;J芸,i‑照 覧;Jく l・ ‑l ・6.2 .2 2.60 ■ 3.LI L至 2.1,、コ2 i4.1日 〜99‑

西松建設支報 VOL 4

表‑4に示す とお りであ り, それ らの配置は図‑1に示 す とお りである。

2‑4 試験の項 目

実験 は鋼繊彩

削鼓コンク1)‑ 卜を乾式

吹付

け機 (セ ミ 湿式)を用いて吹付けるにあた り,従来の吹付けコンク 1)‑ トの設備で施工が可能か吾か, また吹付 けられた コンクリー トの性状 とそれ らに及ぼす鋼繊維の種類や添

図‑ 1 Ll姉J.け機械

設備

及び作業日配

加量の壬沼 嬰を確認す るために実施 Lた もので,次 に示す 各項 卜‖ニついて試験 した。

1)ミキサによる鋼繊維の混合性

秦 ‑2 骨材 試験成頼長

ユ、 る い 分 け (衣jli二%)

48 10 5

表‑3 吹付 け コ ン ク リー トの配 合

2 1

鋼繊維 1 m3 ''. の 和 利 (kg) H,V/C …S/A

一 一

・ 卜 [亘 :互:二重

E 2.0

350

1

5 0 6≡3 6 2 F1 0 . 5萱

一一 ̲ ー 」 ‑ . ̲ . ー W L … ‑i ¶

L49

6

M

J A ̲ ̲ 型二 王⊥

1485 i 357 壬 10.5 萱

なお,回の

で は SE縄 揖経を箱単位 て卜紋Lたので, 表 ‑4 1、‖ナ機械及び

. 馴l ' i

飾軌 経の種類や添加率によ̀)

,1

バ ッチ りの紳 )混ぜ ㌻首 肯 「",['jt,1・,捕 量

‑一定 とはならず170‑340Eであった0

2‑3 実験 に用いた機械,言封斎

実験 に

た吹付け機械及びコンクリー ト製造設備は 18

■■i面

容jli・̲1,000kg,]糾 、H1,・E削okg,

日本度f I i 灘f 器社製

i),0.5m3.37.5rmp,2

2 k W 、I H I ,

吹付機 再と式,ALIVA260

(3)

西松 建 設 享琵VOL 4

2)吹付 けコンク1)‑ 卜の単位水量 3)吹付 けリバウン ド率

4)鋼

維の吹付 け付着

5)吹付 けコンクリー トの強度

§ 3. 言 鵡貧の方法 と結果

3‑1 ミキサによる鋼織経の混合性

封柳 田ま種類や添加量及び ミキサの型式や材料の投入 方法な どによって,混合性が異な り,場合によっては ミ キサ内で封輔 佐がか らまi),いわゆ るファイバボールの 形成があ るといわれている。 また

牧件

中 二蛋E秘 位が折れ た 州 抽 言った りす ることも予想 されるO これ らの状況を 調査す るために ミキサで混合 した材料 よ り適宜試料を採 取 しそこに含 まれる鋼繊維の最を測定 しば らつ きをチェ

ックす ると共に,鋼繊維の形状の変化を観察 した。なお, 今回の実験では封搬 出よ計う:l7(機は りミキサに至 る.銅 粛kL 入用のベル トコンベアの上 に,手でほぐしなが ら骨材の 投入 と同時に添加す る方法 を採用 した。鋼繊維の投入に 要 した時間は平均 して4‑5分間であ り,材料の

枠は 投入時間を含 めて10分間石渡 であった。

試験の結果 より,封覗躯位の分

性はいずれ も良好で, 数回採取 したコンクリー ト中に含 まれる茅髄 緋三見は封画 最に比較 していずれ も±0.1‑0.05%の範囲内にあ り, 今回の実験 における材料の投入及び健粋の方法や ミキサ の型式な どは,鋼繊維の入った吹付 けコンクリー トの ド ライミックスには特 に問題はなかった と考 えられる。 ま た撹

中の卓l榔 位の変形は鋼繊維の種類によってかな り 差があ り,特 に切削ファイバの折れ (切

断)

が 目立ったo 全般的な傾向 としては繊維長の大 きい もの程変形 し易い

ようである。 ファイバボールについてはBの鋼繊維の2

%添加の場合にのみわずかにその傾向があ り,吹付ける 前 に除去す る必要があった。

毒Ⅰ秘 位の投入には分散機が鮎 、られることもあるが, 今回の ように計謝 幾よ りベル トコンベアを用いて材料を ミキサ に投入す るような型式のプラン トでは, このベル トコンベアを利用 して鋼繊維を手でほぐしなが ら投入す る方法 は,混性試験の限 りでは問題 はない と考 えられ た0

3‑2

吹付 けコンクリー トの単位水量

乾式吹付 け工法ではコンクリー トの単位水量は,吹付 け作業員によりノズル部

で 調

節されて定 まる。 このため 設言

1

71(最 と施工 された水量 とは, ときとしてかな り異な るO吹付 けられたコンクリー トの単位水最を管理するこ とは施工性やコンクリー トの

性 状を

判断す るために重要 である。 このために実験では 1バ ッチづつ区切って吹付

鋼線維補強コンクリートの吹付に関する施工実験

け, その間に使用 した水量 を計測 した。

実験の結果 より各配合の実質吹付け配合を表‑5に示 した。 この結果,吹付 けコンクリー トの水セメン ト比は 目標値の50%に比較 して大 きくな り,平均す ると55.8% (48‑67%,標準偏差4.5%,変動係数8.0%)であった。

このことは鋼繊維を添加 したための影響の他 に吹付けを 1バ ッチ毎に区ej]って施工 したために,吹付け開始時 と 終了時にか ら吹 きす る水量の

響があ らわれ,全 榊 '引二 水量が増加 した と思われる。 また,今回の実験 に用いた 骨材の表面水最はやや多 く,細骨材で6%,粗骨材で 2

%あ り,骨材 に含 まれるアトがすでに標 とす る単 位 7怖 i・'. の侵近 くにな り, この ことも吹付けコンク1)‑ 卜の単位

響は1バ ッチの吹付 け最が少なかったことで 僧 大きく なった と考 えられる。

今回の実験では封繊 維の種方陣 添加 勘二よる単位水量 の変化は認められなかったが, これ

乾式

付けのため に封

勘 こよるコンクリー トのコンシステンシーへの影 響が漬二接にはあ らわれなかったためであろうO乾式吹付 けによ り鋼繊

補強コンクリー トをI蔽 1二す る場合,

位 水量は特 に変化 させな くともよい と考 えられる。

表‑5 E

l 姉

l・けコンクリー ト吹付け配合

; NO.

セル hl骨材状付け配合 (lmS粗骨材 鋼樹 枝≡当 りkEg)水A(A++B)B W(形)′Cの鼠1バ ッチ(e) 1‑1 365 ∋≡1471 369 81.0 7(10+976.39.)3 48.3 247 ≡ 1‑2 359 1448h 63 79.7 91.(17+989.47.)7 52.7 日 51

2 351 1416 355 上 111(.29.i.945;5 ∃59.1 257 3 ∃ 353 1425 357 78.4巨 06(101946,.1 巨 7.3 255 ≡

∃ 4 喜 352 1421 356 78.2 108(.28+904.65,)8 58.1㍍

≡5‑1 ∈ 357 ∃1441 361 0 ∃106.(23+903.57.)2 56.9 ≡ 2 52 ∃

【5‑2 374 喜1510 日 79

o 喜 63震 .110," ・.1! 2"

6 341 上 376 34575.8

l

36(,282;.962,.8 喜67.3 264

7‑1 348 1441 361 79,1葦 99.(14+996.67.)2 56.4 316 7‑2i 354 1465 ∃ 3 67】 8 0,5 84,(10+982.88.)8 ∃51.6 312

8

353 460 66 ≧ 80tl喜 87(.1581.9,8,.4 52.7 312

≡ 9 3511 145 63 い 9.7喜 93(.119i.9,7,.8 54.4 日 14 lO‑1】 353 日 419 い 50 毒117.7 106(2207.985,.6 57.1 340 10‑2 ≡ 364 ∃1462 ー 361 ≦121.3 79.(11+977.6)8.5 48.8 330 )1‑1い 71 日 397 ∃ 348 い 16.0 110.(24+905.14.)7 55.2 ∃ 21 6

"i‑2 369 …139 346 い 15.4 115.(20+909.24.)2 56.6 217 12 349 1400 喜349 い 16‑117(ill.944,.1 60.6 172

≡ 13 い 57 い 425 ii357 い 58.7i 94(.14,L946,.0 53.3 252

水A吹付時 に使用した水 簸 7K

B は

乍;相 の老Uli

19

(4)

鋼 線維補 強 コンクリー トの吹付 に関 す る施工実験

3‑3 吹付けリバウン ド

吹付 け:I事 におけるリバウン ドは重要な要素を含む。

1)バウン ド率に長沼 竿をlJ‑・える要因には吹付け面の状況や 施工方法 などがあげ られる。今回の実験では現場での都 合によ り,垂面lt1‑でかつ事前に吹付けを施 LLた̲日こさ らに重ねて吹付けた場合の リバ ウン ドを

測 した

測定 結果は表‑6に示す とお りである。

結果 より,郵覗脇ffiの添加によるリバウン ドの影響の程 度は鋼繊維を添加 しない配合の リバウン ド率が大きかっ たことか ら

較の対象 とはな り難い。 しか し従来 よ り吹 付けコンクリー トの リバウン ドの実績 は面 TTT'で15‑25

% といわれ, このことか ら考 えると今回の実験での リバ ウン ド率は小さ く,吹付け面の条件が良好であったこと を除いて も,部㈱ :ft:Iを添加す ることにより吹付 けコンク

リー トの リバウン ド率は減少す ると推定される。

3‑4 鋼繊維の付着率

吹付けコンクリー トの吹

け配合 と付着配合には‑殻 に差がある。 この傾向を確認す るためには,吹付けられ たコンクリー トを洗 い分析 して付着配合を求めなければ ならない。 しか しこれ らの試験には多 くの時間 と労力を

表 ‑6 吹けリバウンド試験結果

.・ 〜 ・ l

NO. 昌 ↓;/;';'11半l)鵬 iI (kg' l 滝 打L ‑ ‑(㌔ )

E 77.2∃12.畑 52.7 . ∵2 1:‑.0 ;A‑2… 4一 丁 . '.48 t 9‑ ‑ 14.3∃2̲■1.0 ∃5・ 二‑9.'1

2

喜 o

… 584 E203.4

̲

仙仙.̲̲̲ 三 ̲‑.

1・0 喜B‑3… 760 1・5 ∃A‑1毒 820 iT T盲二言丁…嘉㌃

ll‑2∃1・5

17.3 …48.8 i 94.0】話す丁五 首1

必要 とし,現場での試

で は

精度的

にも

問題がある。 こ のために今回の実験では付着コンクリー ト中の郊繊 維の 二‡7"7,:.のみを測定 LたO

調 鋸よコンクリー トを吹付けた蹄 象に試料を採取 し, それに含 まれる飾舶 作の旅 と形状の変化を観察す ること によ り実施 した。 さらにコンクリー トの強度試験後の供 試休を

砕 Lて, それに含 まれる鋼繊

競 をも測定 Lた。

試験の結果は表‑7に示す とお りであるO この内,試験 Aは現場で

甘後にパわ レより約1,2kgの試料 を採 取 し試験 Lた もので,試験Bは,曲げ

如し験をLた後 の供試体のlf'J摘 は り約1kgの試料 を採取 して試験 Lた

ものである。

試験の結果を見 ると都

椎の混入率はかな りのば らつ きがあるが,1.0%の添加では平均 してその85%が付着 し 20

西松主筆設技報 VOL 4

秦‑7 鋼 繊

維 の 什 差

A ‑ 1 1 . 1 . 1 4 1 1 . . 4 4 4 2

B

‑ 3 r 1 . 5 0 . 9 6 0 . 8 3

】11 ∃B

‑ 3

】 ∃

l l . 5 ∃0 . 9 6

12 書 C

1 . 5 ∃1 . 1 9 1 . 3 1

13 A‑ 1 書

2 . 0 書1 . 8 6 1 . 6 3

≡14 B‑2 E≡≡ 2ー

0 ≡ 十卜 1 . 1 9

ていた

O

封湘

‑・Iの付着率は添加率の増加に伴ない減少す る傾向がみ られた(添加2.0%ではその75‑80%が付着 )0

‑一一一一般 には勇断や切削 ファイバのように断面形状の角ぼっ た封軸 椎の付着が良好で,寸法の長い ものが付着はやや 良いようである。今回の実験の限 りでは鋼繊維量が多 く なると吹付けられた鋼繊維の分布にはば らつ きが多 くな るようで,付着率の減少 と伴なって添加量の増加に比例 した効果 は

きないようである。

また,吹付けによる封舶 作Iの変形 については,試験A によって採取 した鋼繊維について,300以闇 1った もの及 び切断された ものを選 びだ しその重量 を

全体 に対す る割合で示 し折れ曲が り率 とした。試験の結果は表‑8 に示す とお りで,変形 についてはカットワイヤが最 も安 定 してお り,混合後で8%相 生,吹付け後で15‑20%で あった。勢断 ファイバは0.5×0.5×20mmのものがカッ

トワイヤ と同等であったが,25mTTL30mmの長い ものは ミ キサ内で25%及び45%が変形 し,吹付 け後は40%及び50

%が変形 していた。切削ファイバは曲が りはないが ミキ サ内で40%以上 吹付 け後は60‑70%が折れて2‑3片

(5)

西松建設技報 VOL 4

表‑ 8 鋼繊維 の 変 形 状 況

【 N o .

∃鋼繊維の種類.寸 繊維 粥執雑の締れEf惰 樺

H

/ l T F 灘

法 (mm) 加率惰)い 昆 合 後 け後

∈ 1∃A1 o一5×0.5×20い .o E 8.1 20.0 2 A‑2 0.5×0.3×25 1.0 0 5.6 39.6 E 3喜A‑3 0

.

5×0.5×30≡1.0 45.3 5

0

.2

4

喜C

0

.

5×0.5×30≡1.0 E61.5菜※ 64.0

6喜B‑4 ¢0.4×20 1.0 16.8 17.2 7 B‑3 ¢0.45×251.0 7.2 16.7 8EB‑2 ¢0.4×251.0 6.8 22.8 9 ら‑1 ¢0.5×25 1.0 ≡喜 6.1 15,9 10 A‑1 0.5×0.5×20 1.5 … 8.7 18.2 ll B‑3H o.45×25 1.5 8.9 14.0 12 C ∃0.5×0.5×30 1.5 42.2※ ※ 72.9i髭※

13 A‑1喜0.5×0.5×30 2.0 16.1 20.1

菜300以卜曲 が っ た もの 及 び L))rlJlした もの の 乍体 に刈 す る

F 7 Hに 比

:‥二日 ∵こLリIL.11

ー ∠至心

に切断されていた。

3‑5 強度試験

吹付 けコンクリー トの強度試験の方法 には定 まった も のがない。 このため今回の実験では‑鴻箕に

いられてい る,木製パネルに

吹付

けたコンクリー トよ り供試体 を切 りだ して試験する

法 を採用 した。パネルは50×50×15 cmとしてこれを約60'にたで掛 けてコンクリー トを吹付け た。 この パネルよ り材令2日及び3日で¢50mmのダ イヤ モン ドビッ トを用いてコア ・ボー リングをL

供試体 を 作成 し圧縮強度試験 を実施 し,材令7日及び2引ヨには10

×10×40cmのは りを切 り出 しJIS・A・1106によ り曲げ 強度及び

縮強度を試験 した。 なお

加デお鴇灸の戦荷は吹 付け方向 と 一 とLた。

験の結果は表‑9に示す とお

りである。

訊 験の結果 より,吹付 けコンク1)‑ トに鋼繊維 を添加 す ることによ り材令28日の臼滋 子及びHllげ強度は,鋼繊維

添加率1.0%では30‑40%,添加率1.5%では40‑60%, 添加率2.0%では40%程度いずれ も増加 したQ

重機揖位の種類や寸法の毒等栗嬰については今回の実験では 明確ではなかったが,全般的にはカットワイヤが効果が 大 きく,次 いで勢断 ファイバ,切削 ファイバの順であっ た。 また,封糊 ff:Iの径の細い もの程効果は大 きいようで あった。

初期強度については,ば らつ きが大 きく封縦

翻 lIの 効果を明 らかにす るにはいた らなかったO特 に銅摘緋授

1.0%添 加 した ものの圧縮 強度では効果は明確でなかっ

鋼飽維補強 コンクリ‑ トの吹付 に関 す る施工実験

表 ‑9 吹付けコンクリー ト強度 試験結果

た。 これは若材令におけるコアボー リングの悪影響 (鋼 繊維補強コンク1)‑ 卜では,鋼繊維の影響

で1

寺にカット 面がルーズにな り易い)や,鋼

繊 維

を添加す ることによ

り吹付けコンクリー トの空隊が ときとLて増加す る傾向 があったことなどが,初期の圧縮強度を小さ くした原図

になっていると考 えられる。

§4. 考察

封榔

鋸虫コンクリー トの吹付けに関す る現場実験 に よって得 られた結果 をまとめると次のようであ る。

1)鋼 繊

の ミキサで

混合はいずれ も良好で

,

従来 の吹付けコンクリー ト用の混合装置で十分

にコ

ンク

リー トを製造で きる。

2)鋼

tf壬の ミキサ‑の投入

法は,プラン トの型式 21

(6)

銅銭維補強 コンクリー トの吹付 に関す る施工実験

な どに よ り異 な るが,必ず しも分散 機 をい る必要 はない。 ベル トコンベ アを介 して手で ほ ぐしなが ら 投 入す る方法で も十分 に鋼繊維の分散 は可能で あ り, 作業的 に も大 きな支障 はない。

3)鋼繊維の添加率が2.0%にな る とわずか にファイ バボー ルので きる ものがあ り,吹付 け機 に投 入す る 師 二除去す る必要があ るO

4)鋼繊維 の添加 によ り混合 された コンク リー ト材料 はか らま りやす くな り,吹付 け機 のホ ッパの金網の 上にた ま り

,

掻 き落 しの作業が必要 となった。特 に 表面水最の大 きな骨材 をいた場合 には この傾 向が 著 Lく, ホ ッノ増r;の型枠バ イブ レー タの設置や その 構 造 な ど も検討す る必要があ る。

5)コン ク リー トに鋼

繊維

を添加す るこ とに よ り乾式 吹付 けの場合で も単位水量 はわずか に増加す るよう で あ るが,∵椴の封覗串榊嗣虫コンク リー ト程で はな い。鋼繊維の不離fiや形状 な どによる差 は特 に認 め ら れなかった。

6)吹付 け機械 につ いて は従来よ り用 い られてい る機 種で十分 と考 え られ る。鋼繊 維 を添加 した こ とによ り

付 け作業 その もの には特 に支障 を与 えは しない が,圧送距離 の限度や橡 械器具 な どの消耗度 につ い ては今後検討 しなければな らない。

7)吹

け リバ ウン ドにつ いては鋼繊踊 添加の影響 を 明確 には試験で きなかったが,試験 の限 りで は全般 に少 な く,封棚 田翻 口の効果 はあ る と考 え られた。

8)鋼繊維 は ミキサでの擬粋や吹付 けによ り折 れ曲が った り切 粧された りす る。 この傾向 は鋼繊維 の種 類 によ りかな りの差 があ る。特 に切 削 ファイバで は切 断 され る傾 向が大で あった。

9)鋼繊維の付着量 は添加量 に比 較 して減少す る傾向 にあ る。志偶灸の限 りで は付着量 は添 加量 の80‑90%

程 度で あった。

10)付着 した鋼繊維 は吹付 け面 に対 して平行 に配列 さ れ る傾向がかな り

著で あったo

ll)鋼繊

補強吹付 けコンク リー トの強度 は,鋼繊維 を添 加 Lない もの に比較 して,材令28日で30‑60%

程増加 した∴添加率 につ いては1.5%の ものが最 も 効果があった0

12)今回の実験で は全般 的 にカ ッ トワイヤ を用 いた も のが強度的 には効果が大であったO これはカ ッ トワ イヤが他 に上囲唆して細 いた め と考 えられ る。

13)吹付 けコンク リー トの強度試験 の方法 や試験値 の 取扱 いにつ いては, 吹付 けコンク リー トの晶質 その もの にかな りのば らつ きがあ るこ とを考慮 しなけれ 22

西松 建設 技 報 VOL 4

ばな らない。牛封二初期強度 につ いては,試験 方法 も 含 めて今後の検討詔題 となろ うO

上て周Lri]聯 瑚 i強 コンク リー トの現場吹付 け実験の報 告 を終 了す る。今回の実験 は,施工性 とい うこ とを前面 に し, また現場での作

工程に組み入 れての実験 で あっ たため

間的 な制 限 もあ り

,

SI縄 描輔駅員コンク リー トの 吹付 けに対す る十分 な資料 を得 るにはいた らなかった。

今後 も機 会 をみつ けては この種 の実験 を続 ける と共 に, 特 に初期強度 に対す る検討や経済 的なメ リッ トな どにつ

いて検討す る必要があ ろ う。 なお,本実験 は下郷出

所, 土木

計部及び技術研究所が共同で

画 実施 Lた もので, 吹付 けは昭利54年10月3日〜 5日に同所 の設備及 び場所 の

供 を受 け実施 した ものであ る。実験 を行 うにあた り 御 協力頂 いた関係各位 に深謝す る次 第です。

参照

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