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経済学基礎 B 総需要・総供給モデル
I. 長期均衡
経済の長期均衡はどこで決まるのか? 総需要曲線と長期総供給曲線の交点
総需要曲線はどのようになるのか?
支出面から見た GDP の構成:GDP=消費+投資+政府支出+純輸出
物価が下落したら消費者は支出を 増やす or 減らす (資産効果)
物価が下落したら投資財への支出が 増大 or 減少 (利子率効果)
(貨幣保有量を減らす → 貯蓄増 → 利子率低下 → 投資増)
総需要曲線がシフトする要因
物価は変化しないとして、消費を変化させる出来事 例えば・・・ 減税・増税 政府支出を変化させる出来事 国防費・道路建設費の変化 純輸出を変化させる出来事 海外の景気・為替の変化
長期総供給曲線はどのようになるのか?
長期においては、経済の何が財・サービスの総供給量を決定するのか?(4つ)
資本 ・ 労働 ・ 天然資源 ・ 技術 産出量 物価水準
0 均 衡 物 価 水準
均衡産出量
総需要曲線 長期総供給曲線
2 II. 長期の成長とインフレーション
経済の長期趨勢を総需要曲線と長期総供給曲線によって分析してみよう。曲線のシフトの 要因は様々であるが、最も重要な要因は「技術」と「金融政策」である。
技術進歩は長期総供給曲線を右方にシフトさせる
中央銀行が時間を通じて貨幣供給を増加させると、総需要曲線は右方にシフトする
(貨幣供給の増加は短期的に利子率を低下させ、投資支出を刺激する)
長期的における技術進歩と貨幣供給量増加によって、一般物価水準と産出量はどう変化し てきたのか?グラフに描いてみよう。
産出量 物価水準
0 イ ン フ レ ーション 物 価 上昇
産出量&所得増加
総需要曲線の 右方シフト 長期総供給曲線の右方シフト
3 III.短期総供給曲線
ある所与の物価水準において、企業が生産・販売する財・サービスの量を示す曲線 短期において総供給曲線はどうなるのか?
なぜこのようになるのか?
硬直賃金理論
賃金が物価水準に対して即座に調整されないとしよう。
物価が上昇すると、労働者の実質的な賃金はどうなるか? 低下する つまり、企業にとって労働の費用はどうなるのか? 低くなる その結果、供給量はどうなる? 雇用増で供給増
硬直価格理論
価格がゆっくり調整されるとしよう。
物価が上昇すると、価格の調整が遅れている財の販売高はどうなるか? 上がる
何が変化すると総供給曲線がシフトするのか?
資本と労働と天然資源と技術
産出量 物価水準
0
4 IV. 総需要の縮小と政策
何らかの理由で、悲観主義の波が突然経済を襲ったとする。それは株式市場の大暴落かも しれないし、金融危機かもしれない。総需要曲線はどのようにシフトするだろうか?
政策による総需要の拡張
政策なしの場合
②
①
②
①
P**
P*
産出量 物価水準
0
① ②
産出量 物価水準
0
政策による需要拡大
Yf
Y* P*
Pf
Yf
Y* Pf
5 V. 短期総供給曲線のシフト
突然、多くの企業の生産費用が上昇したとする。例えば、悪天候などによる食料品の生産 費用上昇や、中東で戦争が起こり石油製品の生産費用上昇が起こったとしよう。短期総供 給曲線はどのようにシフトするだろうか?
政策による総需要の拡張
政策なし
②
①
P**
P* Pf
産出量 物価水準
0
政策による需要拡大
産出量 物価水準
0
②
①
スタグフレーション Yf
Y*
スタグフレーション
Yf
Y* Pf
P*