授業科目名(科目の英文名) 区分・【新主題】/(分野)
導入Ⅱ(自己理解のための心理臨床学入門)
(Introduction Ⅱ (Clinical Psychology for Self-understanding))
導入教育科目 【福祉・地域】
必修 選択
単位
対象 年次
学部 学期 曜限 担当教員
選択 1 1
医学部 医学科
前期 木3
関根 剛 内線
E-mail sekine@oita-nhs.ac.jp
【授業のねらい】
心理臨床の基本は、患者およびセラピストの双方が、自己像や自分の行動をどのように認識するかを基礎として、患者の行 動変容を促進することにある。この科目は、人が「身体」と同時に存在する「認知」というこころの働きについて、演習や グループワーク、心理学的な知識、コミュニケーションやプレゼンテーションスキルなどの学習を通じて、医療者としての 自己に気づき、将来、患者やスタッフと関わる自分自身について知って、考える機会を提供する。
【具体的な到達目標】
1.人の認識や行動を作り出す基本的知識を理解し、自分自身に当てはめて理解できる。
2.自己の行動特性の特徴や、対人関係の特徴を把握して、自分自身の特徴を説明できる。
3.他者との円滑なコミュニケーション方法を理解し、実践できる。
4.自己の考えや感情を把握して他者に伝える事ができる。 【授業の内容】
1.オリエンテーション 自分のことは自分が一番わかってない
2.知覚1 自分が見ているものは本当か
3.知覚2 人は自分の経験からしか物が理解できない
4.性格1 心理検査の仕組み(質問紙法)
5.性格2 心理検査の仕組み:(投影法)
6.構成的エンカウンターグループ1 自分の癖を知る
7.構成的エンカウンターグループ2 人との関係性
8.コミュニケーションスキル1 話の聴き方
9.コミュニケーションスキル2 共感の仕方
10.コミュニケーションスキル3 ロールプレイ
11.プレゼンテーション1 わかりやすく伝える技術
12.まとめ
【学生がより深く学ぶための工夫】
・演習や構成的エンカウンターグループ、ロールプレイを取り入れて、体験的な理解を促進する。
・各回、講義を通じて理解したことの小レポートを提出する。 【時間外学習】
・自己の行動傾向理解、コミュニケーションスキル、行動変容等、実生活での理解や応用に関するレポート作成
【教科書】
指定しない。講義内でハンドアウトを配付する。
【参考書】
様々な分野と関わるので、テーマごとに講義内で紹介する。
【成績評価の方法及び評価割合】
毎回の小レポート75%、最終レポート25%。さらに、任意提出の課題によって評価する。
【注意事項】