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確定判決の効力を受ける第三者による再審の際の独 立当事者参加

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確定判決の効力を受ける第三者による再審の際の独 立当事者参加

著者 石橋 英典

雑誌名 同志社法學

巻 66

号 6

ページ 2059‑2083

発行年 2015‑03‑31

権利 同志社法學會

URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000015230

(2)

    同志社法学 六六巻六号二一九二〇五九

平成二六年七月一〇日最高裁第一小法廷決定(平成二五年(ク)第一一五八号、同年(許)第三五号  再審請求棄却決定に対する特別抗告及び許可抗告事件、破棄自判)裁判所時報一六〇七号二頁、金判一四四八号一〇頁、判時二二三七号四二頁

           

【事実の概要】

 

X

および

Y

らは、株式会社2

Y

の株主であり、1

Y

れ年二一成平。たいてし有れぞそを一の分一一の式株済行発の、1

Y

1

は目的である施設の開設を断念したため、借入金などの清算を完了した後、平成二三年一一月三〇日には、解散の決議(特別決議)を行うための臨時株主総会を開催したが、一一名の株主のうち三名が反対し、一名が総会による解散は困難であると主張したため、解散の決議を行うには至らなかった。そのため、

Y

な等税業事、がいいてっ行を業事ら何は1

(3)

    同志社法学 六六巻六号二二〇二〇六〇

の負担が生じている状態であった。

  そこで、平成二四年六月八日、

Y

らは2

Y

条きづ基に号一項一三三八法社会、し対に、1

、証終結し、年八月二九日に同拠趣おりよ旨に全の論弁びよ 日論に第一回口頭弁弁期日において論を一一月)。案事件﹂という七を提起した本﹁案事件の裁判所は、平成二四年本

Y

、下以(え訴るめ求を散解の1

Y

はりあで難困てめ極とこるす続継を業事が、1

、決間の不和、対立などにり、解散よ議況めをとるあに認状なえしない かいにもか、わらず株主きなで解きが、りあに況状べ以ういもと味意無散外体況とこるす開打を状のの在現はで法方が

Y

自続存の1

Y

らの請求を認容した。2   その後、

X

を、当該判決の存在知覧るに至った。そこでし閲は二、平成二五年一月一を日、本案事件の記録、

、し成作が のたしとるあが格適告原め審再でたるあに場立るれ上案、書士護弁の一同上実事を弁本答びよお状訴、は件事害さを利 三及が力効もてし対に者ぶこ、は決判定確容認の件事第と本八権の己自に的接直)、条三か八、条三三八法社会(ら案

X

、は

Y

1

Y

た起提訟訴のそ、たま、点いでん望を散解もれずいはらを2

、し消り取を決判 独参者事当立と、てしのるあ加も申出とと能に再審を申し立て、原で可項とが三号所定の事由同条視できるため類推一

X

八た知らせなかっ点三は、民訴法三に

Y

に際のそ、おな。ため求うよるす却棄を求請のら、2

X

審に欄﹂由理の再は﹁の状訴審再、

。旨確認を求めるのと記載をしていたのこの関なし在存が由事い散解で係

Y

のと1

  第一審(新潟地裁高田支部平成二五年五月二日決定・金判一四四八号二〇頁)は、まず、﹁株式会社が解散するかどうかは、当該株式会社の株主に重大な影響を及ぼす事項であるから﹂、

Y

の株主である1

、う者に当たるといべ第きであ﹂るとして三る有を益利の有固す

X

の、﹁原判決は取消しにきつ は案所判裁の件事

X

者、再審請求の当事本で適上たしとのす有を格る しあ三三八条一項三号所定の事由がる訴とはいえないとした。これに対法

Y

認、の論弁びよお拠証く趣なとこるよに白自の全旨定にしていことから、民を実事因原求請りよる1

X

は抗告を申し立てた。

(4)

    同志社法学 六六巻六号二二一二〇六一   原審(東京高裁平成二五年九月二七日決定・金判一一四八号一九頁)は、第一審決定の理由に加え、﹁民事訴訟法三三八条一項各号の規定に当たるときは格別、その限度を超えて、当該確定判決により権利を害された第三者であること自体をもって、民事訴訟法三三八条一項三号の代理権欠缺ないしこれに準じた再審事由に当たると認めることはできない﹂として、

X

、し対にれこ。たし却棄を告抗しのとのもいなの由理を求請審再、

。したて立

X

および許は抗告を申告抗別特可

【決定要旨】

  破棄自判。﹁新株発行の無効の訴えに係る請求を認容する確定判決の効力を受ける第三者は、上記確定判決に係る訴訟について独立当事者参加の申出をすることによって、上記確定判決に対する再審の訴えの原告適格を有することになる(最高裁平成二四年(許)第四三号同二五年一一月二一日第一小法廷決定・民集六七巻八号一六八六頁参照)。この理は、新株発行の無効の訴えと同様にその請求を認容する確定判決が第三者に対してもその効力を有する株式会社の解散の訴えの場合においても異ならないというべきである。

  そして、独立当事者参加の申出は、参加人が参加を申し出た訴訟において裁判を受けるべき請求を提出しなければならず、単に当事者の一方の請求に対して訴え却下又は請求棄却の判決を求めるのみの参加の申出は許されないと解すべきである(最高裁昭和四二年(オ)第八六七号同四五年一月二二日第一小法廷判決・民集二四巻一号一頁参照)。

  これを本件についてみると、

X

は、

Y

らと2

、のがたし起提をえ訴

Y

てにとの間の訴訟につい審再件本も独ととるすを申の加参者事当立出1

Y

らの2

Y

判手相、てっあでけだため求を決の却棄求請てし対に求請るす対に方1

Y

ら又は2

、で記録上明らかあとる。そうするとはこ求何ないてし出提もい請のら

Y

し対に1

X

申るあで法適不は出のの加参者事当立独記上。

(5)

    同志社法学 六六巻六号二二二二〇六二

なお、記録によれば、再審訴状の﹁再審の理由﹂欄には、

にめ載があることが認らのれる。しかし、仮記

Y

認存との関係で解散の事由が在をしないことの確旨るめ求1

。法当事者参加の出が不適申でわあなはりい変にとこる 利く欠を益確の認のはえ訴も独というべきであって、上記め立る求解、たとをしたとしてもこてのような事実の確認い

X

上記独つ立当事者参加の申出にがきこのような確認の請求提出しを   したがって、

。いるあできべう

X

のあの訴えは不適法でる再とえ訴の審再件本審件原る告適格を有していと本いうことはがきず、で   以上によれば、本件再審の訴えを適法なものであるとした原審の判断には、裁判に影響を及ぼすことが明らかな法令の違反があり、原決定は破棄を免れない。そして、以上に説示したところによれば、原々決定を取り消して、本件再審の訴えを却下すべきである。﹂

  なお、本決定には金築裁判官の意見と山浦裁判官の反対意見が付されている。

【批評】

1 . は じ め に

  本決定における前提問題として、株式会社の解散の訴え(会社法八三三条)をはじめとする会社の組織に関する訴えにおいては、当該訴訟において被告となるべき者はいかなる者かという問題が、かねてより、民訴法において議論されてきた 1

。しかし、平成一八年に施行された会社法によって、会社の組織に関する訴えにおける被告が明示されることと

(6)

    同志社法学 六六巻六号二二三二〇六三 なり(会社法八三四条)、株式会社の解散の訴えにおける被告については、当該株式会社とされている(同法同条二〇号)。これは、被告となるべき者の選定に関して解釈の争いが生ずることは、本案と無関係の事項で訴訟の遅延を発生させ、訴訟経済上妥当ではないためと説明されている 2

。また、会社の組織に関する訴えにおいて、当該訴えの請求を認容する確定判決の効力は、訴訟に関与していない第三者に対してもその効力を有することとなっている(会社法八三八条)。その一方で、会社の組織に関する訴えでは、株式会社における責任追及の訴えの場合(会社法八四九条四項)のように、当該訴訟が提起された際、その結果について利害関係を有する第三者に対し公告ないし通知されることとなっていない。

  このため、株式会社の解散の訴えにおいては、解散に賛成する原告株主と被告会社が馴れ合うことで、請求を認容する確定判決を取得し、解散に反対する株主に訴訟の係属を知らせることなく、当該確定判決の効力を反対派の株主に及ぼすことが可能となる。このような場合、通常であれば、会社のみが被告となりうる以上、当該会社は解散に反対する株主の利益にも配慮して、訴訟を追行することが期待されるが、これがなされず、また、自ら手続に関与する機会も奪われたとして、反対派の株主は民訴法三三八条一項三号(以下、﹁三号事由﹂とする)による再審を申し立てることができるか。本決定ではこの点が問題となった。

  本決定は、まず、新株発行の無効の訴えにおいて、確定判決の効力を受けるために自らの有する新株が無効となった第三者の三号事由による再審の可否が問題となった、最決平成二五年一一月二一日民集六七巻八号一六八六頁(以下、﹁平成二五年決定﹂とする)を引用し、確定判決の効力を受ける第三者は、独立当事者参加の申出とともに再審を申し立てることで、再審の訴えの原告適格を有することとなることを確認した。その上で、独立当事者参加の申出の際には請求の定立が必要であるとする、最判昭和四五年一月二二日民集二四巻一号一頁(以下、﹁昭和四五年判決﹂とする)を引用し、本件においても請求の定立が必要であるところ、

X

だ当立独、めたるあでけたはめ求を却棄の求請訴前事

(7)

    同志社法学 六六巻六号二二四二〇六四

者参加は不適法であるとして、

X

の再審の訴えを却下した。   独立当事者参加の際の請求の定立の要否については、後述するように、旧民訴法の頃から議論されてきた問題であった。旧民訴法下では、最高裁の立場としては、独立当事者参加の訴訟構造を三面訴訟と解し、その上で、請求の定立が必要であるとしていたが、本決定により、片面訴訟が認められるようになった現行民訴法下においても、請求の定立が必要であるとの立場を示したところに本決定の意義が認められるといえよう。しかし、そのために、本件

。可具体的な請求を立することが定能るなたっなとことれさ定限に者 者と三第るきでののこるけ受を済救範の加囲当に際の、参者事立は独が者三第該当、そてっのっなたもの、本決定によ に五年決定再より、三成二る平、は者三第事れさた立に号に由可ととこるれか開が性能るにれさ済救てっよ立審るよ場

X

なうよの   本決定では、請求の定立の要否の問題に関しては、過去の判例を引用するのみであり、その根拠などについて詳しい理由は示されていない。この点に関しては、金築裁判官の意見および山浦裁判官の反対意見が付されているように、理論的に簡単に解決できる問題ではないことを示しているといえよう。

  そこで、本評釈では、本決定が引用する、平成二五年決定に関する確定判決の効力を受ける第三者による再審の原告適格とその申立ての形式、および、昭和四五年判決に関する独立当事者参加の際の請求の定立の要否についての学説・判例を概観しつつ、本決定を検討することとしたい。

(8)

    同志社法学 六六巻六号二二五二〇六五

2 . 確 定 判 決 の 効 力 を 受 け る 第 三 者 に よ る 再 審 の 原 告 適 格 と そ の 申 立 て の 形 式

⑴   学 説 ・ 判 例

ⅰ  学説   学説では、判決の効力が第三者に及ぶ場合、判決の取消しについて固有の利益を有する第三者に再審適格が認められ、この場合、独立当事者参加の形式により、前訴の両当事者を共同被告とすべきであるとするのが通説とされる 3

。この見解に対しては、再審原告となりうる者は、復活する前訴において当事者となりうる者のことであり、前訴確定判決の効力を受けるとしても、前訴において当事者適格を有していないのであれば、再審原告とはなりえないことから、(共同訴訟的)補助参加の申出とともに再審を申し立てるほかないとする見解も有力に主張されている

)4

。ただし、後者の反対説については、補助参加人たる第三者が主張できる再審事由は前訴当事者の間に生じる事由であって、第三者自身との関係における事由を主張することはできないため、三号事由による再審を申し立てることはできないのではないかとの指摘がなされている 5

。この指摘に対しては、共同訴訟的補助参加人であれば、当事者に準ずる立場であることから、自己との関係における再審事由を主張することも可能であるとの反論がなされている

)6

  また、独立当事者参加あるいは(共同訴訟的)補助参加の申出とともに再審を申し立てる方法以外に、確定判決の効力を受ける第三者が再審を申し立てる際の形式としては、当該第三者が直接に再審を申し立てる方法、および、共同訴訟参加の申出とともにする方法を想定することができる。

  まず、第三者が直接に再審を申し立てる方法についてであるが、かつての明治民訴法四八三条では、前訴両当事者が共謀し、第三者の債権を詐害する目的をもって判決を取得した場合、前訴両当事者を共同被告として再審を申し立てる

(9)

    同志社法学 六六巻六号二二六二〇六六

ことができるという、いわゆる詐害再審が認められていた。本件が第三者の債権が詐害された場合にあたるか否かは一つの問題となろうが、明治民訴法四八三条が規定するように、第三者が直接再審を申し立てる方法も考えることができよう。しかし、大正一五年の改正によって当該規定は削除され、平成八年の改正においても復活することはなかった。そのため、これを解釈論として認めようとする見解も存在するが、支持する見解は少ないようである 7

。この問題に関する多くの見解では、第三者が再審を申し立てる際には、何らかの形式で参加することが必要であるとされている。

  また、共同訴訟参加の申出とともにする方法については 8

、共同訴訟参加の申出は、当事者間および参加人と相手方との間で合一に確定する必要があり、かつ、参加人に本訴の請求または請求棄却と同内容の主張をする当事者適格を有していることが要件とされているため、本件

ので申出をすることがき加ないこととなろう 9

X

れ格ように前訴について当事者適をる有しないとさ参該当、はの三第者

  このように、学説においては、本件

。状対した立態にある 的よに加参助補)、(訟訴同共ざと説通らとるに、りおてれか分説を対反るすすいなえると事独あで能可が加参者る当立

X

るけ受を効力うの決判定確な三よ第の者可、ていつに否のにて立の審再るよ申   ⅱ  判例

  確定判決の効力を受ける第三者の再審の原告適格が問題となった事案として、まず、最判平成元年一一月一〇日民集四三巻一〇号一〇八五頁(以下、﹁平成元年判決﹂とする)を挙げることができる。事案は、検察官に対する死後認知請求訴訟において、請求認容判決が確定した後に、当該訴訟の判決効が実子らにも及ぶことで、実子らの身分関係や相続権が侵害されることから、三号事由による再審を申し立てたというものである。最高裁は、﹁再審の訴えの原告は確

(10)

    同志社法学 六六巻六号二二七二〇六七 定判決の本案についても訴訟行為をなしうることが前提となるところ、認知を求められた父の子は認知の訴えの当事者適格を有せず(人事訴訟手続法三二条二項、二条三項[現行人訴法四二条一項:評釈者注])、右訴えに補助参加をすることができるにすぎず、独立して訴訟行為をすることができないから﹂、実子らは再審の訴えの原告適格を有さないと判示した。これは、前述の学説における反対説の立場に立っているとみることができよう ₁₀

  平成元年判決に対しては、確定判決の効力を受けるために権利を害されることとなった第三者、ここでは実子らの救済の道を閉ざしてしまうことから、学説からの批判が多く ₁₁

、その後、人訴法が改正され、利害関係人への通知(人訴法二八条)と強制参加(同法一五条)がなされることになったため、この問題については一定の解決が図られたと評価されている ₁₂

。しかし、通知される者の範囲は限られているため(人訴法一五条但書)、平成元年判決と同種の事件はなお起こりうることが指摘されている ₁₃

  近時の最高裁の裁判例として、前述の平成二五年決定を挙げることができる。事案は、新株発行無効の訴えの請求認容判決が確定した後に、問題となった新株を有していた株主が独立当事者参加の申出とともに三号事由による再審を申し立てたというものであった ₁₄

。最高裁は、確定判決の効力を受ける第三者による直接の再審の申立てはできないとしつつ、﹁新株発行の無効の訴えに係る請求を認容する確定判決の効力を受ける第三者は、上記確定判決に係る訴訟について独立当事者参加の申出をすることによって、上記確定判決に対する再審の訴えの原告適格を有することになるというべきである﹂とし、問題となる前訴において三号事由に当たる事由が存在する場合、当該第三者による再審の申立ては適法であると判断した。これは、前述の学説における通説の見解に立った判断ということができよう。

  それゆえ、前訴において当事者適格を有しない第三者による再審の原告適格につき、平成元年判決と平成二五年判決は矛盾する判断をしているように見える。しかし、この点につき、平成二五年決定は、平成元年判決は、﹁旧民訴法の下、

(11)

    同志社法学 六六巻六号二二八二〇六八

確定判決の効力を受ける第三者が適法な独立当事者参加の申出をすることができなかった事案において、当該第三者の再審の訴えの原告適格を否定したものであり、本件との抵触が問題になる判例ではない﹂として、独立当事者参加の可否の点で両者は異なるとしている。これは、おそらく、独立当事者参加の訴訟構造について、旧民訴法では三面訴訟の形態が前提とされていたが、現行民訴法では、片面訴訟を許容することとなったという事情の変化を重視しているのではないかと考えられる ₁₅

  また、平成二五年決定では、再審の申立てと独立当事者参加の申出の関係について、独立当事者参加の申出とともに再審を申し立てた場合、確定判決の効力を受ける第三者は、﹁再審開始の決定がされれば確定判決に係る訴訟の審理がされることになるから、独立当事者参加の申出をするために必要とされる訴訟係属があるということができる﹂とされている。通常、再審については、再審開始のための決定手続とそれによって復活した前訴本案の審理の二段階構造となっており(民訴法三四五条一項)、再審原告の適格が判断されるのは、第一段階においてである。他方、一般的に、独立当事者参加の要件の一つとして、他人間に訴訟が係属していることが挙げられている ₁₆

。それゆえ、本来であれば、再審開始決定がなされ、前訴本案が復活した後にはじめて独立当事者参加が可能となるはずである。しかし、平成二五年決定では、再審の申立ておよび独立当事者参加の申出を同時に行い、再審開始決定手続においてその適格の有無を判断すべきとしていることから ₁₇

、再審の原告適格の判断においては、独立当事者参加の要件の審査が前倒しで取り込まれていることになっているとされる ₁₈

  さらに、平成二五年決定は、確定判決の効力を受ける第三者の再審の原告適格についてこのように判断した上で、三号事由の有無の判断については、新株発行の無効の訴えにおいて被告適格を有する﹁株式会社の訴訟活動が著しく信義に反しており、上記第三者に上記確定判決の効力を及ぼすことが手続保障の観点から看過することができない場合﹂、

(12)

    同志社法学 六六巻六号二二九二〇六九 三号の再審事由があるというべきとしている。

  それゆえ、平成二五年決定によって、前訴被告の訴訟追行の態様によっては、当該前訴の係属を知らされることのないまま、確定判決の効力を受けるために不利益を受けることとなった第三者は、三号事由による再審によって救済される可能性が開かれることとなったのである。

⑵   再 審 の 原 告 適 格 に 関 す る 本 決 定 の 判 断

  本決定では、確定判決の効力を受ける第三者の再審の原告適格につき、平成二五年決定をそのまま引用した上で、﹁この理は、新株発行の無効の訴えと同様にその請求を認容する確定判決が第三者に対してもその効力を有する株式会社の解散の訴えの場合においても異ならないというべきである﹂とした。

  このことから、最高裁の立場として、確定判決の効力を受ける第三者の再審の原告適格の判断については、平成二五年決定の判断枠組みが踏襲されることが明らかとなったといえよう。すなわち、確定判決の効力を受ける第三者が再審を申し立てる場合、独立当事者参加の申出とともに再審を申し立てることで、その原告適格を有することとなり、また、再審の原告適格の判断にあたっては、独立当事者参加の可否が再審開始決定の判断の際に前倒しで行われることとなったのである。

3 . 独 立 当 事 者 参 加 の 申 出 と 請 求 の 定 立 の 要 否

  次に問題となるのが、本決定において、

X

れて立申の審再、たっなと因原るさの下却てしと法適不がえ訴の審再と

(13)

    同志社法学 六六巻六号二三〇二〇七〇

ともになされる独立当事者参加の可否についてであり、本件で問題とされたのが、その際の請求の定立の要否についてである。以下では、この点に関する学説・判例を概観しつつ本決定について検討することとしたい。

⑴   学 説

  まず、学説では、独立当事者参加の申出の際には、請求を定立すべきとする見解が多数説とされている ₁₉

。その理由としては、独立当事者参加は実質上訴えの提起であり、訴えとして適切な請求をしなければならないこと、また、訴訟手続においては、当事者の地位と請求の定立が不可分のものとされていることなどが挙げられている ₂₀

  その一方で、特に、詐害防止参加の場合であれば、請求の定立は不要であり、訴えの却下あるいは請求の棄却を求めれば足りるとする見解が有力に主張されている ₂₁

。その理由としては、詐害防止参加の沿革によれば、詐害防止参加は本訴当事者の訴訟追行の牽制が主目的とされていたことや、実際に請求を定立することが容易ではない場合があること、また、詐害防止参加であれば、原告の請求棄却の判決を得るだけで十分な場合があることなどが挙げられている ₂₂

  これらの請求の定立に関する必要説と不要説の対立につき、旧民訴法下の議論においては、必要説は、独立当事者参加の訴訟構造において典型的とされる三面的紛争のみにその適用範囲を限定しようとする一方で、不要説はその適用範囲を広く開放する方向にあるという法政策的な立場の違いから対立が生じているとも評されていた ₂₃

。しかし、この対立は、片面訴訟を許容する現行民訴法においても続いており、依然として必要説が多数説とされているのが現状である ₂₄

⑵   判 例

  本件と類似する事案の下級審判例として、名古屋地判昭和三九年三月六日下民集一五巻三号四八八頁を挙げることが

(14)

    同志社法学 六六巻六号二三一二〇七一 できる。事案は、株主総会決議不存在確認の認容確定判決を馴合判決とし、当該決議によって取締役に選任された株主

X

え出とともに再審の訴をの提起したが、その際申加が同、本訴両当事者を共被参告として独立当事者、

、理きべるけ受を断判の当そはてしと告原審再正審ない当てしと﹂るでらかあし有を格資るた者な事 い請独自のな求を立ては、いてしと由理のそ、しとな合場し、人、ずせ在存か物訟訴復間の他訴活した﹁本においては け﹂らなばれなに際権るす主の己自、﹁はのも、そで上たしと能可い利張しるてれま含が求くの自独請は応相に係関律法せ 古いうもの名である。たと審っあでみのるめ求を斥排地屋立裁とをて求申の再るすにもとは出申の加参者事当立独、の

X

請訴前は 却を下した ₂₅

X

の再審の訴え

。本決定の判断構造と類似しているといえよう。

  この点に関する最高裁の立場が明らかにされた判例が、昭和四五年判決である。事案は、解散した

人に算清、ていお会総主

Y

会株時臨の社

X

を解任し、

Z

登めたたれさなが記のが旨たれさ任選にた新、

X

、存ろことたし起提をえ訴の認確在不決会総主株時議

Y

相社を会手に当該臨

X

地てしとう失を位のが己自ばれす訴勝、

みのを求めて

Z

が本訴の請求棄却

、対請きべるなと象のが判理審に間のと求裁存らしてしとるあで﹂かなととこいるな がし参加人下訴却またたもるま、し有を質実のた起提請は決求と棄人加参と者事、ばれす当る求却あの判をめるのみで け当。るすと解相をるすとしだ訴、この種の参加の申出は、のものいなみ棄却の判決をめるの求のは参さ許れ出申の加 るけなし出提を求請きべ該け受を判裁ていおに訟訴ばれのなに求請はたま下却訴てし対求ら請が方一者事当に単、ず当

X

人申のもういとたて立をあ加参者事当立独し対でっ加者参、は出申の加参事た当立独、﹁は裁高最。に

たいてし在存も ₂₆ 定否要の立際の求請のつのに説き、不要参の立場に立つ判例加者和以た。昭事四五年判決前下の裁判例では、独立当し

Z

却を出申の加参者事当立独の

。しかし、この判例をきっかけに、最高裁の立場としては、必要説の立場をとることで固まったようである。

(15)

    同志社法学 六六巻六号二三二二〇七二

  また、昭和四五年判決の態度決定に強く影響を与えたとされるのが、そこでも引用されている最大判昭和四二年九月二七日民集二一巻七号一九二五頁である ₂₇

。この大法廷判決では、独立当事者参加は、﹁同一の権利関係について、原被告および参加人の三者が互に相争う紛争を一の訴訟手続によつて、一挙に矛盾なく解決しようとする訴訟形態であつて、右三者を互にてい立、牽制しあう関係に置き、一の判決により訴訟の目的を全員につき合一にのみ確定することを目的とするもの﹂であり、﹁参加の申出は、常に原被告双方を相手方としなければならず、当事者の一方のみを相手方とすることは許されない﹂とされ、独立当事者参加の訴訟構造を三面訴訟と捉えることを明らかにした判例として位置づけられている ₂₈

。昭和四五年判決の判例解説では、この大法廷判決が示す三面訴訟の訴訟構造による以上、昭和四五年判決が請求の定立を必要とする立場をとったことは、﹁当然の帰結である﹂と解説されている ₂₉

⑶   本 決 定 の 立 場

  本決定は、独立当事者参加の際の請求の定立の要否について、昭和四五年判決を引用している。このことから、最高裁の立場としては、独立当事者参加の訴訟構造において、片面訴訟を認める現行民訴法においても、請求の定立を必要とする立場が明示されたと解することができよう。しかし、本決定では、昭和四五年判決を引用するのみで、その理由について詳しく示されてはいない。また、この問題に関しては、金築裁判官の意見および山浦裁判官の反対意見においては異なる立場がとられている。

  まず、金築裁判官は、請求の定立の要否について、﹁詐害防止参加に関する限り、常に請求の定立が必要であるとまで解しなければならないか、若干の疑問を持つ﹂としている。しかし、﹁詐害防止参加は補助参加と区別された当事者としての参加であり、訴えの却下又は請求棄却を求めて独立当事者参加をする場合、いわば被告の地位を併存的に引き

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    同志社法学 六六巻六号二三三二〇七三 受けたような形になるのであるから、原告の請求について被告となり得る者であることは必要と考えるべき﹂として、会社の解散の訴えにおいて株主に被告適格はないため(会社法八三四条二〇号)、本件

。うやを得ないもののよむに思われる﹂としている が解散被の訴えの社法か、会くなりわかに論議適告う格法、てしと果結の策政立をかいとたし定限に社会のうかいながど こと結の、てしそ。たしえいなにをるざわいとるあで論てつ害地余るめ認を加参止防詐いいなし立定を求請、﹁は適法

X

不は出申の加参者事当立独の   他方、本決定に対し反対意見を付した山浦裁判官は、前述の請求の定立を不要とする説が挙げる理由や、片面参加を認める現行民訴法ではかつての独立当事者参加とその前提が異なっていることを指摘し、﹁詐害防止参加については、当事者となり一定の権限を行使することができることで必要にして十分であり、無理に請求を定立させる必要はないというべきである﹂として、請求の定立の必要性を明確に否定している。また、金築裁判官の立法政策上の帰結であるという点については、本件のような、多数決で決することのできなかった会社の問題において、少数の反対派の知らないうちに請求認容判決を得ることは会社法の予定するところではないとして反論している。

  しかし、本決定の多数意見により、最高裁の立場として、独立当事者参加の際には、請求の定立が必要であることが示されることとなった。この場合、次に問題となるのが、請求の定立を不要とする説が指摘するように、請求の定立が困難な場合についても、この立場を妥当させるべきか否かについてである。そして、本件はこの場合の一つにあたるといえよう。というのも、本件

。たし 訴のもく欠益利の認確はえめるい求を認確の実事なうよとをう加とるあで法べ不は出申の適参り者き﹂であ、独立当事 こ、の点につきこ本決定では、﹁のる。あこあ確認を求めるでととなりそうでる在確らかるなと認のが実事はれこ、の

X

請す審再、﹁合場ると理うよし立定を求のが由に存の由事散解、う﹂よたし載記に欄不

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    同志社法学 六六巻六号二三四二〇七四

  では、本件

。るいて ののこ、てしと﹂かろあでないからなばれけなし立定を点うら立も摘指を点るあで要不はし定者の立当事独参の請求加 具して、に体的定立﹂しとないなはでいれらえ考もとるうさ請、﹁求求請的巧技なうよのこなしれか示が唆ている。し 張主を効無の続手任た選の人算清れさてしてとし訴清を前こるすりたし起提え算の認確在存不位地の人提を確の決判定 社定前提特役の取締とのをいこいな位てし散解が会方手地に存相るず在を散解の社会方手命、えり確認訴のを提起した 保有権、はていつに認確お主株、ていに見意対反の式株争数定判相、﹁がるすといなきで想ににめたいながいはていつ官

X

裁すかのたっあできべ立本定を求請なうよのど。決浦こ山、てし関に点の。定いなでから明はらかは   以上から、本決定の判断枠組みによれば、平成二五年決定が示したように、前訴当事者の訴訟追行が著しく信義に反し、手続保障の観点から看過することができないという、三号事由にあたる場合であったとしても、具体的な請求を定立することができない限り、独立当事者参加の申出が不適法となる以上、確定判決の効力を受ける第三者は、再審を申し立てることができないとされたのである。

4 . 本 決 定 の 検 討

  以上、確定判決の効力を受ける第三者の三号事由による再審における、再審の原告適格の問題および、独立当事者参加の際の請求の定立の要否の問題に関する学説・判例の状況、本決定の立場について概観してきた。これらを踏まえて、本決定をさらに検討していきたい。

(18)

    同志社法学 六六巻六号二三五二〇七五

⑴   独 立 当 事 者 参 加 に よ る こ と に つ い て

  会社の組織に関する訴えの係属中に、確定判決の効力を受けるものの当事者適格を有しない第三者が参加する場合においては、相手方に判決効を及ぼすためにも独立当事者参加によるべきとする見解 ₃₀

と当事者適格が存在しない以上、共同訴訟的補助参加によるべきとする見解 ₃₁

が対立している ₃₂

。この問題は、現行民訴法および会社法となる前から議論されている問題であるが、現行民訴法によって独立当事者参加における片面訴訟が認められるようになり、また、会社法によって、会社の組織に関する訴えにおいて当事者となるべき者が法定された現行法下においても、なお問題として残されたままである。また、前述のように、再審の際の参加の形式についても、(共同訴訟的)補助参加による申立てのみが許容されるのか、独立当事者参加による申立てを可能とするのかについても見解が分かれている。このような議論の対立があるなかで、平成二五年決定および本決定では、少なくとも、三号事由による再審を申し立てる場合においては、確定判決の効力を受ける第三者は独立当事者参加が認められるとしたが、その理由は、いずれの決定要旨からも明らかでない。

  この点に関し、金築裁判官は、通常であれば、﹁共同訴訟的補助参加をすることにより、その立場を守ることができるから、あえて独立当事者参加(いわゆる詐害防止参加)をする必要はない﹂とするが、三号事由による再審を申し立てる場合には、共同訴訟的補助参加では自己固有の再審事由を主張することができないために、﹁独立当事者参加の方法を採るほかない﹂としている。

  このことからも、確定判決の効力を受ける第三者が三号事由による再審を申し立てる場合に独立当事者参加が可能となるのは、理論的に当然の帰結として導かれるものではないといえよう。そうであれば、三号事由該当性について平成二五年決定が示すように、会社の組織に関する訴えにおいて、被告適格を有する会社の訴訟追行が著しく信義に反し、

(19)

    同志社法学 六六巻六号二三六二〇七六

手続保障の観点から看過することができない場合に、第三者による再審を可能とするための、いわば救済手段として、ここでの独立当事者参加を位置づけることもできよう。

  また、一般的に、独立当事者参加(詐害防止参加)に関する議論は、訴訟係属中における参加を念頭として議論されており、その要件については、判決効説、詐害意思説、利害関係説が鋭く対立している ₃₃

。しかし、ここで問題となっている独立当事者参加は、判決確定後における参加であって、前訴が詐害的なものであったか否かを事後的・客観的に評価できることから、訴訟係属中における参加とは事情が異なっていると評価することもできよう。そうであれば、ここでの独立当事者参加の要件を、通常とは異なる要件、すなわち、前訴当事者の詐害意思の有無に純化させることも考えられうるのであり、さらにいえば、平成二五年決定が示す三号事由の要件に当たるか否かに、参加の要件を吸収させることも可能であると考えられる。

  しかし、次に述べるように、本決定は、このような通常の参加とは異なる救済手段として、独立当事者参加を捉えているわけではないようである。

⑵   請 求 の 定 立 の 要 否 に つ い て

  本決定では、独立当事者参加の際の請求の定立の要否について、これを必要とした昭和四五年判決を引用したが、昭和四五年判決は、既に説明したように、訴訟係属中における独立当事者参加の可否が問題となった事案であり、三号事由による再審の申立ての際の参加が問題となった事案ではない。前述のように、ここでの独立当事者参加を、通常の独立当事者参加とは異なる、三号事由による再審を認めるための救済手段として捉えるのであれば、少なくともこの場合については、別途、請求の定立は不要であると解することもできたのではないかと考えられる。しかし、本決定は、昭

(20)

    同志社法学 六六巻六号二三七二〇七七 和四五年判決をそのまま引用していることから、本決定では、再審を申し立てる際の独立当事者参加を通常の独立当事者参加と同様に位置づけ、同じ枠組みで判断しているようである。

  また、本決定は、その定立すべき請求の内容について、本件

。よ対反の官裁浦山びお見見意の官判裁築金意判も様るいて、立に解見のっ同てし関に点のこは で申出は不適法断あると判し、加の参をる事、はでけだめの求、認確の在実確不益ずれらめ認は利認の認確てっあで存

X

の記﹁再審の理由﹂欄に載由したような、解散事が   しかし、従来から、事実の確認であっても、紛争の根本的な解決に資するのであれば、確認の利益を認めるべき場合があることは指摘されているところであり ₃₄

、また、この点に関しても、ここでの独立当事者参加を特別な救済手段として捉えるのであれば、通常の確認の利益における判断とは異なる枠組みで判断し、事実の確認であっても、確認の利益を認める余地もあったのではないかと考えられる。

  ただし、請求の定立の要不要の問題、あるいは、請求の定立を必要とした上で、その請求に関して事実の確認についても確認の利益を認めるか否かにかかわらず、なお問題は残る。それは、独立当事者参加の申立てによって参加した後の訴訟の帰趨についての問題である。すなわち、本件

るる起す再可能性があと度いう問題であるに提 ₃₅ 効訴前、めたいなば及が力をの判はてし対に者るす有告原決と訴はいなら知の者三第をえ間の適る原告な格種者異同が 、が者第該当、えとた三をめたるす有の力効みので間訴勝としも格適告原の外以れそ、て、したせさ却棄を案本訴前と 者事判認し有効世対がみの決容求会請、はえ訴るす関に当(を社し訴前、は求請の者法第た三加)、八八条三また、参 に訴前たし活復、ていお可囲範の請要の定確一合、て案本織のるよ組の社会、しかし。な結と能がとこるす右左を果っ

X

にはような立場にある第三者、と独立当事者参加をするこの

  それゆえ、本件

X

つ加を認め、前訴にい者て再審理すれば、参事の第ような状況にある三当者については、独立紛

(21)

    同志社法学 六六巻六号二三八二〇七八

争が根本的に解決されるというわけではない。しかし、第三者が再審によって前訴本案にかかわることができれば、当該第三者のイニシアティブで訴訟告知などが行われる可能性は高く、本件でいえば、会社の解散に賛成する他の株主を巻き込むことで、紛争が一回で解決される期待は高いといえよう。

  そうであれば、このような観点からも、会社の組織に関する訴えにおいて、平成二五年決定が示すような三号事由にあたるとされる事由が存在する場合であれば、第三者が再審を申し立てるための独立当事者参加は、通常の独立当事者参加の判断枠組みをそのまま当てはめるのではなく、請求の定立を不要とする、あるいは、請求の定立を必要としても、その際の請求内容については事実の確認であっても確認の利益を認めるとする余地があったのではないかと思われる。

5 . お わ り に

  本件について、山浦裁判官の反対意見では、

X

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Y

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Y

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X

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X

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Y

の解散は確実であることから、1

X

の再審を認める必要はないとの判断があったのかもしれないが、これは本案の問題であって、再審開始決定の際の問題

(22)

    同志社法学 六六巻六号二三九二〇七九 とはならないため、区別しなければならないはずである ₃₆

  本件では平成二五年決定が示す三号事由に該当する可能性があったにもかかわらず、独立当事者参加に関する従来の判例の判断枠組みに当てはめ、

。いは、定すべき請求の内容につ立てこもたっととなる問さ残が題れ 立の要否がと問題さのれ定者求請の際の加参事当立独第、の三基者後今、でとこたさと準れの否つ審の可再をする一決 をべるす画の囲範そてっでき、あろう。しかし、本決定ではによかて、形式論によっではなく三号事由に該当するか否 る申し立てことので審をの再、ていおに案事なうよるき合第、るす関に加参者事当立独は三に本場るす画を囲範の者件

X

。下、はとこたし却やをて立申の審再や形るよれわ思もにうる式ぎ過に断判な的の   このように、本件では独立当事者参加の可否が問題となっているが、本件のような問題は、そもそも、前訴当事者の馴れ合いなどによって自己の権利・利益を害されることとなった第三者による再審を認める制度が、現行民訴法では存在していないことに起因する。平成二五年決定によって、このような第三者については、三号事由による再審が可能とされることとなったが、その一方で、再審を申し立てる際の第三者の地位が問題となり、本決定のような問題が生じることとなってしまっている。

  この問題を解決するために、前述のように確定判決の効力を受ける第三者による再審の場合、そこで必要とされる独立当事者参加を、従来の参加とは異なる救済手段として位置づける方法を考えることができよう。また、さらに一歩進んで、独立当事者参加にこだわらず、会社の責任追及の訴えにおいて、第三者が直接再審を申し立てることができるとする会社法八五三条を類推適用する余地も考えられよう。

  近時、詐害再審の復活に関する立法提案がなされていることや ₃₇

、従来から、再審を経ない損害賠償請求による救済などのその他の方法も検討されていることからも ₃₈

、本件のような事案においては、形式論にこだわることなく、第三者の

参照

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<RE100 ※1 に参加する建設・不動産業 ※2 の事業者>.

の繰返しになるのでここでは省略する︒ 列記されている

ぎり︑第三文の効力について疑問を唱えるものは見当たらないのは︑実質的には右のような理由によるものと思われ