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自然 との対話を深める草木染め教材の開発

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BulletinofFacultyofEducation,NagasakiUniversity:Curriculum andTeachingNo.47(2007)2ト40

自然 との対話を深める草木染め教材の開発

橋本健夫 串・岳尾望美 * *

(平成18年 10月31日受理)

TheI)evelopmentfb∫TeachingMaterialsofDyeingwithPlantswhichTryHardto lnterestPupilsintheNature

TateoHASHIMOTO ・NozomiTAKEO (ReceivedOctober31,2006)

Summary

Dislikeofscienceandlosinginterestinsciencehasbeenpopularamong students.TheinfluencebeglnStOappearintheinternationalcomparison investigationconcerningchildren'sscholasticattainments.Itisveryhardto establishanationofscienceandtechnologywithoutimprovementofthissituation.

Wehavetocreateenjoyablescienceclassesinschoolstomakechildrenhappywith SClenCe.

Itisafirstimprovementtocreateanew scienceclasswhichteacherand studentsenjoytogether.Thisstudydevelopsateachingmaterialtounderstand plant'sdyeinglnascienceclass.Wevariedconditionstoextractcolorfrom plants andvegetables,andclassi丘edtheresultstodeveloptheteachingmaterial.Many studentswereveryinterestedinthematerialandwantedtolearnplant'sdyeing more,whenwetriedthematerialinascienceclass.Theresultsuggestedthatthe materialcanbeusedtoorganizeascienceclasswhichstudentfeelnaturalworldis closetothem.

は じめに

日本社会 に 「格差」 とい う言葉が広が りつつあ る 学校 において もその言葉 は子 どもた ちを忙 しい時間の世界 に追いや っている 勝 ち組 になるために,子 どもた ちは学校 後 も塾

‑通い,学校 にいるときよ りも真剣 に多 くの問題 にむか っている そ してで きるだけ短時 間の うちにいか にた くさんの問題 に正答す るか とい う訓練 を自分 自身に課 している この 過程 で は新 しい知識 を詰 め込み,多 くの ことを暗記す ることに大半の時 間が費や される

ここでは学校教育が理想 として掲 げる, じっ くり考 え,深い洞察 を行 うことによって人間

*:長崎大学教育学部 **:西海市立西海南中学校

(2)

を成長 させ るとい うこととは全 く逆方向のベ ク トルが強 く働いている しか し, この状況 を非難す る力 は現在 の学校教育 にはないのか も知れない。それは学校での学習 に使 われる 教材が生活 とかけ離れていることが多 く,親近感 を持 てない結果,子 どもたちの知的好奇 心や探究心 の育成が なされない うちに,学習が展 開される傾向があるか らである。その結 莱,基本的な概念の若干の定着 は見 られる ものの,科学的に調べ る能力や態度 も十分 に育 たない ことになる もちろん自然 を愛する心情の育成 は不可能である また子 どもたちが 自分 の もの として考 え,取 り組 むことは夢 の また夢 になっている 学校教育 においては, オゾン層の破壊,砂漠化,地球の温暖化 などといった環境問題 にも心 を痛め, これ らの問 題 を自分の もの と身近 に感 じる中で学習が展 開されなければな らない。それ とともに教貞 も時間的な余裕 を持 ち,子 どもたち と一緒 に身近 な 自然 に親 しむことが なければな らな い。そ うすれば子 どもたちにとって,納得感 を伴 った学習が展 開されることになる 著者 らは, この考 えにそって 自然 を身近に感 じる教材 開発の研究に取 り組 んで きた。今 回は植 物の色素 を利用 した教材化の可能性 を探 りたい と考 えた。例 えば,子 どもたちは,名前 の 知 らない植物 にであった として も,その植物が持つ色素 を利用 して遊ぶ ことによって,そ の植物 をもっと知 りたい と思 うことだろう このチ ャンスを生か して更 なる学習の展開が 可能 になる 本研 究では,生活 によ く顔 を出す植物 を利用 しての草木染 めの手法 を確 立

し,子 どもたちが教員 とともに染色 を楽 しむ学習方法 を確立 したい と考 えた。

1.理科学習において自然を身近に感 じる教材の必要性

ヴイーヴェスが 「観察 より始め よ」 と指摘 して以来,理科学習は自然界の観察 とは切 り 離す ことがで きない関係 にある(1)。それは自然界か ら学ぶ とい うことを指す ものではある が,学習者 にとってみれば,身近な自然 に興味 を持 ち, 自己の疑問点に沿 って学習 を進め ることがで きる利点がある 特 に, 自主的な学習活動 を強調す る現在 の学習 においては, この視点 を欠 くことがで きない(2)。例 えば,平成10年 (1998)に出 された学習指導要領 によれば,小学校理科の改善の基本方針 としては,次のことが挙 げ られている(3)

「知的好奇心や探究心 をもって, 自然 に親 しみ, 目的意識 を もって観察,実験 を行 うこ とにより,科学的に調べ る能力や態度 を育てるとともに,科学的な見方や考 え方 を養 うこ とがで きるようにす る そのため, 自然体験 や 日常生活 との関連 を図った学習及び自然環 境 と人間 とのかかわ りなどの学習 を一層重視す るとともに,児童生徒が ゆ とりをもって観 察,実験 に取 り組み,問題解決の能力や多角的 ・総合 的な見方 を倍 うことを重視す る。」

さらに,改善の具体 的事項 としては,身近 な自然 について児童が 自ら問題 を兄いだ し, 見通 しをもった観察,実験 を通 して,問題解決の能力 を育てる とともに,学習内容 を日常 生活 と一層関連付 けて実感 を伴 った理解 を図 り, 自然 を愛する信条 と科学的な見方や考 え 方 を養 うことを重視 して,改善 を図る とも述べ られている

つ ま り,理科学習 においては自然 を身近 に感 じる教材が必要 なのである しか し,現実 の理科学習 においては,時間に追われることもあって, 自然 を堪能す る形での 自然観察や

自然 の教材化が殆 ど行 われない状況が続いている

そ こで,本研究では理科学習の中で教員 と子 どもたちが一緒 になって楽 しめる教材 とし て 「植物の色素

に着 目した。 日頃, 日に飛 び込んで くる植物の色 は様 々であ り,我 々に 感動 を与 える もの も多い。本研究では, この ような表面上の色彩 だけでな く,植物の表面

(3)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話を深める草木染め教材の開発 23

上 か らは伺 い知 ることので きない植物が持つ色彩 の活用 を考 えた。つ ま り,草木染 めの手 法 を教材 に利用 しようと考 えたのである

2.「教材 と しての草木染め」の手法 の確 立 (1)草木染 めの手法

草木染 めの過程 は,表 1に示す ように,染料 づ くり,模様づ くり,染色 の3つ に分 け るこ とがで きる その3つの過程 の組 み合 わせが様 々な染色方法 を作 り出 してい る こ こで は,代表 的な煮染 め を例 に挙 げ,染色 に関す る著 の表現 を借 りなが ら,草木染 め独 特 の語句等 を整理 したい(4ト(6)

1 草木 染 めの過程

染料 の作 り方 模様 の付 け方 染料‑ の浸 け方

・す りつぶす ・絞 り ・その まま浸す

・す りつぶ して煮 る ・ろ うけつ ・煮 なが ら浸す

《煮染 めの概 要》

(準備す る もの)

水 道, ガス 台,流 し, ス テ ン レス の ボー ル (直径30セ ンチ ),温 度 計, さい ば し, はか り,1リッ トルの軽量 カ ップ, ミキサ ー (す り鉢), こ し網 (ビニール製 かス テ

ンレス製), こ し布 (木綿 か フシ ョク布 ),万葉染料 な ど,媒染剤 (焼 きミョウバ ン, 酢 酸 アル ミ,硫 酸 第一鉄,米酢,酢 酸銅 ,酢 酸 クロム),木綿処理剤 (タ ンニ ン酸, 呉汁,牛乳 ),染 め る もの (捕,木綿,蘇,毛糸,ハ ガキ,和 紙,色 紙,短冊 ,画用 紙 , ボール紙) な ど

*紙板 をつ くり,摺 り染 め をす る際 には,ハサ ミ,平筆 , たんば も準備す る

*模様 を入 れる際 には, フィルムケース,輪 ゴム, ビニール (または木綿)糸,選 択バサ ミ,セ ロハ ンテープ, な ど自分 の 目的 にあった もの を準備 す る

*染料 の量 は,染 め る布 の重 さが基準 であ る 生 の草木 の場合 は同量 であ り,乾燥 品は半分 となる

*媒染剤 は,布 の重 さの50/Oを重 さの基準 に して,1リッ トルの水 に とかす。

(方法) 〜 タマネギの赤 い皮 で木綿 のハ ンカチ10枚 を染 め る場合〜

(ヨタマ ネギの赤 い皮 を陰干 しす る

(参直径30セ ンチのボールに ミ ョウバ ンを40グラムほ ど入 れ,1リッ トルのぬ る ま湯 で よ く溶か し, ミョウバ ンの液 を20‑30度 に保温す る

(釘別 のボール に1リ ッ トルの水 と50グラムの タマ ネギの皮 を入 れて,30分 ほ ど煮沸 さ せ る この際,水 分 が蒸発 して減 った ら水 をたす。30分煮沸 した もの をざる にあ け て, こ しわける 溶液の部分が染料 となる

④ あ らか じめ湯洗 しておいたハ ンカチ を, しぼ らず に, ミョウバ ンの液 にさいば Lな ど で くりひろげなが ら10分 間は どよ く浸透 させ る。

⑤ のハ ンカチ を, もまず に水 で さっ となが してか ら,③ の染液 を80度 に保温 し,20分 ほ ど くりひろげなが ら染 め る

(4)

⑥終わった ら布 を引 き上 げて,絞 らずにその まま色がでな くなるまで水 でながす。その 際, もみあ らい をしてはいけない。

(∋そのまま水 をきって 日陰で干す。

*

何度か繰 り返 して染 めると,あせ に くくなる

一般 に草木染料 は,捕,毛糸な ど動物質繊維 にはよ くそまるが,木綿,麻 などの植物 質繊維 は染 ま りに くい。それはタンパ ク質が少 ないか らである。従 って,木綿 などを染 めるときは,染める前 にタンパ ク質 を補給 してやる必要がある それには牛乳, タンニ ン酸,大豆の呉汁,などが用い られる

◆牛乳 を使 う場合

市販 されてい る牛乳 を2‑ 3倍 に水 で うすめた ものに,染 める木綿 を30分程つ け て しぼ らずに乾かす。

◆ タンニ ン酸 を使 う場合

水1リッ トルに対 して タンニ ン酸の粉末5グラムの割合 で溶か した ものに,染める 木綿 を30分程つけて, しぼ らず に乾かす。

◆大豆の呉汁 を使 う場合

大 さ じ2杯 の大豆 を500ccの水 に入れて1晩置 き,ふやけた大豆 を水 ともどもミキ サーで ドロ ドロになるまで砕 き,水 を加 えて2リッ トルに増や し, よ く混ぜ る そ れ をこ しわけた ものが,呉汁 である これに,染 める木綿 を30分程つ けて, しぼ

らず に乾かす。

(2)染色の仕組み,媒染剤 の種類 と役割

①染色の仕組み

染料 とは,色 を持つ物質 (色 素)の うち,繊維 に対 して染着力 を有す る物質であ る 一般 に,染色植物 (天然色素 を含み染色 に利用 されている植物)か らの煎 じ液 を 天然染料 と呼んでいる

染色 とは,本来,水 に溶ける性質 を持つ色素が,一度繊維 に吸収 される と,い くら 洗 って も落ちることな く繊維 に吸着す る とい う現象のことである また,染料 と繊維

の間に何 らかの結合が生 じている とい うことであ る つ ま り,水 溶性 の染料分子 と, 繊維の分子間の親和性 に基づ く現象である

さらに,染料分子 と繊維分子 との間の親和性が弱い場合 には,二者 を仲立ちする媒 染剤が必要 となる

②媒染剤 の役割

媒染 とは,染色 を媒介す る とい うことである そ して,媒染 には2つの役 目が あ り,1つは染めつかない染料 を染 まるように手助 けす る役 目, もう1つは染 まった染 料の発色 を助 ける役 目である。つ ま り, これ らの役 目を果 たす ことで,給麓 に,長持

ちするように仕上げることがで きるのである

媒染剤 は繊維 と植物染料 の色素双方 とに親和性があることが重要である そ して, 染料 と繊維の どちらか, または両方 に染色 を果たすための条件が分子 レベルで欠けて いるとき,接着剤 として両者 を結 びつけ,染料が繊維 に固着す る手助 けをするのであ

(5)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話を深める草木染め教材の開発 25 る

ただ し,媒染 を行 うと,本来の草木の持 っている色合 い とは違 った もの となって し まうため,花 び らな どその色 その ままに染色 したい場合 は,濃い煎汁 を作 り,媒染 な しで染色す ることもある

前 に述べ た ように,天然染料 の多 くは,絹お よび麻 ,木綿繊椎 に対 して大 きな親和 力 を有 していない。従 って,藍や紅花 な どの特定の もの以外 は,金属 イオ ンで媒染す ることが必要である

③媒染剤 の種類

灰 に含 まれる金属塩が媒染 に有効 とわかってか ら,いろいろな金属塩が媒染剤 に用 い られるようになった。 アル ミニ ウム,秩,鍋,錫 , クロム,亜鉛, カルシウム,マ グネシウム,チ タン, コバ ル ト,マ ンガ ン,鉛 な どである 媒染液 には, よ く硫酸鉄 や ミョウバ ン,硫酸銅 な どが用 い られる

使用す る金属 イオ ンに よって,色調 に大 きな変化があ らわれ るが,錫 ・クロムな ど の劇物指定 の薬 品や,少量 で も人体 に有害 な ものや,環境保全 に迎合す る重金属 イオ ンを使 うことは避 けなければな らない。

そ こで,いろいろな媒染剤 とその特徴 を表2として示 し,手軽 に作 れる媒染剤 の作 り方 を述べ たい。

表2 媒染剤の種類 と特徴

種 類 具 体 例 特 徴

アル ミニ ウム ・ミョウ・酢酸 アル ミニ ウム・焼 きミョウバ ン((硫酸 アル ミニ ウカ リム)酢酸 アルミニウムアンモニウム) ・繊維 を選 ばず使用で きるン ・植 物 繊 維 の発色 を助 けて,植 物繊

銅媒染剤 ・酢酸銅 ・繊維 を選 ばず使用で きる

・硫酸銅 【劇物】 ・植 物 繊 椎 の堅牢 度 を高 め,深 み のある色 に染 まる

鉄媒染剤 ・塩化第一鉄 【劇物】 ・繊維 を選 ばず使用で きる

・塩化第二鉄 ・後 媒 染 と して,色 合 い を濃 く し,

・硫酸第一鉄 くす ませ る

a.銅媒染剤 の作 り方

米酢又 は5%に薄めた酢 酸 を水 と1:1の割合 で混ぜ て溶液 を作 り,それ を銅管 の 入 ったガラス瓶 に注 いで7‑ 10日静置 し,溶液が澄 んだ青色 に変化す るまで待つ。

b.鉄媒染剤 の作 り方

米酢又 は5%に薄めた酢酸 を水 と2:1の割合 で混ぜ て溶液 を作 り,それ を錆 びた

(6)

釘 もしくは鉄 くずの入 ったガラス瓶 に注いで1‑ 2週間静置 し,溶液が錆 び色がかっ たオレンジ色 に変化す るのを待つ。

又 は,木酢 と水 を1:2の割合 で混ぜて溶液 を作 り,それ を錆 びた釘 もしくは鉄 く ずの入 ったガラス瓶 に注 いで10日間以上静置 し,溶液が錆 び色がか ったオ レンジ色

に変化す るのを待つ。

(3)学習で用いる草木染めの手法の確立のための実験

草木染めは,私たち人間の生活 と自然 とが密着す る形で発展 して きた。従 って,坐 活 と自然 とを学習テーマ に関連 させたな らば,理科 ・生活科の教科 に限 らず各教科 で 活用が可能である そこで, まず は,教材化のための草木染めの手法 (染色方法)の 確立 を目指 した。 まず,次の点 に留意 して手法 を確立す ることに した。

①手順が分か りやすい

②作業が簡単である

̀③作業 における危険が きわめて少ない

④染 まった ことが比較的視覚で捉 えやすい (9材料が手 に入 りやすい

手法の確立のために,次の ような実験 を積 み重ねた

A.草木染めの手順の課題のチェ ック (材料)

ヨモギの葉20枚程度,木綿の布,ポ リエステルの布, ミョウバ ン (方法)

① ヨモギの菓20枚程度 を,500ccの水 で30分間煮 る その際,水分が蒸発 して減 っ た ら水 をたす。

(参30分 ほ どたってか ら,布で こす。

③ぬるま湯で布 を10分 間湯せ んす る 湯せ ん した布 は, しぼ らず に水 を切 って5,6 分媒染液 につ ける

*媒染剤 は中 さじ2杯 を湯600ccに溶かす。

④媒染液か ら引 き上げて水 で流 した後,① の染料 に20分 ほどつける

⑤染料 か ら引 き上 げた ら, しぼ らず にその まま色がでな くなるまで水 で流す その 際, もみ洗いは しない。

⑥その まま水 をきって 日陰で干す。

(結果)

・木綿 の布 はかすかに黄緑色 になった とい う感 じを受 けるだけで,染 まったことを はっ きりと確認で きるとい う段 階ではなかった。

・ポ リエステルの方はほ とん ど染 まらなかった。

B.木綿‑の タンパ ク質の補給

・タンパ ク質補給 を行わなかった もの と,行 った ものの染色 の程度 に違いがあるか調 べ る その際,牛乳 にひたす時間の長 さを変化 させ ることによ り,染 ま り具合 に変

(7)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話 を深める草木染め教材の開発 27

化が現れるか も調べ る

・葉 を細か く刻 むことで,染 ま りやす くなるか どうか確 かめる

・媒染剤 (焼 きミョウバ ンによる先媒染)の濃度の違いによ り染 ま り具合 に変化が現 れるか調べ る

(材料)

サ クラの葉20枚程度,木綿の布,焼 きミョウバ ン (方法)

・木綿の布 には牛乳法 よりたんぱ く質補給 を行 う その際,牛乳 にひたす時間の長 さ を 0分,5分,10分,20分,30分 と変化 させ る

・染料 を煮 る前 に,葉 を細 か く刻み,す り鉢 です った後 に煮 た もの と,そのまま煮た ものの2種類の染料 を作 る

・媒染剤 (ミョウバ ンによる先媒染)の濃度 を変化 させ る

焼 きミョウバ ン :水 ‑大 さじ0.5:300cc 焼 きミョウバ ン :水 ‑小 さじ3 :300cc

・その他 については,前 回の実験 と変わ らない。

(結果)

・牛乳で下処理 を した もの としなった もの とでは,処理 を行 った もののほうが色 は濃 く染 まっていた

・牛乳 にひたす時間による染 ま り具合の変化 は見 られなかった。

・葉 を刻 んです った もの と,そのままの もの とではほ とん ど違いを感 じなかった

・焼 きミョウバ ンの濃度の違いによる染 ま り具合の違いははっきりと現れた。

C.媒染剤 に浸す時間

・媒染剤 に浸 ける時間の違いで変化が見 られるか知 る

・先媒染 と後媒染の違いを知 る

(材料)

ツツジの花 び ら (赤色,桃色),木綿の布,焼 きミョウバ ン (方法)

・媒染 は, ミ ョウバ ンの媒染 で,焼 きミョウバ ン :水 ‑小 さ じ2:300ccの割合 で 作 った ものを使い,媒染液 につける時間を5分,10分,30分 と変化 をつける

・その他 については, 1回 目の ときと同 じ方法 をとる

「(結果)

5分間浸 けた もの よ り10分間浸 けた もの,10分 間浸 けた もの よ り30分間浸 けた ものの方が,若干濃い紫色 に染 まった。

D.焼 きミョウバ ン以外の媒染剤

・ミョウバ ン以外 の媒染剤 を使 うとどの ような変化が見 られるのか を知 る

・先媒染 と後媒染の違いを知 る

(材料)

タマネギの赤い皮5個分,木綿の布,焼 きミョウバ ン,硫酸第一鉄

(8)

(方法)

・媒染 は, ミョウバ ン媒染 は,焼 きミョウバ ン :水 ‑小 さ じ3:300cc,硫酸第一鉄 媒染 は,硫酸第一鉄 :水 ‑小 さ じ1/2:300ccの割合 で作 った ものを,先妹染,級 媒染 の2種類で使 う

・その他 については,1回 目の ときと同 じ方法 をとる

(結果)

媒染 な しと, ミョウバ ン媒染,鉄媒染の3種類の比較 をす ると,媒染 な しは越せ た黄色, ミョウバ ン媒染 は媒染 な しよ りも,明る く,濃い黄色 に,鉄媒染 はカーキ 色で,前の2つ とは全 く違 う色 になった。先媒染 と後媒染 についての違いは,ほ と

ん ど見 られなかった。

これ らの実験結果 にか ら,学習時間に用いる染色法 としては,次に述べ る染色法が最 も 簡単で子 どもたちの操作 に適 していると考 えた。

先媒染の場合の染色法

(∋各植物 を1種類ずつ,水か ら煮始め,20分 間煮沸 させて,染料 を作 る

*材料が細かい ときは市販のお茶パ ック (不織布で作 ってあるもの) に入れてか ら煮沸 する

②煮沸 している間に,媒染液 を作 る

*ミョウバ ン媒染液は,300ccのぬ るま湯 に小 さじ 1杯 の焼 きミョウバ ンを溶か して作 る

*鉄媒染液は,300ccのぬるま湯 に小 さじ2/1杯 の硫酸第一鉄 を混ぜ て作 る

③布 をぬるま湯 に10分間浸 けて湯せ んす る

④布 をしぼ らずに,媒染液 に5,6分 間浸 ける

⑤布 を媒染液か ら引 き上げて,水 で軽 く流 し, しぼ らず に染料 に20分 間ほど浸 ける

⑥染料か ら布 を引 き上げて,色が出な くなるまで水 で洗い流 し,陰干 しをする。

後媒染の場合の染色法

①各植物 を1種類ずつ,水か ら煮始め,20分 間煮沸 させて,染料 を作 る

*材料が細かい ときは市販 のお茶パ ック (不織布で作 ってあるもの) に入れてか ら煮沸 す る

②煮沸 している間に,媒染液 を作 る

*ミョウバ ン媒染液は,300ccのぬるま湯に小 さじ1杯 の焼 きミョウバ ンを溶か して作 る

*鉄媒染液 は,300ccのぬ るま湯 に小 さじ2/1杯 の硫酸第一鉄 を混ぜ て作 る

③布 をぬるま湯 に10分間浸 けて湯せ んす る

④布 を染料 に20分 間浸 ける

G)布 を染料 か ら引 き上げて, しぼ らず に,媒染液に 5‑ 6分間浸 ける (む媒染液か ら引 き上 げ,色が出な くなるまで水で洗い流 し,陰干 しをす る

(9)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話を深める草木染め教材の開発 29

3.

確 立 した革 染め手法 による身近 な植物 の発色 状況

前 に確 立 した草木染 めの手法 の もとに,様 々な身時 間 な植物 を使 い, い くつかの染色法 を試 み た。 そ の発色 につ いては写真1‑ 6に示 してい る

また,研 究 を行 った染色法 に よる各植 物 の発色 をま とめ た ものが表3で あ る

表3 染 めあがった色 と使用 した植物

色 植物 の名前 (媒染剤 ) 色 植物 の名前 (媒染剤 )

色 ・ドクダ ミの菓・マ リー ゴール ドの花・ヨモギの葉

( a. ( a. C ) C ) ( a. C )

・ツワ・カラムシ・サ クラの花

( a. C ( ) a. ( a. C ) C )

・セ イ タカア ワダチ ソウ菓

( a. C )

・赤色 ツツジの花 び ら

( a )

・セ イ タカア ワダチ ソウ花

( a. C )

・桃色 の ツツジの花 び ら

( a )

・アカメガシワの菓

( a. C )

・アジサ イの花 び ら

( a.

や.

C )

・ナ ンキ ンハ ゼの幹

( a. C )

・ナ ンキ ンハ ゼ の枯葉 (C)

・ナ ンキ ンハ ゼの葉

( a. C )

・ヒイ ラギの菓 (C)

・イチ ョウの葉

( a. C )

・リンゴの皮 (b)

・ヒイ ラギの葉

( a )

・ミカ ンの皮 (b)

・タマ ネギの皮

( a. C )

・ミカ ンの皮

( a. C )

・ミックス ジュース

( a.

b.

C )

色 ・ドク ダ ミの葉・マ リー ゴール ドの花(b) (b) 仁ヨ

J汎

色 ・カラム シ (b)

・ドクダ ミの葉 (b) ・セ イ タカア ワダチ ソウ花 (b)

・ヨモ ギの菓 (b) ・ナ ンキ ンハ ゼ の枯葉

( a )

・セ イ タカアワダチ ソウ菓 (b) ・ヒイ ラギの葉 (b)

・サ クラの枝 (b)

・サ ク ラの葉 (b) ・タマ ネギの皮 (b)

色 ・サザ ンカの花 び ら (b)

・サ クラの花 (b) ・キ ヨホ ウの皮

( a.

b.

C )

・アカメガシワの菓 (b)

・ナ ンキ ンハ ゼの幹 (b) ・ナスの皮

( a.

b.

C ) 桃

色 ・ケ イ トウの花

( a. C )

・ナ ンキ ンハ ゼの葉 (b) ・サ ク ラの枝

( a. C )

・ナ ンキ ンハ ゼの枯葉 (b) ・サ ク ラの菓

( a. C )

・ナ ンテ ンの実 (b) ・ナ ンテ ンの実

( a. C )

・イチ ョウの葉.(b)

・サザ ンカの花 (b)

・ゴボ ウの皮

( a.

b.

C )

・サザ ンカの花 び ら

( a.

C)

a:ミ ョウバ ン媒染 b:鉄媒染 C:媒染 な し

また,学習 の季節 を考 えた ときに,草 木染 め に利用 で きる身近 な植物 を ま とめ る と表4

(10)

の ようになる

表4 季節毎に使用 できる植物の表

季節 植物 の名前 季節 植物 の名前

秦 ・ヨモギ 秩 ・マ リー ゴール ドの花

・ドクダ ミの菓 ・ツワの花

・カラム シ ・ケイ トウの花

・サ クラの花 び ら ・ナ ンキ ンハゼの菓

・サ クラの葉

・ツツジの花 び ら ・キ ヨホ ウの皮・サザ ンカの花 び ら

・アジサ イの花 び ら ・ナ ンテ ンの実・ツバ キの花 夏 ・マ リー ゴール ドの花

・ワカメガシワ ・ナ ンキ ンハゼの菓

・アジサ イの花 び ら

・キ ヨホウの皮 ・リンゴの皮

年 甲 ・タマ ネギの皮・ゴボウの皮 .ナスの皮

4.予備 的な授業実践 1)授業展 開 と留意点

開発 した教材 としての草木染 めが子 どもたちに どの ように受 け入 れ られ るか を調べ るため に, 附属小学校 の5年生 1クラス (5年生39名) を借 りて授業 を行 った。 こ の際の授業展 開 について は巻末 に資料 (学習指導案) として示す。 ここで は次の4点 に着 目した。

(∋ 「草木染 め

に対す る興味 をひ くことがで きるか。

②草木 に対す る関心 を高 めるこ とがで きるか。

③ 「草木染 め」 の実験 の手順 は安全 であ るか。子 どもたちに とって作業 Lやすい もの であ るか。

④子 どもたちは 「草木染 め」 を楽 しむ こ とがで きるか, また充実感 を得 る ことがで き るか。

また,授業 を行 う際の留意点 については次の通 りである

(導入部)

・実際 に草木染 めの作 品 を見せ て興味 を持 たせ る

・どの ように して, この ような色 が染 まったのだ ろ うとい う問題意識 を子 どもたちに 持 たせ て,予想 を聞 く

・実際 に, どの ように して染 めて きたのか を,図や写真 ,文 カー ドな どを用 いて,辛 順 を理解 で きるように説明す る

・活動 で使用す る ミョウバ ンや アル コール ラ ンプな どの取 り扱 いの注意 を徹底す る

・染 めてみたい植物 を,校庭 で採取す る (班単位 ,制限時 間 を設定)。

(11)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然との対話を深める草木染め教材の開発 31

(展開部)

・班 ご とに採取 して きた植 物 の名前 を確 認 し,「草 木染 め

に対 す る興 味 ・関心や, 何故その植物 を採取 して きたのかな どを聞 く

・実際 に 「草木染 め」 を体験す る中で, どの ような工夫 を しているか,机 間指導 を通 して観察す る

《机 間指導 における重点》

・安全面 に注意 して活動 を行 ってい るか。

・活動が進 んでい る子 に対 しては賞賛す る

・自分の思 い通 りの色 をつ けたい とい う思い を持 っている子 には改善策 をア ドバ イス な どの手立てを行 う

(終末部)

・出来上が った ものについて発表す る場 を設 け,互 いの使用 した植物 によ り,様 々な 違 いがあることを確 認 した り,他 の活動 を認め合 った りす る

・最後 に,本時の活動の中で工夫 した点,苦労 した点,悩 んだ際 に とった手立てや感 想 な どを聴取す る

5.アンケー ト調査結果

授業実践後 に,児童 たちを対象 として,草木染 めについての関心や興味 を聞いた。その 結果が 図1であ る

図1 草木染への関心

この ように,草木染 めについて半数の子 どもたちは知 っていたが,体験 した子 どもたち は 30% に とどまってい る また全員が草木染 め を体験 したい と答 えてい る そ して 自分 で も簡単 にで きそ うとの感触 を多 くの子 どもたちが持 った ことも明 らかになった。

次 に子 どもたちが草木染めに用いた植物やその選定理 由を聞いた結果が 図2である

(12)

染色に使った植物

圏 卜ウネズミモチの実 臼 サザン力の花びらと花粉 団 イチョウとサザン力の花 田 オシライ花の花と葉 囲 マユミの花と葉 E3 スイセンの花とサザン力の花 田 サザン力の花とナンキンハゼの □ サザン力の花

植物を選んだ理由

団 きれいに染まりそうだと 思ったから

臼 その植物が好きだった から

□ その他 図2 子 どもた ちが染色 に使 った植物 とその理 由

I

: 【選択肢内容】 .

‡ 冨④ 霊 …呈孟蒜 を煮るところ とミ…完㌫F=つけるところ 三 …悪霊箸っ くるところ

i

③ 孟 …慧 しかったところはか 票 …孟宗他 ぅ ‥その他

図3 児童 の草木 染 めに対 する感想

子 ど もた ちの半 数 は図2に示 され てい る よ うに, 実践 が 12月 とい う こ と もあ ってサ ザ ン カの花 を利 用 して い る そ して そ の理 由の大 半 は花 の よ うに きれ い に染 ま りそ うだ と 思 った こ とが示 され て い る

染 色 を終 えて の感 想 を ま とめ た ものが 図3で あ る この よ うに思 っ た よ うに色 が 出 な か った こ とにつ い て は不 満 を持 って い る もの の,機 会 が あ れ ば殆 ど全 員 が草 木染 め に再 チ ャ レンジ したい との気 持 ち を持 ってい る こ とが わか った。

授 業 中子 ど もた ちの様 子 や調査 結 果 か ら, 開発 した草 木染 め の教材 は子 ど もた ちの興 味 をひ きつ け る とと もに, 自然 へ の関心 を高 め る こ とが で きる と考 えた。

今 回 の実 践 は限 られ た時 間 内 で あ ったが , ク ラス を増 や し, 時 間 を十 分 に とって行 え ば,学校 の一 つ の行 事 と して も成 り立 つ と考 えて い る 予 想 に反 した色 彩 を得 る こ とに よって, 自然界 の不 思議 さを感 じる こ とに もなる 楽 しい活動 の 中で 自然へ の 関心 が高 ま る こ とは,理科 授 業 充実 の一 歩 であ る と考 えてい る

(13)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話 を深める草木染め教材の開発 33

おわりに

本研 究で確立 された草木染めの手法は,小学校段階の子 どもたちに有効であることが予 備的な実践で示 された。 この草木染めの教材の利点 としては,次の4点が上 げ られる

① 身近 に見 られる植物 を使 って行 えるので,地域 を選 ばず,校庭の植物 の活用 も可能 と なること

②植物の様 々な部分 を活用で きるので,植物の体 のつ くりなどに関心 を向けることがで きること

(勤1年 を通 して行 うことがで きるので,四季 の変化 との関わ りが体感で きること

④植物の生命 と引 き替 えに色が生 まれることを実感す ることによって生命 を尊重する心 を養 えること

ただ,子 どもたちの思い描 く色 と現実の発色 には差があることも事実である いろいろ な植物 を試す ことによって, この課題 を乗 り越 えることも必要であるか も知れない。そ し て,生活 にアクセ ン トを与 え,子 どもたちが誇 りに思 う作 品作 りに向けた手法 も必要であ る 次の機会 にはこの課題 にチ ャレンジ したい。

要 約

理科嫌いや理科離れが着実 に広がっている 子 どもたちの学力 に関す る国際比較調査 に もその影響が現れ始めている この状況 を改善 し,理科学習の中で多 くの子 どもたちの歓 声が聞 こえるように しなければ, 日本の科学技術立国の地位 は危 うい。

この改善に向けた一歩 は,教員 と子 どもたちが一緒 になって楽 しむことがで きる理科学 習の創造である 本研究は,果物や野菜 を含 んだ植物 との色遊 びを行 う教材の開発 と手法 の精選 を行 った。その結果,それぞれの植物が どの ように発色す るか を分析,整理 した。

また,予備的な授業実践 を行 った ところ,子 どもたちが染色への強い希望 を持 っているこ とがわかった。 この結果か ら,本研究の教材 を活用す ることによって自然界 を身近 に感 じ る授業の編成が可能ではないか と考 えた。

参考 ・引用文献

(1)梅根悟 :初等理科教授の革新,pp.15‑20,明治図書,1997

(2)飯利雄一 ・伊藤武 ・贋瀬正美 ・橋本健夫 :理科教育 一理論 と実践 ‑,pp.102‑114,大 日本図書,1991年

(3)文部科学省,小学校学習指導要領 「理科」,1991年

( 4 )

ジェニー ・ディー ン :ワイル ドカラー,pp

. 1 0

‑12,産調出版,2000年

(5)村上道太郎 :シ リーズ ・子 どもとつ くる17草木 で染 め る,pp.16,大 月書店,1989

(6)社 団法 人 日本化学会編 :一億 人の化学 6フ ァッシ ョンと化 学,p.52,大 日本 図書,

1992年

(14)

資料 :学習指導案

過程 授 業 の し く み 時間

めあて 1

.

草木染 め」の 教材1 ○児 童 に

,

「草 木染 め」 の作 品 と染 色 してい ない

1

155

0

をつか 作 品 に触 れ

,

「草 「草 木染 め

もの を提 示 し,2つ を比較 してい く中で,色 の付

手順 を 木 染 め に対 して の作 品教材2 け方 に意識 を向け る どの ように して,染 め た も 様 々 な意 見 を述 の なのか,疑 問や考 えを持 ち, その疑 問や考 えを ベ, 本 時 の め あ 述べ る中で,草木染 め を したい とい う意識 に立 つ

て をつかむ0

2.「草木染 め」 の て くるであろ うo

そ こで

,

「草 木染 め を しよ う」 とい う本 時 のめ あて を設定す るo

○児童 は, どの よ うな方法 で染 め られ るのか, と

把接す 手順 を把握す る0

3 .

校 庭 に植 物 を 実 験 の進 め い う意識 に立 って くるであ ろ う■○ どの ような道具 る

植物 を 方 の図 を用意 した らよいのか, 図や写真 .文 カー ドを用 実 験 器 具 の いなが ら,指導す る

イラス ト

教材 3 指導 のポイ ン ト

・器具

・班 で行 うこ と

・染色 の進め方 (手順 )

児童が安全 に実験 を行 うこ とが で きる よう,描

採取す 導す る

る 自ら取 りに行 く ○児童が植物 を校庭 に取 りにい く

(班単位)

5.採取 して きた

植 物 を使 っ て染 ここで,教 師は採取す る場所 と時間 を支持す る

採取 してい る場 で は, どの ような植物 に時代 が 興味 を示 してい るのか な ど観察 した り,活動 を広 げた りしなが ら,植物 の名前 な どの ア ドバ イス を

行 う

実験作業 に入 った ら机 間指導 を行 う

染色する 45

色す るつ い て, 感 想 を自分 達 の作 品 に

発表す る○ 机 間指導 におけ る視 点

・安全面 に注意 して活動 を行 ってい るか○

カー,≡ ・自分 が予想 していた通 りの色が 出てい るか

,アルコ‑ ・活動が進 んでいる児童 に対 して は,賞賛す る

ンプ,は ・薄か つた り,染 め方が うま くい ってい ない児 し,粟さじ, 童 に対 して は,改善策 と して, あ らか じめ準

雑巾 ○ 2,3備 した枯葉 な どを提供す る人の児童 を指名 して発表 させ る o

(15)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話を深める草木染め教材の開発 35

媒 染 棟 時 間 染 色 結 果 妹 数 液 時 間 染 色 結 果

」∩Y碁 Jd;;;

ミ ョ ウバ ン(先 妹 染 ) 20分 i 撃た( ミ ョ ウバ ン(先 妹 染 ) 20分 幣i

脱○+ 鍔 がp二㍍rJ三三

ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 20分 ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 20分

秩(先 妹 染 ) 20分 不さ̀ 秩(先 妹 染 ) ★m'習琴望'?̲‑:誕 粘攣琴幣 二.‑‥、̲‑.、二, 汰

秩(後 媒 染 ) 20分 秩(後 媒 染 ) 20分 ・T51㌢㌣‑:;‑:':I.i;亡..,:‑こ隻:;:‑; 1,:LL‑.h'f:‑I:::ゝ羊

ぺ〉、、

ミ ョ ウ バ ン(先 煤 数 ) 20分 ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分

※ 時 間 は 染 色 液 に 浸 し た 時 間 を 表 す O

写真 1 各染色法 と草花の発色状況

(16)

媒 染 剤 時 間 染 色 結果 媒 染 剤 時 間 卜染 ー竺 結 果 ̲̲l

義盛頻幾

(先 鹿 染 ) 20分 豪 望 笠 (先 妹 染 )

ー̲」

ミ ョ ウ バ ン 幾蓮̲義⊆遠蔽表:t‑'おき汝 ‑ ミ ョ ウ バ ン 20分 !i̲

攣葦祭:ミ'や

秩(後 媒 染 ) 秩(後 媒 染 ) 20分 は一撃 撃蓋茅;/‑‑‑て‑‑i/F仰;I学;;/‑i書llく. 李を掠 訂3̲〜,‡妻怒‑

20分 表 詮,ゝ‑

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ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) ミ ョ ウ バ ン(先 煤 染 ) 20分 !!I 塗賢

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I‑;:当 蓮 ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 20分 I ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 盛衰 書字㍊芸蓬

, 刀 薫.羨7‑. だ‑、≡チ

秩 秩 20分 享̲≡‑‑

(後 媒 染 )1 ∴ ‑ (後 媒 染 ) 写真2 各染色法 と草花 の発色状況

(17)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話 を深める草木染め教材の開発

媒 染 剤 時 間 染 色 結 果 媒 染 剤 時 間 染 色 結 果

サク な し 20分 書.「㌔、∴ ∃、.言 な し 20

ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 ‑し 曽さ疫脚 板葺薬療感率、L〜̲ ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 幣 一,熊滞粥 、幣等搭諾転;‑Ll ミ ョ ウ バ ン 20分 ミ ョ ウ バ ン 20分 i

ラ の 樹

皮 (後 媒 染 ) 菓ラの (後 媒 染 )

秩(先 妹 染 ) 20分 蔓 秩(先 妹 染 ) 20分 軍買賢

サクラ の

花、t な し 20分 を 花アサイのジ な し 20分 ミ ョ ウ バ ン(先 煤 染 ) 20分 三) ち .≠ ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20

びら (先 煤 染 ) 琵純宗絹汚̲.∫. ≡ びら (先 妹 染 )

秩(後 媒 染 ) 20分 売賢鷲i a 秩(後 媒 染 L)I 20分 叩....一.ーL‑.‑‑‑‑d ^′一叫.一十㌦ ノ

ツ ツ ジ 毒

\ー な し 20分 卜iI ノー こ ツ≡(\桃̲ツジ./ な し 20分

写 真3 各染色法 と樹木 の発色状況

37

(18)

媒 染 剤 時 間 LR 色結 果 時 間 染 色 結 果 r'J,

ミ̲(先 妹 染 )ヨ ウ バ ン ∠ゝ .;: ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分

ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 2 0∠ゝ ≡号支買蒜だ芸還汝〈㌔

シワ の

莱 刀 +++

秩(先 妹 染 ) 20分 安】空濃皐 (先 妹 染 ) 20分 警 軍蔑莞霊 式琵箪̲̲;琴室箪葵̲室整式 琵琵票 堅転

秩(後 媒 染 ) ⊥∴∴∴.」 至麺蓉 (後 媒 染 ) 20分

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ミ ョ ウ バ ン ミ ョ ウ バ ン 20分

ン ノ\

ゼ の

幹 秩(先 妹 染 )(後 媒 染 ) 20 秩(先 妹 染 )(後 媒 染 ) 20分 研く‑‑;r

秩(後 媒 染 ) 20 (後 媒 染 ) 20分 1濫 ∴‑

写真4 各染色法 と樹木 の発色状況

(19)

橋本健夫 ・岳尾望美 :自然 との対話を深める草木染め教材の開発 39

媒 染 剤 時 間 ノ準 色 結 果 l 媒 時 間 染 色 結 果 樟 :I,撒く1J

・A′:二.f !

ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 芳 ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 阜i㌻ + ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 20分

刀 き≡

;空:C、三.三つ′ご∵■.‑‑::

秩(後 媒 染 ) 20分 秩( 媒染 ) 20分

イ チウョ の 枯 れ

葉 な し 20分 =/rl這 十 去 なし 20分 ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 二 花キの

秩(先 妹 染 ) 20分 敏追. Xn^

ミ ョ ウ バ ン(後 媒 染 ) 20分 〇六Oiu

写真5 各染色法 と樹木の染色状況

(20)

媒 染 剤 時 間 染 色 結果 〟.i 媒 染 剤 時 間 t誓 竿:芋̲I

タ マ ネギ の

な し .̲:/ な し 20分 ;/ii. Al,it

ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 1 盛 洞 ミ ョ ウ バ ン(先 妹 染 ) 20分 ILi

の 皮※※

+ iL

=

な し 20 な し 20分 !

キ ヨ バ ン 20 +ヽ 20分 !

(先 妹染 ) カヽ 、 ヨ ウ(先 妹染 )ハ ン

ク の

、 ヨ(後 媒染 )/ 皮のン ミ ヨ ウ(後 媒ハ /染 )

(後 媒染 ) 20(後 媒 染 ) 20

ナスのど

な し 20 のンヾ=リな し 20分 iri(先 妹染 ) 20分 ,..iし 萎 皮、好 (先 妹 染 ) 20分 妻 g9i(後 媒染 ) 20

(後 媒 染 ) 20分 室

※ キ ョ ホ ウ の 染 料 を 作 る 段 階 に お い て 、 小 さ じ 1杯 の ク エ ン 酸 を 加 え た o

写真6 各染色法 と野菜 ・果物 の発色状 況

参照

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