九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
スウェーデンの司法
萩原, 金美
https://doi.org/10.11501/3092849
出版情報:Kyushu University, 1993, 博士(法学), 論文博士 バージョン:
権利関係:
310 (必)前者については一九七六年印可ω二四四、五六二号による訴訟子続法および一般行政裁判所法の改正により、後者について
は裁判官職推せん委けは会規則(5m門門戸』Eoコ
ロミ印umO吋〕{ひ「円EE百zzzgコU5EgE『己Cヨ三o一定
位印g母この制定によりなされた。
施行期日は前者が一九七七年一刀一n、
後者が一九七五年七月一日である。
法曽一元論の形成と民間 第M部
第二章 法曹一元論の展開 (その一) ||『聞かれた裁判官歴』をめぐる論議||
四一 一結インタヴュ!とその結果 法律雑誌等における論議 報告書をめぐるレミス意見
語 本章においては前章で取り扱った一九七二年の裁判官制度調査会の報告書『開かれた裁判官歴』(印OCS記Hg)
をめぐる論議を紹介、検討し、合わせて、この報告書がスウェーデンの裁判官任命・養成制度に現実にどのようなイ
ンパクトを与えたか||あるいは与えなかったかーーも探ってみたい。報告書をめぐる論議については、レミスの占竹山
見と法律雑誌等に発表された個人の意見とに分けた上、さらに後者は掲載誌別に整理して順次取り上げるo
報告書をめぐるレミス意見
311
報告占の裁判官門医の改革に凶する提案は、関係機関・団体からの意見の表明すなわちレミスにおいて強い批判にさらされた。その結果法務大臣は、この捉系のモデルの立法化を政府に求めることを断念せざるをえなか
裁判官層が裁判所制度以外の社会
(→
概説
った。
しかし法務大臣によれば
、きわめて多くのレミス機関(日ヨm52白コ凶ぬるが、
312
領域から似大された経験を供給されることの必要性ならびに社会の各仰に妥当する価値判断および比解に関する報作
(1)
Jの拡一本的見解を支持している。法曹一元論の形成と展開
以下
、J
US、スウェー
デン裁判官協会およびスウェーデン弁護士
会の各レミス立此の内容をやや注しく紹介す (れにo
(♂)( 4 ) ( 5 )
JUSの芯見これはJ
USがその上
位同休の∞ 〉のO
訪問に対して捉川したレ
ミス立見であ
る。
、かるれさな会提案う徹底的な改革が要訪そで実現されるか、調査れもののよとスれが現行シ枠テムの内は、題問そ る的定決しか。とは調究会で同立見いあしいてこ官凶裁望がにつましと判、もっを向志的会社鉱USJは大された に) 都W部
ということである。
{ FO】
スウェーデン地方裁判所裁判官協会のアンケート調査の結果によれま、問OO人
を担える被調査者のうち、僅かに八%が公私の機関・団体の理事会等の構成四としての職務を有していなかったに過ぎず、地裁の正規の裁判官は少なくとも平均二
つの理事
会等に関係していることを示されている。また、判
事
補は現在、高裁または行政」
伯作成から休職を得て六月間他の公私の職域において試験的に執務する可能性(7)
を与
えられており、それ を活川している。このようにみてくると、現行システムを徹底的に変更する必要性はなんら存しない。
他
方、右の休職の権利の拡大は、裁判官となる右に経験の背ぷを拡大すると同時に、雇用保附を与
えるの で、有益な効果をもたらしうるであろう。品裁判
事
補候補生には(事
実上)
司法実務修河川州問のうち最低
一
年間地裁で執務したことが要求されているが、行政局裁判事仙
候補生にはこの要件が欠けている。調査会は、この要件を後者についても導入し、しかも
両
者と 現在、もその期間を最低
一
年半に延長することを提案する。これは県中
央行政庁における修習の利益を著しく減少させることになる。提案は司法修習制皮改革のサボター
ジュ
にひとしいだけでなく、裁判官閣の経験の背景を拡大しようとす る調査会の意凶ともオ盾するものである。し
たがってjUSは、提案のこの部分に対しては断同として反対する。
J
USは、裁判官長成教育の則間ならびにその則問中
および恒後における-
雌川凶係に閃する調究会の理由づけを承認できない。
判事補になるのに二年半の修習と一年の政判什長成教育を必安とする現在のシステムでも法制度外の職 域には対応物を
HA
山すことができないものであ
る。さらに 裁判汁持一成教育を
一
年半にまで延長する余地は存しないーー
とりわけこの延長と閃辿して裁判行長成教育を受けた青笠原川保昨を行定しようとするのでは||
。他
のすべて の峨域においては雇用保障の改善に努めているとき、ねばならない。
ひとり裁判廿僚におけるその撤廃の動きは重大な関心事といわ
調査会は、
久外裁判官としての必要的執務を廃止しようとする。
しかし
この執務によっ
て裁判所は、継続的に、若 い法官(その大部分は地裁から来る)の価航判断と見解を供給されるのである。
すなわち、
日外裁判官の必要的執務を 維持することは、
調査会の追求する目標11世代のいかんを閃わず裁判官に拡大された経験を与えることーーを達成
法問一元論の展開(そのい
するためにきわめて価値があるのである。 原則としてすべての裁判官臓を正規のものにしようとする調査会の捉誌は、必然的に裁判守岡山の老齢化を招き
、
し たがって調査会の日棋に著しく反する結果を伴う。裁判官府の老的化はまた、若年間
のために考えられているず在規
の裁判官級の
保持者の平均年齢がいい川まるという状況
に法因して生ずることが子怨さ
れる。
裁判官同が社会における価
他
判断を反映すべきことが改本の日以
だとすれば、このような事
態の展開は、作円的的とは考えることができない。
(続いて、
尚作品および行政尚裁における点人の閃与の導入についてふれ、
これに賛成する。)
第二章
報告引けは多くの的所(例えば
一一 一一
八、一凶O瓦)で、作品判官の給与が
他の職械のそれと調快されること(すなわち刑額) の必民性について述べている。とくに正規の裁判官の給
与
は、開業介
必土をル批
判日峨に誘引するのに成功することが313
日
以
とされてしるのならば、はるかに別納することが必.安
であろう。314
契約すれば、
裁判官歴」の改本が裁判日峨のための法曹の補給にきわめて百定的な効果を与え、
JUSは、
かつ、を選択する若年の法自の雇用保附に類例をみないほどの思化を来たすことから、これに反対する。JUSの見解によ
法四一元論の形成と民間
れば代楽として、判明補および代血判事に対して、いかなる職業であれ、他の職業において試験的に執務するための休職を仰げるずり能性を苦しく地加するシステムがこころみられるべきである。さらに裁判η腔は、他の職域の法曹にと っても凶かれるべきである。
」のようにしてわれわれは、
閃かれた裁判官歴と
、他の職域からの拡大された経験をもつ
裁判官府を獲得し、
同時にスウェーデンにおいて有能な裁判官の産出を実証してきたシ
ステムを維持することがで
きるのである。
第N部
(8) スウェーデン裁判官協会のレミス立は日協会は、
現行システムが裁判官層がその他の社会活動から孤立する
危険を伴うという、指示および報告書の見解に左担することができない。裁判官はその職業活動において多岐にわた
る社会問題に桜し、
(9) の調査の結果は、 しばしば素人裁判官とともに働く。協会の前身であるスウェーデン地方裁判所裁判官協会かつ、
裁判官がその職務以外に、
広範囲に多様な社会関係に関する経験を与える各種の活動に従事してい ることを明らかにしている。
それゆえ、
裁判官層が他の法曹グループよりも社会的志向・経験において劣るところは ないといえよう。
もっ とも、
裁判官に対する信煩ができるかぎり高まることは大切であるから、裁判官が一一層の社会 的志向をもち、
かっ、法制度の他の領域からの経験を獲得するより多くの機会に恵まれることは、もちろんきわめて
有益である。
協会は、裁判官養成教育および裁判官歴に関する調査会の提案に対して、専門員ボlリェソン、モソトゴメリィおよびヴィルヘルムソンによる少数意見に同調する。この少数意見はスウェーデンの裁判官層の統一的見解におそらく
近いと思われる。
以上が、
協会の基本的態皮で
あるo
以ドでは
、他のレミ
ス立見との重複を避け
、協会の提案する選択肢としての現 行システムの改革案を紹介することを通じて、
協会の見解をより具体的に窺うことにしよう。
協会は、報告書
の提楽には賛成しな
いけれども
、裁判官歴がより開かれたものになる
ことに対しては積極的な見解 をとるものであるo
もっともこのことは、
協会が裁判官仰の孤立化という主張に同調することを意味しないことは前 述したとおりであるo
裁判官慢はおそらく他の比較されるべき峨業グループよりも孤立化の程度が低い。
しかし裁判 官附はその社会的
機能にかんがみ
、他の多 くの職業グルー
プよりも時代の勤きに対応する聞かれたものに
ならなけれ ばならない。
それゆえ協会は
、裁判 官屈の知見の全体的指礎が
、裁判官がその
職務のなかの若干の期間
裁判所動以
外
の、法制度の他の領
域で活動する
ことを通じて広大されること
、通常裁 判所と行政裁判所との間の
人事
交流が行なわ れること、
および隣妓領域の経腔のなかにある法曹が現在よりも広範聞に裁判行に任命されることは正当だと考え
る。
住四一元t治のIT�DH (その1 )
そうしてこれらの
目標は、 現行の裁 判背肢を廃
止することなしに
、その枠内における
部分的改革により達成できる はずである。
そのさい二
つの主要
問題にmm 志する必要がある
oその一は
、すべてのレ
ベル における裁判官職に対す
る
良き補 給のた
めの現在
の条件が伎食されてはならない
、とい
うことである。
その二は
、裁判官歴を望
む者のための養 成教育が任命権者の側の奨励
と支持のもとに
、だが強 制なしに多様な方
法で
拡大されるべきだ
、という
ことで ある。 拡大さ れた執務経験が法判官職への任命における業紡評価にあたってより高いメリットとして評価さ
れると
いうこと
は、
そのための十分な誘因として働くと考えられる。
第二百ワ
hH同法および行政尚裁における長以教育もより多団的に形成
することが
できるが
、判事補お
よび代
理判事に対
しては、 現状より緩
和され たル件以 二閃す る以川
と休 職に伴う白川の
術的規定が設
けられ、 若干の期間
隣桜服域だけでなく
、社
会一悩祉およひ犯叩伴者処巡のような分肝においても執務できる機会が与えられることがより霊.要であ
る。
そしてこれら
315
316
の活動は、右の業絞評価にあたって、メリyトとして考慮されるべきである。それ以後の裁判官歴においては、現在と間保に、かなり長期間におよぶ他の法的活動領域での執,M||立法関係事務等ーーが当然の一過程であるべきであり、このシステムをさらに拡充するための方策が講じられるべきである。
法wー元;I布の形成と展開
調査会は上記のような比併を否定し、その理由として、裁判制度外の活動飢域における裁判廿となる者の執務の問 起について、任意的な方法で実質的な変革をもたらす現実的可能性があまりないこと、休峨となる判事補および代理判事の数がさらに増加し、裁判官歴にあるすべての者に正規の裁判官職を与えることができなくなってしまうことを挙げる。しかし、前者の点については上述したように業総評価がその誘凶として働くはずであり、現にすでに多くの
出W市;
心い法山日が裁判所外の公的職務に従事しているのである。後者の点については、これまでも長いあいだ正規の裁判官職の数が裁判官歴にある者の数に対して十分でないという懸念がぶ則されてきたが、これは現在のところまだ実-証されていない、という異論を捉山したい。現行システムの枠附における協会の改革案は、右の懸念の現実化の危険性を増大させるであろうが、それは各種の対策こよって防止することができるはずである。例えば、立法関係活動のための国定的な職の設置、その他の国家活動の隣接領域における官職に、より広範問に裁判官を採用すること、同家的官職以外の職域における雇用に裁判所法曹が向かうのを助長するための掛町をとること等である
。さ
らに統一的な行政
裁判所組織の設立によっ
て多くの正規の裁判官職の増加がもたら
されるはずである。また
、立
法闘係委此会および政府各省等における執務の重要性にかんがみ、判事補および代理判事が右の執務の機 会を公平に獲得できるようなルlルが確立され、
かつ周知させられることが肝要である。
任意的方法による裁判官の社会的志向・経験の広大の可能性に関辿して、裁判官歴の各種の段階において裁判官が、本務以外に社会的活動を行なうことは有意義であり、協会は、この種の活動が長期間にわたり、多くの時間を消賀する高度のものであるときは、トむの業績評価にあたってメリットとして劃酌されるべきだと考える。
なお、今日の社会の急激な状況の変化は、正規の裁判官に対しても、他の社会飢域からの経験を継続的に供給され るために再教育を要求するということが留意されねばならない。そうしなければ、
かれが三Ol四五歳の問に獲得し た社会的志向・経験の価値の大部分は、その後の一O年、二O年のうちに失われてしまうかも知れない
。こ
のことは また、裁判官の過度の専門分化の同定化に対する反対の論拠を成すと考えられる。上述したところにかんがみ、協会は、通常裁判所と行政裁判所との間の人事交流等の重要性を指摘する。また、裁
判官に対して学問研究を奨励し、
かっその機会を与えることが有益であり、
さらにその研究活動は右の業績評価にあ
たってメリットとして参酌されるべきことを主張する。
協会は、調査会の提案が実施に移されるか否かにかかわりなく、各種の法曹腔相互問に存する障壁の撤廃に関する
法曹-Jë論の民間(その1 )
問題が、詳細に検討されることが緊急に必要だと考える。この検討は調究会の提案に対する終局的な態度決定前になされねばならない。さらに、裁判官、公共弁護士事務所の弁護士および検察官にとって共通の養成教育および候補生としての執務のシステムを作川することができるかどうかを調托することも適切でありうる。開業弁護士を右のシステムに包合することは実際的即日山から困難ではあるけれども、調査にあたっては弁護士会と協議すべきである。このような共通の職歴においては三つのすべての職域での執務が常態となるし、雇用保附は保持されるべきである。最終ホストである正規の裁判官職は右の共通の養成教育と基礎的職歴を通過した者によって求められ、保持されることに 調査会の裁判官歴に関する提案の実施には、法判官の給与条件のが必安である。その改苦給与は優秀な巾消者をし なろう。
第二草
て半ば未知の裁判官の労例以境のなかに飛び込むことをあえて決怠させるに足るほどに魅力的なものでなければなら ない。伐念ながら、大目指ぷの尖引が川山に対していかなる経済的結果を及ぼすかを調究することは指一.小の枠内に入 っていない山泡である。しかし、この而の調伎を制充することなくしては、捉案は現実的判断の対象となりえないも
317
318
のである。
コストの観点からは結論的にいって、調査会の提案の尖現は現状
以上 に裁判所予算の膨脹をもたらし、また、正規
法山一元論の形成と民間
の
裁
。であろうるなと必要がに明加の数その、し反凶立の会調査官るとすうよし減少を数の判 制民案の経過規定は裁判官肢にある若い法師のあいだに不安の念を惹起している。経過規定は非正規の裁判官の雇用 保障に対する正当な要求が充足されるように、他の方式で形成されなければならない。それゆえ協会は、もし調査会
の提案による改革が尖施されるときは、裁判官肢にある者は現行規定により執務でき、
かつ業績評価を受けられる旨 の規定が導入されるよう提案したい。」のような経過規定は、若い法曹が裁判官歴を去ってしまい、新しいシステム
Z41N部
裁判所が優秀な労働力なしに放置されることのな
いよ うにするために是非とも必要
だ、
が機能し始めるまでの問、
と
協会は確信するものである。
なお、此判官職推せん委此会の梢成に関しては、裁判官職への任命が問題となりうる他の法曹の
カテ ゴ
リーの代表
も加えることが考隠されるべきこと、しかし、悶会オムブツマンはその役割・立場にかんがみ構成員としては適切で
な
いこ
とを主張する。(高裁および行政高裁における宗人関与については賛成し、その理由として、それは司法の改善自体のため
には必要とはいえないけれども、
司法運営に対する公衆の院視および協同の利益によって理由づけられる、
と述べている。裁判官
の団体からこのようなな見が出ていることは興味深く、そして注目に値すると思われる。)(叩)スウェーデン弁護士会のレミス意見
(同
弁護士会は、大臣指示における、
キャリア制がスウェーデンの裁判官 の優秀さ、独立性および職務への忠誠さに対する高い評価をもたらしている、とのな見に賛意を表明し、それゆえこ
のよ
うな 良い結果に導く現行システムの変更には、そのための強力な用巾が存在しなければならないと考えている。
この点において、
弁設士会の見解は大臣指示と訣別することになる。弁護士
会は裁判官肘がその他の社会活動な
ら
びに社会の各層に妥当する価値判断および見解から孤立する危険を包蔵しているとは考えない。逆に裁判官は一般的
にいって、社会的な問題に通院し
てお
り、そ
し て その経験を、法的保障の要請および統一的な法適用のような、裁判
のた
め こ卓裂な他の
フ ァク ター を念頭に位いて、正しい方法で、し
かも 可能かつ正確な限りにおいて考慮に入れる能 力を民有している。
もっとも、
裁判官の経験の必慌がさらに拡大されるのが有益でありうることは全
く
別箇の問題であ
り、
政判官回
が
他
の法油田の職歴から経験
を
供給されるならば
、
それは疑いもなく有佳であろうo
裁判官が、
弁護士の
訴訟 外における 当事者との交渉およびビジネス部門における弁護士実務
や、
倹祭官または執行官の服務活動に関する経験を獲得する ならば
、かれはたしかに
事件を事
理・裁判する
上 で より良き条件をもつことになるoこのよ
うな
経
験は
早期の段階で
獲得されるほうが大きな価値があろう。
しかし捉系された改革は、専門員
ボ l
リェソン、
モントゴメリィおよびヴィルヘルムソンの少数意見、が指摘するよ
法町一元論のij�D� (その1)
うに不適切なものである。改革が災泊されるならば、もはや裁判官歴は魅力的でなくなり、 質的低下をもたらす大きな危険が存在するように忠われる。
したがっ
て裁判所法曹の 制査会は、その提案するような徹底
的な 変革の必要性について十分に説得力ある珂山を示していない。裁判官層が 他の法曹の峨低から経験を供給される、べきだという望ましい日肢は、
現ム化の裁判官長成教育および裁判官降を基本的 にこのまま維持しても述成することができるはずである。異なる法曹慌相互間にある程度の
人事交
流が行なわれるこ
とは、
裁判官のみならず他の法皆にとっ
ても有益であろう。
他の職歴もしば
し
ば 裁 判官肢と同様に閉鎖的なのであ
る口
このことはとくに例えば検察行腔に
ついていえるoしかし人事交流
システムの確
立のためには、一つの職歴だけでな
第二r,t
くすべての職位
を考慮に入れた
根本的な調主が先行しなければならな
い。
閃かれた裁判官肢のもとでは、品裁におけるハ外此判官としての執務に対する要請がより前要性を増し、そして任 怠的な執務が可能になること
が有益であ
るoしかし開業弁護土にとっては、右の執務期間中弁護士の職務を離れるこ
319
320
とは凶縦である。例えば地政判事は、立法関係委日以会における峨がのために下年川、かれの般坊を判事補に代行させることにして休臓できる。このようなことは弁護士にはできない。介必土の峨坊の大きな部分は依頼者との人的信頼
出fr m; 法\"1一元論の形成と民間
関係の上に成り立っているので、弁護士にとって適切な代行者を凡山すことは附難で、また依似者にとって著しく不 都合でありうるからである。 介議土会は、弁護士活動の経験が裁判官にとって有益でありうるという調査会の見解にくみするoしかし、調査会の川町長する
措世によって開業弁護士の活動からの経験が裁判官出に広汎に供給される結果をもたらしうるかは疑問の 余地があるo裁判官が短別刷休職して弁護士の執務をすることによって、裁判行同はそれなりの弁護士経験を供給さ れる。しかし他方、大部分の弁護士事務所は、そのような短期間の雇用を捉供する可能性を有しないか、またはそれに関心をもたない、ということに仰なしなければならない。なぜなら
、弁 設士事務所における適切な協働者になるためには、その省、がいかに有能であっても相当の別問を裂するからである。しかも短期間の一雇用では、その者は主として調宜的峨務に従事することになり、所別の弁護士経験を獲得できない危険が存在するo弁諮士業務の大部分はその処理の継続的一貫性を要求し、代見人の交替は依頼者にとって不利益を伴うことがありうる。もっとも問題は、右のような執務が法官歴の初期においてなされるならば解決困難なものではないであろう。
裁判官職任命にあたっての業績評価に関する調査会の提案は明確でない。そこでは、各種の職域における活動はとくに価値が高いとみられるべきだとされると共に、
長期間の執務のみが望まれる精制な経験を与えることが強調され
ている
。例
えば、弁護士として四年間、検察官として四年間執務した巾詰者が、検察宵として八年間執務した中話者よりも高い評価を与えられるのか不明である。栄治評価のための明確なル!ルがまず確立されなければならな
い。
なお、裁判官職推せん委員会の構成に関する却系は、閃かれた裁判官慌にふさわしいものになっていると考えられ
(日)
る。(高裁および行政高裁における素人関与については反対し、調究会が考店していない点として、次のような問題を指摘する。刑 事訴訟事件の被告人および家事訴訟事件の当事者は経験的にみて裁判所における点人の関与をなんらか積極的な意味のあるものとは感じていない。
とくに家事事件についてそうである。
これらの事件は通常、
微妙な性一引をもっ私人間の関係についてのものであ
り、
そして弁護士会の経験によれば、
依頼者はしばしば職業裁判官以外の者の前で、
このような関係を明らかにすることには気が
(ロ)
進まないのである。)
法律雑誌等における論議
法哲一元論の展開(その1 )
前述したように、
報告書に関する見解を明らかにした最初のものは一九七五年一月号の〕己ωの巻頭
(U)
論説であるが
、ひき続いて同年中に
ω乙吋 はこの問題に関する特集を
組み、
弁護士会の定例代議
員会ではこ
の問題
(凶)
が討議の対象とされ、
その結果が吋ω〉誌上に発表され、
またやや遅れ
て]Cω何回ハの誌上
でも部分的な問題につい
て
(凶)
では あるが、活発な
論議が
かわ
された
。以下で
は、
これらをかなり丹念に紹介
する
。
(→
概説
(げ)
口ωこ吋における論議エIケレlヴ220一三F0531|ウプサラ大学名詐教授
昨秋、調究
会が 裁判官陪に
ついて述べ
ると ころ
可EEA
を通読して私は一驚したo報告書によれば裁判所となる者はそ
の人生の最も重要
な一0年間を他の活動
に従事す るこ
とが望ま
しいことに
なるからであ
る(正規の
政判官職 の志盟者
は四O代にこれに
任命され
ることを
則待でき るが、提案によれ ばすでに約三O歳のころに裁判所の執務を中断するわけである)0 第二な
のちに大臣の指示を読んで
、私は事態をよりよく周解したo
調究会の
提案は
、指示のなカにあ
る新しい裁判官服
の
デッサンに全く
似木的
に従った
注文仕 立の見解であり、しかも
加す忙会
はそれに拘束されていると与えたので
ある
こ
一七O頁)O
仕立屋が調製した衣服が不出来なのは
、かれの責任とい
うよりはそん
な衣服を注文
した者の責任
で
321
一一一六、
322
ーあり『。。川以近の一0年間、政治家、官僚、労働組合および企業
のリーダーその他なんらかの社会的発
言力をもっ者に対して大きな不信
をいだくことが風潮になっている
oこ
のような状況から裁判官も免れる
ことはできない。裁判官は、今日
法官一元論の形成と展開
のスウェーデンの生活の実態をあ
まりにも知らないと告
発され、
H社会的志向μ(SEE-∞EFEE)が不十分だと批判
される。このような
見解がおそらく指示のなかに反響しているo
現行の裁判官任命・養成制度は「裁判官層がその他
の社会活動なら
びに社会の各層に妥当する価値判断および見解から孤立する危険がある」と指示はいう
oこ
の欠陥を除去するために大臣は、正規の裁判官となる者は「その職業活動において社会 生活の他の領域から経験を供給されなければ
�1r{部
ならない
」と考える。かれらは他の領域でも働かねばなら
ないのである。
この点において見解は分れることになろう。ひとは指示の
観点からはこの問題について、裁判官となる者は産業労働者として、あるいは農業
またはビジネスの世界で働くべきだという提案を期待
したかも知れないが、そのような議論はされていない。たぶん実際に実現することは困難だからであろうoその代りに追求されるべき目標は、他の法的
活動領域における執務を通じて実現されるべきだとされる。
調査会は、多くの場合検察官の仕事は、裁判官の活動が与えるよりも一層緊密に被告人と接触をもっ可能性があるというが、私には疑問であるo検察官は、本口頭弁論においてかれが裁判官に与える以上に、被告人の人的・生活関係について多く知ることはまれである。
とくに留意すべきは裁判所外の大部分の法官もいわゆる
H病気にかかったHケースを取り扱うのであって、H健康なμ
ヶlスに関わるのではないということである。法曹が登場
してくるのは、争いが生じ、義務が履行されず、ある
いは犯罪が行なわれたような場合である。
病気のケlスから健康なケlスに関する結論を引き出すことには慎重でな
けれ,
主ならない
。私は実際のと
ころ裁判官は多
くの具
なる種類の事件を処理
するので、検察行、
執行官または行政官 の職務を辿じてよりも、
ベタ!な経験を如何るのではないかという問題提起をしたい。弁護士は契約の締結および各種
の書面の作
成に附与するので
、弁護士活動はた
しかに兵なる
而をもっ。しか
し私は
、大
部分の場什は
ひとが弁護士
を
依頼するのは争
いが生じたり
、弁護人
が必要になったときではないかと
疑う。
調査会は、
正規の裁判官職
への任命にあ
たって
、弁設
土または枚療行と
して働いた者は
、裁判所のみで執務した者 よりも俊先順位に位かれるべきだとする(それでは、最も質の悪い判事怖が高裁にとどまる結果になるようこ私には思われる)O いま私は
、調
査会が何を考えているのか必ずしも
確信
はないけれども
、その即日 山づけが次のようなもの
だとしよう。
すなわち||裁判官が捜査
および弁護
士の和解交渉が
どのように
行なわれるか
、なら
びに 執行段階において何が生
じ、
どんな問題が生起するかに関して経験を有するならば、
かれは事件を取り扱い、
裁判するのにより良き条件
をも つことになるに違いない。裁判官はまた、
かれ自身の活動が法制度のなかで
、そ
もそもどのような機能を果
すかにつ
法四一元論の民間(その1)
いてより正当な比解を
いだくこ とができるはずである。もし
調査
会の芯味すると
ころが
このようなものだと
すれば、
私は
最も熱心にそれに賛意を表したい。私はいつも弁護
士、
検察官およ
び執行廿は裁判所で司法実務修習
を受
けてい るのに裁判官は裁判官席の向
い側の席に坐らないのを変川の事態だと与えてきた。法判所動に関わる者に
とってはい かに法的機構の各種の
部分が現実に機
能しているか
、につい
て概観を仰ることは最も必要とされる
ことではあるまい
台、。
しかし、
右の必要が
調査会
の提案するような改革の理由づ
けとならない
ことは明らかであろうo
例えば検察官制度、
第二市
執行官制度および公共弁護士事務所のなかに、
判事補認可後にこれらの
服域における執訪を行なう高裁
判事補のため のポストが設けられれば十分であるo
私凡によればしかし
、そ
れはあたかも聴みの
ごとき各穐の領域にお
ける短期間
の執務||西独の司法修門のような
ものーーーであってはなら
ない。な ぜならこのよ
うな執務は、その台が新しい活動
323
324
領域のなかで自己の点任において事件を処埋する時聞を得るときにのみ有意義な長成教育としての価値をもつ
ものだからである。私は必要な補習教育後、同一
の職域における二年間の執務が
適切だろうと思う。それを終えた者は裁判
官としての活動に復帰することになる。
法r:Y一元論の形成と畏開
右のような改革案につ
いて調査会はごく簡単にふれるのみであるが。||それは指示に反するがゆえに||、そうす
るとまず正脱の裁判官職への任命が退くなってしまうという。私にはこの理山は別解しがたい。なお、調査会が政府 各省等に立法作業にたずさわる法曲目のための固定的な峨の設ぼを提案し
ている点についてはそのとおりで、いまや、そのようなH立法峨(法制峨)歴μが設けられるべき時にきている。現在では、最高の成判宵臓が高度に、政府各符
第W部
における卓越した、そし
て忠実な立法作業のための報償として利用されており
、これは妥当とはいえない。この立法
服に関する改革の後は合出一的な矧間内に正規の裁判官
職への昇進が用立されうるであろう。
私はまた立法作業の職に
たずさわる者にとっては、
逆に訟判所そ
の他の法的領域における執務が有益であることを主張したい
。第二の難点として提案は、裁判官世にある者のすべてが、その初別に長短は別として法制度の他の峨歴のなかで執傍することは、その峨庇にある者にとってとりわけ昇進上の困難を生ずる、という。これは私こは一一回珂解しがたいことである。
なるほど例えば倹祭官歴への補給は数的に制限をうけるが、
その上級の官職にはなんら影響がない。
なぜなら、高裁判事情は比較的下級の官峨の執務で満足し、そこ
での必要的執務が終った後も検
察官隆にとどまる権利
をもつわけではないからである。
同以後に私は、
判事怖として認吋された者が法判所制度外の法官職を得るチャンスについて打干述べた
い。調究会は
この点に関して楽観的にすぎるように出われる。
その楽観的見解はこれまでの経験に法、、ついていると考え
られる。しかし、
いずれは裁判官職への任命を求めると明言する法曹を雇川するのはあまり魅力的ではないことである。
このことはもちろんとく
に私的職務例えば開業弁
説土事務所における雇川について川題となる。他方、検察官、執行官、枇J
察長の職歴は報告占もいうように高度に閉鎖的である。
これらの職歴の改革なしには提案が実現されえないことは詞 査会の自認するところである。この怠味において捉案は決定的な点で非現実的である。わが国の裁判官にはH社会的志向μが十分でないと考える者ですら、熟考の末、大臣の指示および調査会の意図す
るような裁判官歴の改革をすべき理由はない、ということを承認せざるをえない、と私は考える。
(凶)
ω この提災に対して裁判官府の問史をぷ味する。にはかなり根強い不信が存在するようである。多くの裁判官は現行シ ラlション(ω2コ一38コ)||スヴェア高裁部長判事報告告の提案はかなり徹底的な此判行長成教育の変
ステムのどこが悪いのかと自問する。調査会はこの問題の検討に深く立ち入ることなく、現行システムに代る選択肢
の案を作出することを自らの任務とみている。
この改革の必要性に関する大ほの折示もすこぶる簡単なもので
ある。
社会のなかでの裁判所の役割に関する問題が、指示以上に報告害において論じられていないのは遺憾である。この ように重要な改革が詳細な理由づけを欠くとき、真の理由を隠そうとしているのではないかという懸念が生ずるのは
法由一元論の展開(その1)
当然である。それゆえ、
裁判所の役割が現在の突絞を有するシステムを抗て去ることを必要とするほどに変化した
か
という問題に答える
ことが大切だ、と私は考える0(そしてラ1ション
は各純の法制域における立法の変化を列挙
し、γかけか、それに伴う裁判官の役割の重要性の増加を指摘した上でいう。)このようにして社会のなかの裁判所および裁判官
の役
割は
かつ各種の法飢域に通暁することを要求される。
加えてかれは、有能な弁論の指揮者にして和解人であるべきなのである。」 者しく変化した。「裁判官は社会関係に関する十分な知識を有し、
現行システムは、訴訟技術的に有能な裁判官肘の形成に符与する。しかし、
かれらの現災との接触は制限されてし
沼二îl
まうo裁判所が事件において得る情報は第一に検察宵および弁護士によって媒介されたもので、もちろん当事者の立 場から潤色されているoこれらの情報の批判的検討は、社会生活の各純の侃域の実的に関する十分な知泌を必要とす る。私日んによればこのような知識は、裁判官となる者がもっと一般的に法制度の他の領域を職業とすることによって
325
326
地進されるに述いな
い Gとくに立法関係の職務
、弁護上
または検察官けとしての活
動 か
ら
の
経験が屯要である。このよ うな改革は裁判所が羽山の役割を保持し続けようとするならば緊急に必要である。し
かしながら、政判官となる者が他の社会
領域から経験を獲得することの可能性をもっ裁判~口
座を作
山するのは容易な任務ではないo閃かれた裁判官位は裁判官となる者にとって一極川保附および執務関係に関する問題を淀むのであ
法官一元品の形成と民間
る。しかし調査会は、その改革のための一つの実現可能な道を提示した、
(却)
ノベlル(宗門ぬ「ZoZ一)||弁護士 と私は考える。(3)
米国の傑出した裁判官の伝記を読むとき、私はかれらが公の生涯におい
に驚嘆させられる。英国では上級の裁判官は一流のパリスタのなかからていかに多彩な法留の職歴を歩んできたか、
tnrf t':部
任命されるoこれに反してわがスウェーデンにおいては、裁判官監は閉ざされているだけでなく、ぷ判に関わる=一種
の法北山口の職歴||裁判官、弁護士および検察官||相互間には強固な障壁が存在する。これは全体としての裁判所の
活動を決して利するものではない。各自が他の労働条件に関する理解を欠き、些細な点をきびしく批判するという職業病を進行させる危険は大きい。これら三種の法曹聞の活援な人事交流
はか
れらの視野を拡大し、裁判所の日々の雰
問気を改善するであろう。
しかし、私には調査会が提案する方策が、現状との関係においてみてなんらかの著しいまたは有益な効果をもたら
すだろうとは確信できない。提案のとおり裁判官長成教育を終了した者が弁護士一出動に入ったと考えよoかれが弁護士として成功したならば、裁判官位に彼川することを魅力的と感じるとはほとんど考えられない。
かれ
が弁護士とし
てあまり成功しなかったとすれま、そのような者が裁判官になることが裁判宵屈の強化を意味するか疑問である。この観点だけからでも私は、mAなる法曹職域間の共助を容易にする柔軟なシステムのほうがベタ!な結果に達しうると考えるo調査会は、裁判官が他の職務例えば政的各省におけるそれのために休職となることに強く反対するが、私は むしろ裁判官が他の方面からの経験を獲得することができるよう、一定の期間このような休職を認めることをす
すめ
たい。
その結果生ずる一定期間の空席については、
ある程度まで他の職域の法曹によって充たすことができ
る。この
ようにし
てかれらは
、
裁判所にその知識と経験を供給し
、かっ、円身の裁判
行職への適格性を試みる可能性を与え
ら
れる。
司法運営に
とっても、
裁判所がある事件において
、例
えばその法分野に関して特別の知識を有する弁護士や経
験豊
かな
検察官でもって強化される
ことは、すこぶる有益
でありうる。
地裁および尚裁で処理される事件の多くは通常の法作学的努力以上のものを要求し
ない。
刑事事件および家庭事件 の大部分は、
新しい法律学的門題が妥当な解決を得ることによって実体的に正当な裁判がなされるというよう
なもの
(幻)
ではない。証人の信
用性、被持者の供
述の真実性、両
親の一
方の庇護椛者とし
ての適格性または被告人の予
後の判断が問題なので
ある
。ここ
では 人間との密接な接触から獲得
さ
れた人聞に関する実際的知識、および行動科学的研究の 結果に対
す
る十分な理解が要求さ
れる。私は
こ
のことが、裁判官の補給および養成教育の問題の改革に若手し
ようと
法曹一元論の展開(その1)
するとき、
最も重要な観点の一つだと考える。
(幻)
オl ン
(
02
∞
口・ 。ε ーー向裁判事
補私は、
主と し
てストッ
クホ
ルムの高裁判事
怖の観点
から
立見を述
べ
たし、 (4)
。 われわれ裁判官腔
のなかにある若い法留
にとって
、
今日開かれた裁判官障を明道することは聞
い
てい
るドアをノッ
クすることの
ように忠われる
oすでに現
在圧倒
的多数の代
町判事が同会、
政府存者
、立法関係
委只会ゃにお
いて
執務
している。判事
補のあいだでも近年
、休
職を得て両裁外で
例くものの
数が急激に別加し
てい
る||大部分は国家部門
第二TR
に
おいてであるが
、
計干は弁護士事
務所の弁護士補または銀行の法務職として|l スヴ
ェ
ア
日肢の判ポ
捕に つい
てみ (お)
ると現在
、労働政判所
、市場裁判
所、
保険裁判
所、
放送務相審究会
(吋担任gzzg
)、公共上下
水道紛争処押委円以会
、
( 別 ) ・ ( お )
公正ハ背的 処剛山委ハ会、
環境保芯事有委只会(
roD2mgロ凶
コロヨコ舟コ {含呂志凹ご生)同
会オムプツマン庁
、不動庇
なお制
(お)
変調究
中央委只会
((店三
SFEESF二EEd
ozEE)、
裁判所制度
組織委只会(ロOZ喝
現在の司
法行政庁の前身)、政府
327
328
(幻)各行およびυ止法関係妥此会学において執訪している。このような裁判所と他の法仰の峨多くの必本的観点カらみて、域における交換的執務が望ましいい刀式であることは、大出分のl引の川立がれ吋られるであろう。
法目一元論の形成と股Dfl
それゆえ、改本を民せずともすでに辿じているのである。問題は、
調究会の捉案が 聞かれた裁判官雌に至る道は、将来における裁判引の補給および長成教育の基舵として引行システムよりもベターかどうかということにある。調査会の促案によれぽ約五O%の判事補は一年半の長成教育の後、裁判所を去らねばならない。半分はボiトから(お)川なけれまならないのだ。残りの半分は当分のあいだ地裁において執務する。しかしこの場什は、正規の裁判官職への任命詐在にあたって、他の職域に移行した者よりも不利な業績評価を受ける。
kHIリ土
、'品小ih什Vすべての判事怖は事実上遅
mlV部
かれυ十かれ裁判官位を去るべきだということになる。そして一Oi一五年またはたぶん二O年後に、かれらを裁判所に復帰させることが考えられているのである。この改革の子州心される紡米はどうなるのか。私の予測は過去数年来の修一行生(志望者)とのかなり密妓な妓触を松拠とするものである。かれらは長期間にわ
たる
学校教育(一二年)、大学の法学教育(五1六年)および司法失務修習(二年半)を経た末、職業を選択せねばならぬ岐路に立たされる。このとき、大部分の者は雇用保障を前似して、最初から出按他の法山田の職域を選択することは確かである
。な
ぜ廻り道をするのか。一年半後に他の法判峨山崎の競争状態がどうなるかは分ったものではないのだ。私は、司法修習を終えた法曹にとってーーその多くは通常、有職の配偶者 と子供を有している||、
一年半後にどこで、どんな職業において働くことになるかについて知ることの重要性を、調査会は軽似していると考える。このようにして私は、裁判所法曹の補給状況が忠化するであろうことを最尚皮の議然性をもって語ることができると思う。右の補給状出の悪化は、しずれ正腕の裁判官の任命の面において現われるであろう。他の職域で十分に昇進し、たは金銭的に成功を収めた者にとって地裁判事の職は魅力的ではあるまい。
ま
一Ol一五年こわたる他の職域こおける
活動の後、
地域判事に相当する地位および給与にまで達することができなかった者にとってのみ
、地裁判事の職は魅
力的でありうる
。も
ちろん例別的にはすぐれた裁判官の適
絡を有する者が地裁判事になることもある
だろうが、原則
的には、すべての者は外部へ||一部の者、
しかし最上でない者が復帰ーーということが問題となりうる十分な理由
があるのである。
このように提案には
、二重の面で裁判官の補給の
質的低下を招く危険が存在する。こ
れに対して現行
システムはい
ずれの危険も伴わない。
もちろん現行システムの枠内にお
いて、
裁判 官養成教育を受けた者のために、裁判官N峨に沢接・阿佐に関連する職 域に閃する知ぷ
を用大することは十分に行なうことが
できる。
そのために例えば
、休職の可能性
は拡大されるべき
で
ある。これに閃辿して私は、調査会の提案する方式には基木的な
内的矛店があることを指摘せざ
るをえない。私には
第二J';� r.t ',rll一元論のIt!!:D!J (その1 )
災際のところ、検祭官、執行官、竺察長等が、その職務活動において一般に作品判甘以上にH一般市民μ(〈巴ニ百円{OF)
の価他判断と密後な岐触を有するに至るとは信じられな
い。
裁判宵となる者の現尖に関する知識を増
大させる方法は、
話干の期間社会
的問題にかかわる仕事をすること
、例えばソlシャル・ワIカ!として働くことであろう。このよう
な執務は現行の裁判行肢を基本的に維持したまま採用できるはずである。
私の結論は、聞かれた裁判陛に対してはイエスであり、しかし調査会の提案する条件のもとにおけるそれに対
して
329
はノーである。
(却)
ω ホルムグレーン(同ロユEOEmBロ)1i元行政最高裁判事 μは当然である。山知在裁判行峨その他川山本部門の法作峨は、弁護土のみならず企業・団体等、私的部門の法作峨との 激しい競争下にある(後朽の給与は前者よりも良い
)。
このようなのなかで十分に状況
考え故かれていない改ホを行なう
ならは、
前おの話引hμを低下させてしま
う。裁判行川は一行政その他川家部門
における上級訂版の信一安
部分を成してい
裁判官肢に関する調究会の提案に反対
する
少数意
330
るから、民系のような裁
判
官阪の分
断は裁判所制度のみならず
、同家的守門職全体
にとって有心円である
。
多くの法的が丘O
収近
く
になって始めて
裁判官となる裁判所制度においては、政判官となった者は仕事 に不
馴れなため、化
ぃ山什
が巡れるであろう
。けるために 避を遅延の訟訴るあでうにそ現りあで欠点の裁判所ににもつね
代
時のいつと
るなそう
は、
疑いもなく山叫ん化よりも多数の裁判官を必要とする。
しかし裁判口数は、現花でもすでに十分に多いの
法問一;c"命の形成と民IJH
であって、
それをm加する変午は疑問である。
調査会の提案は多くの万戸山から、
提案のけ限とするところは
、現行の裁判官歴を基本的に維持しつヘ外部からす
ぐ
れた弁必上
、企業法官および検祭行手をぷ判日に任命する万策を促進することによって達成される旨の異論をもっ
しかし問題は
確定的なルlルなしに、
そのような任命が望ましい結果を
!.-HN部
て
以
推された。この見論は正しいと思う
が、
得るように実施しうるか
、ということである(二五年前に著名な弁護士で国会議此でもある者が裁判廿職を申請し、その業績
として立法活動への凶与を援用したが、
かれは通常の裁判官歴にある、
より若い申請者に敗れてしまったという事例がある)。
こ
の点に
おいてフランスの行政裁判所における裁判官の任
命方式が参考に値
すると考える。要するに、現行システムを分断してしまう前に、その核心を保持しつつも外部からの人材の流入の可能性を与える部分的改革をこころ
みるべきだというのが私の見解で
あ
る。そしてその結果の当否により、さらに改革につ
いて再
検討すればよい。
報告は同の多数ぷ比
は、
このような部分的改革に
対するテクニカルな理由を挙げてい
るが、
そのような困難は容易
に克服できる、と私
は考
える。
右の私けんは、
大臣指示および報告主における裁判官は社会的志向が不十分だとする批判
に、
無条件に同意するもの と昨訳される、べきではない。
きわめて多数の裁判官が政府各省、
立法関係委此会、
国会等における執務のために求め
られ、
そこで経済・社会問題に関する非法律的な案件につい
てまで、
満足すべき程度に事務処理をし
ているo裁判官
の社会的志向は裁判所外部の法曹よりもたしかに高度のものだといってよい。
なお、
指一示
、調査会の多数店μおよびラlションの、
立法上の変化が裁判官肢の恨木的改革を必要
としている、
と
い
う
議論は疑問である。そのような立法上の変化はす でに三0年代からみられるもので、
決して新奇な現象で
はない のである。
最後に、且収高裁判事エlドリング
(初)
(ω〈g巴一5m)が昨冬ある討議の場で述べた疑川を引用したい。かれはこう問う のである。責任あるポストへの任命にあたって
は、
従前その専門領域において長則間働いてきたことは通常、
長所と
認められる。医師、技師、
ジャーナリスト、
教師等々。裁判官については若年のころからその職域
||
それ
はなぜ、
明らかに多くの経験と技術
的な知見の要求されるところである
'ーー
において働いてきたことが
、
と。
こ
れに対して捉案は十分に答えていない。逆に欠点を意味する
のか、そしてこのことが提案に対する不信を隈成しているのである。
以
上の諸立見を一
口で要約するならば、論者のおおむねは、調査会の提案には対の態度を示しているが、
しかし
元論の展開(その1)
H聞かれた裁判官歴μの基本的方向およびその漸次的失現に対して異論を明える者はほとんど絶無といってよい。皮肉な見方を
すれば、
わが国でよくみられる「総論賛成、各論反対」と軌を一
にするようにも鋭われるが
、
現行システ ム自体がHH閃かれたキャリア制μを採っているので、
それをより聞かれたものにすることについてあまり抵抗感がな いのはむしろ当然のことというべきなのかも知れない
。
日叶ω〉における論議次に、
叶ω〉誌上における論議をみてみよう。
われわれからみて奇妙に思われるのは ってはある法四
1141
といっても弁護士会のレミス立日比引けをすでに読んだ者にと意味で予測されたことともいけど、えるれ第二E
もーー弁護上川のあいだにこの問題に対する関心がきわめて部く、調究会の川町案に
質成する戸もあまり聞かれな
い、
という点である。川河系に刈する例人的見解を命説として誌上に発支したの
は偲
か一人にすぎない。
(幻)
ク(Fv去五とのな比も消倒的なものであった。それから紹介を始めよう。その弁護士ピョル
331
かれの窓口比は次のとおりで
あ
る。
332
弘行の
キャリア制がスウェ
ーデンの裁判VM川の俊秀さ、独立性および峨
務への忠誠さに対する
高いぷ悩をもたらしていることは大凶の指示が認めているが、また、版業上此判吋とは怯触し、その職務所助と関わりをもっ再が一般に証
明するところである。
一般市民の判断は主観的色彩が強く、
当事者としての事件の勝敗に由来するバイアスがあると
忠われるが、
私の経験によると敗訴
した者ですら概して政判官に向い評価を与えているといってよい。それなのにな
法町一元論の形成とIMIJII
ぜ、
現行システムの変革が必要なのであろうか。
であるが、
ここでは一般的なものは省附する。)
(こう反問してピョルクは大臣折示ないし報告書に対する批判を展開するの 私が強調したいのは裁判所の主要な任務すなわち統一的な法適用の増進のために
は、
統一的な裁判官養成教育と裁
Wf'l部
川官出||裁判官肘の成員が継続的に裁判に没一服するシステム|ーを維持することが重要だということであるo
裁判官腔においても通常、他の
大部分の職歴におけると同様に
、経験、
知識および有能さは歳月と共に成
長するのであるo
長期間裁判所の外部に
いた法曹が裁判官層のなかに供
給されることの価値については、専門員の少数意見も疑問を投げかけているが、私はこ
れとは別の観点から意見を述べた
い。
という問題である
(幻)
・忌避事由」除の斥隠れた裁判行れはいわゆる「そ(これはホルム〔巴2二宮一ヨ〕が一九四九年に行なった講演において論じたテlマであった
)0これは裁判官自身、
それがどうして生じたのか自分で分らないために全然知らないか、
または除斥・忌遊亭出として白認しないような除斥・
忌避事由に関わるo
ホルムは自身の向裁にあった例として、
ある鮭商人が澗酔い運転で起訴された事件の
合議の席上、
一人の高裁判事が始まったばかりの報告をさえ切
って「鮭尚人はみんな大消呑みだ。
ぼくはハルムスタ ード(HFE∞EL)にいたと
き、鮭尚人を知っていたが、
かれは全くおそろしく飲んでいた」と発言した
いと
うケースを挙げて、裁判官がいかに自分の個人的経験に因われやすい傾向があるか、を諮っているc
例えば裁判所の椛成員の
なかに
長期間后執行官
だった者がいて、係民主作
は税金の徴収に関するものだとしよう。
当事者のい
ずれもが審理中 に全くふれなかった専門的知識が元執行官により合議において問題
とされ、
判決却由のなかに突然山現してくる危険
がありはしないか
oホ
ルム
が指摘するように
、裁判官は他人の咋門的
知見の評価を
、向分円身のそれよりも正当にし うる吋能性をもつように忠われるのである。
要するに、
政判行肢においても
、他の職業に
おけると同様に職業との知減は
、その職場においてその職業を行な
う
というルlルが適用されなければならない。
その前提に立った上でドアは開くこ ことを通じて最もよく獲得される
、
とができる。
外部からの新鮮な風はつねに心地よいものなのだから。
第二't! 法山一元tifEの展開(その1)
目、
ストックホルムで定例代議民
会を開催したが、
その訴事にひき続
(ね)
ウプサラ大学名
品作教授エlケレlヴ、高裁部長判事
ランダ1ル(
叶O『OCZPZ)地裁所長判
事グスタフソン (〉認巾PEE
Lお
)および弁護士ノベ1ルらを招いて「裁判所の布り方」(〈包mEEσ}←己OHHEo一ロヨえ)と
題する討
議を行な
に問
。以
下は、
その討議内容のうち裁判官醗および裁判官
養成制皮に関する部分の概要である。
討議は、
まず折聴された者が右
の順序でそ
の立見を述
べた後、
参加者が
発ι一目するとい
う順序で進めら
れた(発言の
スウェーデン弁護士会は一九七五年五月
いて、記放は発一一一-Hの順序による)0
(1) エlケレlヴ
エ1ケレlヴは
、大巨折示、
報ルル円苫およびラl
ション
が法判官
肢の改本の基本的
理由の一つ
したがって裁判所の役割の
変化という問題に焦点をあてて
、
そのような
変化はほとんど生じて
いない、と批判する
(その前提
には、
かれ独円の怯および政判の機能に関する法即学的考
察が
まい泌
)0そのほかは主として特別裁
判所の
問題について論じているのみなので
これ以上の紹
介を何略する。
かれ
として度用するところの、最近における立法上の変化、
の報告古に刈する見解を知るには
、前述したω乙叶誌上の論説で足りよう。
∞
ラソダ|ルは、
裁判制ぃ此の分川すなわち特別裁判所の設内の問題について論ずること
を要請さ
れていたとのことで
、その発一ははこの問題に関するので、紹介をか引略するoしかし、
かれが目頭に裁判官府は一般的
333