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応答震度法

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Academic year: 2022

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(1)I‑704. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 管路横断面に作用する周面せん断力の影響評価 神戸大学工学部. フェロー会員. 神戸大学大学院. 学生員. 高田. 至郎. ○上田. 智宏. 岡田. 健司. (株)シビルソフト開発 1.はじめに 1.はじめに. 応答震度法. 「下水道施設の耐震対策指 針と解説−1997 年版−」1)によ. 層番号. って,下水道管路施設の耐震設 1次元重複 反射理論. 計には,応答変位法の考え方が 導入されたのが大きな特徴で ある.しかし,より合理的な耐. 管路頂端・底端位置 の地盤の相対変位 が最大となる時刻に おける加速度分布. 応答加速度 設計地震動. 1. x1. 2. x2. ・ ・ ・ ・. 基盤加速度 模擬地震動の作成 (スペクトル適合法). 座標系. x3. N-1. xN-1. N. xN. 伝搬方向. 地盤物性. u1 u2. γ1,G1,h1. H1. γ2,G2,h2. H2. u3. 水平 ローラー 境界. ・ ・ ・ ・. uN-1. γN-1,GN-1 ,hN-1. HN-1. γN,GN,hN. HN. uN 反射波. 震設計法の確立を前提として,. 応答震度法解析モデル. Ah ( z ). 層厚. 粒子の動き 入射波. 固定境界 設計指針による 地盤変位振幅 2 § πz U h ( z ) = 2 SV Ts cos¨ π © 2H. 1次元重複 反射理論. · ¸ ¹. 構造物と地盤との相互作用の 解明や構造解析上の最適なモ デル化など,工学的見地からは 解明しなければならない課題. ∆U h ( z ). = U h (z ) − U hb ( z ) 応答変位法解析モデル. 設計スペクトル Sv. 設計応答速度. 応答変位法. 設計指針による 地盤相対変位振幅. 地盤ばね 表層変位振幅の設計式 (共同溝設計指針). 設計指針による 周面せん断力. τx =τ y =. Ts. GD § πz · SV Ts sin ¨ ¸ πH © 2H ¹ 垂直応力度 τ x +τ y sin 2θ 2. σ =−. も多い 1).とくに,現行の耐震. 周面せん断力の設計式 (駐車場設計・施工指針同解説). τ=. 計算法では,円管横断面の応答 変位法には周面せん断力は作. 図−1 図−1. せん断応力度 τ x − τ y τ x +τ y cos 2θ + 2 2. 解析手法. 用させておらず,地盤に埋設さ y, v 6. では,その周面せん断力の影響について解析的検討をおこなった.. n, v′. その手法として,応答変位法との比較のため,準動的 FEM 解析手 法である応答震度法 2)を用いた.さらに,管路と地盤には強震時に. 4. 5 3. ′ s, u. はり要素. 2. ジョイント要素 地盤要素. 1. x, u. 0. 図−2 図−2. 剥離といった地盤−構造物系の動的相互作用を考慮できるジョイ. σ. 垂直応力. おいて,滑り・剥離が生じる可能性が考えられることから,滑り・. ント要素の導入によって,非線形応答震度法の静的耐震計算手法を 開発し,より現実的な耐震計算をおこない,周面せん断力の影響評. ジョイント要素 τ. ε. 価をおこなった. En. 2.解析手法 2.解析手法. 垂直ひずみ. せん断応力. れている管路周面には地盤内応力が作用していることから,本研究. Gs. 応答変位法・応答震度法の解析手法の流れは図− 図−1 図−1 に示すとおり である.応答変位法は,地震水平力のみと地震水平力と周面せん断. 図−3 図−3. ジョイント要素の構成関係 3). 力ともに作用させた 2 タイプの耐震計算をおこなった.一方,応 答震度法は,応答変位法の地震水平力と周面せん断力作用時の管路の応答レベ ルになるような荷重レベルに設定し耐震計算をおこない,さらに,その荷重レ ベルにおいて,図− 図−2 図−3 図−2 に示すようなジョイント要素を図− 図−3 に示す構成関係. 3). によって配列した非線形応答震度法の解析をおこない,より現実的なモデル化. 表−1 表−1 ケース 解析手法 1 応答変位法 2 3 応答震度法 4. 解析ケース 荷重条件 地震水平力 地震水平力+周面せん断力 滑り・剥離考慮しない 滑り・剥離考慮する. による耐震計算をおこなった.解析ケースは表− 表−1 表−1 に示すとおりである. キーワード:円管横断面,周面せん断力,耐震設計,応答変位法,応答震度法 連絡先:〒657-8501 神戸市灘区六甲台町 神戸大学工学部. ‑1407‑. γ. せん断ひずみ. TEL 078-881-1212 FAX 078-803-6069.

(2) I‑704. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 0. 〜2000mm で,地盤条件は層厚 24.7m の単層地盤(平均 N 値 1〜. 0.2. 0.5. 0.6. 深度(m). 11.9. 21 ○. ⑱. 12.1. ⑰ 12.3. 23. 3. 4. 7. 18 17 16. 8. ⑥. Lv2:3.08 (kN/m 2 ). ⑨. 11 ⑩. ⑪. ⑫. 45. ⑧. 10. ⑬. τ 45. ⑦. 9 14 13 12. σ. ⑤. 5. 15. Lv2:3.00(kN/m 2). ④. 19. (a)地震水平力. Lv2:3.02(kN/m 2 ). ③. 6. 12.5. 0. ②. 20. ⑭. -200 -100. 2. ⑮. 平均N値5(レベル2地震動). ばね係数・垂直ばね係数として. ①. 22. ⑯. 図−4 図−4. 24 1. 21. ⑲. した.ジョイント要素のせん断. Lv2:3.13(kN/m 2 ). (b)解析モデル. Lv2:3.16(kN/m 2). (c)周面せん断力. 応答変位法の作用荷重と解析モデル(口径 800mm の場合). 応答加速度(gal) 100 200 300. 400. 500. 0. 震計算に用いた解析モデルおよ. 5 10. 深度(m). び作用荷重について応答変位. 0.4. ⑳. 10)とし,管中心土被り 12.1m と. 1.0×105 kN/m2 を採用した.耐. 0.3. 11.7. 対象地中管路は,推進用ヒュ ーム管(Ⅰ種管)で口径は 200. 0.1. 24 23 ○ ○. 22 ○. 地盤相対変位(cm). 3.解析モデル 3.解析モデル. 15. 法・応答震度法,それぞれ図− 図−4 図−4,. 20 平均N値5(レベル2地震動). 5 に示す.なお,滑り・剥離を考. 25. 慮した非線形応答震度法は荷重. (a)加速度分布. 増分法を用い,分割ステップは. 図−5 図−5. (b)解析モデル. 応答震度法の作用荷重と解析モデル(口径 800mm の場合). 50 分割とした.. は応答震度法(滑り・剥離考慮 する)が滑りによる断面力の低. 50 40 30 20. 応答変位法(地震水平力) 応答変位法(地震水平力+周面せん断力) 応答震度法(滑り・剥離考慮しない) 応答震度法(滑り・剥離考慮する). 10 0 200. 400. 600. 800. 図−6 図−6. かし,口径 1400〜2000mm のよ. 1400 1600. 1800. 2000. 応答変位法(地震水平力) 応答変位法(地震水平力+周面せん断力) 応答震度法(滑り・剥離考慮しない) 応答震度法(滑り・剥離考慮する). 15 10 5 0 200. 400. 600. 800. 1000. 1200. 1400. 1600. 1800. 2000. 口径(mm). 各口径におけるせん断力と曲げモーメント(平均 各口径におけるせん断力と曲げモーメント(平均 N 値 5). 応答変位法(地震水平力). うな大口径になるにつれて応答 震度法(滑り・剥離考慮する). 1200. 20. 口径(mm). 下で応答変位法(地震水平力) による値まで減少している.し. 1000. 曲げモーメント外側(kN・m). 口径 200〜800mm の小口径で. 60 せん断力(kN). 曲げモーメントに関しては,. 25. 70. 4.解析結果 4.解析結果. 応答震度法(滑り・剥離考慮しない). 応答変位法(地震水平力+周面せん断力) 応答震度法(滑り・剥離考慮する). 平均N値5. と応答変位法(地震水平力+周 面せん断力)による計算値がほ ぼ同じ値で,滑りによる断面力 の減少(低下)が見られない. つまり,周面せん断力を考慮す る必要があると思われる.また,. 0.0 40.0 80.0. 0.0 5.0 10.0. (kN). 図−7 図−7. (kN・m). せん断力と曲げモーメンの分布図(口径 800mm の場合). 曲げモーメント外側と内側の最 大はほとんど変わらない応答となった.せん断力は口径 200〜1000mm くらいまでは応答震度法(滑り・剥離考慮 する)が滑りによる断面力の低下で応答変位法(地震水平力)の 80〜90%に減少している.そして,口径 1000〜 2000mm は,応答変位法(地震水平力)と応答変位法(地震水平力+周面せん断力)の中間的な値となりほぼ一定 値をたどる.少なくとも,地震水平力のみの外力では不十分であると思われる. 【参考文献】 1) 日本下水道協会:下水道施設の耐震対策指針と解説,日本下水道協会,1997.10. 2) 片山幾夫,足立正信,嶋田穣,都築富雄,瀬下雄一:地下埋設構造物の実用的な準動的解析手法「応答震度法」 の提案,第 40 回土木学会年次学術講演会講演概要集,第 1 部,pp.737-738,1985. 3) 土木学会:動的解析と耐震設計 第 2 巻動的解析の方法,技報堂出版,pp.123-126,1989.7.. ‑1408‑.

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