• 検索結果がありません。

濾 紙 電 気 泳 動 法 に 依 る 妊 婦 血 清 蛋 白 の 研 究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "濾 紙 電 気 泳 動 法 に 依 る 妊 婦 血 清 蛋 白 の 研 究"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)612. 124:. 612. 63. 濾 紙 電 気 泳 動 法 に依 る妊 婦 血 清 蛋 白の 研 究 中 華民 国 台 湾 省立 台 北 医 院 婦 産科(主 任:徐 千 田博 士). 陳. 景. 川. 〔 昭 和33年6月10日. 第1章. 緒. 受稿 〕. 娠 とし て本病 院 婦 産 科 に入 院 せ る妊婦 の 中,子 癇5 言. 名,子 癇 前 症11名,胎 盤 早 期 剥 離6名,子. 血漿 蛋 白が 体 内 に於 て 演ず る役 割 は種 々 あ るが, そ の主 な もの を考 え る と,鹿 液量 及 び滲透 圧 の保 持, 血液pHの. 保持, Hormon,色. 素 薬 物 の 輸送,組 織. 身 解 産物 の 排泄 等 が挙 げ られ る.従 つ て 産婦 入 科方. 採 血 時 間 は午 前10時 よ り12時 の間 の空 腹 時 を択 び, 正 肘 静 脈 よ り約3cc採. 血 した.血 漿 総 蛋 白濃度 測. 定 は 硫 酸 銅 法に 依 つ た.. 面 に於 て血漿 蛋 白 の研 究 は,種 々の疾 病 に依 る体内. 泳 動 装 置 は 小 林 式 濾 紙 電 気 泳 動 装 置 を 使 用 し,濾. の変化,殊 に組 織 体 液 間 の代 謝 の関 係 を知 る上 に必. 紙 は 東 洋 濾 紙No.. 要で あ り,妊 娠 の 如 き短 期 間 内 に蛋 白代 謝 の上 に大. の 整 流 器 を 通 過 し た 直 流 で 約5時. き な動 きを 示 す ものに 於 て,此 の研 究 は 蛋 白代 謝 の. 100℃. 機 序 を知 る上 に重 要 で あ る.. B. P. B. (Brom. 人体 の 蛋 白代 謝 に関 して は先 人 の 数 多 き業 績 に も 拘 らず 未 だ 不 明 の 点が 多い.蛋 白代 謝 の研 究 の方法. 51を 使 用 し た.電. の 乾 燥 器 の 中 で20分. て 約10分. Phenol. と しては 窒 素 出納 に よ る研究.血 漿 蛋 白に依 る研究,. で 透 明 に し て,小 線 か ら,更. 電 気泳 動装 置 の完 成 普 及 す る に 及ん で 血漿 蛋 白の 姿. た.. が明確 に なつ て来 た ので,此 の 方面 の 研 究業 績 が 多. の変法 であ る濾 紙 電 気 泳 動 法 がGrassmanに. 法. 動後. 0.05%. 醋 酸水 溶 液 に浸 し. 0.5%醋. 酸 水 で2〜5時. 間. 林 式 光電 光度 計 で 測定 して 得 た曲. に面 積 計 で各 分 屑 の量 を 百分 比 で 表わ し. 緩 衝 液 はVeronal‑Veronal u=0.1)を. soda液(PA=8.6. 使 用 し た.. 依て. 第3章. 完成 され た.後 者 は 泳 動 に際 し て泳 動 条件 を 十分 吟 味 す る必 要 が あ るが, Tiselius氏 の装 置に 比 して次 の点 に 於 て優 れ てい る.即 ち1)高. 間 乾 燥 し た 後,. blue),の. 間 染 色 し た 後,. 流 は6.25Am.. 間 通 電 し,泳. 浸 し 蛋 白 以 外 の 部 分 を 脱 色 し,乾 燥 せ る 後, Paraffin. 臓 器 内窒 素 量 測定 等種 々 ある が, 1937年Tiseliusの. くなつ て きた.更 に1951年 に な つ てTiselius氏. 宮 外 妊11. 名等 を 泳 動 した.. 価 な装 置 を 必要. 血清蛋白名分屑の正常値. 10例 の 台 湾 健 康 非 妊 婦 に 就 い て 測 定 せ る結 果 は 第 1表A,. B,の. 如 くで あ る.即. ち血漿 総 蛋 白平 均値. としな い. 2)操 作 が 簡単 で ある. 3)試 料 が微 量 で. は7.99±0.35gm/dlで. 実験 で きる. 4)試 料 中 の各 成 分 は そ の易 動度 に従. 180人 の 血 漿 総 蛋 白 平 均 値7.53±0.31gm/dlに. つ て絶 対 的 に 分離 され 各 成 分 を 抽 出す る こ とが 可能. す れば 少 し高 い値 を 示 し てい るが大 して 意義 あ る差. であ る. 5)着 色 高 度 の 試 料 に 於 て も可 能 で あ る.. あ つ て 日 本 のpoolし. と は 思 わ れ な い.血 清 蛋 白 各 分 屑 の 濃 度 はAlbumin. 近 時濾 紙 電 気 泳動 法 に 依 る業績 が処 々に 於 て 発表 さ. 52.77%,. れ てい るが,台 湾 に於 て は 未 だ その 発 表 を 見 ない の. β‑Globulin. で著者 は 濾 紙電 気 泳 動 法 に依 り,台 湾 の 妊婦 の血清. (以 下AlbuminはAl,. 蛋 白 を測定 した,其 の結 果 は 次 の 如 くで あ る.. 等 に 依 れ ば 日 本 人 に つ い て 泳 動 し た10例 Al. 第2章. 方. 法,材. 料. 台湾 省 立 台北 医院 婦 産 科外 来 を 訪 れ る妊 婦 に つ い て妊 娠2ケ 月か ら10ケ 月 迄 の健 康 な る者 を 選 び,各. た 比. 56.5%,. γ‑G21.5%で. αt‑Globulin 10.39%,. 5.0186,. α2‑Globulin. γ‑Globulin. GlobulinはG.と. α1‑G4.8,. α2‑G8.4%,. あ る.又poolし. し, 7‑Gは. 妊 の 看護 婦 及び 一般 婦 人10例 を使 用 した.尚 異 常 妊. 熊. の正常 値 は β‑G9.8%,. 平 均 値 は55.9±3.5%(Tiseliue氏. 英 国 に 於 け る正 常10例. あ る.. 略 す)猪. た1980人. 此 等 に 比 す れ ば 台 湾 正 常 婦 人 のA1は. 月10例,合 計90例 を採 血 泳 動 し,対 照 群 と して健 康 非. 7.61%,. 24.75%,で. 法)で. のAlの あ つ て,. 梢 々低 値 を 示. 少 し 高 い 値 を 示 し て い る.又T.. Brownの. 平 均値 に 比べ る と台湾 正 常 婦.

(2) 2662. 陳. 第1表A. 景. 川. 正 常. 罪 妊. 婦. 人 のAlは. 第1表B. 群. 著明 に低値 を 示 し, γ‑Gは 逆 に著 し く高. い.(第2表) 此 等 の相 違は 気 候,食 事 に依 る ものか,又 は人種 的 差 異 で あ るか は今 後 の 研究 に待 た ね ば なる まい.. 第4章. 正常妊婦に於け る血清蛋 白分屑の推移. 第3表A.. B.の. 如 く著 者 の 測定 せ る妊 娠各 月1血. 清 蛋 白 の 各分 屑 の 推移 は,外 国諸 家 の 成績 と大体一 致 して い る.即 ち 血漿 総 蛋 白量(以 下P. P.と 略す).. 第2表. 第3表A.

(3) 濾 紙 電 泳 動法 に依 る妊 婦畑 清 蛋 白 の研 究. 2663. 第3表B. Al値,. A/G. ratio等. は 妊 娠 月数 の増 加 と共 に 有 意. 義 の 差 は 示 さ な い が,軽. 度 の 差 を 保 持 し つ つ 減 少 し.. 妊 娠末 期 に 至つ ては 統 計 学的 に 有 意 義 の差 を 示 して い る. α1‑G, α2‑G, β‑G,が. 少 し つ つ 増 加 し, γ‑G. 第1節 妊娠 月数 を便 宜 上 妊 娠 前期,中 期,後 期 の3群 に 分 け て正 常 非 妊 婦 と比 較 して見 る と 1)妊. 娠初 期群 対 正 常 非妊 婦 群 に於 てはP. P.及. が あ ま り変 化 し な い 事 は 又 外 国 の 成 績 と 一 致 し て い. び各分 屑共 に 統 計 学的 に 有意 義 の差 は認 め られ ない. る.. (第4表A).. 第4表A. 2)妊. 正 常 非妊 婦 対妊 娠 初 期群. 娠 中期 群 対正 常非 妊 婦 群 に於 ては γ‑Gを. 除い て は全 般 的 に有 意 義 の 差 が認 め られ る.(第4表B). 第4表B. 3)此. 正 常 非 妊 婦 対 妊 娠 中期 群. 第2節. の推 移状 態 は 妊 娠 後 期 群対 正 常 非 妊 婦 群 に. 於 て更に 強 く表 わ れ る.只 変化 を示 さな い.(第4表C). γ‑Gが 一 貫 し て大 した. 妊 娠各 期 を相 互 に比 較 して 見 る と,初 期 群対 中 期 群 で はAl及. びP.. P.が. 中 期 群 に 於 て低 下せ る外. は 大 した 有 意 義 な差 ば認 め られ な い.(第5表A).

(4) 2664. 陳. 正 常 非妊 婦対 妊娠 後 期群. 第5表A. 妊娠 初期 群対 妊娠 中期 群. β‑G, A/G,. Total‑Globulin,が. 顕 著 であ る.(第5表B). の 増 加 に 拘 ら ず,. P. P.が. 低 下 の 一 途 を 辿 るは 水 血. 症 の 結 果 で あ る 事 に 異 論 な き も,然. し蛋 白 各 分 屑 の. 変 化 に関 して は 未 だ意 見 の完 全 な る 一 致 が な い 様. 中 期 群 対 後 期群 で は一 般 的 に 有 意義 な差 は認 め ら. で あ る.即 る がGに. れ ない.(第5表C) 第3節. 川. 第4表C. 初 期 群 対 後期 群 で は 後期 群 の 変化 は 一 般 に著 明 で あつ て,特 にAl,. 景. γ‑Gが. 考 案,総 括(正 常 妊娠 群). 循 環 血漿 量が 妊 娠 の進 行 につ れ て増 加 す る事 は諸. ちAlの. 於 て は,. 減 少 に 関 し て は 意 見 は 一 致 して い α‑G,. β‑G,が. け が 増 加 し,. α‑G, γ‑G,が. 又 は α2‑G. β‑G,が. 増 加 し てP.. 妊 婦 に比 し て約30%の 増 加 が 見 られ る.循 環 血漿 量. の,又. γ‑G,全. は α1, β‑G,. 妊 娠 中期 群対 妊 娠 後 期群. に は β‑Gだ. 正 常 で あ る とな す も の,. 家 の 認 め る所 であ つ て末 期 の 正常 妊婦 に 於 ては,非. 第5表B. 妊 娠 と共 に 増 加 し,. 不 変 で あ る と な す 説 が 多 い.中. P.が 不 変 となす も. 部 が 増 加 す る とな す者.

(5) 濾紙電 泳動法 に依 る妊婦血清蛋白の研究 第5表C. 2665. 妊 娠 初 期群 対 妊 娠 後期 群. 等 であ る.. と よ く似 て い る, Nephroseに. 以上 各 分 屑 の妊 娠 に依 る変 化 は そ の原 因 が 奈 辺 に あ るか は,未 だ判 明 せ ざ れ ど も, Placenta Horroon (沢崎)又 は絨 毛分 解 産 物(大 橋)に 依 る との 説 も. 消 失は 妊 婦 に於 け る胎 児 へ の 消費 と類 似 す る もの と 思 考 され る. (附記)統. 唱 えられ て い る.即 ち 沢崎 に依 れ ば 妊 婦 に於 て は胎 盤 中 に種 々 の性Hormonが. 於 け る尿 中へ の 蛋 白. 計 の根 拠 鳳 次 の公 式 及 びFicherの 表に依る. 分 泌 さ れ て 之 が蛋 白の. 同 化作 用 に 関与 し,又 反 面 胎 盤 抽 出 物 質 中 のP. C. 物 質が 主 とし て異 化 作 用 に働 き,両 者相 拮抗 し蛋 白 代謝 を司 る と言 つ てい る. ALの. 減 少 に関 して鳳 水 血 症 に依 る稀 釈 の み な ら. ず,肝 臓 の 合成 機 能 の低 下,胎 児 へ の消 費 の 増 加 等 が 考え られ る.又 組織 へ の蛋 白 蓄 積 もAlの. 方 がG. よ り多 い と言 わ れ て い る. Gの 増 加 に関 して は その. n1=1. M=N=10な. 再生 の 旺 盛 な る事,又 物 質代 謝 の 異常 に 依 つ て 起 る. n1=1. N=30な. Polysaccharide,. Mucoeaccharideの. 増 加 は α‑G,. β‑G,の 増 加を来 す と言 わ れ る.又 脂 質 の増 加 に依. 第5章. Streaeの 反応 と して のGの 増 加 も考 え られ る,而 し 血 清 蛋 白像. 第6表. 巽常妊娠に於け る血清蛋 白の変化. つ て β‑G,が 増 加 す る 事 は 衆 知 の事 実 で あ る.. て妊娠 に 於け る此 の変 化 はNephroseの. る と きF=5.12 る と きF=4‑18. 第1節. 胞 状鬼 胎. 初期 の 異 常妊 娠 とし て よ く遭 遇 す る ものに 胞 状 鬼.

(6) 2666. 陳. 景. 川. 胎 が あ る.胞 状 鬼胎 は一 般 の 初期 妊 娠 に 比 して 中毒. 相 当 の変 化 が現 わ れ る事 は 容 易 に 想像 出来 る.著 者. 症 状 が 強 く又 出血 を伴 うの で血 清 蛋 白の 上 に於 て も. は6例 を電 気 泳動 した 結 果 は第6表,及. 第7表A. び第7表 に. 胞状 鬼 胎群 対 正 常 非妊 婦群. 第7表B. 胞 状鬼 胎 群対 妊娠 初期 群. 示 す 通 りで あ る.即 ち 妊 娠 初 期 群 に 比 較 す る に. で あ る.著 者 はDouglaes窩. P. P.及. 妊 娠11例 につ い て 術 前採 血 して 泳 動 した.そ の中9. びAlは. 共 に 有 意義 に 低 下 し, α‑G. β‑G,. 穿刺で 確 め得 た子宮外. は有 意 義 な差 は 無 いが 平 均 して増 加 して い る.此 を. 名 に 於 て穿刺 腹 腔 血 も同 時 に泳 動 して比 較 した肘静. 正 常 非 妊 婦 に比 較 して 見 る とAl.. 脈 血 を 泳動 せ る11例 の平 均 で は 第6表,第8表. P. P.の 低 下 は更. に顕 著で あ る. 第2節. の通. りで あつ て,即 ち正 常 非 妊 婦 群及 妊 娠初 期 群に比較 してP. P.の 低 下 に 有意 義 の 差 が認 め られ る. Alの. 子 宮 外 妊 及 び腹 腔 穿 刺 血 液. 子 宮 外 妊 娠 も又 妊 娠 初 期 に於 て良 くあ る異常 妊 娠. 第8表A. 低 下 及 び α‑G, β‑Gの 増 加 も認 め られ るが 有意義の. 子宮 外 妊 群対 妊 娠 初 期群.

(7) 濾紙電泳動法 に依 る妊婦血清蛋白の研究 第8表B. 2667. 子 宮外 妊 群 対正 常 非妊 婦群. 第8表C. 腹 腔 穿刺 血 対外 妊 娠静 脈血. 差 を呈 す る程 で は な い.子 宮外 妊 娠 が 症 状 を呈 して. 溶 血 し た 陳 旧 性 腹 腔 血 を 泳 動 し て β‑Gが25%に. 手術 を受 け る ま でに 妊 娠 に 依 る中 毒 症 状 を表 わ す事. つ た の を 見 て い る.(第8表A.. は少 いの で,此 の血 液 の変 化 は,妊 娠 に よ る変 化 の 外 に腹 腔 内へ の 出血 及 び そ の刺 戟 に よる も の と考 え. 第3節. Pre‑eclampsia及. 妊 娠 末 期 群 の 妊 婦 で 浮 腫,蛋. びEclampaia 白 尿,高. 血 圧 の3主. られ る.腹 腔 内血 に 関 して は子 宮 外 妊 娠 の 診 断 上. 徴 を 高 度 に 合 併 し た も の 即 ちPre‑eclampsiaと. 種 々 の 研 索 が 行 わ れ て い る.例 え ばFibrinogen,. わ れ る も の11名 及 び 痙 攣 を 起 せ る 子 癇 患 者5名. Hematocrit, O2結 合 力, R. B. C. W. B. C.胎. 動 し た.両. 芽性. 者 と も にP.. P., Al.が. 細胞,絨 毛 組 織 の混 在 等 に つ い て 幾 多 の 発 表 が. α1‑G, αp‑G,. あ るが之 のPaperelectrophoresieは. 娠 群 よ り も 増 加 し て い る.γ‑G1は. 未だ 文 献 上 に. 著 者 が泳 動 した9例 の成 績 は第6表 の 如 くで あつ proteinの 著 しい低 下 が特 徴 で あ る.一. 全 部 有 意 義 的 な 変 化 が 見 ら れ る.即 A/G,に. を起 して い るの で,従 つ てP.. ら れ る, Pre‑eclampsia対. protein. 動 して得 たProteinの. て い る.(第6表,第9表:. 各 分 屑 の値 を見 る と外 妊 の. 例に於 て は β‑Gが 少 し く高 い の は注 目 に値 す る.之 は腹腔 血 は多 少 な り と も溶 血 を 起す か ら で あつ て,. ちP.. 著 し き 低 下 及 び α‑G1,β‑Gl,の. もや は り γ‑Glを. 肘静脈 血 のそ れ と有意 義 な差 が 見 られ ない.只 或 る. 子 癇 の 場合 少 し. 癇 前 症 に 於 て は 不 変 で あ る.. 旦腹 腔 的 に放 出 され た 血液 は大 抵 多 少 な りと も凝固 P.がSerum. 極 度 に 低 下 し,. 子 癇 前 症 対 正 常 妊 婦 群 の 比 較 で は γ‑GIを. の値 に近 く低 下 す る の は至 当の 事 で あ る,而 して 泳. 思 を泳. 者 が相 対 的 に他 の 如何 なる 妊. く増 加 し て い る が,子. 見 当 らな い様 であ る.. て即 ちTotal. β‑G,三. 上. B. C.). 除 いて は P..,. AI,. 増 加 が 見. 妊娠 後 期 群 の比 較 に於 て. 除 い ては 殆 ど全般 的 に 変化 を示 し A. B. C. D.). 御 子 柴 に依 れ ば 子 癇 及 び子 癇 前症 に於 て循 環血 漿 量 が 著 明 に 減 少 しP.. P.が 反 つ て 軽 度 の 中 毒 症 よ り. も増 加 し 泳 動 に 依 るProteinのpatternも. 溶解 せ る血球 成 分 が血 清 の 成分 と合 し て β‑Gの 位. 常 妊 娠 に 近 い と言 つ て い る.し. 置を 占 め る もの と考 え られ る.著 者 ば1例 の高 度 に. 結 果 は 上 述 の 如 く,正. 寧 ろ正. か し著 者 の 泳 動 せ る. 常 妊 娠 と は 劃 然 た る 差 を 示 し,.

(8) 2668. 陳. 第9表A. 景. 川. 子 癇 前 症群 対 正常 非 妊 婦群. 第9表B. 子癇 前 症対 妊娠 後期 群. 第9表C. 子 癇群 対 正常 非妊 婦群. 第9表D. 子 癇 群対 妊 娠後 期群.

(9) 濾紙電泳動法に依 る妊婦血清蛋白の研究 妊 娠 に 於 け る 推 移 の 極 限 に な つ た も の と考 え て い る.. Glに 有 意義 な差 が 見 られ る.即 ち 子癇 に於 て はAl の低 下, α2‑G1, Totot‑Glの 増加 が 早 期剥 離 よ りも. 第4節. 財 著 で あ る.正 常非 妊 婦 に比 較 して 見 る と第10表A. 胎盤 早 期剥 離. 本 症 は大 部 分 が妊 娠 中毒 症 に依 る もの で あつ て著 者 が 詠 動 し た6例. も全 部 中 毒 症 状 を 呈 し て い た,泳. 動 せ る 結 果 は 第6表 の 減 少,. 2669. の 通 りで あ っ てP.. P., Al, A/G,. αl‑G1, α2‑GI, β‑Gl,の 増 加 は 妊 娠 末 期 群 よ. り強 く表 わ れ,子. 癇 前 症 よ りは 軽 い.即. 較 し て 見 る と 第10表Cの. 如 くAlと. 第10表A. 第10表B. 第10表C. ち 子 癇 と比. α2‑Gl, Total‑. の如 く,γ‑Glと α2‑Glの 外 は 砦 著 明 な差 が 表 われ て い る,し か し妊 娠 末 期群 に比 較 して 見 る と(第10表 B)P.. P.以 外 のProteinの. 各 分 屑 に有 意義 な変 化. は 見 られ な い,即 ち早 期 剥離 のpatternは. 丁 度 妊娠. 末 期群 と子 癇 群 の 中間 位 の変 化 を 示す もの と言 え る. 尚 本 症 の 泳 動 に特 有 な 事 は 本 症 のPlasmaを. 胎 盤 早期 剥 離 対正 常非 妊 婦群. 胎盤 早 期剥 離 対妊 娠 後期群. 胎 盤 早 期 剥 離 対 子 癇 群. 泳.

(10) 2670. 陳. 景. 川. 動 せ る と き は 他 の 疾 患 及 正 常 人 に 見 る 様 に γ‑Gl,. を 定 量 し た が5例. β‑Gl,の. 表).即. 中 間 にFibrinogenの. 凝 集 を 起 し てい るの. が 見 ら れ な い 事 が よ くあ る .此 Fibrinogenを い.時. の 場合 その 血 中 の. 定 量 し100mg/dl以. に0の. 事 も あ る.本. 下 で ある事 が 多. 症 の6例. 中Fibrinogen. 第11表. Fibrinogen測. は 治 療 後 の 再 入 院 で あ る ,本. 患 として採 血泳 動 せ る結 果第12表 の如 くであ る此 の. 症は. patternは 大 体 鬼 胎 と早 期 剥 離 の 中間 に 位す る と言. 異 常 妊 娠編 の総 括考 案. 子宮 外 妊 娠 に 於 け るProtein各. え る.. 悪性 絨 毛膜 上 皮腫. 第3項. 以 上 の 異 常妊 娠 を総 括 して見 る と. 胎 盤 早期剥 離. 本 症 は 胞 状 鬼 胎 よ り も更 にP.. 分屑の. ら れ る,本. 常 妊 婦 群 に比 べ る と妊 娠性 の変 化 は極 く軽微 で あ る.. Hypofibrinogenemiaを. A/G,の. 低 下, a‑Gl, β‑Gl,上 昇. P., Alの. 低下が著. 明 で あ つ て 其 に 対 応 し て α‑G1,β‑Gl,の. 変 化 は大 体 に於 て妊 娠 初期 群 に 似 て い る.其 の為 正. 即 ちP. P., Al,. 定値. れ る もの で あ るが,し か し妊 娠 に 由来 す る特殊 の疾. 第12表. 第1項. はHppofibri‑. 発 見す る 事 が 出 来 る の で診断上大 い. であ. 異 常 妊 娠 とい うよ りも寧 ろ悪 性 腫 瘍 癌 とし て取扱 わ. 第5節. 外 にAfibrinogenemia又. nogenemiaを. に 役 立 つ 事 と思 う.. (附)Chorio‑epithelioma. の 中1例. ち 本 症 に於 け る 泳 動 像 は中等 度 の中毒症 の. patternの. 胎 盤 早 期 剥 離 患 者,. 著 者 が 泳 動 し たChorio‑epitheliomaは4例 つ て,そ. に 次 の 如 き 結 果 を 得 て い る(第11. 上昇が見. 症 に 於 て よ くAfibrinogenemia又. は. 合併 し母 体 の生 命 を脅かす. も の で あ る が,著. 者 は 本 症 患 者 の 血 漿 を 泳 動 して 之. 等 が 非常 に少 い.穿 刺 せ る腹 腔 血 に つ い て泳 動せ る. にfibrinogenの. 特 有 な 凝 集 像 が 現れ ない者に於. 結 果 は 大体 子宮 外 妊 娠 の 場合 とあ ま り違 わ な い.但. て は 既 にAfibrinogenemia乃. し陳 旧性 の もの で 溶血 が 甚 しい 時 は β‑Glが 著明 に. fibrinogenemiaを. 増加 す る.又 腹腔 血 はProteinが. 的 な 出 血 を 来 す も の と 確 信 し て い る,又. 低 い の が特 徴 で. て 表 わ れ たfibrinの. あ る. 第2項. 胞 状 鬼 胎 は 血 漿 蛋 白濃 度 の低 下 が 著 明 で. 至 重 篤 な るxypo. 合 併 せ る も の に し て 分 娩 後 致命 濾紙上 に於. 多 寡 か ら 推 し て 血 中fibrinの. 量 を 予 測 す る 事 が 可 能 で あ る と 考 え ら れ る.. あつ て妊 娠末 期群 の平 均 値 よ りも低 い.し か し蛋 白. 第4項. 各 分 屑 の 変 化 は妊 娠中 期 群 と同 じ位 で あ る.. 本 症 に 於 て はP.. 子 癇 及 び子癇 前 症 P,の. 減 少Al,. α‑Gl, β‑Gl,の.

(11) 濾紙 電 泳 動 法 に依 る妊 婦 血 清 蛋 白 の研 究. 変 化は最 も著 明 で あつ て,子 癇 に 於 てはAlが. 正常. 2671. Hydrocorteon‑CortisoneはAlを. 増 加 させ, Insulin. 非 妊婦 に 比 して20%に 相 当す る減 少 が 見 られ る.即. は α1‑Glを 増 加 させ, Estrogenは. ち妊 娠初 期 群 に於 て50.88%のAlが. せ る. Hydrocortoneは. 子癇 に於 ては. 31.6%に 減 少 し てい る.. α2‑Glを 増 加 さ. 又 γ‑Glを 減 少 させ る と言. わ れ て い る.又 組 織 中 には 固定 蛋 白 と易 動 蛋 白 とが. 以上 の正常 非 妊 婦 群 か ら妊 娠 初 期 群,子 癇 に至 る. あつ て,血 中 のAIが. 減 少せ る とき は易 動 蛋 白 は自. 迄 の濾 紙電 気泳 動 に依 る血 液 像 を 見 る と妊娠 の進 む. 動 的 に游 離 され る.妊 娠 中 に於 け る血 清 蛋 白像 の変. につれ て,又 中毒 症状 の進 行 に つ れ て,一 定 の 変化. 化 は勿 論胎 児 の 需 要 を補 給 すべ き生 体 の 自動 的 調節. (P. P.の 低 下Alの. に依 る もの で ある が,胎 盤 のHormonが. 減 少, a‑Gl,β‑Glの. 上 昇)が. 一部 此 の. 漸 時増 強 され て行 くの が見 られ る.即 ち妊 娠 中 毒症. 調節 に 関 与 し て い る事 は沢 崎 に 依 つ て主 張 され て い. に於け る変 化 は正 常 妊 娠 中 に於 け る 変 化 を一 層 強 化. る.只 此 の 調節 に支 障 を来 す 変 化,例 えば 肝,腎 に. した もので あ る といえ る.然 らば 此 の 変 化 の根 源 は. 於 け る機 能障 碍,強 度 の貧 血,血 管 硬化 等 が 存在 す. 何 処 に あ るか が 問題 で あ る がそ の原 因 に 関 し ては 種. る場合 には 容 易 に妊 娠 中 毒症 を惹 起す る もの と思 わ. 々説 が唱 え られ,そ の 一部 は正 常 妊 娠 の 所 で述 べ た. れ る.. が正常 妊 娠 に 於 て は胎 児 の需 要 に応 ず べ く母 体 の蛋 白代 謝 に変 調 を来 し窒 素 平 衡 が(+)と 中 の蛋 白 の中Alと. 第6章. な る,血 漿 1.正. γ‑Glは α‑Gl, β‑Glに 比 して. 分子 量が 小 で あ る 為容 易 に胎 児 又は 尿 中 へ移 行 す る. 尿 中 へ の 蛋 白消 失 と 同 し型 の もの であ. る と言 わ れ,妊 婦 尿蛋 白 を電 気 泳 動 して此 を実 証 し. 論. 常 非 妊 婦10名 の血 清 蛋濾 紙 電 気 泳動 を行 い,. 台 湾 婦 人 に 於け る正常 値 を測 定 した. 2.正. も の と 考 え ら れ る.此 の 蛋 白 の 消 失 は 内 科 の Nephroseの. 結. 常 妊婦 各,月10名合 計90名 の血 清 蛋 白 を泳 動. し,妊 娠月 数 の 進 む に つ れ てP. P., Alの. 減少,. α‑Gl,β‑Glの 増 加 が 見 られ た. 3.異. てい る.胎 児 へ の 蛋 白の 消 費 の上 に 更 に肝 臓 の機 能. 常 妊 娠 と して 子宮 外 妊 娠11名,胞 伏 鬼胎6名,. 低 下か,又 は何 か の因 子に依 つ て腎 臓 の 血管 に痙 攣. 胎 盤 早期 剥 離6名,子. 等 の変 化 が 加 わ る と,肝 臓 よ り造 られ るAl量. 癇 前症11名,子. 癇5名,其. 他. が低. 悪 性 絨 毛上 皮 腫4名 の血 清 蛋 白 を泳 動 した.之 等 の. 下 して流 血 中 の 水分 が 体 組 織 内 に移 行 し,又 腎 臓 の. 異 常 妊 娠に於 て は中 毒症 の激 しい程 蛋 白像 の変 化 が. 変化 は 尿中 へ の 蛋 白消 失 を 促 進 し,続い て 浮 腫,蛋 白. 強 く表 わ れ た. 4.胎. 尿,高 血 圧 を 来 して妊 娠 中 毒症 を起 す もの と考 え る 人 があ る. Leveneは 機能 低 下 がAlの. 特 に 肝臓 の 機能 を 重視 し,肝臓 減 少 及 びHypertensinaseの. 製. Hypofibrinogenemiaが. Afi. 容 易に 発 見. され,患 者 の 診 断,治 療 に役 立 つ た. 5.子. 成 不足 に依 て高 血 圧,浮 腫 等 を起 し,妊 娠 中毒 症 を惹 起 す る もの と言 つ て い る.又 蛋 白代 謝 に中 枢 支 配 を. 盤 早 期 剥 離 で血 漿 を 泳動 せ る 場 合,. brinogenemia,. 宮外 妊 娠 の腹 腔 穿刺 血 液 を泳 動 して大 体 に. 於 て外 妊 患者 の血 液 と同 じ像 を得 た.. 考 え る人 もあ る.即 ち 視 丘 下 部 を破 壊す る と血 中 Alの 減 少 が 見 られ, Nephroseの をす る とAl,. 患 者に間脳 照射. γ‑Glの 増 加 を 起 し, Nephroseの. を改 善す る と言 わ れ て い る.又Hoanon,の とし てACTHはAlを. 像 作用. 2). C.. del. 2,. Bianco. 121•`127,. William,. Obst.. &. Gynec.,. 考. T.. Brown. 4). G.. La. Dieckmann:. The. Toxemias. J. O.. &. Gynec.. H.. G.. G.. Brit.. C. F.. Emp., Margi.. 63, Arch.. 1956. Obs.. 1955.. Penman. Practitioner,. 177.. 1059,. 1955.. 小 林,森:濾. 紙 電 気 泳 動 法 の 実 際,南. 江 堂,. 1956.. of. 1,. 献 295•`302,. 6). 1955.. Torretta,. 文. 60,. 1951.. 3). 5). Arch.. J.. pregnancy,. に深 謝 致 し ます.. 減 少 さ せ, Testosterone,. 参 1). 擱 筆に 当 り御 懇篤 な る御 指 導 を賜 つ た 恩師 除 千 田 先 生 並 びに 御 校 閲 を賜 つ た 岡 山大 学 八 木 洞出 雄 教授. 7). 御 子 柴:日. 産 婦 誌,. 8). 福 井:日. 産 婦 誌,. 9). 福 井,沢. 崎:日. 10). 早稲 田. 11). 新井. 8巻,. 7号,昭31.. 6巻,. 12号,. 産 婦 誌,. 5巻,. 日産 婦 誌, 日 産 婦 誌,. 9巻,. 8巻,. 昭29. 65,昭28. 1号, 7号,昭31. 昭32 . .. ..

(12) 6272. 陳. 12). 下 川:日. 産 婦,. 7巻,. 10巻,昭30. 13). 沢 崎:産. と 婦,. 22巻,. 14). 真 柄:産. 婦 の 実 際,. 15). 鈴 木,藤. 沢 等:産. 16). 浅 野:産. 婦 の 世 界,. 5巻,. 8号,昭28. 17). 沢 崎:産. 婦 の 世 界,. 7巻,. 4号,昭30.. The. .. Provincial •k. Using in. 2. each. The. C.. paper. albumin 3.. and 11. placentae,. cases 5. studied. in. 4.. of. this 5.. cases. increase ectopic. of. protein With was clinical The. roughly. paper. 22) 23). the. serum women,. electrophoresis detected,. thus. 10巻,. 10号,昭30.. 10巻,. 10号,昭30.. 平 井:最. 新 医 学,. 10巻,. 10号,昭30. 緒 方:産. 婦 の 世 界,. cases. 9巻,. 10号,. . 11号,昭32. .. in pregnancy. D.. Taipei,. Taiwan, M.. China. D.•l. value. protein. in. showed. a. of. the. of. serum. each. fraction. the. of. serum. protein,. of. 10. protein. of. was. 4. cases. 6 of. in. protein. noted. of. pregnancy.. afibrinoganemia. that. in. to. the. cases. of. abruptio. choriocarcinoma. was. toxemia. contribution. women plasma. advanced. mole,. It. pregnant. decrease. pregnancy. and. of. great. group. hydatidiform. women.. severity. a. each. progressive. preeclampsia. pregnant. to. of. women.. cases of. making. protein. as. 6. normal. proportional. 新 医 学,. Hsu,. wand ƒÀ-globulin. 11. 10号,昭30. 7号,昭28.. 最 新 医 学,. M.. normal. gestation,. with was. easily. of. eclampsia,. comparison. serum. cases. cases. of 90. 4巻,. Abstracts. the. totalling. of. 幾鳥. Hospital,. Taiwanese. electrophoresis. an. 鍋 個:最. 21). Chien-Tien. normal. month. 20). Cheng,. Taipei Director:. electrophoresis,. nonpregnant. pregnancy. and. the. paper 10. 5巻,. of serum. Author's. 1.. 産 婦 誌,. 1号,昭28.. T.. estimated. 婦 の 実 際,. 鍋 倉:日. 5号,昭31.. Paperelectrophoresis. The. 真 柄:産. 19). .. 婦 の 世 界 , 5巻,. 川. 18). .. 4号,昭30 5巻,. 景. the. abruptio. diagnosis. were change. placentae and. treatment. entity. figures corresponded. of. paper. electrophoresis to. those. of. of the. peripheral. the. intraabdominal blood. blood of. the. patients.. in. ectopic. gestation. of.

(13)

参照

関連したドキュメント

とめて記載した.DHAの蛋白結合率について数値の

も指摘する如く,血清学蛋白の代謝経路の問題とも結

妊婦の糖尿病管理 ペプチド値が 90

海亀卵白の蛋白質に関する研究 : (第1報) とくに 電気泳動, 塩濃度勾配抽出およびCM-セルロースカ ラムクロマトグラフィー.. 著者

3―1.病型分類

15 15 Native Native 電気泳動 電気泳動 separating gel stacking

別紙様式3 論 文 内 容 要 旨 ※整理番号 (ふりがな) 氏  名 韻指 莫拝 修士論文題目

Rabbits which were immunized repeatedly ten times with the protein urin of preg nant edema, pregnant nephrosis and inflammation of kidney could easily get antiserum with high