The Chemical Society of Japan
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The Chemioal Sooiety of Japan
ハ
ンガ リー
の 首都Budapest
か ら車で約1
時 間 半，
東 南 郊の 町
varpalota
の 中 心にある中世 紀の 古 城に，
a ニ
ー
ク なハ ン ガ リー
化 学 博 物 館 （写 真上）が あ る。古 城の内 部 空 間を改 修して化学 博 物 館に利 用し， 現 代 と将 来の教 育 文化 に役 立て る と ともに
，
歴史 的 古 城も 保存
してゆ こ5
とい5
意 図に まず感 銘 を う ける。 こ の地 方は 亜炭 採掘
，
ア ル ミニ ウ ム冶 金， 窒 素工 業な ど現 代化学工 業の 中 心で もあり，
この博 物 館の企 画 も 重 化 学工 業の遺 産の保 存 展示の た め25
年 以 上 も前に発 足し た よ うで あ るo
現
在
は ハ ソガ リー
で の 基礎
化学， 教育， 工業 化 学の 歴 史 的 遺 物お よ び その模 型 等をは じ め，．
文 献 資料 を収集
・
保存 ・
研究・
評 価・
展 示 を 任 務 とし て， 所 員7
名 ばか りで運 営さ れて い る。 その顧 問で も あ るF ． Sza−
badvary
博士に， 私の 訪 れ た1987
年秋に は実 物8000
点，
歴 史 的 文 献 資 料25000
点，
写 真 原 版5000
点，
蔵 書30000
点 を こえ る収 集が さ れて い る との説 明を うけ た。 そして展 示に は ハ ソ ガ リー
の有 名 化 学 者紹介（
姓名は 日 本 と 同様に姓 を 先に害く）と と もに
，
中 世か ら 近 代・
現 代に至 る数
々 の興味
ある実 物 や 模 型 が 要 領よ く な らべ ら れてお り， 同国の 青 少年の 教 育 に も役立て【世 界
の大学 ・博物 館 】
ノ、 ン ガ リ ー の 難 礒
驪 化 学 博 物 館 聽 韈 1 羇 科 学 技 術 資 料 博 物 館
阪 上 正 信
ら れてい るの が印
象
に残っ た。なお首 都
Budapest
で ぜひ訪 れ たい もの は，
Kapos −
v自r 街に ある科 学技 術 資 料 博 物 館 （写 真 下はその 入 ロ
パ ネル）である。 その 館長 が
Budapest
工大教授も 兼 ね る前記Szabadvary
（サ バ ドパ リー
） 博 士で，
英・
独
・
露 語訳 も出 版さ れてい る 名 署 「分析化 学の歴 史」（
私共の 和訳は 内田老 鶴 圃よ り昨 秋 出 版 ） の 著 者で も ある。 こ こ に はハ
ン ガ リー
の 科 学 技 術 全 般に関連す る 多 数の資 料が 実 物 と し て保存
さ れ て お り， 廊下te
は専 門 分 野 別の基 礎 的 展 示 ケー
ス も並び，
図 轡 も豊 富にあ る。 時 期に応じ て特 別 展示が行わ れる ほ か， 国 内 各 所 で の博覧 会 な どの 際に展 示 利 用で きる よ う歴史 的遺産 が大 切に保 管 さ れて い るの を 見る ことがで きる。（
Masanobu
SAKANOUE ・
金 沢大学 名 誉 教 援 ）次 号 掲 載 予 告 第 37 巻 第 5 号
日
本
の化 学
の黎 明
巻 頭 言
西 欧近 代 化 学の受 容
・ …・ ・ ………・ …・ ……・ ……・ ……・ ………・ …・ ・ ……・
大 阪大学 名 誉教授 特 集 宇 田川 榕 菴の実験 ・
観 察 と 『舎 密 開 宗』の 実 験の再現と現代
的翻 案…
元 富 山大
学 教 育 学 部適 塾と 理 化 学
………・ ・ t…・ ・ …・ ……・ …・ ………・ ・ …・ …・ …………
蛋 白 質 研 究 奨 励 会ハ
ラ タマ と 大 阪舎密局……・ ・ …・ ・ ……・ ・ ………・ ・ …………・ …・ …・ …・
元 大 阪工業 試 験 所舎 密
局
と京 都 大 学一
化 学 史 的 視 点か ら・ ………・ ・ …・ ・ …・ ………・ ・ ………・
京 都 大 学 教 養 部薬の町 道 修 町
一
その 黎 明 期…………・ …・ ・ …………・ ……・ ・ ………
田辺製 薬 （株 ）日 本の化 学工
業
の 生い 立 ち………・ ……・ …・ …… 大
阪 府立大学
工学
部黎 明
期
の 化学
用 語………・ ………・ ……・ ………・ …・ ……・ ……・ ・ …・ ………
立教 大 学 理 学 部 化 学へ の招 待，
講 座 「新 材 料 」，
解 説 「分 析技
術」
，化学 実験 虎
の巻，
便 利 な 実 験 器 具・
道 具ほか446
（98 ）
竹 林 松二 林 良 重 芝 哲 夫
椎 原 庸 藤田 英 夫 足 立慶次 郎 去 来 川 覚三 中 原 勝 撮
化 学
と教
育
N工 工
