• 検索結果がありません。

雑誌名 関西学院大学高等教育研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "雑誌名 関西学院大学高等教育研究"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

<講演会> 開会の辞 : 上智大学・関西学院大学連携 協定記念シンポジウム : 変革する大学 : IR・ポー トフォリオ・クラウドの展開と可能性について

著者 曄道 佳明

雑誌名 関西学院大学高等教育研究

号 10

ページ 153‑154

発行年 2020‑03‑25

URL http://hdl.handle.net/10236/00029708

(2)

上智大学・関西学院大学 連携協定記念シンポジウム 変革する大学 ~IR・ポートフォリオ・クラウドの展開と可能性について~

日 時:2019年⚒月19日(火) 13:00~17:30

場 所:上智大学四谷キャンパス⚖号館(ソフィアタワー)⚑階101教室

開 会 の 辞

曄 道 佳 明(上智大学 学長)

皆様こんにちは。本日、関西学院大学と本学との共催によりまして、この「変革する大学」と 題するシンポジウムが開催できますことを本当にうれしく思います。

まず初めに、本日、基調講演をしていただきます文部科学省大臣官房審議官、玉上晃様におか れましては、年度末を控え、大変ご多用の時期にお時間を頂戴いたしましたことを深く感謝申し 上げます。どうもありがとうございます。また、関西学院大学村田学長、豊原先生、江原先生を 初めといたしまして、関西学院大学の皆様には準備の段階から多大なご協力、協働のもとに、本 日の開催にこぎつけられたことを、これも深く感謝申し上げたいと思います。本当にありがとう ございます。

さて、本学と関西学院大学は昨年の⚖月に連携協定を締結いたしました。よくメディアの方か らは、どちらから言い出したのかという質問を受けることがありますが、本当に阿吽の呼吸で成 立をした協定でして、その阿吽の呼吸が成立した⚑つの理由は、両大学がキリスト教精神に基づ いて人の育成、あるいは社会貢献というところの次なる一手を模索しているという共通の認識が あったことであろうと思います。同時に村田先生とお話をしていていつも感じますが、これは私 も共有をさせていただいていることでもありますが、社会の変化の中で、変革を余儀なくされる 大学ではまずいだろうという問題意識の強さがこの両大学に強くあったことではないかと思いま す。ですので、村田学長と協定のお話を始めたときにも、単なる学生の交換、科目の提供という 協働よりも、むしろ、大学の運営ということに関して、両大学の間でいろいろな情報交換が発展 的に行えることに対する期待が大きかったと理解しています。

本日のシンポジウムは、IR、あるいは学修成果の可視化、さらにはクラウド、ICT を利用す るような新しい教育の展開ということをサブタイトルにして、いろいろな事例紹介の中から課題 を見つけていこうという趣旨で企画させていただきました。変革を余儀なくされる大学ではな く、社会の変化にしっかり向き合って、かつ、変化が起こることはもう間違いないことでしょう から、高等教育も変化をすることが必要であろうと考えています。であれば、変化を主導する立 場に立ちたいということも含めて、この両大学の事例を通じて課題提起、問題提起を皆様に提示 第10号

初 校

【T:】Edianserver/関西学院/高等教育研究/第10号/

上智大学・関西学院大学 連携協定記念シンポジウム 第10号

初 校

― 153 ―

(3)

をして、一緒に考えるという機会になればと思っています。

本学と関西学院大学との協定のもとで、このシンポジウムの開催が実現したという認識は先ほ どご紹介したとおりですが、ここにある IR、ポートフォリオ、あるいはクラウドの展開といっ たような課題に関しては、まだまだこれから発展期にあると思いますので、高等教育機関をはじ めとした社会の中での問題意識の共有であるとか、あるいは課題解決に向けた議論というものが よりオープンな形で行われるべきであります。その後に、それをどうハンドリングしていくか、

あるいは何を実現していくかということは、例えば、私たちは私立大学ですので、よりそこに個 性の発揮という課題が新たに加わるかと思いますが、ただ、その問題意識というものをやはり社 会の中でしっかり醸成をする、あるいは認識をする、そして、課題解決に向けた必要な何かがそ こにあるということについて、私たちが共有の認識を持つという段階は非常に貴重であろうと考 えています。

そういう意味で、本日のこのシンポジウムが多面的な課題認識に対する提供ができればと思い ますし、ぜひ、ご参加の皆様からもいろいろなご意見が活発に出て、その中で、問題のありよう を我々がどう対策するかというところに組み込めれば、このシンポジウムの意義になるであろう と思う次第です。

最後になりましたが、改めまして、本日ここにお集まりの皆様方に感謝を申し上げると同時に、

ぜひ議論に参加をしていただいて、新たな大学の改革、変革に対する一歩になるということを期 待して、私からのご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

関西学院大学高等教育研究 第10号(2020)

【T:】Edianserver/関西学院/高等教育研究/第10号/

上智大学・関西学院大学 連携協定記念シンポジウム 第10号

初 校

― 154 ―

参照

関連したドキュメント

223 シンポジウム 3―3 疾患別地域診療ネットワーク構築にむけて ―和歌山市における脳卒中地域連携パスの取り組み 垣下 浩二 1) ,家高 知子 2) ,水谷 由里 2) ,吉村

2

大学の教育認証というのに関わったことがある。大学に入学してくる学生やその家族も

ぐらいから始めてやってけばいいんじゃないか と。今の理念からしますと、やっぱり私共も満州 から引き揚げて愛知大学に l

証モデルの主張と根拠に関する15分程度の講義動画を視聴した。春学期では、学生は第⚑回授業

達心理学、もう一つ、それとあわせて、教育の実践研究にも取り組んでこられました。溝上先生

[r]

︻史料3︼門史料4︼は、二月という日付から、おそらく寺社方