環境共生型空気循環式煉瓦造住宅の開発 [ PDF
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(2) 3. 実験棟における実測調査 3-1.. 次に通風を行った場合の効果の検証を行った(図-10、. 夏季実測調査. 11)。通風を行うと、外気温度の低下とともに室温も. 夏季実測調査は 2001 年 8 月、2002 年 7 月∼ 9 月に行. 徐々に低下するが、周壁煉瓦の熱容量により、急激な. った。夏季システムは室内循環系空気を小屋裏ダクト. 温度低下はなく緩やかに変動する。夜間通風を行った. から循環空気層へと送る経路を予定していたが、2001. 後空気循環を行なうことで、1、2 階の空気温度差は小. 年の予備実測調査においては、ファンの能力不足によ. さくなっている。また、夜間通風により周壁煉瓦表面. り床下ダクトから循環空気層へ送る経路に変更して実. から室内へ熱は流出し(蓄冷)、昼間は、窓面等からの. 測を行った。2002 年の実測では能力の高いファンに取. 熱を周壁煉瓦が吸熱していることが分かった。. り替え、小屋裏経路で実測を行った。そこで両経路の. 3-2.. 冬季実測調査. 比較を行った(図-6、 7)。床下経路では、1 階と 2 階. 冬季実測調査は 2001 年 11 月∼ 2002 年 3 月、 2002. に約 2∼ 3K の温度差が見られるが、小屋裏経路では 1K. 年 11 月∼ 12 月に行った。まずパッシブシステムの基. 前後の温度差となっている。また、両パターンの各箇. 本性能を把握した(図 -12、13)。図-12 の 13 時を見る. 所の熱画像により、床下経路では冷やされた空気は循. と、約 23℃で集熱パネルに入った空気がパネル中央部. 環空気層の下部に滞留し、 2 階まで達しておらず、小. で約 50℃、パネル上部で約 73℃まで上昇している。集. 屋裏経路では冷やされた空気が 1 階まで行き渡ってい. 熱量の日積算値( 6 時間)は約 34kWh/day、集熱時の. るのが分かった。この結果から、夏季の小屋裏経路の. 集熱効率は約 50%であり、一般的な集熱器の集熱効率. 有効性が実証された。次にクールチューブの省電力効. と同等であった。図-13 の 1 月 6 日、7 日の朝方を見る. 果の検証を行った(図-7、 8)。夜間、補助熱源の変わ. と、僅かな差ではあるがトロンブウォール煉瓦表面温. りにクールチューブを使用することによる熱環境の差. 度は室内空気温度よりも高い値を示し、熱流量を見て. はほとんど見られなかった。クールチューブ使用時、. も、夜間にトロンブから室内側への放熱が行われてい. システム全体の消費電力量は 0.27kW となるため、日. ることが分かる。しかし、その放熱量は小さく仕様の. 積算電力消費量は終日補助熱源使用の 35.2kWh に対し. 再検討が必要である。次にパッシブシステムによる省. て 22.4kWh であり、36.4%の省電力効果が見られた。9. 電力効果の検証を行った(図-14、 15)。 12 月 11 日の. 月下旬になると、外気温度は徐々に下がり始め、昼間. 外気温度は 12 月 2 日に比べ一日を通して約 3∼ 5K 高. のクールチューブ使用による効果が期待できるように. い値となっているが、居室空気温度は両日ともに 20℃. なる。そこで、 9 月下旬に昼間にクールチューブを使. 前後で推移しており、昼間はパッシブシステムによっ. 用した実測を行った( 図-9)。昼間クールチューブを使. て補助熱源と同様の暖房効果が得られた。システム全. 用することによって、ピーク時における室内空気温度. 体を考慮した電力消費量は、12 月 2 日は日積算値にし. の上昇が緩和された。1 日を通して室温は 25℃前後で. て 51kWh/day、 12 月 11 日は 32 kWh/day となり、パッ. 水平面全天日射量. 6. 12. -3 24 時間[h]. 18. 2001年8月19日. [居間 ] [主寝室 ]. 室内空気温度 室内空気温度. 温度 [℃]. 20. 0 -1. 15. 水平面全天日射量 外気温度. 図-9. 外気温度. 12 2002年9月30日. 18. 水平面全天日射量. 6. -2. -3 24 時間[h]. 1 0. 12. 18. 2002年8月15日. -3 24 時間[h]. 1 0. 通風. 19:00 24:00. 8:00. 補助熱源 通風 室内空気 補助熱源 循環のみ. 20 15 10 0. 図-10. 0. -2 水平面全天日射量. 20 0. 2. -1. 電力消費量. 25. PMV. 温度[℃ ]. 1 外気温度. 30. 6. 12. 18. 2002年7月24日. 室内側煉瓦表面温度 循環空気層内空気温度 通風. 1 0. 通風による効果の検証①. 30-2. 2. 35. 19:00. 3 2 1 0 -1 水平面全天日射量 -2 -3 6 12 18 24 6 12 18 24 時間[h] 9月21日 9月22日. 3. 補助熱源冷房. -3 24 時間[h]. 1 0. 図-8 昼間補助熱源、 夜間クールチューブによる冷房運転. 外気温度. 25. クールチューブ ファン作動. PMV PMV. 室内空気温度 室内空気温度. 8:00. 30. 昼間クールチューブによる冷房運転. 2. 終日補助熱源による冷房運転 (小屋裏経路) 35. 1. 6. 20 0. -2. 空気循環のみ. 25. 10 0. 25. 3 2. 0. -1. [居間 ] [主寝室 ]. PMV PMV. クールチューブファン作動 空気循環のみ. 電力消費量. 図-7. 終日補助熱源による冷房運転 (床下経路). 水平面全天日射量[k W/㎡ ]. 図-6. 0. 1. 30. 温度[℃]. 20 0. 1. -2. 35. PMV PMV. 室内空気温度 室内空気温度. 水平面全天日射量[k W/㎡ ] 電力消費量[k W]. 外気温度. 25. 2. [居間 ] [主寝室 ]. 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 0. 8:00 通風. 循環空気層側煉瓦表面温度. 19:00 24:00 補助熱源. 8:00. 19:00通風. 室内空気. 通風 循環のみ 補助熱源. 居間空気温度 循環空気層側 煉瓦表面熱流量. 室内側煉瓦表面熱流量. 6. 12 18 9月21日. 24. 6. 12 18 9月22日. 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 24. 熱流量[W/m2 ] 煉瓦への流入量を正とする. -1. 40. 3. 温度[℃]. 0. シブシステムを使用することで約 37%の省電力効果. PMV PMV. 水平面全天日射量[kW/㎡]. 30. PMV. 温度 [℃ ]. 1. 温度 [℃ ]. 2. 35. 30. 40. 室内空気温度 室内空気温度. PMV. 3. [居間 ] [主寝室 ]. PMV. PMV PMV. 水平面全天日射量[kW/㎡]. 室内空気温度 室内空気温度. PMV. 40. [居間 ] [主寝室 ]. 水平面全天日射量[k W/㎡ ] 電力消費量[k W]. 安定し、PMV は常に快適域の -0.5∼ +0.5 に入っている。. 図 -11 通風による効果の検証②.
(3) 2FL+1.2m 中央 上部. 集熱運転[11:00 ∼17:00]. 温水パネル. 20. 温水パネル. 2. 外気温度. 0 0. 1. 水平面全天日射量. 6. 12. 18. 2001 年12 月11 日. ついての暖房効果の比較実測を行った(図 -16、 17)。 図 -16 を見ると、室内空気温度は温水パネル暖房を行 った夜間は約 18℃で安定している。温水パネル暖房は 室内空気を直接暖めるので室内空気温度は周壁煉瓦よ りも常に高い値を示す。暖房を停止している昼間に室 内空気温度は周壁煉瓦表面温度に近づくように徐々に 低下している。図-17 を見ると、夜間空気循環暖房を 行っているので循環空気層内空気温度が最も高く、室. 30. 内空気温度が最も低い。暖房を停止している昼間の室. 20. 4 2. 0 24 時間[h]. 0. 温度 [℃]. 電力消費量[kW]. 15 10 5. 110[mm]. -5 0. 6. 12. 18. 24 時間[h]. 2002 年11 月20日. 220[mm]. 330[mm]. 20. 温度 [℃ ]. 15 10 5. 1. 外気温度. 0. 快適な室内熱環境を維持することが分かった。また、. -5 0. 空気循環暖房に比べると温水パネル暖房は、暖房開始. 水平面全天日射量. 6. 12. 18. 12 月29日. 0 24 時間[h]. 後の室温上昇が速やかである。. 【煉瓦内表面温度】 【主寝室空気温度】. 30. トロンブウォールの設計仕様の検討. 夜間断熱なし 夜間断熱なし. 温度 [℃ ]. 20 15 10 5. こなわず、トロンブウォール内の空気を滞留させた状. -5 0. 態で計算を行った。表-2 に計算条件を示す。まず、図. 水平面全天日射量. 6. 図-19. -18 より朝方の室温の低下は煉瓦厚さによって大差が 30. 無く、昼間においては厚さ 110mm の場合に煉瓦表面. 1. 外気温度. 0. CASE1 CASE4. 12 12月29 日. 18. 0 24 [h] 時間. 夜間断熱の検討 CASE2 CASE5. 220[mm]. 330[mm]. 15 10 5 外気温度. 1. 0 -5 0. 水平面全天日射量. 6. 12 12月29 日. 18. 0 24 時間[h]. 夜間断熱あり 夜間断熱あり. 25. こで設計仕様の再検討を行った。なお、空気循環をお. 110[mm]. (b)主寝室空気温度 煉瓦厚さ検討. (a)煉瓦内表面温度 図-18. る放熱が確認されたが、その効果は僅かであった。そ. 外気温度. 0. 25. 間空気循環暖房を行い、煉瓦に蓄熱したほうが長時間. 前述のように実測調査によりトロンブウォールによ. 補助熱源ON. 室内空気循環. 図-17 空気循環暖房 表-2 計算条件 計算期間 12∼3 月、6∼9 月 気象データ アメダス気象データ(熊本県鹿本郡鹿北町) 助走期間 10 日間 計算時間間隔 1 時間 《暖房の運転スケジュール》 《着衣量、代謝量》 期間 【7:00∼23:00】 12∼3 月、6∼9 月 時間 終日暖冷房運転 1.2clo、1.2met 設定温度 暖房:18℃ 冷房:27℃ 【23:00∼7:00】 対象室 全室 2.0clo、1.0met. が得られた。最後に空気循環暖房と温水パネル暖房に. 4. 実験棟を対象とした数値シミュレーション. 補助熱源 ON. 20. 図 -15 昼間パッシブシステム、 夜間補助熱源による暖房運転. 内空気温度を見ると、16 時まで上昇を続けている。夜. 夜間温水パネル暖房. 水平面全天日射量 [kW/㎡ ]. トロンブウォール煉瓦表面温度. 25. 電力消費量. 5. 24 時間[h]. 表-3 解析パラメータ (トロンブウォール面積) 面積(m 2) CASE1 10.35 CASE2 14.66 CASE3 19.84 CASE4 25.01 CASE5 31.05. CASE3. 0. CASE1 CASE4. CASE2 CASE5. CASE3. 25. 温度、室温ともに上昇し効果が大きいことが分かる。 下が抑えられ昼間においても高い温度を維持している. 温度 [℃ ]. 次に図 -19 より夜間断熱を行うことで煉瓦表面温度低. 20 15 10 5. 1. 外気温度. 0. ことがわかる。最後に表-3 に示す面積で検討を行った ところトロンブウォールは面積を大きくするほど効果. -5 0. 水平面全天日射量. 6. 12 12 月29日. 18. 0 24 時間[h]. -1. -2. -3 0. 1. 6. 12 12 月29 日. 18. (a)主寝室空気温度 (b)主寝室 PMV 図-20 トロンブウォール面積の検討. が大きいことが分かった(図-20)。 30-3. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. 24. 集熱運転 [11:00 ∼17:00]. 15. 18. 室内空気温度 循環空気層内空気温度 室内側煉瓦表面温度 空気層側煉瓦表面温度. 20. 10. 図-16. 主寝室空気温度. 補助熱源暖房 [17:00∼ 9:00]. 12 2002 年12 月1日. 終日補助熱源による暖房運転. 居間空気温度. 6. 温度 [℃ ]. 12 18 1月6日. -5 6 12 18 24 1 月7日 時間[h]. 25. -5 0. 温度[℃ ]. 2. 10. 30. 0. 0. PMV. 図-13. 15. 0 6. 0 24 時間[h]. 18. 外気温度. 5. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. 図-14. 5. 12. 2. 10. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. 集熱パネル各点温度 熱流 [W/m ] (煉瓦への流入を正方向とする). 5 0. 6. 2001 年12 月2日. トロンブ壁煉瓦表面温度. 6. 1 水平面全天日射量. 0 0. 0 24 時間[h]. 南壁煉瓦表面温度 トロンブ壁煉瓦表面熱流 南壁煉瓦表面熱流. 外気温度. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. 18. 温度[℃ ]. 12 13 2002 年2月4日. 電力消費量. 10. 15 4. 電力消費量[kW]. 水平面全天日射量. 6. 15. 5. 室内空気温度. 4-1.. 室内空気温度 循環空気層内空気温度 室内側煉瓦表面温度 空気層側煉瓦表面温度. 25. 水平面全天日射量[kW/m2]. 温度[℃ ]. 温度[℃ ]. 1. 9 温度 [℃ ]. 主寝室空気温度. 25. 外気温度. 10. 7. 居間空気温度. 20. 図-12. 8. 30. 水平面全天日射量[kW/m ]. 【トロンブウォール内空気温度】 【集熱パネル内空気温度】 下部. 80 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 0. 0 24 時間[h].
(4) CASE3. CASE4. CASE5. CASE3. 25 外気温度. 20. 1 水平面全天日射量. 15 0. グラスウール 200 硬質ウレタン 160 石膏ボード 10. 6. 12 8月 14日. 18. 基準. CASE1. CASE2 CASE3 CASE4. 4-2.. 手法内容(条件・仕様) 《無対策》断熱仕様 天井:ポリウレタン 60mm 外壁:ポリウレタン 40mm 床:ポリウレタン 60mm 《高断熱高気密》断熱仕様 天井:硬質ウレタンフォーム 160mm 、グラスウール 200mm 外壁:真空断熱材 30 床:真空断熱材 80 《集熱パネル》 壁体内空気循環方式 《トロンブウォール》 煉瓦 110mm 冬季夜間・夏季断熱 《内壁煉瓦》内壁煉瓦 110mm. CASE3. 5 外気温度. 0. 0 24 時間 [h]. -5 0. 1. 水平面全天日射量. 6. 12 12月 7日. 18. 0 24 時間[h]. 100. 20. 15. 10. 5. 0. CASE1 CASE2 CASE3 CASE4 CASE5. 80 60 40 20 0. CASE1 CASE2 CASE3 CASE4 CASE5. ( b)暖房負荷. ( a)冷房負荷 図-22. CASE. CASE2 CASE5. (a)夏季 (b)冬季 図-21 室内空気温度(自然状態). グラスウール 85 石膏ボード 10 表-5. CASE1 CASE4. 10 温度 [℃ ]. 30. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. 15. 水平面全天日射量[kW/㎡ ]. CASE2 CASE5. 期間積算暖房負荷[GJ]. CASE2. 天井 温度 [℃]. CASE1. 外壁 《フルブリック》 煉瓦 110、空気層、真空断熱 材 30、通気層、煉瓦 110 《木造−内装煉瓦組積》 煉瓦 110、空気層、真空断熱 材 30、合板 10、通気層、サ イディング 10 《ブリックベニア》 石膏ボード 12 、真空断熱材 30、空気層、合板 10、通気 層、煉瓦 110 《木造−高断熱》 石膏ボード 12 、真空断熱材 30、空気層、合板 10、通気 層、サイディング 10 《木造−標準》 石膏ボード 12、グラスウール 55、空気層、合板 10、通気 層、サイディング 10. CASE1 CASE4. 35. 比較対象の仕様(単位:mm ). 期間積算冷房負荷[GJ]. 表-4. 期間積算暖冷房負荷. パッシブ手法の検討. 期間積算負荷 ( GJ). 暖房. 冷房. 77.3. 12.8. CASE5 CASE6 CASE7 CASE8. 61.3. 10.6. CASE9 CASE10 CASE11. 67.4. −. 74.6. 14.2. 76.9. 12.6. CASE12 CASE13. 壁体構成の違いによる検証. 《蓄熱床》 床 : タ イ ル 5mm 、 モ ル タ ル 50mm 、合板 5mm 《南面窓面積拡大》 南面窓合計 12.48m 2→21.93 m 2 《開口部夜間断熱》 18:00∼6:00 《付設温室》南側 11.34 《クールチューブ》 壁体内空気循環方式 《庇》南面 奥行き 0.75m 《日射吸収率の小さい外装材》 日射吸収率 外壁 0.8 →0.4 屋根 0.9 →0.5 《日射遮蔽》 夏季昼間( 6:00∼18:00)開口部 《夜間通風》 夏季夜間(18:00∼6:00). 76.1. 10.7. 80.4. 19.0. 71.0. −. 69.1. 17.3. −. 8.0. 77.0. 12.1. 78.7. 11.2. −. 7.1. −. 10.6. より、集熱パネル、クールチューブを利用した空気循. 壁体構成の違いのみによる比較を行った。計算は実. 環方式による効果が大きいことが分かる。CASE6 では. 験棟を対象モデルプランとし、表-4 に示す CASE1∼ 5. 開口部面積を拡大することで夜間の熱損失が大きくな. の壁体構成を想定し計算を行った。なお、計算条件は. り暖房負荷が増加している。CASE7 との併用が必要と. 表 -2 を用いた。図-21、 22 に計算結果を示す。冬季夏. なる。それぞれの手法の組み合わせと、最適な設計条. 季ともに CASE1 の場合の室温変動が最も緩やかで、. 件の検討が必要であることが分かった。. 木造が最も変動が大きい。 CASE1 は CASE5 に比べて. 5. おわりに. 暖房負荷が約 12%、冷房負荷が約 7.3%削減された。 4-3.. 本研究では煉瓦造住宅の快適性と省エネルギー性. 各パッシブ手法の検討. を両立させるため、煉瓦の熱容量と自然エネルギーを. 省エネルギーな煉瓦造住宅を実現するための手法. 利用した空気循環式煉瓦造住宅を提案し、実測調査と. として、様々なパッシブ手法を取り入れた場合の効果. 数値シミュレーションからその有効性の検証と、更に. の検証を行った。表-5 に各手法とそれぞれの期間積算. 省エネルギーな煉瓦造住宅を実現するための検討を行. 暖冷房負荷を示す。CASE1 では基準モデルに比べて暖. った。煉瓦の熱容量と煉瓦組積の特徴である通気層を. 房負荷約 20.7%、冷房負荷 17.2%の削減率となった。. 利用した空気循環方式を有効利用し、自然エネルギー. また、室内に蓄熱部位をもたせる CASE4、 5 では冬季. を取り入れることで、省エネルギーで快適な住宅を実. 夏季ともに効果があることが分かる。CASE2、CASE9. 現できることが分かった。 30-4.
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