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炎症とロイコトリエン : 実験的ぶどう膜炎を中心に

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Academic year: 2021

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を用い,一方をdonorとし,他方をrecipi巴ntとした. donor心の卵円寓に心房中隔欠損を,また右室流出横 切聞にて,肺動脈弁下のmedialpapillary muscle前 方のtrabeculaseptomaginalis前 脚 部 に 心 室 中 隔 欠 損を作製した.

donor右房 (RA)とrecipientRAを直接縫合し, donor腕動脈 (PA)とrecipient P A, donor大動脈 (Ao)とrecipientAoをチューブにてそれぞれ端側に 接続した. donor心蘇生後の徐脈に対し両心ぺーシングをおこ なった. この時, recipient右室 (RV),donor RV, donor左室(LV)の収縮期圧に差は認められなかった. またPAチ ュ ー フ に 狭 窄 を つ く る こ と に よ り , donor心 に 圧 負 荷 を か け た 場 合 で もdonor RVと donor LVの聞には圧差は生じなかった. 以上より今回の方法で作製した心室中隔欠損の大き さは当モデ、ルにおいて充分な大きさと思われる. この重複心モデルは,適応範囲は限られるものの技 術的に難しくなく人工心肺を用いずに施行できる利点 があり,心移植が社会的,医学的に受け入れられるよ うになった時,短期間の右心補助に応用できるとかん がえられる. 15.食道癌における Photoradiationtherapyの応 用 〔消化器外科〉 O奥 島 憲 彦 ・ 吉 田 操 ・ 杉 山 明 徳 ・ 村 田 洋 子 ・ 遠 藤 光 夫 食道癌に対しヘマトポルフィリン誘導体を投与後, アルゴンダイレーザーを照射した.アルゴンダイレー ザー照射48時間前に,腫湯親和性光感受性物質である ヘマトポルフィリン誘導体を3mg/kg投与後,内視鏡 直 視 下 に ア ル ゴ ン ダ イ レ ー ザ ー を200-400mW,5 -15分 間 の 照 射 を お こ な っ た . 使 用 機 種 はSpectra

Physics 社 ~odel375, ~odel 164である.症例1は胸 部食道癌の診断にて非開胸胸部食道抜去術後,頚部食 道に表在平担型食道癌の出現した患者である.レー ザー照射後3日目に照射部位に一致して白苔におおわ れた変化をきたし 7日目には白苔が脱落し潰療を形 成した.再生上皮におおわれて 4週目には治癒を認め, 同部の定期的生検では癌細胞を証明し得ず,照射後 1 年目の現在,元気に外来通院中である.症例2は表在 ビラン型食道癌の患者で,照射後同様の経過をたどり, 11カ月後の現在,定期的生検では癌細胞を検出してい ない.症例3は食道粘膜下嚢腫にて8年間経過観察し ~889 69 ていて同部の口側に表在平担型食道癌の合併を見た症 例である.同様の経過をたどり 2カ月後レーザー潰蕩 の治癒を見るも,同部にルコール染色にて小木染帯を 認め,生検にて肩平上皮癌を検出したためPRT後の 癌遺残と考え再照射を施行した.再照射後の定期的生 検では6カ月後の現在悪性細胞を検出していない.症 例~4 は食道癌根治術後 2 年自に吻合部に発生した食道 癌である.有利と思われたので、報告した. 質問 (心研外科〉林 久恵 食道癌とわかったらまず手術なのでしょうね. 応答 〔消化器外科〉奥島憲彦 今回報告した4例はなんらかの理由で手術不能の症 例で,内視鏡的に上皮内あるいは粘膜内にとどまる病 変と診断し, PRT施行しました.内視鏡診断における 表在平担型食道癌と大部分の表在ピラン型は病変が粘 膜内にとどまり, リンパ節転移も少ない事からPRT による根治が期待できると考えています. 〔総説〕 16.炎症と口イコトリエン 一実験的ぶどう膜炎を中心にー (第二病院眼科〉宮永嘉隆 生体の炎症反応においてアラキドン酸のcycloox -ygenase系代謝物である ProstaglandinsCPGs)がき わめて重要な役割をはたしていることが,多くの研究 から明らかになって来た.眼科においても炎症,前房 穿刺,物理学的刺激や角膜腐触などの際に前房水に PGが増加することが知られている.一方,近年晴息の 原因物質として注目をあつめていたSRS-Aがアラキ ドン酸のLypoxygenase系代謝物であることが確認 され, これにロイコトリエン(LTs)の名称がつけられ た.更にこの LTは炎症や免疫反応にも深く関与して いることが明らかとなり炎症反応のメカニズムがよう やく明らかにされつつある.ふり返って,限炎症,特 にぶどう膜炎における治療を考えてみてもインドメサ シンをはじめとする抗PG剤の臨床応用がさかんにな り,ある程度の効果も期待できるがステロイド剤のそ の効果に比較するとまだ充分とはいえない.我々は数 年来眼炎症をモデルとしてLTsが炎症反応にどのよ うにかかわっているかを研究し更に抗LT剤の臨床応 用への道を検討して来た. .T!

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ちウサギ,モルモット, サルの限組織についてCa-ionophoreA23187を作用さ せることにより LTが遊離されるか,文実験的ぶどう 膜炎の発症時にSRS-Aが遊離されるか否かについて 検討した.又抗SRS-A~J KC404の効果についても検

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70 討した.実験した全ての動物において有意にSRSが遊 離されるが, HPLCで分離精製検討してみると主とし てLTI4がその活性の主役であろうことが判明した. 又インドメサシン,ステロイドと共にKC-404の効果 を検討し低濃度で実験ぶどう膜炎を阻止する効果のあ ることがわかった.上記の実験成績を中心に今後に残 る問題についても解説した. 第23回吉岡研究奨励金授与式(昭和59年度受賞者) (放射線科〉小野由子 ( 生 化 学 〉 松 田 隆 子 昭和58年度受賞者の研究発表 17.高血圧自然発症ラットの妊娠経過と血圧に関す る研究 (第4内 科 〕 中 西 祥 子 18.単純低体温麻酔下における微小循環動態の研究 (麻酔科〕高田勝美 19.三叉神経槽グリセオール注入による三叉神経痛 治療の効果および,神経節ブロッグ装置の試作 (脳神経外科〉川昌弘子 17.高血圧自然発症ラットの妊娠経過と血圧に関す る研究 〔第 4内 科 ) 中 西 祥 子 目的:高血圧症患者の妊娠,出産は,既存の高血圧 のために妊娠中毒症を合併し易く,又,正常健康児を 出産する事が困難な場合が多く,母体への影響も少な くない.しかし,本態性高血圧症の疾患モテ、ルで、ある 高血圧自然発症ラット(以下SHR)は,正常血圧ラッ ト(以下WR)の妊娠率,出産率には劣るがほとんど の場合,合併症のない出産が可能で、ある.この一因と しては妊娠後期(特に出産2-3日前〉の血圧下降が 見られる事で,この現象の種々な機序につき検索した. 方法:成熟雌SHR,W Rを対象とし,収縮期血圧は tail cuff法にて測定した. 1)24Naを用い,希釈法にてSodium space (Na -Sp), Total exchangeable sodium (NaE). 2) Infusion法により,糸球体i慮過値(GFR)として Insulin clearance, Fractional excreation of sodium (FENa). 3)血祭アルドステロン (PA)尿中アルドステロン 排 浩 量 ( UAE)もradioimmunoassayvこて測定した. 血法ならびに尿のNa,Kはftamephotometerにて測 定した. 結果・1) Na-SpはSHRに お い て 妊 娠 中 期33.8

:

t

2.7% B W,後期に30.7

:

t

0.4% B Wとなり,妊娠前の 28.0士2.7%B W に比較し有意に増加していた.しか も中期に比較すると後期に有意に低下していた (p< 0.001).NaEも同様の結果であった. 2) GFR, FENaともに妊娠後期に明らかに増加して し、た (p<0.025,p<0.05). 3) VAEは妊娠経過に従って増加したが,出産2目 前には24.09士9.7mg/dayと有意に減少した.PAは 妊娠前47.3士1.7pg/dlから,後期に137.4士17.7pg/dl とむしろ増加した.尿Na,K比とPA,VAEに関連性 はみられなかった. 以上より,SHRの妊娠後期の収縮期血圧の一過性下 降には, GFR増加,尿NaI非j世量増加が関与している が, Aldosteroneの関与は少ないものと推定される. 18.単純低体温麻酔下における微小循環動態の研究 ( 麻 酔 科 〉 高 田 勝 美 重症小児関心術を安全に行なうためには,低体温麻 酔法,体外循環等の補助手段の確立が必要である.そ のためには,低体温下,体外循環下の微小循環の把握 が一つの課題となる.低体温時の微小循環維持の上で, 節遮断薬の必要性は諸家が提唱しているが,症例の重 症化に伴い著しい血圧低下をきたすものがみられた. そ こ で 我 々 は , 節 遮 断 薬 を 使 用 し な いether-meth -ylprednisolone併 用 法 を 行 な い こ れ ま で 報 告 し て き た 今回, rabbit ear chamber法により, ether-methyl -prednisolone併 用 単 純 低 体 温 下 の 微 小 循 環 動 態 を 観 察し知見をえたので報告する. 実験には,浅野らの方法により,耳介にrabbitear chamberを装着した家兎を用いた.麻酔薬及び補助薬 としてether-methylprednisoloneを 投 与 し , 表 面 冷 却・表面加温を行なった.顕微鏡装置,観察及び記録 用VTRシステムを用い微小循環を観察記録した. Methylprednisolone非投与群 (6例〉では,冷却加 温過程でmethy1 predniso loneの投与はまったく行な わなかった.一方, methylprednisolone投与群(4例〕 で、は,冷却過程で直腸温35'Cの時及び加温開始時にそ れぞれmethyloprednisolone 15mg/kgを投与した.最 終目標温度を20'Cとしたが目標温度に達する前に微小 循環が停止した例ではその時点で加温を開始した. methylprednisolone非 投 与 群 で は , 直 腸 温 29-20.6'Cの時点で6例全例に微小循環の停止がみら れた.加温と共に5例は血流の再聞がみられたが 1

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