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練馬区空き家等実態調査報告書 目次 第 章概要... 調査の背景... 調査の目的... 空き家の定義... 練馬区の空き家状況... 5 調査概要... () 調査フローと効率性... () 空き家調査... 5 () 入居率調査... 8 () 店舗調査... 8 第 章調査内容... 9 調査

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練馬区空き家等実態調査

報 告 書

平成 28 年3月

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練馬区空き家等実態調査 報告書

目次

第1章 概要 ... 1 1 調査の背景 ... 1 2 調査の目的 ... 1 3 空き家の定義 ... 2 4 練馬区の空き家状況 ... 3 5 調査概要 ... 4 (1)調査フローと効率性 ... 4 (2)空き家調査 ... 5 (3)入居率調査 ... 8 (4)店舗調査 ... 8 第2章 調査内容 ... 9 1 調査準備 ... 9 2 調査対象 ... 9 (1)空き家調査の対象 ... 9 (2)入居率調査の対象 ... 10 (3)店舗調査の対象 ... 10 3 空き家調査の流れ ... 10 4 調査項目 ... 12 (1)空き家調査 ... 12 (2)入居率調査 ... 18 (3)店舗調査 ... 18 5 現地調査手法 ... 19 (1)事前調査 ... 19 (2)調査員研修 ... 19 (3)1巡目調査 ... 22 (4)2巡目調査 ... 24 (5)入居率調査および店舗調査 ... 25 6 所有者調査 ... 26 7 アンケート調査 ... 27 (1)練馬区建築物アンケート調査票(アンケート1) ... 27 (2)練馬区建築物アンケート調査票(アンケート2) ... 27 第3章 まとめ ... 28 1 調査結果分析 ... 28 (1)1巡目調査結果 ... 28

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(2)おたずね文の回収率 ... 29 (3)2巡目調査結果 ... 30 (4)入居率調査結果 ... 64 (5)店舗調査 ... 67 (6)所有者特定 ... 69 (7)老朽度 C・老朽度 D の家屋の所有者へのアンケート調査結果 ... 70 (8)老朽度 A・老朽度 B の家屋の所有者へのアンケート調査結果 ... 91 2 まとめ ... 117 (1)空き家等実態調査のまとめ ... 117 (2)調査結果の管理および活用等について ... 119 【資料】 町丁目別の老朽度判定集計 ... 資料-1 町丁目別の主用途集計 ... 資料-6 町丁目別の構造階数集計(空き家) ... 資料-11 町丁目別の構造階数集計(老朽度判定 A および老朽度判定 B の居住家屋)... 資料-16

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第1章 概要 1 調査の背景 既存の住宅・建築物の老朽化、社会的ニーズの変化および産業構造の変化等に伴い、居住 その他の使用がなされていないことが常態である住宅その他の建築物等が年々増加していま す。 また、このような空き家等(空家等対策の推進に関する特別措置法(平成 26 年法律第 127 号)第 2 条第 1 項に規定する「空家等」(以下、「空き家等」という。))は、今後予想される 人口減少により、さらに増加することが考えられます。こうした空き家等が適切に管理され ていないことにより、防災・防犯機能の低下、ごみなどの不法投棄等の誘発、火災発生の懸 念、景観・風景の阻害など、多岐にわたる問題が発生しています。 このような状況のなかで、区では適切な管理がおこなわれていない空き家等に対し、既存 法や「練馬区民の安全と安心を推進する条例」に基づき、適正な管理を促進してきました。 一方、空き家等に関する施策に関し、国による基本指針の策定、市町村による空家等対策 計画の作成その他の空き家等に関する施策を推進するために必要な事項を定めることにより、 空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって公共の福祉の増進と地域の振興 に寄与することを目的として、平成 26 年 11 月 27 日に、「空家等対策の推進に関する特別措 置法(以下、「空家等対策特別措置法」という。)」が公布されました。 2 調査の目的 空き家等がもたらす問題を解消するためには、第一義的には空き家等の所有者等が自らの 責任により対応することが前提となります。 しかし、空き家等の所有者等が経済的な事情等から空き家等の管理を十分に行うことがで きない場合においては、住民に最も身近な行政主体である各市町村(特別区を含む)が、個 別の空き家等の状況を把握し、地域の実情に応じて、地域活性化等の観点から空き家等の有 効活用、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす空き家等については所要の措置を講じるなどの対 策を図っていくことが重要となります。 また、空き家等は、少子高齢化が進展していくなかで、地域のつながり、子育てや高齢者 福祉、新規ビジネス創出などで有効活用することにより、まちづくりにおける優良な資源に もなり得ると考えられています。 そこで、区では空き家等の実態を把握することがまちづくりを進めていくうえで、必要不 可欠であると考え、区内の空き家等の所在および状態の実態把握ならびにその所有者等の特 定、さらに所有者等の意向把握調査を行いました。その結果を、今後の空き家等に関する対 策を検討するための基礎資料として活用します。 また、適切に管理されていない老朽建築物やいわゆる「ごみ屋敷」についても、近隣住民 や歩行者に危害を与える恐れや、防犯上、衛生上、さらには景観阻害などの懸念から空き家 と同様に調査を行いました。

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住宅 居住世帯のない住宅 居住世帯のある住宅 一時現在者のみの住宅 空き家 二次的住宅 別荘 その他 賃貸用の住宅 売却用の住宅 その他の住宅 建築中の住宅 資料:平成 25 年住宅・土地統計調査(総務省統計局) 3 空き家の定義 本調査における「空き家」とは、「住宅・土地統計調査(総務省統計局)」における「空き 家」の定義と同様で、「居住世帯のない住宅のうち、一時現在者のみの住宅と建築中の住宅を 除いたもの」とします。 なお、本調査における「住宅」とは、一戸建の住宅やアパートのように完全に区画された 建物の一部で、一つの世帯が独立して家庭生活を営むことができるように建築または改修さ れたものをいいます。 居住世帯のない住宅の分類 住宅の種類の定義 一時現在者のみの住宅 昼間だけ使用している,何人かの人が交代で寝泊まりしてい るなど,そこにふだん居住している者が一人もいない住宅 空き家 二次的住宅 別荘 週末や休暇時に避暑・避寒・保養などの目的で使用される住 宅で,ふだんは人が住んでいない住宅 その他 ふだん住んでいる住宅とは別に,残業で遅くなったときに寝 泊まりするなど,たまに寝泊まりしている人がいる住宅 賃貸用の住宅 新築・中古を問わず,賃貸のために空き家になっている住宅 売却用の住宅 新築・中古を問わず,売却のために空き家になっている住宅 その他の住宅 上記以外の人が住んでいない住宅で,例えば,転勤・入院な どのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や建て替えな どのために取り壊すことになっている住宅など(注:空き家 の区分の判断が困難な住宅を含む) 建築中の住宅 住宅として建築中のもので,棟上げは終わっているが,戸締 まりができるまでにはなっていないもの(鉄筋コンクリート の場合は,外壁が出来上がったもの) 図1-1 住宅・土地統計調査における空き家の定義 なお、空家等対策特別措置法における「空き家」は、「建築物又はこれに附属する工作物で あって居住その他の使用がなされていないことが常態であるものおよびその敷地(立木その 他の土地に定着するものを含む。)」となっています。

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また、空家等対策特別措置法の基本指針では、『「居住その他の使用がなされていない」こ とが「常態である」とは、建築物等が長期間にわたって使用されていない状態をいい、例え ば、概ね年間を通して建築物等の使用実績がないことは1つの基準となると考えられる。』と しています。 今回の調査では、「概ね年間を通して建築物等の使用実績がない」という点については、所 有者意向調査での判定となります。 また、倉庫等として使用している一戸建ては、空き家として扱わないことが、「空家等対策 特別措置法」には示されています。今回の調査では居住の有無により空き家であるか否かの 判定を行ったうえで、所有者意向調査により倉庫等として利用していると回答された場合は、 空き家から除外しました。 4 練馬区の空き家状況 平成 25 年住宅・土地統計調査(総務省統計局)における区の空き家総数は、36,150 戸であ り、そのうち一戸建が 4,650 戸、長屋建・共同住宅・その他が 31,500 戸となっています。 また、区の空き家率は 9.5%であり、全国の空き家率(13.5%)、23 区の空き家率(11.2%) と比較すると低い水準となっています。 また、区の空き家数および空き家率の推移をみると、空き家数は平成 10 年と比べ約 13% 増加していますが、住宅総数の伸びが著しいため、空き家率については、平成 10 年の 10.8% から 9.5%へと減少しています。 表1-1 練馬区の空き家数(住宅・土地統計調査) 表1-2 練馬区、全国および 23 区の空き家率 (単位:戸) 総数 木造 非木造 総数 木造 非木造 二次的住宅 390 110 80 30 280 60 220 賃貸用の住宅 26,830 310 260 50 26,520 9,900 16,610 売却用の住宅 1,430 710 710 - 720 140 580 その他の住宅 7,500 3,510 3,450 70 3,980 1,580 2,400 空き家総数 36,150 4,650 4,490 160 31,500 11,680 19,820 ※四捨五入をしているため、合計が合わない場合がある 資料:平成25年住宅・土地統計調査(総務省統計局) 総数 項目 一戸建 長屋建・共同住宅・その他 (単位:戸) 空き家総数 8,195,600 587,320 36,150 住宅総数 60,628,600 5,246,470 380,910 空き家率 13.5% 11.2% 9.5% 資料:平成25年住宅・土地統計調査(総務省統計局) 全国 23区 練馬区 項目

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図1-2 区内の住宅総数、空き家数、空き家率の推移 5 調査概要 (1)調査フローと効率性 今回の調査は、図1-3に示すとおり、空き家調査、入居率調査、店舗調査を実施しまし た。 空き家調査は、現地調査前に空き家および老朽度判定の基準を作成し、それに伴い現地調 査を実施しました。 また、現地調査のほかに所有者調査、アンケート調査などを実施することや、区の住宅の 総棟数は、142,840 棟と非常に多いことから、調査全体を効率的に実施することが求められ ます。そのため、2段階に分けた現地調査およびタブレット端末を用いた現地調査ツールを 活用し、実施しました。 入居率調査は、共同住宅の概略の入居率を現地にてタブレット端末で調査しました。また、 店舗調査は区内の商店街を中心に店舗の空き状況を現地にてタブレット端末で調査しました。 なお、タブレット端末については、情報管理の面からも有用だと判断しました。 31,900 33,430 33,280 36,150 295,580 323,170 334,410 380,910 10.8% 10.3% 10.0% 9.5% 8.0% 8.5% 9.0% 9.5% 10.0% 10.5% 11.0% 11.5% 12.0% 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 H10 H15 H20 H25 空 き家率 (%) 住 宅総数 、空き 家数( 戸) 空き家総数 住宅総数 空き家率 資料:平成25年住宅・土地統計調査(総務省統計局)

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図1-3 概略作業フロー 表1-3 区の住宅棟数(住宅・土地統計調査) (2)空き家調査 ア 1巡目調査 1巡目調査は、区内全域の民間建築物を対象としました。対象となった建築物については、 居住の有無による空き家の判定、ごみ屋敷の判定および老朽度判定を行いました。 表1-4 1巡目調査における老朽度判定基準 判定 内容 A 倒壊や建築資材の飛散等の危険が切迫しており、緊急度が極めて高い (再利用が難しいもの) B ただちに倒壊や建築資材の飛散等の危険性はないが、維持・管理が行き届いておらず、損傷が激しい (老朽化が見られるもの) C 維持・管理が行き届いておらず、損傷も見られるが、当面の危険性はない (多少の修繕により再利用が可能) D 小規模の修繕により再利用が可能 (または修繕がほとんど必要ない) 表1-5 ごみ屋敷の判定基準 ・敷地内でごみが散乱、放置(山積みのまま)、投棄されている ・敷地内のごみで臭気の発生があるもの 調査手法検討 判定基準作成 1巡目調査 2巡目調査 所有者調査 アンケート調査 台帳・GIS データ作成 調査結果のまとめ 5月 7月~8月 6月 9月~11 月 10 月~12 月 12 月~2月 2月~3月 3月 【空き家調査】 調査手法検討 【入居率調査、店舗調査】 現地調査 8月 8月~11 月 (単位:棟) 一戸建 長屋建 共同住宅 その他 むね総数 142,840 112,390 4,920 24,280 1,250 木造 122,850 106,760 4,490 11,050 560 非木造 19,990 5,630 430 13,230 690 資料:平成25年住宅・土地統計調査(総務省統計局) 項目 総数

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イ 2巡目調査 2巡目調査の対象は、1巡目調査で空き家、ごみ屋敷、老朽度判定 A および老朽度判定 B と判定した建築物としました。調査精度の向上および調査結果の均一化を図るため、1巡目 調査とは異なる調査員が、より詳細な調査を実施しました。 図1-4 現地調査フロー ウ アンケート調査 2巡目調査において、空き家、ごみ屋敷、老朽度判定 A および老朽度判定 B と判定された 建築物については、登記簿による所有者調査を実施しました。所有者が特定できた建築物の 所有者へ、アンケート調査を行いました。 なお、アンケート調査は、2種類に分類し実施しました。 空き家:外観目視による判定 老朽度判定:A~D ごみ屋敷:外観目視による判定 1巡目調査 空き家(A 判定): 対応が必要 2巡目調査 空き家(B 判定): 指導候補 対応が必要な可能性あり 空き家(CD 判定): 利活用候補 居住有り(A 判定): 対応が必要 居住有り(B 判定): 指導候補 対応が必要な可能性あり 空き家、老朽建築物(AB)、ごみ屋敷のみ 詳細調査を行い、下記に分類 ごみ屋敷: 対応が必要 空き家、老朽建築物の抽出

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○アンケート1(利活用の可能性がある建築物)の調査項目 ① 建物の現状について ② 築年数 ③ 維持・管理について ④ 今後の活用方法について ⑤ 地域利用のための改修可否について ⑥ 売却・賃貸の募集について ⑦ 売却・賃貸を募集しない理由 ⑧ 家財道具を残している理由 ⑨ 今後の活用で困っていること ⑩ 有効活用に関する支援策について など ○アンケート2(利活用の可能性が低いと考えられる建物)の調査項目 ① 築年数 ② 建物の現状について ③ 空き家になる以前の利用形態 ④ 空き家になった時期 ⑤ 空き家になったきっかけ ⑥ 維持・管理について ⑦ 維持・管理を行わない理由 ⑧ 建物の状態について ⑨ 建物の今後について ⑩ 解体する予定の有無について ⑪ 売却先の募集について ⑫ 売却先を募集していない理由 ⑬ 建物で困っていること ⑭ 必要な支援策について など

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表1-6 アンケート送付数(通)

居住あり(通)

空き家(通)

老朽度判定 A

28

87

老朽度判定 B

-

247

老朽度判定 C

-

234

老朽度判定 D

-

509

※ごみ屋敷を含む ※複数の建物を所有している場合は、まとめて1通としている。ただし、アンケートの種類が異なる 場合は、アンケートごとにそれぞれ1通ずつ送っている。 アンケート1【利活用】 アンケート2【老朽家屋】 (3)入居率調査 平成 25 年住宅・土地統計調査では「長屋建・共同住宅・その他」の空き家数が 31,500 戸 となっています。 住宅・土地統計調査における「長屋建・共同住宅・その他」の空き家数は、区内の全空き家 数の約 87%を占めており、共同住宅の空室の状況を把握しておくことは、今後の区の住宅施 策等にとって重要なことです。 ただし、共同住宅の空室の状況を調査するには、戸建て等の建築物と比較して、判定方法 が複雑となり、判定が非常に難しいものとなります。 そこで、今回の調査では、区内に立地するマンション・アパート等の共同住宅について、 外観目視により概略の入居率を調査することとしました。 なお、入居率は、入居多数(概ね8割以上)、入居半数(概ね7~3割)、入居ほぼ無し(概 ね2割以下)の3段階に分類しました。 なお、「入居なし(全室空室)」の共同住宅は、空き家調査で把握するため、入居率調査で は対象外としました。 (4)店舗調査 少子高齢化対策、地域のつながり創出などの観点からは、空き店舗は有用なストックとし て活用の可能性が考えられます。 そこで、区内の商店街を中心に店舗の調査を実施することとしました。 なお、専用商業施設の空き店舗については、空き家調査で把握するため、店舗調査では店 舗併用住宅を調査対象とし、基本的にシャッターが閉まっている店舗、貸し店舗等の案内表 示があるものを調査しました。

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第2章 調査内容 1 調査準備 現地調査に際し、以下の資料を参考に机上にて確認作業を実施し、現地調査対象となる建 築物を抽出しました。また、現地調査(1巡目調査)に使用する調査図面を「東京都縮尺 1/2,500 地形図(MMT)」標準データファイルを背景に作成しました。 表2-1 使用した資料一覧 図2-1 調査図面サンプル 2 調査対象 (1)空き家調査の対象 空き家調査の調査対象範囲は区内全域とし、公共施設等を除いた建築物を対象にしました。 公共施設等とは、平成 23 年度東京都土地利用現況調査における官公庁施設、教育文化施設、 資料名 使用用途 平成 23 年度東京都土地利用現況調 査データ ・対象物件の階数、構造や従前の用途を確認する ・公共施設等の対象外の施設を抽出する 「東京都縮尺 1/2,500 地形図(MM T)」標準データファイル ・対象家屋の母数を確認する ・調査対象の位置を確認するための背景として使用 統合型 GIS データ ・調査結果集計単位の区域を確認する ゼンリン住宅地図(練馬区全域) ・対象物件の住居表示を確認する ブルーマップ(練馬区全域) ・対象物件の地番を確認する

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厚生医療施設および供給処理施設のことをさします。また、建築物以外のカーポートや簡易 倉庫等は現地調査にて判断し、調査対象外として扱っています。区内全域で調査対象となっ た建築物は、付属屋を含む 148,713 棟となりました。 その他、平成 26 年度以前に区が把握していた空き家やごみ屋敷の情報も別途記録し、現地 にて調査を行いました。 表2-2 東京都土地利用現況調査における公共用地の土地・建物用途分類 公共用地 官公庁施設 官公署・出先機関、警察署・派出所、消防署、郵便局、税 務署、裁判所、大公使館 教育文化施設 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専修学校、各 種専門学校、研修所、研究所、美術館、博物館、図書館、 公会堂、寺社、教会、町内会館、自動車教習所 厚生医療施設 病院、診療所、保健所、保育所、託児所、高齢者福祉施設、 障害者福祉施設、児童福祉施設 供給処理施設 上下水道施設、電力供給施設(発電所、変電所)、都市ガ ス供給施設、卸売市場、ごみ焼却施設、廃棄物処理施設、 下水道施設、と蓄場、火葬場 資料:東京の土地利用平成 23 年東京都区部(東京都都市整備局) (2)入居率調査の対象 調査対象範囲は区内全域としました。その中で対象となるのは、建物用途が共同住宅かつ 建築面積が 50 ㎡以上の建物としました。建築面積を 50 ㎡以上としたのは、50 ㎡未満の建物 は一戸建である可能性が高いため、空き家調査の対象に含まれるためです。 区内全域で調査対象となった建築物は、約 29,200 棟となりました。 (3)店舗調査の対象 調査対象範囲は練馬区商店街連合会に加盟している商店会の区域とし、練馬区商店街マッ プをもとに範囲を設定しました。 対象建物は従前の用途が店舗併用住宅と現地調査にて判定できたものとしました。また、 (2)入居率調査の調査対象である共同住宅の1階部分にある店舗も調査対象としました。 3 空き家調査の流れ 空き家調査の流れは、図2-2に示すとおりです。 現地調査は、調査の効率性および精度を確保するため、二段階調査としました。 現地調査において、空き家および老朽度判定 A の居住家屋、ごみ屋敷と判定された建築物 について、登記簿による所有者調査を実施し、所有者が特定できた建築物の所有者へアンケ ート調査を行いました。

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図2-2 調査作業フロー図 アンケート調査 所有者調査 2巡目調査 1巡目調査 事前準備 アンケート票の設計 土地・建物登記事項要約書公用請求 (公図も含む) 地番抽出(ブルーマップ) 所有者氏名と所在地の特定 空き家の利活用、維持・管理等 に関するアンケート調査 空き家・老朽建築物台帳及び GISデータの作成 居住なし 居住あり 調査実施計画の作成 空き家、危険度、ごみ屋敷の判定基準の確認 プレ調査の実施 空き家の判定(居住あり、居住なし) 一次危険度判定(A,B,C,D判定、ごみ屋敷) 居住あり A,B判定 居住なし(空き家) A,B,C,D判定 ごみ屋敷 居住あり C,D判定 二次危険度判定 建築物の傾斜、基礎、外壁、屋根、その他、(ごみ屋敷) 空き家:A判定 対応が必要 空き家:B判定 指導候補 対応が必要な可能性あり 空き家:C,D判定 利活用候補 居住あり:A判定 対応が必要 居住あり:B判定 指導候補 対応が必要な可能性あり 老朽建築物の維持・管理等 に関するアンケート調査 アンケート票の設計 居住なし 居住あり 空き家:C,D判定 空き家:A,B判定 居住あり:A判定 ごみ屋敷

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図2-3 現地調査およびアンケート対象のイメージ 4 調査項目 (1)空き家調査 ア 空き家の判定項目 本調査における空き家とは、第1章 3 空き家の定義で示すとおり、「居住世帯のない住 宅のうち、一時現在者のみの住宅と建築中の住宅を除いたもの」としました。 空家等対策特別措置法における「空家等」は、「建築物又はこれに附属する工作物であって 居住その他の使用がなされていないことが常態であるものおよびその敷地(立木その他の土 地に定着するものを含む。)」となっています。基本指針では、『「居住その他の使用がなされ ていない」ことが「常態である」とは、建築物等が長期間にわたって使用されていない状態 をいい、例えば、概ね年間を通して建築物等の使用実績がないことは1つの基準となると考 えられる。』となっています。 これに準じ、本調査において建築物の一部でも使用している場合は「現に使用している(居 住している)」ものとして扱い、「空き家」としては扱わないこととしました。 なお、共同住宅においては、一戸も使用していない場合を「空き家」とし、一戸でも使用 状態にあれば空き家から除外しました。 また、マンション敷地内集会所、新築のビルなども空き家として扱わず、除外しました。 空き家の判定については、下記の項目に基づき外観目視により総合的に判定しました。 1 空き家の判定 2 老朽度(A~D)、ごみ屋敷の判定 老朽度高い(A、B) 1 空き家の詳細判定 2 建物の老朽度を詳しく調査、ごみ屋敷の判定

一巡目調査 二巡目調査

アンケート

ご み 居住あり ごみ屋敷 老朽度A~D ごみ屋敷G 居住あり 老朽度低い(C、D) A B C D 高 低 空 空 空 空 空き家 全戸空き室 普通の家 入居有り 老朽度 老朽度A 老朽度B ごみ屋敷G 居住あり 空き家 老朽度A 老朽度B 老朽度C 老朽度D

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表2-3 空き家の判定項目 項目 主眼点 建築物 出入口 施錠・扉の状況、侵入防止の措置、表札がないなど 窓・外壁・屋根 破損、雨戸、侵入防止の措置、カーテンがないなど 郵便受け 放置郵便物、塞ぎなど 電気メーター 通電の有無(メーターから線が抜けているか) ガスメーター 通ガスの有無 敷地 雑草の繁茂 敷地の管理状況 車庫・駐車場 自動車・自転車の放置、ガレージの状況 その他 空き家の看板 移転のお知らせ、不動産業者等の看板・貼り紙 その他 特記すべき事項 イ 住宅・土地統計調査と本調査の違い 国の住宅・土地統計調査(総務省統計局)では空き家を戸数で数えています。そのため、 共同住宅の場合、空き家の数は空き部屋の数を示しています。 一方、空家等対策特別措置法では、空き家は「建築物又はこれに附属する工作物であって 居住その他の使用がなされていないことが常態的であるもの」と定められており、部屋では なく「棟」を基本単位としています。そのため、共同住宅の場合は、全ての部屋が空いてい る場合に限り空き家となります。 つまり、共同住宅においては、図2-4に示すように国の住宅・土地統計調査と本調査では、 空き家の数え方が大きく異なります。 図2-4 空き家数の算出方法

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ウ 空き家の調査項目 2巡目現地調査における詳細な空き家の調査項目は以下のとおりとしました。 表2-4 空き家の調査項目(2巡目調査) 調査項目 調査方法 判定内容 備考 庭の広さ 目視、 地図 あり(35m2以上、 35m2未満)、なし 利活用を検討する場合、庭の有無、広さにより用 途が異なる可能性があるため、以下の想定により 庭の広さの判定基準を設定しました。 樹木の張出し 目視 あり、なし 駐車場 目視 あり、なし 接道状況 (間口) 目視 (計測) 2m 未満 2~4m 4m 以上 接道状況については、建築物を建築する際には、 敷地が基本的に幅員4m 以上の道路に幅2m 以上 で接する必要があります。 また、空き家の利活用等で福祉系の施設とする場 合、車いす2台がすれ違いできる幅を確保すると いうことで、2m 未満、2~4m、4m 以上を現地 で判定することとしました。 接道状況 (前面道路) 目視 (計測) 2m 未満 2~4m 4m 以上 10m 10m 0.5m 0. 5m 1m 敷地面積:100m2 建ぺい率:50% 建築面積:50m2 8. 5m 5.88m 3.62m 庭の広さ: 3.62×10 =36.2m2 ≒35m2 前面道路

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エ 老朽度判定基準 建築物の老朽度については、A・B・C・D の4段階で評価を行いました。 1巡目調査では、建築物の全体的な状況から、以下のような老朽度判定基準に基づき判定 を行いました。 表2-5 1巡目調査における老朽度判定基準 判定 内容 A 倒壊や建築資材の飛散等の危険が切迫しており、緊急度が極めて高い (再利用が難しいもの) B ただちに倒壊や建築資材の飛散等の危険性はないが、維持・管理が行き届い ておらず、損傷が激しい (老朽化が見られるもの) C 維持・管理が行き届いておらず、損傷も見られるが、当面の危険性はない (多少の修繕により再利用が可能) D 小規模の修繕により再利用が可能 (または修繕がほとんど必要ない) 2巡目調査では、建築物の状況を詳細に調査しました。調査項目は、(ア)建築物の傾斜(イ) 基礎の状況(ウ)外壁の状況(エ)外部の状況(オ)屋根の状況(カ)その他としました。 それぞれの項目で次項の表で示した判定基準に基づき A~D の判定を行い、総合評価を行い ました。なお、調査項目(ア)~(カ)の中で最も老朽度の高い項目をもって総合評価とし ました。

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表2-6 2巡目調査における老朽度判定基準 木造 非木造 (ア)建築物の傾斜(全体) A 建築物に著しい傾斜が見られ、倒壊等のおそれがある (建物の傾きが高さに比して概ね 1/20 を超える) B 全体的にたわみがみられる C 一部にたわみがみられる D 傾斜は認められない 不明 - (イ)基礎の状況 A 基礎がない、基礎・土台の腐敗・破損・変形が著しい シロアリ被害が著しい B 不同沈下がある 基礎・土台の腐朽、破損、変形が目立つ 基礎にひび割れが目立つ C 一部にひび割れが発生している 一部にひび割れが発生している D 異常は認められない 不明 - (ウ)外壁の状況 A 外壁の仕上げ材料の剥落・腐朽・破損により著しく 下地が露出しているもの 壁を貫通する穴を生じているもの ひび割れが著しい・崩落している B 外壁の仕上げ材料の剥落・腐朽・破損により下地の 一部が露出している 外壁の仕上げ材料の錆びやひび割れが発 生している C ひび割れが発生しているが、危険性は認められない 一部にひび割れが発生している D 異常は認められない 不明 - (エ)外部の状況 A 看板、給湯設備、屋上水槽、バルコニー、手すり等で落下の危険性が高いもの B 看板、給湯設備、屋上水槽、バルコニー、手すり等の支持部分が著しく腐食しているもの C 看板、給湯設備、屋上水槽、バルコニー、手すり等の支持部分が多少腐食しているもの D 異常は認められない 不明 - (オ)屋根の状況 A 屋根が著しく変形したもの又は穴が開いているもの 屋根ぶき材料に著しい脱落があるもの 軒の裏板、たる木等が腐朽している又は著しく脱落しているもの B 屋根ぶき材料に多少の脱落があるもの又は軒のたれ下がったもの(たわみ) (瓦ぶき屋根においては、瓦にずれが生じているもの) 軒の裏板、たる木等の一部に脱落があるもの C 屋根ぶき材料の一部にずれがある(瓦ぶき屋根を除く) D 異常は認められない 不明 - (カ)その他 A 敷地内でごみが散乱、放置(山積みのまま)、投棄されているもの 敷地内のごみで臭気の発生があるもの 多数のネズミやハエが発生し、近隣住民の日常生活に支障があるもの 立木が建築物の全面を覆うほど茂っている 立木が道路等にはみ出し歩行者等の通行を妨げているもの 立木の腐朽、倒壊、枝折れ等が生じ、近隣の道路・家屋等に大量に散らばっているもの 門、塀にひび割れ、破損が生じているもの、傾斜しているもの(目視で明らかなもの) 門扉が施錠されておらず不特定のものが容易に侵入可能なもの 多数の窓ガラスが割れたまま放置されているもの 土砂が大量に流出しているもの 空き家に住みついた動物の鳴き声その他の音が頻繁に発生しているもの 動物の糞尿その他の汚物が放置されているもの その他周辺住民の日常生活に支障を及ぼし、生活環境に悪影響を及ぼすもの 擁壁のひびが著しいもの

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オ ごみ屋敷の確認項目 ごみ屋敷の確認項目は以下のとおりとしました。 表2-7 ごみ屋敷の確認項目 ごみの状況 建屋内、建屋外、敷地内、敷地外 隣地への越境、圧迫の有無 ごみの種類 生ごみ、紙類、廃プラスチック類、家具、家電、鉄・ アルミ等の金属類、その他 臭い - 居住の有無 (空き家調査項目を実施) 老朽度 (老朽度判定を実施) カ その他の調査項目 その他の調査項目として、現地調査では以下の項目について、調査を実施しました。 ・建築物の主用途 建築物の用途については、以下の表の分類に基づき確認しました。 表2-8 建物用途分類表 住宅 用地 独立住宅 専用戸建住宅、住宅を主とする塾・教室・医院等の併用建築物 集合住宅 公団・公社・公営住宅、アパート、マンション、独身寮、寄宿舎、家族寮、 長屋、テラスハウス、タウンハウス 商業 用地 事務所建築物 事務所、営業店舗(銀行、証券会社等)、新聞社、放送局、NTT、計算セン ター、医師会館 専用商業施設 専用商業施設(住宅を含まないもの)、デパ-ト、ス-パ-マ-ケット、小売 店舗、卸売店舗、ガソリンスタンド、飲食店、公衆浴場、サウナ 住商併用建築物 住居併用店舗・事務所(物販・飲食・美容理容等の店舗、問屋、税理・会計・ 司法・不動産・給排水・塗装・建築などの事務所) 住居併用作業所付店舗(とうふ・菓子・パン等の自家用製造販売) 宿泊・遊興施設 ホテル、旅館、ユースホステル、バンケットを主とする会館、バー、キャバ レー、ナイトクラブ、料亭、待合、ソープランド、モーテル、パチンコ店、 麻雀屋、ビリヤード、ゲームセンター、カラオケボックス、ダンス教習所 工業 用地 専用工場 右記の専用工場、専用作業所 工場、作業所、生コン工場、精米工場、 自動車修理工場、洗濯作業を伴うクリ ーニング 住居併用工場 右記の併用工場、作業所併用住宅 倉庫・運輸関係施設 自動車車庫、駐輪場、(ただし事務所・住宅に付属する車庫は含まない。)、 パーキングビル、バスターミナル、トラックターミナル、(上屋又は事務所を 伴うもの)、バス・タクシー・トラック車庫、倉庫、屋根付き資材置き場、流 通センター、配送所 資料:東京の土地利用平成 23 年東京都区部(東京都都市整備局) ・建築物の主構造 建築物の構造については、木造・非木造を目視にて確認しました。 ・建築物の階数 建築物の階数については、当該建築物の地上階を目視にて確認しました。

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(2)入居率調査 入居率の判定要素は以下のとおりとしました。 表2-9 入居率の判定要素 入居多数(概ね8割以上) ポストの塞ぎ、パラボラアンテナ、ベ ランダの荷物、カーテン、洗濯物・物 干し竿 など 入居半数(概ね7~3割) 入居ほぼ無し(概ね2割以下) 図2-5 入居率判定イメージ (3)店舗調査 現地調査にて、シャッターが閉まっているか、貸し店舗(For Rent 等)の案内表示が設置 している場合を空き店舗と判定しました。

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5 現地調査手法 (1)事前調査 現地調査実施に際し、小竹町二丁目をサンプル区域とし、事前調査を実施しました。調査 では、空き家の判定項目および老朽度判定基準の確認を行いました。 実施日:平成 27 年6月 24 日 実施場所:小竹町2丁目 図2-6 事前調査実施サンプル区域 表2-10 1巡目調査、2巡目調査(最終結果)との比較 老朽度 居住の有無 1巡目調査 2巡目調査 A 無 4 2 有 0 0 B 無 3 5 有 2 2 C 無 6 2 D 無 2 2 合計 17 13 空き家合計 15 11 (2)調査員研修 1巡目調査および2巡目調査の実施にあわせ、それぞれ調査員研修を行いました。

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表2-11 1巡目調査員研修実施概要 実施日・参加者数 研修内容 社内研修 平成 27 年6月 19 日 (参加者 10 名) 【使用資料】 現地調査マニュアル、老朽度判定基準、緊急連絡網等 ・調査図への記入方法 ・老朽度判定基準 ・空き家判定基準 ・おたずね文の投函について ・緊急時の対応 ・住民に声をかけられた際の対応 ・身分証等の取り扱いについて ・熱中症対策 現地研修 平成 27 年6月 24 日 (参加者 14 名) 【使用資料】 現地調査マニュアル、老朽度判定基準、調査図 ・老朽度判定基準の確認 ・空き家判定基準の確認 ・調査図への記入の実践 表2-12 2巡目調査員研修実施概要 実施日 研修内容 社内研修 平成 27 年9月1日 (参加者 8名) 【使用資料】 現地調査マニュアル、老朽度判定基準、タブレット(調査アプ リ搭載)、アプリ操作マニュアル ・タブレットアプリ操作方法 ・写真撮影基準 ・老朽度判定詳細基準の確認 ・空き家判定詳細基準の確認 ・緊急時の対応 ・住民に声をかけられた際の対応 ・身分証等の取り扱いについて ・熱中症対策 ・タブレット操作時の注意について(歩行者、車) ・1巡目調査の漏れがないか周囲を確認することについて 現地研修 平成 27 年9月1日 (参加者 8名) 【使用資料】 現地調査マニュアル、老朽度判定基準、タブレット(調査アプ リ搭載)、アプリ操作マニュアル ・老朽度判定詳細基準の確認 ・空き家判定詳細基準の確認 ・タブレット操作の実践 ・1巡目調査の漏れがないか周囲を確認 図2-7 現地調査研修実施状況

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図2-8 現地調査の流れ 現地集合(9時) ・身分証 ・腕章 ・住宅地図 ・筆記用具 ・傘 ・緊急連絡表 ・区民への周知用チラシ 公共交通にて移動 現地到着 腕章を着用 調査(昼休憩 12~13 時の1時間) 調査終了 腕章を外す 集合(16 時) 報告 終了(17 時) 身分証 腕章 住宅地図、緊急連絡表等 服 装 は 作 業 着 を着用する。 ・安全確認(KY 活動※ ・現地確認 (行先、移動手段) ・持ち物確認 ・身分証を着用 身分証 腕章 ※KY 活動: 危険予知(K(危険)Y(予知))活動とは、現場で作業 を開始する前に、その作業に伴う危険に関する情報を お互いに出し合い、話し合って共有化し、危険のポイ ントと行動目標を定め、作業の要所要所で指差し呼称 を行って安全を確認してから行動するものです。

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図2-9 現地調査員緊急連絡網(サンプル) (3)1巡目調査 1巡目調査は、区内の対象建築物 148,713 棟について、公道から外観目視による調査を実 施しました。空き家、ごみ屋敷および老朽度の判定を行い、携行する地図に居住の有無、ご み屋敷および老朽度を記入しました。 空き家の判断がつかないものについては、空き家であるかを確認するために、建物の利用 状況確認に関するお願いとした「おたずね文」をポストに投函しました。投函した建築物の 国際航業(株) 緊急時連絡網 <警察> 練馬警察署 03-3994-0110 光が丘警察署 03-5998-0110 石神井警察署 03-3904-0110 <消防> 練馬消防署 03-3994-0119 光が丘消防署 03-5997-0119 石神井消防署 03-3995-0119 救急 ※必要に応じて適宜 ① ② 緊急事態当事者 調査責任者 国際航業株式会社 社会インフラ部 (042-307-7699) まちづくりグループ 都市空間マネジメントグループ 現場管理責任者 国際航業株式会社 社会インフラ部 まちづくりグループ 担当者 練馬区 都市整備部建築課 建築企画係 連絡先:03-5984-1323(ダイヤルイン) 調査実施機関 ④ ⑥ ③ ①~③は、状況に応じて順序が入れ替わる可能性がある。 ⑤

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居住者または所有者より問い合わせがあった場合、おたずね文に付与された ID から建築物を 特定し、居住ありの判定としました。 実施期間:平成 27 年7月1日~8月 31 日 表2-13 判定と記入する文字・記号の対応表 判定 A または B 赤字で文字記入 判定 C または D 黒字で文字記入 ごみ屋敷(G) 赤字で文字記入 空き家 赤〇を記入 空き家でない 黒〇を記入 滅失(地図上にあって実際に存在しない) 赤×を記入 対象外(駐輪場や倉庫) ●(塗りつぶし)を記入 不可視(存在の有無を目視できない場所) 黒×を記入 ※記入例 例 判定 A で空家 ごみ屋敷で空家 判定 D で空家でない 判定 D で空家

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(4)2巡目調査 実施期間:平成 27 年9月1日~10 月 31 日 2巡目調査では、1巡目調査で空き家、ごみ屋敷、老朽度判定 A および老朽度判定 B 判定 となった建築物のデータ(位置情報含む)を、専用の現地調査ツールをインストールしたタ ブレット端末に搭載しました。このタブレット端末を利用して、公道からの外観目視による 調査を実施しました。 調査員は精度および調査結果の均一化を図るため、1巡目調査とは異なる調査員が実施し、 より精度の高い詳細調査を実施しました。 空き家の判定については、「空き家の判定項目」にチェックを行い、空き家と判定した理由 上位3項目について記録しました。ごみ屋敷の判定については、「ごみ屋敷の確認項目」にチ ェックを行い、記録しました。老朽度の判定については、「老朽度判定基準」を参考に建築物 の傾斜、基礎、外壁、外部、屋根、その他の各項目にチェックを行い、記録しました。 さらに、接道状況、ごみ屋敷などの「空き家の調査項目」についても、確認を行いました。 なお、2巡目調査では、対象建築物の外観全景写真を撮影するとともに、破損箇所など老 朽状況や、ごみ屋敷の状況が明瞭にわかるように撮影を行いました。 調査は基本的に徒歩による調査とし、特にタブレット端末入力や写真撮影時は周辺の状況 に十分注意しました。 図2-10 タブレット端末使用イメージ タブレット端末操作画面 タブレット端末操作画面

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(5)入居率調査および店舗調査 対象となる共同住宅および商店街の区域をプロットした地図を用意し、調査した建築物に は以下の記入を行いました。 表2-14 記入項目等 店舗併用住宅で貸し店舗の表示有り 赤●を記入 全景と表示を撮影 入居多数(概ね8割以上)の共同住宅 「C」を記入 撮影なし 入居半数(概ね7割~3割)の共同住宅 赤で「B」を記入 全景を撮影 入居ほぼ無し(概ね2割以下)の共同住宅 赤で「A」を記入 全景を撮影

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6 所有者調査 2巡目調査により空き家、ごみ屋敷、老朽度判定Aおよび老朽度判定Bと判定された建築 物について、所有者の特定を行いました。所有者の特定作業は、以下の順序で実施しました。 ①対象建築物の地番抽出 ブルーマップより該当すると思われる地番を抽出する。 ②登記事項要約書の公用請求 ブルーマップより抽出した地番の土地・建物の登記事項要約書を公用請求する。なお、登 記事項要約書だけでは特定することが困難な場合があるため、公図も同時に公用請求する。 ③所有者の特定 登記事項要約書、公図より対象建築物の所有者の特定を行う。 図2-11 所有者特定フロー 登記簿なし 建物登記簿あり 特定 不特定 【理由】 ・ 建物図面と地図上の建物が大 きく異なる(形状、階高等) ・ 地番は整合していると思われ るが、建築物が明らかに異なる 老朽度判定 A および老朽度判定 B の居住家屋 空き家、ごみ屋敷 老朽度判定 A 居住家屋、 空き家、ごみ屋敷 アンケート送付 老朽度判定 B 居住家屋 アンケート未送付 アンケート回答

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7 アンケート調査 (1)練馬区建築物アンケート調査票(アンケート1) 利活用可能な建築物の有効活用を推進するために、所有者へ今後の管理や活用等の意向に ついて郵送によるアンケートを実施しました。2巡目調査結果において老朽度判定 C の空き 家および老朽度判定 D の空き家を対象に行いました。 表2-15 アンケート実施時期 発送回 発送日 回収期限 第1回目 平成 27 年 12 月7日 平成 28 年1月8日 第2回目 平成 27 年 12 月 21 日 平成 28 年1月8日 第3回目 平成 28 年1月 22 日 平成 28 年2月 19 日 第4回目 平成 28 年2月 15 日 平成 28 年3月4日 (2)練馬区建築物アンケート調査票(アンケート2) 本アンケートは、適切な管理が必要と判定した建築物の所有者へ今後の管理の意向や利用 したい制度等について郵送によるアンケートを実施しました。老朽度判定 A の空き家、老朽 度判定 B の空き家および老朽度判定 A の居住家屋を対象に行いました。 表2-16 アンケート実施時期 発送回 発送日 回収期限 第1回目 平成 27 年 12 月7日 平成 28 年1月8日 第2回目 平成 27 年 12 月 21 日 平成 28 年1月8日 第3回目 平成 28 年1月 22 日 平成 28 年2月 19 日 第4回目 平成 28 年2月 15 日 平成 28 年3月4日

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第3章 まとめ 1 調査結果分析 (1)1巡目調査結果 1巡目調査の結果、老朽度判定 A、老朽度判定 B および空き家の総数は、3,989 件であり、 そのうち空き家は、2,098 件でした。 また、ごみ屋敷は 31 件(居住有り 17 件、空き家 14 件)でした。 表3-1 1巡目調査結果 (単位:棟) C,D 居住有 空き家 居住有 空き家 空き家 居住有 空き家 練馬 2 11 59 11 42 2 66 127 桜台 5 4 53 11 62 77 135 羽沢 2 2 9 1 21 24 35 小竹町 8 18 3 22 33 51 旭丘 7 19 3 23 1 34 53 栄町 3 16 1 11 15 31 豊玉上 8 5 5 13 豊玉北 1 1 26 10 21 32 59 豊玉中 1 28 9 32 42 70 豊玉南 5 4 14 18 23 貫井 9 8 39 9 4 21 69 向山 1 16 2 1 3 20 中村北 8 4 13 5 2 11 32 中村 1 6 11 3 4 13 25 中村南 2 3 17 1 9 13 32 三原台 3 2 44 8 17 1 1 28 76 谷原 1 22 10 27 1 37 61 高野台 2 14 7 22 1 2 33 48 富士見台 2 4 26 4 13 21 49 南田中 2 3 61 4 11 1 18 82 石神井町 4 5 48 17 40 1 62 115 下石神井 7 14 114 19 39 1 72 194 上石神井南町 20 4 6 2 10 32 上石神井 2 11 77 22 28 61 140 石神井台 4 10 27 14 69 93 124 関町北 7 7 4 22 33 40 関町東 1 2 12 7 20 22 関町南 2 8 30 6 20 34 66 立野町 2 8 1 10 13 21 大泉学園町 1 5 97 35 78 2 3 121 221 大泉町 22 25 175 25 63 2 2 115 314 東大泉 3 8 89 8 42 2 58 152 南大泉 5 5 36 29 38 1 73 114 西大泉 3 1 118 35 33 69 190 西大泉町 旭町 2 4 39 11 28 43 84 光が丘 田柄 2 11 66 35 111 157 225 春日町 1 12 49 25 64 2 101 153 高松 2 1 14 8 21 30 46 土支田 3 5 57 17 27 49 109 北町 4 13 44 36 92 141 189 錦 1 7 12 8 28 43 56 平和台 1 14 29 10 51 1 76 106 氷川台 1 35 7 12 1 1 21 57 早宮 5 7 64 8 44 59 128 総計 町名 A B ごみ屋敷(G) 空き家 合計

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また、空き家(「ごみ屋敷」を除く)の内訳をみると、老朽度判定 A の空き家は、246 件(11.8%)、 老朽度判定 B の空き家が 502 件(24.1%)となりました。 図3-1 1巡目調査における空き家の老朽度の内訳 (2)おたずね文の回収率 1巡目調査で空き家の判断がつかないものについては、空き家であるかを確認するため、 「建物の利用状況確認に関するお願い」(おたずね文)を郵便受け等に投函しました。 その結果、26 棟の建物について連絡があり、そのうち 14 棟が居住有りであることが判明 しました。 配布数に対する連絡があった建物の率をみると、4.5%であるが確実に利用状況が把握でき る手段として効果的であったといえます。 表3-2 おたずね文の効果 配布数 576 通 連絡有り 26 棟 居住有りと判明 14 棟 配布数に対する連絡ありの率 4.5% 老朽度判定A, 246棟, 11.8% 老朽度判定B, 502棟, 24.1% 老朽度判定C,D, 1,336棟, 64.1%

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(3)2巡目調査結果 2巡目調査は、1巡目調査で老朽度判定 A、老朽度判定 B、ごみ屋敷および空き家となった 建物について、「空き家の判定項目」、「ごみ屋敷の確認項目」、「老朽度」、さらに「庭の広さ」、 「樹木の張出し」、「駐車場」、「接道状況(間口、前面道路)」等について調査を行いました。 その結果、老朽度判定 A、老朽度判定 B および空き家、ごみ屋敷の総数は、2,331 棟であり、 そのうち空き家は、1,507 棟でした。 また、1巡目調査の結果と比較すると、空き家で約 70%、老朽度判定 A の居住家屋で約 60%、 老朽度判定 B の居住家屋で約 40%となり、2巡目調査の方が少なくなるという結果になりま した。 一方、「ごみ屋敷」に関しては、1巡目調査では老朽度判定 A または老朽度判定 B に包含さ れていたものが、2巡目調査で詳細に調査され、「ごみ屋敷」に分類されたことから多くなっ ています。 表3-3 1巡目調査と2巡目調査の比較 ※ 2巡目調査結果は、所有者アンケートで「居住のための住宅」や「物置・倉庫 として利用」、「1年未満の空き家」等と回答した方の建物については、空き家 からは除外しているため、本調査における最終的な調査結果です。 老朽度 判定 居住 の有無 ①1巡目調査 (棟) ②2巡目調査 (棟) ②/①率 A 246 211 85.8% B 502 369 73.5% C 325 D 602 ごみ屋敷 14 - - 2,098 1,507 71.8% A 113 71 62.8% B 1,761 723 41.1% ごみ屋敷 17 30 176.5% 1,891 824 43.6% 3,989 2,331 58.4% 69.4% 無 (空き家) 有 総計 1,336 空き家合計 居住家屋合計

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次に、空き家の内訳をみると、老朽度判定 A の空き家は、211 棟(14.0%)、老朽度判定 B の空き家が 369 棟(24.5%)となり、割合は1巡目調査とほぼ同じとなりました。 図3-2 2巡目調査における空き家の老朽度の内訳 ア 地域別の空き家および老朽度判定 A、老朽度判定 B 等の集計について a.空き家 地域別の空き家の棟数をみると、田柄が 116 棟で最も多く、次いで大泉学園町が 97 棟、 大泉町が 96 棟、西大泉が 80 棟となっています。 また、建築物棟数に占める空き家の割合では、栄町が 1.96%で最も高く、次いで錦が 1.87%、田柄が 1.84%、豊玉中が 1.62%となっています。 b.老朽度判定 A の空き家 地域別の老朽度判定 A の空き家の棟数をみると、下石神井が 13 棟で最も多く、次いで 大泉学園町と大泉町が 12 棟、田柄が 10 棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 A の割合は、中村北が 0.62%で最も高く、次い で栄町が 0.56%、上石神井南町が 0.51%、旭丘が 0.34%となっています。 c.老朽度判定 B の空き家 地域別の老朽度判定 B の空き家の棟数をみると、西大泉が 35 棟で最も多く、次いで田 柄が 30 棟、大泉学園町と北町が 21 棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 B の割合は、豊玉中が 0.68%で最も高く、次い で関町東が 0.54%、西大泉が 0.53%、田柄が 0.48%となっています。 d.老朽度判定 C の空き家 地域別の老朽度判定 C の空き家の棟数をみると、大泉町が 23 棟で最も多く、次いで大 老朽度判定A, 211棟, 14.0% 老朽度判定B, 369棟, 24.5% 老朽度判定C, 325棟, 21.6% 老朽度判定D, 602棟, 39.9%

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泉学園町が 17 棟、上石神井が 16 棟、田柄が 15 棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 C の割合は、関町東が 0.71%で最も高く、次い で豊玉中が 0.68%、羽沢が 0.62%、錦が 0.49%となっています。 e.老朽度判定 D の空き家 地域別の老朽度判定 D の空き家の棟数をみると、田柄が 61 棟で最も多く、次いで大泉 学園町が 47 棟、大泉町が 44 棟、北町が 37 棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 D の空き家の割合では、田柄が 0.97%で最も高 く、次いで高野台が 0.82%、北町と錦が 0.81%となっています。 f.老朽度判定 A の居住家屋 地域別の老朽度判定 A の居住家屋の棟数をみると、大泉町が 12 棟で最も多く、次いで 北町が8棟、大泉学園町と西大泉が5棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 A の居住家屋の割合では、中村北が 0.36%で最 も高く、次いで北町が 0.18%、大泉町が 0.17%、平和台が 0.13%となっています。 g.老朽度判定 B の居住家屋 地域別の老朽度判定 B の居住家屋の棟数をみると、東大泉と西大泉が 50 棟で最も多く、 次いで大泉学園町が 46 棟、田柄が 45 棟となっています。 また、建築物棟数に占める老朽度判定 B の居住家屋の割合では、栄町が 1.26%で最も 高く、次いで練馬が 1.22%、中村南が 1.05%、豊玉中が 0.94%となっています。 h.ごみ屋敷 地域別のごみ屋敷の棟数をみると、土支田が4棟と最も多く、次いで三原台、高野台、 大泉学園町が3棟となっています。 また、建築物棟数に閉めるごみ屋敷の割合では、高野台が 0.14%で最も高く、次いで 三原台が 0.13%、土支田が 0.11%、氷川台が 0.10%となっています。

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表3-4 地域別の空き家数、老朽度判定 A、老朽度判定 B 等の集計(2巡目調査結果) (単位:棟) C D 居住有 空き家 居住有 空き家 空き家 空き家 練馬 2 7 32 10 8 10 1 35 70 桜台 0 3 20 7 8 17 0 35 55 羽沢 1 2 11 2 8 4 0 16 28 小竹町 1 3 9 6 3 7 0 19 29 旭丘 1 6 16 5 4 6 1 21 39 栄町 0 4 9 3 2 5 0 14 23 豊玉上 0 0 1 0 2 2 0 4 5 豊玉北 0 0 8 5 4 6 0 15 23 豊玉中 1 2 18 13 13 3 0 31 50 豊玉南 0 0 5 5 4 6 0 15 20 貫井 3 5 11 10 3 1 1 19 34 向山 0 2 9 3 1 0 0 6 15 中村北 4 7 10 1 3 0 0 11 25 中村 0 3 8 3 3 1 0 10 18 中村南 1 2 15 1 0 7 0 10 26 三原台 0 5 8 7 8 9 3 29 40 谷原 0 3 15 5 6 18 0 32 47 高野台 0 3 9 7 2 18 3 30 42 富士見台 1 5 6 4 8 6 0 23 30 南田中 1 4 9 3 8 7 1 22 33 石神井町 1 6 8 11 11 15 0 43 52 下石神井 2 13 15 12 8 26 0 59 76 上石神井南町 0 3 1 2 0 3 0 8 9 上石神井 2 5 10 14 16 19 0 54 66 石神井台 3 5 6 7 13 30 1 55 65 関町北 1 6 7 2 7 8 0 23 31 関町東 0 1 2 6 8 1 0 16 18 関町南 2 5 7 6 7 11 0 29 38 立野町 0 3 4 0 2 6 0 11 15 大泉学園町 5 12 46 21 17 47 3 97 151 大泉町 12 12 41 17 23 44 2 96 151 東大泉 1 5 50 10 10 19 1 44 96 南大泉 5 9 24 20 8 23 1 60 90 西大泉 3 8 50 35 13 24 2 80 135 西大泉町 0 0 0 0 0 0 0 0 0 旭町 1 5 22 8 8 13 0 34 57 光が丘 0 0 0 0 0 0 0 0 0 田柄 2 10 45 30 15 61 0 116 163 春日町 0 7 14 11 13 34 1 65 80 高松 0 0 5 2 5 7 0 14 19 土支田 0 8 31 6 11 10 4 35 70 北町 8 3 30 21 12 37 1 73 112 錦 1 4 8 3 6 10 0 23 32 平和台 3 7 13 6 4 9 2 26 44 氷川台 0 2 10 5 2 5 2 14 26 早宮 3 6 45 14 8 7 0 35 83 総計 71 211 723 369 325 602 30 1,507 2,331 町名 A B 空き家 合計 総計 ごみ屋敷 (G)

(37)

図3-3 老朽度判定 A~D 空き家の地域別集計 図3-4 老朽度判定 A 空き家の地域別集計 35 35 1619 2114 4 15 31 1519 611 10 10 2932 30 23 22 43 59 8 54 55 23 16 29 11 97 96 44 60 80 34 116 65 14 35 73 2326 14 35 1.34% 0.63% 1.23% 1.01% 1.17% 1.96% 0.51% 0.46% 1.62% 1.30% 0.51% 0.24% 0.98% 0.63%0.70% 1.24% 0.99% 1.36% 0.59% 0.87% 0.85% 1.39%1.37%1.37% 0.84% 0.62% 1.43% 0.95% 1.01% 0.98% 1.36% 0.60% 0.85% 1.21%1.26% 1.84% 1.09% 0.41% 0.94% 1.60% 1.87% 1.13% 0.70% 0.84% 1.01% 0.00% 0.50% 1.00% 1.50% 2.00% 2.50% 0 20 40 60 80 100 120 140 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定A~D 空き家

老朽度判定A~D空き家数 老朽度判定A~D空き家 地域別割合 1,507 7 3 2 3 6 4 2 5 2 7 3 2 5 3 3 5 4 6 13 3 5 5 6 1 5 3 12 12 5 9 8 5 10 7 8 3 4 7 2 6 0.27% 0.05%0.15% 0.16% 0.34% 0.56% 0.10%0.13% 0.08% 0.62% 0.19% 0.14% 0.21% 0.09% 0.14% 0.13% 0.16% 0.12% 0.31% 0.51% 0.13% 0.08% 0.16% 0.09% 0.16% 0.27% 0.12% 0.17% 0.07% 0.13% 0.12% 0.18% 0.16% 0.12% 0.22% 0.07% 0.33% 0.31% 0.10% 0.14% 0.14% 0.00% 0.10% 0.20% 0.30% 0.40% 0.50% 0.60% 0.70% 0 2 4 6 8 10 12 14 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定A 空き家

老朽度判定A空き家数 老朽度判定A空き家 地域別割合 211

(38)

図3-5 老朽度判定 B 空き家の地域別集計 図3-6 老朽度判定 C 空き家の地域別集計 10 7 2 6 5 3 5 13 5 10 3 1 3 1 7 5 7 4 3 11 12 2 14 7 2 6 6 21 17 10 20 35 8 30 11 2 6 21 3 6 5 14 0.38% 0.13% 0.15% 0.32% 0.28% 0.42% 0.15% 0.68% 0.43% 0.27% 0.12% 0.09% 0.19% 0.07% 0.30% 0.15% 0.32% 0.10% 0.12% 0.22% 0.28% 0.34% 0.35% 0.11% 0.05% 0.54% 0.20% 0.21% 0.24% 0.14% 0.28% 0.53% 0.30% 0.48% 0.19% 0.06% 0.16% 0.46% 0.24% 0.26% 0.25% 0.34% 0.25% 0.00% 0.10% 0.20% 0.30% 0.40% 0.50% 0.60% 0.70% 0.80% 0 10 20 30 40 50 60 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定B 空き家

老朽度判定B空き家数 老朽度判定B空き家 地域別割合 369 8 8 8 3 4 2 2 4 13 4 3 1 3 3 8 6 2 8 8 11 8 16 13 7 8 7 2 17 23 10 8 13 8 15 13 5 1112 6 4 2 8 0.31% 0.14% 0.62% 0.16% 0.22% 0.28% 0.26% 0.12% 0.68% 0.35% 0.08% 0.04% 0.27% 0.19% 0.34% 0.19% 0.09% 0.20% 0.32% 0.22% 0.19% 0.41% 0.20% 0.19% 0.71% 0.23% 0.18% 0.17% 0.32% 0.14% 0.11% 0.20% 0.30% 0.24% 0.22% 0.15% 0.30% 0.26% 0.49% 0.17% 0.10% 0.19% 0.22% 0.00% 0.10% 0.20% 0.30% 0.40% 0.50% 0.60% 0.70% 0.80% 0 5 10 15 20 25 30 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定C 空き家

老朽度判定C空き家数 老朽度判定C空き家 地域別割合 325

(39)

図3-7 老朽度判定 D 空き家の地域別集計 図3-8 老朽度判定 A 居住の地域別集計 10 17 4 7 6 5 2 6 3 6 1 1 7 9 18 18 6 7 15 26 3 19 30 8 1 11 6 47 44 19 23 24 13 61 34 7 10 37 10 9 5 7 0.38% 0.30% 0.31% 0.37% 0.34% 0.70% 0.26% 0.18% 0.16% 0.52% 0.03% 0.06% 0.49% 0.39% 0.56% 0.82% 0.15% 0.28% 0.30% 0.61% 0.51% 0.48% 0.46% 0.22% 0.09% 0.36% 0.55% 0.47% 0.62% 0.26% 0.33% 0.36%0.48% 0.97% 0.57% 0.20% 0.27% 0.81% 0.81% 0.39% 0.25% 0.17% 0.40% 0.00% 0.20% 0.40% 0.60% 0.80% 1.00% 1.20% 0 10 20 30 40 50 60 70 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定D 空き家

老朽度判定D空き家数 老朽度判定D空き家 地域別割合 602 2 1 1 1 1 3 4 1 1 1 1 2 2 3 1 2 5 12 1 5 3 1 2 8 1 3 3 0.08% 0.08% 0.05%0.06% 0.05% 0.08% 0.36% 0.07% 0.03% 0.04% 0.02% 0.05% 0.05% 0.05% 0.03% 0.07% 0.05% 0.17% 0.01% 0.07% 0.05% 0.04% 0.03% 0.18% 0.08% 0.13% 0.07% 0.05% 0.00% 0.05% 0.10% 0.15% 0.20% 0.25% 0.30% 0.35% 0.40% 0 2 4 6 8 10 12 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定A 居住

老朽度判定判定A居住家屋数 老朽度判定A居住家屋 地域別割合 71

(40)

図3-9 老朽度判定 B 居住の地域別集計 図3-10 ごみ屋敷の地域別集計 32 20 11 9 16 9 1 8 18 5 11 9 10 8 15 8 15 9 6 9 8 15 1 10 6 7 2 7 4 46 41 50 24 50 22 45 14 5 31 30 8 13 10 45 1.22% 0.36% 0.85% 0.48% 0.89% 1.26% 0.13% 0.24% 0.94% 0.43% 0.29% 0.36% 0.89% 0.51% 1.05% 0.34% 0.46% 0.41% 0.15% 0.36% 0.16% 0.35% 0.17% 0.25% 0.09% 0.19% 0.18% 0.23% 0.37% 0.46% 0.58% 0.69% 0.34% 0.76% 0.81% 0.71% 0.24% 0.15% 0.83% 0.66% 0.65% 0.57% 0.50% 1.09% 0.48% 0.00% 0.20% 0.40% 0.60% 0.80% 1.00% 1.20% 1.40% 0 10 20 30 40 50 60 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

老朽度判定B 居住

老朽度判定B居住家屋数 老朽度判定B居住家屋 地域別割合 723 1 1 1 3 3 1 1 3 2 1 1 2 1 4 1 2 2 0.04% 0.06% 0.03% 0.13% 0.14% 0.04% 0.02% 0.03% 0.03% 0.01% 0.01% 0.03% 0.02% 0.11% 0.02% 0.09% 0.10% 0.02% 0.00% 0.02% 0.04% 0.06% 0.08% 0.10% 0.12% 0.14% 0.16% 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 練馬 桜台 羽沢 小竹町 旭丘 栄町 豊玉上 豊玉北 豊玉中 豊玉南 貫井 向山 中村北 中村 中村南 三原台 谷原 高野台 富士見台 南田中 石神井町 下石神井 上石神井南町 上石神井 石神井台 関町北 関町東 関町南 立野町 大泉学園町 大泉町 東大泉 南大泉 西大泉 西大泉町 旭町 光が 丘 田柄 春日町 高松 土支田 北町 錦 平和台 氷川台 早宮 練馬区全域 地域別割合( %) 棟数

ごみ屋敷

ごみ屋敷家屋数 ごみ屋敷 地域別割合 30

(41)

イ 町丁目別の空き家および老朽度判定 A、老朽度判定 B 等の分布状況 町丁目別の空き家の分布状況をみると、区の北部である田柄周辺と大泉町および大泉 学園町周辺に空き家の多い町丁目が分布しています。 この 2 つの地域の特徴としては、田柄周辺は、田柄川緑道(昭和 56 年に暗渠化)を中 心に、水路敷が広がり、みどり豊かな住宅地が広がっています。また都営地下鉄大江戸 線、東京メトロ有楽町線・副都心線、さらに環状8号線に囲まれた地域であり利便性は 比較的高い地域となっています。 一方、大泉町および大泉学園町周辺は、農地として使われていた土地が住宅地へと変 化していった地域であり、こちらもみどり豊かな環境が広がっています。また鉄道駅か ら離れた地域でもあり、都営地下鉄大江戸線の延伸予定地域となっています。 また、老朽度判定 A の空き家の分布状況をみると、空き家棟数が多い田柄や大泉学園 町、大泉町、西大泉等も老朽度判定 A の空き家が多くなっていますが、区内の全域に分 布していることがわかります。 なお、老朽度判定 B,C,D の空き家の分布状況は、空き家全体の分布状況と同様に田柄 周辺と大泉学園町周辺が多くなっています。 次に、老朽度判定 A の居住家屋の分布状況をみると、大泉町1~3丁目、北町1丁目、 南大泉3丁目が多くなっています。 また、老朽度判定 B の居住家屋は、大泉町や大泉学園町、西大泉に多い町丁目があり ますが、区の東部である旭丘や栄町、練馬、早宮などでも多くなっています。 ごみ屋敷(居住有り)の分布状況をみると、土支田3丁目、三原台2丁目で3件以上 と多くなっています。

(42)

図3-11 老朽度判定 A~D 空き家の分布

空き家の棟数

6棟以下 7~14 棟 15~22 棟 23 棟以上

(43)

図3-12 老朽度判定 A 空き家の分布

老朽度判定Aの空き家の棟数

0棟 1~2棟 3~4棟 5棟以上

(44)

図3-13 老朽度判定 B 空き家の分布

老朽度判定Bの空き家の棟数

2棟以下 3~5棟 6~8棟 9棟以上

(45)

図3-14 老朽度判定 C 空き家の分布

老朽度判定Cの空き家の棟数

1棟以下 2~4棟 5~6棟 7棟以上

(46)

図3-15 老朽度判定 D 空き家の分布

老朽度判定Dの空き家の棟数

3棟以下 4~8棟 9~13 棟 14 棟以上

(47)

図3-16 老朽度判定 A 居住家屋の分布

老朽度判定A 居住家屋の棟数

0棟 1~2棟 3~4棟 5棟以上

(48)

図3-17 老朽度判定 B 居住家屋の分布

老朽度判定B 居住家屋の棟数

0棟 1~2棟 3~4棟 5棟以上

(49)

図3-18 ごみ屋敷 居住の分布

ごみ屋敷 居住の棟数

0棟 1棟 2棟 3棟以上

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