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( イ ) 家庭や校外での Wi-Fi 利用方法 ネットリテラシーについて学習する必要がある ( ウ ) パソコンでもできる内容である ipad だからできることと生活の手助けとなるような活用方法につい て考えていく必要がある 3 京都府立城陽支援学校 ( 重心教育部 ) 重度重複障害があっても で

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Academic year: 2021

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(1)

京都府立特別支援学校における

ICT・AT 機器活用研修会 報告

平成 27 年8月6日(木)に、京都府立宇治支援学校を会場にして「京都府立特別支援学校研究会夏季研究大会 (ICT の活用)」が行われました。「特別支援教育における ICT 機器の活用のあり方について学ぶ機会とするととも に、ICT・AT 機器の活用事例の交流をとおして様々な実践について知り、授業改善の研修を深める」ことを目的 として、府内の特別支援学校4校から実践報告と、国立特別支援教育総合研究所研究員 金森克浩氏の「ICT・AT の活用の現状とあり方」の講演、その後「支援機器製作」「超初心者製作」「iPad 等タブレットコンピュータ活用」 「ICT・AT 機材を使った授業づくり」の4つのワークショップが行われました。 1 京都府立向日が丘支援学校(中学部) ★ピザ作り導入 ピザ作りの授業の前に、社会の授業として iPad を使って関連する学習を行った。世界には どんな国々があるのか、ピザの国イタリアはどこにあるのかをホワイトボードに投影し、生 徒が国旗に色を塗ったり、日本やイタリアの場所に印を書く等の活動を行った。プロジェク ターを使ってやホワイトボードに国旗や地図を映すことで、生徒が興味や関心を持つことに 役立った。また、ホワイトボードに直接書くことで、参加型の授業になった。地図をよく見 ることで、学ぶ意欲が高まり、活動が記憶に残ることに繋がった。一方的な授業ではなく、 生徒参加で理解を確かなものにする授業になった。 2 京都府立八幡支援学校(高等部) ★卒業後の生活に生かせるiPad の活用の模索 昨年度、高等部入学生を対象に、個人持ちの教材として iPad を導入した。iPad を効果的な学習に活用し、卒業 後にも使い道を広げていきたい。 (1)プレゼンテーションを使った実践A 「iPad の基本操作に慣れ、興味・関心を広げる」ことをねらいとして、個人でグラフや表を入れ、職場実 習の仕事内容や工夫したことのプレゼンテーションを作成した。 使用端末:iPad、使用アプリ:マイクロソフト「パワーポイント」 (2)プレゼンテーションを使った実践B 実践 A を発展させ、パワーポイントの共有機能を使い、校外学習で楽しかったことのプレゼンテーション を共同作成した。それぞれのスライドを分担して作成し、グループで合わせて完成させた。 (3)検索サイトやマップ機能を使った実践 「自分で公共交通機関の情報が得られる」「地図を3 D で見て、イメージを膨 らませる」ことをねらいとして、くずはモールまでのルートの確認を行った。地 図の中に目印(グーグルマップを使用して見つけたもの)を貼ったり、ストリー トビューでイメージを膨らませた。 使用端末:iPad Air2、使用アプリ:「グーグルマップ」 (4)成果と課題 ア 成果 (ア)プレゼンテーション機能では、「すごい」「こんなこともできる」等、学習意欲をさらに高められた。 (イ)公共交通機関探索サイトについて、自主的に活用する生徒が出てきた。 (ウ)マップ機能の目印探しは、楽しく取り組め、目印を探す習慣にも繋がった。 イ 課題 (ア)入力やプレゼンテーション作成は、パソコンの方が大きくてやりやすかった。

実践報告

京都府スーパーサポートセンター 情報の収集と発信

(2)

(イ)家庭や校外でのWi-Fi 利用方法、ネットリテラシーについて学習する必要がある。 (ウ)パソコンでもできる内容である。iPad だからできることと生活の手助けとなるような活用方法につい て考えていく必要がある。 3 京都府立城陽支援学校(重心教育部) ★重度重複障害があっても「できる」を求めて。 今持っている運動機能や様々な感覚を使って、「自分でできた」「自分がやった」と感じてほしいと願い、ICT を利用して取組を進めている。 (1)生活単元「水族館をつくろう~開館式」修学旅行で海遊館に行ったことを思い出して。 どんな実態の児童生徒でも取り組めるように、テープカット・鏡開き・看板の除幕 ・くす玉割りの役割を分担して行った。 ア テープカット ―スイッチで電動ばさみを操作して切る。切ったら、ツリーチャ イムが鳴る。 イ 鏡開き ―スイッチでモーターを操作してボールを転がす。ボールが転がるとビ ッグマックサテライトが光り、ファンファーレが鳴る。 ウ くす玉割り ―足の指でセンサースイッチを操作すると、モーターがひもを巻き 上げ、くす玉が割れる。 (2)生活単元「祝30周年!」~全校児童生徒が同じテーマで作品を作る~ どんな実態の児童生徒でも取り組めるように、黒画用紙に自由描画、マーブリング、スパッタリングを行っ た。 ア 黒画用紙に描画 ―スイッチでモーターを操作して、曲線を描く。 イ マーブリング ―スイッチでモーターを操作して、線を引き上げる。 ウ スパッタリング ―スイッチでモーターを操作して、ブラシを回転させて、紙に色を付ける。 (3)日曜参観「じゃんけんゲーム」 どんな実態の児童生徒でも取り組めるように、じゃんけんに勝ったら前に進みゴールを目指すことができる ようにした。 ア 「Keynote」で、グー、チョキ、パーのイラストのスライドをランダムに並べる。 イ 「iPad タッチャー」とスイッチでスライドを送る。 (4)実践を通して感じたこと ア 適切なフィッティングの重要さ (ア)本人が得意な部位を使用 特に肢体不自由障害が重度になるほどフィッ (イ)最もスイッチが入りやすい位置、角度等の調整 ティングは難しくなる。 (ウ)負担なく確実にスイッチを使用できる姿勢づくり (エ)介護者も無理のない姿勢で イ ICT 機器を利用することが主目的にならないように 行いたい活動があるからICT 機器が必要 活動を可能にするために ICT 機器が必要 ウ 既成の道具も使い方によっては意外な成果が得られる。 発想の転換と大胆な発想が「できる」につ ながる。 4 京都府立南山城支援学校 ★グループウェアって使えるぞ! 学校としての ICT の3つの活用は、①情報教育 ②指導に使う ③校務の情報化 があげられる。その中の校 務の情報化についての報告である。 (1)グループウェアって? コンピュータネットワークを使って、情報の共有化やコミュニケーションの効率化を図り、複数人(または 組織)での協調作業を支援するソフトウェアの総称 (2)サーバーと何が違う? サーバーは、ユーザー(コンピュータ端末)からの要求に対して、何らかのサービスを提供するシステム(ソ

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フトウェア、ハードウェア)の総称。一般的には、その役をするコンピュータ本体を指すことが多い。 (3)グループウェアで具体的に何ができるのか。 ア スケジュール:学校行事・日程を共有する。 イ 施設、備品予約:予約や貸し出し状況を確認する。 ウ 掲示板:会議を短縮、効率化する。 エ 回覧板:情報を確実に伝達する。 (4)南山城支援学校の校内グループウェア~操作一覧~ 児童生徒の欠席連絡、職員の動静、職朝の連絡ごと、 行事・会議の予定、特別教室の使用予約、放送室備品の貸出予約、 管理職のお知らせ、事務のお知らせ、校務部のお知らせ、アンケート、回覧板 使っていくうちに活用が広がる。視点を変えて「うまくいくかな」といかに発想するか。弱点は、見ない人 がいること、どう巻き込んでいくのかがポイントである。 「ICT・AT の活用の現状とあり方」 国立特別支援教育総合研究所研究員 金森 克浩氏 特別支援教育におけるICT 活用 (1)ICT 活用の3つのポイント ア 社会参加と自立 イ コミュニケーション支援 ウ 学びの楽しさを知ること 「平等」は、公平さを推進させるために全員に対して同じものを与える。しかし、それが正常に機能するの は、全員のスタート地点が同じ場合に限られる。 「公平」さは、人々に同じ機会へのアクセシビリティを確保すること。公平さが担保されて、初めて平等を 得ることができる。 (2)障害のある子どもにとってのデジタル教科書 持っている力 100 のうち、読むことに 90 のエネルギーを使うと、 残り 10 で内容を理解することになる。他の方法(デジタル教科書) を使って読むことで楽にする。 ア 視覚障害やLD のある児童生徒 ―音声による読み上げ機能 イ 肢体不自由の児童生徒 ―コンピュータでのページめくり ウ 聴覚障害のある児童生徒 ―動画等による内容理解 (3)タブレット端末 ア 魅力 (ア)使い始めるまでにかかる時間が短い。 (イ)シンプルに使えるソフトが多く、手軽に追加して使える。 (ウ)入力や操作の方法が直感的であり、知的障害をはじめとした様々な障害のある子ども達にも理解しやす い。 イ タブレット端末を活用するにあたって (ア)タブレット端末の基本ソフトウェアだけでもいろいろできる。 (イ)タブレット端末だけでなく、本や資料を活用する。(本は編集の手が入っているので質が保たれて いる。) (ウ)基本的には、iPad はパーソナルで利用するものでる。 (エ)「無いと何ができないのか?」「あると何が実現できるのか?」「別の方法でできないのか?」の視点 を持ち、ICT 活用をしていくことが大切である。

講演

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ウ 肢体不自由児がiPad を使うときの手だて (ア)タブレット端末の固定 (イ)誤入力を減らす工夫 -手袋を利用 スタイラスペンの利用 ホームボタンのガード (ウ)外部スイッチの利用 (エ)子どもに応じたアプリの選定とOS の設定 講演の後は、4つのワークショップが行われました。 (A)支援機器製作「引っ張りスイッチの製作」 京都府立舞鶴工業高等専門学校の先生方の指導による製作教室。ハンダ付けの練習後、電線を1 ㎝程裂いた り、慎重にハンダごてを使いながら、引っ張りスイッチを製作しました。 (B)超初心者製作「BC アダプターの製作」 乾電池で動くおもちゃにスイッチを接続するためのアダプターを 製作しました。コードにハンダを溶かして付ける等の行程を経て、 完成させました。

ワークショップ

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(C)iPad 等タブレットコンピュータ活用 「iPad 等のタブレットコンピュータの活用事例等や授業に生かせるアプリケーションを交流し、今後の授 業に生かす」「タブレットコンピュータ活用上の悩みや質問を参加者相互で解決しよう」をねらいに置き、 活用事例や授業に生かせるアプリケーション等の交流を行いました。 (D)ICT・AT 機器を使った授業づくり 肢体障害のある子どもと知的障害のある子どもが一緒に楽しめる、段ボールによる巨大紙相撲づくりをグル ープに分かれて製作し、スイッチで振動する土俵で実際に戦いました。 初歩的な機器の接続や使い方についてのコーナーも設けられていました。

参照

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