磐 田 市 幼 児 教 育 振 興 計 画
平成23年2月
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目 次
第 1 章 磐田市幼児教育振興計画の策定 1 計画策定の必要性………2 2 計画の位置づけ………2 3 幼児教育の目標・重点………4 4 計画の期間………4 5 基本施策………5 6 計画の構成………6 第 2 章 計画の内容 1 保育・教育内容の充実を図ります………7 連続性、体験を重視した幼児教育を展開します 2 保育・教育の力を高めます………8 保育・教育専門職としての資質向上を図ります 開かれた幼稚園・保育所経営を目指します 3 子育て力を支えます………10 子育て支援事業の拡充を図ります 4 幼児教育の基盤を強化します………11 社会性をはぐくむ環境を整備します 保護者の選択の幅を広げます第 1 章 磐田市幼児教育振興計画の策定
本計画において、「幼児教育」とは、小学校就学前の者に対する保育・教育を意味し、 幼児が生活するすべての場において行われる保育・教育を総称したものです。 1 計画策定の必要性 幼児教育は、生涯にわたる人間形成の基礎を培うために重要なものであり、社会の 変化に主体的に対応する資質・能力を育むうえで土台となるものです。また、幼児教 育は、その後の学校教育全体の基盤を育む役割も担っており、その重要性は誰もが認 めるところです。 一方で、子どもたちには、基本的な生活習慣や態度の欠如、運動能力の低下、コミ ュニケーション能力不足、自制心や規範意識の不足などの「育ちの課題」(注 1)の傾 向が指摘されています。 家庭においては、核家族化の進行や地域関係の希薄化などによる子育ての孤立化や 育児不安、過重な労働等により子どもとのふれあいに充分な時間がとれないといった ように、家庭の教育力が低下していると言われ、さらには、近隣の大人の無関心、身 近な自然や遊びの場の減少等、地域社会の教育力についても同様です。 また、本市の幼児教育の中心的役割を担ってきた幼稚園及び保育所の現状を見ると、 施設の老朽化や園児数の地域間格差、保育所における待機児童の発生、保育・教育専 門職に求められる専門性の向上など課題は山積しています。 そこで、幼児教育の重要性、社会の変化、多様な市民ニーズ、国や県の動向、上述 したような本市の課題等を勘案し、全市的な視野に立った計画を策定する必要性があ ります。 2 計画の位置づけ 平成18年10月、国は、幼児教育の振興に関する施策を効果的に推進するため、 国公私立の幼稚園等における教育の条件整備を中心とした、文部科学省の施策に関す る計画、「幼児教育振興アクションプログラム」(注 2)を定め、 ①幼稚園・保育所の連携と認定こども園制度の活用促進 (注 1)「育ちの課題」 「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について― 子どもの最善の利益のために幼児 教育を考える ―」(平成 17 年 1 月 28 日 中央教育審議会答申) 「子どもの育ちの現状」として、「近年の幼児の育ちについては,基本的な生活習慣や態度が身に付いていない, 他者とのかかわりが苦手である,自制心や耐性,規範意識が十分に育っていない,運動能力が低下している」とさ れ、「今後の幼児教育の取組の方向性」として、幼児教育は「小学校以降における生きる力の基礎や生涯にわたる 人間形成の基礎を培う上で重要な役割を担っている。」したがって、「近年の幼児期から学齢期にかけての子どもの 育ちの課題については,幼児教育がその機能を十分に発揮できれば,その解決に大きな役割を果たすことができる」 としている。3 ②希望するすべての幼児に対する充実した幼児教育の提供 ③発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育の充実 ④教員の資質及び専門性の向上 ⑤家庭や地域社会の教育力の再生・向上 ⑥生涯学習振興施策における教育力の再生・向上 ⑦幼児教育を地域で支える基盤等の強化 の7つの施策の柱を示しました。 また、この計画では、次世代育成支援対策推進法に基づく「幼児教育の充実」の内 容を充実させるためにも、各都道府県及び市町村において、地域の実情等を考慮した 政策プログラムを策定することを求めています。 これを受け、磐田市においても計画を策定するため、磐田市幼稚園振興計画策定懇 話会を設置し、同懇話会からの提言(注 3)を受け、今回、本計画を策定するに至り ました。本計画では、家庭が子どもの成長の最も基礎となる心身の基盤を形成する場 であることを前提に、磐田市の幼児教育の中心的役割を担う幼稚園・保育所における 行政の役割を中心に、「幼児教育振興アクションプログラム」の趣旨に沿った幼稚園 や保育所等の役割や機能の充実を図ることを目指しています。 (注 2)「幼児教育振興アクションプログラム」平成 18 年 10 月 4 日 文部科学省策定 昭和 39 年の第 1 次「幼稚園教育振興計画」以来、4 次にわたり策定されてきた幼児教育に関する総合的な行動計 画を、「幼児教育振興アクションプログラム」として、新たに策定したもの。(実施期間:平成 18 年度~22 年度) 幼児教育の振興に関する施策を効果的に推進するため,国公私立の幼稚園,認定こども園における教育の条件整 備を中心とした文部科学省の施策に関する計画を定めるとともに,地方公共団体において取り組むことが望まれる 7つの施策を示した,総合的な行動計画。 (注 3)「提言」 提言書「磐田市就学前サービス振興計画 -幼稚園・保育所の機能統合における基本的方向性-」 (平成 19 年 3 月磐田市幼稚園振興計画策定懇話会) 「磐田市幼稚園振興計画」を策定するために、公益代表者、幼児教育・学校教育関係団体の代表者、学識経験者、 市民代表者、市職員により構成された、「磐田市幼稚園振興計画策定懇話会」からの提言書。 幼稚園における振興計画にとどまらず、保育所を含めた機能の統合を中心に、その基本的な方向性を示している。
3 幼児教育の目標・重点 人の一生において、幼児期は、心情・意欲・態度・基本的生活習慣など、生涯にわ たる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期です。子どもは、生活や遊びといっ た直接的・具体的な体験を通して、知的・情緒的な発達、あるいは社会性をゆっくり と養い育て、人間として、社会の一員として、より良く生きるための基礎を獲得して いきます。 また、知的・情緒的な面でも、人間関係の面でも、日々急速に成長する時期である ため、この時期に経験しておかなければならないことを十分に行わせることは、将来、 人間として充実した生活を送る上で不可欠です。 したがって、その時期に、養護と教育が一体となって、「現在を最もよく生き、将 来への生きる力(豊かな感性、様々な事象への興味関心、豊かな人間性、健康と体力) の基礎を培う」(注 4)ことが、幼児教育の最大の目標と言えます。 私たち大人は、幼児教育が将来の生き方を大きく左右する重要なものであることを 認識し、常に子どもの育ちについて関心を払うことが必要です。 また、幼児が健康・安全で情緒の安定した生活ができることを土台とした上で、い わゆる「育ちの課題」を解決し、目標を具現化するために、特に「人とかかわる力の 充実」「多様な体験による豊かな感性の充実」を磐田市の幼児教育の重点として掲げ、 幼稚園・保育所の幼児教育機能の拡充や教職員の資質および専門性の向上を中心に、 家庭、地域社会の三者がそれぞれの教育力を発揮して、幼児の健やかな成長を支えて いきたいと考えます。 4 計画の期間 本計画は平成 23 年度から概ね 5 年程度を計画期間とし、毎年度進行状況や成果等 の検証を行うとともに、社会情勢や地域の事情、地域の声を反映し計画の推進を図る とともに修正を行っていきます。 (注 4)「現在を最もよく生き、将来への生きる力の基礎を培う」 保育所保育指針では、保育の目標として、「子どもは豊かに伸びていく可能性をそのうちに秘めている。その子 どもが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことが保育の目標である。」としている。 また、幼稚園教育要領では、幼稚園教育の目標として、「幼児期における教育は,家庭との連携を図りながら, 生涯にわたる人間形成の基礎を培うために大切なものであり,幼稚園は,幼稚園教育の基本に基づいて展開される 幼稚園生活を通して,生きる力の基礎を育成する」ために「幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない。」 としている。
5 5 基本施策 本計画では、磐田市における幼児教育の目標を踏まえ、次の4点を基本施策として 掲げます。 ◇保育・教育内容の充実を図ります◇ 生涯にわたる人間形成の基礎が培われる幼児教育において、幼稚園・保育所が互 いの枠に捉われず共通の認識をもって教育にあたることは、幼児教育の振興に必要 不可欠です。そこで、小学校教育との接続を意識し、子どもの発達と学びの連続性 をとらえた幼児教育の一層の充実を図ります。 ◇保育・教育の力を高めます◇ 義務教育就学前の施設での養育者である幼保の「先生」は、子どもたちにとって家 族の次に出会う最初の大人の一人であり、生涯にわたり大きな影響を及ぼす存在と なります。そこで、子どもへの深い愛情と保育・教育への情熱、保育・教育専門職 としての高い使命感や責任感を備えた人間性豊かな「先生」を育てます。 地域に開かれた信頼される幼稚園・保育所の経営を推進するため、評価制度を確 立すると共に、保護者等の意見や要望に適切に応える体制をつくります。 ◇子育て力を支えます◇ 幼稚園や保育所は、「園児を中心とする幼稚園・保育所」から「すべての子育て家 庭のための幼稚園・保育所」への転換を図り、その専門性を高めた地域拠点施設と しての役割が強く求められてきています。そのため、預かり保育事業の充実をはじ めとした子育て支援事業を拡充します。 ◇幼児教育の基盤を強化します◇ 幼児教育は、その後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものであるこ とを認識し、子どもの最善の利益を第一に考え、子どもの視点に立って行われなけ ればなりません。 子どもたちにとっては、多くの子どもたちとかかわり、多様な体験をすることで、 一人ひとりの発達を促せるような環境の整備を図ります。 また、通園区域の見直しや規模の適正化、幼保施設の整備、多様な運営主体によ る幼児教育の展開、幼保一元化について検討します。
6 計画の構成 目標 重点 基本施策 施策の内容 事業名 磐田市幼児教育の基本指針策定 年齢や発達に応じた保育実践 多様な体験活動の充実 保育・教育の力を高めます 幼稚園教諭・保育士の 資質及び専門性の向上 子育て力を支えます 幼児教育の基盤を強化します 保育・教育内容の充実を図ります 保育・教育専門職としての資質の向上を図ります 連続性、体験を重視した幼児教育を展開します 公私立幼稚園・認可保育所の連携 こども園(仮称)等の設置検討 外部評価制度の導入 第三者委員の配置 預かり保育の充実 支援を要する乳幼児への対応の推進 施設整備 運営主体の多様化 ・ 人 と か か わ る 力 の 充 実 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・ 多 様 な 体 験 に よ る 豊 か な 感 性 の 充 実 ○ 現 在 を 最 も よ く 生 き 、 将 来 へ の 生 き る 力 の 基 礎 を 培 う 開かれた幼稚園・保育所経営を目指します 子育て支援事業の拡充を図ります 社会性をはぐくむ環境を整備します 保護者の選択の幅を広げます 家庭教育力の向上 適正な学級規模・幼稚園規模の設定 職員配置の充実
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第2章 計画の内容
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保育・教育内容の充実を図ります。 <連続性、体験を重視した幼児教育を展開します> 幼稚園・保育所において「人とかかわる力の充実」や「多様な体験による豊かな感 性の充実」が図られるよう、保育・教育内容の充実を図ります。 また、幼稚園・保育所は、義務教育就学前の教育の場として重要な役割を担ってい ることから、小学校教育との接続を意識し、幼保共に子どもの発達と学びの連続性を とらえた幼児教育を推進します。 現状と課題 乳幼児期は知的に、そして情緒的にも、また人間関係の面でも大きく成長し発達す る時期です。 しかし、近年、幼児を取り巻く社会環境や生活環境の変化により家庭においても地 域においても、幼児の発達を促す人間関係は希薄化し、生活体験が不足しています。 そのため、幼稚園・保育所での幼児教育において「育てたいもの」を明確にし、共通 な思いをもって保育を進めていく必要があります。 事業の内容 ○磐田市幼児教育の基本指針策定 幼稚園・保育所が磐田市幼児教育基本指針に基づき、共通の認識で教育活動に 取り組みます。 ○年齢や発達に応じた保育実践 磐田市幼児教育の基本指針を踏まえ、年齢別の発達に応じた学びが達成できる ような保育を実践します。 ○多様な体験活動の充実 人とのかかわり、豊かな感性を重視し、体験の幅や回数を増やし、十分な直接 体験をさせます。2 保育・教育の力を高めます <保育・教育専門職としての資質向上を図ります> 幼稚園教諭及び保育士の研修のあり方に対する統一した方針を示し、職員研修の 確立を図ることで保育・教育専門職としての資質向上を図ります。さらに、幼稚園・ 保育所の組織体制・職員数を見直すことで、保育・教育力の充実を図ります。 現状と課題 子どもを取り巻く環境が大きく変化した今、家庭や地域社会の教育力の低下により、 幼稚園・保育所等が家庭や地域社会の教育を補完したり支援したりする役割を担うこ とが求められています。幼稚園教諭・保育士には、よりきめ細かな保育・教育を展開 する力とともに、家庭や地域との連携を図りながら保育・教育を展開する力や、家庭 での子育てに関する助言等を行う力、特別に支援を要する子どもへの対応といった専 門性等をよりいっそう高めることが重要です。 また、幼稚園・保育所が相互理解や連携を図りながら、合同で研究や研修を進めて いくことも必要です。 事業の内容 ○幼稚園教諭・保育士の資質及び専門性の向上 幼稚園教諭と保育士の合同研修を行い、これまで培われた保育・教育に関する スキルの融合を図ります。子どもたちの育ちや学びの連続性を意識し、幼稚園・ 保育所等と小学校の連携を図ります。また、特別支援に関する知識や支援方法等 の研修を強化します。 ○公私立幼稚園・認可保育所の連携 幼児教育に関わる公私立施設が合同で研究や研修を進めるなど、相互理解や連 携を図ります。 ○職員配置の充実 幼稚園・保育所に求められる役割が増える中で、職員の能力が充分に発揮でき る職員配置のあり方について検討します。
9 <開かれた幼稚園・保育所経営を目指します> 保護者や地域住民が、幼稚園・保育所の経営に対する理念や教育方法について理 解し、連携協力して教育に取り組むことができるよう、開かれた幼保経営を目指し ます。 現状と課題 今日の幼稚園や保育所では、子どもに対する保育・教育のみならず、家庭や地域の 教育力の再生・向上の一助を担うことが期待されています。その教育の水準の維持・ 向上のため、子どもの健やかな成長を保障する観点から、自己点検・自己評価を充実 するとともに、保護者や地域住民等による、外部からの評価の導入、保護者の意見・ 要望を適切に処理することができる体制の整備を検討していくことが必要です。 事業の内容 ○外部評価制度の導入 家庭・地域の教育力の再生・向上といった社会的要望にこたえる質の高い保 育・教育を実践するため、保護者や地域住民が保育・教育に参画する機会を充実 し、その力を活用した外部評価制度を導入します。 ○第三者委員の配置 保護者からの意見・要望等に適切に対応し、改善策を講ずることができる体制 を整備するため、保育所における社会福祉法第 82 条に基づく第三者委員(注 5) に準じた制度を幼稚園においても導入します。 (注 5)「社会福祉法第 82 条に基づく第三者委員」 社会福祉法(社会福祉事業の経営者による苦情の解決)第八十二条 社会福祉事業の経営者は、常に、その提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努め なければならない。 第三者委員 利用者からの意見・要望・苦情を客観的な視点で適切に解決するために、園の責任者に対して解決策についての 助言を行ったり、利用者と園との話し合いに際して立ち会いをします。
3 子育て力を支えます <子育て支援事業の拡充を図ります> 保護者の育児を単に肩代わりするのではなく、子育てに対する不安やストレスを 解消し、その喜びや生きがいを取り戻して、子どものより良い育ちを実現する方向 となるような子育て支援を進めます。 現状と課題 核家族化、都市化、女性の社会進出等に起因し、子育てしにくい環境になっていま す。現在の社会環境を見れば、子どもの健やかな育ちを実現するために、子育てを行 っているすべての家庭に対する支援は不可欠です。そこで、幼保における「子育て支 援」の役割を整理したうえで、子育て、しつけといった家庭の教育力を向上させる取 り組みを行う必要があります。 事業の内容 ○預かり保育の充実 現在の預かり保育事業(注 6)を見直し、既存の保育室を利用した一時預かり 保育事業を拡充します。 ○支援を要する乳幼児への対応の推進 支援を要する乳幼児を受け入れやすくするための相談・支援体制を構築します。 ○家庭教育力の向上 幼保の機能や施設を活用し、在園児やその保護者のみではなく、地域の乳幼児 及びその保護者を含めた子育て支援活動を実施し、家庭の教育力向上につなげま す。 (注 6)「預かり保育事業」 預かり保育とは、幼稚園において、地域の実態や保護者の要請により、教育課程に係る教育時間終了後に希望す る者を対象に行う教育活動である。 本市では、豊岡地区 3 園、及び南御厨幼稚園の在園児を対象に実施されており、1 日を単位とする「一時預かり 保育」と、1 月以上の「年間預かり保育」がある。
11 4 幼児教育の基盤を強化します <社会性をはぐくむ環境を整備します> 子どもが生涯にわたる人間形成の基礎を培うことができるよう、社会性をはぐく む環境を整備します。 現状と課題 子どもの自発的な活動としての「遊び」を重要な学習として位置付ける幼児教育に おいて、適正な学級規模は子どもにとって重要な「環境」となります。 幼稚園と保育所を比較すると、同じ幼児教育施設でありながら、学級規模に違いが あります。 さらに、幼稚園と保育所では、通園区についての考え方が違うばかりでなく、幼稚 園においては地区による基準の違いも見られます。 施設状況を見ると、幼稚園・保育所共に昭和 40 年・50 年代に建てられたものがほと んどで建替えの時期に来ています。また、園規模の違いが顕著で、集団活動上の課題 や、職員一人あたりが保育する園児数も大きく違うことから、財政面からも効率的で はないといえます。 事業の内容 ○施設整備 施設の老朽化や人口動態、市民ニーズ等を多面的に検討すると共に、財政状況 を考慮した幼稚園・保育所の施設整備計画を策定します。 ○適正な学級規模・幼稚園規模の設定 適正な学級規模や幼稚園規模を設定し、望ましい集団活動ができる環境づくり ときめ細かな幼児教育を推進します。 また、適正な学級規模・幼稚園規模の実現のため、通園区域・通園方法の見直 し等について検討します。
<保護者の選択の幅を広げます> 運営主体の多様化や、総合施設の設置について検討し、保護者の選択の幅を広げ ます。 現状と課題 近年、保護者の就労形態の多様化に伴い、保育・教育内容のメニュー拡大や質の向 上等、幼児教育にかかる期待もこれまで以上に大きくなってきたことから、運営主体 の多様化を検討する必要がでてきました。 また、「共用化指針により共用化された施設における幼稚園児及び保育所児の合同 活動並びに保育室の共用化に係る取扱いについて(通知)」(注 7)により、これまで 構造改革特別区域において行われてきた幼稚園児と保育所児の合同活動事業及び保 育室の共用化事業を全国展開できるようになったことで、幼保一元化の流れは加速し ているといえます。 事業の内容 ○運営主体の多様化 利用者の選択の幅を広げることや、これまで以上に利用者の多様なニーズに応 えるため、公立幼稚園の一部を民間移管するなど多様な運営主体による幼児教育 を検討します。 ○こども園(仮称)等の設置検討 保護者にとって利用しやすい環境を整備するため、幼稚園と保育所の機能を一 本化したこども園(仮称)への移行について検討します。 ○窓口の一元化 幼稚園・保育所の利用者が利用しやすい体制を整備するため、窓口の一元化を 図ります。 (注 7)「共用化指針により共用化された施設における幼稚園児及び保育所児の合同活動並びに保育室の共用化に係る 取扱いについて(通知)」(平成 17 年 5 月 13 日文科発第 262 号 雇児発第 0513003 号) 施設が共用化された幼稚園と保育所において、それぞれの子どもを合同で教育・保育することができることとす るとともに、その条件を示している。 なお、「幼稚園と保育所の施設の共用化等に関する指針について」(平成 10 年 3 月 10 日文初幼第 476 号 児発第 130 号)において、施設・運営の共用化、職員の兼務などについて弾力的な運用を図っている。