使用した種子
秋田県林業研究研修センターから購入
採取園 純量率 千粒重量 千粒容積 発芽率 充実率 発芽効率 発芽勢 豊作
% g cc % % % % 不作 kg kg kg
2017 3 96.9 2.70 6.4 37.6 47.3 36.4 21.3 3.0
購入
種子採取年
一般精英樹
大仙市南外の気候環境
30年
最高 最低 設定温度 最高 最低 土壌含水率 湿度 野外 ハウス内
3月1日 ☂ 4.0 3.0 47 31 170
2 ☁ 4.0 0.0 23.0 12.0 273 166 170
3 ☀ 7.0 0.0 25.0 20.0 68% 205 115 160
10 ☁ 4.0 3.0 25.0 25.0 73% 198 106 130
20 ☀ 8.0 4.0 25.0 26.0 70% 651 222 90
30 ☀ 10.0 6.0 25.0 25.0 68% 633 311 30
4月1日 ☁ 8.0 4.0 25.0 25.0 73% 147 79 15
10 ☀ 12.0 4.0 23.0 23.0 63% 649 286
20 ☀ 18.0 10.0 20.0 20.0 672 270
積雪
㎝
発芽室 室内温度
環 境 記 録 簿
日 天気
外気温 照度
℃ ×100
3月2日
播種前事前処理
コンテナ直まき
農業用ピットトレー直ま
き
3
実証に用いた培土
Ⅱ
種子の ウットンバイオスター 漬け処理による効果検証
使用ピットトレー
試験 1枚のピットトレーに①・②を播種
ブレンド内容
ブレンド割合
①
2時間 漬け込み
ピートモス
9割
②
17時間(16時~9時)漬け込み
ハイコントロール
391
5g/ℓ
実証試験培土等
区分
覆土
a
カケハタブレンド
鹿沼土細粒
覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
b
鹿沼土細粒
覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
c
鹿沼土細粒
覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
d
ピートモス
鹿沼土細粒
① ・ ②
覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
(農業用ピットトレーを用いた発芽試験)
プラグトレー#128 8×16 128穴 28mm*28mm*50mm
主体培土
主体培土に1割をブレンド
播種する種子の事前処理
100倍
希釈液
① ・ ②
ココピート
① ・ ②
鹿沼土細粒
① ・ ②
将来、発芽室の運転経費の効率化を図るには、農業用ピッ
トトレーを使用する方が効果的との想定から、実証検体とし
て選定した。
使用培土 備考
当会オリジナル 200ℓ
実証試験はこの主体培土を替え実施
通称 100ℓ
カケハタブレンド 1.5kg
区分 覆土 備考
A 鹿沼土細粒
B 黒土
C 鹿沼土細粒
D 鹿沼土細粒
追加実証試験
Ⅰ
使用ピットトレー
ブレンド内容 ブレンド割合
ピートモス 9割
ハイコントロール
391 5g/ℓ
実証試験培土等
区分 覆土
1 カケハタブレンド 鹿沼土細粒 覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
2 鹿沼土細粒 覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
3 鹿沼土細粒 覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
4 鹿沼土細粒 覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
5 カケハタブレンド 100% 鹿沼土細粒 ホーマイ水和剤 覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
発芽実証試験基本培土
ココピートオールド
鹿沼土 細粒
ハイコントロール391
主体培土
(農業用ピットトレーを用いた発芽試験)
プラグトレー#128 8×16 128穴 28mm*28mm*50mm
主体培土
主体培土に1割をブレンド 種子殺菌剤粉衣処理
ホーマイ水和剤
ホーマイ水和剤
ブレンド内容
ホーマイ水和剤
ホーマイ水和剤
覆土の厚さは、コンテナ上辺から10mm
ココピートオールド
ココピート
ピートモス
ココピートオールド
実証試験で使用する培土は、「カケハタブレンド比率」に準拠
種子殺菌剤粉衣処理
ホーマイ水和剤
ホーマイ水和剤
主体培土
ホーマイ水和剤
ホーマイ水和剤
ココピート
鹿沼土細粒
ピートモス
一般的なホーマイ水和剤処理に加え、宮崎みどり製薬株式会社「ウットンバ イオスター」希
釈液漬け処理を試み、コンテナの一週間遅れで農業用ピットト レーに播種した。
その結果、ウットンバイオスター希釈液漬け処理種子の発芽茎が、ホーマイ水和剤処理種子に比
して太く、葉の開きが大きいことを視認した。
この傾向は、希釈液漬け時間の長かった種子の方がより顕著であった。
また、立ち枯れの症状視認において、ホーマイ水和剤処理種子に比して著しく少なく、かつ未
発芽穴率も低位にあった。
試みた検体数が少なかったが、この成果は、今後活かして行くべく観察する考えである。
なお、コンテナに移植後の幼苗の現時点での発育状況は、他の検体と同程度 と判定している。
発芽室の設備
天 井 アン グ ル
電 球 ソケ ッ ト取 り 付 け用 木 材 ボ ル ト吊 り 下げ
ボ ルト
土 間
照 明用 吊 り 下げ ア ング ル 概 要図
通路
コ ン テナ 台 コン テ ナ台コ ンテ ナ 台
通 路
通 路
天井
コン テ ナ 台 コ ン テナ 台 コ ン テ ナ台
使用電球 LED 昼光 43w
単位 : 百ルックス 播種準備室側
10cm 柱
51 58 56 51 51 51 50 48 48
51 56 57 51 52 53 54 49 49
50 52 55 53 55 55 55 46 46
49 50 53 55 58 57 54 47 43
47 50 53 58 63 59 54 43 41
45 52 54 59 65 60 54 49 41
50 56 55 55 64 59 55 50 43
51 59 56 54 58 55 55 53 46
柱
52 59 57 52 50 50 55 54 46
20cm
照度試験結果表
照射角120度
センター通路
(1) 本実証事業の実施に先立ち、設定温度25度のビニールハウスに播種したコンテナの育苗を行った。
この観察結果に比して発芽室では、発芽開始・発芽揃いに要した日数が約半分であった。
更に、ビニールハウス育苗での経験から、播種時からの立ち枯れ病対策を講じたこともあり、立ち枯れは散見程度
であった。
(2) 発芽環境は、室温25度、湿度70%前後、LED点灯16時間で設定した。
(3) 発芽室での育苗期間は、事前目標は有していなかったが、発芽揃いの判断の後、発芽室から出した時の環境
順応措置 (設定温度を最後の二週間に23度・20度と調整)を行った結果、発芽室から出すまでに要した日数は、コン
テナは44日、ピットトレーは37日となった。
(4) 照度変更による成長への悪影響は、無かったと考えている。
(5) 部屋の床・壁・天井が断熱構造の発芽室は、室内温度管理が容易と考えて いたが、使用したLED球の基板
から発する熱量が想像を超えるものであった。この度の実証にあっては、設置したLED球の約半分程度しか点灯し
なかったこともあり、室内最高温度が27度程度に済ますことができた。
しかし、全球点灯とした場合、室内温度が30度を超える恐れがあり、今後、室温 27度を超えないよう電球の籠り熱
を自動排気する何らかの対策が必要と判断している。
一方、発芽室内での気温等変動が、室外に出した時の環境順応に役だっているのではとも考えられ、引き続き観察
を行うこととしている。
(6) 発芽室内湿度の管理は、コンテナ等への潅水、床への散水で 65%以上乾燥しないよう注意した。
1坪/5個とするため、照射角120度のLED電球を使用
電球色は昼白色(他色電球はきわめて高価過ぎる)
現場照度 4,000lx以上を確保 アイリスオーヤマ LED-H-E39を採用
育苗作業等整理図
コンテナ播種 生育 週 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
日曜日 20183.4 3.11 3.18 3.25 4 .1 4 .8 4.15 4.2 2 4.29 5.6 5.13 5.20 5.27 6 .3 6.10 6.1 7 6.24 7.1 7.8 7.15 7.22 7 .29 8 .5 8.1 2 8.1 9
発芽棟 3.2 25度 23度 22度
ビニールハウス 4.16
20度 15度 停止
露地 6.1 寒冷紗で覆い
立枯れ対策
タチガレン液剤 3.2 700倍 3.30 500倍 5.1 500倍 6.27 500倍
オーソサイド水和剤 3.12 700倍 4.13 500倍 5.15 500倍 6.12 500倍 7.10 500倍
3.16 700倍
病気対策
コジラミアクテリック乳剤 4.20 500倍 5.18 500倍
赤枯れジマンダイセン 5.3 700倍 5.31 700倍
追肥 7-20 . 10-5-8 5.7 700倍 5.28 700倍 6.18 500倍 7.17 300培 7.30 300倍
ピットトレー播種 生育 週 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
日曜日 20183.11 3.18 3.25 4 .1 4 .8 4.15 4.2 2 4.29 5.6 5.13 5.20 5.27 6 .3 6.10 6.1 7 6.24 7.1 7.8 7.15 7.22 7 .29 8 .5 8.1 2 8.1 9
発芽棟 3.9 25度 23度 22度
ビニールハウス 4.16
20度 15度 停止
露地 6.1 寒冷紗で覆い
立枯れ対策
タチガレン液剤 3.10 700倍 3.30 500倍 5.1 500倍 6.26 500倍
オーソサイド水和剤 3.19 700倍 4.13 500倍 5.15 500倍 6.12 500倍 7.10 500倍
病気対策
コジラミアクテリック乳剤 4.20 500倍 5.18 500倍
赤枯れジマンダイセン 5.3 700倍 5.31 700倍
追肥 7-20 . 10-5-8 5.7 700倍 5.28 700倍 6.18 500倍 7.17 300培 7.30 300倍