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中学生のネットワーク起業家精神と資質を育成する教師教育カリキュラムの高度化の必要

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Academic year: 2021

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(1)学校教育学研究, 2001,第13巻. pp.9-15. 9. 中学生のネットワーク起業家精神と資質を育成する教師教育カリキュ ラムの高度化の必要 成田.滋・長瀬久明・森広浩一郎(兵庫教育大学) 本研究の目的は,将来,高度情報通信社会で活躍する中学生に,ネットワーク起業の精神と力量を形成するための方策やシステムを 構築することを買指す教師教育カリキュラム高度化の提案であるOこの提案により,中学生が試験的にネットワークを構築し,その 結果,将来起業家としてのPlan (企画), Do (実行), see (理解), Accountability (報告責任)などの資質の形成で有効であるかを検 討した。 キーワード:教師教育,カリキュラム開発,ネットワーク,中学生,起業家精神. 成田滋:兵庫教育大学学校教育研究センター・教授, 673-1421兵庫県加東郡社町山国2007-109 Email: nariasゥceser.hyogo-u.ac.jp 長瀬久明:兵庫教育大学学校教育研究センター・助教授, 673-1421兵庫県加東郡社町山国2007-109 Email: hisac @ceser.hvogo-u.ac.ip 森広浩一郎:兵庫教育大学学校教育学部・講師, 673-1494兵庫県加東郡社町下久米942-1 Email: mori @info.hyogo-u.ac.jp. Curriculum Enrichment of Teacher Training for Prospective Network Entrepreneur in Junior High School Students Shigeru Narita, Hisaaki Nagase, and Koichiro Morihiro (Hyogo University of Teacher Education). This study was intended to explore a new way for encouraging junior high school students to become prospective network entrepreneur. Two junior high school students joined a project in which they designed their own network server for email and WWW services. They were supervised by university system engineers. Based on the successful launch and results of the network server, a new teacher enrichment program was proposed in order to help junior high school students to understand nloral and skills for administrating a networking system on the premise of "plan,'‥'do." "see," andーaccountability. Promising areas of reseai・ch in teacher training curriculunl were discussed.. Key Words : teacher training, network, curriculum enrichment. Shigeru NariLa, Ph.D. is a professor of Center for School Education Research, llyogo university of Teacher Education.. 2006-107 Yanlakuni, Yashiro, Kat0-gun, Hyogo 673-1421 Japan. Email: naritas @ceser.hyogo-u.ac.jp Hisaaki Nagase, Ph.D. is an associate professor of Center for School Education Research, Hyogo University of Teacher. Education. 2006-107 Yamakuni, Yashiro, Kat0-gun, Ilyogo 673-1421 Japan. Email: hisac @ceser.hyogo-u.ac.jp Koichiro Morihiro, M.A. is a lecture of Department of School Education, Ilyogo University of Teacher Education. 942-1 Shimokume, Yashiro, Kat0-gun, Hyogo 673-1494 Japarl. Email: nlori @info.hyogo-u.ac.jp.

(2) ;f校教育学研%, 2001,第13巻. 10. 序論 大学は,中学生の高度情報通信社会で生きる力を育成 するために,教師教育の高度化と専門化が要請されてい る。中学生が自ら学び考え行動に移すことができるよう な資質は,将来の社会での独立心を養うために肝要であ る。そのために大学は,教師教育カリキュラムを高度化 し,そうした人材を養成できるような新しい教師教育の 視点が必要である。その一つは,教師教育カリキュラム の中に生徒を将来起業家として育てる具体的な方策や方 法を取り入れることであるCこの考え方は,文部省も小 中学校への起業家教育導入のあり方や,その具体策など を検討する委員会を1998年12月に発足させ, 1999年3月 にその報告をまとめていることから生起している。. 学生に,ネットワーク起業の精神と力量を形成するため の方策やシステムを構築することを目指す教師教育カリ キュラムを提起し,その試験的なカリキュラムによって 中学生が試験的にネットワークを構築し,そこで起業家 としてのPlan企画), Do(実行See理解), Accountability報告責任)などの資質の形成で有効であ るかを検討することである。本研究は2000年の5月から 開始された。 3.先行研究と事例 アメリカなどのネットワークの先進国の高等学校で は,スーパーバイザーのもとで実際に生徒が構内のネッ トワークの管理を委hられ,そのさまざまな活用方法を 学んでいる(Harper & LeBlanc,1998; Harper, Hardy,. 1.問題の所在. & Thomas,1998)c高校生の参加によって学校のネット ワークは特色を有し,活性化しているという状況がある。. 新学習指導要領(文部省, 2000)では,小学校では総合 的な学習の時間などでコンピュータやネットワーク利用. 最近,アメリカの15才のC.J.という高校生が二つの ネット企業のCEOとして活躍し,我が国でも講演会な. 教育が導入され,中高校では「情報」が必修となる。当 然ながら21世紀の教育の内容と教師の役割は大いに変わ ることが予想される。たとえば学習の方法も,高度情報 通信技術の発展によって学校は週3日制で,過2日は家庭 で基礎の学習をしたり,衛星,インターネット,マルチ メディアによる遠隔授業を受けるという学習の形態が出 現するのもそう遠くはない。子どもたちはやがて遠隔で. どで起業の体験を語っているのが報道されている(読売 新聞2000, …)。 C.J.によれば,アメリカには数千人. 学ぶ日が来るのであるから,教師教育はそうした新しい 学習形態に対応する必要がある。子どもがネットワーク 社会の仕組みを学びながら,ネットワークの構築と利用. 始まっていることが, NHKで報道されている。この教. という体験を通して社会に直接参加することも当然考え られる。 しかし,今日の学校では,中学生は単にネットワーク を利用するユーザーでしかない。ネットワークはすべて 教師や企業のシステムエンジニアによって管理され,坐. 方などを学んでいる。. 徒は指示に従って動く存在であり,問題解決能力などの 生きる力を育むような土壌は少ない。情報通信やネット ワーク産業は今後ますます発展し,そのための人材の育. を行い「アイデアと努力が金になることを教える」のを. 成が必要となる。教師教育を担う大学は,将来教師とな る者に対して,中学生らが将来インターネットを中心と する起業に参加できるように支援する必要がある。. 中学生以下の子どもを売り手に開いたフリーマーケット. のティーンエージャーの起業家がいるというOさらに IT教育の必要を指摘し,通信コストの高さが若者のコ ンピュータ利用を阻んでいるという問題も指摘してい る。 シンガポールでは「小さな商売人教室」という講座も 室には6才から14才までの生徒が,名刺の交換の仕方か らプレゼンテーションの仕方,コンピュータの利用の仕 我が国でもいろいろな体験の中で,子どものビジネス 感覚を養おうという試みもある(毎日教育メール, 2000)。これは小中学生を対象とした起業家セミナーで, 東京都葛飾区の商店街で本格的な「お店屋さんごっこ」 目的としている。 また,堺市にある大阪府立大型児童館ビッグバンは, も開いている。子どもがわくわくするよう本物のお金を 使い, 「物流」の仕組みも実感できるイベントである。 イベントの事後アンケートには,どの子も「お金をもう. 2.日的. けるのは大変」と書いている(毎日教育メール, 2000)。 山口県では,大学や行政,マルチメディア関連企業が. 本稿は,科学研究費補助金の特別領域研究による「小. 集まり,非営利組織の「デジタルアーカイブやまぐち」. 中学生のネットワーク起業家精神と資質を育成する大学 教師教育カリキュラムの高度化」の中間報告である。こ の研究の目的は,将来,高度情報通信社会で活躍する中. 中学生に「電脳寺子屋」を提供し, 「酎旨せ未来のビル・. を組織している(日経, 2000) 。この組織の事業は,小 ゲイツ」というモットーを掲げて,インターネットを利.

(3) "?'kのネットワ-ク起業家精神と資質を育成する教師教育カリキュラムの高度化の必要. 用した事業起こしを意図している。要は,小中学生に情 報発信能力をつけようとするものである。 起業家精神育成の必要は,すでに大学入試でも取り上 げられている。京都府の私立KS大学は, 2001年度の一 般入試で学科試験を全廃し「起業家宣言」の計画書提出 など,独自の選抜方法を導入することを発表している(毎 日教育メール, 2000)。一般入試は「起業家宣言」 「後継 者宣言」 「メール」 「講義理解力」の4方法で実施すると いう。起業家と後継者宣言は卒業後に事業を起こしたり,. Ill. させている。これらの生徒は,起業精神の素地となるネッ トワークの仕組みや社会への影響について学んでいる。 とりわけ学びの過程では,高度情報通信社会の仕組み, ネットワークが社会の隅々で果たす役割とネットワーク 管理者の倫理的責任が強調されている。こうした基本的 な知識と同時に,ネットワークサーバー構築,管理,そ の利用に関して習得すべきスキルも同時に学んでいる。 以上のような中学生の実験を通じて得られた知見をも とに,教師に要求される資質と力量を抽出し,そうした. 家業を継ぐことを望む受験生を対象に,動機や目標など を記した計画書を提出させるという。. 資質を育むための教師教育カリキュラムと科目を特定し. このように今や大学が率先して,中学生が将来の情報 教育産業に貢献できる起業家へと成長するような教育を 行うという考え方が求められている。そのためには,現 在の教師教育カリキュラムを高度化し,そうした人材を 養成できるような内容や方法を取り入れるべきと考えら. この実験の目的は,生徒がサーバーの構築と管理用の 安全に関する作業を通して,将来起業家としてのPlan. ようとしている。. (企画, Do実行, see(理解, BeAccountable報 告責任)などの資質の形成で必要な知識やスキルがなん であるかを特定するためである。. ・jm*. 中学生が早くから起業精神を抱けるように支援できる 教師を養成するカリキュラムは,将来の学校におけるシ. 5.中学生によるネットワークサーバーの構築や管理 と端末の使い方の事例. ステム・エンジニアなど専門職の養成につながる。文部 省は民間のシステム・エンジニアを学校へ派遣するな ど,教員向けの研修補助事業を実施している。しかし, こうしたシステム・エンジニアは,学校の教育情報の管 理や活用に関しては知識がなく,また教師との連携も不 十分なために使いにくいシステムを学校に持ち込んでい るという批判もきかれる。中学生の頃からシステム・エ ンジニアなどを志望するような動機ずけを与え,やがて 学校をはじめ地域社会で貢献しようとする気持ちを芽生 えさせるためにも,これからの教師は,そうした中学生 に対する遠大なプランや期待を抱くべきである。大学の. ここでは,実験に参加する生徒-K.K.がネットワーク 上での学習やコミュニケーションを目的とするための サーバーの構築や端末の使い方に関する事例を報告す る。以下の記述はK.K.のメモによるものである。 現在,附属中学校における端末の使い方としては, (1) Webを使った調べ学習, (2)ワープロソフトを使った 原稿の作成, (3)ペイントソフトを使っての描画, (4) 電子メールのやりとり(5) Webページの作成などが ある。なお,電子メールは現在イントラネット上で実施 している。. 高度化とは,こうした教師の養成によって具体化される と考えられる。. (l)附属中学校のネットワ-ク構成 附属中学校には, Windows NTワークステーション. 4.研究方法. が1台と,各教室には端末が1台設置されている。また, コンピュータ室には, Windows98機が生徒用40台と教. 現在,筆者らは諸外国や国内における諸研究や実践で. 師用1台がある。また,生徒用マシンのログインや教室. 明らかにされている生徒のネットワーク利用のプロジェ クトの内容や条件を把握し,あわせて教師教育のカリ キュラムにおける情報教育の内容を調査している。この 調査は国内だけではなく,アメリカワシントン州や ニューヨーク州の学校区で実施されている中学生による ネットワークの構築と活用のプロジェクトを,主として. 用のプロキシ用としてWindows NTサーバーが2台あ る。. 生徒主導の学びと教師の役割という観点から調査してい る。. ピュータか,各教室のクライアントからログインし,プ. さらに,研究の実験的試みとして兵庫教育大学附属中 学校の生徒を数名選び,筆者らのスーパービジョンの下 でネットワークサーバー管理と活用に関する知識を習得. (2)中学校のサーバーの使い方 現在,教官の管理の下で1 , 3年生用のメールサーバー が稼働している。生徒は,コンピュータ室の生徒用コン ロキシサーバーを経由してつなげるようになっている。. (3)実験用サーバーの構築と管理.

(4) 学校教育学研究, 2001,第13巻. 12. サーバーマシンは,学校教育研究センターのPower Macintosh 6100/60AVとし, OSはMacOS 8.6を使. (5)中学2年生用の初期パスワードの作成. 用した。その後,処理速度の問題からPower Macin-. Apple Scriptを使い,以下のようなスクリプトによっ て初期パスワードを作成した。. toshG3/350MHzに移行した。サーバーソフトには. onrun. AppleShareIP6.2.1を使用しWebサーバーとメー ルサーバーを構築した。 サーバーの管理は週1-2回程度,遠隔操作で行う。 サーバーにはリモートコントロールソフト-Timbuktsu. set i to (text returned of (display dialog "人数: '' default answer "120" with icon note) as integer) -A 数を変数iに指定. Proをインストールしてある。ただし,サーバーのエラー. set q to (text returned of (display dialog "使用す る文字: "default answer "abcdefghijklmnopqrstuvwx-. 時には直接コンソールで操作する。. yz" with icon note) as string). サーバーにはAutoBootl.6.5という,フリーズやシ ステムエラーでMacintoshが止まったときに自動的に再 起動するソフトウェアをインストールしてある。 (Karl Pottie作,シェアウェア, URL:httpノ/www. vl-brabant. beac/autoboot. html). 一使用する文字を変数qに指定 set u to (text returned of (display dialog "一人分 の文字数: "default answer "6" with icon note) as integer)一文字数を変数Uに指定 tell application "Finder''to set r to (new file with. prompt "保存先: default name "パスワード")一保. (4)サーバーの安全対策 サーバーの安全対策として次のような点を考慮して ユーザー登録を実施した。 1)ユーザ名を数字にして,名前を外部から特定でき ないようにした。数字の付け方は,学年進行ととも. 存先を変数rに指定 set n to …一変数初期化 repeat i times -人数分リピート repeat u times文字数分リピート set n to n & (character (random number from 1 to. にクラスが変わっても複雑にならないように, 「入 学年十学年全体でつける五十音順の番号」とした。 2)ユーザ名流出時のスパムメールに備えて,数字は 連番だけにせず,任意のアルファベット1字を最後. (the number of characters of q)) ol q)一変数qの 中から一文字取り出し変数nに追加. につけた。 (例:99001a 3)大型のメールであるメールポムに備えて, 1通あ たりの容量に1MBの制限を設けた。. end repeat」. 4)電子メールの設定や使い方の講議と演習を実施し た。中学2年生の授業のコマを使い,作成したプリ ントを配付しプロジェクターを使って電子メールの 設定や使い方を説明した。. end repeat. setnton & return一変数nの後に改行を入れる tell application "Finder try set myFile to (open for access r with write permission). 一書き込みファイルオープン on error err msg. error "書き込みファイルオープンに失敗しま した"&return&err msg-エラー処理 end try trv. set eof myFile to 0 -テキストの初期化 write n to myFile -テキストの書き込み close access myFile -ファイルのクローズ on error err-mSg. close access myFile -エラー処理 error "テキストの書き込み処理に失敗しまし た& return&err msg end try end tell end run. 哩1 f-A-cDS闘.

(5) 中十'ト'HI・ Lト°-・Jit糾'川l二L.FitlfI'いく・ncinftfi-りキ∴JlいV'iflvl・」蝣'投. (6)ユーザの登録方法 最初に中学2年生の1人分を登録して,その属性をコ ピーして設定する予定だったが,メールに関する属性を コピーできないということが判明した。そこで表計算ソ フトから書き出した属性,ユーザ名,パスワードなどの データを取り込むことにした。 取り込み中にサーバーがフリーズしたが,一応ユーザ 登録ができていたので,そのまま使い続けている。フリー ズした原因は,サーバーのメモリ不足と考えられる。 (7)教室での電子メールの使い方の授業 実験に参加しているK.K.が教壇にたち,中学2年生 に対して電子メールの設定や使い方,パスワードの変更 等について実習を担当した。 K.K.は実習のレジメを作. 13. 講義のテーマは「サーバーの管理について」と逢し, 講義時間は質疑応答を含めて1時間であった。講義のレ ジメは,あらかじめプレゼンテーションソールで作成し た実験内容の文書をサーバーからダウンロードし,以下 のサブテーマにしたがってプロジェクターを使って説明 するというものであった。 (1)サーバーの構築の仕方一一序 (2)ユーザ名設定の考え方 (3)パスワード設定の考え方 (4)登録の仕方 (5)中学校のネットワーク利用の現状 (6)現在の使い方 (7)問題点と解決策 (8)今後の課題. り,生徒に配布した。配布した初期パスワードはランダ ムの数字なので,それを生徒の希望するパスワードに変 更する必要があった。生徒が新しいパスワードを紙に書 き,それをK.K.が集める予定であった。その理由は, 各自で変更すると忘れた時にわからなくなってしまうた めである。しかし,電子メール設定の仕方で時間がかか りすぎたために,初期パスワードをそのまま使って実習 を続けた。 6.大学院での現職教員への講義 K.K.は,現職の教員が受講する大学院の授業で,学 校教育研究センターでのメールとwwwサーバーの構 築やサーバー管理に関する実験手続きについて講義し た。中学生が大学院生に講義するという試みは,本学で は例をみないもので,附属中学の副校長やサーバー管理 者である教師が同席した。. 図3院生への講義 実験に参加しているこの中学生は,対面的な場面での 指導だけでなく,遠隔でさまざまな対話をとおしてサー バー管理のスキルを学んでいる。とりわけ,ネットワー ク上での不正行為と対策であるC特に電子メールは言蓋 信者から受信者に渡るまでいくつかのメールサーバーを 経由する。そうした経由するサーバー上で,不正なシス テムの管理者がメールを盗聴したりコピーしたりする事 態も想定される。こうした事態が発生しても,利用者は それを察知することは困難である。そのための対策を講 じておくことがシステムの高い信頼性につながる。 以下は,筆者らと中学生との間で交わされたシステム の信頼度対策に関するものである。 Date: Wed, 17 May 2000 18:40:55十0900. 図2プレゼンテーション. To: naritas @ceser.hyogo-u.ac.jp.

(6) 14. 学校数がWf究2001,第13巻. From: xxxxxxxx @mac35ceser.ceser.hyogo-u.ac.jp Subject:先週の話し合いについて 成田先生,先週の話し合いについてです。 Y.O.先生 に聞くと, 「メールはきていない」ということでした。 プリントアウトしたものを持っていったところY.O. 先生は「学校でつくるアドレスとmac22ceserのアドレ. 一方,職業専門の教科である「情報」は,情報分野の就 労をめざす者が,収入を得るために必要な資質と力量を 育成するために設置されている。その意味で,専門知識 や職業的な技能や実践的な問題解決の能力を育成する。 大学の普通教科や専門教科の「情報」免許のための教員養 成カリキュラムも同じような方向性を持った実践的で高 度な内容を網羅することが要請されている。. スの両方を作るのか」ということでしたC学校は,校内 のサーバーで全校生にメールアカウントを発行する予定 だということです。 ところで,第三者転送の阻止(?)にAppleSharelP が対応しているかという疑問が前回残っていましたが, サーバーにそのような設定項目がありました。 「利用者 &グループ内のローカルの"差出人"ァドレスを必要と する」項目をチェックしておけば,登録されていないユー ザーからのメールは受信しないようになりますo一応, http:/ac22ceser.ceser.hyogo-u.ac.jp/screenshots/に, サーバーの設定画面のくpref.gif)というスクリーン ショットを,同じサーバーの/screenshots/に,登録され ていないユーザーからメールを送信しようとしたときに 表示される「aaa」というエラーダイアログのくerr.gif) というスクリーンショットを入れておきました。. 普通教科の「情報」は,生徒のあらゆる学習面にわたっ て興味や関心を高め,自己の学習力を育成することであ る。学習がなぜ必要なのかを学ばせ,自ら学習するため に必要な方略を理解させることである。そのためには, 次のような視点が要求されると考えられる。 ・現実的で実際的な場面に対応する必要なスキルの習 得が必要なこと ・実際の体験での失敗や成功を経て,失敗を克服する 学習の見通しをたてたり,成功を生かして,それを 成功につなげる見通しを確認するスキルが必要なこ と. ・わかっていることを実践させ,わかっていないこと を自ら認識する体験が必要なことを理解する。 普通教科「情報」では,情報Aで給授業時間数の2分の. 教師教育の高度化 周りが適切な指導と,彼らの能力を発揮できる環境を 整えてやれば,中学生は自らの力で未知の知識に挑戦し, 失敗と成功の体験を積みながら高度なスキルを身につけ ることができる。これまでの短期間での中学生による サーバー構築や管理の実験では,以上のことが判明して きた。. 1以上,情報BとCでは3分の11以上を実習に振り当て ることになっている。情報では実習や実験を重視してい る。そのねらいは以下である。 ・学習を動機づけるための実習 ・学習の仕方を学ばせ,自己学習力をつける ・ネットワークやコンピュータの応用力に関する技能 をつける ・現実の問題の解決能力とスキルを身につける. 中学生の能力を引き出すことを支援するのが学校教育 であり,そのためには熟練した教師の役割が大きい。と. 情報教育で重要なことは,情報の理解や活用における 場面で生徒があらゆることをできることではない。むし. りわけ進展の速度が速い情報技術とその応用の世界で は,生徒を支援する教師は絶えざる研錆を積み,生徒の 学習上のニーズに応える必要がある。このような姿勢が. ろ,その筋の専門家の専門性を借りるべき場面でどう対 応するか,情報技術の問題点を認識して,その解決の方 策を考えられることである。一方,専門教科の「情報」で は,一般の人にはできないレベルの能力,資質を習得さ せること,より高度の作業をするための専門知識を磨く. 今まで以上に教師に求められる時代となっている。 本年度から普通教科「情報」の教員免許状取得のため の認定講習会が始まった。この教科が必履修となった理 由は,生徒が社会の一員として健康で安全な生活を追求 し,それを向上させるには情報や情報技術を活用したり, その過程で適切な判断をする能力が欠かせない時代にさ しかかっている状況による。 「情報」の免許は生徒が情報 を活用しながら生涯にわたって学習するための基礎を作 り,情報活用に関する自己学習力をつけることを狙って いる。. こと,国際的な資質を備え,職業上の競争に対応する自 己の存在や個性を伸ばすことが重要となってくる。 今後の研究計画の進め方 研究2年度の前半では,中学生によるネットワーク構 築を引き続き支援し,学校内でのネットワーク上での多 様な情報活用の仕掛け,とりわけハッカーやスパムメ-.

(7) lfl学4:.サネットワーク起業家精神と資質を育成する教師教育カリキュラムの高度化の必要. 15. ル,ウイルスなどへの安全対策を検討する。あわせてシ ステムの改良を図る。その過程で中学生のネットワーク 起業を目指したネットワーク構築のマニュアル作りに着 手する。教師養成*1)キュラムは,このマニュアルにそっ て達成目標と評価の指標を含んだ内容として構成する。. 引用・参考文献. また研究2年度の後半では,教師教育カリキュラムを 国内外の関連諸学会や研究誌で提起し,提言や批判を仰 ぐ。このカリキュラムは,ネットワーク上でも英語を含 めて公開し,広く意見を求める。また,兵庫県立教育研 修所の情報担当部での現職教員研修プログラムでこの試 行カリキュラムを紹介し,改良を重ねる。また,試験的. ties.. に構築しているネットワークサーバーは,実験校に移管 し運用上の課鴇を検討しながら改良を行う。さらに研究 分担者全員は,大学での担当授業を通じて,中学生の起 業精神を喚起するような教師教育のあり方を院生の現職 教員らとで教室での授業やネットワーク上で討議する予. Seattle/Vancouver School Visits (2000).. 定である。. Society for Technology in Education, Eugene, OR.. 終わりに. Harper, D., Hardy, J‥ & Thomas, M.R. (1998主. 成田滋(1999). The Use of Mobile Communications for Live Video Data Transfer by the Hearing Impaired. 15th Pacific Rim'99 Conference on Disabili-. 長瀬久明(1999).卒業生・修了生のためのインタネット・サイトのデザイン.学校教育学研究,第11巻, pp. 149-155. http:/ac35ceser. ceser. hyogo-u. ac.jpndex. htm.. Harper, D. & LeBlanc, P. (1998). Student Workbook. Generation WHY, International. Curriculum Guide. Generation WHY, International. 欧米を見渡しても中学生レベルでは,ネットワークの. Society for Technology in Education, Eugene, OR.. 利用における将来の起業家を酎旨す精神や技能を育てる ことを目的とした学校教育は報告されていない。こうし た状況には,中学生が十分にネットワークを管理したり,. 読売新聞.2000年8月9日朝刊. 日本経済新開. 2000年8月13日朝刊.. ネットワークサーバーを活用することが可能であるとい う視点が一般社会にも教育関係者にも欠けているからで. ¥aM.早. ある。とりわけ,生徒を支援する教師自身が,そうした 理解を持っていないことや生徒の起業精神をかきたてよ うとする資質が不足していることも原因している。現在. 本研究は,科学研究費補助金の特別領域研究(A) (2)課 題番号12040225によるものである。. ほど情報技術の応用において,教師教育の高度化が求め られている時代はない。. (2000.7.31受稿, 2000.8.31受理).

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参照

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