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旭川に産するミズダニの1種Pionopsis lutescens japonensisについて 

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Academic year: 2021

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(1)Title. 旭川に産するミズダニの1種Pionopsis lutescens japonensisについて  . Author(s). 今村, 泰二. Citation. 學藝 : 北海道學藝大學機關誌, 2(2): 188-191. Issue Date. 1950-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3500. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . Dec .1950. GAKUGEI-. VO I ,2 .2 , No. s 旭川 に 達 す る ミ ズダ ニ の 1 種 Pかの弾み ※ Z“ ‘ s c e e朋 ノ呼 伽錦sゐ に つ い て 今. 村 ・ 泰・ ・二. 北海道学馨大学旭川分校生物学教室 t Tai i IMAMURA: St er Mi e P卿 切っ 8鮎 udi e s on a Wat j iga・ f l va 卿肥s肥れsダリo冗のむ oundin Asal s海. .. 活 1 史 . 生 1949年6月30日旭川市内の泉より流出する小緩流水中 (8月24日に於ける水温17oC) から雌4 、 雄1を採集し 実験室に於て ビー カーに入れて飼育した。 飼育経過は次. i \ は旭川に産す l Pあれops e s DIがIUR ns c ′ i z s 声2mi sZ 綿鰹c. i nae 亜 種こ属 e r c るミズメニの1種 で pionkme 料、 Ac するミズダニである。 ご P1 e s cの z sl種のみ が全欧 omp蜘s 属には今迄の 所 P.ねる. の通りである。. (蒙古及びペルシャのカス ピ海沿岸 地方及び 洲、 アジャ・ t e s アルゼリア等から報告さ れている に 過 ぎ な い (Vi P I 36).筆 者は1949年6月30日旭川市 内の泉より O加野 l9. June 30. 4Q Q 1 6 を飼育 ,. July 4 2卵塊を塵下 、. 群s 属の1種を発見飼育 した。 その生活史の概要は去る. Ju ly 6 Jul 0 yl. 1卵塊を蓬下 .. 発表した。 その後詳細なる研究により旭川産の本題は欧 f瑠の s の地方的愛異種で あると判定されるに る 洲産 P.Z t o P あ と の e も s 声2 7 0 7馴癖s なる新亜種として目下印刷 到り . sc ,. Jul 2 y1. 7月4日に蓬下した卵が膳化して l rva a e. 1 950年9月16日日本動物学会北海道支部第3回大会に於て. が這い出る 0年8月1 2、14両 飼育する一方、 寄主昆虫調査のため195 日、 本種ミ ズダニ採集地点に於て夜間燈火採集を行った i da 所、 揺蚊・(Ch r onomi e)数種の成虫の腹部にこのミ ズ. 中 で あ る (工MAMiRA .1950 b) 。. l i da l inae 亜料ミズダニの生活史に関 し て は Uc Ac erc. ! ・ m7の- ar▽ae が Cん sのl e陀は somqね ‘ (1932) に よ.つて Ac. ん獅m差 の pupa に寄生する事が報告されて いる。 m7 ‘ sと i l i n IURA の生活 l △ s 伽蹴e那 声p o ’醐s s lp onops 筆者は P・ 環各期の状況につき知り得たから以下に記する。 縞を進めるに先だちこの研究に当り絶えず御指導を賜. わった北大理学部教授内田享先生に深謝すると共に、 叢 主昆虫に関する御助言を興えられた北海道隙技師高橋弘. 2卵塊を産下 r. らかと r ダニの第1幼虫 (l (いる事が明‐ a va e) が寄生L・ なった。 叉1950年8月24日 にはnymph 多数を採集した,. 以上によ ,って生活史は次の如く 要 約 す る 事 が で き る。 1) 産卵は7月上旬に行われる, 2) 卵は実験室内で. は産卵後約9日で hatch out す る。 5) Larvae は雑駁数 種の成虫腹部 に寄生する。4)Nymph は8月 下旬には非 常に多い。 虹 . 卵 及 び 卵 塊. 博士に厚く御礼を申 し上げる。. Fi gs .1,2 . Fi ぬa g . 1 s s 。f p o冗Qps も s . Fgg‐ g .1 i s c e n sブゅo脚z s 81MへMURハ . ‐ Zme Fig i 2 Mi d i l b t z ras e ‘ ge pa y . .. . 188.

(3) . 第2巻 第2. 号. .. ・. 馨. 学. 卵 (Fi g .1) は黄白色球形で直径ヱ58‐165] である。 dmcのに姻戚8の葉の裏面基部に1平面 実験室内では 翌Z o. 昭 和25年12月. i i lgeni lp あ る。 prov t l ona s a t e には小さな4本の感覚 a i 毛 が あ り、 そ の 2 本 は pr lopen i ovi o s ta nal geni ng の .. に産みつける。 E1 a の葉の裏面や先端、 ビーカーの ode 3個が i塊となっ 壁等には産みつけなかった。 卵は10一4 て泡沫状模様を呈する透明のゼラチン質の膜で被われて いて Ac e c s 属 刀ツザ幽晦8 属等の卵塊と似ている。 卵 z r ‘. 前方に、 他の2本は両側にある。 体の後端近くに{ ま2対 , の長い刺毛があり、 後側方には2対の毛がある。 肢は 6 本で各々 5節からなり第5節末端には 葉状片を有 しない 等大の2大の鎌状の爪がある 肢の各節には数本の刺を. と卵との間には septum がない。. 持っているが輝泳毛はない。 各肢各節の長さは次の通り で ある (p ,). m. Larva. f. 卵より膳化して這い出た l r va (Fi a g .3) は水中を泳 いだりシャーレの底を這ったりしていて、 水面に浮ぶ事. はない。 体は淡青色、 西洋梨形で背腹にや」周平 で あ る。 体長245p ,体中160p .である, 眼は1対、 黒色で両眼 間の距離は 66一 である。 背面は亀甲厭模様を呈す31枚. 田. 4 5. 31. 29. 43. 34. 31. 5. I P1ate) に よ っ て 覆 われ て い る。 Maxi l l の背板 (do r s r a a. ヱッ b な と同様に体の前方に突 o r o gan,は モ r α加 われ ) リ リ中可2 出して吻をな している。 その長さは80 、 中は47帥 であ. IV. Nymphophan Larva はやがて C ] i da l l l r o omi e数種の成虫に寄生して. l る。 Pa i pus の紙況は Hyのめα加 われ s に似ている 9中郷p. nyn 1phophan となる。 寄生 (F i dae ni g .2) は Chirono・. bme が基節板は 耳り夢o i sあれ s のものと著しく異る。 リ中頭p i 3 第2 第 e e r m a は融合している篇 4個の epimera を p 、. 数種であるが、 その種名は目下徳 永雅明博士に依頼同定 中であるじ 寄生場所は腹部の節部であって側面、 背面、 腹面の何れにもつく。 甚だしい時は節部に輸状に附着し.. 形成している。 その状況は 刃e蹴α欄〆 届のものに非常 ime に似ているが第ー ep z切z α欄α の もの よ り は r a は Ne 小さい。 第le i e はほ ゞ菱形 a r外線 をなしている。 pm r に1本の長い刺を有する, 第2、 第3epimera は融合し. ている。 胸部及び頭部には寄生 していない。 幕蚊各種併 せて46個体中38個体は寄生を受けていたっ 1 寄主につい て い る ミ ズ ダニ l arvae の数は 6一2 8個であった。 揺蚊 l dngぐ l に寄生 した larvae は吸管( )を 寄主体内に s na uc a. ていて大きな板をなして腹面の大部分を覆っている。 第. 2 ep imer ime a の外側及び第3e r a.の内前端には各 1大 p. 入れて柴養を吸収して太り、 体は球状 化し、 本色は濃紫 00一、 体 色となる。 生長し切った Dynphophal l は体長3. の長い刺がある。 腹板表面も錆甲状況斑紋にて被われて ime いる, 腹面後方中央部には第4ep r a 後端にはさまれ i lgeni l lp て短形に近い円形の」個の Provi s ta ona t a eが. 50 である。 中2 Z bme 興味深く感ずる事は 万yがo ) eの l α arvae s 如け‘ 2 pi P あ i l 卿 脚 も同一寄主腹部に oの ss e s c蹴s鳶pmの sの a r▽ae れ 、 .. と混じて寄生している事である。 しかしこの両者は鏡強 50a) では 刀y ・ すれば容易に区別がつく。 今村泰二 (19. Z i bα ぞ偲 ′ o卿lpα っ t は不明であったが、 その後 8 の Ho s r o 2 リ. i i da の研究により C l r onomi e数種の成虫腹部につく事 が 明らかになつたわけである。 ▽. Nymph. Nymph(F i s g ,4 ,5) の時期に於て 既に雌雄の区別が, 5) 明らかである。 雄 nympl l(Fig .4)は 雌 nymph(Fi g . i i l geni la よ り も 遥 か に 小 さ く 叉 prov t ona s rea や第4 a. imera の状況が明らかに異っている ep ). ・ 際 nyn .5): 体の周辺は黄色であるが内部は ph(Fi g. 褐色で、体の輪廓は短楕円形である。体長488p ,体中350一 Fig Z o刀 opsム ム a e 【 s c .3 れs , Lar▽a of pf l vi 7 0 ・櫛s1M^MUR^(ve t 7 zの ・ r 1 a ew) jαヱ .. である9 皮膚 は軟かく無地である。 眼は黒色1 対、 両眼 i l l 間の距離‘ ’ ま ヱ63ル である。 Max rorgan は長さ 1081 a L. 中 83・ ,で 成 虫 の も の に 似て い る。 189. Mandi b l lpi e s , pa ,基.

(4) . Mandi i b l e(F g .8) は爪部を含めて125帥、 爪部の長さ P l は46p である g pus(Fi ,6) はその第 2節には 5 本 , 。 a の中等大の刺を、 第 3 節には 1 本の長い刺と2本の中等. l 節版は何れも成虫のそれ等に似て 板は何れも成虫のそれ等に似ている い る。 pus 及び肢 o pa の各節の長さは次の通りである。 lpus pa. ▽ 1. 1. 亘. 皿. 鳶xt i de・ ensors. 20. 51. 29. F1 i de exors. 17. 37・ 15. 46. Legs. 1 = m W. 1.. 2. ・. ▽. 大の刺とを有す。 第 4節は最も長く教本の小毛を備え、 l ・は次 第5節の先端は 3 叉している。 Pa s 各節の長さ pu の運りで,ある (u ): ,. 60 ・31 29 .. 3. 4. 、 、 5. 6. 23. 51. 46. 68. 91. 95. 29. 51 . 57. 86. 108. J14. ‐ 46. 63. 63. 91. ヱ25. 13ヱ. 63. 74. 80. 114. 131. 137. 1,. i l oa s o en s ry hairs) と を 有 す。 Provi と3 個の感覚毛 (s. 、 l pore は見られないが原生殖孔支持体 は 存 在づ t a geni. im- る。左右両性城板のなす角度は÷直線に近い。 第 4ep く蓬 は達 しない。 r a の後織突起は性城 板の近 e 20” 雄 nymph (Fig.4): 雌 nymph より小さく体長3 , i l i l l i t る s n e t は比較的大 あ r o o a e s 体 中245F で ▽ a n a g p p , 。 n l - きく、左右両 plate のなす角度は 9ooに近く、 第4epi. 28. 9ヱ. 40. i F1 de. exors. 23. 68,. 29. V I. V. ‐108. 45. 97 ● --. 3 している。 第● その接合部後方にはキチソ質の突起を出 . ●. ・. 第4epimera は合 して縦に梯形の plate をなしている。 9) i 技は普通の太さで各肢6節よりなり第4肢第4節 (Fi g .. r cは s 届雄の如く肥大して いない。 各肢第6節先端 は Ace. には葉状片を有し且つ 2叉せる2個の等大の爪を有す。 各肢各節の長さは (の : 1 虹. W. lmago. w. 雄 (Fi s 6ー9): 体は丸味を帯びた 6角形を してい g て、 体の周微は黄色であるが内部は黒褐色を している。 30ル、 体中390p 体長5 ,、 体高370・ ,であって欧洲蓬 P. 観じ た e 8 の約2 8 c ′ 1 ;の大きさである。 皮ふは軟かく透明で班 3・ 紋がない。 眼は1対で黒色、 左右両眼間の距離は14 ,で. ・epimcra l la rorgan は 長 さ125p あ る。 Maxi ,で 第1 . 、 中80p. ・. 2. 3. 4. 5. 40. 74. 74. 91. 97. 125. 40. 74. 80. 108. 120. 137. 52 ・ 74. 68. 74. 120. 154. , 68. 86. 125. 194. ヱ. m. 91. 74. 6. lp Geni l t t ) は左右が合して2 等辺三角形 a e a s(Fi g .7 i lpore) が l (』, t その中央に生殖孔 . のp t aeを形成し、 a 3 i l b l 左右各 個の t t 開いている。 c c aua と若干の gen a a. lp la t t a c 小さな感覚毛 がある。生殖孔の長さは 70uりgeni 0 9 長 である さは の中は171p 一 , 、 。. とは完全に分離して いる。. 雌 (Ei glo): 体色並びに体の輸廓は雄に似ているが. . m. i de Ex t ors ens. 後縁の突起は性城板の後端近く迄達している。. . =. 配p ime ra (Fi g .7) は 4 群 よ りな って い る。 第 1、 第 2 ep ime l ra は融合して 1個の略々3角形の p t e をなし a. 性城には左右に各1個の pro▽isional genitalplate が.あ l i la t la t ) c e abu a t a り、.各 p e には2個の性城感鉢 (gen. cra. Dec .1950,. ÷配1 GAKU(. Vo l .2 .2 , No. . Fig )免れo刀s逸 れf 一10 ‐ s c s c の れs ,4一 .ヱ ,郷のo Z 1 質e 7 も 88 M^MUR^ ・ . Fi 4 1 i t ー er s of l v os or lmr g . . ) imer lprov i lgeni l i ta i 1an ( s o l ・ ep a. /クク. l e nymph areaof ma . Fig l ra .5 . 鳶pime. ー la t ) s an e ( 1. i i l gen i l organ of t s ona a prov fen l 1a e nymph .. . ー ←7面罵÷ 6 190. 5. Fig ] ー ) sof ma e u 1 .6 . Pa ..

(5) . . 第2巻 第2号. 学. 塾. 5年!2月 昭和2. Fi i l e ra g n ・ . 配p .7. la t es p. 1 an〔. lareaof ma l t a e geni . ・8 Fi landi b leof n l g 1 a e . . 霞 . Fi f tI V 1eg of male. g . Le .9 Fi 1 0 E l ra1 p t a e g s and , , pime. 9. 「甲 . 体は雄よりも遥かに大きく体長 112 5p . 、 体中970一、 体 3 7 0 高 である。 しかし欧洲薩 P,Z r ‘ e z ‘ sαね s に比すれば. 大きさは略々2 l i l / l e s ar or- 3であるo Palpi , mandib , max. 1. imer l1 l gan 等の形は雄の それ等と同様であるが ep o t ’ a e s l area は縦のものとは著 しく異る Ep t a や geni r aは 。 ime. m. 4 群であって第! 第 2e ime ra は融合して前板をなし p 、 第 3、 第 4epimera は合 して後板を形成 して いる 前板 。. は小さく矩形に近いが後板は大きく菱形をなしている。. 形に近い点が特異である。 体各部の測定値は次の通りで. ヱ37. 188. 80. 143. 148. 91. 160. 103. 182. 200. 228. 205. 222 .. 222. 143. 205. 257. 239. 217. 268. 296. 274. ● Length of geni l t a ng ,openi. ● .170 ;. ※ 文部省訳隙研究費補助. 北海道学費大学旭川分校生物学教室邦文業績. 孔が開いて いる。 Gen i l l t t a a e は略々 3 角形で3個の p i l d b 1 n t 2 l e a [ e ua‐と 個の小感覚毛を備えている。 P. g c a P.Z i cれ s ’ 7 s では余り尖鋭にならずに略々正三角 . 声po. ヱ25. l th; e l ・ g. に小さな感覚毛数本を備えている。 第4epimera は最も 大きく、 その後端は尖っている。 Ge i larea には 2個 t n a i l s の中間には縦に生殖 t l の genta e a s があり、 両 p t lp a e. ‘ lp l c t ? ‘ s cの み s で は geni t a a e の 前 線 は ひ どく 尖 っ て い る. 74. Mandi b le 1 l sl9oi nl l 1 ) e ・i nc ng c udi aw of 61 jn g. BI imer ) a は左右のものが相離れている。 各 e ime r a共 p. が. larea of f t l a geni ema e .. 女. 献. 今村泰二.1950a. ミ ヅ ダニ の 1種 H卿rの似α sわ7 も- zpq zpz s(He r血. l ) の生 活 史 に っv・て, 学 費, vo 、 夕 ,2 , .. ある (帥):. no .1 . . 74‐78 , pp. .man ヱ950 b i ura ・ t e ud e 80h Thr r ee wa . St , T.・ ‐ i 霞 1 i l P do i i D 1 i t d 1 roD I Hok e sl t ( a r a a s c o I ] s e ・ g . I ,. Eye 1 si nter▽a. 345 ;. 1 h of maxi l l engt ar 」 l 1 ga .or h 。fl l .ar organ v▽idt naxi. ヱ25 ;. pa l pus. =, ・ m. V I. V. i i [ do 1 t e i on ▽▽a t er ハ. 1 1 r s okka 1 nper . Jo . Fac .Sc ・日 .. 34. ”6. 48. 143 .・ 54. ・ 21. 75. 27・. 108. ・4 pp・143一165 ‐ Uni l l ▽ .▽o . Sen 孤. Zoo .1 . . , no , , Vi ・ <ar l1936 i l benod.E [y〔 t lracar i e s e rn s s ・ na .で▽a ,1 .. Ext i de ens or s F1 i de exors. r. 194 ;. e s s Pr ・ d Uchi. 51. T l i l obs i t og ca ons erva .1932 . Some Eco. l l l i 13 亘 t Dent e rwe 2 s c l and Te . Ti ,孤.Jem.. 191.

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