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都市居住高齢者の近隣空間における余暇生活の実態について

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Academic year: 2021

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Kobe Shoin Women’s University Repository

Title

都市居住高齢者の近隣空間における余暇生活の実態につい

A study on leisure life of the elderly residents living in

urban areas in neighboring districts

Author(s)

増永 理彦(Masunaga Tadahiko)

Citation

生活科学論叢(Review of Living Science)

No.31:39-53

Issue Date

2000

Resource Type

Bulletin Paper / 紀要論文

Resource Version

URL

Right

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都 市 居 住 高 齢 者 の 近 隣空 間 にお け る

余 暇 生 活 の実 態 につ い て

増 永 理 彦

● は じめ に40 1研 究 の背 梁40 1-1高 齢 者 の 現 状40 1-2高 齢 者 の余 暇 生 活41 1-3近 隣 余 暇 生 活 空 問41 2耐 究 の概 要42 2-1研 究 の1」的 と本 稿 の位 硫 姻 2-・3調 査 概 要42 3近 隣 余 暇 活 動 の全 般 酌 特 徴43 3-1高 齢 者 の プ ロ フ ィ ー ル43 3-2余 暇 生 活 の特 徴45 3-3ま とめ48 4近 隣 余 暇 活 動 の分 析49 4-⊥ 目的49 4-211i常 生 揃 動 作 と 余 暇 活 動49 ● お わ りに53 -39一

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● は じ め に 今 日の 日本 に お い て は、 欧米 には 見 られ な い 速 さで 高 齢 化 が 進 ん で い る。 また 、 高 齢 者 の生 活 が 経 済 ・社 会 の 変化 の 中で 大 き く変 容 しつ つ あ る 。 都 市 居 住 高 齢 者 の 生 活 空 間 の 課 題 と して、 例 え ば 、緊 急 性 の高 い介 護 面 にお い て は 、実 際 の 関連 施 設 整 備 も充 分 と は い え ない に し て も進 展 し、 また 、 す ま いづ く りの 分 野 で は 、 高 齢 者 向 け の バ リ ア フ リー対 応 設 計 が い わ ば 常 識 に な りつ つ あ る。 関 連 す る調 査 や研 究 も多 い 。 しか しなが ら、 課 題 は他 に も多 種 多 様 で 山積 して お り、 本 稿 で   の は 、健 常 高 齢 者 の余 暇 生 活 を取 り上 げ 論 述 した い 。 人 生 の最 後 の ス テ ー ジ に差 し掛 か っ た 高 齢 者 が そ の 自由 な余 暇 時 間 を、 い か に快 適 に ま た 楽 し く活 用 して い くべ きか は 、今 後 、 高 齢 者 が 急 増 す る だ け に重 要 で あ る 。 居 住 地 で の 近 隣 余 暇 生 活 に関 す る空 間 的 課 題 を明 らか に す る こ と を 目 的 に、 まず は 、 健 常 高 齢 者 の 居 住 地 周 辺 にお け る余 暇 活 動 の実 態 を捉 え た い 。 1研 究 の背 景 1-1高 齢 者 の 現 状 ① 家 族 の 変 容 と高 齢 者 戦 後 、家 族 制 度 と して は大 家 族 中 心 か ら核 家 族 へ 、 さ ら に は単 身 ・夫 婦 ・母子 ・父 子 とい っ た 家 族 が 増 え 、 家 族 人 数 も減 り、家 族 形 態 が 多 様 化 しつ つ あ る。 また 、 こ の 家族 の 変 容 と深 く 関 連 しな が ら女 性 の社 会 進 出 も顕 著 で あ り、高 齢 化 も急 速 で 、20∼25年 先 に は30%前 後 の 高 齢 化 率 が 予 測 され て い る 。 と こ ろ で 、 高 齢 者 の居 住 を め ぐる 問題 は大 きい 。 か つ て の よ う に要 介 護 高 齢 者 の 生 活 を受 け 入 れ あ る い は 支 援 す る 、 家 族 にお け る経 済 的 ・人 的 余 裕 とい っ た もの は もは や期 待 で きず 、 高 齢 者 の 生 活 を支 え る上 で 大 き な問 題 と な っ て い る。今 後 は 、あ る程 度 は 家 族 資 源 に頼 りつ つ も、 何 らか の 形 で社 会 的 対 応 が 必 要 な状 況 に あ る 。2000年4月 か ら介 護 保 険 制 度 の 導 入 も予 定 さ れ    う て お り、 ま さ し く社 会 問題 と な っ て い る。 一 方 、 現 在 の高 齢 者 の 中 に は、 昭和 二 桁 生 まれ もふ え て 戦 後 の大 きな 社 会 変 化 の 影 響 を受 け て い る 層 が 確 実 に増 え て お り、 今 後 、 高 齢 者 層 もそ の 生 活 特 性 が 大 き く変 化 す る で あ ろ う こ とが 容 易 に予 測 され る。 戦 前 社 会 の 旧 制 度 と りわ け家 族 制 度 や 地 域 社 会 の 制 約 が 次 第 に後 退 し、 戦 後 の 民 主 的考 え 方 や 欧 米 の 近 代 的生 活 様 式 の 影 響 を 受 け 、 さ ら に は生 活 の 豊 か さ を追 求 す る ラ イ フス タ イ ル を も身 に つ け た個 性 的 あ る い は合 理 的 ・個 人 主 義 的 高 齢 者 が増 加 傾 向 に あ る。 ま た 、 健 康 指 向 も高 く、 ス ポ ー ッ もた しな み あ る い は趣 味 も豊 富 で元 気 な新 しい タ イ プ の 高 齢 者 も増 え て い くの で は なか ろ う か 。 ② 地 域 コ ミュ ニ テ ィ の形 成 生 産 の 場 とす まい が 分 離 し た現 代 都 市 で 居 住 地 に お け る高 齢 者 の 共 同 生 活 問 題 に 関 して は、 多 方 面 か らの ア プ ロ ー チ が 必 要 で あ る 。 例 え ば 、 地 域 へ の 帰 属 意 識 が 薄 い集 合 住 宅 で は 、 同 じ

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廊 下 や 階 段 で も挨 拶 もせ ず 、 だ れ が 住 ん で い る か も解 らな い 状 況 もあ る。 他 人 か ら干 渉 さ れ な くて 個 々 人 で個 性 や 価 値 観 を持 っ て生 活 す る の も よ い で あ ろ う。 が 、 逆 に 、 現代 都 市 社 会 で の 交 流 や 近 所 付 き合 い の無 さ か ら生 じる様 々 な 問題 も あ る 。今 後 、 以 前 の 農 村 社 会 で の 生 産 や 労 働 と結 び つ い た共 同 生 活 あ る い は コ ミュ ニ テ ィ と違 っ た形 で の 、 あ らだ な居 住 地 で の 共 同生 活 の あ り方 が 求 め られ て い る 。一 方 、 高 齢 化 す る と、 長 年 親 しん だ居 住 地 で の 継 続 居 住 の 意 向 が 強 くな る 。 例 え ば 、'全 国 区"レ ベ ル で 移 動 す る勤 労 者 の 受 け 皿 で あ っ た公 団 賃 貸 住 宅 に お い て さえ も、 高 齢 化 が進 み 、 現 居 住 地 で の 継 続 居 住 あ る い は 定 住 指 向 が 高 ま りつ つ あ 窺)ま た 、 高 齢 者 に と っ て は 、 で き る事 な ら これ まで に生 活 して きた場 所 で そ の ま ま継 続 的 に住 み 続 け た い とい う要 求 を もっ て い る。 こ の こ と は、 阪 神 ・淡 路 大 震 災 で 被 災 した 高 齢 者 の 生 活 実 態 が 如 実 に物 語 って お り、地 域 コ ミュ ニ テ ィの 重 要 性 や 必 要 性 が 数 多 く語 られ て い る 。 や は り、 慣 れ 親 しん だ生 活 空 間 や環 境 あ る い は そ こで の 人 的繋 が りが 大 事 に な っ て き て お り、 高 齢 者 の余 暇 活 動 を考 え る時 、 地 域 か ら の視 点 、 地 域 生 活 の観 点 が 重 要 で あ る。 12高 齢 者 の 余 暇 生 活 労 働 時 間 を短 縮 し、 あ る い は科 学 技 術 の 発 展 を 背 景 に家 庭 電 化 製 品 の 普 及 等 に よ り、 自 由 な 時 間 を増 や す こ と に よ っ て余 暇 生 活 は歴 史 的 に も進 ん で き て い る 。 欧 米 と まで は い か な い が 、 日本 の都 市 生 活 者 の 中 で も 自由 時 間が 増 え 、 多 様 な余 暇 生 活 が 送 られ て い る。 恐 ら く、 都 市 住 宅 に居 住 す る 高 齢 者 に つ い て も この 傾 向 が あ ろ う。 高 齢 者 は 、 一 般 には 、 退 職 し子 ど も も巣 立 ち 、 手 が か か ら な くな り、 や っ と 自由 な時 間が 増 え 余 暇 を 楽 し む余 裕 が 出 て くる 。体 の機 能 や 体 力 は徐 々 に落 ち て い くが 、 ス ポ ー ツ を 楽 しみ、 忙 しい 合 間 に続 け て きた 趣 味 に も本 格 的 に打 ち込 む余 裕 も 出 て く る。 自宅 で の 趣 味 ば か りで は な く、 地 域 に お い て 積 極 的 なサ ー クル 活 動 もあ り、 不 充 分 で は あ る に して も施 設 は様 々 に用 意 さ れ つ つ あ る。 しか し増 加 して い く高齢 者 の多 様 な要 求 に は量 的 に も質 的 に も十 分 対 応 し きれ て い な い 。 1-3近 隣 余 暇 生 活 空 間 交 通 手 段 が 普 及 し、 高 齢 者 もか な り自 由 に国 内 外 に旅 行 で き る状 況 にあ る。 しか しなが ら、 高 齢 者 に とっ て は、 日常 的 な近 隣 で の 生 活 が 中 心 で あ る 。 週 や 月 に一 度 とい っ た"た ま の"地 域 外 や 市 外 で の 観 劇 や 旅 行 な ど に 出 か け る こ とは あ っ て も、 家 族 や 近 所 の 隣 人 達 との 日常 的 関 わ りの 中 で の個 人 的 な余 暇 生 活 の 充 実 の 方 が 重 要 で あ ろ う。 居 住 地 点 か ら徒 歩 で15分 程 度 まで で到 達 で き る、小 学 校 か 中学 校 の 校 区 レベ ル の 範 囲 に お け る近 隣余 暇 空 間 は どの よ う に あ るべ きか 。特 に、 公 的 な施 設 や そ の 運 営 は ど う あ る べ き か な ど考 え るべ き こ とは 多 い。 -41一

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2研 究 概 要 2-1研 究 の 目的 と本 稿 の位 置 上 述 して きた よ う に、 戦 後 今 日 に至 る まで社 会 や経 済 が 変 化 す る と共 に 家 族 も変 容 し、並 行 し.. て 高齢 者 の 住 生 活 も変 わ っ て 来 て い る。 今 後 、 高 齢 者 の 余 暇 生 活 空 間や そ の 整 備 は い か にあ るべ きか は 高 齢 居 住 の な か で重 要 テ ー マ の一 つ で あ り、余 暇 生 活 に 関 す る調 査 や 研 究 は、 要 介 護 高 齢 者 の そ れ に比 して 少 な い だ け に、 基 礎 的 な 意 味 で の 実 態 把 握 ・実 状 分 析 は 緊 要 で あ る 。 この よ う な研 究 目的 の 下 に ア ン ケ ー ト調 査 を行 な っ た が 、 本 稿 で は 、 この 調 査 結 果 の 一 部 分 に つ い て 報 告 した い 。 2-2調 査 概 要 ① ア ン ケ ー ト調 査 イ)実 施 地 域 一高 齢 者 の 近 隣 に お け る余 暇 生 活 の 調 査 区域 を決 め る に当 た っ て は 、相 互 比 較 が 可 能 な よ う に都 市 内 部 で い くつ か の 特 徴 的居 住 地 が モ ザ イ ク 的 に 集 ま っ て い る 阪神 間 臨 海 部 にお け る あ る住 宅 地 を選 定 した 。 ロ)実 施 時 期 一1999年11月 初 旬 ハ)ア ン ケ ー ト対 象 一 上 記 調 査 実 施 地 域6つ の 単 位 老 人 ク ラ ブ会 員(健 常 高 齢 者 の 実 態 を 知 る 目的 で あ る の で 老 人 ク ラ ブ に対 象 を設 定)全 員 に対 し、 入 院 中 ・長 期 不 在 者 な ど を省 い て 調 査 対 象 に した 。 ま た 、 ア ンケ ー トに は個 人 レベ ル で答 え て も ら っ た。 単 位 老 人 ク ラ ブ を 地 区 毎 に以 下 の よ う に ま とめ た。(ア ル フ ァベ ッ トの 次 の カ ッ コ の 中 の 数 は単 位 老 人 ク ラ ブ数) A(2):戦 前 に電 鉄 会 社 に よっ て 開 発 供 給 され た戸 建住 宅 と一 部 公 営 住 宅 含 む 地 区 B(4):公 団 賃 貸 住 宅(昭 和30年 代 後 半 供給) C(2):市 営 住 宅(昭 和30年 代 後 半 年 供 給) D(2):公 団 賃 貸 住 宅(昭 和50年 代 前 半 以 降 供 給 開 始)と 分 譲 住 宅 の併 存 団 地 E(4):江 戸 末 期 か らの 新 田 開発 を ル ー ツ とす る 民 間住 宅(戸 建 住 宅 、 賃 貸 ア パ ー ト、 分 譲 マ ン シ ョ ンな ど)地 F(1):県 営 住 宅(昭 和60年 代 半 ば供 給) 二)実 施 方 法 ・配 布 ・回収 一 単 位 老 人 ク ラ ブ を 通 じて配 布 し、数 日間留置 の後 、調査 員 に よる 回収 を行 な っ た ホ)回 収 結 果 回収 数674回 収 率:約85% へ)ア ンケ ー ト内 容 一基 本 属 性(個 人 ・家族 ・住 宅 の プ ロ フ ィ ー ル等)と 生 活 特 性(生 活 動 作 ・

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通 院 ・TV・ 散 歩 等 、 地 域 で の 生 活 、 定 住 志 向 等)、余 暇 生 活 につ い て の 意 見(自 由 時 間 に つ い て 、 余 暇 活 動 へ の 考 え)、具 体 的余 暇 活 動(余 暇 活 動 の 具 体 的 内 容 、余 暇施設 の利 用実態 、 地 域 外 で の余 暇 活動) ② 資 料 収 集 ・事 前 調 査 ・関連 行 政 ヒ ア リ ング、 現 地 調 査 、 プ レサ ー ベ イ 等 …1999年10月 初 旬 3近 隣 余 暇 活 動 の 全 般 的 特 徴 3-1高 齢 者 の プ ロ フ ィ ー ル ① 基 本 属 性 に 関 して イ)性 別 ・年 齢 ア ンケ ー ト回答 者 の 男 女 の 割 合 は ほ ぼ1:2の 割 合 で あ る。 女 性 は 、 日頃 か ら地 域 で の 生 活 時 間 が 長 く、 地 域 ベ ー ス の老 人 ク ラ ブ 会員 に加 入 しや す い。 一 方 、男 性 は 、 これ ま で企 業 等 で 勤 め て きて お り老 人 ク ラ ブ に は馴 染 み に くい 。 ま た 、70才 ぐ ら い ま で は働 い て い る 人 も 多 く、老 人 で は な い とい っ た気 持 ち も働 い た り して加 入 者 は相 対 的 に少 ない 。 一 方 、 高 齢 者 人 口 も男 性 が 女 性 よ り少 な く、結 果 と して老 人 ク ラ ブ は女 性 主 体 に な り、 ア ンケ ー ト全 体 と して 女 性 の意 向 が 強 調 され る こ とに な る。 年 齢 につ い て は 、60才 か ら10才 刻 み で見 る と70∼ 80才 が54%と 過 半 で あ る 。60才 代 は21%と 低 い 。 ロ)現 在 と過 去 の 職 業 有 職 者(パ ー トも含 め)は8%弱 で 、 無 職 が ほ と ん どで あ る。 有 職 者 の 職 場 は ほ ぼ半 数 が 徒 歩 圏(15分 程 度)で あ る 。 過 去 、勤 め た こ とが ない は18%弱 程 度 で 、 女 性 も含 め多 くの 高 齢 者 が 勤 務 経 験 を 持 っ て お り、 職 種 で は 、 ブ ル ー カ ラ ー層(20%弱)よ り もホ ワ イ トカ ラ ー 層(42%強)が 多 い 。 ハ)収 入 年 間200万 円未 満 が58%で 、 そ の うち100万 未 満 が26%も あ る。 こ の こ とか ら、 恐 ら く60% 以 上 の 人 が 年 金 生 活 者 で あ る と推 測 で き る 二)居 住 年 数 10年 以 上 居 住 の 人 が80%を 越 え 、 そ れ だ け様 々 な面 で 地 域 に定 着 して い る だ ろ う こ とが伺 え る 。 ホ)住 宅 の 種 類 居 住 す る住 宅 の 種 類 は 、 戸 建 住 宅(約33%)、 公 団 賃 貸 住 宅(約32%)、 公 営 住 宅(約22%)、 の 三 者 が ほ と ん ど(計90%近 く)で あ る。 -43一

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② 生 活 特 性 イ)日 常 生 活 動 作 半 数 近 くが 「何 不 自由 な く ど こに で も行 く こ とが 出 来 て 、自力 で 生 活 で きる 状 態 で あ る」(4 8.5%)層(Aグ ル ー プ)で 、 「遠 くに行 くの は つ らい が 、 ふ だ ん の 生 活 は 自力 で 可 能 で あ る」 (31.6%)(Bグ ル ー プ)を 入 れ る と、80%が 近 隣 で の 自立 生 活 が 可 能 で あ る。 ま た 、「ほ ぼ 自 力 で生 活 で き るが 援 助 も時 々 必 要 で あ る 」(Cグ ル ー プ)は15.6%と な っ て い る。 ロ)通 院 日常 的 に は 自立 した生 活 を送 っ て い る人 が 多 い が 、 通 院 して い な い 人 は17%程 度 で 、 月1 ∼2回 の 通 院 か らほ とん ど毎 日の 通 院 ま で 、 ほ と ん どの 人 が 通 院 を要 す る何 らか の 持 病 を持 っ て い る よ うで あ る 。 ハ)家 事 家事 につ い て は 、 め っ た に しな い 人 は11%程 度 で 、 こ れ は配 偶 者 や そ の他 の 家 族 に頼 っ て い る 層 で あ ろ う。 ま た、 全 部 一 人 で や る 人 は45%近 くあ るが 、 単 身層 で あ ろ う。 こ れ ら以 外 で は 、 め っ た に し な い層 か ら 自分 で すべ て を こ な す 層 ま で の 間 は 、 家 族 の メ ンバ ー とお 互 い 協 力 しなが ら、様 々 な レベ ル で 家 事 が分 担 さ れ て い る。 二)自 宅 内外 で の 生 活 時 間 全 体 と して 自宅 内 で過 ごす 時 間 の 長 い 人 が 多 く、 一 日の 時 間 で 外 に 出 る ほ う が 長 い い わ ば 心 身 と も に元 気 で 黙外 交 的 な人"は 四 分 の 一 に もな らな い 。 しか し、 この グ ル ー プ は積 極 的 に外 に 出 る新 しい ラ イ フス タ イ ル を持 っ た 高 齢 者 が 含 まれ て い るか も知 れ な い とい う意 味 で 着 目 した い 。 ホ)テ レ ビの 視 聴 これ も予 想 さ れ た こ とで は あ る が 、 お お よ そ 三 分 の二(65%程 度)の 人 が 、3時 間 以 上 テ レ ビ を見 て お り、6時 間以 上 の人 だ け で も15%を 越 え て い る。TVが い か に現 代 の 高 齢 者 生 活 の 中 に入 り込 ん で い る か を示 し、 自宅 で の余 暇 時 間 の 多 くはTV視 聴 に使 っ て い る と思 わ れ る。 へ)散 歩 時 間 高 齢 者 に と って 、 健 康 を考 え る と き、最 も簡 単 で 手 ご ろ な余 暇 活 動 と して散 歩 が あ る 。 散 歩 を しな い 人 も29%程 度 は い る が 、1H以 上 散 歩 をす る人 も20%程 度 あ り、散 歩 を毎 日実 行 し て い る 人 が7割 程 度 い る 。 散 歩 は健 康 の維 持 の み な らず 自然 環 境 に も触 れ る機 会 が 増 え 、 ま た 、地 域 の 人 と も挨 拶 や立 ち 話 の き っ か け も に も な り、 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン醸 成 の 意 味 も 持 つ 。 ト)近 所 との 付 き合 い 挨 拶 もせ ず 、 隣 近 所 に は 興 味 が な い とい った 高 齢 者 は ほ とん ど な い 。 む しろ、 親 戚 同然 の

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付 き合 い を して い る高 齢 者 が19%ほ ど もい る 実 態 は 、 当 地 域 で の コ ミュ ニ テ ィ が そ れ だ け 育 っ て い る こ との 証 左 で は な か ろ うか 。 現 代 の都 市 居 住 者 の 近 隣 と の 付 き合 い が な く個 人 個 人 で 閉 鎖 的生 活 を 送 る 人 が 多 い 中 で は注 目 して も よ い の で は な か ろ うか 。 チ)定 住 意 向 高 齢 者 特 有 の傾 向 で もあ ろ うが 、 当 地 域 の高 齢 者 は 、圧 倒 的 に継 続 希 望 ・定 住 指 向 を持 っ て い る(95%近 く)。当 地 域 が 物 的 な住 環 境 や 人 間 関係 の 面 で 住 み 心 地 よ く、あ る い は 、逆 に 、 こ の 地域 以外 に行 き先 が な い とい っ た 消 極 的 な層 も含 ん で は い よ うが 、総体 と して離 れに く い とい う好 感 度 の 高 い"場 所 性"を 持 っ て い る こ と は以 下 に も述 べ る よ う に確 か で あ る。 次 に、 ア ンケ ー ト結 果 か ら定 住 指 向 の理 由 を見 て み よ う。 こ れ は複 数 回答 で 答 え て も ら っ て い るが 、 まず は60%近 くが 大 阪 な ど の大 都 市 へ の交 通 ア ク セ ス を評 価 し、 次 い で 買 い 物 や 公 園 な どの 住 環 境 施 設 が 整 備 され て い る こ と(50%程 度)の 二 点 を評 価 して い る。 次 い で 、 長 く 住 ん で い る とい う こ と(44%程 度)、 近 隣 との つ な が りや 助 け あ い(41%程 度)で あ る。 以 上 の 理 由以 外 に も%は 低 くな るが 、20%程 度 の 評 価 で 、 子 ど もや 親 戚 が 近 くに居 住 して い る こ とや 持 病 な どで の 通 院先 が 決 ま っ て い て 変 え に くい こ と もあ る。 定 住 指 向 の 理 由 と し て 、 単 に物 理 的 な住 環 境 の 良 さ だ け で は な くて 、 地 域 で の様 々 な 人 的 つ な が りの 重 要 性 が 浮 か び 上 が る 。 3-2余 暇 生 活 の特 徴 余 暇 生 活 に 関 して は 、「余 暇 生 活 に つ い て の意 見(自 由 時 間 につ い て)」、「余 暇 生 活 に つ い て の 意 見(余 暇 活 動 へ の 考 え)」及 び 「具 体 的余 暇 活 動 」 の 三 点 に 関 して述 べ る こ とに す る。 ① 余 暇 生 活 に つ い て の意 見(自 由 時 間 につ い て) 余 暇 に使 え る 自由 な時 間 に関 して の 一 般 的 な考 え に つ い て どの よ う な意 見 を持 って い る か を ま ず 聞 く項 目で 、10個 の カ テ ゴ リー(図 一1参 照)か ら3つ 以 内 選 ぶ とい う ア ンケ ー トで あ る 。 全 体 と して は 、 自 由 な時 間 は 「休 養 や くつ ろ ぎの た め の 時 間」 が(48.1%)と 半 数 の 人 が 考 え て い る 。 拘 束 的 あ るい は義 務 的 時 間 で は な くて 自分 を解 放 し くつ ろ ぎ休 養 す る時 間 と して 多 くの 人 が 捉 え て い る 。 次 い で 、「趣 味 や ス ポ ー ッ を 楽 しむ た め の 時 間」「健 康 の維 持 や 増 進 の た め の 時 間」 が30%台 で続 き、「友 人 ・知 人 と過 ごす た め の 時 間」「気 晴 ら しや ス トレス 解 消 の た め の 時 間」「家 族 と過 ご す た め の 時 間」 が20%台 で あ る。 う なず け る内 容 と な っ て い る 。 逆 に支 持 が 少 ない 項 目 と して 、10%以 内 で 、「地 域 活 動 や ボ ラ ンテ ィア 活 動 の 時 間 」「社 会 に貢 献 す る た め の 時 間 」 が あ る 。 阪 神 淡 路 大 震 災 を通 じて もNPOや ボ ラ ン テ ィ ア の活 躍 は 目 を み は る もの が あ り全 国 レベ ル で 発 展 しつ つ あ るが 、 高 齢 者 の 参 加 を見 る ま で に はい た って な い 。 しか し、 今 後 は そ れ ま で の社 会 的 経 験 ・能 力 を発 揮 す る こ とが 高 齢 者 の 自由 時 間 との 関 連 で も、 ク ローズ ァ ー45一

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ッ プ さ れ て こ よ う 。   の 同 じ内 容 の全 国調 査 を取 り上 げ比 較 して み た 。 お お む ね 同 じ傾 向 に あ る が 、 当 地 域 が 全 国 レ ベ ル に 比 して の大 きな 違 い(10ポ イ ン ト程 度 の 差)は 、「家 族 と過 ごす た め の 時 間 」「自然 に親 し む た め の 時 間」 が低 い こ とで あ ろ う。 当 地 域 は大 都 市 に位 置 し、 余 暇 開 発 セ ン タ ー で の 全 国調 査 は全 国 各 地 で の サ ンプ リ ングで あ り、 い わ ば大 都 市 と地 方 の 差 が 出 て い る と解 釈 で き る。 つ ま り、 当 地 域 居 住 者 は 単 身 も比 較 的 多 く、 家 族 と過 ごす こ と に関 して す で にハ ン デ ィキ ャ ップ を持 っ て い る状 況 が あ る。 あ る い は 同居 家 族 が い て も家 族 との コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ンの 指 向 が 少 な く、 自分 の 自由 時 間 の イ メ ー ジ と して家 族 との ふ れ あ い が 浮 か び に くい こ と を示 して い る の で は な か ろ う か 。 また 、「自然 」 に関 して も、相 対 と して近 くに 自然 環 境 が 不 十 分 で あ る と、「親 し も う」 とい う感 覚 が 育 ち に くい 結 果 に な っ て い る の で あ ろ う 。 (図一1)余 暇生 活 につ いての 意見(自 由時 間 につ いて) %60 50

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〆/ノ

♂ ド

評 ボ/〆

② 余 暇生 活 につ い て の 意 見(余 暇 活 動 へ の 考 え) 具 体 的 な余 暇 活動 につ い て 、 どの よ う な意 見 で あ る か を聞 く質 問 で あ る。「こ う した い 」 とい う希 望 や あ る い は 「こ うあ る べ き」 とい っ た規 範 的 な 内容 で あ る 。 余 暇 活 動 に 関 す る25項 目 に 絞 り、 回 答 カ テ ゴ リ ー は そ れ ら に対 して ど う思 うか3段 階 で 聞 い て い る(図 一2参 照)。 結 果 を見 る と、 自分 の健 康 、 近 所 との 交 流 、 家 族 や 親 戚 との 交 流 や だ ん らん 、 草 花 を含 め た 自然 との 親 しみ 、 あ る い は 、 自宅 で の 新 聞 や 読 書 とい っ た 、 常 識 的 で一 番 身 近 な余 暇 時 間 の使 い方 を重 要 視 し てい る こ とが 解 る 。 反 面 、「全 くそ う思 わ な い 」 が 過 半 の3項 目 を見 る と、 最 近

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の 都 市 生 活 者 に ブ ー ム の余 暇 活 動 と も言 え るパ ソ コ ン、ペ ッ トにつ い て は 関 心 が うす く、ま た 、 仕 事 を生 きが い にす る とい う考 え方 は 少 数 派 で あ る こ とが わ か る 。 ③ 具 体 的余 暇 活 動 ① と② が意 向 調 査 で あ る の に対 して 、過 去 一 年 で経 験 し た 自宅 内 外 で の 具 体 的余 暇 活 動 に 関 して 、 具 体 的 な 実 践 あ る い は 経 験 を複 数 回答 と して答 え て も らっ た 結 果 で あ る。 イ)活 動 内容 自宅 内(バ ル コ ニ ー な ど も含 む)及 び 、屋 外 で の 観 光 ・行 楽 、 娯 楽 、 趣 味 ・創 作 、 ス ポ ー ツ、 そ の他 の屋 内1つ ・屋 外5つ 計6つ の ジ ャ ンル に 分 け て 聞 い た。 ロ)自 宅 内 屋 内 で の 活 動 と して は 、「庭 い じ り ・花 作 り」「体 操 な ど の軽 い 運 動 」「趣 味 と して の 読 書 」の 、 実 用 性 、 健 康 維 持 あ る い は教 養 を 身 に つ け る と い っ た 三 項 目(第 一 グ ル ー プ とい え よ う)に 関 して は40%前 後 の 人 が 経 験 して い る。 これ ら は 、 自宅 内 で 、誰 で も簡 単 にで き費 用 も か か らな い とい っ た手 軽 さが 高 い 経 験 率 に な っ て い る もの と思 わ れ る 。 こ の 三 項 目 に次 ぐも の と して 、10%ほ ど率 を減 ら して 次 の グ ル ー プ 「盆 栽 ・鉢 植 え」「興 味 あ る もの の 学 習 」 が20%台 で あ る が こ れ も第 一 グ ル ー プ 内 容 との類 似 性 が あ る 。 この 第 一 ・第 ニ グ ル ー プ を 除 く残 りに 関 して は 、 経 験 率10%前 後 か ら数%に な る 。 経 験 率 は低 い が た余 暇 行 為 の 種 類 は多 く、 自宅 内 で の余 暇 活 動 は多 様 で 多 面 的 で あ る こ とが 指 摘 で きる 。 ハ)自 宅 外 で の 観 光 ・行 楽 及 び娯 楽 屋 外 で の 観 光 ・行 楽 関 連 余 暇 活 動 の 中 で は 、近 場 の 温 泉 、国 内 旅 行 、紅 葉 ・花 見 とい った 、 高 齢 者 の余 暇 活 動 と して 解 りや す くポ ピュ ラ ー な 寧定 番 的"内 容 が 多 い 。 ま た、 娯 楽 ・飲 食 面 で は 「食 事 会 ・飲 み 会 」「外 食(日 常 的 な もの は 除 く)」そ して 、 す っ か り定 着 した 「カ ラ オ ケ 」 と い っ た 、 仲 間 や 家 族 で 楽 しめ る もの が 支 持 さ れ て い る結 果 と な っ て い る。 と こ ろで 、 この 地 域 に は 競 輪 場 が あ り、 ま た 、 地 域 外 で はあ る が 比 較 的 近 くに競 艇 場 が あ る に もか か わ らず 、 意 外 に もこ れ らは 低 い 経 験 率 で あ る 。娯 楽 全 体 を通 して み る と、 ギ ャ ンブ ル の経 験 率 は 低 く、 地 域 の 特 徴 で あ ろ う。 二)自 宅 外 で の 趣 味 ・創 作 活 動 内 容 が 自宅 内(屋 内)と 似 て い る面 もあ るが 、 自宅 外 で の 友 人 ・知 人 ・サ ー ク ル な ど との付 き合 い の 中で の余 暇 活 動 の 実 態 で あ る 。 「神 社 ・お 寺 参 り」 は 半 数 近 くが 経 験 して い る。 初 詣 や 節 分 ・彼 岸 あ るい は法 事 や慶 事 と い っ た 節 目 に は 結 構 出 か け る ケ ー ス が あ り、 ま た 、旅 行 に い っ た つ い で にあ る い は観 光 目 的 で の参 拝 も あ ろ う。 こ れ を除 く と、「観 劇 」「趣 味 と して の 読 書 」 は 比 較 的高 い が 、 他 は経 験 率 も低 くあ ま り差 が な い。 つ ま り、 屋 外 で の趣 味 や 創 作 とい っ た個 人 で も楽 しめ る文 化 的 活 動 は、 十 分 浸 透 して い な い が 、 自宅 内 と同 じ く多 様 化 し、 個 々 人 で個 性 的 な 対 応 が な され て い 一47一

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る とい う こ とが うか が わ れ る。 ホ)ス ポ ー ツ 関連 「散 歩 」 と 「軽 い体 操(器 具 を使 わ な い)」が50%前 後 の 経 験 率 で ダ ン トツで あ り、 ス ポ ー ツ に 関 して は 、 この2つ 以外 は実 に少 な い ア ン ケ ー ト結 果 で あ る 。 三 番 手 は、 近年 は ゲ ー ト ボ ー ル よ り も人 気 が あ る 「グ ラ ン ドゴル フ」 で あ る 。 当 地 域 は 比 較 的公 共 あ る い は 民 間 を 問 わ ず ス ポ ー ツ関 連 の施 設 整 備 は進 ん で い るが 、 ま だ 、 高 齢 者 向 け の ス ポ ー ッ施 設 整 備 は乏 し い の で あ ろ うか 。 よ り詳 しい 実 態 調 査 が必 要 で あ る 。 へ)そ の 他 イ)∼ ホ)以 外 で 、具 体 的 な余 暇 活動 で は な い が 、 そ の 他 と して い くつ か 聞 い て み た 。「近 くの 知 人 と世 間 話 を す る 」(53.5%)「 子 ど もの 家 に行 く」(39%)「 親 戚 の家 に行 く」(27.9%)と 知 人 との世 間 話 や 自分 の 子 ど もや 親 戚 との 交 流 が 多 い 。 つ ま り、 近 隣 との ふ れ あ い あ る い は 家 族 や 親 戚 との 交 流 を半 分 か ら三 分 の 一 の 高 齢 者 が 経 験 して い る。 また 、「商 店 街 や 盛 り場 を ぶ らつ く」(26%)「 電 車 や 車 に乗 っ て友 人 に会 い に行 く」(23%〉 と い っ た 、 若 者 的 な 活 動 を し   の て い る高 齢 者 も四 人 に 一 人 は い る 。後 者 も よ り詳 し く調 査 す る と高 齢 者 の新 しい ラ イ フス タ イ ルが 解 読 で き るか も しれ な い。 ト)全 体 を通 して 経 験 率 が 高 い50%以 上 を見 る と、屋 外 で の 、「近 場 へ の温 泉旅 行 」(59,7%)、 ス ポ ー ッ 関連 の 「散 歩 」(56.2%)、 そ して 、「近 くの 知 人 と世 間話 を す る」(53.5%)で あ る。 背 景 に は、 健 康 と コ ミュ ニ ケ ー シ ョン志 向 が あ る の で は な か ろ うか 40%以 上(50%未 満)を ピ ッ ク ア ップす る と、 自宅 内 で の 余 暇 活 動 と して 、「庭 い じ り ・花 作 り ・野 菜 作 り」(43.9%)、 「体 操 な どの 軽 い 運 動 」(43.4%)、 屋 外 で の 趣 味 ・創 作 の 「神 社 ・ お 寺 参 り」(45.2%)、 そ して ス ポ ー ツ で 「軽 い体 操(器 具 を使 わ な い)」(45.4%)で あ り、 身 近 な 自然 との ふ れ あ い 、 運 動 、 そ して伝 統 的 ・季 節 的行 事 及 び こ こで も健 康 志 向 が 表 れ て い る。 何 れ も、 高 齢 者 に と っ て 身 近 で 個 人 的 に気 軽 に また 手 軽 に 実 行 で きる余 暇 行 為 が 実 行 さ れ てい る とい っ た い わ ば当 た り前 の 結 果 で もあ る。 この 当 た り前 の 余 暇行 為 の 実 行 を 空 間 的 に ま た 、管 理 ・運 営 の 面 で どの よ う に保 障 す るか 将 来 、 施 設 整 備 の課 題 の 一 つ に な る で あ ろ う。 3-3ま とめ 当 地 域 の高 齢 者 の プ ロ フ ィ ー ル は 前 述 した の で 省 略 す るが 、 まず 、余 暇 に使 え る 自由 時 間 に 関 す る考 え方 で は 、 休 養 や くつ ろ ぎ、 趣 味 、健 康 維 持 とい っ た個 人 生 活 を大 事 にす る傾 向 が う か が わ れ る。 こ の こ と は全 国 レベ ル で の 調 査 に お い て も同 じ傾 向 に あ る事 が確 認 され た。 また 、 当 地 域 にお け る 年 間 の 高齢 者 の 具 体 的 余 暇 行 為 の経 験 で は 、住 戸 内 で はTV視 聴(TV

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は具 体 の余 暇行 為 ア イ テ ム に は して い な い が 、 恐 ら く経 験 率 は100%近 い で あ ろ う)を 筆 頭 と し て、 庭 い じ りや軽 い 体 操 な い し読 書 とい っ た 個 人 的 レベ ル で の メ ニ ュ ー が 中心 で あ る 。 屋 外 に お い て は 、過 去 一一年 で の 経 験 上 多 い の は温 泉 や 紅 葉 狩 や 神 社 ・お 寺 参 り とい っ た 高 齢 者 に とっ て 定 番 の余 暇 行 為 で あ る。 た だ し、 こ れ らは 、 地 域 全 体 の傾 向 で あ り、 地 区 別 や そ の 他 属 性 との 関連 も見 て み る必 要 が あ る と考 え る。 ま た 、「そ の 他 の 余 暇 行 為 」 で 一 番 身 近 で あ る 家 族 内 で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ンだ け で は な く、「近 くの 知 人 と世 間話 をす る」も経 験 率 は53 .5%と か な り高 く、ま た 、 散 歩(56.2%)あ る い は 「商 店街 や 盛 り場 を ぶ らつ く」「電車 に乗 っ て 友 人 に会 い に行 く」 とい っ た行 為 か ら は 、住 戸 内 に必 ず し も 閉 じこ もる わ け で は な く、住 戸 外 で の 活 動 も取 り組 ま れ て い る 事 が 判 明 した 。特 に 後 者 か らは 、 高 齢 者 も余 暇 活 動(20%程 度 の人)上 、 若 者 的 側 面 が あ る こ と が 認 め ら れ た 。 4近 隣 余 暇 活 動 分 析 4-1目 的 こ の 章 で は、 前 「3-2」 に お け る、 余 暇 活 動 の 実 態(余 暇 生 活 に つ い て の 意 見(自 由時 間 に つ い て)、(余暇 活動 へ の考 え)、具 体 的 余 暇 活 動 の3点)に つ い て の一 次 分 析 を よ り深 め る べ く、基 本 属 性 や 生 活 特 性 との 関 連 で分 析 を試 み る 。本 稿 に お い て は、 こ の う ち、「日常 生 活 動 作 」 に着 目 して み た(そ の他 の 要 因 関 して は 後 日、 別 稿 にて 公 表 予 定)。こ の 日常 生 活 動 作 は、 要 介 護 者 関連 の研 究 で は よ く用 い られ るが 、健 常 高 齢 者 に お い て も余 暇 生 活 を大 き く規 定 して い る と思 わ れ重 要 で あ る。 こ の 「日常 生 活 動 作 」 に関 して は 、 「3-1、 ② 、 イ」、で 述 べ た分 類 の うち 、Bグ ル ー プ は省 い てAグ ル ー プ 及 びCグ ル ー プ と地 域全 体 の比 較 を 中心 に して 分 析 す る こ と に したい 。 4-2日 常 生 活 動 作 と余 暇 活 動 ① 余 暇 生 活 につ い て の 意 見(自 由時 間 に つ い て) 日常 生 活 動 作 と 自由 時 間 に対 す る考 え 方 との 関連 性 を示 した の が(図 一2)で あ る。 地 域 全 体(そ の他 を省 い て い る)に お い て 賛 成 の 多 か った(割 合 の多 か っ た)順 に並 べ た も の で あ る 。 まず 明確 な の は、 ほ と ん どの項 目 に亘 っ て 前 者 が 後 者 に比 して 賛 成 の割 合 が 高 い 。 つ ま り、 日 常 的生 活動 作 の 能 力 は 、 自 由 時 間 に対 す る 考 え方 に も大 き く影 響 を与 え て い る こ とが うかが え る。 日頃 、 生 活 動 作 面 で の 能力 をい か に して 高 め る か あ る い は 能 力 を低 下 させ な い か の物 理 的 方 策 や対 策 の 必 要 性 が 感 じ られ る。 次 に グ ル ー プ 間 の 差 の大 きい(AがCよ り)考 え方 の項 目 と して は 、差 の 大 きい順 に 「趣 味 や ス ポ ー ツ … 」、「自分 の 能カ … 」、「地 域 活 動 や ボ ラ ン テ ィ ア… 」 そ して 「友 人 ・知 人 …」 で あ る 。「自分 の 能 カ … 」 以 外 は動 作 の 能 力 との 関 連 性 が 高 い 。「自分 の 能 カ …」 に 関 して は 、動 作 能力 が 低 い と 自分 の もつ様 々 な 能 力 を高 め る こ とに も積 極 的 にな れ 一49一

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な い あ るい は な りに くい とい う こ とで あ ろ うか 。 ま た、 逆 に 、CがAよ り も高 い項 目は 「休 養 や くつ ろ ぎ… 」 が 一 つ だ け あ る 。動 作 能 力 の低 い グ ル ー プ は 自宅 で動 か な く と も実 践 で きる あ る い は 楽 しめ る か ら、 特 に こ の項 目 に集 中 して い る と考 え られ る。 (図一2)余 暇生 活 につ いての意 見(自 由時間 につ い て)一 日常 生 活動作 別一 %7・ ② 余 暇 生 活 につ い て の 意 見(余 暇 活 動 へ の考 え) 日常 生 活 動 作 と余 暇 活 動 に対 す る考 え との 関連 性 を(図 一3)に 示 した 。 地 域 全 体(そ の 他 を省 い て い る)に お い て 、「全 く思 わ な い」「あ ま り思 わ な い 」「そ う思 う」 の 三 つ の何 れ か に丸 を つ け て も ら っ たが 、 そ の う ち 「そ う思 う」 の み を取 り上 げ、 そ の 支 持 の 多 い もの か ら順 に並 べ た もの で あ る。 上 記 ① と 同 じ よ う に、 グ ル ー プAがCよ り全 般 と して%が 高 くグ ラ フ で み る と 上 方 に あ る 。 こ れ は 、 実 際 の余 暇 生 活 行 為 を 聞 い て い る の で は な く活 動 に 関 す るあ り方 あ る い は見 方 に つ い て の賛 否 を 聞 い て い る の で あ るが 、 そ れ で や は り、 体 を使 う あ る い は動 か す項 目 につ い て はAが 高 い 。 生 活 動 作 は、 考 え方 に も大 き な影 響 を及 ぼ して い る と考 え られ る 。 反 対 に、 グ ラ フ上 でCの 方 がAよ り上 方 に あ る もの と して 、「住 い で 趣 味 や … 」 と 「昼 寝 した り… 」 と い っ た程 度 で 、 自宅 内 で の 日常 生 活 動 作 レベ ル が 低 くて も可 能 な余 暇 行 為 で あ る。

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馨 筆 讐

③ 具 体 的余 暇 活 動 (図 一4)に 日常 生 活 動 作 と具 体 的余 暇 活 動 の う ち、 自宅 外 で の趣 味 ・創 作 活 動 関連 との 関 連 を① や② と 同 じ よ う に表 現 した 。 この 項 目 は前 二 者 と違 っ て 、 具 体 的 な過 去 一 年 ほ どで の 実 際 の 実 践 あ るい は経 験 を 聞 い て お り、そ の 経 験 率 を示 して い る。 こ こで も① 、② と同 じ よ う に 、 -51一

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日常 生 活 動 作 が 影 響 大 で あ る。 しか し、 この 項 目 に 関 して は実 際 の 余 暇 行 為 の 経 験 を示 して い るか ら、Cグ ル ー プがAに 比 して か な り低 い 「観 劇 」「音 楽 鑑 賞 … 」「各 種 文 化 教 室 」 とい っ た 施 設 で 様 々 な 物 的 バ リア フ リー対 応 に配 慮 した ら、 も っ とCグ ル ー プ も経 験 率 が 高 ま る可 能 性 は あ ろ う。

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● お わ り に 最 後 に 、本 稿 を通 じて 明 らか に な っ た こ とを3点 あ げ た い 。 ① 余 暇 活 動 に 関 す る意 見 や考 え と して は 、 一般 的 か つ 常 識 な 回 答 が 多 い 。 だ が 、 高 齢 者 の こ の 「当 た り前 」 の 思 い を空 間 と して 恒 常 的 に実 現 で き る か とい え ば 、 必 ず し もそ う で は な く様 々 な課 題 が あ ろ う。従 って 、 当 地域 で 高 齢 者 の余 暇 空 間 の あ り方 を考 え る上 で 、調査結果 は初歩 的 とは い え健 常 高 齢 者 の 実 態 を反 映 して お り、 基 礎 的 資 料 と し て役 に 立 つ で あ ろ う。 ② 具 体 的 な余 暇 活 動 に つ い て は、 散 歩 や 近 場 の 温泉 あ る い は近 所 の人 との 会 話 とい っ た こ との 経 験 率 が50%を 越 え て 高 く、 こ れ も当 た り前 の傾 向 で あ る。 反 面 、 そ の 他 の多 趣 多 様 な余 暇 行 為 も経 験 され 、 同時 に 、少 数 で は あ る が 、 電 車 に乗 って 友 人 に 会 い に行 っ た り、 盛 り場 を ぶ ら   くは  ラ つ くと い っ た 活発 な 局齢 者 の存 在 も見 られ 、今後 、新 た な高齢 者の ライ フス タイル と して注 目 され よ う。 今 後 更 な る分 析 が 必 要 で あ る 。 ③ 日常 生 活 動 作 は 介護 問 題 だ け で は な くて 、健 常 者 の余 暇 生 活 の面 で も重 要 な意 味 を持 ち 、そ の レベ ル が 意 識 の上 で も具 体 の 余 暇 活 動 面 で も大 き く影 響 して い る こ とが 解 っ た 。 なお ・本 稿 は 調査 研 究 の 部 分 的報 告 で あ り、近 々全 体 を取 り ま とめ て 別 に公 表 す る予 定 で あ る ●注 注1:本 稿 にお い て は、余 暇生 活 とは、 日々 の生 活 の 中で 、一般 の労働 や 家事 ・育児 な ど を中心 と した 拘束 的生 活及 び普 段 の 日常 的 な睡 眠 ・食 事 ・入浴 とい った生命 の維持 や成 長 あ るい は衛 生 上必 要 な 義務 的生 活 を除 いた 自由 な時 間 にお い ての 、 自分 を心 身共 に高 めた り楽 しん だ りす る拘 束性 が な く 義務 的 で もない生 活 を指 して いる。 注2:高 齢者 は一 般 には65才 以上 をさすが 、本稿 で は老人 クラ ブ会 員 を対象 と して お り、60才以 上 であ る。 注3:「 住 宅」」2000年2月 号 ・ 「公 団賃 貸住 宅 居 住者 の基 本 属 性 と住 宅評 価 の経 年 変化 につ い て一定 調 に よる関西 で のマ ク ロ分 析」 ・拙稿 参 照 注4:「 レジャー 白書」 ・平 成11年4月 ・(財)余 暇 開発 セ ンターP89 注5:例 えば、「脱 地 域型 高齢 者 の都 心 商 業地 区 にお け る散 索 的余 暇 活動 の実 態 そ の1」 ・日本 建築 学 会九 州支 部研 究報 告(1992年3月)・ 上和 田他 ・な どの調 査研 究事 例 が ある。 -53一

参照

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