HoneybeeScience(2002)
ミツパテ生産物 とその医薬品としての利用 -アピセラピー
S.St
angac
i
u
ミツバチの生産物 はすべての文明で古 くか ら 利 用 され,高 品質 な食物 と して だ けで な く, 様 々な病気 に対 しての天然 の治療薬 として も用 い られて きた. ミツ/ヾチ生産物 の治療的な利用 法を "ミツバチ療法 (ア ピセラピー)" と呼ぶ. ア ピセ ラピーとは何なのだ ろうか. 簡単 に言えば,病気や不良 な状態 に対 して生 物 (人間,動物,植物)を予防,治癒,あるい は回復 させ るために ミツバ チ生産物 を利用す る ことで, その語源を考え ると,おのずか ら明解 になろう."
Api
-
"
はラテ ン語で ミツバチを指すApi
sme
l
l
i
f
i
c
aに由来 し,"
-
t
he
r
apy"
はフラン ス語 の,様 々な病気 に対 して人間,動物 を治療 す る方法 とい う意味の"
t
he
r
api
e
"
に由来す る. ア ピセラピーとは ミツバチやその生産物 を使 っ て人や動物を治療す ることである. ア ピセ ラピーで病気を予防す るとは具体的に どうい うことか : ・あなたの体内に "健康 の敵" にな りうるもの が潜入 しないうちにそれを撃退で きる. ・体内に "敬"が入 って も,生体が本来持っ "抵 抗力"を刺激 して,病的な兆候 (熟,炎症, 痛みなど)の発現前 に,それ らを排除で きる. では, ア ピセラピーで回復す るとは何か.回 復 は人がある病気や不良 な状態か らもとの健康 状態 に戻 ることで,言 いかえれば,少 な くとも 体,心,精神が発病前のよ うにふたたび機能す ることである."回復"という言葉 は手術,精神 的外傷,あるいはイ ンフルエ ンザを含む感染症 の病気後の経過 に しば しば用 い られ る. さらに "治癒す る" とい う言葉 は,ある病気 や兆候 を完全 にな くす ことを意味す る. "治療 す る''とは誰かを治癒 させ ようとす る試 みであ り,治療 に成功す るか,否かは極 めて多数の関 係要因 に左右 され るのであ る. しか し今 日, もっと大 きな意味でのア ピセ ラ ピーを私 たちは理解すべ きである. ア ピセ ラピ ーはもはや素朴 な治療方法でな く,すでに別の 医学 となった.私 たちはそれを "ミツパテ医学" とい う呼ぶ ことさえで きよ う.その根拠 は何か. ・ア ピセ ラピーはすでに科学である;まだ多 く の "謎"が残 っているに しても,確固 とした 科学的な基礎を築 いた. ・患者 の治療 にあたる時に自分が何を している のか正確 に理解 していることが必要であ り: 完壁 に診断で きて,治療薬を投与す る最善の 方法を把握 してお り, また正 しい投薬量 を知 っていることを求め られ るほど, ア ピセ ラピ ーはすでに科学 なのである. ・ア ピセラピーは膨大 な事例 において再現性の ある結果 を提示で きる科学である;例えばプ ロ ポ リ ス を 適 正 量 与 え れ ば ピ ロ リ菌He
l
i
c
ob
ac
t
e
rpyl
o
r
i
を必 ず殺菌 で き るだ ろ う. また蜂 に刺 されれば,蜂毒がア ドレナ リ ンや コルチゾール分泌量 を上昇 させ る. ・アピセ ラピーは "術"で もある. なぜな ら私 た ちの母 な る大 自然 が与 え る精神,す なわ ち;愛,友情,希望,理解, また絶望,憎 し み,虚栄心などに関係 しているか らである. ・ア ピセラピーは芸術である. これを適切 に利 用す るためには真の芸術家であることが求め られ る.あなたの心 に常 に 自然 の美 を宿 し て, この真の宝物 を兄弟姉妹 と分かち合お う とす る心構えが必要である. ・誰かを癒す ことは人生 で最 も美 しいことだ と い う意味で も,芸術 といえよ う.ア ピセラ ピーの歴史
人類がはじめて直接 ミツパテのコロニーと接 触 した日にアピセラピーの歴史が始まったと言 えるか もしれない. この最初の接触 はきっと, 針 に刺 される痛 いものであったに違いない. し か し痛みのはかに, この初めての "患者"は自 分がそれまでよりも良 く走れ,呼吸が楽にで き て,そ して体温が上昇 していることに気づいた だろう.それでユーモアも含めて,一番始めに 刺 された人が ア ピセ ラピー患者第 1号 と言 う ことができる. やがて人間は他の ミツバチ生産物,特 に甘 い はちみつの味,苦い-チパ ンと甘 くて渋 くて酸 っぱい蜂の幼虫の味を兄 いだ した.人間が これ らの ミツパテ生産物を消費 し始め, ミツパテの 刺針をたびたび利用 しは じめたときに,本当の アピセラピーの歴史 は始 まった.それが正確に いっか と特定するのはなかなか難 しいが,私た ちが考える以上 に,その歴史は長 いものである "歴史''とは "時間"という要素 に関係がある ので,年代順 にア ピセラピーの歴史をひもとい てみたい.まずは暗やみの時代か ら始めよう.◆500
0
万年以上前 に蜂類 はすでに地球上 に現 れていた.◆1
20
00
年前 に最初 の ミツパ テを描 く画家が 出現 した. ``いろいろな病 を治す ことがで きるに貴重 な 産物 として,人類が当初か ら認識 していたので あろう.ハチ ミツを採集す る人の絵が,紀元前 1万年 頃か らヨー ロッパ の洞窟 に描かれて い る."(
J
o
ne
s
,1
997
)
.
◆6000
年前 に,イ ン ドでは食物 として-チ ミ ツ,傷の治療用 にプロポ リスが用いられていた (
Pot
s
c
hi
nko
va
,1
9
96
)
.
◆5000
年前にア ピセラピーの最初の "本" が 出版 された. "その薬用効果 について書 かれた最古 の記録 は古代パ レスチナ北部,サマ リアの石版 (紀元 前二千年頃) にのこる処方隻で,それには皮膚 の感染 と潰痕の治療に-チ ミツを使 うと書かれ ている"(
J
o
ne
s
,1
99
7
)
,
◆4000
年前,伝統的なェジブ ト医学で ミツパ テ生産物,特 にハチ ミツ,蜂 ろう,プロポ リ ス (黒 いろう)が広 く利用 された. "その時代 のパ ピルス文書 を1
9
世紀半 ばに アメ リカのE.Smi
t
h
博士が入手 し,7
0
年以上 後 にJ
.Br
e
a
s
t
e
d
がその解読 に成功 した. ス ミ スパ ピルスと して知 られ るこの文書 は,40
00
年以上前の内科,外科医学の驚 くべ き姿を伝え てお り,その中に48
の症例研究が含 まれた. これ らの一つに骨が露出 した裂 けている眉の傷 が記述 されて,治療 は以下のようである : 『今,なん じがそれを縫合 した後,なん じは最 初の日に肉を縛 らねばな らぬ. もし傷の縫合が 緩んだ ことに気付 いたな ら, 2つの傷の断片を 引 き寄せよ. そ して傷口は油 と-チ ミツで毎 El 回復するまで治療を続 けねばな らない.
』
ス ミスパ ピルスでは他 にも多 くの処方につい て触れている.たとえば傷 と潰癌 は乳香 と-チ ミツのなかに浸 した麻布で治療 し,またアニス と-チ ミツ,エジプ トイチ ジクと乳香の混合物 は口内炎 とのどの痛みの治療用 うがい薬 として 使 うなどである.同 じよ うな処方が古代ギ リシ ャで1
00
0
年後,中世 イ ングラン ドで1
5
00
年 後に行われていた"(
J
o
ne
s
,1
9
9
7). ◆紀元前1
55
0
年 に, プロポ リス (黒いろう) がェジブ トのパ ピルス文書の中に現れている(
A§
i
s
,1
9
89
)
.
そこで,プロポ リスはファラ オの ミイラを作 る秘密の過程で他の活性成分 と一緒 に使われた, と記載 されている. ◆紀元前400
年頃,医薬の父,ヒポクラテスは 蜂毒を用い,強力な治療薬であると考えた. ◆紀元前200
年 に中国で絹布 に書かれた"
5
2
の処方篭"があり,その中の2つの処方 は蜂 の子 とハチ ミツの医薬的利用に関係があった.◆2000
年前,中国で神農本草経が書かれ," -チ ミツ,蜂 ろう,蜂の子 は最高級で無毒の薬 として分類 され,病気の治療 と健康管理の目 的のために常時 もちいて良い" と記述 されて いる(
Che
n,1
993
)
.
ここで一気に現代 に戻 るが,その前 にいくつ かア ピセラピー史の重要 な出来事をたどってお きたい.◆ 1
737
年にSamue
lDal
e
は そ の 著 書 のPhar
mac
ol
o
gi
a
でハゲと利尿促進 に"
Api
s
"
を推薦 した
(
Be
c
k,1
935)
.
◆1
858
年,ベル リンの卓越 した同種療法家 C.W.Wol
f
博士 は 「ミツバチ ;あるいは治療薬 としての蜂毒」を編集 した. ◆約1
00
年前,オース トリアのPhi
l
i
pTe
r
c
博 士 はその著書で,熟慮 した蜂針利用の有効性 を主張 した.彼 はとくに蜂針 と リューマチの あいだの特別な関係 について報告 している.◆1
91
5
年 に日本養蜂協会 の白岩敏伯氏 は,蜂 針療法の利用 と研究を始 め,1
939
年 には厚 生省認可の蜂療学校設立を手伝 った.◆1
935
年, B.Be
c
k
博士 は記念碑的な本である
"
Be
eVe
nom The
r
apy"
を書いた.蜂針療法に関する書籍の中で最 も優れた本の一つ である.
◆1
945
年以後,旧ソ連諸国,ルーマニア,ブル ガ リア, ポーランド,中国,その他多数の国 で,全ての ミツパテ生産物 についての科学的 な研究が始 まった(
Api
t
he
r
apy
ホームペー ジ参照).Api
mondi
a
(世界養蜂者協会連合) では, 特 に1
965
年以降 にアピセラピー関連 の多 くの優れた研究を支持 し,出版を始めた.◆1
980
年以後 に韓国, 台湾, 日本では ミツパ テ生産物の多彩な研究を始めた.今 日, 日本 はプロポ リスの,特 にブラジル産プロポ リス 研究の世界の リーダーである. 病気をどう治療するか多様な選択肢を持 ちう る今 日,世界各Bilの何千 という製薬会社 は互 い に激 しく競 い合 い, この20
-30
年 に高品質 の 7 ピセラピーの調合を発見 し,そこか ら多彩な 製品を製造 している.巨大 アピセラピー製品 リ ス トか ら, 自分が必要 としているものをいかに 選ぶかを,私たちは考えるべ きであろう. 自分の健康 に対する最大の利益を最短の時間 で手 に入 れ るために,最適 の ミツパ テの生産 物,調合剤をどのように選ぶか.まず始めに, 自分の病気,不調の原因が何かをよ く知 る必要 がある.健康のために必要 なある物質や物質群 (ビタ ミン, ア ミノ酸, ミネラルなど) が失わ れ,不足 しているな ら,それ らの物質を ミツバ チの生産物か ら得 られないか,考えてみると良 いだろう.そこで我々は, ミツバチ生産物の組 成を知 る必要がある.ミツバチ生産物の成分
広範な ミツバチ生産物の成分,性質などの文 献を探せ るイ ンターネ ッ トサイ トApi
t
he
r
apy
Re
f
e
r
e
nc
e Dat
a Bas
e
がある(
ht
t
p:
//www.
s
°
i
.
f
i
/
-
api
t
he
r
)
.
ミツバチ生産物の生化学的な 成分 は今 日良 く知 られてお り, それ らを衰 1-4にまとめた. 表 4には含まれていないが,ローヤルゼ リー 中の重要 な物質 と して,1
0
ヒ ドロキ シデセ ン 酸(
1
0-
HDA)
がある.10-
HDA
の濃度 はロー ヤルゼ リーの品質調査のための良い指標 となっ ている. 生 ローヤルゼ リー中のHDA
は乾物の 1.8%以上でなければな らない.ミツバチ生産物の特性
体内の器官や システムが正常に働いてないこ とに気づいたな ら,私たちは ミツパテ生産物の 特性に興味を持っか もしれない.例えば,ある ウイルス (イ ンフルエンザ,ヘルペス,HI
V)
に 侵 されたとした ら,私たちはローヤルゼ リー, 蜂毒やプロポ リスの抗 ウイルス特性に特 に興味 を もつだろう.また仮 に胃の粘膜 に炎症がある とするな ら (胃炎),私たちは-チ ミツなどの抗 炎症作用に心惹かれるだろ う. 日本を含む世界の何百 という研究者の多大 な 努力 と貢献 により, ミツパテ生産物の主な特性 に関す る詳 しい説明を提供 で きるよ うにな っ た. これ らの特性をまとめて表 にすれば,それ ぞれの ミツバチ生産物 ごとに膨大な症例が得 ら れるのだが,ここでは省略 して (一部 は表5を 参照), ミツバチ生産物の主 な性質をまとめる と以下のようになる. ◆花粉 は肝臓の機能を向上 させ,心臓を強化す る.神経系で必要 とする全てのア ミノ酸を供 給できる. ◆蜂毒 は神経系や体全体の血行を改善 して,感 染個所の炎症を軽減する.蜂毒 はまた副腎が分 泌 す る コル チ ゾ ー ル の 自然 な生 産 を上 昇 さ せ , さ らに多 くの エ ネ ル ギ ー と ス タ ミナ を与 え る. ◆ハ チ ミツ は体 全 体 に最 良 の エ ネ ル ギ ー を与 え る. 消 化 管 を洗 浄 し, 免 疫 機 能 を ゆ るや か に 促 進 し, 皮 膚 の創 傷 を治 療 し, ま た緊 張 しす ぎた筋 肉 を ほ ぐす こ とが で き る. ◆プ ロポ リス は優 れ た免 疫 調 整 剤 と して世 界 中 に よ く知 られ て い る. 胸 腺 の活 性 を促 進 し, 抗 ウイ ル ス特 性 ,抗 炎 症 性 ,再 生 / 新 生 特 性 , 抗 毒 性 を持 って い る. プ ロ ポ リス は身 体 の細 胞 膜 を強 く し, フ リー ラ ジカ ル に対 して よ く 戦 う. ◆ ロー ヤ ル ゼ リー は細 胞 の再 生 を改 善 し, 自己 免 疫 系 の病 気 と闘 う. 寒 冷 気 候 に対 す る抵 抗 性 を増 し, 寿 命 を延 ば す こ とが証 明 され て き た. ロ ー ヤ ル ゼ リー は母 な る 自然 の完 望 な食 品 で あ り, 5千 万 年 に わ た る ミツバ チ の完 壁 な進 化 の歴 史 を裏 付 け て きた物 質 で あ る. す で に あ な た の健 康 に 関 す る問 題 が何 で あ る か を正 確 に知 って い る場 合 は, どの生 産 物 が最 適 か を知 りた くな る だ ろ う.30以 上 の 国 々 で 数 百 名 の 医 者 , 生 化 学 者 や薬 剤 師 が 行 った臨 床 に お け る経 験 や研 究 報 告 に基 づ き, 適 応 症 の指 標 を表 5に ま とめ た. 表 1 花粉の成分 * ア ミノ酸類 必須 ア ミノ酸 トリプ トファン, ロイ シン, リジン, イソロイ シン, トレオニ ン, ヒスチ ジン, メチオニ ン, フェニルア ラニ ン その他の ア ミノ酸 アルギニ ン, グ リシン, チ ロシン, シスチ ン, アスパ ラギ ン酸, ヒ ドロキ シプ ロ リン, カルバ ミン酸, アラニ ン,バ リン, グル タ ミン酸, プ ロ リン, セ リン, シ トル リン, アスパ ラギ ン, オルニチ ン, イソバ リン, グ リシン 炭水化物規 ガムーペ ン トース-セル ロー ス,スポロニ ン(28%),スタ-チ(0-22%), ラフィ ノースーリボース-デスオキ ン リボースなどの多糖類 全糖分 は30-40% 脂質 脂肪酸頬 カプロン酸(C-6),カプ リル酸(C-8),カプ リン酸(C-10),ラウ リン酸(C-12), ミリスチ ン酸 (C-14),パル ミチ ン酸 (C-16),ステア リン酸 (C-18),アラキ ド ン酸 (C-20),ベヘ ン酸 (C-22),パ ル ミトル酸 (C-15),オ レイ ン酸 (C-18), リノ レン酸 (C18,),brucic(C-22) 例:マツの乾燥花粉では1.25-1.33%が脂肪酸,主要成分は リノレン酸,オ レイ ン酸, ステア リン酸 脂肪酸 は5.8%まで (上記参照).ヘキサデ カノールは花粉重量 の0.14%.アル フ ァア ミノ酪酸 は 花粉 の脂肪の中に存在.不 けん化物 は重量 の2.6%を占め る. ビタ ミン類 プ ロビタ ミンA (5-9pg), ビタ ミンB1(チア ミン)(9.2〟g), ビタ ミンB2(リボ フラ ビン), ビタ ミンB3(ナイア シン), ビタ ミンB5(パ ン トテ ン酸)(5-50
〟
g
/
g), ビタ ミンB6(ピリドキ シン)(5〟g/g), ビタ ミンB】2(シアノコバ ラ ミン), ビタ ミンC(アスコル ビン酸), ビタ ミンE(14pg/蛋), ビタ ミンH(ビオチ ン), コ リン, イノシ トール,葉酸 (5FLg%), ルチ ン(16pg%), ビタ ミンPP. 酵素 ・補酵 素類 乳酸 デ ヒ ドロゲナーゼ, コハ ク酸ゲ ヒ ドロゲナーゼ, シ トクロム系, サ ッカラー ゼ,フォスファクーゼ,ア ミラーゼ, ジアホラーゼ,カ タラーゼ,ペクチナーゼ, ジアスターゼ 注意 :コチマーゼは新鮮 な花粉 に0.5-1.0mg/g含 まれてお り, イース トに含 まれる塁 に匹敵す る. 無機塩頬 (花 粉 の 灰 分 カ リウム (20-45%), リン(卜20%),カル シウム(卜15%),マ グネ シウム (1 の割合を%で -12%),秩 (i-12%), ケイ酸 (2-10%), マ ンガ ン(1.4%),硫黄 (1%),鍋 示 した)微量 (0.05-0.08mg%),ナ トリウム,チ タン,亜鉛, ヨウ素,塩素,ホウ素,水5'Dt,セ 元素 レンアル ミニウム,鍋,秩, マ ンガ ン, ニ ッケル, チ タ ン,亜鉛,塩素, ケイ素 色素 キサ ン トフ ィル (20-50FLg),α/Pカロチ ン(50-150FLg), クロロフ ィル 水分 新鮮 な花粉 に3-20%含まれている *1日に花粉 を35-40g摂取すれば人間の タンパ ク質要求量 を満たす ことがで きる表 2 - チ ミツの成分 水分 17-20% 糖類 79% フル ク トース(38.2%), グル コース(31.28%), スク ロ-ス(シ ョ糖) (平均値) (1.31%),マル トースなど還元性二糖頬(7.31%),オ リゴ糖 (1.50%) 有機酸 0.57% グル コ ン酸 当量 グル コ ン酸, クエ ン酸, リンゴ酸, コ- ク酸 , ギ酸,酢酸,酪酸, 乳酸, ビログル タ ミン酸, ア ミノ酸 フェ ノール酸頬 カ フェ酸, フェル ラ酸 タンパ ク質 0.26% 無機塩類 0.17% カ リウム, ナ トリウム, カル シウム, マ グネ シウム,塩素,硫黄, リン, ケイ素 な ど 微量成分 2.21% 色素 香味,香気成分 糖 アル コール 酵素 ビタ ミン その他 カ ロチ ン, クロ ロフ ィル, クロロフ ィル誘導 体, キサ ン トフ ィル テルペ ン, アルデ ヒ ド, アル コ-ル, エステルなど マ ンニ トール, ズル シ トール イ ンベル ターゼ, ジアス ターゼ, グル コースオキ シダーゼ, カタラ ーゼ, フォス フ ァクーゼ チア ミン (ビタ ミンB1), リボ フラ ビン (ビタ ミンB2),ニ コチ ン酸 (ビタ ミンB3),ピ リ ドキ シ ン (ビタ ミンB6),ビタ ミンK,葉酸 (ビ タ ミン M), ビオチ ン (ビタ ミンH), フラボ ノイ ド頬, タンニ ン, アセチル コ リン 表 3 プ ロポ リスの成分 樹脂 および芳 香油 ろ う 定TIT 精 油 55% 8-10% 7.5-35% 喜 脂花肪粉酸 ≡完 成 テルペ ン, タ ンニ ン, 4.40-19% ミツパ テの唾液腺分泌物, 偶発的 に入 った物 質 フラボノイ ド, カル コ ン, ジヒ ドロカル コ ン,脂肪酸 とその エステル頬,長鎖脂肪酸, 短鎖揮発油,短鎖揮 発油の エステル,芳香 族酸 とその エステル,安息香酸 と誘導体, アルデ ヒ ド, アル コール, けい皮酸 とその 誘導体,他 の酸 とその誘導体, ケ トン, フ 定 ユノール類 とヘテ ロ芳香族物質, 篤 テルペ ン, セスキテルペ ンアル コール とそ 成 の誘導体, テルペ ノイ ド, セ スキテルペ ン 分 / トリテ ル ペ ン炭 化水 素,脂 肪 族 炭 化水 素, ステ ロール とス テ ロイ ド炭化水素, 糖類, ラク トン, ア ミノ酸頬,核酸 の誘導 体, ビタ ミン, ミネ ラル, α-ア ミラーゼ,β-ア ミラーゼ,嫌気性 トラ ンス ヒ ドロゲナーゼ, H+供与性物質, その他 表 4 ローヤルゼ リーの成分 .-_ -・-・= .I -I. 警 藷 蓋 州 鉄 蓋 ㌻ -" 未 ビ :) ビ 〃 7 0 5 3 0 8 2 % a ? . 5 55 03 07 06 00 00 00 00 5 3 7 2 1 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 6 1 -1 0.0006 0.0009 0.005 0.0003 0.01 0.0002 0.0015 0.01
%R
D
A
/g
+ 0.25 0.036 0.076 3 5 5 2 0 1 辛 * 3 5 6 5 3 2 5 4 5 0 4 5*Nationa】Academy of Sciences 1989に基 づ く 25-50歳 の女性 のRDA (1日に摂取 すべ き量 ) **ビタ ミンA,C,D,E,Kは含 まれて いるとす る報
表5 7 ピセラピーの指標 症状,疾病 (五十音順) ハ チ 毒 花 粉 蜂 パ ン 蜂 児 (抽 出 液 ) ロ ー ヤ ル ゼ -ー 峰 ろ う プ ロ ポ -ス 甘 詣 ・,, ∵ ハ チ -ツ 1 ア レルギー性鼻灸,枯草熱 2 胃炎 3 胃潰癌 4 胃腸病 5 咽喉炎,宿 6 咽頭炎 7 炎症 8 壊血病 9 外傷 10 回復期 11 脚気 12 カ リエ ス, う蝕 13 加齢 による機能不全 14 肝硬変 15 感染症 16 肝臓疾患 17 乾燥皮膚 18 感冒 19 気管支炎 20 気管支鳴息 21 傷跡 22 寄生生物症 23 胸腺機能不全 24 唇の疾患 25 くる病素因 26 結核症 27 結腸炎,大腸炎 28 倦怠 29 口腔の疾患 30 喉頭炎 31 ⊂】内座欄 32 湿疹 33 歯 肉炎 34 十二指腸潰癌 35 術後便秘症 36 硝酸塩中毒 37 小腸疾患 38 上部気道 炎症 HayFever StomachDiseases GastricUlcer GastrointestinalDiseases SoreThroat
Pharyngitis InflammatoryDISeaSeS Scurvy Wounds Convalescence Berlberi Caries
Ageing Malfunct10nS LiverCirrhosIS InfectiousDiseases LiverDiseases DriedSkln Flu Bronchitis BronchialAsthma Scars ParaslticDiseases ThymuslnsufficlenCy LipDiseases Rachitism (Rickets) Tuberculosis ColitlS Tiredness MouthDiseases Laryngitis Canker Eczema Gingivitis DuodenalUlcer
ConstipationafterOperation
s
llltOXjcatlOnWithNitratesSmauIntestlneDISeaSeS
InflammatoryDISeaSeSOfth
e
UpperResplratOryTract○
◎
○
◎
○
◎
◎
△◎
◎△
〇
〇
〇
〇
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
◎
○
◎
◎
△◎
◎△
△
〇
〇
〇
◎
◎
○
◎
○
○
◎〇
〇〇
◎◎
◎◎
○○
◎
○
◎
〇
〇
〇
△
○
◎
◎
○
◎
◎○
○◎
○
◎
○
◎
◎
◎◎
◎◎
◎
◎◎
◎○
△◎
○
◎◎
◎
◎◎
◎○
◎◎
○◎
◎◎
◎◎
◎○
○
◎
〇 〇 〇
〇 〇
△○
○
◎
○
〇
〇 〇 〇
◎
〇 〇 〇
◎
○
◎◎
○
◎
○
◎
◎◎
◎◎
○◎
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎◎
○
◎
○
○
◎
○
◎
○〇
〇〇
◎
○◎
◎
◎◎◎◎
○
○
△ △◎
◎
◎
◎◎
○
△ △〇
〇〇
〇03 39 静脈癌 40 碍癒,床ずれ 41 食欲不振,無食欲 42 神経系疾患 43 神経衰 弱 44 心血 管系疾病 45心臓疾患 46 腎臓疾患 47降職疾患 48睡眠障害 49精力減退 50 せ き 51大腸疾患 52月毒 53胆避 54 中毒 55治癒 しない創傷 56動脈硬化症 57乳房皮膚のただれ,痛み 58肺疾患 59抜歯後 の傷 60 発熱 61 鼻炎 62 皮膚疾患 63 皮厨 の しわ 64 貧血 65 副腎機能不全 66 不眠症 67 フル ンケ ル(癌) 68 ペ ラ グ ラ 69 便秘 70 膜批疾患 71 眼周辺部 の外傷 72 眼周辺部 の細菌感染炎症 73 眼周辺部 のや けど 74 眼水晶体前極部 の細菌 感染 症 75 眼の外傷 76 眼 の火傷 77 免疫疾患 78 火傷,熱傷 79 リューマチ性疾患 VarlCOSeVeins Bedsores Anorexia NervousSystem Diseases Neurasthenia
Heartand Blood VesselDis
-eases CardiacDiseases KidneyDiseases PancreasDiseases SpleenDiseases SexualAsthenia CoughLargelntestlneDiseases Erysipelas
GallBladderDiseases lntoxicatlOn
Wounds-HardlyHealing Atherosclerosis
BreastSkinSores LungDiseases
WoundsafterDentalExtrac
-tlOn Fever Rhlnltis SkinDiseases WrlnkledSkln Anaemia
AdrenalGlandsInsufficiency Insomnia
Furunculosis(Bolュs) Pellagra
Constipation
UrinaryBladderDiseases EyeAnnexesTraumas Eye MicrobialInflammator
y
AffectionsoftheAnnexes EyeAnnexesBurns
Eye Microbialinflammator
y
AffectionsoftheFore-pole EyeTraumas
EyeBurns ImmuneDiseases BurnsandScalds RheumaticDiseases
◎
◎
◎
○
○
◎
◎◎
◎
○
○
◎
◎
◎
◎
〇
〇
〇
◎
○
○
◎
○
◎
○
○
◎
△〇
〇
〇
〇
◎
○
○
◎
○
○
◎
◎
○
◎
○
○
△◎
◎◎
◎◎
○○
◎
○
△◎
◎
○
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎◎
◎
〇
〇
〇
〇〇
〇〇
◎◎
◎◎
◎○
◎◎
◎◎
◎
◎
〇
〇
〇
◎△
△
○
○
◎△
○
○
◎
◎◎
◎
◎
◎
△
△◎
○
○
△○
◎
△◎○
○
◎
○◎◎
○◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
△ *(*)〇 〇
〇
〇
○
△◎◎
◎
○
○
◎
◎
○
◎
○
◎
◎○
○◎
◎
◎○
△◎
○○
◎
◎○
○
◎
○
◎○
△◎
△
○
○
◎◎◎◎
○
△○◎
◎◎
○
○
◎
◎
△○
◎
◎
△ △○
○
△○
◎
◎
○
△○
◎
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎
○
○
◎○
○
〇
〇 〇
◎
〇
〇〇
〇〇
◎◎◎
○△
◎
◎ -病気や兆候に関連 する治療において高効果,○
-中位の効果,△ -低効果7 ピセ ラ ピーの現状 を見 て いただ きた い.
250
を超 え る人や動物 の病気が, ミツバチの生 産物 を十分 な知恵 を持 って使用 された ときに, 軽減 または治癒 さえ もで きるよ うにな った.私 たち も知恵 あるア ピセ ラ ピー実行者 となろ うで はないか.十分 な知恵 とはこの場合,私 たちが 患者 を一人一人みな独 自の人間 と して考 え, そ れぞれの人 に最適 な摂取量 と最良 の摂取方法 を 選べ る, とい うことであ る. その意味で,東洋 の伝統 医学や城灸医学 に関 連 した ミツバチ生産物 の用 い方が, ア ピセ ラピ ーには最 も良 い方法で はないか と私 は考 えて い る. (著者の住所 は下記参照) (翻訳 笠原麗実 ・松香光夫) 主な引用文献Beck,B.1935.Beevenom therapy.I),Applet on-Century,New York.238pp.Reprinted 1981.
Chen,Y.C.ApicultureinChina,1993. Fukazawa,K.1985.Acupuncturewith beesin
Japon,in the XXXth.Apimondia Congress,
Nagoya.
Graham,∫.M.1992,TheHiveandHoneyBee. DadantandSons,Hamilton,IL.
Jones,R.1997.BeeWorld78:146-149
Stanley,R.G.andH.F Linskens.1974.Pollen: biology,biochemistry,management,Springer -VerlagBerlin.307pp.
Wahdan, H. A. 1998. Causes of the anti一 microbialactivityofhoney.Infection26:26-31.
Apitherapyホームペー ジ:www.apitherapy.com またはwww.apltheraple.de
著者紹 介 :スタ ンガ ンュ-博士 は1999年3月以 来 ドイツアピセラピー協会会長 となり,世界中にア
ピセラピーを広めた第一人者である.
STEFANSTANGACIu Beeproductsandtheirme -dicinaluses-A review.HoneybeeScience(2002) 23 (3):97-104,German Apitherapy Society,
Passau,Germany.
Thebeeproductshavebeen used sinc ean-cienttimesbyallhumancivilizations,notonly as high quality food, but also as natural remediesagainstvarlOuSdlSeaSeS.
The therapeuticaluse of bee products is called"Apitherapy".ApitherapylS,Simplysald,
the use ofbee products to prevent,healor recovera living being (man,animaloreven plant)from oneormorediseases/conditions
Thepresentoffel'Ofapitherapicsishugeand one mustknow how to selectthe bestones according totheneeds.How shallweselecta certainbeeproduct,apreparationoraproduct in order to get the maximum of profit by spendingminimum oftime?
Firstofallweneedtoknow verywellwhat are the causes ofourdisease(S).Ifa certain substance or group of substances (vitamins,
amino-acids,mineralsetc.)lSmi sslngOrarenot enough forourhealth,than we need to ask ourselvesifwecanfindthesesubstancesinone orseveralbeeproducts.So,weneed toknow firstofall,ve】-y well,theComposition ofour beeproducts.
An extensive scientifically bibliography on thecompositioll,Propertiesand indicationsof
beeproductscan befound in theApitherapy Reference Data Base atthisaddleSS http:// www.s°i.fi/-apither
Thebiochemicalcompositionofbeeproducts isnowadaysverywellknown.
In othercaseswemay beinterested ln the beeproductsproperties,whenweknow exactly thatacertain function ofourinternalorgans and/orsystemsalenotWOrking properly.For example,ifweareattackedbycertainviruses (flu,herpesorHIV viruses)Wewillbehighly interested on theantivlralpropertiesofroyal jelly,beevenom and propollS.Ifwehavean Inflamed gastricmucosa(a"gastrltlSH)Wewill beforsureinterestedontheanti-inflammatory propertleSOfhoneyetc.
Duetotheextraordinaryworkanddedication ofhundredsofresearchersworldwide,including from Japan,wearenow ableto offeryou a detailed description ofthemain propertiesof beeproducts.
ThereareOVer250 human and animaldis -eases which can be alleviated oreven cured when thebeeproductsareused with enough wisdom.Weconsidertheoriental,acupuncture related approach the best way to use therapeuticallythebeeproducts.
Keywords:apitherapydefinitionandhistory; pollen,beevenom,honey,propolis,royaljelly; beeproductscomposition,propertiesandindic a-tions