神奈川県インターネット公売ガイドライン
-1-神奈川県インターネット公売ガイドライン神奈川県インターネット公売をご利用いただくには、以下の神奈川県インターネット公売ガイドライン
(以下「本ガイドライン」といいます)をよくお読みいただき、 確認、 同意していただくことが必要
です。 また、インターネット公売の手続きなどに関して、 本ガイドラインとヤフオク!ガイドライン
などとの間に差異がある場合は、本ガイドラインが優先して適用されます。
第 1 総則
神奈川県インターネット公売は、ヤフオク!(ヤフー株式会社がインターネット環境上に提供
するオークションシステム)における「官公庁オークションシステム」において公売を行います。
1 本ガイドラインにおける用語の意義
本ガイドラインで使用する用語の意義は、国税徴収法に定めるところによるほか、次のとおり
とします。
(1) インターネット公売
官公庁オークションシステムにおいて、神奈川県の県税事務所長が実施する公売
(2) 公売財産
国税徴収法の規定により公売に付される財産または付された財産
(3) 公売参加申込者
インターネット公売で公売財産の買受申込みをしようとする者または買受申込みをした者
※ 公売参加申込者およびその代理人を、以下「公売参加申込者など」といいます。
(4) 執行機関
公売財産をインターネット公売に付する県税事務所の長
(5) 公売担当部署
インターネット公売に参加する執行機関の取りまとめを行う部署
※ 神奈川県横浜県税事務所が当該部署です。
(6) 公売参加申込期間
インターネット公売の買受申込みに先立って、あらかじめ公売参加の申込みの受付をする
期間
(7) 入札期間
インターネット公売で公売財産の入札価額を登録する期間
2 国税徴収法の適用
インターネット公売の手続きは、本ガイドラインに定めるところによるほか、国税徴収法の定
めるところによります。
なお、ヤフオク!ガイドラインや関連するその他の規約などについては、本ガイドラインおよ
び国税徴収法の規定に反しない限り、インターネット公売の手続きにおいて公売参加申込者など
を拘束するものとします。
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神奈川県インターネット公売ガイドライン3 インターネット公売に関する公売の条件
インターネット公売に関する公売の条件には、本ガイドラインに定める事項のほか、執行機関
が行う公売公告に定める事項があります。
4 インターネット公売の法的性質
公売とは、執行機関が、差し押さえた滞納者の財産を強制的に売却する制度です。公売には、
次に掲げる事項など、通常の売買やオークションと異なるところがあります。
(1) 公売財産に隠れた瑕疵(かし)があっても、滞納者(現所有者)および神奈川県には担保
責任が生じないこと
(2) 執行機関は、公売財産の引渡しの義務を負わないこと、また、公売財産と隣接地との境界
の確定、公売財産に占有者等がいる場合のその占有者等から引渡しを受けること、不動産内
にある動産の撤去などについては、執行機関から売却決定を受けた公売参加申込者(最高価
申込者または次順位買受申込者、以下「買受人」といいます)が自己の責任において行わな
ければならないこと
(3) 買受人は、買受人に承継される債務(マンションの未納管理費など)を負担しなければな
らないこと
(4) 買受人は、買受代金の納付後に公売財産の返却および買受代金の返還を求めることができ
ないこと
5 公売中止
公売財産の売却決定がされたとしても、買受代金が納付されるまでに公売財産に係る差押徴収
金(県税など)が完納された場合など、執行機関がその公売財産の公売を中止することがありま
す。
第2 インターネット公売の参加条件など
1 インターネット公売の参加条件
次のいずれかに該当する者は、公売へ参加することおよび財産を買い受けることができません。
((1)から(5)に該当する者は、代理人を通じて参加することもできません)
(1) 滞納者
※ ただし、自己の滞納により公売される公売財産以外の公売財産については制限されません。
(2) 国税徴収法第108条第1項の規定により神奈川県から公売の参加を制限されている者(過去2
年間において、神奈川県が実施する公売で買受代金を納付しなかったことがある者など)
(3) 神奈川県に勤務する税務職員
(4) 本ガイドラインおよびヤフオク!に関連する規約・ガイドラインの内容を承諾せず、順守
できない者
(5) 公売財産の買受けについて一定の資格や要件を必要とする場合、それらの資格などを有し
ていない者
(6) 制限行為能力者(20歳未満の者など)
※ ただし、その親権者などが代理人として参加する場合を除きます。
(7) 日本語を完全に理解することができない者
※ ただし、その代理人が日本語を理解できる場合は除きます。
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神奈川県インターネット公売ガイドライン(8) 日本国内に住所または所在地、連絡先がいずれもない者
※ ただし、その代理人が日本国内に住所または連絡先がある場合を除きます。
2 代理人による参加について
公売参加申込者は、代理人に公売参加の手続きをさせることができます。ただし、制限行為能
力者(20歳未満の者など)が代理人となることはできません。代理人には、少なくとも公売参加
申込み、公売保証金の提供および返還にかかる受領、入札並びにこれらに附帯する事務を委任す
ることとします。
(1) 代理人の資格
代理人は、1「インターネット公売の参加条件」を満たさなければなりません。
(2) 代理人による参加の手続き
ア 代理人が公売参加の手続きをする場合、代理人のYahoo! JAPAN IDにより、代理人が公売
参加申込みおよび入札などを行ってください。
イ 代理人による公売参加申込手続きおよび入札手続きの詳細については、第3「公売参加申
込みについて」、第4「せり売形式で行うインターネット公売手続き」および第5「入札形
式で行うインターネット公売手続き」をご覧ください。
(3) 復代理人の選任の権限
任意代理人を選任した場合、公売参加申込者はその代理人に復代理人を選任する権限を付
与したものとみなします。
(4) 代理人による参加における注意事項
ア 代理人に国税徴収法第108条第1項に該当すると認められる事実がある場合は、公売参加
申込者などは同法第108条第1項に該当し、以後2年間、神奈川県の実施する公売に参加でき
ません。
イ 国税徴収法第108条第1項に該当すると認められる事実があった後2年を経過しない者を代
理人とした者は、同法第108条第1項に該当し、以後2年間、神奈川県の実施する公売に参加
できません。
ウ アまたはイに該当する場合、提供された公売保証金は没収し、返還しません。
3 共同入札者による参加について
公売財産を共有する目的で複数の公売参加申込者が共同して、一つの公売財産について買受申
込み(以下「共同入札」といいます)をする場合は、共同入札をする公売参加申込者(以下「共
同入札者」といいます)は、その中から一名を代表者(以下「共同入札代表者」といいます)と
して指定する必要があります。
(1) 共同入札者による参加の手続き
ア 共同入札をする場合は、共同入札代表者のYahoo! JAPAN IDにより、共同入札代表者が公
売参加申込みおよび入札などを行ってください。
イ 共同入札者による公売参加申込手続きおよび入札手続きの詳細については、第3「公売参
加申込みについて」、第4「せり売形式で行うインターネット公売手続き」および第5「入
札形式で行うインターネット公売手続き」をご覧ください。
(2) 共同入札における注意事項
クレジットカードによる公売保証金の提供はできません。
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神奈川県インターネット公売ガイドライン4 代理人などによる自己のための公売参加手続きの禁止事項
(1) 代理人または共同入札代表者(以下「代理人など」といいます)は、公売参加申込者また
は共同入札代表者を除く共同入札者(以下「本人など」といいます)のために公売参加の手
続きをする公売財産について、本人などのために行う公売参加の手続きとは別に、自己のた
めに公売参加の手続きをすることはできません。
(2) 代理人などが、一つの公売財産に対し複数の本人などから公売参加の手続きなどについて
委任を受けた場合は、その委任を受けたすべての公売参加の手続きをすることができません。
(3) 本人などは、代理人などに公売参加の手続きを委任した公売財産について、代理人などが
行う買受申込みとは別に、自己のために公売参加の手続きまたは他の代理人などに委任して
公売参加の手続きを行うことはできません。なお、他の者と共同して、別に公売参加の手続
きを行うこともできません。
(4) 法人が公売に参加する場合、当該法人の代表権限のある者(以下「法人代表者」といいま
す)は、法人のために行う公売参加の手続きとは別に、自己のためまたは他の本人などの委
任を受けて公売参加の手続きをすることはできません。
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インターネット公売に参加するに当たっての注意事項
(1) 入札に先立って公売保証金を提供してください。
(2) 公売参加申込者などが国税徴収法第108条第1項に掲げる行為をしたとき、執行機関は同条
に基づき、入札をなかったものとするなどの処分を行うことがあります。当該処分を受けた
公売参加申込者などは、以後2年間、神奈川県の実施する公売に参加することまたは代理人と
なることができません。また、処分を受けた公売参加申込者などの提供した公売保証金があ
るときは、その公売保証金は没収し、返還しません。
なお、以下は国税徴収法第108条第1項に掲げる行為に該当します。
ア 売却決定を受けても買受代金の納付期限までにその代金を故意に納付しない行為
イ 偽りの名義によりまたは第三者をかたって公売に参加する行為
ウ 公売を妨害する意思をもって行う、4「代理人などによる自己のための公売参加手続きの
禁止事項」に掲げる行為
エ 公売を妨害する意思をもって行う、第7の3「システム利用における禁止事項」に掲げる
行為
(3) 公売参加申込者などは、あらかじめ官公庁オークションシステム上の公売物件詳細画面や
執行機関において閲覧に供されている公売公告などを確認し、登記・登録制度のある財産に
ついては、関係公簿などを閲覧するほか、十分な調査を行ったうえで公売に参加してくださ
い。また、神奈川県が下見会を実施する財産については、下見会で財産を確認してください。
なお、公売財産が不動産の場合、原則として内覧会などは行いませんので、現地確認など
はご自身で行ってください。現地確認などの際には、公売財産の所有者、占有者などの権利
を侵害してはならないことに留意してください。
(4) インターネット公売においては、特定の売却区分(公売財産の出品区分)の公売が中止に
なることや、公売全体が中止になることがあります。
6 公売財産の権利移転などについての注意事項
(1) 公売財産は県税滞納者などの財産であり、神奈川県の所有する財産ではありません。
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神奈川県インターネット公売ガイドライン(2) 買受人またはその代理人(以下「買受人など」といいます)が公売財産にかかる買受代金
の全額を納付したとき(農地など一定の要件が満たされなければ権利移転の効力が生じない
財産については、当該要件が満たされ、権利が移転したとき)に、買受人に危険負担が移転
します。その後に発生した財産の破損、盗難、焼失などによる損害の負担は、買受人が負う
こととなります。
(3) 公売財産が登記・登録を要する財産の場合、執行機関は、買受人などの請求に基づき、権
利移転の登記・登録を関係機関に嘱託します。
なお、買受人などは、買受代金の全額を納付した後でなければ、公売財産の権利移転手続
きを執行機関に請求することはできません。
(4) 公売参加申込者情報の登録内容が住民登録や商業登記簿の内容などと異なる場合(転居な
どにより相違している場合で、住所証明書によりその経緯などが確認できる場合を除きます)
は、公売財産の権利移転手続きを行うことができません。
(5) 公売財産が動産、自動車などである場合、執行機関はその公売財産の引渡しを買受代金納
付時の現況有姿で行います。
7 個人情報の取扱いについて
(1) 公売参加申込者などは、次のアからウのすべてに同意するものとします。
ア 公売参加申込みを行う際に、住民登録のされている住所、氏名(法人の場合は、商業登
記簿などに登記されている本店所在地、名称、法人代表者氏名)および電話番号を公売参
加申込者情報として登録すること
イ 公売参加申込者などの公売参加申込者情報およびYahoo! JAPAN IDに登録されている電子
メールアドレスがヤフー株式会社から神奈川県に開示されること
※ 執行機関は、公売参加申込者などに対し、Yahoo! JAPAN IDで認証済みの電子メールア
ドレスに、公売財産に関するお知らせなどを電子メールで送信することがあります。
ウ 最高価申込者または次順位買受申込者に決定された公売参加申込者のYahoo! JAPAN ID
(代理人による参加の場合は代理人のYahoo! JAPAN ID、共同入札者による参加の場合は共
同入札代表者のYahoo! JAPAN ID)が官公庁オークションシステム上において一定期間公開
されること
(2) 神奈川県は、公売参加申込者などから直接収集し、または官公庁オークションシステムで
収集した個人情報を、神奈川県行政文書管理規則(平成12年神奈川県規則第15号)に基づき5
年間保管します。神奈川県は、収集した個人情報を国税徴収法第108条に定める公売実施の適
正化のための措置などを行うことを目的として利用します。
第3 公売参加申込みについて
入札に先立って、公売財産の売却区分ごとに、公売参加申込みを行ってください。公売参加
申込みには、公売参加申込者などの情報の入力、公売保証金の提供および必要に応じて「委任
状(印鑑証明書添付)」などの書類の提出が必要です。また、公売担当部署が公売参加申込み
の完了を確認できたYahoo! JAPAN IDでのみ入札できます。
1 公売参加申込みについて
公売参加申込者などは、公売公告により定められた公売参加申込期間内に、入札しようとす
る売却区分を指定のうえ、官公庁オークションシステムの画面上で、住民登録のされている住
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