通貨ペア 基調 ページ数
ドル/円
急激な相場の動きに注意
2-4 予想レンジ: 90.50 ~ 94.00 円カナダドル/円
原油価格の動向に注目
5-6 予想レンジ: 85.50 ~ 94.40 円香港ドル/円
クロス円の動きに従う
7 予想レンジ: 11.65 ~ 12.10 円経済指標
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8-9 2010/05/17 本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。 投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された 意見や予測リスクに対する警戒感の強弱がカギに
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※4時間足
5/10
Monday 前週末に欧州連合(EU)財務相会合にて、EUとIMFが最大7500億ユーロ規模の欧州安定化 基金の創設で合意したと発表したことで、ギリシャを始めとするユーロ圏の信用不安が後退。 これを受けてユーロ/円が大幅に上昇すると、ドル/円も連れて上昇し、20時過ぎには93.53円 の高値をつけた(①)。しかし、93円台半ばでは上値重く推移した。5/11
Tuesday アジア株が軟調に推移したことを受けてリスクに対する警戒感が高まり、クロス円(ユーロ/円、 豪ドル/円など)を中心に円が全面的に上昇。ドル/円では92.19円まで円高が進行した(②)。た だ、夜に米国勢が参入するとともにドルの買い戻しが進み、ドル/円は日本時間12日未明に 93.14円の高値をつけた。ただ、その後はプラスサイドで推移していたダウ平均株価が反落し、 マイナスサイドに値を沈めたことを受け、ドル/円は一転してドル安・円高が進んだ。5/12
Wednesday 正午過ぎに「米金融当局はモルガンスタンレーの住宅ローン関連商品のデリバティブ取引に ついて、投資家を欺いたかどうかの調査に乗り出した」との報道を受けて一時円高が進んだ が、上海総合株価指数が反発し、欧州株式市場も堅調に推移する中、クロス円で円安が進む とドル/円でも円安が進んだ。5/13
Thursday 夕方からアジア株が堅調に推移する中でクロス円が上昇すると、ドル/円もつれ高となり16時 過ぎに93.63円の高値をつけた(③)。しかし、17時30分に発表された英3月貿易収支において 赤字額が市場予想を上回る規模で拡大していたことを受けたポンド/円の下落や、「ドバイ・ ワールド傘下のナキールのイスラム債の支払いにトラブルが発生」との噂を背景としたユー ロ/円の下落に連れて、ドル/円は92円台半ばまで一時下落した。5/14
Friday 日中はジリジリと円安が進み、93.09円まで上昇したが、スペインの新聞が「サルコジ大統領が 『ギリシャ支援で欧州全体の関与がなければユーロ圏離脱』と発言した」と報じたことからユー ロ/円でユーロ安・円高が進むと、ドル/円でも円高が進んだ。さらに米国時間に入り、ギリシャ とドイツの10年債利回り格差の拡大や欧州株価の下落を背景にユーロ/円が下げ幅を拡大す ると、ドル/円は一時91.79円まで下落した(④)。なお、この日に発表された米4月小売売上高 は前月比+0.4%(市場予想:+0.2%)という結果となったが、相場の反応は薄かった。ドル/円 5/10~14の主な推移
USD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー http://gaitamesk.com ② ③ ④ ①Page 3
上昇要因(ドル高・円安)
下落要因(ドル安・円高)
・米政策金利の早期引き上げ観測 ・米長期金利の上昇 ・米金融緩和策の巻き戻し観測 ・日本の財政悪化懸念 ・日銀による追加金融緩和への期待 今週も先週に引き続き、ユーロ圏諸国の信用不安に関する問題が相場の中心材料となるとみられる。先 週については、ユーロ圏経済の先行きについて不安をあおるような噂によって一方的にユーロが下落し、ド ル/円相場はユーロ/円の下落につれて下げる、という場面が何度かみられた。今週も引き続き、細かい観 測報道や噂によって相場が急激に動く可能性がある。明確なきっかけがないまま動き出す例も多いため、 急激な相場変動に対するリスク管理はこれまで以上に気を配っておくべきだろう。 また、予定されている経済イベントも確認しておきたい。米国では、17日に5月NY連銀製造業景気指数、 18日に4月生産者物価指数及び4月住宅着工件数、19日に4月消費者物価指数および米連邦公開市場委 員会(FOMC)議事録、20日に5月15日までの週の新規失業保険申請件数および5月フィラデルフィア連銀 景況指数が、それぞれ発表される。FOMC議事録については、『長期間にわたって』異例の低金利を維持 する、とした文言の変更や米経済の先行きに対する見方について、どのような話し合いがなされたかがポイ ントとなるが、最近の米要人発言をみるに、文言変更に対する意欲がさらに高まる様子はみられておらず、 今回の議事録そのものに対する注目度はこれまでに比べてやや低くなりそうだ。また、物価関連指標に関し ても、ユーロ圏から広がっている信用不安の中で、米国の早期利上げ期待も抑制されていることから、予想 から大幅に乖離する結果にならない限り冷静に受け止められる見通しである。 このほか、引き続き米国の金融規制に関する動きにも注意したい。規制が市場が想像しているよりも厳し いものになるとの見方が強まれば、一旦リスクポジションを解消する流れになるだろう。シカゴIMMのポジ ション動向をみると、円は売り越し、ユーロに至っては歴史的な水準まで売り越されている。従って、「リスク 回避の動き」はドルが売られ、円とユーロが買われる動きになると考えられる。(ジェルベズ) (予想レンジ:90.50~94.00円) ・米超低金利政策の長期化観測 ・米長期金利の下落 ・外貨準備通貨としてのドル需要の減退 ・米財政赤字悪化懸念の高まり今 週 の 見 通 し
USD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービューUSD/
JPY
http://gaitamesk.com●USD/JPY 5/14週足引値:92.38円(日足、移動平均、ボリンジャーバンドから見た相場展開) 週 末の 引値 92.38円 は、20日 線(93.20円、5/14)を下回 り、60 日 線(92.01円、5/14)、200日 線(91.24 円、 5/14)を上回る水準となっている。週足チャート(図1)において、先週の全ての動きは、その前の週の実体線 にすべて含まれている。値動きが委縮している感がある。日足チャート(図2)において、先週の5/10~13は陽 線と陰線と繰り返す、行ったり来たりの展開であったが、5/14にはようやく下値に向けて動きだした。ユーロ/ 円が下落(110.45円)⇒ショートカバーで上昇(122.27円)⇒再度下落(113.47円)の動きの中、ようやく、ユー ロ/円の下落にドル/円がついてきた印象がある。その中で、ドル/円は「下がったところは買い」のイメージの 参加者がまだまだ多いことが気がかりだ。91.50円近辺は先々週の高値-安値(94.99円-87.94円)の半値に相 当するが、ここを割り込むと、買い方が弱体化で上値が相当に重たくなると見られる。「下がって買い」と思って いるうちに、下値で何度でも買えるような相場であるようなら、警戒度を高めるべきと思われる。上値は20日線 (上記記載)近辺がポイント。下値の90.80円近辺もポイントであり、これを割れて引値で2日以上定着すると、 次は90円割れ方向を目指すことになる。(岡田)
テ ク ニ カ ル 分 析
外為どっとコム総研 外為ウィークリービューUSD/
JPY
http://gaitamesk.com (図1)週足ャート (2004年3月~) (図2)日足チャート (2009年7月~)上昇要因(カナダドル高・円安)
下落要因(カナダドル安・円高)
カナダドル/円 5/10~14の主な推移
・世界経済回復期待の高まり →リスクを取ることへの積極性が増す ・カナダ要人による経済見通し強気発言 ・カナダの金利先高感 ・原油など資源価格の上昇 ・日銀の追加金融緩和への期待 ・世界経済の回復期待の後退、先行き懸念 →リスクを取ることに消極的になる →日米(主要国)株価の下落 ・原油などの資源価格の下落 ・カナダの6月政策金利引き上げ観測の後退 ・中国など新興国の引き締め観測CAD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー5/10
Monday 前週末に欧州連合(EU)財務相会合にて、EUとIMFが最大7500億ユーロ規模の欧州安定化 基金の創設で合意したと発表したことで、ギリシャを始めとするユーロ圏の信用不安が後退。こ れを受けてユーロ/円が大幅に上昇すると、カナダドル/円も連れて上昇した(①)。21時に発表さ れた加4月住宅着工件数が20万1700件の増加と、市場予想(20万5000件増)ほど伸びなかった ことも、カナダドルを押し下げる要因となった。5/13
Thursday 夕方からアジア株が堅調に推移する中でクロス円が上昇すると、カナダドル/円もつれ高となり 16時過ぎに92.52円の高値をつけた(②)。しかし、17時30分に発表された英3月貿易収支におい て赤字額が市場予想を上回る規模で拡大していたことを受けたポンド/円の下落や、「ドバイ・ ワールド傘下のナキールのイスラム債の支払いにトラブルが発生」との噂を背景としたユーロ/ 円の下落などに連れて、カナダドル/円は90.75円まで一時下落した。5/14
Friday 夕方に、スペインの新聞が「サルコジ大統領が『ギリシャ支援で欧州全体の関与がなければ ユーロ圏離脱』と発言した」と報じたことから、ユーロ/円でユーロ安・円高が進むと、カナダドル/ 円でも円高が進んだ。さらに米国時間に入り、ギリシャとドイツの10年債利回り格差の拡大や欧 州株価の下落を背景にユーロ/円が下げ幅を拡大し、原油が大幅に売られると、カナダドル/円 は一時88.48円まで下落した(③)。 http://gaitamesk.com ③ ② ①ユーロ圏の信用不安が広がり続ける中、クロス円(ユーロ/円など)が下落基調を辿っており、カナダドル/ 円はその動きに連れやすい状態が続いている。特に、5月に入ってから大幅に下げている原油価格の下落 が一服しない限り、カナダドルが強さを取り戻すことは難しいと言えよう。引き続き欧州関連ニュースおよび 他のクロス円相場・原油の方向性に注意を払いたい。 ただ、カナダ単独の経済状況については、先進国の中でも強気の見方が大勢を占めている。今週は19日 に同国5月の卸売売上高、20日に4月景気先行指数、21日に4月消費者物価指数と3月小売売上高が発 表されるが、この中でも特に、消費者物価指数と小売売上高において市場予想よりも強い結果が出れば、 6月利上げ観測が再び意識される公算が大きい。そうなれば、他のクロス円が下落する中でも、カナダド ル/円は底堅く推移することが考えられる。(ジェルベズ) (予想レンジ:85.50~94.40円)