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Designing Learning Environments to Enhance Students’ Autonomous Motivation in Junior High School English Classes

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Academic year: 2021

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教科・領域教育専攻 言語系コース(英語) 石原知恵 I 研究の目的 英語科指導において,中学生の英語学習に対する 動機づけを自然なかたちで喚起できるような,英語 学習環境の設定,自律的な英語学習のための環境デ ザインのあり方を考察し,自律支援的な環境とはど のようなものなのかを検証することを目的とする。

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論文の構成 本論文における目的やその意義を第 1章で述べ, 第

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章では動機づけ理論の歴史とその種類,また動 機づけと学習環境に関する先行研究を概観する。第 3章では環境デザインの先行研究を概観しながら学 習環境デザインの研究をし,実際に英謝受業のため の学習環境デザインを考える。そして,第4章で前 章に関する調査を行い,第5章で調査の結果と考察 をふまえ英語学習の環境のあり方を提案する。 皿 論 文 の 概 要 英語科指導において,中学生の英語学習に対する 動機づけを自然なかたちで喚起できるような,英語 学習環境の設定,自律的な英語学習のための環境デ ザインのあり方を考察し自律支援的な環境とはど のようなものなのかを検証した。第 1章では,本研 究の目的,意義やその動機について述べた。第

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章 では,本章では,動機づけに関する先行研究を概観 し,動機づけ理論における現在に至るまでの歴史と その種類やそれらの動機づけ理論を統合した理論で あり,自律的な動機づけに有効であるとされる自己 決定理論について述べpそれらを踏まえ,日本に 指導教員 山森直人 おける動機づけ研究の動向についての先行研究を概 観した。また

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どのように学習者を動機づけたら よいのかjという問いかけに対する答えを探すこと に問題点を見出し,学習に対する動機づけとその学 習が行われる環境についての先行研究を概観した。 そしてその中でp環境が私たち人間,またその学習 に及ぼす影響やその重要性を指摘した。第3章では, 動機づけに深く関係する学習環境理論について先行 研究を概観し,学習者が学習をする際の環境の重要 性について述べた。また第

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章で概観した自己決 定理論をもとに,自律的動機づけがいかに学習者の 学習成果や意欲を高めるうえで重要かということか を述べ,そのような環境づく りにはどのような要素 が必要であるかということについて先行研究を行っ た。そこで概観したReeveらの研究は,自律支援的 な環境は適度な自由と適度な統制のある環境である ということを示しそれによって学習者の自律的な 動機づけが高まるとした。そこで,第

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章では日本 の英語教育(学習)を「自由Jと「構造Jの

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つの 観点から中学校英語科指導書を分析し,教室環境の あり方についての考察を行った。そこで明らかにな ったのは次の 4点である。 (1)英語科授業の学習環境を生徒と英語との「関 わりJ(内容としての英語,道具としての英語) 及び

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対話の対象J,1(You, They)から構成 されるものとして概念化することで明らかに した。 (劫 自律的な動機を促す支援の在り方として「言 語的支援J,

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技術的支援J,

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状況的支援j -

(2)

201-を導き出すことができた。 (3) (2)の各支援をカテゴリー・グ、/いーフ。として「学 習姿勢に対する支援Jと「学習形態に対する 支援Jの2点見出した。 (4)自律的な動機づけを促す支援とは対話をスム ーズ

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こ行うための支援であるとし、う図式を明 らかにした。

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まとめと今後の課題 教育的示唆として以下の2点を挙げる。 (1)

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対話Jとしての英語科授業という環境への 意識づけの高揚 今回の調査から,生徒は「内容Jや「道具Jとして の英語を通して,様々なものとやりとりをしながら, 常にそれらと対話している。第4章でも述べたよう に,その環境をうまく調整する役割が教師である。 教師は英語授業の中には英語を媒介して常に

1

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, Theyとの対話があるという環境を意識しながら, それを把握し自律支援的な「環境づくり」をしてい く必要がある。 (2) 支援の体系化 英語科授業の中には, (1)で述べたような対話的な 「環境Jが存在する。教師は授業を作ってし、く段階 においてp 生徒の状況をしっかりと把握しながらp その対話を促すために適切な支援をしていくことが 重要である。その支援のかたちは決して一元的では なく,様々な側面から生徒に支援をしていく必要が ある。教師は 3つの支援(言語的支援,技術的支援, 状況的支援)を加味しながら体系的に授業や教材を デザインしていく必要がある。 本研究の課題を3点挙げる。 (1) 研究手法に関わる課題 今回の読査においては

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単元を用いて分析を行った。今回の 調査では 2単元,全 248項目の調査に留まったが, 分析範囲をさらに広げることで新しい支援の方法を 見出し,新たな自律支援的環境の視点を発見するこ とも可能ではなし1かと思われる。しかし今回の調査 から見えてきた様々な視点は英語科授業における生 徒の自律的な動機づけについて考えていくうえで重 要なポイントである。これらをもとに,実際の授業 観察を行うことも可能であろう。 (劫 理論と自律支援の実践とのすり合わせに関 わる課題 先行研究に基づいて行った今回の調査から,英語 科授業に対する自律支援的な支援のかたちが様々な 側面から見えた。しかし,これらはあくまで理論上 で見えてきた結果であり,具体的実践とのすり合わ せが必要である。そこで生まれる調査結果は生徒の 英語学習に対する動機づけを考える上でさらに価値 のあるものとなっていくだろう。 (3)自律支援と動機づけに関わる課題 今回の調査において,筆者は英語科授業の中にあ る自律支援を体系的に整理することで,生徒の自律 的な動機づけを育成するための耕オ研究や授業実践 のヒントを明らかにした。先行研究からも明らかな ように,理論上においてはこのような自律支援を行 うことで,生徒の自律的な動機づけを高めることが できるとしている。しかし,本研究においてそれら の支援を施すことで生徒の動機が本当に高まるのか ということに対する答えを見出すまでには至らなか った。今後,このことに関して実証をしていく必要 があることは言うまでもない。 一202

参照

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