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「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。

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(1)公益財団法人. 在宅医療助成. 勇美記念財団. 2016 年度(前期)指定公募 「市民の集い開催への助成」 完了報告書. 指定テーマ. 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 平成 29 年 6 月 04 日 第 1 回目 平成 29 年 6 月 25 日 第 2 回目 サブテーマ: 「自分の生き方」をみつめてみませんか?. あああああああああ申 請 者:真継 和子 あああああああああ所 属 機 関:大阪医科大学看護学部 あああああああああ提出年月日:平成 29 年 7 月 7 日.

(2) 目. 次. 趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01. 代表者および構成員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01. 活動経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01 1.活動までの経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01 2.周知の方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・02 3.市民フォーラムのイメージ図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・04 4.市民フォーラムの開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・05. アンケート結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10. 成果と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15. 資料1:市民フォーラム パンフレット 資料2:市民フォーラム 発表スライド 資料3:市民フォーラム 写真 資料4:チラシ.

(3) 市民フォーラム. 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に -「自分の生き方」をみつめてみませんか?-. 趣旨 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域では、地域貢献活動のひとつとして、2012 年より NPO 法人 SEAN(高槻市内)街かどデイハウス元気いっぱいサロンにおいて高齢者を対象に した健康講座を月1回開催し、介護予防についてのミニ講座の開催と健康相談を行ってい る。また、2016 年7月から大阪医科大学三島南病院との協働事業としてサロンを立ち上げ、 病院-住民-大学との協働型健康支援活動を進めている。老いても、さらに障がいを抱え ても、残された力を最大限に活用し、自分らしく自分の望む場所で健やかに暮らすことが 大切である。そのために、予防的かつリハビリテーションの観点から心身機能の改善を図 り個々の能力を高めていくというこれまでのアプローチと同時に、超高齢社会におけるコ ミュニティづくりという視点が大切であると考えている。 今回は、 「在宅医療」について個人の問題としてではなく、地域、社会の課題として一人 ひとりが考え、また自分らしい健やかな生き方を地域の中でどのように実現してけるのか、 またそのためにどのような資源が必要なのかを、市民の皆さまとともに考えていくために、 市民フォーラムを開催した。. 代表者および構成員(◎:代表者) ◎真継 和子(大阪医科大学看護学部) 佐野かおり(大阪医科大学看護学部) 大橋 尚弘(大阪医科大学看護学部) 水野 信 (大阪医科大学附属病院). 活動経過 1.活動までの経過 会議経過 第1回会議 2016 年 12 月 15 日 1)市民フォーラムの内容、方法について 2)開催日時、場所について 3)広報について 4)準備段階の作業および役割担当について. 1.

(4) 第2回会議 2017 年1月 19 日 1)市民フォーラムの内容、方法、講師について 2)市民フォーラムのサブテーマについて 第3回会議 2017 年3月 17 日 1)市民フォーラムのサブテーマについて 2)講師について 3)市民フォーラムのタイムスケジュールについて 4)後援について 第4回会議 2017 年4月 13 日 1)市民フォーラム当日の配布資料について 2)学生ボランティア協力について 第5回会議 2017 年4月 25 日 1)講演テーマと講師について 第6回会議 2017 年4月 30 日 1)第1回市民フォーラム打ち合わせ 第7回会議 2017 年6月6日 1)第1回市民フォーラムの振り返り、アンケート結果のまとめ 2)第2回市民フォーラムの準備状況について 第8回会議 2017 年6月 16 日 1)第2回市民フォーラム打ち合わせ(演者との調整) 第9回会議 2017 年6月 22 日 1)第2回市民フォーラム打ち合わせ 第 10 回会議. 2017 年6月 29 日. 1)第2回市民フォーラムの振り返り、アンケート結果のまとめ 2)全体のまとめ 3)市民フォーラム終了後の作業および担当について 2.周知の方法 広く市民に周知するため以下の方法を実施した。 ① 高槻市の広報「たかつき」5 月号に案内を掲載し周知を図った。 ② チラシ 1,000 枚を作成し、以下 282 施設に配置し、市民への配布を依頼した。 高槻市役所、高槻市生涯学習センター、クロスパル高槻(総合市民交流センター)、 高槻市市民公益活動サポートセンター、高槻市医師会に所属する病院・クリニック等、 高槻市内の訪問看護ステーション、ABC 薬局、さくらファーマシー薬局、大阪薬科大 学附属薬局、NPO 法人 SEAN 元気いっぱいサロン、大阪医科大学附属病院、大阪医科大 2.

(5) 学三島南病院、大阪医科大学健康科学クリニック ③ ポスター(A2 サイズ)を作成し、高槻市にある阪急駅構内(3 か所)において掲示し、 周知を図った。 第1回市民フォーラム:平成 29 年5月 16 日~5月 25 日の 10 日間 掲示 第2回市民フォーラム:平成 29 年6月 15 日~6月 24 日の 10 日間 掲示 ④ 市民フォーラムについて大阪医科大学看護学部ホームページに搭載した。. 3.

(6) 3.市民フォーラムのイメージ図. 図1 第1回市民フォーラムのイメージ図. 図2 第2回市民フォーラムのイメージ図 4.

(7) 4.市民フォーラムの開催 1) 第1回市民フォーラム 人の死が生の延長線上にあるということを考えると、 「どこで最期を迎えたいのか」 、 「ど う最期を迎えたいのか」という問いに対し、まずは私自身がどうありたいか、どう生きた いかを考えることが不可欠ではないだろうか。第1回目では、私たちを取り巻く社会と医 療の現状をふまえ自らの生き方をどのように考えていくのか、3 人の方々からの講演をいた だきながら、自分をみつめる機会にしたいと市民フォーラムを企画した。 期. 日:2017 年6月4日(日)13:00~16:10. 会. 場:大阪医科大学看護学部講堂. 参加者総数:102 名(一般 89 名、関係者等 13 名) プログラム:講演1「今を生きるコツ-より良く生きるために-」 プログラム:講演1 沼野 尚美 プログラム:講演1 宝塚市立病院緩和ケア病棟 チャプレン・カウンセラー プログラム:講演2「これからの医療とのかかわり方、つきあい方」 プログラム:講演1. 水野 信. プログラム:講演1. 大阪医科大学附属病院広域医療連携センター 課長. プログラム:講講演3「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たちへ -我々の在宅医療の取り組みを通して-」 プログラム:講演1. 辻 宏明. プログラム:講演1. つじ・クリニック 院長. <講演内容> 講演1「今を生きるコツ-より良く生きるために-」 より良く死ぬにはより良く生きることが大切であるという視点から、臨床における終 末期患者様、あるいはご家族様との実際のかかわりをご紹介いただきながら、今を生き るコツについて講演いただいた。そのコツは、1.前向きに生きる、2.ユーモアをも って生きる、3.感謝して生きる、4.趣味をもって生きる、5.家族の絆を育てて生 きる、の5つであった。 講演のなかで、 「人生の困難において何を想像できるだろうか」と問われ、そのなかに おいても気づけるものがあり続けるということ、乗り越えてきた困難は次の困難の糧に なるということ、目に見えることだけにとらわれず目にみえないことにも関心をもつこ と、視点の転換が大切なことであると話された。また、人生最期のとき私たちは、中途 半端な身の上で生きていかなければならない時期があると話され、ベッドの上でものめ り込むことのできる趣味があることの大切さを話された。そして最後に、家族のありよ うが多様化している社会において、家族の絆は自然派生的なものでなく意識して育てて いかなければならないと強調された。 5.

(8) 講演2「これからの医療とのかかわり方、つきあい方」 少子高齢社会の現状、国策である地域包括ケアシステムの推進と病床の機能分化・連 携を含む医療機能の分化・強化・連携について、市民の方々にわかりやすく説明された。 大学病院として市民の皆さまの健康を支えてきた大阪医科大学附属病院のこれまでの 経緯を交え、社会の動きによって病院や医療がどう変化してきたかについて話された。 そのうえで、社会構造の変化に対応し人としての尊厳を守るために、医療の受け手であ る私たちの転換が求められていることを説明された。価値ある一生を築くためにも、元 気である今から自らの将来、人生の終焉を考え、主体的に医療に参加していくことが大 切であり、その一歩として信頼できる「かかりつけ医」をもつことが重要であると述べ られた。. 講演3「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たちへ -我々の在宅医療の取り組みを通して-」 人生の最期を穏やかに過ごすために、身体の変化に合わせて何を選んでいくかが大切 である。冒頭で、自立は難しくとも自分で選ぶという自律は可能であり、しかもそれは 自由であることをお話しされた。さらに、人はそれぞれその人にとっての支えとなるも のがあり、その支えを応援することで希望を見出すことができると、述べられた。 病院での勤務医から在宅医になるまでの経緯とともに、在宅医療の特徴、在宅医療に おける医師の役割について説明された。在宅においても医療的処置の必要とする人が増 えている状況において、実践例をまじえながら在宅で対応できることとできないことが 提示された。さらに、個人だけでなく地域で支えていくことの必要性を述べられた。そ して、患者様やそのご家族様の意向を大事にし、その生活と人生をしっかりと支えてい くという強く、熱いメッセージをいただいた。 2) 第2回市民フォーラム 自分らしい健やかな生き方を地域のなかでどのように実現していけるのか、そのために どのような資源が必要なのか。第2回目では、実際に在宅での看取りをされたご家族様、 そしてそのご家族様を支えてこられた訪問看護師、そして在宅療養を支える新しいネット ワークづくりへの取り組みをされている方々からの話題提供によるディスカッションを企 画した。 期. 日:2017 年 6 月 25 日(日)13:00~16:15. 会. 場:大阪医科大学看護学部講堂. 参加者総数:90 名(一般 72 名、関係者等 18 名). 6.

(9) プログラム:話題提供1「明日への第一歩-私たちの在宅療養体験-」 プログラム:講演1. 杉江 智子. 話題提供2「安心できる生活を支援します -訪問看護師の役割とケアの実際-」 田口 敬代 社会医療法人愛仁会 訪問看護ステーション愛仁会高槻 管理者 大阪府訪問看護ステーション協会 理事 話題提供3「まちの薬局が取り組む在宅ケアの実際」 芦田 泰弦 かんまき薬局グループ ABC 薬局 代表取締役・薬剤師 高槻市薬剤師会常務理事 話題提供4「学生と取り組む健康支援活動 cocokara」 大橋 尚弘 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 助教 意見交換 <講義内容> 話題提供1「明日への第一歩-私たちの在宅療養体験-」 偶然見つかった胃癌。そして、肺癌、膀胱癌と続く。いずれも初期であり、手術と放 射線治療で比較的軽く済んだものの、その後も多発性脳梗塞、肺炎、歯肉癌を発症した。 家族にも大きな決断を迫られ、家族で相談し「夫(療養者)にとって何が幸せか」を考 えた。病状の変化とともに今まで知らなかった医療職、福祉職に出会い、温かい支えを 得ることができ、また何よりも自宅で過ごす夫の表情に促され、在宅での看取りを覚悟 した過程について、当時の夫婦の会話も交えながら話された。しかし、身体の不調、睡 眠の乱れ、終わりの見えない介護に精神的に不安定になることもあった。こうしたなか、 夫からの感謝の言葉や思いやりに救われたと話された。 はじめから在宅ありきではなく、夫の病気の進行に伴いさまざまな方々に支えられ、 最後に辿りついたのが在宅介護であった。在宅介護に至るまでには家族とともに悩み、 考えることで家族としての絆が深まり、夫婦として、家族として思いがけず穏やかな日々 を過ごすことができたと述べられた。子どもたちにとってはこれから高齢化していく社 会と付き合う貴重な体験に、私にとっては病と死を考える良い機会になったと話された。 そして、 「お母さん、良い人生だったね」と言われるような人生の時を刻んでいきたい と、強いメッセージを残された。. 7.

(10) 話題提供2「安心できる生活を支援します-訪問看護師の役割とケアの実際-」 訪問看護とそのしくみ、訪問看護ステーションとは何か、そして訪問看護師の役割に ついて、わかりやすく説明いただいた。さらに、訪問看護ケアの実際として、在宅での 看取りケアや小児訪問看護について事例を交えながら紹介いただいた。 通り一遍の決まった看護ではなく、利用者とそのご家族が「今、この時に、こんなふ うに生きたい」 、「こんな思いをしていたから、こうしたい」という意思を汲みとり、自 らが納得できる選択ができるよう支援していけるよう、対象者に合わせ臨機応変な対応 が求められていると話された。そして、24 時間 365 日、安心できる生活を支援するため に、看護だけでなく多職種との連携が重要であると話された。. 話題提供3「まちの薬局が取り組む在宅ケアの実際」 薬に関するクイズを取り入れた参加型の話しから始まり、薬の種類と服用について、 在宅における薬剤師の薬剤管理、サービスの流れについて説明された。そして、かかり つけ薬局あるいは、かかりつけ薬剤師をつくっておくことが大切であると話された。 これからの薬局に求められる姿は、病気になったときにお薬をもらいに行くというだ けの場ではなく、元気なうちから気軽に訪れることができ、医療・保健・福祉に関する 相談ができる場であることが必要と話された。実際の取り組みとして、管理栄養士を薬 局に配置し食事や栄養相談を行っていること、健康に関する市民講座の開催、認知症カ フェの開催など、地域住民の生活の場での薬局の新たな実践活動について紹介された。 話題提供4「学生と取り組む健康支援活動 cocokara」 「誰もがケアし、ケアされる自律した地域をつくる」という目標のもとに、2016 年 7 月から大学教員、病院職員らが学生とともに開始したプロジェクト活動の一部について 紹介された。現在の活動は、主に健康支援を目的とした健康チェックや健康相談、健康 講座、健康情報の提供などであると話された。今後は、参加者同士のつながりに着目し た活動や高齢者の役割創出の場づくりなどを展開していきたい。さらに、こうした活動 の一つひとつを地域のネットワーク構築につなげていきながら、いざというその時に備 えていきたいとの意気込みが伝えられた。 <意見交換内容> 質疑応答の際には、壇上へ演者 3 名のほか、杉江様の長女様にも登壇いただいた。親 を支える家族としての立場で、介護生活について、 “家で介護しようという確固たる覚悟 ではなかったが、色々な人がかかわってくれたおかげで、余命を感じた時から出会いや サポートをうけ穏やかに過ごすことができた。老後は必ずやってくるが、在宅もありか なと思えるようなった”とお話しいただいた。 8.

(11) ・ABC薬局で地域に対して取り組まれていることを初めて知った。介護されている方は 薬局になかなか行けないのが現状で、在宅での服薬指導はどこまでしてもらえるか(ク リニック Ns.) →患者によって家の中でも残薬確認する方おられる。すべての在宅患者への対応は難 しいが医師の指示があれば対応ができる。主治医と相談していただきたい。 ・管理栄養士が薬局にいるのはすごいと思った。家でも嚥下困難なかたはたくさんいて、 水分・塩分制限もあるなかでその方にあった食事形態の作り方など在宅で教えてもらえ るか?コストの面は?(クリニック Ns.) →薬局での栄養相談は現在無償でさせてもらっている。自宅にうかがっての実績はな いが電話対応はさせてもらっている。 ・訪問看護ステーションの車を町中でよくみるので、車走っているけれど今回の講演を通 して手厚い、こんなこともしているんだと訪問看護について知ることができた。現在、 市民活動をサポートする立場にあるが、一般市民、団体の中で手伝えることがあるので はないかと。特に医療のはざまの手が届かない方へサポートできる活動をしていきたい。 ・病院の理学療法士として在宅へつなぐことを目標にしているが、動作能力ばかりの情報 提供になっているところもある。どのような情報提供が必要だと思うか? →本人や家族の、性格的なところやリハビリに前向きなれるかかわりなども情報提供 うけると、在宅でもリハビリを継続できる。今後も密に連携をとっていきたい。. 9.

(12) アンケート結果 第1回市民フォーラム 配票数 89 枚. 回収 70 枚(回収率 78.7%). 第2回市民フォーラム 配票数 72 枚. 回収 61 枚(回収率 84.7%). 1.参加者属性 参加者の年代は 10 歳代~90 歳代であった。男女とも 50 歳代と 70 歳代が最も多かった。 いずれも一般市民が半数であった。第 1 回は一般市民が 60%であったが、第 2 回は 56%と 減少していた。 両日とも参加したものは、31 名であった。 第1回目の参加の有無. 参加者属性. 第2回. 27. 第1回. 34. 25 0%. 20%. 0. 42 40%. 医療・福祉関係. 無し 49%. 3. 60%. 80%. 一般市民. 有り 51%. 100%. 不明. 2.フォーラムを知る方法について 両日ともに市報が最も多かった。その他として、下記が記載されていた。 ・在宅医療の医師より案内された. ・阪急高槻市駅掲示で知った. ・ちらしがポストに入っていた. ・交流センターでチラシを見た. ・市役所でチラシを見た. ・職場に配布されたチラシを見た. ・勇美記念財団HP. ・大阪医科大学三島南病院の掲示で知った. フォーラムを知った方法. 第2回. 27. 第1回. 2. 28 20%. 3. 0%. 10%. 30%. 40%. 市報. 大阪医科大学ホームページ. 9. 4. 7. 9. 50%. 60%. 家族・友人・知人. 10. 19. 0. 22 70% 病院. 80%. 1 90%. その他. 100% 不明.

(13) 3.市民フォーラムへの満足度 両日ともに、「やや不満」「不満」の回答は見られなかった。第2回では「やや満足」が 増加しているが、 「満足」 「やや満足」をあわせると 80%が満足であると回答していた。 総合的な満足度 100% 80%. 不明 不満. 60%. やや不満 40%. どちらともいえない. 20%. やや満足 満足. 0% 第1回. 第2回. 4.プログラム内容について <第 1 回> 基調講演に対する評価が高かった。『在宅医療とは-在宅医療の現場から-』については、 未記載が多くみられ、回答不備が目立った。 第1回プログラム内容について 不明 全くわからなかった. 在宅医療とは-在宅医療の現場から-. 少しわからなかっ た わかりやすかった. これからの医療との関わり方、つきあい方. 大変わかりやす かった 今を生きるコツ-より良く生きるために-. 0. 10. 20. 30. 40. 50. 60. <第2回> いずれの内容においても「大変わかりやすかった」「わかりやすかった」が多かった。特 に家族者の実体験および、かかわった看護師の実際についての講演について評価が高かっ た。回答に関しては、第1回と同様に、最終演題への回答不備が目立った。 11.

(14) 第2回プログラム内容について 不明. 学生が取り組む健康支援活動 cocokaraサロンの実際. 全くわからなかった 少しわからなかった. まちの薬局が取り組む在宅ケアの 実際. わかりやすかった 大変わかりやすかった. 訪問看護師の役割とケアの実際 明日への第一歩 0. 10. 20. 30. 40. 5.プログラムの構成について プログラムの構成については、 「大変よかった」 「よかった」を含め 90%の回答を得られ た。 「あまりよくなかった」と回答が得られたのは「時間」についてであり、休憩時間の設 定、発表毎に時間設定の工夫に対する意見が聞かれた。. プログラムについて. 第2回. プログラムの構成 時間の設定. 大変よかった. 会場の設定. よかった あまりよくなかった. 第1回. プログラムの構成. 全くよくなかった 時間の設定. 不明. 会場の設定 0%. 20%. 40%. 60%. 12. 80%. 100%.

(15) 6.次回への参加意思 両日とも 80%が参加したいと回答していた。第 2 回では 89%と参加希望が増加していた。 どちらと もいえな い 8%. 第1回 どちらと もいえ ない 10%. 第2回 不明 3%. 不明 9%. 参加し たい 81%. 参加し たい 89%. 7.その他 自由記載欄では、自身の体験や状況と照らし合わせた感想のほか、進行・集客に対する 意見がきかれた。次回への要望として「認知症への焦点化」「パワーポイント資料の配布」 が記載されていた。 (自由記載内容) 第1回市民フォーラム ・お話を聞きながら、何度か涙が出てきました。実父が肝臓がんで残された命を生きてい ます。自分に何ができるのか改めて考えてみたいと思います。 ・沼野先生のお話しには非常に参考になり感銘を受けました。辻先生のお話はよくわかり 人生の最後を少し安心できました。 ・沼野先生のお話しを聞きたくて参加させていただきました。 (特に楽しみにしていました) 期待を裏切らない内容でした。次回、企画があれば認知症に焦点を当てていただき松本 一生先生を呼んでいただきたいです。贅沢言いましたが今回の内容もとてもいい内容だ と思います。司会の先生、時間設定はきちんと覚えて下さい。演者破損時間に合わせよ うとしてくださってますし、来場者もその後の予定あります。いい加減な印象を受けた 事だけが今回唯一の残念なことでした。 ・沼野先生の温かみのあるお話しあらためて身に染みて感動致しました。辻先生のお話を 聞かせていただき自分らしく生きられそうです ・興味のある市民や福祉従事者は大勢いると思うが、今回開催を直前に知った。もっと早 い段階で開催されることが広く伝わっていたらもっと来場者も多かったのでは…他の人 も聴くことができたらよかったのにと思う内容でした。 ・必要としている情報が適確に紹介されていました。現場でのお話しには何よりの説得力 13.

(16) があります。 ・とてもよい話でした。迷いから少し希望が持てました。 ・自分らしい生き方というのがよく分かりました。最後まで楽しく暮らしていけたらよい と思います。 ・人間の心の真髄を考えるよい機会でした。 ・本日は大変いい講演でよかったです。利用者さんによりそえるようになっていきたいと 思います。 ・現在、ヘルパーの仕事しており、色々な家族の在り方を見ていて(親子の絆の弱さをみ ていて)お世話させて頂く利用者の方のさみしさや不安に思っておられるのを強く感じ ています。寄り添って行けるよう日々努力をしています。いずれ、私自身誰かのお世話 になることと思いますが、いつも何か目的を持って生きられたらと思います。 ・歌の映像には若き日を思い出し涙が出ました。 ・風邪をひいて薬をだす医療者が多いなど医療について患者はもちろん、医療産業・国が 自滅に向わないことを利害を超えて取り組まないといけない時を迎えていると思います。 お話もよかったです。 ・市民に対する事前周知がうまくいっていなかったためか参加者が少なすぎると思います。 医師会、開業医との連携・協力が大切と考えます。講演だけですと一方通行ですので質 問時間も必要と考えます。また、進歩維持有無では最後にパネルディスカッション形式 にした方がよいのではないかと考えます。 第2回市民フォーラム ・杉江様の体験のお話しはとても勉強になりました。”在宅医療を受けてどう感じられたか、 きになったことなど当事者の方からどんどんきけたらと思います。 ・杉江様の理学療法を回復期病院にて担当させて頂いていた。患者様の退院後の様子を知 ることができ、大変貴重な機会でした。今後の理学療法を実施する上で在宅につなぐこ との重要性を認識した ・ディスカッションが大変参考になりました。訪問看護ステーションの活動の努力がよく わかりました。杉江さんのお話し本当に貴重でした。 ・訪問看護制度は十分に理解できましたが費用負担の映像が小さくまた不鮮明で理解でき ませんでした。大事な部分ですのでメモでもよいので配布されてはいかがかと思いまし た。 ・実際に介護されていた家族の生の声がきけたことが、とても勉強になりました。とても 感動しました。 ・国が財政上の理由で(?)介護を病院から在宅へ移していこうとしている事はマイナス 面ばかりではないことがよく分かった。それどころか、むしろ人と人との温かみとか心 の通った介護という事で、理想的だと強く思った。個人とか家族とか任せではなく地域 14.

(17) のしくみや地域のボランティアの助けがあれば安心できると思いました。 ・在宅死を希望しています。大変参考になりました。第 1 回目参加したかったです ・今回は市民対象という事で専門職にとっては少しもの足りない印象でした。在宅療養を 支えるネットワークづくりをもう少し詳しく聞きたかったです。他の地域ではどういう ふうにネットワークづくりをしているのか興味がありました。 ・勉強になりました。毎回参加したいです。 ・独居の一人暮らしの場合訪問看護をしてほしいと思うのですが電話をする食べることを 作るという事はなかなかできないと思う。どうすればいいのでしょうか? ・大変わかりやすく参加して良かった。 ・妻が軽度認知症と診断され、そのお世話についてアドバイスいただければと希望します ・病院か家庭か施設か悩むところですが、訪問看護のいき届いた看護に感動しました。家 族に迷惑かけられないとは思いながらも夫の場合なら私の場合ならどうするだろう・・・ 今後もいろんな面からのフォーラムをお願いします。 ・雨ででにくかったが来てよかった。今、ボランティアに参加しているが先行きわからな い事ばかりだが、少しだけだがお手伝いをしておけば後は皆さんが助けてくださるのか なと思いました。 ・体験談を聞けた、一般の方からだったので今後の自分自身の意欲になった。cocokara サ ロンの実際が早口であった。もう少しゆっくり話することで一般向けになると思います。 巻いたかもしれませんが…。 ・健康支援活動として行政を巻き込んでほしい(行政を前向きにっせることが本来の形だ と思う)大東市が参考になると思う。休憩時間はもう少し短くてもいいかと思った。 ・健康支援活動ははじめて知りました。今後期待される分野です。 ・大阪医科大学在宅看護学部在宅看護学領域の先生はじめ学生さんたちが地域に対してこ のような活動されていることを始めて知りました。市民の方々に在宅で療養するという ことについて考えてもらうきっかけとなり、市民の方々との交流で学生さんたちが学び 得るものも多いと思います。今後もぜひ参加していきたいと思います。 ・訪問介護その他色々な制度やサービスの必要代金の一覧表を印刷物で表示してほしい(そ の時々のテーマに関係するものだけでよいので) 。 ・1回目、2回目ともとてもよかったです。パワーポイントの資料があれば……と思いま した。. 成果と課題 両日とも参加者数は当初予定の 80 名を上回ったこと、さらにアンケート結果からも、関 心のあるテーマであるということが分かった。同時に、国策として在宅医療が推進されて いるものの、直接影響を受ける地域住民にはその背景や制度の内容がよく知られていない 15.

(18) こと、具体的なサポートが必要になったとしても社会資源にどうアクセスしたらよいのか 知らないことが多いということがわかった。加えて、同じ地域のなかで医療・保健・福祉 の専門職として働いているにもかかわらず、横のつながりが十分でないといった課題が明 らかとなった。このことは、今後取り組むべき方向性を明確にしたといえる。 また、第 2 回目のフォーラムでの意見交換では、公的なサポートだけでは限界があるこ と、その限界に市民活動として取り組んでいる方の活動報告もあり、医療とつながる糸口 となった。さらに、今回の参加者のなかに訪問看護をより多くの人に知ってもらいたいと、 フォーラム終了後老人会での研修会開催の予定が組まれるなど、拡がりがみられているこ とも成果のひとつといえる。さらに、参加者によるアンケート結果をみても、「社会の動き がよくわかった」 、 「病院から追い出されるとばかり考えていたが、そうではなかった」、 「在 宅療養、看取りもありかもしれない」など、参加者への情報提供ができたこと、認識への 問いかけができたことは大きな成果であったといえる。 しかしながら、課題も残されている。 2日間という設定にしたものの内容が多すぎた感も歪めない。とくに第2回目における 話題提供3および話題提供4は、新しい在宅ネットワークづくりの紹介という視点から企 画したが、参加者に対して在宅看取りとの関連性が十分に伝わらなかったように思われる。 そのため、意見交換の内容が焦点化されなかったともいえる。ねらいの焦点化、プログラ ム構成の精選が必要性であった。また、当初予定の参加者は確保できたものの十分ではな いとの意見もあった。集客方法を検討し、広報の時期、方法、配布先(市役所よりもデイ ケアなど家庭にとどきやすい窓口)を検討する必要がある。さらに、今回のフォーラムで は医師の出席がほとんどなかった。開催地である高槻市の現状を考えると、在宅医療に対 する医師への関心を喚起することも必要である。高槻市医師会との連携を図りつつ、今後 の課題としていきたい。 今回のフォーラムでは、新たに多くの方々との出会いがあり、つながりができました。 この縁を大切にしながら、市民の皆さまとともに意見交換できる場をもちながら在宅医療 推進に向けた活動をともに進めていきたいと考えています。 ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、学生ボランティアの皆さま、多くの方々に 心から感謝申し上げます。 本事業は、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成を受け実施しました。. 16.

(19) 資料1. 市民フォーラム. 配布資料.

(20) 第 1 回 市民フォーラム. 「在宅医療」知っていますか? ~家で最期まで療養したい人に~. 「自分の生き方」をみつめてみませんか?. 会期 2017 年 6 月 4 日(日)13:00~16:10 会場 大阪医科大学看護学部講堂 主催 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 後援 高槻市、高槻市医師会、大阪府訪問看護ステーション協会 助成 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団.

(21) 開催にあたって 大阪医科大学看護学部 在宅看護学領域 教授 真継 和子 「幸せでありたい」誰もがそう願っているように思います。幸せであるためには、 半分が心がまえ、自分の能力と環境が 4 分の 1 ずつという人もいます。では、ど のような心がまえが大切なのでしょうか? 私自身は、自分の持てる力を発揮して、納得できる選択を自分でしていくこと、 そして、それは自分らしく生きることのように思います。私たちは、人として生き ていくために誰かの思いを背負ったり、力を借りたりして生きています。それでも、 そのなかで自分で考え、選択し、人生という舞台の主人公として生きています。 しかし、いつもそのように生きていけるとは限りません。突然の病気や障がいに よりものごとの判断ができなくなり、何らかの判断や選択が、誰かに委ねられてし まう可能性もあります。知らない間に、私らしい生き方が歪められていることもあ り得るのです。また、国民の意識調査(内閣府)によりますと、最期を迎えたい場 所として約半数が「自宅」と答えているにもかかわらず、自宅での看取り率はわず か 13%弱にとどまっています。一方、国では超高齢・多死社会をむかえ、地域包 括ケアシステムの構築を推進し、治療の場は「病院」から「地域」へ、療養の場は 「医療機関」から「暮らしの場」へとシフトしています。 こうしたなか、どうすれば、私たちは最期まで人生の主人公であり続けることが できるのでしょうか。いずれ、誰にでも訪れる、その時に、私はどんな選択をする のでしょう。 「人生の主人公であり続ける」ために、自分を見つめ、また自分らし い健やかな生き方を地域の中でどのように実現していけるのか、今を生きている私 たちの大きなテーマであるように思います。 このたび 2 回にわたっての市民フォーラムを企画いたしました。基調講演をは じめ、在宅医療の現状、住み慣れた場所での療養を支えるための取り組みについて 話題提供していきます。一歩立ち止まって、改めてご自分の生き方をみつめる機会 としていただくことで、参加者の皆さまの人生がより豊かなものとなりますことを 願っております。. 1.

(22) プログラム. 13:00~13:10 開会の挨拶. 13:15~14:30 基調講演 「今を生きるコツ-より良く生きるために-」. 14:30~14:45 休憩. 14:45~15:25 講演 「これからの医療とのかかわり方、つきあい方」. 15:25~15:30 休憩. 15:30~16:10 講演 「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たちへ」 ~我々の在宅医療の取り組みを通して~. 16:10~16:15 閉会の挨拶. 2.

(23) 基調講演. 今を生きるコツ-より良く生きるために- 沼 野 尚 美. 3.

(24) 今を生きるコツ-より良く生きるために- 沼野 尚美 宝塚市立病院緩和ケア病棟 チャプレン・カウンセラー. 4.

(25) 【講師紹介】 大阪市生まれ。 武庫川女子大学薬学部卒業 神戸ルーテル神学校修士課程修了 米国ゴンザガ大学宗教部宣教コース修了 ケンシントン大学大学院行動科学研究科修士課程修了(心理学・カウンセリング専 攻) 病院薬剤師から病院チャプレン、カウンセラーに転職。 淀川キリスト教病院、姫路聖マリア病院、日本パブテスト病院などを経て、現在、 宝塚市立病院緩和ケア病棟、神戸中央病院、北播磨総合医療センターにてチャプレ ンとカウンセラーを兼職。ご講演も多数行われている。 専門はがん患者と家族の精神的援助と宗教的援助。これまで 10 か所のホスピスで 勤務し、3,000 人以上の方々の生と死に関わっている。 主な著書 『癒されて旅立ちたい』佼成出版社,2002. 『共に生きる道-ホスピスチャプレン物語-』佼成出版社,2004. 『いのちと家族の絆-がん家族のこころの風景-』明石書店,2010. 『満足して死に逝く為に-ホスピスチャプレンが見た「老い」の叫び-』佼成出版 社,2013. 『生と死を抱きしめて-ホスピスのがん患者さんが教えてくれた生きる意味-』明 石書店,2014. 『救いは苦しみの中にある-ホスピスチャプレンが出会った癒しと安らぎの言葉 -』明石書店,2016. CD コレクション(講演記録) ラジオ深夜便「こころの危機に向き合う時」 「生きるということ」 (NHK サービス センター). 5.

(26) 講 演. これからの医療とのかかわり方、つきあい方 水 野. 6. 信.

(27) これからの医療とのかかわり方、つきあい方 水野 信 大阪医科大学附属病院広域医療連携センター 課長. ご存知のように社会の高齢化に伴い、医療費が年々増加の傾向をとっています。 政府は、この解決の糸口として医療機能の分化・強化・連携を推進することで医 療の効率化を目指しています。平成 30 年には、医療・介護の一体的な制度改革が 予定されており、改革の速度はさらに強まっています。 大阪医大などの大病院においてもその機能のすみ分けが進行し、病院それぞれが もつ機能を効率的に発揮できるよう体制を築いています。 さらには、行政を中心に在宅の促進を図る目的で『地域医療包括ケアシステム』 が設けられ、おおむね 30 分以内に医療や介護など必要なサービスが提供される日 常生活圏域を設定し地域の体制構築が進んでいます。 このことで医療連携は加速度を帯びているのが実情です。 こうした制度の改革は、私たち医療・介護の受け手として大きな影響を及ぼして います。特に、終末期(人生の最終局面)における医療は自分らしい最期を迎えて いく上で非常に大事になっています。 終末期において、ご自身の思いや希望をかなえる人生を送るためには、元気なう ちにこうした将来のことを考えていくことが大事です。そして、こうした将来のこ とを考えることに『かかりつけ医』の存在は不可欠です。 私たちは、医療・介護のサービスを享受する一方的な受け手の立場からサービス をどう受け取るか主体的に考えていく時期を迎えています。. 7.

(28) 【講師紹介】 2012 年(平成 24 年)2 月より現在の職務に着任、現在に至る。事務職。 広域医療連携センターでは、医療連携、患者相談窓口の運営、病院ボランティア活 動の支援などを担当する。 医療連携の分野では、大学病院としてクリニック(診療所)からの予約をスムーズ に行うために「診察枠を活用した予約体制の構築」や「医療機関からの予約受付体 制の改善」に取り組んだ。 趣味は、ランニング、ドライブ、将棋観戦など。. 8.

(29) 講 演 「病気や障害があっても自宅で過ごしたい と希望される方たちへ」 ~我々の在宅医療の取り組みを通して~. 辻. 宏 明. 9.

(30) 「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たちへ」 ~我々の在宅医療の取り組みを通して~ 辻 宏明 つじ・クリニック 院長 『残念ながらこの病気を完全に治すことはできません。 』 『元気で暮らせる日はあま り長くないかもしれません』と病院の主治医から告げられたとき、どんな方でも驚 き、悲しみ、そして絶望的な気持ちになられるでしょう。 「なぜ自分だけが」と思 われる方もあります。その事実を受け入れることができた後に、治らないのなら住 み慣れた自宅で家族と共に過ごしたいと思われる方々が多くいらっしゃいます。し かし病状が進んで痛みや苦しさが出てきたら、家では何も治療できないのではない か、家族もただ見ているだけで何もしてあげられないのではないかと思い、自宅で 過ごすということをあきらめる方もまた多くおられます。もちろん自宅での医療体 制は病院と全く同じというわけにはいきません。しかし症状を和らげるためのいろ いろな薬剤を使うことや必要に応じて酸素吸入や点滴なども行えます。何より自宅 には居心地のいい自由な空間と何でも頼める家族がいます。私達は医師・訪問看護 師・ケアマネージャーなどがチームとして連携をとりながら、できる限り自宅で暮 らしたいと希望される皆様方をご支援したいと考えております。本日は私たちが経 験してきた「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たち」の在宅 医療についてお話しし、 『人生の最期を穏やかに過ごすために』というテーマを皆 さんと一緒に考えてみたいと思います。. 10.

(31) 【講師紹介】 昭和 28 年 11 月 6 日生まれ 医療法人 つじ・クリニック (内科・呼吸器科) 大阪府高槻市辻子2丁目23-1 電話 072-675-3237 FAX 072-675-3236 メール [email protected] 略歴 昭和 55 年 昭和 55 年 昭和 61 年 平成元年 平成元年 平成 2 年 平成 19 年. 大阪医科大学卒業 大阪医科大学胸部外科学教室入局 北野病院胸部外科 大阪府三島救命救急センター 星ヶ丘厚生年金病院呼吸器外科 医療法人東和会 第二東和会病院外科 つじ・クリニック開設 現在に至る. 11.

(32) スタッフ紹介 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 真継 和子. 佐野 かおり. 大橋 尚弘. 大阪医科大学看護学部/看護学研究科 乾 友香. 岩永 春菜. 間島 千晴. 湯 華. 本田 まこも. 岡田 望. 和田 結衣. 本事業は、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成を受けています。.

(33) 第 2 回 市民フォーラム. 「在宅医療」知っていますか? ~家で最期まで療養したい人に~. 「自分の生き方」をみつめてみませんか?. 会期 2017 年 6 月 25 日(日)13:00~16:15 会場 大阪医科大学看護学部講堂 主催 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 後援 高槻市、高槻市医師会、大阪府訪問看護ステーション協会 助成 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団.

(34) 開催にあたって 大阪医科大学看護学部 在宅看護学領域 教授 真継 和子 「幸せでありたい」誰もがそう願っているように思います。幸せであるには、半分 が心がまえ、自分の能力と環境が 4 分の 1 ずつという人もいます。 では、どのような心がまえが大切なのでしょうか? 私自身は、自分の持てる力を発揮して、納得できる選択を自分でしていくこと、そ して、それは自分らしく生きることのように思います。私たちは、人として生きて いくために誰かの思いを背負ったり、力を借りたりして生きています。それでも、 そのなかで自分で考え、選択し、人生という舞台の主人公として生きています。 しかし、いつもそのように生きていけるとは限りません。突然の病気や障がいによ りものごとの判断ができなくなり、何らかの判断や選択が、誰かに委ねられてしま う可能性もあります。知らない間に、私らしい生き方が歪められていることもあり 得るのです。 どうすれば、私たちは最期まで人生の主人公であり続けることができるのでしょう。 いずれ、誰にでも訪れる、その時に、私たちはどんな選択をするのでしょう。 「人生の主人公であり続ける」ために、自分を見つめ、また自分らしい健やかな生 き方を地域の中でどのように実現していけるのか、今を生きている私たちの大きな テーマであるように思います。 このたび 2 回にわたっての市民フォーラムを企画いたしました。基調講演をはじ め、在宅医療の現状、住み慣れた場所での療養を支えるための取り組みについて話 題提供していきます。一歩立ち止まって、改めてご自分の生き方をみつめる機会と していただくことで、参加者の皆さまの人生がより豊かなものとなりますことを願 っております。. 1.

(35) プログラム. 13:00~13:10 開会の挨拶. 13:15~13:55 話題提供 1 私たちの在宅療養体験 13:55~14:35 話題提供 2 訪問看護師の役割とケアの実際. 14:35~14:50 休憩. 14:50~15:10 話題提供 3 まちの薬局が取り組む在宅ケアの実際 15:10~15:25 話題提供 4 学生と取り組む健康支援活動 cocokara. 15:30~16:10 ディスカッション/まとめ. 16:10~16:15 閉会の挨拶. 2.

(36) 話題提供 1. 明日への第一歩 杉 江 智 子. 3.

(37) 明日への第一歩 杉江 智子. Ⅰ 私たちの時代. Ⅱ 夫と病と生活と. Ⅲ 新たな課題のなかで. Ⅳ 選択のとき. Ⅴ 新たな出会い. Ⅵ 私たちの覚悟. Ⅶ その時を迎えて. 【演者紹介】 高槻市在中. 4.

(38) 話題提供 2. 安心できる生活を支援します ~訪問看護師の役割とケアの実際~ 田 口 敬 代. 5.

(39) 安心できる生活を支援します 田口 敬代 社会医療法人愛仁会 訪問看護ステーション愛仁会高槻 管理者 『在宅医療』 『在宅療養』 『地域包括ケアシステム』などの言葉がとびかう中、実 際に『在宅療養』が必要になったら、どんな制度があって、どんなサービスを受け ることができるのだろうと、不安に思われる方も多いと思います。医療関係者であ っても、病院で勤務する者は『在宅』のことは言葉としての知識はあっても、在宅 の現場がどんなものなのかわからないというのが現状のようです。 大阪府訪問看護ステーション協会では、大阪府の委託を受けて、訪問看護推進事 業を行っており、地域の医療職や地域住民の方々に『訪問看護』 『訪問看護ステー ション』を知っていただけるような取り組みや、訪問看護ステーションのレベルア ップになるような研修会を行い、日々自己研鑽しております。 そこで本日は、 『訪問看護』とはどういうものなのか、 『訪問看護師』は何をして いるのか、また『訪問看護ステーション』はどこにどれだけあるのか、かかりつけ の医師やケアマネジャー、病院との連携について等、実際の症例も交えてお話し致 します。少しでも多くの方々に『訪問看護』を知っていただく機会になればと思い ます。. 【演者紹介】 平成 1 元年 1. 愛仁会看護専門学校卒業 理学診療科病院(現 愛仁会リハビリテーション病院)看護師. 平成 17 年. 病院内 訪問看護準備室にて勤務. 平成 10 年 訪問看護ステーションスマイル 開設 (後に、訪問看護ステーション愛仁会高槻) 平成 12 年 介護老人保健施設ケーアイ 勤務 平成 14 年 高槻在宅サービスセンター 勤務 訪問看護・ケアプラン・ヘルパー統括管理 大阪府訪問看護ステーション協会 理事 6.

(40) 話題提供 3. まちの薬局が取り組む在宅ケアの実際 芦 田 泰 弦. 7.

(41) まちの薬局が取り組む在宅ケアの実際 芦田 泰弦 かんまき薬局グループ ABC 薬局 代表取締役/薬剤師 ★何に効く薬か、いつ飲む薬なのかわからない・・・ ★薬が飲みづらい、飲んでくれない、飲み忘れる・・・ ★薬の管理ができない・・・ ★薬について、もっと詳しく知りたい ★足が不自由で薬局まで行って薬を持って帰るのがたいへん 以上のようなことでお困りの方はいらっしゃいませんか? 現在おかかりのお医者様と確認を取り、薬局の薬剤師がご自宅まで訪問し、お薬の 説明や管理をすることができます。そのような薬剤師による在宅ケアについてお話 し致します。 薬剤師による在宅ケアを進めていくためにも、何でも気軽に相談できる身近な薬局 をお持ちですか?地域の皆様とより身近な薬局であるために、地域での薬局の取り 組みをご紹介致します。. 【演者紹介】 ・城西大学 薬学部卒業 ・大阪大学附属病院 薬剤部にて研修 ・アメリカ コネチカット大学 大学院 修士課程 ・製薬会社にて医薬情報担当 (営業) ・かんまき薬局グループ ABC 薬局 代表取締役(現職) (高槻市薬剤師会常務理事・高槻市学校保健会理事・ 高槻市介護認定審査会委員・学校薬剤師・日本薬剤師会 研修センター認定薬剤師 兼任) 8.

(42) 話題提供 4. 学生と取り組む健康支援活動 cocokara (ここから). 大 橋 尚 弘. 9.

(43) 学生と取り組む健康支援活動 cocokara 大橋 尚弘 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 助教. “誰もがケアし、ケアされる自律した地域をつくる” この大きな目標を地域で暮らす皆さまと病院、大学で力を合わせて達成したいと 思い、昨年 4 月にいきいき!プロジェクト cocokara を立ち上げました。 一人でも多くの人が住み慣れた地域で居場所や役割を持ちって互いに支えあう ことで、いきいきとした“こころ”と“からだ”を自主的かつ主体的に保つことが できるよう、大学―地域―病院で協働して“ここから”活動していきたいと考えて います。 また、この活動には、医療者を目指す学生が多く参加しています。 個々人の生活の視点に立ち、医療と介護を繋ぐ包括的なケアが実践できる医療人 の育成にもこのような活動は大いに効果があるものと考えます。 本日は、現在までの活動や今後の取り組みについてご紹介致します。 住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らす上で、このような活動を一人でも多 くの皆さまに知って頂く機会となり、今後のお役に立てて頂ければ幸いです。. 【演者紹介】 ・京都大学 医学部保健学科卒業 ・兵庫医科大学病院 (ICU、上部消化器外科・泌尿器科)看護師 ・大阪府の訪問看護ステーションにて 訪問看護師 ・大阪医科大学大学院 看護学研究科 修士課程 修士(看護学) ・大阪医科大学 看護学部在宅看護学領域 助教 10.

(44) スタッフ紹介 大阪医科大学看護学部在宅看護学領域 真継 和子. 佐野 かおり. 大橋 尚弘. 大阪医科大学看護学部/看護学研究科 大橋 泉. 尾崎 茉奈. 瀬戸 向日葵. 間島 千晴. 高橋 るみ. 福嶌 松代. 本事業は、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成を受けています。.

(45) 資料2. 第1回市民フォーラム. 発表スライド. 講演2「これからの医療とのかかわり方、つきあい方」 講演3「病気や障害があっても自宅で過ごしたいと希望される方たちへ -我々の在宅医療の取り組みを通して-」.

(46) 国の施策. 市民フォーラム 「在宅医療」知っていますか?. これからの医療との かかわり方、つきあい方. これからの医療との かかわり方、つきあい方. このことを考えていく前に 避けて通れない分野があります. 2017年6月4日(日). 大阪医科大学附属病院 広域医療連携センター 課長 水野 信 Page 2. Page 3. ホームページより引用. Page 4. ホームページより引用. Page 6. ホームページより引用. 高齢者は増えて、担い手が減っていく Page 5. 1.

(47) 歳出項目の伸び率 (平成12年を100とした場合). 55%. 社会保障関連費. 一般歳出に占める 社会保障関係費の割合 防衛関連費 その他 文教及び科学振興費. 公共事業関連費. Page 7. ホームページより引用. Page 8. ホームページより引用. 基本的に医療施策は2年に1度の診療報酬改定により 国の政策誘導の強力な手段として用いられてきた 病院・クリニックなどの医療機関はこの診療報酬改定の 手厚い報酬部分の獲得に向けて 結果的に施策誘導を受けている. したがって、診療報酬改定の要点を確認することで 医療施策の誘導の方向性が確認できる Page 9. ホームページより引用. Page 10. H28年度診療報酬改定の基本的な考え方. Ⅰ地域包括ケアシステムの推進と病床の機能分 化・連携を含む医療機能の分化・強化・連携を 一層進める Ⅱかかりつけ医等の更なる推進など、患者にとって 安心・安全な医療を実現する Ⅲ重点的な対応が求められる医療分野を充実す る Ⅳ効率化・適正化を通じて制度の持続可能性を 高める. Page 11. Page 12. 医療や介護のすみ分け・役割分担を目指す. ホームページより引用. 2.

(48) <厚生労働省の考えるこれからの医療とは>. 病院・施設がなくなっていく Page 13. 病院構成の構造変化を起こす. ホームページより引用. Page 14. 医療連携のあり方 「医療機関完結型医療」から「地域完結型医療」に 『地域(エリア)がひとつの病院になる』イメージ 患者さま かかりつけ歯科医. かかりつけ薬局. 日常の診療 外来. 検査. かかりつけ医. 大阪医科大学附属病院. 入院. 慢性期. 高度急性期 手術. 診断. 検査. 回復期 リハビリ. 地域包括ケア. 一般急性期 手術. 検査. Page 15. 医療と介護の役割分担を具体化して各々が機能を発揮. ホームページより引用. Page 16. 病床機能報告制度と地域医療構想(ビジョン). リハビリ. 患者さまを中心した医療連携体制を構築していく. 病床機能報告制度と地域医療構想(ビジョン). 地域包括ケア病棟. Page 17. ホームページより引用. Page 18. 最大60日間を目安に入院。在宅復帰が求められる。在宅療養に不安がある、準備が整っていないケースなど。 肺炎・骨折等の軽・中等症急性疾患や、医療必要度の高い方のレスパイト入院、 がん緩和ケア患者なども可能です。対象は幅広く、適応は問わない。. ホームページより引用. 3.

(49) こうした社会環境の変化を経て、 大阪医科大学附属病院は どう変わってきたか・・・. 医療・介護の一体的な改革 Page 19. ホームページより引用. Page 20. 広域医療連携センターの概要. 2012年6月 発足. 当初人員23名. 広域医療連携センター 部署紹介. Page 21. Page 22. 広域医療連携センターの概要. 医療連携室 予約、診察受入、逆紹介. 病床コントロール、入院説明. 広域医療連携センター. 2017年6月時点 総員54名 医療連携室. 入退院支援室. <センター長> (病院長) 内山 和久 (前 一般・消化器・小児外科 科長). 患者総合相談室. ボランティア支援室. 入退院支援室 各種相談業務. <室長> 木村 文治 (神経内科 科長). <室長> 東 典子 (病院看護部 副部長). <室長> 花岡 伸治 (呼吸器外科 科長). 患者総合相談室 転院受入、退院支援・調整、在宅. <室長> 花岡 伸治 (呼吸器外科 科長). 総 員: 54名 医師 3名、看護師 9名、MSW/PSW 7名、事務 35名 Page 23. Page 24. 4.

(50) 大阪医科大学附属病院の医療連携. 大阪医科大学附属病院の医療連携のスタッフ. 入院. 入院 看護師. 転院・在宅. 予約診察. 事務. 予約診察. MSW/PSW. 事務. 転院. 他院予約. 大阪医科大学 附属病院. 看護師. 転院 看護師. かかりつけ. 緊急・救急. 大阪医科大学 附属病院. 他院予約 事務. 緊急・救急. かかりつけ. 看護師 事務. 看護師. MSW:Medical Social Worker(医療ソーシャルワーカー) PSW:Psychiatric Social Worker(精神保健福祉士) Page 25. 転院・在宅. 事務. Page 26. 病院は超高速回転で運営されている. 大阪医科大学附属病院の連携を取り巻く状況. 外来. 入院~退院. 一日の外来患者数. 稼動病床数. 約60~100人. (許可病床数 882床) 病床稼働率. 一日の初診患者数. (1ヶ月 1,500人). 93%前後. 約100人. 平均在院日数. このうち70%は 紹介患者 紹介率. 一日の 入院患者/退院患者. 862床. 約2,000人. 逆紹介率. 73% 59%. 14日. 当院への転院依頼 40~50件/月. ・このうち150人くらい に退院調整で介入 ・うち50人くらい が転院 入院待機患者. 紹介患者の 70~80%が予約. 1,000人以上. 毎日70~80件の 診察予約. 大阪医科大学附属病院. Page 27. 医療連携の診察予約件数の推移. Page 28. (月次). 前年を上回る傾向が続いており、活発な連携が進んでいる (件) 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度. Page 29. 4月. 5月. 6月. 7月. 8月. 9月. 10月. 11月. 12月. 1月. 2月. 3月. 1,163 1,377 1,476 1,597. 1,174 1,287 1,405 1,488. 1,208 1,342 1,670 1,827. 1,312 1,506 1,651 1,686. 1,236 1,234 1,464 1,695. 1,151 1,341 1,431 1,695. 1,335 1,508 1,676 1,711. 1,190 1,244 1,453 1,576. 854 1,251 1,460 1,503. 1,182 1,294 1,399 1,423. 1,145 1,308 1,577 1,642. 1,317 1,510 1,726 1,777. Page 30. 5.

(51) 逆紹介の件数推移 【窓口での連携件数の推移】 2,367 2,246. (件). 2,500. 2,000. 1,564 1,228. 1,500. 1,000. 500. 0 2013年度. 2014年度. 2015年度. 2016年度. 看護師・事務スタッフにより 活発な逆紹介の取り組みを推進している. Page 31. 連携が活発になることで、 多くの人員がこの部署で活躍しています! Page 32. 外来などで患者さま向けにかかりつけ医を推進 紹介 逆紹介. クリニック. 病 院. 介護保険 サービス等 Page 33. ホームページより引用. サイズ A5 三つ折り. Page 34. 病院とクリニックの違い クリニック. ①経度な病気やケガへの日常的な診察・治療・投薬 初期診療 ②専門分野を限定しない幅広い対応 総合的な診察 ③専門的な治療の必要性の判断と病状に応じた病院 訪問診療 や診療科の適切な紹介 ④大阪医大をはじめとする病院などで治療を終えた方 の経過観察 ⑤4大疾病の予防と早期発見を意識した日頃の 健康管理. ①専門的な知識や医療機器を必要とする 病気やケガの診察・治療 救命・救急、専門的 ②重度かもしれない病気やケガへの高精度 高度な治療・検査 機器等を用いた検査 ③専門的な知識と技術が必要な手術や高度 難治性疾患の治療 先進医療の提供 ④立地する医療圏での救急救命 ⑤医学・医療の進歩・発展のための研究と境域 Page 35. 外来診療 ほとんどが外来診療 訪問診療はわずか. 訪問診療 Aクリニック. 外来も訪問も 半分くらい. ほとんどが訪問診療 外来診療はわずか. Bクリニック. Cクリニック. 患者が医療機関へ行く. 病 院. 医療者が患者の元へ行く. クリニックごとにタイプが異なる Page 36. 6.

(52) かかりつけ医を選ぶポイント 急性期病院. 1)家の周りで、近所の評判の良いところ。. 検査 リハビリ. 2)患者の話をしっかり聞いてくれて、気軽に相談しやすいところ。 3) 病気、治療、薬などについて分かりやすく説明してくれるところ。. かかりつけ 回復期病院. 手術. リハビリテーション病院. 4) 必要に応じて、適切な専門医を指示、紹介してくれるところ。. クリニック. 身近な方の情報をたよりに・・・ご近所の評判を参考に. 治療 療養. 開業医の先生と信頼関係をつくる. 相性が大事 Page 37. Page 38. 在宅医療に向けた支援. 在宅を支えるスタッフたち. 本人とご家族の思い. 訪問 歯科医. 「住み慣れた我が家に戻りたい」 「地域のみんなの顔や声の届くところで暮らしたい・看取りたい」など 「帰れる場所・帰りたい場所」の選択 「家に連れて帰りたい意向」を確認. 保健師. ケア マネージャー. 目 標. 到達点 調 整 (医療福祉支援制度・社会資源等). 入退院支援室. &. 医療ソーシャルワーカー. 介護・リハビリテーション. 訪問 リハビリ. 多くの社会資源から その人にあった資源を調整をする ヘルパー. 訪問 薬剤師. 保健・予防. で在宅への移行後を視野に入れた細かいケアの管理を検討します。 協業・役割分担により実現. Page 39. 病院を構成するスタッフ Page 40. 社会構造の変化に対応する. もはや個人の価値観だけで医療を選びとることが困難 この社会変化の情勢を受けて 医療の受け手の私たちの転換が求められている. 人としての尊厳を支える QOLの向上. 超高齢社会. 多死社会 価値観の多様化. だからこそ、元気である今から終末期のあり方、 価値ある一生を築くためにも ご自身の将来を考えていく必要があります. 少子高齢化 自己実現 医療費の膨張. 効率的な医療の推進. 治す医療から支える医療へ. 人生の終焉を考えていく、そこに かかりつけ医の存在が不可欠となっていきます. 住み慣れた地域で生活を継続して、 尊厳を持ち人生の最後を迎えられるような仕組みを整える Page 41. ・訪問入浴担当者 ・デイサービス担当者 ・ショートステイ担当者 ・在宅医療機器担当者 ・福祉用具業者担当者. 在宅を構成するスタッフ. できるだけ早くに患者さまに関わり、問題に向き合い、方策を考える 在宅療養を支える資源 看護師. 訪問 看護師. 在宅医. 自己実現への意思確認. 在宅医療に向けた退院調整. 医療・看護. 療養型病院. 専門的なクリニック. どんな医療を受けていっても『居場所』は決めておく. Page 42. 7.

(53) ご清聴くださり誠にありがとうございました. Page 43. 8.

(54) 簡単に自己紹介を. 「病気や障害があっても自宅で過ごしたい と希望される方たちへ」 ~我々の在宅医療の取り組みを通して~. 昭和55年大阪医科大学卒、胸部外科入局 平成2年から第二東和会病院勤務  平成10年頃、先輩開業医からALS患者の 訪問診療を依頼される  病院医療とは全く違う医療があることを知り、 徐々に在宅医療に興味を持つようになる  . 市民フォーラム 『在宅医療』知っていますか? 家で最期まで療養したい人に. . 平成19年2月開業→現在に至る. 2017年6月4日. 大阪医科大学看護学部講堂 医療法人 つじ・クリニック 辻 宏明. 死亡数と死亡場所の変化の予測. 死亡場所の推移 82.5% 78.6%(病院). 80% 自宅. 160. 65.0%. 70万人. 60%. 175万人. 180. 病院. 76.2%. 50万人 死亡者数. 1960年. 125万人. 2011年. 120. 在宅 15万人. 20万人. 施設. 平成20年. 昭和26年. 125万人. 140. 5万人. 100. 40% 昭和50年. 80 病院. 24.6% 自宅 病院. 20%. 15.0%. 9.1%. 5.9% 2.6% 0%. 1951. 12.7%(自宅) 2.9%(老人ホーム) 2.5%(診療所). 105万人. 105万人. 2011年. 2025年. 60 40 20. 1.5%. 1955. 1960 病院. 1965. 1970. 診療所. 1975. 介護老人保健施設. 1980. 1985. 老人ホーム. 0.2%. 1990 自宅. 1995. 2000. その他. 1.0%(老健). 2005 2008. 線形 (その他). 出典:厚生労働省 人口動態調査 死亡の場所別に見た年次別死亡数. ※1994年までは老人ホームでの死亡は、自宅に含まれている. 人生の最期を 穏やかに過ごすために. 介護サービスの需要の見込み 万人. 641万人. 500 450 400. 0. いつかはやってくる“老い”の問題は、その後の 427万人. “看取り”について考えることでもあります。. 350 300 居住型施設 介護施設 在宅介護. 250 200. ・これからどうなっていくのか? ・痛みや苦痛はないのか?. 150. ・自宅で過ごすことができるのか?. 100. ・家族や友人が不治の病になり、お迎えが近いとき、 どのように関わると良いのか?. 50 0 2011年. 2025年. 社会保障改革に関する集中会議 資料. ・最期を穏やかに過ごすことができるのか? ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. 1.

(55) 人生の最期を穏やかに過ごすために 通院可能. 通院が可能な時期. 通院が困難 トイレ不 可. トイレ可. 歩 け る 距 離. この時期には、自分のことが自分でできる ため、介護を含めた支援の必要性は少ない. 食事が徐々に減り. 家の中の移動は自由. 眠る時間が徐々に増え. お風呂もトイレも自分 で可能. 動く距離が徐々に短くなっていく. ト イ レ 移 動 が 困 難. かもしれません。それでも、これから徐々 に身体が弱っていくことを念頭において、 地域でどのようなサービスを受けることが できるのかについて、知っておくと良いで. しょう。今と将来とは異なることを意識し. この身体の変化にあわせて何を選んでいくのかを支援していく必要が あります。療養場所、どのようなケアをうけるのか(治療内容、栄 養、お風呂、お手洗いなど). ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. て、備えておく必要があります。 時間. 通院が難しい時期(家の中は自由). ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. 通院が難しい時期(家の中も不自由) 家の中でも移動が困難な時期です。一人でお風呂. 外出が困難な時期となります。家の中は自由にお風. やトイレに行くことが難しくなります。しかし、. 呂やトイレに行くことができますが、買い物や病院. この状況でも、急性期の病院は生活の場ではない. に行くことが一人では難しくなります。. ので入院することは難しいと考えます。. 一人暮らしの場合には、買い物、ゴミ出しなどの支. 食事(準備、介助、後片付け)、排泄、入浴(訪. 援が必要になります。転倒の危険があるときには. 問入浴)、介護用ベッド・エアーマットの導入な. 福祉用具の業者より手すりなど、住宅改修を受ける. どの介護支援が必要となります。. ことができます。. 医療では訪問診療、訪問看護、訪問服薬などが受. 医療的には、訪問診療、訪問看護、訪問服薬のサー. けられます。. ビスを受けることで、自宅で今まで受けていた医療. たとえ一人暮らしでも、人生の最期を自宅で過ご. を継続することができます。. すことができる時代になりました。. ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. 自立と自律. 苦しみの構造. 1.自立(~ができる) 一人でトイレに行くことができる 希望. ギャップ=苦しみ 現実. ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. 2. 自律(~ を選ぶ。~にゆだねる。 ~に手放す) 一人でトイレに行けないが、他の方法で排泄を 選ぶことができる。 ここで求められるのは、だれに自分の大切な選 択肢を委ねるのか?手放すのか?ということで す。誰でも良いのではありません。信頼できる 相手、わかってくれる相手、聴いてくれる相手 が必要です。 ©一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会. 2.

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