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包括システムによる日本ロールシャ ソハ学会誌 第 10巻 第 1号 2006年 隠 岐 の 研 究 (1982)が あ る 隠 岐 は普 通 群 植 元 (1964)の 思 考言語 カテ ゴ リー や辻 (1997) 欠 陥分裂病 群 52名 年 長 自閉症 群 40名 を対 象 の 形 式構 造

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(1)

高機能広汎性発達障害の 回―ル シャッハ反応

― 数 量的分析一

The Rorschach Responses of High― Functioning Pervasive lDevelopmental E)isorders

―Using Quantity analysis

明翫

光宜

(中京大学心理学部)

Mitsunori Myogan(School of Psychology9 Chukvo Un ersity)

二括 システムに よる 日本 ロールシャッハ学会誌

10(1):31-44,2006

●資料

要 旨

本研 究 で は

,高

機 能 広 汎 性 発 達 障 害 者(High―Functioning Pervas e Developmental Disorde■

HFPDD)の

ロー `

レシ ャ ッハ 反応 にお け る数量 的特徴 とHoladay et.al.の アスペ ル ガー症 候 群 の鑑 別 ガ イ ドラ イ ンの妥 当性 を検 討 した。 研 究 協 力 者 は

,HFPDD群

34名 と大 学 生 群21名で あ っ た。 両 群 を比 較 した結 果

,顕

著 なハ イ ラ ム ダ 傾 向

,形

態 水 準 の著 しい低 さ

,人

間 反 応 や 平 凡 反 応 が 少 ない こ とが

HFPDD群

の特 徴 と して 見 い だ され た。 ま た

HFPDD群

にHoladay eto al.のガ イ ドラ イ ンに該 当す る者 が 有 意 に多 か った。

Abstract

ln this study, the author exarnined the validity of Holadayls guideline(2001)and quantitive tendency the Rorschach of people with High―Functioning Pervasive Developmental Disorder(HFPDD)。 Subiects are 34

26 male and 5た male,17.65± 3.17age)adolescents and adults with HFPDD(Asperger syndrome or High―

Funcioning autism)diagnosed by child psychiatrist,and 21 uni℃ rsity students(8 male and 13 female,20.48±

0.93age)。 Most oftlle HFPDD subieCtS are members of“ Asperger SocietyJapan".

In comparison ofthe result of both group, The feature ofIIFPDD shows remarkable high lambda, remarkable

low form quality,low human response,low popular response.Ⅳ Iost of HFPDD groups significant meetthe

requirements of Holadayis guideline.

キ ー ワ ー ド:高機 能 広 汎性 発 達 障害

,数

量 的分 析,Holadayのガ イ ドラ イ ン

key words:High―Functioning Pervas e Developmental Disordet Exarnination a view of qualltittt Holaday's

guideline

I。 問題

高 機 能 自 閉 症 や ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 な ど 高 機 能 広 汎 性 発 達 障 害 者 (High―

Funcuoning

Pervas

e Developmental Disorder;HFPDD)

,知

的能力 が 高 く普通学級 に在籍 していて も 自閉症 と共通 した社会性 の障害 ・ コ ミュニケー シ ョンの障害 。想像 力 の障害 を有す るため

,集

団生活 をは じめ と した対 人関係 にお いて トラブ ルが多 い。 こ うい った集 団不 適応 の影響 が青年 期 以 降 の 自己像 や ア イデ ンテ イテ イの混 乱 を もた ら し

,一

過性 の精神病状 態 を示 し

,精

神科 医療 で統合 失調症 と診 断 され治療 を受 けてい る 者 も稀 で は ない (杉 山,2002)。 そ こで主 に精 神科 医療 で頻繁 に利 用 されてい るロール シャッ ハ 。テ ス ト

(Ror)に

お い て

HFPDDの

特 徴 に 関す る資料 を提 供 す る こ とが重 要 となる。

HFPDDの

Ror研

究 につ いて は

,明

翫 (2005) が展望 してい るが

,特

に重要 な先行研 究 と して

(2)

包括システムによる日本ロールシャ 隠 岐 の研 究

(1982)が

あ る。 隠 岐 は

,普

通 群, 欠 陥分裂病群

52名

,年

長 自閉症 群

40名

を対 象 に,段 階別判別分析 を用 いて数量 的 に検討 した。 その結果

,普

通群 と病 的不 適合群 (年長 自閉症 群 と欠 陥分 裂病群

)と

を判 別す る変数が抽 出 さ れ た こ とか ら

,年

長 自閉症群 と欠 陥分裂病群 は 広 義 には同一 圏内 に属す る こ とが示 された。 さ らに年長 自閉症群 と欠陥分 裂病群 とを判 別す る 変 数が抽 出 され た こ とか ら

,隠

岐 は両群 が広 義 には同一 圏内 にあ る ものの

,互

い に下位 の母集 団が異 な る と考察 した。

最 近 で は,Dykens,E.,ヽゐlkme■

F,Glick,M.

(1991)と Ghaziuddin, I.,Leininget L.,Tsai,L.

(1995)の研 究が あ る。彼 らは

,HFPDD群

の特 殊 ス コアの高 さ

,形

態水準 の低 さな ど数 的結 果 か ら思考障害 や統合失調症 との類似性 を示 唆 し てい る。

Holaday.,M,Moak.,」 ,ShipleL M.A。 (2001)は,

24人

の アスペ ル ガー症候 群 と年齢 を統 制 した 情 緒 障害 ・行動 障害児 群

,Exnerの

健 常 者 の基

準データを比較 した。その結果

,① COP=0,

CDI>3,③

H<2,④ M<2,⑤

<4,

WSumC:年

齢に期待 される値の半分

,⑦

T=

0と

いうアスペルガー症候群の鑑別ガイ ドライ

ンを仮説的に示 した

,

辻井・内田 ‐

1999‐ │よ

.形

態水注やメ

,1::BRS の数量 的結 果 だ│十か ')で│ま 圏 と弁 別で きない恐 れ を:│′: HFPI)I),ま │:lr●: ソハ学会誌 第 10巻 第 1号 2006年 植 元 (1964)の思考言語 カテ ゴ リーや辻 (1997) の形 式構 造解析

,Fox(1956)の

年 齢 パ ター ン が有効 であ る と提 案 した。 以上 の先行研 究 をふ まえ

,今

後 の課題 と して 以下 の

2点

が考 え られ る。第1に包括 シス テム にお い て

,20名

以 上 を対 象 に した

HFPDDの

Ror研

究 は,Holaday et.」.の 研 究 を除 い て は 他 に み られ な い。 そ こで

HFPDD群

の 基 礎 的 な数量 的デー タお よび基準 を出す こ とが望 まれ る。第

2に

HFPDDの

Ror反

,さ

らにはその 心 理 学 的 な特 徴 の理解 で あ る。

HFPDDの

Ror 反応 か ら彼 らの情報処理 の特徴 や想 定 され る 日 常 生活 上 の行動 を査定 し

,発

達支援 につ なげて い くこ とが必要 であ る。 この こ とは

,彼

らの認 知 の準拠枠 その もの を援助者が共有 して

,そ

こ か ら彼 らを取 り巻 く環境 や外 的世界 の もつ意味 を解釈 し直す作 業 と して木谷

(2003)が

指摘 し た援助 的 な視 点 につ なが る。 そ こで 本研 究 で は

,第

1の

課 題 に基 本 的 問 題 点 をお い て

,包

括 シ ス テ ム で の 数 量 デ ー タ にお ける

HFPDDの

特徴 を分析 し.Holaday et. al.が 提 示 した ガ イ ドラ インの妥J11性 を検 討 す

H

方 法

1

対象

内 田 は

, HFPDDの

Ror・ フ ロ ト

=

レを:■│::,こ

H「

PDD i:│は イ「If吟りごニレ

`与

を苦Б本青ネ申科 タト来,

分析 し

,形

態 水準 の低 さの背景│二

I:=集 11●

li■

i::il:1:(│:・:F二I::、た

'「 お よびそれ らの関 把 握 型 以 前 の把 握 様 式 (辻

.1997_│二

it入

`

れ る把握 の発達 的 な未熟 さが あ る こ とやl玩存

E

ス コア体系 だけで は捉 え られ ない「彼 ら独 自の 反応 様式」が あ る こ とを示 唆 した (辻井 。内 田.

1999,内

田 ・辻 井

,2002,2004,辻

井 ・内 田 ・ 原

,2003,明

翫 ・内 田 ・辻井 ,2005)。 さ らに,

HFPDDの

Ror反

応 を質的 に捉 える視 点 と して,

¨

´ ´′   一 ヽ ス     ・ ム   ′メ. ロ   ゛   ム ム rangc12 の 会 ,1-34 11 HFPI)I) ヽ1)().」:'、 ア

l H「

PDD

∫‐

26名

,女

子8 は 地 域 発 達 援 助 スペ ・ エ ル デ の 高機 能 自

(3)

包括 システムによる 日本 ロールシャッハ学会誌 第10巻第1号 2006年 閉症

,ア

スペ ル ガー症 候群 な どの下位分類 があ るが ,診 断 に コ ンセ ンサ スが とれていない こ と. 臨床像 の相違点が明確 で ない こ とか ら

.本

研究 で は対 象 を総 合 的│二

HFPDDと

した

E知

能 検 査 い可SC― Ⅲ

.WttSR.田

中 ビ ネー

│で

の 全

IQの

平均 値 は 88.89± 15,84 range60∼ 120). とい う結果 で

,軽

嘆精神i三洋 レベ ルの症Fl1 3例 も含 めてい る

.な

おIQ I二 よる比較 につ いては,

IQの

ば らつ きか ら

.拓

i的水準│二 よる分類 も考 慮 したが

,辻

井 ・│ヽ│:iつ研 究 でIQ I二 よる分類 で は

Ror変

数 十二大 きな

iが

認め られ なか った こ とか ら, 今 回はIQ I二 よる分類│ま しなか った。 比較群 と して

.A大

学 `D大学 生

21名

(男子 8 名

,女

子13名

.年

表120.48± 0.93歳

,range19

23)を

大学 生 群 と した,

2.材

料 ロー'レ シ ャ ノハ標準 図版

1式

3.手

続 き

HFPDD群

の 検 査 の実 施│よ

. NPO法

人 アス ペ 。エ ルデの会_│二 お│十る発i圭支援 プログラム の基礎研 究 の一環 として 行い

.研

究 の趣 旨につ い て は本 人 と保護 者│二:モ:ザiし

.同

意 の得 られ た

HFPDDの

青 年 を そす象 とした

=た

だ し

,5名

は 関連 病 院 で 実 施 した もの も含 め て あ る。 ま た

,比

較 群 (以 下

.大

r‐′聾群 とす る の大学生 において も同様 に

,本

ノ、│二研究 の趣 旨を説明 し て

,検

査 実施 に同意 を得た 者をそす象 とした。 な お実施期 間は

2003年

61i∼ 1l lilこか│ナてであ る。検 査 は筆 者 が 包括 シ ステ ム│二準拠 して施 行 した。 形 態 水 準 の 評 定│二つ t`て │よ基 本 的 に

Exller(1995)の

形 態 水準 表│二i隼拠 した

=し

か し,文 化差 に よる影響 を考 憲 して高橋 ら ,2002) の形態水準 表 も参照 した

,ス

コアの信頼性 を高 め るため に

,HFPDD群

.大

学 生 群 のすべ ての Ror・ プ ロ トコル に対 して筆 者 が ス コア リング を行 った後

,Rorの

経 験 が

10年

以 上 の 臨 床心 理士 にス コア リング・チ ェ ックを受 け

,不

一致 の もの につ いて は合議 で決定 した。 た だ し

,HFPDDの

Ror反

応 の特徴 を よ り明 らか にす るため に

,自

井 ら

(2003)を

参考 に以 下 の

3点

を修正 した

c包

括 シス テムで は反応拒 否が あ る こ とは認 め られず

,さ

らには反応 数が

14以

上 で な けれ ば有効 な解 釈 はで きない と さ れ て い る。 しか し

,HFPDD群

で は反応拒 否が

7名

(大学 生 群

1名

)に

み られ

,さ

らに反応 数 が

14未

満 の者が11名 (大学生群

5名

)存

在 し た。

HFPDD群

には萎縮 して反応 産 出で きない タイプ と生 産性 のあ る タイプの

2種

の タイプが 想定 された。 そ こでで きるだけ数量 的 な結果 に 大幅 な歪みが ない ようにする必要が生 じた。 ま た同時に反応数が

14未

満の者が 11名 も存在す る とい う事実 は

,HFPDDの

重要 な特徴 とも考 え られた。本研究の 目的はあ くまで も

HFPDD

Ror反

応の特徴であ り

,個

人 を解釈す ること が主眼ではない ことや解釈基準の適用 によりむ しろ一般的な特徴の歪 曲につながる可能性が考 えられることか ら

,極

端 に反応生産性の低 い者 (反応数

10未

満である者のみ

)を

対象か ら除外 した

(HFPDD群

5名

)。 また

,大

学生群 は

,反

応拒否が

1名

,反

応数 が 14に 満 たない者が

5名

存在 した。本研究 に おいて

,大

学生群が正常大学生群のサ ンプル と しては偏 りが大 きかった ことは否定で きない。 そ こで

,大

学生群の

Ror変

数の うちどの変数に 偏 りが生 じているか

,佐

藤 ら

(1998)の

標準デ ー タを参照 しなが ら検討 した。大学生群の Ror 変数の偏 りとして主には以下の ものが考 えられ た。表

1で

Rの

少 なさ

,DQ+の

低 さ

,DQv

の高 さ

,(2)の

低 さ

,pの

低 さ

,Zfの

低 さ

,Zd

の低 さ

,COPの

低 さ

,WSum6の

低 さであった。 表

2で

,形

態水準が全般的に高い結果であっ た

[大

学生群 の

Ror変

数 に偏 りが生 じた要 因 として

,検

査状況への防衛や抵抗が

,反

応数や

DQ+や

Zス コアに影響 を与 えた と考えられる。 また形態水準が全般的に高 くなった要因 として

(4)

包括 システムによる日本ロールシャ 文 化 差 を考 慮 して 高橋 らの形 態 水 準 表 を参 照 し たためで あ ろ うと思 われ た。本研 究 で は

,上

記 の大学生 の

Ror変

数 の偏 りに対 して佐藤 らの標 準 デ ー タを参照 す る こ とと した。

HFPDD群

と大 学 生 群 の

Ror変

数 の 比 較 は, 分散 の偏 りを考慮 して正規分布 を前提 と しない

U検

定 を行 っ た。 ま た

HFPDD群

と大 学 生 群 の

Ror反

応 の主 な指標 の度 数 の比 較 につ い て, χ2検定 を行 った。 Ⅲ

.結

1.構

造 変 数 か らの

HFPDD群

Ror反

応 の 特徴

HFPDD群

と大 学 生 群 の 主 な

Ror変

数 の 平 均

,標

準 偏 差

,中

央 値 を表

1に

示 した。 また

HFPDD群

と大学生群 の

Ror反

応 の主 な指標 の 度数 を表

2に

示 した。 領 域 で は

,Wに

つ い て

HFPDD群

W=

8.24,大

学 生 群 は

W=10.52で

あ り

,HFPDD

群 が 有 意 に低 か っ た

(U=183.5,p<0.05)。

Dに

つ い て は有 意 差 が 認 め られ な か っ たが,

Ddに

関 して

HFPDD群

Dd=4.34,大

学 生 群 が

Dd=2.61で

HFPDD群

が有意 に高 か った

(U=166.0,p<0.01)。

さ らに

,Dd>2に

該 当す る人数 の 出現 頻 度 に関 して も

,HFPDD群

29名

20名

(69.0%),大

学 生 群 が

21名

7名

(33.3%)該

当 し

,HFPDD群

が 有 意 に多 か った (χ

2=6.23,p<0.01)。

また

Sに

つ い て は有意差が認 め られ なか った。 発 達 水 準 で は

,DQ+に

関 し て

,HFPDD

群 は

DQ+=2.66,大

学 生 群 は

DQ十

=4.52

(佐 藤 らの デ ー タで は

DQ+=7.26)で

あ り,

HFPDD群

が有意 に低 か った

(U=180.0,p<

0.01)。

DQvで

, HFPDD矛

洋が

DQv=4.24,

大 学 生 群 が

DQv=2.52(佐

藤 らの デ ー タで は

DQv=1.33)で

あ り

,HFPDD群

が有意 に高か っ た

(U=195.0, p<0.05)。

ま た

DQoの

値 ソハ学会誌 第 10巻 第 1号 2006年 や

DQv+DQ/+>2に

該 当す る者 に関 して有 意差 は認 め られ なか った。 組 織 化 活 動 で は

,Zfが

HFPDD群

で は

Zf=

8.55,大

学 生 群 で は

Zf=11.62(佐

藤 らの デ ー タ で は

Zf=15.59)で

あ り

,HFPDD群

が 有 意 に 低 か っ た

(U=149.0,p<0.01)。 Zdは

HFPDD群 (Zd=-2.38),大

学 生 群

(Zd=

-2.76)と

本研 究 で は有 意差 は認 め られ なか っ たが,佐藤 らの デー タで は

Zd=-0.83で

あ り,

HFPDD群

Zdの

値 は低 い と考 え られ る。 形 態 水 準 で は

,X+%で

HFPDD群

X+%=0.44,大

学 生 群 で は

X+%=0.59

で あ り

,HFPDD群

が 有 意 に低 か っ た

(U=

145.5,p<0.01)。

また

X+<0.55に

該 当す る 者 に関 して

,HFPDD群

は29名中21名(72.4%), 大 学 生 群 で は

21名

6名

(28.6%)該

当 し,

HFPDD群

が 有 意 に 多 か っ た (χ

2=9.42,

p<0.01)。 また形 態水 準 が

FQ十

の反応 で は,

HFPDD群

FQ+=0.03,大

学 生 群 が

FQ=

0.76で あ り

,HFPDD群

が有意 に低 か った

(U=

153.5, p<0.01)。

XA%で

HFPDD群

XA%=0。

73,大

学 生 群 が

XA%=0.87で

あ り

,HFPDD群

が 有 意 に 低 か っ た

(U=120.0,p<0.01)。

ま た

XA%>0.89に

該 当 す る者 に 関 して

,HFPDD

群 が

29名

4名

(13.8%),大

学 生 群 で は

,21

名 中11名

(52.4%)が

該 当 し

,HFPDD群

が有 意 に少 なか った (χ

2=8.63,p<0.01)。

一 方,

n%<0.70に

該 当 す る者 に 関 して

,HFPDD

群 が

29名

10名

(34.5%),大

学 生 群 で は,

21名

1名

(4.8%)が

該 当 し

,HFPDD群

が 有意 に多か った (χ

2=6.27,p<0.01)。

WDA%で

,HFPDD群

NVDA%=0.77,

大 学 生 群 で は

WDA%=0.89で

あ り

,HFPDD

群 が 有 意 に低 か っ た

(U=170.5,p<0.01)。

ま た Ⅶ

DA%>0.85に

該 当 す る 者 に 関 して,

HFPDD群

29名

8名 (27.6%),大

学 生

(5)

群 が

29名

i1121を1 72_4ウ

21名

中17名 81_● サ ■ =1-:´ め られなか ′´

t

ま た FQo.‐ ・ミ:L I FQu. l

HFPDD群

ヒ キ〔丁=:l夢 1. 尾 `二 有 群 で は

,21名

:::12名 5ア.1・ぃ が 該 当 し,

HFPDD群

がff意│二 少なた。´´

t /]=4.43.p<

0.05)。 一 方

.ヽ

A,0.75`二

:玄 .I:す る者│二関 して

, HFPDD詳

:D隻

:::12毎

41.4%.大

学 生 群 で は

,21名

::11れ

4.81

が 該 Jiし. HFPDD i洋が 有者:こ 多■・´た /‐

=8.48.p<

0.01)。

Xu%で

│ま

.HFPI)D夢

キ〔

r

Xu=0.28で

`

奪 壱I(二

fti

HFPDD群

が有意 に多 か った (χ

2=17.37,p<

0.01)。 体 験 型 に 関 して も

,収

縮 両 向型 に該 当 す る者 が

HFPDD群

29名

16名

(55。

2%),

大 学 生 群 に

21名

1名

(4.8%)が

該 当 し,

HFPDD群

が有意 に多 か った (χ

2=13.79,p<

0.01)。 それ に伴 い運動反応

(M,FM,m),色

彩 反応

(FC,CF,SumC,WSumC),濃

淡反応(IT,

SumT,FV,Ⅳ

,W,Sum shading),形

態 立

体 反応

(ID)が

HFPDD群

に有意 に少 なか った。 反 応 内 容 で は

,人

間 反 応 が

HFPDD群

で は

H=1.9o,大

学 生 群 で は

H=2.48で

あ り,

HFPDD群

の値 が有 意 に低 か った

(U=198.0,

p<0.05)。

ま た

PureH=oに

該 当 す る 者 に 関 して

,HΠ

)DD群

29名

11名

(37.9%), 大 学 生 群 で は

,21名

1名

(4.8%)が

該 当 し

,HFPDD群

が 有 意 に 多 か っ た (χ

2=

7.34,p<0.01)。

GHRで

,HFPDD群

で は

GHR=1.93,大

学生 群 で は

GHR=4。

19で

あ り,

HFPDD群

の値 が有 意 に低 か った

(U=145.5,

p<0.01)。

PHRに

つ い て は

,有

意 差 は認 め ら れ な か っ た。 さ らに

GHR>PHRに

該 当 す る 者 に関 して

,HFPDD群

29名

9名

(31.0%), 大学生群 で は

,21名

中15名

(71.4%)が

該 当 し,

HFPDD群

が有意 に少 なか った(χ 2=7。

96,p<

0.01)。 平 凡 反応 で は

,HFPDD群

で は

P=2.83,大

学 生 群 で は

P=4.95で

あ り

,HFPDD群

の 値 が 有 意 に低 か った

(U=127.0,p<0.01)。

さ らに

P<4に

該 当す る者 に関 して

,HFPDD群

29名

19名

(65.5%),大

学 生 群 で は

,21

名 中

4名

(19.1%)が

該 当 し

,HFPDD群

が 有 意 に多 か った (χ 2=lo。

58,p<0.01)。

特 殊 ス コア につ い て

,WSum6は HFPDD群

で は

WSum6=14.17,大

学生 群 で は

WSum6=

4.38(佐

藤 らの デ ー タで は

WSum6=7.54)で

あ り

,HFPDD群

の値 が 有意 に高 か った

(U=

189.0,p<0.01)。

WSum6の

う ち

,DRlが

, ■ 1じ で は,

i差

│ま認 め ら れ なか った 歪 ん だ 千′誓. ti二:_ 三 =Fを .I

HFPDD群

鷲三X― ウ : │_?丁 0.14で あ

i HFPDD■

1・ =: 124.0,p・ 0.「11 三′

IX―

(72.490.:〔 ギ ≡夢‐I。

1 21

が 該 当 し,HFI)I)1)=1・ =:言 `│

9.42,pく

0_01 -l X―

(38.0%。 た∵1・:葬

r,1 21れ

二1 が該 当 し.HFPI)1)詐 1‐ξモ `こ 多■・´ 7.34, p<〔 ().11 決 定 因 で 。二 事:]Lミ :I■

HFPI)D群

F=

15.31, ノ(F■

;:= IF「

卜_67で あ

:,.HFPDD

群 が 有 意│二・il・ ´′

f t =13.5,p<0.01)。

Lambdaの

t HFPDD奏

larnbda=4.06,

大 学 生 群 て

lambda「

●.ア

Tで

:l.HFPDD

群 が 有 意1二 i■・ ´i t‐ 主 丁

4.O p<0.01)。

ま た

Lambda l:L".1=,1:‐

:‐ る 考:二 関 して,

HFPDD詳

■・

"隻

:重

:24名

82.8°

0 ,大

生 群 で│ま

.211i=5を

1

.8.

が 該 当 し ,

(6)

HFPDD釉

N=29

平均

SD Me

23.48 10.22 23 8。24 5,98 7 10.90 7.95 10 4.34 2.72 4 3.24 2.34 3 1.59 1.40 1 包括システムによる日本ロールシャッハ学会誌 第 10巻 ■1 表

l HFPDD群

と大学生群 における主 なRor変 二 平 均 SD 20061F ↓ ノ

R

W

D

Dd

Dd99

S

DQ+

DQo

DQv/+

DQv

FQ+

FQo

FQu

FQ―

FQnone

22.76 10.52 8.90 2.61 2.38 1.90 4.52 14.80 0.19 2.52 10.76 5.02 8.09

387

33ト 21,, 3:│ぃ :I T13 ス│:5 1う「 、 │14ヽ1 2.111 15{) 1_ア1 1.37 0.78 0.00 2.80 2.18 1.65 0.22 0.22 1.81 0.87 0。30 0.00 0.86 0.56 0.44 0.00 0.80 1.50 0.30 0.30 1.72 2.64 7.36 0.65 0.89 0.00 2.59 U―test nos. 183.5☆ nos. 166.0☆大 200.0★ 180.0★夫 n.s. nos. 195.0★ 2.66 16.48 0.17 4.24 0.03 10.38 6.93 6.14 0.00 3.53 7.78 0。75 2.87 0.18 5.74 3.92 3.21 0.00 構 造一 覧表 1 14 0 4 4 11 153.5☆求 n.s. nos. 178.5★☆ n.s.

M

F I m

FC

CF

C

Cn

SumC

VSumC

FC′ C´

F

C´ SumC´ 「

T

T

SumT

FV

V

Sumヽr Ⅳ Ⅶ

Y

SumY

SumShad

F

FD

Fr rF (2)ペア 1.72 1.86 0.72 1.17 1.41 0.17 0.00 2.76 2.03 0.83 0.10 0.00 0.76 0.07 0.03 0.00 0.07 0.03 0.00 0.00 0.03 0.45 0.07 0.00 0.48 0.66 15。31 0.00 0.03 0.03 2.59 2.66 2.60 1.28 1.64 2.04 0.59 0.00 2.57 2.45 1.08 0.40 C).00 1.(:)7 〔).25 0.18 0.00 0.25 0.18 0.00 0.00 0.18 0.97 0.25 0.00 0.97 0.99 6。72 0.00 0.18 0。18 2.85 125.5★★ 201.5★ 155.0★☆ 175.0★★ 202.5求 n.s. n.s. 164.0★* 173.0夫求 nos. n.s. nos. n,s. 221.0★ n.s. n.s. 192.0★★ 242.0★ n.s. n.s. n.s. 232.0☆夫 200.0* n.s. 191.5★ 169.5★★ 123.5★★ 87.0★★ nos. n.s. 195.5★ 1 1 0 1 1 {} () 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 14 0 0 0 2 4115 2「 バ 1.,I

214

1:,1 1).21, 1).{:)(│ 4.33 3.36 1.67 0.05 0.05 1.64 0.52 0.10 0.00 0.62 0.29 0.1 0.00 0.38 1.20 0.10 0。10 1。38 2.38 8.67 0.90 0.24 0.00 3.86 ヽ) 1 1) 0 0 4 3 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 7 1 0 0 4

(7)

構 造 一覧表 包括 システムによる 日本 ロールシャッハ学会誌 第10巻第1号 2006年

HFPDDtt N=29

大学生 群

N=21

le 平均

SD

R/1e U―樋st

3r(2)/+R

Lambda

EA

es

D

AdiD

a p la lp lntellect Zf

Zd

Blends Blends/R 缶 Popular

X+00

WDA3)

XA00

X-9。

Xu%

S-9。 Isolate 0.12 4.06 3ぶ 3 44が -1)2ト ー11(}3 i345 117 1 lHI l)「 1ヽ11 卜.・ヽ ヽ 一 ピ│ト 0.1 2 3 4 0 0 3 0 1 0 0 6 -1 0 0 0 0.5 2 0.8 0.4 0.7 0.3 0.3 0 0.1 1 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0.21 0,77 7.67 8.26

-0.33

0.29 6.00 2.43 2.81 1.29 2.43 11.62

-2.76

4.19 0.22 0.51 4.95 0.05 0.00 1.19 0.05 0.05 0.00 0.43 0.00 0.00 0.00 0.67 0.04 0.86 0.14 4.19 2.85 0.15 0.76 0.54 5.50 1.32 1.38 5.01 2.66 3.37 1.42 5.34 5.65 3.98 3.78 0.15 0.19 1.66 0.22 0.00 1.63 0。22 0.22 0.00 0.87 0.00 0.00 0.00 1.02 0.21 1.08 0.36 2.99 3.47 0。2 0.6 6 7 0 0 4 1 2 1 0 11

-2

4 0.2 0.5 5 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 3 2 180.5夫 74.0★☆ 115.0★★ 163.5★★ n.s. n.s. 170.0☆☆ 158.0☆夫 166.5大大 193.0★★ nos. 149.0★☆ nos. 88.0'夫 66.0★★ nos. 127.0** 145.5夫☆ 170.5夫* 120.0求夫 124.0★★ nos. n.s. n.s. 198.0夫 n,s. 199.5★ n.s. nos. 173.0夫求 122.0★夫 n.s. n.s。 nos. n.s. 189.0'大 n.s. n,s. nos. n.s. n,s. 214.0☆ nos. 266.0★ 225.0★ 145。5夫★ nos. {).17 {).16 1'14 11.14 0.11 (:).20 0.15 2.72 0.90 1.01 (I).93

034

4.01 1.18

H

(H)

Hd

(Hd)

Hx

All H

Hh

DVl

DV2

1NCl

INC2

DRl

D"

FABl

FAB2

ALOG

CONTAゝ

I

COP

CP

R/10R

PSV

GHR

PHR

1.19

025

1.13 ().68

254

1.21 1.27 {).34 1'00 1).00 1).46 {).13 1.16

165

2.23 3.13

l HFPDD群

と大学生群における主な

Ror変

数②

0.59 0.10 o.6 0.89 0.09 o.9 0.87 0。 10 0。 9 0.14 0.10 0.1 0.28 0.08 0.3 0.19 0.35 0 0.17 0.09 0.2 2.48 2.42 2 1.05 1.28 1 1.67 1.77 1 0.81 0.93 1 0.62 1.20 0 6.62 5。79 5 2.90 2.33 2

(8)

包括 システムに よる 日本 ロールシャッハ学会誌 10巻第1 2006年

l HFPDD群

と大学生群 における主 なRor変 数3

構造 一 覧表

HFPDD呑

' N=29

litt N=21

U¨test

平均

SD Me

平均

SD Me

Sum6

Sum6Sc2

WSum6

4.31 4.92 2 0.72 1.70 0 14.17 17.71 7 1.67 2.37 1 0.05 ().22 0 4.38 (う .3(1) 2 205.0★ nos. 189.0★決 S―

CON

PTI 4.54 1.70 4.5 1.14 1.43 0 4.38 15ド 0.29 11Tト nos。 206.0★☆

DEPI

CDI

3.69 0.83 43.62 1.10 4

3.81 112 3

2.57 1 1バ 3 n.s. 151.0'★ ★pく(0.05, ★大pく(0.01

HFPDD群

で は

DRl=1.41,大

学 生 群 で は

DRl=0.05で

あ り

,HFPDD群

の 値 が 有 意 に 高 か っ た

(U=189.0,p<0.01)。

そ の 他 の

PSVが

HFPDD群

で は

PSV=o.9,大

学 生 群 で は

PSV=o.14で

あ り

,HFPDD群

の 値 が 有 意 に 高 か っ た

(U=225.0,p<0.05)。

MOR

,HFPDD群

MOR=0.44,大

学 生 群 で

MOR=0.86で

あ り

,HFPDD群

が 有 意 に低 か つ た

(U=266,p<0.01)。

WSum6の

数 値 は 思考障害 を示 唆す る結果 になるが

,各

ス コアを 検 討 す る と

ALOGや

CONTAVIな

ど顕 著 な思 考 障害 を示 す ス コアには該 当 しなか った。 特 殊 指 標 で は

,CDIは

,HFPDD群

で は

CDI=3.62,大

学 生群 で は

CDI=2.57で

あ り,

HFPDD群

の値 が有 意 に高 か った

(U=151.0,

p<0.01)。 また

CDI=4に

該 当す る者 に関 し て

,HFPDD群

29名

12名

(41.4%),大

学 生 群 で は

,21名

1名

(4.8%)が

該 当 し,

HFPDD群

が有意 に多 か った (χ

2=8.48,p<

0.01)。

CDI=5に

お い て は

HFPDD群

と大 学 生 群 との 間 に有 意差 は認 め られ なか った。四 で は

,HFPDD群

で は

PTI=1.14,大

学 生 群 で はP「

I=0.29で

あ り

,HFPDD群

の 値 が 有 意 に 高 か っ た

(U=206.0, p<0.01)。

しか し,

PTI陽

性 に該 当す る者 に関 して有意差 は認 め ら れ なか った。

2.Holaday et a

Holadav et al

WSumC:年

責: 基準があるが そ こで本研究 て て

,WSumC t・

)

いう基準 と設

`f三

´

ラインの各指

i二

二´

の度数 を表31二 ` して

,そ

の 得メ:11

2,EA<4に

おt あ った。 また だ イ

U検

定 を行 った と イ ド こ ビI)I HI「I)I)I) デ HI「I)I)I)

ンについて

ンの うち

, )`li分

という

│し

ていない。

` :fli′質にお い て ■ が ノ(学 生 群 に t‐

=92.0, p<

― 夕を参 照 し ヽ

VSumC<1.5と

H・iafl〔l卜 t,t al.のガ イ ド

:HH)I)I)■

.大

学生 群 :`ヽ■ 票 を

1点

と 1´ く:11二示 した。

´I`

=0,R/1<

■ ■ イ」意 に高 率 で 比 較 して有 意 に│ 0.01)。 領域 で は,D rT)1菫 1ま it

Wの

少 な さ

Dd「

,多

`

あつた

c Ddの

多き、こう. ところを過度│こ と '〕 ■│_ 傾向」,「警戒的で,争こ、・ う とす る傾向

_ DdS元

に満 ちた構 えがある場 合 Ⅳ。考察

1.HFPDDの

Ror反

=の

数量 的特徴 ・「::二 変わ らないが , HI「

PDD群

の特徴 で

[ │:激

野 の細 かい t it li義的

,強

迫 的

(

授味 さを避 け よ I tt t・_1∫ 定 的 で怒 り

_の

3つ

の可能性 が考

(9)

表2 HFI)1)D姜 1こ■i― しシ)・ 'ハ学会誌 第 10巻 第 1号 2006年 二 '〔 ●11群のRor反 応の主 な指標 の度数 Rり H「PDI)言

= N=29

ヽヘ ヽミ ヽヽ‐IIミ ヽヽ1,_ヽ X― `L ヽ ヽ l_-1・ 二 I卜三 二 l Xuれ ‐ ^ヽ` 0.00 13.79 13.79 3.45 0.00 0.00 55.17 13.79 34.48 27.59 41.38 72.41 72.41 72.41 37.93 ]4 82.76 〕] 68.97 〕1 68.97 93.1 0.00 65.52 3.45 86.21 31.03 20.69 37.93 10.34 0.00 10.34 10.34 20.69 41.38 =■ j■ 1[二 大 学 生

N=21

人 数

%

2 9.52 4 19.o5 10 47.62 0 0.oo 4 19.o5 0 o.oo 1 4.76 χ2_teSt n.s. n.s. 6.19夫 nos. 6.00★ n.s. 13.79夫 決 11 52.38 1 4.76 12 57.14 1 4.76 6 28.57 17 80。95 6 28.57 1 4.76 8.63★★ 6.27★ 4.43夫 8.48夫夫 9.42夫夫 nos. 9.42★求 7.34夫★ 5 23.81 7 33.33 11 52.38 17.37★ 夫 6.23夫 ☆ nos。 12 57.14 3 14.29 4 19.05 1 4.76 12 57.14 15 71.43 5 23.81 1 4.76 8 38.10 9,18夫☆ n.s. 10.58文 ☆ n.s. 5.35★★ 7.96夫夫 n.s. 7.34夫 夫 5.46夫 0 0.oo 0 0.oo 1 4.76 2 9.52 1 4.76 n.s. nos. n.s. n.s. 8.48★★ え られ を1‐ につt・て = 出 さオt´ =` 発itt ll警 が特 徴‐[チ 一 〓 一   一 . r .    . 〓 一     ・ ・    町 一 一 等   ヽ ・ 疑 ネ 」 ≡― 十

f

の特徴 と して

,漠

然 反応 が多 い こ と

,ブ

ロ ッ ト を統 合す る よ りは1つのモ ノ として捉 えやす い こ とが い える。発達水準 か ら反応 の発達的未熟 さが示唆 されたが

,数

値 だ けで はな く

,質

的 な 面

(Fox,1956,辻

,1997)で

さ らに詳細 な検 HIIPr)I)≡

(10)

表 3 Holadv et.al.の ガイ ドライ ンの度数

HFPDDtt N=29

大学生群

N=21

χ2-teSt N % N %

COP=0

CDI>3

T=0

M<2

H<2

WsumC>1.5

EA<4

25 18 27 20 19 14 16 86.21 62.07 93.10 68.97 65.52 48.28 55.17 12 4 11 2 7 4 1 ::lil l niili 9.52 ‐ 13.14★★ 33.33 n.s. 19.05 n.s. 4.76 10.87☆ 夫 合 計 平均 (SD) 平均

(SD)

ビーtest 4.79 (1.97) 2.1 (1.58' 92.0'☆ 夫pく(0.05, 夫 'pく(0.01 包括 システムに よる 日本 ロールシャッハ学会誌 第10巻第1号 2006年 ガイドラインの得点 図

l HFPDD群

,大

学生群 にお け るHoladay et.al.の ガイ ドラインの得メ 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 覇 ≪ 討が必要である。 形態水準では

,HFPDD群

の形態水準 の著 し い低 さが 目立 った。形態水準 について詳 しく検 討す る と

,FQoと

FQuに

関 して は

HFPDD群

と大学生群 との間に有意差 は認 め られ なか っ た。つ ま り

,HFPDD群

の反応 には反応 とブロ ッ トとの照合 に比較的成功 している反応が少 な か らずあることは注 目してお く必要がある。 し か し

,HFPDD群

,質

疑段 階 で

FQo反

応 に 対 して適確 な明細化 に至 らず

FQ+が

ほ とん ど み られなかったことやブロッ トとの照合 に失敗 した反応 が多 く出現す る こ とか ら

,形

態水準 の低 さが数値 として

X+%,X― %,WDA%,

XA%に

顕著 に表れて しまうと考 え られる。 こ i〕 l、 数の度数分布 れ らの数量 的結果│ま

Exner(2000)に

よる と 適切 な現実検討 に必要な基礎 を欠いているため に

,認

知的媒介の機能│ま低下 している と評価 さ れる。 しか し

,形

態水準の低 さだけか ら自動的 に現実吟味の障害 ととらえるのではな く

,形

態 水準の低 さの背景 となる反応産出過程 を十分 に 検討する必要がある 辻井 ・内田,1999)。 決定因では

,形

態 反応が著 しく高 く

,ハ

イラ ムダスタイルに該当 した者が多 くみ られた。ハ イラム ダス タイルに関 して,「課題解決 の経済 性」,「複雑 な事象 を回i壁し外界の刺激 を単純化 す る傾 向

Jと

い う解釈仮説が あ るが (Exner,

2000),さ

らに筆者 は複合認知 (辻

,1997)と

い う観 点 か らハ イ ラム ダを検 討 す る こ とが │

(11)

HFPDD諄

∴′L董. 1‐1・

''Iを

三 う三十 るの に

有効 で あ る ニニ

i f.毛

反応 内7F 〔,二 │、1■ミ:I. レ`■ き `│=凡反応

の少 な さ十 八 ∫ア_´f i、「ItiI三・メラiょ.ノ 、間へ

の 関心 が Ⅲ

l.二

1 l it:ミ :I. プ な さか らは、 非慣 習 白tな:ミ il三 手 言 ´ここ 三‐[あ

1,.社

会 的慣 習 を■ 三て こ恒

:1チ

毛 `手 71る 藤 岡 . 2004). 特 殊 ス コ れ 。 子

=

ヽヽmう

I)R.PSVの

高 さが

,'1■

ご :二 「

ll Cr)1.L喜

さが 特 徴 で あ/´

t

■ ■ .」 ■ ´ 「=〔 ・

[tFiす

る と,

ALOG.COヽ

rr_■

11メ

、「 ァ_言 語 著な思 考障 害 をラitき な 。

1111:「

11■

´ ′

=

一 方で, INCOヽ1′´

_‐

‐1へ1■ 1_ il:・・.L'こ::たや

DR

な どの1二「す ミ

l_1ミ

jr.′

j

二7_′,.D点 が特殊 ス コア三・′

H目

■,1) 夕 =費 を■「:―:‐る肇│二参考 に な る ■ ■祖ル 考

fi CI)lⅢ

f。二:亥 11する 者 が 多

i H日

つ I,葬

1軒

量71.[長 える うえで 特 に参 こ,二 ■ こ 目 して HFI)1)1)葬

1■

1 -1産 r.二 =こ デ:i詳│二比較 ´ [1・ 「 Π 看壕その も の に 該 1: :こ

=ニ

:なコー ルシャッハ学会誌 第10巻第1号 2006年 の少 な さ

,P反

応 の少 な さな どがあげ られる。 今後 は

HFPDD群

と他の精神疾患群 との実証的 な比較研究により弁別力の高い指標設定 をして い く必要がある。

2.HFPDDの

Ror解

釈上の注意 本研究では

,主

に数量的分析 に関する特徴 を 述べ たが

,辻

井 らも述べ ているように

HFPDD

群 の

Rorプ

ロ トコル を変数の基準値 な どだけ か ら機械的に解釈す ると

,統

合失調症 と区別が つかない所見 にな りやす く

,検

査 の施行の印象 と実際の所見 とのズ レが大 きくなって しまう恐 れがある。 これは

,HFPDD群

に検査 を施行 し た ときの彼 ら独 自の反応様式やニュアンスが十 分 に解釈 に反映 されていない ことか ら生 じやす い と思われる。

HFPDD独

自の反応様式や特徴 を捉 えるには

,反

応産出過程か ら

,な

ぜ形態水 準が低下 したのか

,あ

るいはなぜ特殊ス コアに 該 当 したのかを反応の成 り立 ちか ら丁寧 に検討 す ることが必要である。 また既存のス コア体系 だ けか らで は捉 え られ ない

HFPDDの

Ror反

応様式 については無理 に既存のス コアに当ては めず明確 に記述 し

,そ

の心理学的意味 を臨床像 と照合 しなが ら考 えてい くことが必要である。 以下

,HFPDD群

の特徴 を捉 える形 式性 (das

Formale)の

視点 について述べ る。形式性 の分 析 とは

,Rorschachが

重視 した被検者が どこを 用いたか (把握型

)と

図版の どんな材料 を用い たか (体験型

)に

ついて

,そ

の選択 と用い方で ある形式性の意義 を図版 に照 らして構造的に綿 密 に解 明 してい く分析 である (辻,1997)。 具 体 的 には

,通

常 数量 的 に扱 われ る こ との多 い

Wや

Dな

どの反応 を

,図

版 の構造 と反応産出 過程 に立 ち戻 って質的に検討 してい くアプロー チ といえる。 まず形態水準 と領域 について述べ る。形態水 準の高い反応 を産出す るためには

,ブ

ロ ッ トと 被検者の記憶像 との細部 にわたる照合が必要 と り

,HFPDD警

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(12)

包括 システムによる日本 ロールシャッハ学会誌 第10巻第1号 2006年 なる。 しか し

,ブ

ロッ トはあ くまでブロッ トで あ り

,被

検者の着想 とは完全 に一致 しない。そ こで

,被

検 者 には

,そ

の着想 (例

,人

)で

あるために重要 なポイン トを一致部分 として押 さえ

,そ

の他の多 くの些細 な不一致部分 を脇 に 置いてお くとい う能動性 。主体性が求め られる (辻,1997)。 そ してその一致 と不一致の選択 に 要請 される一般的妥当性 をクリアす る必要があ る。 この

2つ

の条件 をクリア しない と良形態水 準の反応 は産出 されない。 この被検者の着想 と ブロ ッ トとの一致度 の適合性 が形態水 準 であ り

,領

域 は形態水準評定の根拠 を示す もの とい える。実際に

,領

域 に注意が まんべ んな く行 き わた らない場合や無理 な結合や こ じつけがある 場合 に形態水準 は低 くなる。

HFPDD群

に関 し ては

,領

域 の使い方が発達的に未熟であること が示 されている (辻井・内田

,1999,内

田。辻井,

2002,2004,明

翫・ 内 田・辻 井,2005)。 具体 的な例 を示す と

,HFPDD群

はブロッ トのある 一部の印象 に引 きず られて

,ブ

ロ ッ トと一致す る一部分 とそ うでない大部分 との比較検討が十 分 になされない ままに反応 を産出 して しまう場 合が多い。 また

,

自分の着想である具象概念 に 縛 られて些細 な不一致な領域 を切断 して しまう ことも多 く観察 された。 ここか ら

,HFPDD群

のブロッ トとの対応で生 じた不一致 を許容する 柔軟性の乏 しさや認知や注意の不均衡 さがある と想定 される。以上で述べたような把握の発達 的未熟 さや認知の不均衡 さが

,Wの

低 さ。

Dd

の高 さ

,形

態水準の低 さや人間反応の少な さに つながっていると思われる。 決定因について

,複

合認知の観点か ら考察す る。複合認知 とは

,例

えば形態 に色彩 とい う性 質の異なった条件 を

1つ

の反応の認知 において 同時的に働 くことで可能になる。 この ように色 彩や形態 を無視 しない程度にそれ らの認知 に縛 られなが ら

,全

面的に縛 られることのない 自由 性 を持つ ことを超越可能性 (辻

,1997)と

い う。 ハ イラムダはこの複合認知の弱 さを示 し

,複

数 の情報 を同時に処理 し得る能力やメタ認知能力 の弱 さと関連があると考えることがで きる。 詳細 は明ei t・ 内田・辻井 (2∞

5)で

検討 したが, 検査場面で

HFPDD群

に特徴的な行動がみ られ た ことを述べてお く。検査者 との関係の中で生 じるもの として

,検

査施行中に勝手に図版 を取 り出 した り

,検

査者の記録用紙 を覗 き込むなど の行動がみ られた。 また検査施行中に注意がそ れて しまい

,図

版 をは じいた り

,検

査 と関係の ないアクセサ リーなどを触 った り

,爪

噛みな ど の身体感覚 に没頭す るような行動 もみ られた。 これ らの検査行動 は

,植

元の思考言語 カテゴリ

ーで は

,INAPPROPRIATE BEIJⅥ ORと

して

チェックされる。 また, コミュニケーシ ョンの ズ レもみ られた。質疑段 階で

,HFPDD群

は検 査課題か ら注意が離れて検査 に関係 ないことを 話 した り

,反

応の知覚理由ではな く反応概念そ の ものの説明をして しまうことがみ られた。 こ れは特殊 ス コアで は

DRに

該 当す る。 また

DR

だけでは捉 え きれない言動が多 く観察 された。 これ らをすべて

DRと

コー ドfヒするよりは, さ らなる検討が必要であろ夕)_ 今後は_り│き続 き疑 合夫調症 との実証的な比 較か ら

HFPDDの

コー しシャ ノハ反応の数量的 デー タお よび

HrrvD独

自の指標を検討中であ る ・付記 本論 文は

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PO法

、マスペ .ェ ルデの会 に お ける発達支援 プコ グラムの基礎研究 の一部 であ り。平成 16年 3電 に中京大学大学院心理 学研究科に提出 した修 士諭 文の一部を筆者が加 筆・修正 した ものである

[本

研究 を進めるにあ た り多大なるお力離え こご指導 をいただいてい る中京大学心理学部′‐、尋華郡雄先生

,中

京大学

(13)

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(SCZI)の

有効性 の予 備 的検 討 ―

.包

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.中

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,鈴

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田裕 之

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,研

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(14)

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機 能 広 汎性 発達 障害 の ロール シ ャ ッハ反応 内容

(1):I図

版 1(│」■1' 12006年 中京大学社 会学部紀要,17,1,

2004):高

機 能広 汎性 発 達 '‐ ハ反応内容 (2):無彩色図 :三 中京大 学社会学紀要,18,

表 2 HFI)1)D姜 1こ ■ i― しシ )・ 'ハ 学会誌 第 10巻 第 1号 2006年二 '〔 ● 11群 の Ror反 応の主 な指標 の度数 Rり 「 H「 PDI)言 = N=29 ヽヘ ヽミ ヽ ヽ ‐ IIミ ヽ ヽ 1,_ヽ X― `L ヽ ヽ l_-1・ 二 I卜 三 二 l Xuれ ‐  ^ヽ ` 0.0013.7913.793.450.000.0055.1713.7934.4827.5941.3872.4172.4172.4137.93]4       82.76〕]
表 3 Holadv et.al.の ガイ ドライ ンの度数 HFPDDtt N=29 大学生群  N=21 χ 2-teSt N % N % COP=0 CDI&gt;3 T=0 M&lt;2 H&lt;2 WsumC&gt;1.5 EA&lt;4 251827 20191416 86.2162.0793.1068.9765.5248.2855.17 124 112741 ::lil  l niili9.52  ‐ 13.14★ ★33.33    n.s.19.05    n.s.4.76    10.

参照

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