東京大学大学院 工学系研究科 創成学専攻 吉村 忍・藤井 秀樹・内田 英明・阿部 和規・田原 智史
路⾯電⾞乗 ⼊ 計画 対す
知的
ー
ン 交通流
ュ ー
十数km四方 MATES 適用範囲
MATES 適用範囲
MATES (
Multi-Agent-based Traffic and Environment Simulator)精緻さ ⼤規模解析を両⽴ た広域ミク シミュ ー
人間を模倣し 知的 ー ン 基 く⾃ ⾞ ⾃家⽤⾞・バス・ クシー ・歩⾏者・路⾯電⾞ をモ 化可能
渋滞を た複雑 交通現象 解析・予測 利用可能
http://adventure.sys.t.u-tokyo.ac.jp 無料 ン ー 可能
・⾃家用⾞
・路⾯電⾞ ・歩⾏者
・バ
MATES
⼊⼒ ー
出⼒結果
道路ネッ ワーク
信号制御・規制情報 ⾞両発⽣ ー
路⾯電⾞・バス 時刻表
MATES
そ 他
・ 画 定性的評価
・各種指標 定量的評価
⼊⼒ ー
現況及び路⾯電⾞乗⼊ 計画案 基 く道路及び軌道構造 情報 交通量調査結果 基 く平⽇・休⽇ 交通量 ⾃ ⾞・歩⾏者 路⾯電⾞及び路線バ 時刻表等 従う発生台数
主要交差点 け 信号現示や交通規制
イバー 運転⾏ 特性や経路選択⾏ 等
出⼒結果
的解析： 画 交通状況 定性的評価
乗⼊ 計画 評価方法
が現況き
岡山駅前電 が計画案き 岡山駅前電
- 現況 計画案 シミュ ーション結果 比較 3. 計画案 評価、現況 比較
- 交通量調査結果 比較 現況 交通状況 再現性確認 2. 現況 再現性確認
1.
⼊⼒ ー 準備
(1)
検討
オ
現況 オ
現状 交通量設定・現状 駅前広場 イアウ 計画案シナ オ
現状 交通量設定・乗 ⼊ 計画 伴う駅前広場 改良 – 計画案1：路⾯電⾞ ーン 新設
– 計画案2：路⾯電⾞ ーン 新設
＋ クシー・送迎 ーン ⼊替え
➡ 乗⼊ 伴う信号制御 変更，別途計画中 道路改良等 考慮
留意点
1.
⼊⼒ ー 準備
(2)
平日
現況 計画案1 計画案2
現況再現 影響評価
検討時間帯
昨年実施 交通量調査結果 ，駅前交差点周辺 い 交通量 ピークを迎え 時間帯 次 通
– 平⽇：8:00~9:00
– 休⽇：15:40~16:40
➡ 検討 時間帯 平日・休日 1時間
2.
現況 再現性確認
(1)
広域領域 詳細領域
交通量調査地点
対象領域
2.
現況 再現性確認
(2)
詳細領域 (平日)
詳細領域 (平日)
広域領域 (平日)
広域領域 (平日)
2.
現況 再現性確認
(3)
交通量
再現性検証 広域領域
詳細領域 シミュ ーション た ⾏う事前 広域 推定 平⽇・休⽇ 交通量調査 ュ ー ョン結果 く⼀致
広域・平⽇
広域・平⽇ 広域・休⽇広域・休⽇
解析結果現況
[台/
ｈ]
解析結果現況
[台/
ｈ]
実測値 [台/ｈ] 実測値 [台/ｈ]
y = 0.90 x R² = 0.94
2.
現況 再現性確認
(4)
経路別交通量
再現性検証 詳細領域
平⽇・休⽇ 大変 良い精度 交通状況を再現 い 広域領域 シミュ ーション結果 利⽤ こ
駅前交差点周辺 限 ，中心市街地全体 交通 整合性を 保
y = 0.97 x R² = 0.99
200 400 600 800 1000 1200
解析結果現況
[台/
ｈ]
y = 0.97 x R² = 1.00
200 400 600 800 1000 1200 1400
解析結果現況
[台/
ｈ]
解析結果現況
[台/
3.
計画案 評価
(1)
ュ ー ョン条件
対象領域 ：詳細領域
交通量 ：現況 再現 得 た交通量を設定
考慮 変 要因：
— 乗⼊ 伴う信号サイク 変更
— 道路改良 道路構造 変更
3.
計画案 評価
(2)
計画案 反映す 道路改良
：道路構造 変更 県庁通 ：市役所筋 〜 柳川筋 ⼀⽅通⾏化市役所筋：下⽯井北交差点南側流⼊部 左折 ーン整備
計画案 反映す 再開発事業
：交通量 追加3.
計画案 評価
(3)
評価地点・評価項目
詳細領域内 主要交差点 各 ーン出口
経路別交通量を計測，交通状況 変化 ⼤ い地点 い 信号サイク 毎 滞留⻑を計測 渋滞 有無を評価
経路別交通量 [台/h]※1
– 交差点 け ，1時間当た 流⼊出 ⽅向別⾞両通過台数 滞留⻑ [m]※2
– 信号 ⾚ ⻘ 変わ 瞬間 当該⽅向 ⾞⾞列 全⻑
※1 1時間×10回 シミュ ーション 最⼤・最小・平均値を表示
3.
現況
比較
(1)
現況 交通量
計画案
交通量 比較
現況 比較 い ，平⽇・休⽇ 大 変化 ⾒ い 休⽇ い 僅 交通量増加 ⾒ 影響 限定的
y = 1.02 x R² = 1.00
0 200 400 600 800 1000 1200 1400 0 200 400 600 800 1000 1200 1400
解析結果 現況 [台/ｈ]
解析結果計画案1
[台/
ｈ]
計画案1・平⽇
計画案1・平⽇
ー ：北→南 下⽯井北：北→南 三好野前：北→南 ー ：南→北
駅前：北→南 下⽯井北：南→北
y = 1.04 x R² = 0.99
0 200 400 600 800 1000 1200 0 200 400 600 800 1000 1200
解析結果 現況 [台/ｈ]
解析結果計画案1
[台/
ｈ]
計画案1・休⽇
計画案1・休⽇
ー ：北→南
下⽯井北：北→南 ー ：南→北
3.
現況
比較
(2)
現況 交通量
計画案
交通量 比較
現況 較 ，平⽇ 変化 ・休日 傾向 変化 ➡ ーン配置 変更 交通 流 変化 こ ➡ 続い ，休日 交通を詳細 検討し影響評価を実施
y = 1.03 x R² = 0.99
200 400 600 800 1000 1200 1400
解析結果計画案2
[台/
ｈ]
ー ：北→南 下⽯井北：北→南 三好野前：北→南 ー ：南→北
駅前：北→南 下⽯井北：南→北
y = 0.93 x R² = 0.94
200 400 600 800 1000 1200
解析結果計画案2
[台/
ｈ] ー ：北→南
下⽯井北：北→南 ー ：南→北
3.
現況
比較
(3)
現況 交通量
計画案
交通量 比較
休⽇ 交通 い 増加・減少傾向 あ 地点 進⾏方向を特定
y = 0.93 x R² = 0.94
0 200 400 600 800 1000 1200 0
200 400 600 800 1000 1200
解析結果 現況 [台/ｈ]
解析結果計画案2
[台/
ｈ]
計画案2・休⽇
計画案2・休⽇ 部分 ，現況 較 交通量 減少傾向
3.
現況
比較
(4)
現況 交通量
計画案
交通量 比較
休⽇ 交通 い 増加・減少傾向 あ 地点 進⾏方向を特定
y = 0.93 x R² = 0.94
200 400 600 800 1000 1200
解析結果計画案2
[台/
ｈ]
部分 ，現況 較 交通量 増加傾向
3.
現況
比較
(5)
休日 滞留⻑ 傾向比較
駅前交差点 い ，計画案1 北側道路 滞留⻑ 増加傾向
➡ 信号現示 70秒 50秒 限定さ こ
➡ 計画案2 ー ー配置変更 こ 影響を回避
せ8.1
109.2
89.じ
ずせ.ず ずず.せ
せ8.す
す1.1 すじ.0 す0.8 し8.せ
ず2.ず
すず.せ
2ず.9 2せ.2 し2.2 2せ.2 2せ.2 2せ.2 すせ.し
80.じ
せ2.し
じす.1
すじ.し す0.1
し8.す じ0.8 じ1.ず
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
現況 案1 案2 現況 案1 案2 現況 案1 案2
北 南 東
滞留⻑
[m
]
3.
現況
比較
(6)
休日 滞留⻑ 傾向比較
三好野前交差点 い ⼤ 影響 ⾒ い
ー 前交差点 い ，計画案2 南側道路 滞留⻑
最大時 僅 増加傾向
➡ ⾃家⽤⾞ ーン進⼊ 影響 可能性
72.2 75.5 80.0 26.3 32.2 44.9 25.0 19.1 19.1 9.5 15.4 15.4 40.0 28.6 43.4 16.0 19.2 23.2 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
滞留⻑
[m
]
ーミナ 前 ーミナ 前
26.3 27.2 35.6 9.5 15.4 21.1 9.5 15.4 15.4 20.7 22.5 24.6
9.4 11.7 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
滞留⻑
[m
]
ま め
広域 ク 交通 ュ ー バー ャ 社会実験を実施
現況、計画案 ， 合計 シナ オ ，平⽇・休⽇ ピーク時間帯 を組 合わ た合計6ケース い 詳細シミュ ーションを実施 現況 再現性確認
中心市街地全体 交通量調査を基 現況 交通状況を⾼精度 再現
計画案 ， 交通状況 評価，現況 比較
交通 影響 懸念さ 主要交差点 ー ー い 経路別交通量，滞留⻑ 評価
– 経路別交通量 い ，計画案1 平⽇・休⽇ 影響 小さい
– 計画案2 休⽇ い 交通 傾向 変化 可能性あ
– 滞留⻑を評価 た結果，計画案 渋滞 発⽣
