底 泥 置 換 覆 砂 工 法 の 開 発
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(2) VII-033. 10. による目視と底泥コアの採取により確認した.底泥コアは 2cm間隔で. 10. 実験前 実験後. スライスし,粒度分布,含水比,pH,酸化還元電位,強熱減量,全炭素, 底泥層(cm). 全有機炭素 TOC,全窒素 TN,全リン TP,全硫黄を分析した. (2) 底質改善結果 本工法の覆砂状況として,ジェットパイプの周囲約 1mの範囲で厚さ 10. 実験前 実験後. 0. 0. -10. -10. -20. -20. 〜30cm の覆砂層がダイバーの目視により確認された.実験前後の中央粒 径 D50 ,TOC,TN,TP の鉛直分布を図-2に示す.底泥コアの位置は 4 本のジェットパイプの中心である.実験前では全層にわたり D50 が 0.02. -30 0.01. 〜0.04mm のシルト質土であったのに対して,実験後ではシルト質土の. -30 0.1. 1. 0. D50(mm). 20. 40. 60. TOC(mgC/gDW). 上に D50 が約 0.2mm の細砂が厚さ約 10cm で覆砂されたことが分かる. 底質変化については,実験前では,全層にわたり TOC が 25〜40mgC/gDW,. 10. 10. 実験前 実験後. 実験前 実験後. TN が 3〜4mgN/gDW,TP が 0.8〜1.5mgP/gDW と有機汚濁化していたの 底泥層(cm). に対して,実験後では,表層 10cm の覆砂層部で TOC が約 10mgC/gDW, TN が 1mgN/gDW 以下,TP が 0.4mgP/gDW と大幅に減少した. 以上より,本工法により汚濁底泥上に砂層が確実に覆砂され,表層の. 0. 0. -10. -10. -20. -20. 有機物含有量が 1/3 以下に低下することが確認された.. 4.覆砂・にごり拡散の水理実験. -30 0. 本工法の覆砂状況とにごりの拡散範囲を調べるために水理実験を実施. 2. 4. -30 6 0. TN(mgN/gDW). 1. 2. 3. TP(mgP/gDW). した.円筒水槽(φ4.6m ×H 3m )内に砂層(厚さ 85cm ,D5096μm ),底 図-2 覆砂実験前後の底質変化. 覆砂厚の分布と濁りの拡散範囲を計測した.実験縮尺は諏 訪湖実証実験の 1/4 相当である.覆砂厚の断面分布を図-3 に示す.覆砂範囲は 20~30cm の範囲で,その厚さはジェ ットパイプの近傍で大きく,距離が離れるつれて減少した. また,ジェット流量の増大に伴い覆砂厚・範囲とも増大す. 現地実験でのダイバーの目視状況と一致する.以上より, 本工法によって発生するにごりの範囲は湖底の極近傍層に. 鉛直位置(cm). ほとんどにごりが発生しなかった.この状況は,諏訪湖の. 覆砂層 0 底泥層. -5. -30. ジェット流量:10l/分 -20. -10. 0. 10. 20. 30. 40. 5 覆砂層 0 -5. 底泥層. -10 -40. る.浮遊物質濃度 SS の鉛直分布を図-4に示す.高濃度の にごりは底面近傍の5cm に限定され,それより上層では. 5. -10 -40. 鉛直位置(cm). デルを構築し,ジェット流量は 10,15,20l/分と変化させて,. 鉛直位置(cm). ,水層(1m 水深)の 3 層モ 泥層(厚さ 15cm ,D505μm ). -30. ジェット流量:15l/分 -20. -10. 0. 10. 20. 30. 40. 5 覆砂層 0 -5. 底泥層. -10 -40. -30. ジェット流量:20l/分 -20. -10 0 10 水平距離(cm). 20. 30. 40. 限られることが定量的に示された.また,ジェット流量と 図-3 覆砂状況の断面図. 5.まとめ 現位置での底泥浄化が可能な「底泥置換覆砂工法」の現 地・室内実験を行い,良好な底質改善結果が確認できた. 今後,栄養塩溶出・酸素消費量の低減効果,底生生物・水 生植物の復元効果を検討する予定である.なお,本実験で は国土交通省土木研究所島谷室長,中村研究員から貴重な. 底面からの高さ(cm). 覆砂厚・範囲の関係が求まった. 25. ジェットパイプ からの距離. 20. 75cm 60cm 45cm 30cm 15cm. 15 10 5 0 0. 500 SS(mg/l)1000. 1500. 図-4 にごり拡散分布(ジェット流量 15l/分). アドバイスを頂いた.ここに謝意を表する.. -67-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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