• 検索結果がありません。

PC グラウトの充填性に関する実験的考察

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "PC グラウトの充填性に関する実験的考察"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅴ-536. PC グラウトの充填性に関する実験的考察 関東学院大学 学生員 ㈱ポゾリス物産 正会員. 水上伸介 大内千彦. 関東学院大学 正会員. 出雲淳一. 1. まえがき 従来型のグラウト(以下プレーンと略記する)およびノンブリーディングタイプグラウトの流動性は,JA漏斗試験または,J14 漏斗試験で得られる流下時間で評価されている.しかし,これらの試験で得られる流下時間はグラウト注入の 指標となるが,充填性評価としてはその性質を異にするものと思われる.本報告では,PCグラウト材の充填性 を目視で確認・評価することができる試験装置を提案した.さらに,この装置を用いてノンブリーディングタイプお よび比表面積が公称 10000cm2 /g以上の高炉スラグ微粉末を用いたPCグラウトの充填性評価試験結果について報 告する. 2.充填性試験 2-1.充填性試験装置 グラウトの充填性を評価するために塩化ビニールホース管を図-1 に示すような 配置にして試験装置を製作した. 2-2.充填試験方法 充填試験装置の左吐出口からグラウトが連続的に吐出されるまで右上の 管注入口から練混ぜた 6 リットルのグラウトを注入する.この時,グラウトが試 験装置の 45 °傾斜部から水平部に至る管内を流動する状態を観察し, 併せて管水平部をグラウトが流動する時の先端部の角度もデジタルカメラによ り撮影する.注入後,グラウトの流れが静止し,つり合い 状態にある時の管鉛直部にあるグラウトの高さ hg(cm)を測 定する.その後,水道水を用いて管内を洗浄し,管内 に水を流下させ,水が静止した状態の管鉛直部にある 水の高さ hw(cm)を測定する.グラウトの静止高さと水の静 止高さの差;hg-hw(cm)によりグラウトの水頭差δh(cm) を求 める. 2-3.配合および練混ぜ 試験に用いたグラウトの配合を表-1 に示す.高炉スラグ微 粉末を用いた場合のグラウトの配合には,ブリーディングが発 生しないような配合を採用した. 1). .使用したミキサは回転. 数 1300r.p.m の高速ハンドミキサを使用し,練混ぜ時間は何 れの場合も材料投入後 3 分とした.練混ぜ後 J14 漏斗試 験および充填試験を行い併せて,B 型粘度計により粘度 測定を行った.練上がり温度は 20±2℃であった. 3.実験結果および考察. 図-1 充填試験装置 表-1. 配合 ブレーン値 (cm2/g). W/C R SP (%) (%) (P×%) 38 40 普通ポルトランドセメント 3600 − − 43 (比重 : 3.16) 45 50 38 普通ポルトランドセメント 40 + 3600 43 GF-1700 45 (C×1%) 50 − − 38 普通ポルトランドセメント 40 + 3600 43 GF-1720 45 (C×1%) 50 38 25 40 30 12600 0.5 43 35 (13000) * 45 40 50 50 高炉スラグ微粉末 38 30 40 35 14100 0.5 43 40 (15000) * 45 50 50 60 R:スラグ置換率 SP:ナフタレン系高性能減水剤 GF:NMB 社製ノンブリーディングタイプ混和剤 *公称値. グラウトの流下時間と粘度の関係を図-2に,流下時間と水 頭差の関係を図-3に示す.プレーンおよびノンブリィーディングタイプ キーワード:PCグラウト,高炉スラグ微粉末,ブレーン値,充填験装置 連絡先:〒236‐8501 横浜市金沢区六浦町4834 Tel:045-786-7143 Fax:045-786-7754.

(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅴ-536. グラウトでは,流下時間と粘度および水頭差で,それぞれ相関関係が認められた.しかし,高炉スラグ微粉末を 用いたグラウトの場合,流下時間がすべて10秒以下となり,また,粘度および水頭差もノンブリーディングタイプグラウト よりも相対的に小さい結果となっている.公称比表面積が13000 cm2/g,15000 cm2 /gの高炉スラグ微粉末をP Cグラウトの混和材料として使用する場合,表-1に示す配合とすればグラウトの粘性も増加することなくJ14漏斗試 験による流下時間が10秒程度の流動性が確保できることが理解される. 16. 60. O.P.C.+GF1700. 8. O.P.C.+GF1720. 4. 13000スラグ. 45 水頭差(cm). 粘度(Pa・s). O.P.C. 12. 30 15. 15000スラグ 0. 0 0. 10. 20. 30. J 14 流下時間(sec) 図 -2 流 下 時 間 と 粘 度 の 関 係. 0. 10. 20. 30. J 14 流下時間(sec) 図 -3 流 下 時 間 と 水 頭 差 の 関 係. 充填試験装置の水平部と吐出口近傍の観察結果では,プレーンの場合,吐出口断面に未充填部分が生じた.(写 真-1) しかし,ノンブリィーディングタイプグラウト,および高炉スラグ微粉末を用いたグラウトの場合には、試験装置の吐 出口断面がグラウトで充満された.(写真-2) また,管水平部が充填されるこれらのグラウトの場合,先端部の角 度は,いずれもおよそ 30°以上であった.(写真-3,写真-4). 写真-1 充填されない場合のグラウト例. 写真-2 充填される場合のグラウト例(スラグ使用). 写真-3 グラウト先端部の状況(GF-1720 使用). 写真-4 グラウト先端部の状況(スラグ使用). 4.結論 粘性を有するグラウトの充填性について,今回考案した試験装置を用いて検討を行った.その結果,グラウトの 充填性が目視で確認ができ,定性的ではあるが,管水平部を流動するグラウト先端部の角度がおよそ 30°以上 となるような粘性を有するグラウトであれば,管全体が充填されると判断される.また,今回用いた高炉スラグ 微粉末の配合に関する限り,PC グラウトとしての流動性,充填性ともに満足することが確認された. 謝辞 本研究を実施するに当たり,住金鹿島鉱化(株)より高炉スラグの提供を受けました.西松建設(株)技術研究所より 粘度計をお借り致しました。また,(株)ニューテック 町田 武氏の助力を受けました.ここに深く感謝の意を表します. 参考文献 1) 出雲淳一:PC グラウトの品質改善に関する基礎的研究, 土木学会論文集, No.641/Ⅴ-46, pp133-151, 2000.2..

(3)

参照

関連したドキュメント

道路機能の検討に活用する可能性が十分考えられる が、実例はあまり見られていない。本研究は、VEの

㎜の間げきへの充填が可能な自己充填性ランク1の性能が必要とな る.また,A の部分は逆打コンクリートとなるため,高流動コンク

[r]

法律に基づき都道府県が承認しています。 地域医療 の充実のため、医療機関の適切な役割分担を推進

ニオンである塩化物イオンに対する透過阻止性能が高 まることとなる。 Ca/Si 比による C-S-H の物理的性質の 変化と合わせ考察すると、 Ca/Si

1) Effect of Pavement Structure Type on Fuel Consumption-Phase II, National Research Council Canada, Canada, 2000. 2) Effect of Pavement Structure Type on Fuel

各種要因 各種要因が 要因がコンクリートの コンクリートの比抵抗に与える 比抵抗に与える影響 与える影響に関する 影響に関する実験的 に関する実験的研究 実験的研究 京都大学

  This report discusses the benefits and usability of open-graded joint pavement as determined in an indoor experiment and an experiment to verify