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2. ゴーラクナータの教えゴーラクナータは シッダ シッダーンタ パッダティ ( 覚醒したヨーギたちの伝統 ) という著書の中で 6 つの重要な教えを説いています 1. 宇宙的身体 ( 大宇宙 ) と個人の身体 ( 小宇宙 ) は シヴァという超越した究リアリティ極の実在から シヴァに内在するシャク

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Academic year: 2021

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いのちの学校

2012 年 10 月 27 日(土)

ハタ・ヨーガ

~月と太陽の結合~

講師 抱一

近年世界中に広まり、健康法や美容法、身心のセラピーとしても実践されている身体に関係するヨー ガは、インドではハタ・ヨーガと呼ばれています。「ハ」は月を、「タ」は太陽を、「ヨーガ」は結合を意味し、 月(ハ)は女性性、心理性、内向性、主観性、休息、副交感神経系を象徴し、太陽(タ)は男性性、肉体性、 外向性、客観性、活動性、交感神経系を象徴しています。ハタ・ヨーガの訓練を通じてこれら二つの側面 が調和(ヨーガ)するとき、肉体は健康になり、心は平穏になり、人間のより深く高度な性質を体験しま す。今回の講座では、ハタ・ヨーガの体系の全体像と歴史、その体系の創設者たちの思想を紹介します。

1. ハタ・ヨーガの誕生

インド・ビハール州のムンゲルという町にあるヨーガセンター、ビハール・スクール・オブ・ヨーガの創設 者スワミ・サッティヤーナンダ師(1923~2009)の解説によれば、ハタ・ヨーガと呼ばれる修行法が体系 化されてインドで確立された時期は、仏教がヒーナヤーナ(小乗仏教)、マハーヤーナ(大乗仏教)を経 てヴァジュラヤーナ(金剛乗仏教またはタントラ密教)へと変貌した後の仏教退廃期(12 世紀ごろ)に、マ ッチェンドラナータやゴーラクナータたちが、複雑なタントラ体系に含まれている技法を選別し、新たな ハタ・ヨーガという体系を再編成しました。その技法は、人間の生活の基盤である身体に重点を置いた 修行方法であり、肉体や生命エネルギー(プラーナ)の浄化、活性化、調和を通じて生じる、人間に内在 する高度な性質の覚醒を目的としていました。 ハタ・ヨーガの伝説 ヨーガの神シヴァが、海岸で妃パールヴァティに「ハタ・ヨーガ」の教えを説い ていたとき、海の中の大きな魚がその教えを全て聴聞し、理解しました。そして その魚の腹から人間マッチェンドラナータが誕生しました。マッチェンドラナータ という名前は、マツヤ(魚)・インドラ(神)・ナータ(導師)に由来しています。 マッチェンドラナータがインドを放浪していたとき、ある村で子供がいなくて 悲嘆にくれている女性と会いました。マッチェンドラナータは彼女に神聖な灰を 与え、この灰を食べると子供が授かると教えました。しかしその女性は灰を食 べずに牛の糞の山に灰を捨ててしまいました。12 年後に再びマッチェンドラナ ータがその村を通りかかり、かつての女性を呼び出しました。彼女が灰を捨ててしまったことを告白す ると、マッチェンドラナータはその場所に連れて行くよう彼女に命じました。灰を捨てた牛の糞の山の前 に行くと、マッチェンドラナータは「ゴーラクナータ」という名前を呼びました。すると即座に 12 歳の輝く 少年が牛の糞の山から現れ出ました。ゴーラクナータはマッチェンドラナータの真摯な弟子となり、後に ハタ・ヨーガの教団「ナータ教団」の開祖になりました。ナータ教団のヨーギたちは「カンパタ・ヨーギ」 と呼ばれ、それは「カンパタ」は耳を裂 さ く者を意味していて、この教団のヨーギたちは皆耳を裂いて、そ こに大きな耳輪を嵌 は めていることに由来しています。

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2. ゴーラクナータの教え

ゴーラクナータは、シッダ・シッダーンタ・パッダティ(覚醒したヨーギたちの 伝統)という著書の中で、6 つの重要な教えを説いています。 1. 宇宙的身体(大宇宙)と個人の身体(小宇宙)は、シヴァという超越した究 極の実在 リアリティ から、シヴァに内在するシャクティという表現する力を通じて展開す る。 2. 身体組織内に存在する 9 つのチャクラ(ムーラダーラ、スワーディシュタ ーナ、マニプーラ、スーリヤ、マナス、アナーハタ、ヴィシュッディ、アーギャ、ビン ドゥー、サハスラーラ)、16 の支えアーダーラ(手の親指、足首、膝、太腿、陰茎・ 陰核の包皮、生殖器、臍、心臓、首、喉、口蓋、鼻、眉間、額、頭、頭頂)、5 つの精妙な空間ヴィヨーマ(グ ナ・ラヒタ・アーカーシャ、パラマ・アーカーシャ、マハー・アーカーシャ、タットワ・アーカーシャ、スーリヤ・ア ーカーシャ)への集中により、肉体は霊化(カーヤ・シッディ)される。 3. 宇宙的身体(大宇宙)に存在するものは全て、個人の身体(小宇宙)内部に存在するという真の内 的洞察。 4. 肉体はシヴァの至高の霊的力シャクティによって、制御、維持、統合されている。 5. 個人の身体と宇宙的身体の完全な結合(サマラサカラナ)を通じて、物質と精神、有限と無限、個 人と絶対の間の相違は消滅する。 6. サマラサカラナの実現により、絶対の真理を直接体験し、あらゆる状況の下で、あらゆる束縛から 解放されて生きることが可能になり、アヴァドゥータ(現象世界から解放された)・ヨーギになり、彼はナ ータ(導師)と呼ばれる。

3. ハタ・ヨーガ聖典の教え

身体論

シヴァ・サムヒターより 「この肉体の中にメール山(脊柱)があって、7 つの島(大陸)に囲まれている。そこには河があり、海があ り、山があり、田地があり、領主がいる。」2-1 「そこにはリシ(聖仙)たちやムニ(賢人)たちが住み、全ての星、惑星も存在する。そこには巡礼の聖地、 神殿があり、神殿の主宰神たちもいる。」2-2 「その中に、世界の創造と破壊の原因である太陽と月もまた運行している。そこには五大要素、虚空、 空気、火、水、土もまた存在する。」2-3 「3 つの世界(地上界、中空界、天界)に存在するもの全ては、この肉体内に見出される。メール山を巡 めぐ っ て、全てがそれぞれの活動を行っている。」2-4 「これら全てを知るものは、疑いもなくヨーギ(ヨーガの達人)である。」2-5

7 つの身体訓練方法

ゲーランダ・サムヒターより 「ヨーガの最高の導師(ゲーランダ)よ! 私(カーパーリ)は真理の知識へと導く、身体に関する訓練 を学ぶことを切望しています。」1-2 「水の中に放り投げた焼いていない土の 器 うつわ のように、身体は速 すみ やかに朽ちてしまう。身体の強化と浄 化のために、ヨーガの火で身体を十分に焼きなさい。」1-8 「身体のこの訓練には 7 つの方法がある。それらは浄化法、強壮法、不動法、静寂法、軽快法、自己覚醒 法、独存法である。」1-9

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「1. 浄化は 6 つの実践(シャト・カルマ)の規則的訓練により獲得され、2. 強壮は体位法(アーサナ)によ り、3. 不動性は印 いん 契 げい 法(ムドラー)により、4. 静寂は制感法(プラティヤーハーラ)により、5. 軽快は調 息法(プラーナーヤーマ)により、6. 自己覚醒は瞑想法(ディヤーナ)により、7. 独存(解脱)は三昧法 (サマーデイ)により獲得される。」1-10、11 1. 6 つの浄化法(シャト・カルマ) シャトカルマの目的は、イダー(月)とピンガラー(太陽)の二つの主要なプラーナの流れに調和を生 み出ことであり、それにより肉体と心理の浄化と均衡を達成します。 シャトカルマはまた、身体内の三つのドーシャつまり体液、カパ(粘液)、ピッタ(胆汁)、ヴァータ(風)に 均衡をもたらします。アーユルヴェーダとハタ・ヨーガによれば、体液の不均衡が病気を引き起こします。 これらの実践はまた、プラーナーヤーマやその他の高度な実践の前に身体の毒素を浄化させ、高度な 意識への段階に沿った、安全で有益な進歩を確実にするために実践されます。 6 つの浄化法とは、

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ネーティ 鼻腔の通路を洗い清め浄化する方法。この方法には、ジ ャラ(水)・ネーティとスートラ(紐)・ネーティが含まれます。

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ダウティ 浄化技法の種類で、三つの主要なグループに分割され ます。それらはアンタル・ダウティつまり内部の浄化、シルシャ・ダウテ ィつまり頭部の浄化(伝統的にダンタ・ダウティと呼ばれる)、そしてフ リド・ダウティつまり胸部の浄化です。内部の浄化技法は、口から肛門までの消化管全体を浄化します。 それらは四つの実践法に分割されます。

a.

シャンカプラクシャーラナー(ヴァリサーラ・ダウティ)とラグー・シャンカプラクシャーラナー、腸 の浄化。

b.

アグニシャール・クリヤー(ヴァフニシャーラ・ダウティ)、消化の火の活性化。

c

クンジャル・クリヤー(ヴァマン・ダウティ)、水を使った胃の浄化。

d.

ヴァトサーラ・ダウティ、空気を使った腸の浄化。

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ナウリ 腹部器官のマッサージと強化の方法。

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バスティ 大腸の洗浄と調整の技法。

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カパールバーティ 頭脳の前部を浄化する呼吸技法。

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トラータカ 集中力を発展させる、一点または一つの対象物への凝視技法。 2. 体位法(アーサナ)ゲーランダ・サムヒターより 「シヴァ神によって説かれたアーサナの数は 840 万種類である。その数はこの宇宙に住む生きものの種 類の数に等しい。」2-1 「それらの中で 84 のアーサナが優れている。84 のアーサナの中で、この世界の人間にとって 32 のア ーサナが有益である。」2-2 アーサナ(ヨーガ・ポーズ)は、自律神経系を調和させ、3 つの体 液を均衡させ、エネルギーの回路網(ナーディー)と心 霊 サイキック センター (チャクラ)を浄化、活性化させる特別な体位です。ハタ・ヨーガは、 プラーナ(エネルギー)の流れの再編(再構築)によって、身体の浄 化と制御を実現するプロセスです。ハタ・ヨーギたちは、アーサナ

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を通じた身体の制御の発展により、心も制御されることを発見しました。アーサナの実践により、身体の 安定性は発展し、健康になり、プラーナは自由に流れて身体は柔軟になります。多くのアーサナは動物 の形を真似ていて、様々な動物たちの多様な能力と、自然環境への多大な適応能力を目覚ますという 意図も含まれています。 ゲーランダ・サムヒターが説く 32 のアーサナ 1. シッダ(達人) 2. パドマ(蓮華) 3. バドラ(優雅) 4. ムクタ(解脱) 5. ヴァジラ(金剛) 6. スワ スティカ(吉祥) 7. シムハ(ライオン) 8. ゴームカ(牛の顔) 9. ヴィーラ(英雄) 10. ダヌル(弓) 11. ムリタ(死体) 12. グプタ(秘護) 13. マツヤ(魚) 14. マッチェーンドラ(聖師マッチェーンドラ) 15. ゴーラクシャ(ヨーギ・ゴーラクナータ) 16. パスチモッターナ(背中伸ばし) 17. ウトカタ(不格 好) 18. サンカタ(困難) 19. マユーラ(孔雀) 20. クックタ(鶏) 21. クールマ(亀) 22. ウッター ナ・クールマ(仰臥の亀) 23. マンドゥーカ(蛙) 24. ウッターナ・マンドゥーカ(仰臥の亀) 25. ヴリク シャ(立ち木) 26. ガルダ(鷲) 27. ヴリシャ(牡 お 牛 う し ) 28. シァラバ(バッタ) 29. マカラ(鰐) 30. ウシュトラ(ラクダ) 31. ブジャンガ(コブラ) 32. ヨーガ(結合) 3. 印 いん 契 げい 法(ムドラー)と封印法(バンダ) 伝統的にバンダ技法はムドラー技法の部分として分類されていて、ハタ・ヨーガの聖典の中でも一緒 に扱われています。バンダは「保つ」「堅く締める」「封鎖する」ことを意味し、ムドラーは心霊的、感情的、 信仰的、象徴的「しぐさ」「姿勢」を意味しています。 バンダは、身体の特定の領域を収縮させ、その場所に関連する筋肉、器 官、分泌腺、神経組織を刺激し適切な影響を与えます。また特定の領域 のチャクラやプラーナを活性化し、その流れを高度な意識(霊性エネル ギー)の通路スシュムナー(脊柱内部)に向けます。 a. ジャーランダラ・バンダ 頸動脈や甲状腺を刺激し、心臓鼓動や呼吸 の速度をゆっくりとさせ、心を静穏にする。 b. ウッディーヤーナ・バンダ 腹部と横隔膜を刺激し、消化作用、内臓、太陽神経層を活性化させる。 c. ムーラ・バンダ 会陰部領域を刺激し、骨盤神経、生殖器、排泄組織を活性化する。 d. マハー・バンダ 3 つのバンダを一緒に行い、それぞれの全ての効果を与え、腹部領域の活力サマ ーナと胸部領域のプラーナ、下腹部領域のアパーナを融合させてスシュムナーを目覚ます。 ムドラーは、肉体と活力と心を結びつける姿勢で、その結合を高度な意識領域へと導きます。ムドラー には、手のムドラー、顔のムドラー、身体のムドラーなど多々あり、それぞれ特定のプラーナやチャクラ を活性化させて、スシュムナーやクンダリニーを目覚めさせます。 a. ギャーナ・ムドラー 親指と人差し指を結び、肉体、活力、心を統合する。 b. シャームバヴィー・ムドラー 両目を眉間に集中し、高度な意識を目覚め させる。 c. プラーナ・ムドラー 両手を上半身の下部から上部へと移動させ、頭上 で左右に開く動きで、プラーナ、スシュムナー、チャクラを活性化し、プラー ナを上昇させる。 4.制感法(プラティヤーハーラ)ゲーランダ・サムヒターより 「では、私(ゲーランダ師)は最高のプラティヤーハーラ・ヨーガを説こう。その知識により、肉欲その他

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の全ての欲望が破壊される。」4-1 「心が様々な外の対象に向かってさ迷い出るときにはいつも、その心を内にむけて制御せよ。」4-2 プラティヤーハーラは、感覚器官が外界の対象物から刺激を受け、心がその 感覚刺激に引き付けられて外に向かって活動するのを制御し、心を内部に向 ける方法です。それにより心の活動は静穏になり、心の内部のより高度で精妙 な性質への集中が可能になります。 プラティヤーハーラの技法は、目を閉じて呼吸の自然な流れを目撃する方法、 神聖な音マントラを心の中で唱えてその音に集中する方法、身体の内側から 聞こえる精妙な音(アナーハタ音)に集中する方法、目を閉じて座り、身体の 内部に広がる静寂を体験する方法などいろいろあり、全ての瞑想法の最初の ステージはプラティヤーハーラから始まります。 5.調息法(プラーナーヤーマ)ハタ・ヨーガ・プラディーピカーより 「このようにアーサナを確立し、(身体を)制御し、調和のとれた食事を取り、プラーナーヤーマは聖師 グ ル の指導の下で実践すべきである。」2-1 「プラーナが動くとき、チッタ(心)も動く。プラーナに動きがないとき、チッタにも動きはない。これ(プ ラーナの不動)によりヨーギは不動な心を実現する、このようにヴァーユ(プラーナ)を制御すべきであ る。」2-2 「ナーディーに不純物が充満するとき、プラーナは中央の回路(スシュムナー)を通過しない。では、どう すればウンマニー(三昧)状態が生じ、どうすればヨーガの目的を達成できるだろうか?」2-4 「不純物で充満した全てのナーディーやチャクラが浄化されるとき、ヨーギはプラーナを保持できる。」 2-5 プラーナという言葉は、二つの音節「プラ」と「ナ」の組み合わせで、恒常的な動きの内部の力を意 味しています。プラーナが生命力であるのに対し、プラーナーヤーマとは内的なプラーナの蓄積が増 大するプロセスです。「プラーナーヤーマ」という言葉は「プラーナ」と「アーヤーマ」という言葉で構 成され、「プラーナの能力や範囲の拡大」を意味しています。 プラーナーヤーマには 4 つの側面があり、それらは 1. 吸息(プーラカ)、2. 呼息(レーチャカ)、3. 吸 息後の保息(アンタル・クムバカ)、4. 呼息後の保息(バヒル・クムバカ)です。 プラーナーヤーマ技法(代表的プラーナーヤーマ) ナーディーショーダナ 右手の親指と薬指で左右の鼻腔を交互に閉じながら、 左鼻腔(イダー・月)から吸息し、右鼻腔(ピンガラー・太陽)から呼息、次に右 鼻腔から吸息し、左鼻腔から呼息する。この交互呼吸を繰り返す。この方法に、 最初は吸息後の呼吸の保持を加え、更に呼息後の呼吸の保持を加える。こ のプラーナーヤーマは、ナーディーを浄化し、イダー(心理エネルギー)とピ ンガラー(肉体エネルギー)を調和させ、より高度な意識を目覚めさせる脊 柱の中心を流れるスシュムナー・ナーディーを活性化させます。 ウッジャーイー 喉を通過する息の流れに集中し、喉を軽く収縮させて寝息のような「スー」という音 を発生させ、その音と息の流れに心を集中させる。このプラーナーヤーマは、心をリラックスさせる と同時に、息の流れを用いて行う多くの瞑想技法に使用される。 ブラーマリー 人差し指、または 掌 てのひら で両耳を塞 ふさ ぎ、目を閉じて呼息時にハミング音を出して頭の内部

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に響かせる。このプラーナーヤーマは、心に静寂をもたらし、身体の内部から聞こえてくる精妙な音 の瞑想(ナーダ・ヨーガ)へと導く。 6.瞑想法(ディヤーナ)ゲーランダ・サムヒターより 「瞑想には、粗大、光明、精妙の 3 種類の瞑想法がある。聖師 グ ル や神々の特定の姿への集中は粗大な瞑想 である。ブラフマン(絶対の意識)やプラクリティ(絶対のエネルギー)を光の輝きとして集中するとき、 それは光明の瞑想と呼ばれる。ブラフマンをビンドゥ(絶対と相対の境界地点)とクンダリニー(根源エ ネルギー)の力として集中するとき、それは精妙な瞑想と呼ばれる。」6-1 7. 三昧法(サマーデイ) ゲーランダ・サムヒターより 「心を身体から分離させ、至高の自己(パラマートマン)と結合させよ。これが三昧(サマーデイ)または 全ての意識状態からの解放(ムクティ)と呼ばれる。」7-3 「私はブラフマン(絶対の意識、意識、至福)である。私は外の何ものでもない、ブラフマンは疑いもなく 私だ、私は悲しみには関係しない、私は存在、知識、至福であり、いつも自由な一つの実在だ。」7-4

まとめ

ハタ・ヨーガの開祖ゴーラクナータは、生物の身体の種類は 840 万存在していて、それら全ての中で 人間の身体は最も進化し、最も複雑で、最も組織化され、最も調和している、と述べています。また、個 人の身体は、完全な意識(シヴァ)と完全なエネルギー(シャクティ)の縮図であると考え、ハタ・ヨーガの 行法を通じて、全宇宙を個人の身体の内部に発見し、全宇宙と個人を一体化させることができたとき、 その実現によって、人間はあらゆる束縛と悲しみから解放されると述べています。

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