冬期施工における土留工の変状とその対策について 北海道電力㈱
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(2) 土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅵ‑792. 緊急対策工として、押え盛土を行った後、盛土上に枠組足場. ・土圧、凍上荷重の仮定. を設置し、周囲をビニルシートで囲い、内部においてジェット ヒーターを設置、運転した(採暖養生)。養生期間中は、荷重・ 変位ともに減尐傾向を示した。 3.. No. Yes. 逆解析(現状解析) 側圧条件の設定. ① 凍上前の施工ステップ(3段目掘削完了時) ■土圧条件の設定 ② 凍上後の施工ステップ(3段目プレロード後) ■凍上荷重の設定. 増打グランドアンカーの設計と施工. 予測解析. 緊急対策工により、一時的に土留壁の変状は緩和されたが、. アンカー補強時の施工ステップ における予測解析を実施し、 補強アンカーの仕様を決定. 計測値(変位・アンカー荷重) と整合性があるか?. 以降の施工の安全を確保するため、長期的な対策としてグラン. 図-4. ドアンカーの増打(以下、増打アンカー)を実施した。図-4. 解析フロー 実測値(凍上後:1/25) 解析値(凍上後:1/25) 実測値(3段目掘削完了後:1/8) 解析値(3段目掘削完了後:1/8). に解析フローを示す。 逆解析. 逆解析. (1) 逆解析(現状解析). (EL) 228.0. 10 kN/㎡. 結果(図-5 参照)から、腹起し 2 段目以深は土圧が生じてい. 224.0 0 kN/㎡. った。凍上荷重は、 「凍結による影響期間(1/8~1/25 の 17 日間)」 の土留変位を凍上荷重によるものとみなし、三角形分布で作用 すると仮定のうえ、土圧設定時と同様、腹起し 2 段目アンカー. 2段目アンカー反力(kN) 実測/解析=166/166. 222.0. +. ないものと仮定し、腹起し 2 段目以浅の側圧のみを作用させ、 腹起し 2 段目のアンカー反力の計測結果と解析結果の整合を図. 1段目アンカー反力(kN) 実測/解析=256/305. 226.0. 土圧の設定は、腹起し 3 段目の掘削完了時(凍上前)の計測 25 kN/㎡. 220.0 218.0. 3段目アンカー反力(kN) 実測/解析=169/180. 216.0 60.0 kN/㎡ 凍上荷重. 岩盤ライン:EL215.2 214.0 212.0. 凍結により 三角形分布と仮定 自立していると想定. 図-5. 210.0 -60 -40 -20 0. 20 40. 60 (mm). 逆解析時の計測結果および解析結果. 反力の整合を図った。なお、以降の予測解析では、現状解析の 「凍結による影響期間」の日数(17 日間)および凍上荷重 (60kN/㎡)を基準値として検討を行った。 (2) 予測解析 解析は、採暖養生により凍上荷重が一度除荷されたもの. 表-1 凍上荷重 増分期間 2/1~2/7 ステップ1 7日間 2/8~3/1 ステップ2 21日間 3/2~3/30 ステップ3 28日間. 解析条件. 凍上基準日数・荷重. 0.4 60kN/㎡×0.4=24kN/㎡ (7日間/17日間) 1.25 60kN/㎡×1.25=75kN/㎡ (21日間/17日間) 1.65 60kN/㎡×1.65=99kN/㎡ (28日間/17日間) ※凍上基準荷重は、凍上基準期間の変位増分から設定. 1/8~1/25 17日間 60kN/㎡ ※. とし、以降の施工工程では、経過日数に比例して凍上荷重 が作用するものと仮定した。検討期間は平均気温がマイナスで推移する 2. テップ 3)における荷重増分比率(経過日数/基準期間(17 日間))と凍. 土圧. 変電所側. 月~3 月下旬とした。解析では、腹起し 2 段目増打アンカー施工時(ステ ップ 1) 、1 段目増打アンカー施工時(ステップ 2)および最終掘削時(ス. 凍上による増分荷重 (基準荷重×荷重増分比率). 荷重増分比率. EL227.000. アンカ. 1段 腹起し. 目増打. 腹起. ー. 増打 し2段目. 押え盛土. アンカ. ▽ EL221.5m. ー. 増分荷重 ▽ EL216.5m. 上基準荷重(60kN/㎡)の積により算出した荷重を各ステップ時の増分荷 重として作用させた。表-1 に解析条件、図-6 に最終掘削時の解析モデ ルのイメージ図を示す。. (kN/㎡). 99. 75. 24. EL212.400. ステップ 3 ステップ 2 ステップ 1. (3) 増打アンカーの施工と対策効果. 図-6. EL208.500. 解析モデルイメージ. 施工は、変電所側、事務所側の順で実施した。押え盛土を足場とし、 盛土範囲. 腹起し 2 段目の増打ちを行った後、盛土上に単管足場を設置のうえ、. 単管足場範囲 大型土のう設置箇所. 腹起し 1 段目を施工した(図-7 参照) 。増打アンカーの施工後、変. 増打グランドアンカー EL 216.2 m. 位および荷重は減尐傾向を示し、以降、掘削から躯体構築まで土留壁. 4.. 19,147. EL 221.5 m. EL 218.7 m. 13,000 3,360. 優先目的とし、荷重条件や解析モデルはある程度大胆に仮定した。. 21,900. 今回の凍上対策では、工事の早期再開と再開後の工事の安全確保を. 24,960. 13,500. の挙動に異常はなく、安全に施工を完了した。. おわりに. 3,785. 平成 27 年 3 月現在の総合進捗率は 52%であり、平成 28 年 1 月の. 変電所側. 事務所側. 運転開始を無事故・無災害で迎えることを目指して工事を進めていく 所存である。. 図-7. ‑1584‑. 増打グランドアンカーの施工概要.
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