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(1)論 5軸 マ シ ニ ン グ セ ン タ の た め の 新 しいNCコ 張. 勤**関. 啓 明**疋. Development. 津 正 利**神. of New NC Controller. ン トロ ー ラ の 提 案*. 谷 好 承**野. for 5-Axis Control Machining. 村 久 直***. Center. Qin ZHANC3 Hiroaki SEKI, Masatoshi HIKIZU, Yoshitsugu KAMIYA and Hisanao NOMURA. 5-axis control machining centers are widely used for machining complicated shape pieces of work. Because the multi-axis machines such as 5-axis control machining center have not perpendicular coordinates of their driving axes, it is difficult to generate the tool path accurately according to interpolation of line and curve by the conventional NC controller. In this study, the new NC control method for 5-axis control machining center is proposed. In this method, that uses its jacobian matrix, V-F transformer and direct kinematics of 5-axis control machine, pulse series for driving 5-axis control machining center can be generated on real time with software for realizing a desired path of tool. The effectiveness of the proposed method is discussed by simulation as the case of machining a circle by using the new NC controller for 5-axis control machining center. Key words: 5-axis control machining center, NC controller, jacobian matrix, pulse series. 1.は. じ め. に. 曲面 で構成 され る複 雑 な金型 の加 工 には一般 に5軸 以 上 の制 御 軸 数 を持つ マ シニ ングセ ン タが必要 と され る.そ の主 な理 由は,加 工面 のもつ法線 方 向に ツール 姿勢 を保持 す る ことに代 表 され るよ うに,加 工 中に ツール の姿勢 を任 意 の方向 に設 定す るこ とが 求 め られ るた めで あ る.また,曲 面 の加 工 にお い て は, 上述 した ツール の姿勢制 御 に加 え,ワ ー ク形 状 を決定 す る ツー ル先 端の移 動軌跡 とそ の速度 が設 定値 通 りに実現 され な けれ ば な らない.こ うした複 雑 な 曲面 の加 工 に対 して,こ れ ま で は NC言 語 の もつ直 線や 円弧補 間機 能 を用い て,要 求 され る加 工 精度 が満 足 され るまで補 間 点間 を小 さ く与 え るが,も しくは 作業 者 に よるマシニ ン グセ ンタのマ ニアル 操作 に よ り各制 御 軸 の移 動パ ター ンを求 めて いた.こ の ため非 常 な労力 と時 間 を要 してお り,5軸 マシ ニ ングセ ンタ を有 効 に活用 しての複雑 な曲 面加 工 の 自動運 転が求 め られて い る.こ れ よ り本 研 究で は与 え られ た 曲面 を加 工す るた めに必要 と され る5軸 の駆動 法 につ い て検 討 した.5軸 マ シニ ン グセ ン タにお け る駆 動軸 系 は非 直 交. 柱 部 分(不. 動 点)を. ベ ー ス と して 座 標 系 の 設 定 を 行 う.不 動. 点 で あ る 支 柱 部 分 に 基 準 座 標 系 を 与 え た 場 合,べー ン ドル 先 端 と の 位 置 関係 は 同 次 変 換 行 列〓 られ る.こ る.他. こ にZは. ツ ー ル も し く は ス ピ ン ドル の 送 り量 で あ. の 駆 動 軸y,x,θ2,θ1に. 定 す れ ば,ベ. つ い て も 同様 に 座 標 系 を設. ー ス を 基 準 と して,そ. れ ぞれ の 同次変 換行 列. 〓が 定 義 で き る.こ. な 同 次 変 換 行 列TCADで. 表 現 で き る た め,. 〓 式(1)を 用 い れ ば 式(2)が 成 立 す る こ と に な る.. す る移動 量 をその移 動速度 を含 めパル ス列 の形 式 で,リ アル タ イム に得 る方 式 と して開発 した.具 体的 には 多関節型 ロボ ッ ト の制 御 と同様 に,5軸 マ シニ ン グセ ンタにお いて も各駆 動軸 に. 座標 系 を設 定 し,そ の座標 系 を用 いて計算 され るヤ コ ビ行 列 を 用い るこ とと した. 2. 5軸 マ シニ ングセ ンタのた めの 新 しいNCコ ン トロー ラ. 2.15軸 マ シニ ン グセ ン タ にお け る座標 軸 の 設 定 と順運 動 学 図1に 本研 究 で対 象 とす る5軸 マ シニ ングセ ン タ とそ の駆. *原. 稿受付. **正. 会 員. ***金. マ シニ ングセ ンタ の支. 平成13年5月17日. 金沢 大学 工 学部(金 沢 市小 立野2‑40‑20). 沢大 学工 学部. こ で,テ. ー. ブ ル と ス ピ ン ドル 先 端 との 相 対 的 位 置 関 係 は 下 式(1)の よ う. 座標 系 を構成し てい るた め従来 のNC言 語 の もつ直線 や 円弧補 間で は厳 密 に直線や 円弧軌 道 を創 成 して くれ ない.本 研 究 では 上述 の問題 を解 決す る新 しいNC制 御 技 術 を提案 す る.本 研 究 で提案す る新 しいNC制 御 技術 にお いて は これ ま でのNC言 語 を用 いる ことな く,5軸 マ シニ ングセ ンタの 各駆動 軸 が必要 と. 動 軸 系に設 定 した座標 系 を示 す.5軸. ス とス ピ. に よ り与 え. Fig.1. 5-axis control. machining. center. 精 密 工 学 会 誌Vol.67,No.12,20012005.

(2) 張 ・関 ・疋 津 ・神 谷 ・野 村:5軸. マ シ ニ ン グ セ ン タ の た め の 新 し いNCコ. ン トロ ー ラ の 提 案. 〓式(2)は,支 柱 部 分 を べー ス と し,ス ピ ン ドル 先 端 の 同 じ位 置 ・ 姿 勢 を 別 々 の 経 路 で 表 現 した も の で あ る.な お,式(1)で. 定義. したTCADの 中 で ワー ク の も つ 形 状 デ ー タ か ら与 え られ る デ ー タ 部 分 は ワ ー ク の 大 き さ を 決 定 す るPx ,Py,Pzと その 点 に お け る 法 線 方 向 ベ ク トル[R13,R23,R33]Tの み で あ る.7bω. には. ワ ー ク に 与 え る形 状 デ ー タ を 含 ま せ る こ と に な り,マ シ ニ ン グ セ ン タ で は 希 望 とす る ワ ー ク の 形 状 デ ー タ を 与 え て,そ. れ. を 実 現 す る 各 軸 の 送 り量 を 求 め る こ と に な る.そ の た め に は 下 式(3)の 方 程 式 を解 く こ とが 必 要 に な る.. Fig.2. 〓式(3)に 示 さ れ て い る よ うに,テ. New NC controller. for 5-axis. machining. center. ー ブ ル か ら見 た ス ピ ン ドル 先. 端 の 移 動 の 中 でθ1,θ2,x,yに. つ い て は ベ ー ス を基 準 と し. て 設 定 し た も との 座 標 系 が も つ 運 動 方 向 と は 逆 に な っ て く る 。 式(3)が,5軸. マ シ ニ ン グ セ ン タ に お け る,ロ. ボ ッ ト工学 の 中. で 用 い られ る い わ ゆ る 順 運 動 学 ηに 相 当す る も の で あ る. 2.25軸. マ シ ニ ン グ セ ン タ に お け る ヤ コ ビ行 動. テ ー ブ ル か ら見 た ス ピ ン ドル 先 端 の 速 度〓 と5軸 グ セ ン タ の 各 駆 動 軸 速 度4と. は ヤ コ ビ行 列Jvを. マシ ニ ン. 用 いて 式. (4)の よ う な 関 係 を 持つ.. 〓 式(5)で 示 した ヤ コ ビ行 列 は5軸 マ シニ ン グ セ ン タ の も つ 軸 系 の 構 成 に 依 存 す る. 2.3新. しいNCコ. ン トロ ー ラ と そ の 詳 細. 本 研 究 で提 案 す る新 しいNCコ NCコ. ン トロー ラ は,こ. れ まで の. ン トロ ー ラ が 持 た な い 新 た な 機 能 を 付 加 さ せ よ う とす. る も の で あ る た め,NC言 語 を 用 い な い こ と を 前 提 とす る. 一方 ,通 常 のNC装 置 におい て は軸駆動 の ための モー タ駆動 〓こ こ で[Wx,Wy,Wz]Tは. テ ー ブ ル か ら見 た ス ピ ン ドル 姿 勢 の 変. 化 を表 わ す 角 速 度 ベ ク トル で あ る.式(4)で. 用 い た5軸. マシニ. ン グ セ ン タ に お け る ヤ コ ビ行 列 は6行5列. で あ る た め ,そ の. 逆 ヤ コ ビ行 列 の 計 算2)に は 特 異 値 分 解 に 基 づ く擬 似 逆 行 列 の 計 算 を 必 要 とす る.図1で. 示 し た構 造 の5軸. マ シニ ングセ ン. タ に お け るヤ コ ビ行 列 を 具 体 的 に 式(5)に 示 す.〓. は パ ル ス 列 を 用 い て 行 うこ と が 多 い た め,本 研 究 で も各 軸 駆 動 用 の パ ル ス 列 を リア ル タ イ ム に 得 る こ と を 目標 とす る.図 2に 本 研 究 で 提 案 す る,5軸. マ シ ニ ン グセ ン タ にお け る 順 運. 動 学 と ヤ コ ビ行 列 と を 用 い て 構 成 す る 新 しいNCコ ラ を 示 す 。 新 しいNCコ 機 中 で 構 成 す る.同 列 発 生 用 のV‑F変. ン トロー. ン トロー ラ は す べ て ソ フ ト的 に 計 算. 制 御 系 中 に は モ ー タ駆 動 の た め の パ ル ス. 換 器6)を 含 み,V‑F変. 換 器 の 出 力 と して 得 ら. れ るパ ル ス 列 が 各 軸 駆 動 用 の パ ル ス 列 とな る,与 ワ ー ク 形 状 の デ ー タ と5軸. え られ た. マ シニ ングセ ンタの順運動 学 によ. り得 られ る ス ピ ン ドル 先 端 の 位 置 ・姿 勢 を 比 較 し,そ れ ぞ れ の 誤 差 を フ ィ ー ドバ ッ ク す る 。 そ して そ れ ら を 逆 ヤ コ ビ行 列 を 用 い て 各 軸 の 駆 動 速 度 へ 変 換 し,そ れ らの 値 をV‑F変. 換す. る こ とに よ り各 軸 駆 動 用 の パ ル ス 列 を リア ル タ イ ム に得 て い る.と. 同 時 に 再 び5軸. 行 い,そ. マ シ ニ ン グ セ ン タ の順 運 動 学 の 計 算 を. の 結 果 と し て 得 られ る新 た な ス ピン ドル 先 端 の 位 置. と 姿 勢 を ワ ー ク 形 状 デ ー タ と 比 較 し て い る.本 研 究 で 提 案 す る 図2に. 示 すNCコ. ン トロー ラ の 中 で,与. え られ た ワー ク形. 状 の デ ー タ と順 運 動 学 に よ り得 られ る ス ピ ン ドル 先 端 と の 位 置 誤 差〓. に つ い て は そ れ らの 相 対 的 差 と して. 非 常 に 単 純 に か つ 一 意 的 に 求 め られ る が,ス. 2006精. 密 工 学 会 誌Vol.67,No.12,2001. ピ ン ドル 姿 勢 を.

(3) 張 ・関 ・疋 津 ・神 谷 ・野村:5軸. マ シ ニ ン グ セ ン タ の た め の 新 しいNCコ. ン トローラの提案. 修 正す るた めにテ ー ブル座 標 系 の各軸 まわ りに回転 させ る微 小 回転 量〓. は一 意 に. 定ま らず,そ の組 み 合わ せ は無 限に存在 す る.こ れ よ り本 研 究で は,マ シニ ン グセ ンタ の もつ 特異 姿勢 を回避 す る観 点 か らも,ロ ボ ッ ト工学 にお け る可操 作性 の概 念 を用 いて,最 も可 操作 性 を大 き くす る軸 に関 しての微小 回転 を採用 す る も の とす る. R1を テ ーブ ル座 標系 に対 す るス ピン ドル の 目標 姿勢ベ ク ト ル〓. と し,R2を テ ー ブル座 標系 に対 す るス ピ Fig.3. ン ドル姿 勢 の現在 値 ベ ク トル と した とき,テ ー ブル 座標 系 の 各軸 ま わ りの微 小 回転量〓 わすR1,R2と の関係 は近似 的 に. Cutting. path and posture. of spindle. とス ピン ドル 姿勢 を表. 〓の よ うに表 され る,式(6)を 満足 す る〓. の組 み合 わ. せ は無 限 に存在 してい るが,マ シニ ン グセ ンタの もつ 特異 姿 勢 の回避 を考慮 した微小 回転 量 につ いて以 下の よ うな求 め方 を提案 す る.テ ー ブル座 標 系 の各軸 ま わ りの微小 回 転量 〓とマ シニ ングセ ンタの回 転軸θ1,θ2に お け る微 小 回 転 量〓. との間 には式(5)のヤ コビ行 列 よ り. Fig.4. 〓な る関係 が成 立 して い る.こ れ よ り回転 軸θ1,θ2に 関す る 可 操作性 につ い て評 価す る.δz=0と. した 時の 可操作性w1は. 5-axis displacements. つ 形 状 デ ー タ と してNCコ 図3中. ン トロー ラ に与 え る こ と とす る 。. に は デ ー タ と し て 与 え る 形 状 デ ー タ の 代 表 的5ヶ. つ い て そ の 点 の 位 置Px,Py,Pzと あ る 円 弧 中 心 の 方 向〓. を 示 して い る.こ れ よ り. ス ピ ン ドル が 常 に 円 弧 中 心 を 向 き,か. つ ス ピ ン ドル 先 端 が 目. 標 と す る 円 弧 軌 道 を 一 定 速 度 で 描 く よ うに5つ 〓とな り,図1の に お い て は,可. よ うな 座 標 軸 系 を 構 成 す るマ シ ニ ン グセ ン タ 操 作 性 の 観 点 か らδz≠0と. い こ とに な る.他 方,δx=0あ 性w2,w3は. しな け れ ば な ら な. る い はδy=0と. した 時 の 可 操 作. の軸 が制御 さ. れ る。 図2に. 示 すNCコ. 施 した.こ 示 す.円. それ ぞ れ. 所に. そ の点 にお ける法線 方 向で. ン トロ ー ラ を 用 い て,図3の. の 結 果 と して の5つ. 作業 例 を実. の 各 軸 の運 動 の様 子 を 図4に. 弧 軌 道 で あ る た め マ シ ニ ン グセ ン タ に お け るx,y,. z軸 の 移 動 は な く,θ1,θ2軸の. み の 移 動 で所 望 の 円 弧軌 道 を 描. い て く れ る こ とが わ か る.図2のNCコ. ン トロー ラ は ワ ー ク. の 形 状 デ ー タ と加 工 面 の 法 線 方 向 を 時 々刻 々 に 与 え る こ と に よ り ワ ー ク を加工 す る も の で あ り,こ の た め ワー ク の も つ 形 状 デ ー タ 間 の 時 間 を 指 定 す る こ と に よ り各 駆 動 軸 の 送 り速 度 が 制 御 され る こ とに な る.こ 〓と な る.以 上 の 考 察 よ り,θ1軸 る場 合 に はδx=0と 対 に〓. お き,式(6)を. の 回 転 量 に よ り,〓 用 い てδy,δzを,ま. の 場 合 に は δ戸0と お き,同. た反. ア ル タ イ ム に加 工 速 度 を変 化 させ られ る.. 様 に 式(6)を 用 い て. トロー ラの 制 御 性 能 を評 価 す る.ス. B点. ー ブルy軸. 上A点. 業 例 を 実 施 中 の,0〜1秒 ン. ピ ン ドル 先 端 に 球 面 の 一. か ら ス ター ト し,同. に 至 る 半 円 で あ り,円 弧 の 中 間 点Cはz軸. 通 る軌 道 で あ る.こ. ン トロー ラへ ワー ク の形 状 デ ー タ と加 工 面 の 示 すNCコ. ン トロー ラ の. もっ ル ー プ 内 の デ ー タ の 流 れ を 考 察 す る.図5は,'図3の. 算 機 シ ミ ュ レー シ ョ ン に よ る 制 御 性 能 の 評 価. 部 で あ る 円 弧 軌 道 を 描 か せ る こ と を試 み る.図3に 軌 道 は,テ. 図2のNCコ. もつ 法 線 方 向 を 入 力 した と き図2に. 計 算 機 シ ミュ レ ー シ ョ ン に よ り本 研 究 で 提 案 す るNCコ. ン トロ ー ラ に 与 え. る ワ ー ク形 状 デ ー タ の タイ ミン グ を 変 化 させ る こ とに よ り リ. δz,δxを 求 め る こ とに な る. 3.計. の た めNCコ. であ. 示 す 円弧 じ くy軸 上. とx軸 の 間 を. の 円弧 軌道 上 の多 くの点列 を ワー クの も. 間 に お け るV‑F変. 各 軸 駆 動 用 の パ ル ス 列 の 様 子 で あ る.θ1とθ2軸 パ ル ス 出 力 が み られ るが,x,z軸. 作. 換器 の 出力 であ る には 多 くの. に は パ ル ス 出 力 は な い.. y軸 に パ ル ス 出 力 が 見 られ る が 正 転 パ ル ス と逆 転 パ ル ス が 相 殺 す る た め結 果 的 に はy軸. の 移 動 は な い.図6は,目. て 円 弧 軌 道 を 与 え た と きの0〜1秒 の 位 置 誤 差〓. 標値 と し. 間 に お け る ス ピ ン ドル 先 端. と式(6)を 用 い て 計 算 し た ス ピ ン. 精 密 工 学 会 誌Vol.67,No.72,20012007.

(4) 張 ・関 ・疋 津 ・神 谷 ・野 村:5軸. Fig.5. マ シ ニ ング セ ン9の. Pulse series of 5-axis. machining. た め の 新 し いNCコ. ン トロ ー ラ の 提 案. center. Fig.9. Fig.7. Velocity. of 5-axis. Fig.8. Robustness. machining. center. of the new NC controller. Real time control. of the new NC controller. 順 運 動 学 中 の ツー ル 長 に 対 応 す るパ ラ メ ー タ の み を 変 更 す る だ け で 図2に Fig.6. Relative. errors between. 図8に. the table and spindle. 示 すNCコ. ピ ン ドル 長 が100mmだ. た に も か か わ らず 図3に. ドル 姿 勢 の誤 差δx,δy,δzを 示 す .こ の 区間で は可操作 性 の評 価 よ りδy=0と 与 えて姿 勢誤 差 をδzとδxを 用い て表 現. に 対 応 す るパ ラ メ ー タ を 変 化 させ る 必 要 は な く,ツ ー ル 長 の 変 化 に 対 し て 図2に. を用 い て計算 して得 た各駆 動 軸 にお け る回転及 び並進 速度 で. る こ とが 確 認 で き た.. 察. 式 で あ る た め,加 とで あ り,図2に. 示 すNCコ. ン トロ ー ラ の 中 で ツ ー ル 長 の 変. 更 は 最 も 起 こ りや す い パ ラ メー タ変 化 で あ る.ヤ は 基 準 と な る パ ラ メ ー タ を 用 い,5軸. 密 工 学 会 誌Vol.67,No. ン トロー ラは ロバ ス ト5)で あ. 示 す 新 しいNCコ. ン トロー ラ は,. ワ ー ク 形 状 デ ー タ と加 工 面 の 法 線 方 向 を 時 々 刻 々 に 与 え る方. 5軸 マ シ ニ ン グ セ ン タ の 使 用 中 は ツ ー ル の 変 更 は 当 然 の こ. 2008精. 示 すNCコ. 本 研 究 で 提 案 す る 図2に 4.考. け短 くなっ. 示 す 加 工 を 可 能 に し て くれ る こ とを. 示 す シ ミ ュ レー シ ョ ン結 果 で あ る 。 ヤ コ ビ行 列 中 の ツ ー ル 長. して い る.ま た 図7は 上 述 の位 置 と姿勢 の誤 差 を擬 似逆行 列 あ る。. ン トロー ラ は 動 作 可 能 で あ る こ とを. 示 す.図8は,ス. コ ビ行 列 に. マ シニ ングセ ン タの. .12,2001. ま で のNCコ. 工 速 度 を リア ル タ イ ム に 変 更 で き る.こ れ. ン トロー ラ は 各 軸 駆 動 用 の パ ル ス 列 を オ フ ラ イ. ン で あ ら か じ め 作 成 して お く こ と が 必 要 な た め,加 リ ア ル タ イ ム に 変 更 す る こ と は 困 難 で あ っ た.こ. 工速度 を. れ に 対 して. 実 際 の 作 業 中 で は加 工 速 度 を リア ル タ イ ム に 変 更 して び び り.

(5) 張 ・関 ・疋 津 ・神 谷 ・野 村:5軸. 振 動 の 発 生 を 回 避 し た い と い う要 求 も あ る.図2に コ ン トロ ー ラ を 用 い て リア ル タ イ ム に100秒 半 分 に した シ ミ ュ レー シ ョ ン 結 果 を 図9に NCコ. 示 すNC. ル エ ン ドミル 等 の ツ ー ル を用 い た 場 合 に は5軸. け れ ば 解 決 で き る もの と思 わ れ る.な. 参 考 文 献 5.結. 言 1)稲. 研 究 を 通 して 得 られ た 結 論. 2)吉 3)竹. を ま とめ 以 下 に 述 べ る.. ン ト. 4)竹. 5)C.. コ ン トロー ラ は ツ ー ル の長 さ変 化 に 対 して順 運 動 学. 示 す よ うな 構 造 の5軸. を扱 っ て き た が,ほ. か の 構 造 の5軸. マ シ ニ ン グセ ン タ. マ シ ニ ン グセ ン タ に お. い て も全 く 同 様 に 当 て は め て 考 え る こ とが で き る.ま. 辺 隆 弘:5軸. 内 芳 美,田. 中文 基. ロナ 社(1988). 制 御 マ シ ニ ン グ セ ン タ 用 ポ ス トプ ロセ. 密 工 学 会 誌,58,9(1992)1586. 内 芳 美,和. 田一 啓,久. C. Cheah, Robotic. 木 達 也,横. S. Kawamura. Manipulator. 6)張勤,神. with. 山信 人:5軸. 制 御 マ シ ニ ン グセ. 7)鈴. 木 裕,黒. and. 谷 好 承,関. 田 豊,坂. シ ス テ ム の 開 発,一. 啓 明,疋. ー ブル ・. 密 工 学 会 誌,60,1(1994)75 S. Arimoto. an Uncertain. 16, 2(1999). バ ッ ク と の 融 合,精. ン トロー ラ は加 工 速 度 お. よ び 加 工 物 形 状 の リ ア ル タ イ ム 制 御 も 可 能 で あ る. 本 研 究 で は 図1に. ボ ッ ト制 御 基 礎 論,コ. 内 芳 美,渡. Robotic Systems,. ン トロー ラ は 本 来 リア ル タ イ ム制 御 が 困 難 で あ. る が,本 研 究 で 提 案 す るNCコ. 川 恒 夫:ロ. 村 延 広,竹. 賢 堂(1999). ス ピ ン ドル チ ル ト型 の 場 合一,精. の み の 変 更 で 対 応 可 能 で あ る こ と を 示 した. (3)NCコ. 本 重 彦,杉. ン タ 用 ポ ス トプ ロセ ッ サ の 研 究 一 ス ピ ン ドル チ ル ト型,テ. ロー ラ を構 築 した.そ し て 曲面 加 工 作 業 例 に よ り本 コ ン トロー ラ の 性 能 を 詳 細 に評 価 し た.. 波 建 史,坂. サ の 研 究,精. マ シニ ン グセ ンタ軸 系 に座標 系 を設 定す る こ とに. よ っ て5軸 マ シ ニ ン グ セ ン タ の た め の新 しいNCコ. 崎 一 郎,岸. :工 作 機 械 の 形 状 創 成 理 論,養. 語 を用 い な い,こ れ ま で に な い 新 しいNC. コ ン トロー ラの 提 案 を行 っ た.本. (2)本. 研 究の一 部 は. し上 げ ま す.. タ イ ム に 対 応 で き る.. (1)5軸. お,本. マ ザ ッ ク 財 団 の助 成 に よ っ て 行 わ れ た こ と を 付 記 し感 謝 申. か. な る 加 工 速 度 あ る い は い か な る ワー ク 形 状 の 変 化 に も リア ル. 本 研 究 で はNC言. ー. マ シニ ン グ. セ ン タ で あ っ て も ワー ク 形 状 デ ー タ に 逆 オ フ セ ッ ト7)を 設. 示す. ン トロー ラ に お い て は 目標 値 で あ る ワー ク 形 状 デ ー タ. を制 御 系 に 送 り 出 す 時 間 間 隔 を 自 由 に 設 定 可 能 な た め,い. ントローラの提案. 際 の 加 工 に は 工 具 の持 つ オ フ セ ッ トの 問題 が あ る が,ボ. 後 の加工 速度 を 示 す.図2に. マ シ ニ ン グ セ ン タ の た め の 新 し いNCコ. : Feedback. Jacobian. Control for. Matrix,. Journal of. 119 津 正 利:NC制. 御 とセ ン サ フ ィー ド. 密 工 学 会 誌,65,4(1999)559 本 正 史,元. 村 直行:金. 型実 時間加 工用 数値制御. 逆 オ フ セ ッ ト法 に 基 づ くCAMの. 実時 間処理化. 一 ,精 密 工 学 会 誌,57,3(1991)75. た実. 精 密 工学会 誌Vol.67,No.12,20012009.

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