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Academic year: 2021

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最優秀賞受賞研究 インスタレーション部門 新しい SA先を探そう : 新興国SA

著者 池田 隼人, 久保谷 雄真, 斉藤 拓, 高橋 裕大, 本 多 翔悟, 梅野 紗衣, 大西 優輝, 小林 稜, 笹本  康貴, 鈴木 智香, 中川 卓彌

出版者 法政大学国際文化学部

雑誌名 異文化

巻 15

ページ 171‑173

発行年 2014‑04

URL http://hdl.handle.net/10114/9354

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171 我々輿石ゼミは、国際文化学部の SA に対して、費用が高額(長期 SA9 大学の平均費用:約 124 万円)、生徒の SA に対する目的意識が バラバラ、自分自身で授業カリキュラムを組む/選択することが出来 ない、SA が観光と同等化している、などの問題点を挙げ、そこから 2つの問題意識を持った。

1つは、SA 先が大国に偏りすぎているという点である。行き先の 多くは先進国であり、SA の根本的意義は異文化体験であるにも関わ らず、日本とさほど生活環境に変わりのない暮らしを満喫することが 出来る。それゆえに、観光気分で SA に参加しほとんど何も得ずに帰っ てくる学生が少なくないという事態を招いているのではないだろうか と考える。

もう1つは、多くの SA 先において語学偏重のプログラムが組まれ ているという点である。これでは言語「を」学ぶだけで終わってしま い、言語「で」何かを学ぶところには行き着かない。語学はツールで あり、それを学ぶだけでは異文化理解はままならないのではないだろ うか。やはり海外に行って半年近くそこに住むならば、その地でしか 学べないことを何かしら得て帰るべきではないか。

そこで、我々はこの SA に新しい価値を付け加えるべく、2本の柱 を用意した。それは、「新興国」と「語学+α」である。そして、こ の2つを達成するために、フィリピンとインドの2か国を提案するこ

インスタレーション部門

国際文化学部 輿石ゼミ

池田隼人・久保谷雄真・斉藤拓・高橋裕大・本多翔悟・梅野紗衣・

大西優輝・小林稜・笹本康貴・鈴木智香・中川卓彌

新しい SA 先を探そう─新興国 SA ─

Hosei University Repository

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最優秀賞受賞研究

ととした。この2つの国を SA 先にすれば、日本における暮らしとは 大きくかけ離れた「非日常的」な世界に身を置くことが出来、そこで 真の異文化体験を行うことが出来る。また、費用も安く済む(いずれ の SA 先も約4か月の滞在で 100 万円以内に収まる)ため、SA 参加 に対する経済的な負担を軽減することも出来るのである。

フィリピンの「語学+α」はインターンシップとそれを支えるマン ツーマン語学指導である。上質なマンツーマンとグループレッスンに よる英語指導を組み合わせることで、より短期間でレベルの高いコ ミュニケーション能力を培うことが出来、またそれを用いてビジネス の世界に飛び込むことで、新興国の成長を肌で感じながらその地で働 く経験を積むことが出来る。また、インドのそれは IT であり、昨今 成長著しい「東のシリコンバレー」と呼ばれる地で、英語を用いて先 を行くインドの IT を学べる可能性を有する。国際文化学部が力を入 れている情報分野と、コミュニケーション能力に優れた国際社会人を 育て上げるのに相応しいプログラムである。いずれの SA においても、

費用は安く、かつこれまでの SA にはない新しい体験をすることが可 能になる。

この2か国の新興国 SA について、2グループに分かれてプレゼン テーションにより提案を行い、その後両チームによるディスカッショ ンが行われた。ディスカッション終了後、オーディエンスによりプレ ゼンテーション及びディスカッションの双方を通じてどちらの SA 先 により興味が沸いたかをジャッジしてもらうことで、勝敗を決した。

また、当日配布したレジュメは SA パンフレットを模したものとし、

新しい SA 先をより現実的に訴求しようと試みた。視覚・聴覚の両側 から新しい提案を行った我々の発表には、当日多くの先生方にお越し いただき好評を博した。

この発表を通して、我々輿石ゼミは学部そして先生方に対し今後の 国際文化学部 SA の形を考えていく上での何らかの提案をすることが Hosei University Repository

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173 出来たのではないかと考えている。まだまだ国際文化学部は設立から そう長い時を経ていない新しい学部である。現状を完成形と考えず、

今後も試行錯誤を重ねていく中で学生がより充実した経験を重ねるこ とが出来る環境が整っていくことを、我々輿石ゼミ一同は切に願って いる。また、輿石ゼミはこれからもそのための 1 つの提案が出来るよ う、常に問題意識を持ち続けていきたいと考える。

Hosei University Repository

参照

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