Title
[記事](研究発表会要旨)紅麹菌の抗酸化作用および四塩化
炭素の肝毒性軽減作用について
Author(s)
中西, 久治; 照屋, 輝一; 小山, 智之; 村山, 尚美; 安仁屋, 洋
子
Citation
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical
resources technologists, 12(1): 26-27
Issue Date
1996-10-20
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/14128
南方資源利用技術研究会誌
5.
紅麹菌の抗酸化作用 および四塩化炭素の肝毒性軽減作用 について (秩) トロピカルテクノセンター ○中西久治 ,照屋輝-琉球大学 ・医 ・生体機能 小山智之 ,村山尚美 ,安仁屋洋子 【目的】
古 くから食品製造に用いられて きた紅麹菌に最近 ,血清 コレステロール低下作用等の生 理活性物質が見出 されている.今回 ,紅麹菌の抗酸化作用の有無 をスクリーニ ングし,さらに抗 酸化作用の認め られた紅麹抽出物についてはラジカル生成 により肝毒性 を示す ことが しられてい る四塩化炭素 (CC14)の毒性 を軽減するかについて検討 したので報告する. 【方法】 試料は米藩 を乾燥粉砕後 .援衝液により抽出 し抗酸化力の測定はDDPHラジカルスカベ ンジャー法により行 った.薬剤毒性軽減作用はSD系雄性 ラッ トを用い,フェノバルビタール(75 mg/kg,i,p,2日間)投与複 ,CC14 (0.8ml/kg,i.p.)を授与 し, 1時間後の肝毒性 を遵抽出物が抑 制するかを検討 した.毒性 は肝臓のグル タチオン (GSH)量 ,ミクロソーム資質過酸化物 (TBA RS)量 ,サイ トゾールグル タチオンS- トランスフェラーゼ (GSTc)活性およびアニ リンハ イ ドロオキシダーゼ (AN)活性 を指標に調べた. 【結果】 用いた43種の紅麹菌の うち10種 にラジカルスカベ ンジャー作用が認め られた.この うち, 紅薄菌 (F-0118)を用いてCC14単独でGSHやGSTc,AN活性は顕著に低下 し.TBARS量は有意 に増加 したが,麹抽出物 をCC14投与前に 2回投与すると,これ らの変化の程度は改善 された. 以上の範果 より,紅麹菌には抗酸化作用があり,ラジカルが原因でおこる薬剤肝毒性 を軽減 さる -26-γol.12Nol1996
ことが示唆 された.